フランス語を独学する方法
言語学習に熱心な仲間に新しい言語の勉強法についてのアドバイスを求められるとき、私の回答はかなり弱々しく且少々上から目線のように思われることもあります。人類の進化によってもたらされる一般的な多様性に基づいて皆それぞれ違います。つまりは勉強の仕方も人それぞれで少しずつ異なるものです。
学習者の皆さん全員に対して間違いなく役立つであろう勉強のコツ。この投稿ではそれに焦点を当てたいと思っています。それをあなた自身のフランス語学習ヒューリスティック(経験則)にどのように取り込むか、それぞれの戦略をどれだけ統合するかは学習者のあなた次第です。
フランス語の独学にぴったりの方策
アルゴリズムとヒューリスティックの違い。それは例えばカレイの煮付けを作るとして祖母からのレシピに正確に従うこと(アルゴリズム)と、レシピの一般的な感覚に忠実に沿って即興で作ることに比較できます。この例えで言えば私はその「祖母」です。以下でフランス語を学ぶ際の「完璧な」レシピを参考にしてください。
フラッシュカード
フランス語のアルファベットや単語を4cm x 6cmのフラッシュカードに全て書き留めていきましょう。それを定期的に復習します。フラッシュカードの表にフランス語、裏に日本語での意味と発音を記しておくのが理想的です。私のおすすめの方法は、日本語側を見ながらフランス語を口に出して書いてみるというのセットにして、ある程度の単語数を復習していく方法です。間違いがあったカードは別にまとめ、デッキの全てのカードを全部マスターするまで何度も何度も教練します。
デッキにカードが増えていくことで、その進歩を物理的な視点から感じ取ることができます。これが気持ちいいんですよ!
毎日の練習が大事ですが、嫌気が差してしまう前に止めましょう。もう少しやりたいなと思うくらいで中断するのが長く続けるコツです。
LingQのプロからのアドバイス
LingQをお使いですか?有難いことに、LingQではフランス語のライブラリで何かを読みながら即座にフラッシュカードが作成可能。新しい単語やフレーズをLingQする(クリックする)だけで、それらがボキャブラリに保存されます。復習したいときには、保存した単語やフレーズをLingQが自動的にフラッシュカードに変換してくれるという優れものです。
データ入力
フラッシュカードのデッキに追加する単語やフレーズを集めておく、オンラインでもオフラインでも使えるリソース(動画、テキスト、人)を調べて特定しておくのは常々有用です。私がお勧めするのは、まずはYouTubeの読本から始めて後々に自分の興味に応じて幅を広げていく方法です。例えば、フランス語で特に銀行取引を行いたいと思っているのでなければ、その方法を示しているリソースを渋々選択する必要はありません!自分が勉強していることを楽しむことが重要です。私はいつも、対象の言語で自分自身になることを学んでいると思っています!
繰り返しますが、フランス語を話すあなた自身に焦点を当てたメディアや人間経験にアクセスしましょう。あなたが話題にしたいことを取り上げている文献を選んでください。フランス語が使えると、北米のタイムゾーンにおけるネイティブスピーカーと近づきやすいという明確な利点があります。フランス語を話す家族がまだまだ大陸(主にカナダのケベック州)に住んでいるという私のような人々は何百万人とおり、簡単にどこからでもオンラインでアクセスできるメディアを購入したり作成したりしています。カナダ在住であればさらに簡単です!
簡単な例をいくつかご紹介:
→ ミュージックビデオ – 興味があれば、Francophone Folk Musicは探索してみるべきジャンルです
→ フランス語の子どもの本 – おそらく母国語で既に読んだことがある本かも? 例えば「Max et les maximonstres (モーリス・センダック原作、かいじゅうたちのいるところ)」には馴染みがあるのではないでしょうか。
→ 電子書籍 – イヤホンをして持ち歩きましょう (初めての方にはコチラにいくつかヒントをまとめています)
→ フランス語のラジオ – 日々のニュースを徐々に理解していくにつれて進捗状況を測定するもうひとつの方法もうひとつです
LingQで何千時間分ものコンテンツにアクセス
気に入ったフランス語のコンテンツを見つけ、どこか一箇所にまとめて保存できる便利な方法がないか探しているのであればLingQにお任せ。学習レベル別の読者に向けた電子書籍からYouTubeの動画まで、LingQのライブラリは基本的に無限大です。そればかりでなく、LingQでは新しい単語やフレーズをすぐに検索して保存できるため時間の節約にもなります。
下にある写真はLingQ (AndroidおよびiOSで利用可能) のユニークなインポート機能を紹介しています。YouTubeから動画をインポートしたものです。ご覧いただける通り、LingQを使うと会話の確認、単語の保存、コンテンツの音声の視聴が簡単にできます。
交流
これはデータ入力(インプット)の延長です。あなたが話してみたい事柄についてフランス人たちがフランス語で話している状況に出合ったら、さあ、参加のとき!非ネイティブスピーカーが完璧でないフランス語を使っていることに嫌悪を示すフランス人という固定観念は全て誤った通念であることがわかるでしょう。どの言語においても、人々はいつでも学習者を励まし、使い方を改善するために役立つフィードバックを喜んで提供してくれます。
そうなった環境でこそ、あなたは満足感が得られる関係を共有できるような生涯にわたる友人を作ることがきるだと思います。もちろん、言語を交換し合えるパートナーを見つけられるオンラインでの素晴らしいリソースがあります。言語の交換は、お互いの言語を学習することを目的とした出会いの場です。例えばフランス語を勉強していれば、フランス語を話ししかもあなたの母国語を学びたいというパートナーを見つけようとするのではないでしょうか。LingQのチューターセクション(詳細はこちらの投稿で) は、そこまではまだと感じる場合でも間違いなく仲介機能を果たします!
祖母の話を鵜呑みにしないで!
私の類推において私は祖母。そして複数の歴史的な資料から受け継いだレシピは最高なものだと思っています。だからこそ私は自分のアドバイスをしばしば「thou shalts」と結び付けるのです。しかし、あなたはあなた。私のようなどこにでもいるような者が書いた記事やスティーブ・カウスマンのような教祖が書いた記事など、いくつかいろいろと読むことをお勧めします。それらが共有するアイディアを試しながら、自分自身に合ったフランス語勉強法のレシピを見つけてください。
フランス語の学習に最も役立つスキルを見つけたら、それが何であれ次に学習する言語にも適用できます!