Fullmetal Alchemist: Brotherhood Episode 10 fullmetal|alchemist|brotherhood|episode Fullmetal Alchemist: Brotherhood Episode 10

一 人 の 力 など たかが 知れ て いる ひと|じん||ちから|||しれ||

ならば 私 は 自分 で 守れ る だけ |わたくし||じぶん||まもれ||

ほんの わずか で いい

大切 な 者 を 守 ろ う たいせつ||もの||しゅ||

下 の 者 が 更に 下 を 守る した||もの||さらに|した||まもる

小さな 人間 なり に ちいさな|にんげん||

その くらい は できる はず だ

ネズミ 算 か よ ねずみ|さん||

て ぇ こと は だ

この 国 丸ごと みんな 守る に ゃ |くに|まるごと||まもる||

ネズミ の てっぺん に い なきゃ なら ねぇ な ねずみ||||||||

あそこ は さぞかし 気分 が いい だ ろ う な ヒューズ |||きぶん|||||||ひゅーず

だが 私 一 人 の 力 で あそこ に 登り 詰める こと は でき ない |わたくし|ひと|じん||ちから||||のぼり|つめる||||

その 自信 が ある |じしん||

何 を 威張って る ん だ お前 は なん||いばって||||おまえ|

おもしろ そう じゃ ねぇ か

ひと 口 乗って やる よ |くち|のって||

お前 の 青臭い 理想 が おまえ||あおくさい|りそう|

この 国 を どう 変える か 見 て み たい |くに|||かえる||み|||

大佐 大佐 たいさ|たいさ

お 疲れ でし たら 仮眠 室 へ 行か れ て は |つかれ|||かみん|しつ||いか|||

すま ん

セントラル に 異動 に なる 前 に ||いどう|||ぜん|

やり かけ の 書類 を まとめ て おき たく て な |||しょるい|||||||

この ところ あまり 寝 て い ない |||ね|||

何 か 夢 を 見 て おら れ た よう です が なん||ゆめ||み|||||||

な に つまら ん 思い出 だ ||||おもいで|

で こいつ に 蹴ら れ た 後 は もう 覚え て ない |||けら|||あと|||おぼえ||

「 魂 のみ の 守護 者 」 たましい|||しゅご|もの

「 貴重 な 人 柱 」 きちょう||じん|ちゅう

「 生かさ れ て いる 」 いかさ|||

「 ウロボス の 入れ墨 」 に 「 賢 者 の 石 の 錬成 陣 」 ||いれずみ||かしこ|もの||いし||れんせい|じん

マルコー 氏 い わく |うじ||

イシュヴァール でも 石 が 使わ れ て い た ||いし||つかわ||||

ただ の 実験 に し て は 謎 が 多い で す な ||じっけん|||||なぞ||おおい|||

これ 以上 調べよ う に も |いじょう|しらべよ|||

今や 研究 所 は ガレキ の 山 だ し なぁ いまや|けんきゅう|しょ||がれき||やま|||

うん

なんだか 難し そう な 話 を し て ます が |むずかし|||はなし|||||

これ 以上 危ない こと に 首 を 突っ込み たく ない から |いじょう|あぶない|||くび||つっこみ|||

聞か ない きか|

ああ 君 たち |きみ|

鋼 の 錬金術 師 君 の 病室 は ここ か ね はがね||れんきんじゅつ|し|きみ||びょうしつ||||

はい ここ で

軍 法 会議 所 で 犯罪 リスト でも あされ ば ぐん|ほう|かいぎ|しょ||はんざい|りすと|||

何 か 出 て くる かも しれ ねぇ な なん||だ||||||

我が 輩 は マルコー 氏 の 下 で わが|やから|||うじ||した|

石 の 研究 に 携わって い た 者 たち を 調べ て み ま しょ う いし||けんきゅう||たずさわって|||もの|||しらべ|||||

失礼 する よ しつれい||

キ … キング ブラッド レイ 大 総統 |きんぐ||れい|だい|そうとう

ああ 静か に そのまま で よろしい |しずか||||

閣下 なぜ この よう な 所 に かっか|||||しょ|

なぜ って お 見舞い |||みまい

メロン は 嫌い か ね めろん||きらい||

あっ どうも

じゃ なく て

軍 上層 部 を いろいろ 調べ て いる よう だ な ぐん|じょうそう|ぶ|||しらべ|||||

アーム スト ロング 少佐 |すと|ろんぐ|しょうさ

は あっ あっ いや その

なぜ それ を

私 の 情報 網 を 甘く 見る な わたくし||じょうほう|あみ||あまく|みる|

そして エドワード ・ エル リック 君 |えどわーど|||きみ

賢 者 の 石 だ ね かしこ|もの||いし||

どこ まで 知った ||しった

場合 に よって は ばあい|||

冗談 だ じょうだん|

そう 構え ず と も よい |かまえ||||

軍 内部 で 不穏 な 動き が ある こと は 私 も 知って い て な ぐん|ないぶ||ふおん||うごき|||||わたくし||しって|||

どうにか せ ね ば と 思って いる の だ が |||||おもって||||

あっ それ は

賢 者 の 石 の 研究 を し て い た 者 の 名簿 か かしこ|もの||いし||けんきゅう||||||もの||めいぼ|

この 者 たち 全員 行方 不明 に なって いる ぞ |もの||ぜんいん|ゆくえ|ふめい||||

第 五 研究 所 が 崩壊 する 数 日 前 に な だい|いつ|けんきゅう|しょ||ほうかい||すう|ひ|ぜん||

敵 は 常に 我々 の 先 を 行って おる てき||とわに|われわれ||さき||おこなって|

そして 私 の 情報 網 を もって し て も |わたくし||じょうほう|あみ|||||

その 大き さ も 目的 も |おおき|||もくてき|

どこ まで 敵 の 手 が 入り込 ん で いる か も ||てき||て||はいりこ|||||

掴め て い ない の が 現状 だ つかめ||||||げんじょう|

つまり 探り を 入れる の は かなり 危険 で ある と |さぐり||いれる||||きけん|||

ヒューズ 中佐 アーム スト ロング 少佐 ひゅーず|ちゅうさ||すと|ろんぐ|しょうさ

エル リック 兄弟 ||きょうだい

君 たち は 信用 に 足る 人物 だ と 判断 し た きみ|||しんよう||たる|じんぶつ|||はんだん||

これ 以上 この 件 に 首 を 突っ込む こと も |いじょう||けん||くび||つっこむ||

これ を 口外 する こと も 許さ ん ||こうがい||||ゆるさ|

誰 が 敵 か 味方 かも 分から ぬ この 状況 で だれ||てき||みかた||わから|||じょうきょう|

何 人 も 信用 し て は なら ん なん|じん||しんよう|||||

軍 内部 すべて 敵 と 思い 慎 ん で 行動 せよ ぐん|ないぶ||てき||おもい|まこと|||こうどう|

だが

時 が 来 たら 君 たち に は 存分 に 働 い て もらう の で じ||らい||きみ||||ぞんぶん||はたら|||||

覚悟 し て おく よう に かくご|||||

はっ

閣下 かっか

大 総統 閣下 は いずこ だい|そうとう|かっか||

ああ いか ん

うるさい 部下 が 追って き た |ぶか||おって||

仕事 を こっそり 抜け出し て き た ので な しごと|||ぬけだし|||||

では さらば

エド あれ

どう し た の みんな

いや 嵐 が 通り過ぎ た |あらし||とおりすぎ|

頼ま れ て た 切符 買って き た よ たのま||||きっぷ|かって|||

明日 の お 昼 の 汽車 で よかった ん だ よ ね あした|||ひる||きしゃ||||||

サンキュー さんきゅー

なん だ せわ し ない な

ケガ も 治り きって なか ろ う に けが||なおり|||||

いつ まで も こんな 消毒 液 臭い 所 に こもって られ っか ||||しょうどく|えき|くさい|しょ||||

今度 は どこ へ 行く ん だ こんど||||いく||

ダブ リス |りす

アル と も 話し合って |||はなしあって

師匠 の ところ へ 行 こ う って ことに なって さ ししょう||||ぎょう||||||

や っぱ 怖い よ 兄さん ||こわい||にいさん

僕たち きっと 殺さ れる よ ぼくたち||ころさ||

たっ 耐えろ 弟 |たえろ|おとうと

オレ だって 怖い ん だ おれ||こわい||

あんた たち の 師匠 って |||ししょう|

ダブ リス と は また 随分 と 遠い |りす||||ずいぶん||とおい

どの 辺 な の |ほとり||

うんと ね ここ 南部 の 真ん中 辺り |||なんぶ||まんなか|あたり

な っ なん だ

ここ よ ここ ダブ リス の 手前 ||||りす||てまえ

機械 鎧 の 聖地 ラッシュ バレー きかい|よろい||せいち|らっしゅ|ばれー

一 度 行って み たかった の ひと|たび|おこなって|||

連れて って 連れ て って 連れ て いけ 連れ て け つれて||つれ|||つれ|||つれ||

一 人 で 行け そんな 所 ひと|じん||いけ||しょ

誰 が 旅 の 費用 を 払う の よ だれ||たび||ひよう||はらう||

オレ に たかる 気 か おれ|||き|

まあまあ

いい ん じゃ ない ついで だ し

しょうが ねぇ な

やった は は は はっ

ばっ ちゃん に 電話 し て くる ね |||でんわ||||

うん ありゃ いい 嫁 さん に なる ぞ |||よめ||||

オレ に 言う な おれ||いう|

まあ うち の 嫁 さん ほど じゃ ない けど なぁ |||よめ||||||

じゃあ パパ 行って き まち ゅ よ |ぱぱ|おこなって||||

パパ 今日 は 早く 帰って 来る の ぱぱ|きょう||はやく|かえって|くる|

うん どう か なぁ

パパ お 仕事 いっぱい だ から ね ぱぱ||しごと||||

でも なるべく 早く 帰って 来 ちゃ う ぞ ぉ ||はやく|かえって|らい||||

遅刻 し ます よ ちこく|||

ウィンリィ ちゃん 今日 出発 だ っけ な ||きょう|しゅっぱつ|||

仕事 で 見送り に 行け ない けど しごと||みおくり||いけ||

元気 で な げんき||

ヒューズ さん ほんと に お 世話 に なり まし た ひゅーず|||||せわ||||

セントラル に 来 た 時 は また 必ず 遊び に 来 て くれよ ||らい||じ|||かならず|あそび||らい||

自分 の 家 だ と 思って さ じぶん||いえ|||おもって|

それ と あいつ ら に も よろしく な

はい

パパ 頑張って ね ぱぱ|がんばって|

いって らっしゃい

なんで 急に 師匠 の ところ へ 行 こ う なんて 思った の |きゅうに|ししょう||||ぎょう||||おもった|

理由 は 二 つ りゆう||ふた|

最近 どうにも 負け っぱなし で よ さいきん||まけ|||

は あ ケンカ 強く なり たく て 行く の ||けんか|つよく||||いく|

あんた ら ケンカ バカ ||けんか|ばか

バッキャロ そんな 単純 な もん じゃ ねぇ や ||たんじゅん|||||

ケンカ だけ じゃ なく て 中身 も って いう か けんか|||||なかみ||||

なあ

そう そう

兎に角 師匠 の ところ に 行け ば とにかく|ししょう||||いけ|

なんか 強く なれる 気 が する |つよく||き||

オレ は もっと もっと 強く なり たい おれ||||つよく||

二 つ 目 は ふた||め|

賢 者 の 石 に つい て 師匠 に 聞く かしこ|もの||いし||||ししょう||きく

真実 の 奥 の 更 なる 真実 しんじつ||おく||こう||しんじつ

結局 分から ず じまい だ から ね けっきょく|わから|||||

師匠 なら 何 か 知って る かも しん ない ししょう||なん||しって||||

もう なり ふり 構って らん ねぇ や |||かまって|||

師匠 に ぶ っ 殺さ れる 覚悟 で 聞い て ししょう||||ころさ||かくご||ききい|

聞い て 聞い て ききい||ききい|

短い 人生 だった なぁ みじかい|じんせい||

せめて 彼女 だけ でも つくって おき たかった よ |かのじょ||||||

あんた たち の 師匠 って |||ししょう|

リオール の 暴動 ||ぼうどう

ええ

レト 教 と か いう 新興 宗教 が 住民 を 騙し た って やつ |きょう||||しんこう|しゅうきょう||じゅうみん||だまし|||

やっと 治まった らしい です よ |おさまった||| It seems that it has finally subsided

イシュヴァール やら 暴動 やら ||ぼうどう|

東部 も 大変 だ な とうぶ||たいへん||

東部 だけ で なく とうぶ|||

北 も 西 も 「 暴動 だ 国境 戦 だ 」 と きた||にし||ぼうどう||くにざかい|いくさ||

あっ ち も こっち も 死体 の 山 か |||||したい||やま|

その うち 国家 転覆 する ん じゃ ||こっか|てんぷく|||

中佐 どちら へ ちゅうさ||

書庫 へ 行って くる しょこ||おこなって|

リオール 各地 の 暴動 |かくち||ぼうどう

賢 者 の 石 材料 は 人間 かしこ|もの||いし|ざいりょう||にんげん

イシュヴァール で オレ たち が やった こと ||おれ||||

おいおい どこ の ど いつ だ

こんな こと 考え や がる の は ||かんがえ||||

早く 大 総統 に はやく|だい|そうとう|

はじめ まして ヒューズ 中佐 ||ひゅーず|ちゅうさ

それとも …

さよなら の 方 が いい かしら ||かた|||

イカ す 入れ墨 し てる な いか||いれずみ|||

知り すぎ た わ ね ヒューズ 中佐 しり|||||ひゅーず|ちゅうさ

くそ っ

「 くそ っ 」 は こっち の セリフ だ わ |||||せりふ||

あら ヒューズ 中佐 |ひゅーず|ちゅうさ

また 家庭 自慢 の 電話 で |かてい|じまん||でんわ|

中佐 血 が ちゅうさ|ち|

なんでも ねぇ 電話 借りる ぞ ||でんわ|かりる|

大 総統 府 に だい|そうとう|ふ|

悪い 邪魔 し た な わるい|じゃま|||

えっ 中佐 |ちゅうさ

はい 東方 司令 部 |とうほう|しれい|ぶ

ロイ ・ マスタング 大佐 に つ ない で くれ ||たいさ|||||

外 線 から の 電話 は つなげ ない 決まり に なって おり まし て がい|せん|||でんわ||||きまり|||||

セントラル の ヒューズ 中佐 だ ||ひゅーず|ちゅうさ|

緊急 で 外 から 掛け てる きんきゅう||がい||かけ|

コード を お 願い し ます こーど|||ねがい||

ああ もう めん どく せ ぇ

アンクル シュガー オリバー エイト ゼロ ゼロ

コード 確認 し まし た しばらく お 待ち ください こーど|かくにん||||||まち|

早く しろ 軍 が や べ ぇ はやく||ぐん||||

受話器 を 置 い て いただけ ます か 中佐 じゅわき||お||||||ちゅうさ

さあ 受話器 を |じゅわき|

ロス 少尉 じゃ ねぇ な ろす|しょうい|||

誰 だ あんた だれ||

マリア ・ ロス 少尉 です まりあ|ろす|しょうい|

お 忘れ です か |わすれ||

いい や 違う ||ちがう

ロス 少尉 は 左 目 の 下 に 泣き ぼく ろ が ある ん だ よ ろす|しょうい||ひだり|め||した||なき|||||||

ああ そう だ っけ

うっかり し て た よ

これ で いっか な

なん だって ん だ 夢 でも 見 てる みたい だ ぜ ||||ゆめ||み||||

頭 の 回転 が 早い ばっかり に あたま||かいてん||はやい||

とんだ 災難 だった ね ヒューズ 中佐 |さいなん|||ひゅーず|ちゅうさ

おいおい 勘弁 し て くれ |かんべん|||

家 で 女房 子供 が 待って る ん だ いえ||にょうぼう|こども||まって|||

ここ で 死ぬ わけ に は いか ねぇ ん だ よ ||しぬ||||||||

いい 演出 だ ろ う |えんしゅつ|||

く そった れ

セントラル の ヒューズ 中佐 から 一般 回線 で 通信 です ||ひゅーず|ちゅうさ||いっぱん|かいせん||つうしん|

また か つなげ

私 だ 娘 自慢 なら 聞か ん ぞ わたくし||むすめ|じまん||きか||

ヒューズ ひゅーず

ヒューズ おい ヒューズ ひゅーず||ひゅーず

人間 って ほんと 愚か だ よ ね にんげん|||おろか|||

ムダ な ことに 命懸け ちゃ ったり し て さ むだ|||いのちがけ|||||

エリ シア グレイ シア ||ぐれい|

ごめん な

早く 帰る って 約束 … はやく|かえる||やくそく

おお っ うめ ぇ

この アップルパイ 最高 ||さいこう

グレイ シア さん って す っ ごく 料理 上手 な ん だ よ ぐれい|||||||りょうり|じょうず||||

知って る よ しって||

前 に 作って もらった キッシュ も す っ げ ぇ うまかった ぜん||つくって||||||||

体 を 取り戻し たら 食べ たい 物 リスト に からだ||とりもどし||たべ||ぶつ|りすと|

ちゃんと 入って る もん ね |はいって|||

作り 方 教え て もらった から つくり|かた|おしえ|||

アル の 体 が 戻ったら 焼 い て あげる ね ||からだ||もどったら|や||||

やった あ は はっ

ヒューズ さん も グレイ シア さん も すごく いい 人 だった ひゅーず|||ぐれい||||||じん|

ヒューズ 中佐 って 親 バカ で 世話 焼き で ひゅーず|ちゅうさ||おや|ばか||せわ|やき|

鬱 陶 し い ん だ よ なぁ うつ|とう||||||

いっ つ も 病室 に 兄さん を からかい に 来 て た よ ね |||びょうしつ||にいさん||||らい||||

ほんと に

仕事 が 忙しい って 言い ながら しごと||いそがしい||いい|

しょっちゅう 見舞い に 来 や がん の |みまい||らい|||

今度 何 か お 礼 を し なきゃ ね こんど|なん|||れい||||

ああ

ママ どうして パパ 埋め られ ちゃ う の まま||ぱぱ|うずめ||||

エリ シア

そんな こと し たら パパ お 仕事 でき なく なっちゃ う よ ||||ぱぱ||しごと|||||

エリシ …

パパ お 仕事 いっぱい ある って 言って た もん ぱぱ||しごと||||いって||

嫌 だ よう 埋め ない で よ いや|||うずめ|||

パパ ぱぱ

殉職 で 二 階 級 特進 ヒューズ 准将 か じゅんしょく||ふた|かい|きゅう|とくしん|ひゅーず|じゅんしょう|

私 の 下 に つい て 助力 する と 言って い た ヤツ が わたくし||した||||じょりょく|||いって|||やつ|

上 に 行って どう する うえ||おこなって||

バカ 者 が ばか|もの|

大佐 たいさ

錬金術 師 と いう の は 嫌 な 生き物 だ な 中尉 れんきんじゅつ|し|||||いや||いきもの|||ちゅうい

今 頭 の 中 で 人体 錬成 の 理論 を いま|あたま||なか||じんたい|れんせい||りろん|

必死 に なって 組み立て て いる 自分 が いる ひっし|||くみたて|||じぶん||

あの 子 ら が 母親 を 錬成 しよ う と し た 気持ち が |こ|||ははおや||れんせい||||||きもち|

今 なら 分かる 気 が する いま||わかる|き||

大丈夫 です か だいじょうぶ||

大丈夫 だ だいじょうぶ|

いか ん 雨 が 降って き た な ||あめ||ふって|||

いいえ 雨 なんて |あめ|

いや 雨 だ よ |あめ||

そう です ね

戻り ま しょ う もどり|||

ここ は 冷え ます ||ひえ|

「 書庫 へ 行く 」 と 出 て いき まし て ね しょこ||いく||だ|||||

それ が 中佐 を 見 た 最後 で し た ||ちゅうさ||み||さいご|||

何者 か と 争った の か なにもの|||あらそった||

おそらく

室 内 から 廊下 へ と 血痕 が 残さ れ て い まし た しつ|うち||ろうか|||けっこん||のこさ|||||

そして 次に 向かった の が |つぎに|むかった||

中佐 は ケガ を し た まま 電話 を 掛けよ う と して ちゅうさ||けが|||||でんわ||かけよ|||

でも どこ へ も 掛け ず に 出 て いって しまった ん です ||||かけ|||だ|||||

軍 法 会議 所 で 何 か に 気づき ぐん|ほう|かいぎ|しょ||なん|||きづき

所 内 で 通信 でき た もの を しょ|うち||つうしん||||

わざわざ 外 に 出 て 私 に 連絡 を 取 ろ う と し た |がい||だ||わたくし||れんらく||と|||||

東方 司令 部 の 電話 交換手 は とうほう|しれい|ぶ||でんわ|こうかんしゅ|

「 軍 が や ばい 」 と いう ヒューズ の 言葉 を 聞い て いる ぐん||||||ひゅーず||ことば||ききい||

なん だ あいつ は 何 を 伝えよ う と し た ||||なん||つたえよ||||

大佐 アーム スト ロング 少佐 を お 連れ し まし た たいさ||すと|ろんぐ|しょうさ|||つれ|||

ヒューズ 中佐 を ひゅーず|ちゅうさ|

殺害 し た と 思わ れる 者 たち の 目星 は つい て い ます さつがい||||おもわ||もの|||めぼし|||||

ならば なぜ さっさと 捕らえ ない |||とらえ|

目星 は つい て おり ます が どこ の 誰 か も 分から ん の です めぼし|||||||||だれ|||わから|||

どういう こと だ 詳しく 話せ |||くわしく|はなせ

でき ませ ん

大佐 で ある 私 が 話せ と 言って いる の だ たいさ|||わたくし||はなせ||いって|||

上官 に 逆らう と いう の か じょうかん||さからう||||

話せ ませ ん はなせ||

分かった わかった

呼び出し て すま なかった よびだし|||

もう 行って いい ぞ |おこなって||

はっ

そう いえ ば 我 が 輩 言い 忘れ て おり まし た |||われ||やから|いい|わすれ||||

数 日 前 まで エル リック 兄弟 が 滞在 し て おり まし て な すう|ひ|ぜん||||きょうだい||たいざい||||||

エル リック 兄弟 が ||きょうだい|

そう エル リック 兄弟 です |||きょうだい|

彼ら の 探し物 は 見つかった の か ね かれら||さがしもの||みつかった|||

いいえ

何 しろ それ は 伝説 級 の 代物 です ので なん||||でんせつ|きゅう||しろもの||

そう か ありがとう

これといった 情報 は 得 られ ませ ん でし た ね |じょうほう||とく||||||

いや まったく 少佐 は お人よし だ ||しょうさ||おひとよし|

「 ヒューズ を 殺害 し た と 思わ れる 者 たち 」 と いう こと は ひゅーず||さつがい||||おもわ||もの|||||

相手 は 複数 あいて||ふくすう

ひ ょっ と する と 組織 と して 動 い て いる 者 たち |||||そしき|||どう||||もの|

「 大佐 で ある 私 の 命令 で あ ろ う と 言う わけ に は いか ない 」 たいさ|||わたくし||めいれい||||||いう|||||

と いう こと は

私 以上 の 者 が 少佐 に 口止め し て いる と いう こと わたくし|いじょう||もの||しょうさ||くちどめ||||||

軍 上層 部 絡み と 考え て いい だ ろ う ぐん|じょうそう|ぶ|からみ||かんがえ|||||

そして 「 エル リック 兄弟 の 探し物 」 |||きょうだい||さがしもの

即 ち 賢 者 の 石 だ そく||かしこ|もの||いし|

軍 上層 部 に かかわる 組織 と 賢 者 の 石 と ヒューズ 中佐 ぐん|じょうそう|ぶ|||そしき||かしこ|もの||いし||ひゅーず|ちゅうさ

一体 どんな つながり が いったい|||

今 は まだ 分から ん いま|||わから|

だが セントラル に 転 属 し たら |||てん|ぞく||

上層 部 を 探って じょうそう|ぶ||さぐって

ヒューズ を 殺し た ヤツ を 必ず いぶり 出し て やる ひゅーず||ころし||やつ||かならず||だし||

公私 混同 と は あなた らしく ない です ね こうし|こんどう|||||||

「 公 」 も 「 私 」 も ある もの か おおやけ||わたくし||||

大 総統 の 地位 を もらう の も だい|そうとう||ちい||||

ヒューズ の 仇 を 討つ の も ひゅーず||あだ||うつ||

すべて 私 一 個人 の 意志 だ |わたくし|ひと|こじん||いし|

上層 部 に 食らいつく ぞ じょうそう|ぶ||くらいつく| I'll bite into the upper part

ついてくる か

何 を 今更 なん||いまさら

銀 時計 を 奪った 少女 パニーニャ を 追って ぎん|とけい||うばった|しょうじょ|||おって

エド たち は ラッシュ バレー を 走る |||らっしゅ|ばれー||はしる

その先 に 何 が 待って いる か を 知ら ず そのさき||なん||まって||||しら|

次回 鋼 の 錬金術 師 FULLMETAL ALCHEMIST じかい|はがね||れんきんじゅつ|し|fullmetal|alchemist

第 十 一 話 ラッシュ バレー の 奇跡 だい|じゅう|ひと|はなし|らっしゅ|ばれー||きせき

少年 が 刻 ん だ 言葉 は 決意 それとも … しょうねん||きざ|||ことば||けつい|