×

Wir verwenden Cookies, um LingQ zu verbessern. Mit dem Besuch der Seite erklärst du dich einverstanden mit unseren Cookie-Richtlinien.

image

ゴブリンスレイヤー, Goblin Slayer Episode 8

Goblin Slayer Episode 8

♪~

~♪

( 吹雪 の 音 )

( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 先生

今日 は 何 を すれ ば よい の です か ?

( 圃 人 ) 何 を すれ ば ?

まったく 貴 様 は バカ だ !

( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) う っ ! ( 圃 人 ) ぶん 殴ら れ た !

だから 殴り 返す ! 小 鬼 ども を !

ヤツ ばら は 頭 が よい ぞ お前 に 小 鬼 が 殺せ る の か ?

( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 殺し ます

( 圃 人 の 笑い声 )

( 圃 人 ) 大事 な 姉ちゃん が 小 鬼 の オモチャ に さ れ てる 間 ―

お前 は 黙って 見 て た のに か ?

なぜ 飛び出し て 小 鬼 を 殴ら ん かった ?

姉 貴 と 一緒 に さっさと 逃げ ん かった ?

う あっ !

( 圃 人 ) 力 が なく て なん も し なかった ヤツ が ―

力 を 手 に 入れた とたん なんか できる と 思った か ?

でき た と して も そんな もん メッキ よ

すぐに 剥げ て 落ち て パー だ !

けど 決める の は て め え 自身 よ

何 か を やる と 決め て ぶん 回し た 時点 で て め え の 勝ち だ

運 知恵 そ っ から 根性 だ

やる か やら ない か 最初 は それ だ ! とにかく やる ん だ !

はい 先生

( 圃 人 ) 上 を 見ろ !

謎 かけ だ ! リドル !

死に たく なけりゃ 素早く 答えろ

はい 先生

( 圃 人 ) よ ー し

神々 より も 正義 ! 邪 心 より も 邪悪 !

富豪 に 必要 ! 貧者 に 不要 !

それ は 何 か !

そ ー ら 気 を つけろ 潰さ れる ぞ

( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 何も ない 答え は 何も ない !

( 圃 人 ) そうだ ! こいつ は どう だ !

ヤツ は いつ いかなる とき でも 必ず お前 の もと に 現れる

絶対 に お前 を 逃す こと は ない

お前 は ヤツ と 話す こと も でき ない

そら き た お 前 の 隣 だ ! 諦めろ !

答え は 死 … 死 だ !

( 圃 人 ) よ ー し 上出来 だ

最後 に 答えろ わし の ポケット に 何 が ある ?

あ …

( 圃 人 ) 何 が ある ?

( 吹雪 の 音 )

( ゴブリン スレイヤー ) ふむ

( 女 神官 ) う う … ん … N ( ゴブリン スレイヤー ) あ …

( 女 神官 の 寝息 )

( ゴブリン スレイヤー ) ハァ …

( 寝息 )

( 剣 ( つる ぎ ) の 乙女 ) お 目覚め の よう です わ ね

どう で し た かしら ? 私 ( わたくし ) と 彼女 と 褥 ( しと ね ) を 共に し て

( ゴブリン スレイヤー ) 悪く は なかった

これ が 処女 同 衾 ( どう き ん ) の 奇跡

リザレクション か

( 剣 の 乙女 ) あら ご存じ だった の です ね

( ゴブリン スレイヤー ) 知識 と して は な

もっとも 私 の ほう は もう 清らか と は 言え ませ ん が …

ゴブリン か

( 剣 の 乙女 ) ええ もう 10 年 も 前 に なり ます か

ゴブリン に 捕まって 洞窟 の 中 で

何 を さ れ た か お 聞き に なり ます か ?

知って いる

( 剣 の 乙女 ) フフッ

私 “ 痛い 痛い ” って 子供 み たい に 泣 い て …

でも ね 見え てる ん です

ぼやけ て いる けれど あなた の 影 み たい な たたずまい も

ちゃんと

どこ に でも いる けれど 目 を 離す と ―

不意 に 消えうせ て しまう よう な 影 の よう な 人

人 と いう の は … N 女 と いう の は 弱い もの です

私 不安 な の です 怖い の です

おかしい でしょ う ?

剣 の 乙女 と も あ ろ う 女 が 毎夜 毎晩 怖く て 恐ろしく て

たまらない の です よ

こんな 世界 です も の 助け と なる もの は いくら あって も …

ほか の 方 に は きっと 分から ない でしょ う けれど

ね ?

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

( 剣 の 乙女 ) “ そう か ” です か … N フフッ

何 が おかしい ?

( 剣 の 乙女 ) だって おかしい で は あり ませ ん か

かつて 魔 神 を 討伐 し た 女 です の よ 私

それ が 小 鬼 を 怖 がって いる だ なんて …

ね 私 を … 助け て ください ます か ? ( 立ち上がる 音 )

( 足音 ) ( ゴブリン スレイヤー ) あ …

( ドア の 開閉 音 )

( ゴブリン スレイヤー ) フゥ …

( 女 神官 ) ん …

ん ん …

ん ?

あ ! あ … あと … N えっ と …

( 女 神官 ) み … 見 まし た か ! ? ( ゴブリン スレイヤー ) ああ

( ゴブリン スレイヤー ) 安心 しろ ( 女 神官 ) ん …

( ゴブリン スレイヤー ) 傷痕 は 残って い ない

( 女 神官 ) ん …

( 女 神官 ) もう ケガ の ほう は 大丈夫 です か ?

( ゴブリン スレイヤー ) ああ

( 女 神官 ) ゴブリン スレイヤー さん ( ゴブリン スレイヤー ) なん だ ?

その …

無理 と か し て ませ ん か ?

( ゴブリン スレイヤー ) なぜ そう 思う ?

何 か いつも と 違う よう な …

( ゴブリン スレイヤー ) いい や

何も 変わら ん ぞ

あの … ゴブリン スレイヤー さん ?

( 妖精 弓 手 ) ここ ね ! ( ドア が 開く 音 )

( 妖精 弓 手 ) 2 人 と も ー ! 目 が 覚め た って 聞い た わ よ !

大丈夫 ? 平気 ?

( 鉱 人 道 士 ) 大事 な さ そう だ の か み きり 丸 に 娘 っ子 も

( 蜥蜴 僧侶 ) いやはや 施術 が 間に合って よう ござい まし た

( ゴブリン スレイヤー ) ふむ 全員 無事 か

( 足音 ) ( ドア が 閉まる 音 )

それ オルク ボルグ が 言う ?

( ゴブリン スレイヤー ) カナリア は どう だ ?

平気 も 平気

って いう か オルク ボルグ が 一 番 危なかった ん だ から

彼女 目 が 覚め た とたん

“ ゴブリン スレイヤー さん ! ? ” って 泣き出し て 大変 だった の よ ~

( 女 神官 ) わ あ ~ ! ち ょ … ちょっと

言わ ない って 約束 …

( 妖精 弓 手 ) 言わ なきゃ 伝わら ない でしょ ?

( 女 神官 ) む ぅ ! ( 蜥蜴 僧侶 ) まっ

ともあれ これ で 憂い なく 探索 を

続け られる と いう もの です な あ ん ?

その 前 に 武具 を あつらえ た ほう が よう ござい ま しょ う が …

バッカ お め え 鱗 ( うろこ ) の ! まずは その 前 に 飯 だ わ い な

おっと これ は したり !

( 蜥蜴 僧侶 と 鉱 人 道 士 の 笑い声 )

( ゴブリン スレイヤー ) 誰 も まだ 食事 を とって い ない ?

( 女 神官 ) はい 約束 し た じゃ ない です か

ひと 山 越え たら みんな で ご飯 を 食べよ う って

( ゴブリン スレイヤー ) む …

約束 は 守ら なくっちゃ です よ ?

( カナリア の 鳴き声 )

( 鉱 人 道 士 ) これ は うまい !

すきっ腹 に は たまら ぬ わ い !

( 蜥蜴 僧侶 ) 皆 で とる 食事 は また 格別 で ござい ます な

( 妖精 弓 手 ) じゃあ オルク ボルグ たち は ―

ゆっくり 休 ん で て !

私 たち が 地下 の 先 を 見 て おく から !

( 女 神官 ) えっ でも …

装備 の ない 戦士 な ん ぞ 危なっかし すぎ て 連れ て いけ ん わ い

すみません

( ゴブリン スレイヤー ) 頼む

あ …

( ゴブリン スレイヤー ) 持つ か ?

( 女 神官 ) いえ 大丈夫 です

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

( 女 神官 ) 皆さん きっと 大丈夫 です よ ね

( ゴブリン スレイヤー ) ああ

( 女 神官 ) ケガ は もう 大丈夫 です か ?

( ゴブリン スレイヤー ) ああ

( 女 神官 ) ムチャ は し ちゃ ダメ です から ね

( ゴブリン スレイヤー ) ああ

( ゴブリン スレイヤー ) どう し た ?

( 女 神官 ) “ どう し た ? ” じゃ あり ませ ん よ !

ゴブリン スレイヤー さん

さっき から “ ああ ” ばっかり じゃ ない です か !

( ゴブリン スレイヤー ) そう か ?

そう です よ !

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

( 女 神官 ) あと “ そう か ” も 多い です

( ゴブリン スレイヤー ) む …

善処 しよ う

( 女 神官 ) そうして ください フフッ

それ で 買い物 し たい って 言って まし た けれど …

( ゴブリン スレイヤー ) ああ ( 女 神官 ) む ぅっ

( ゴブリン スレイヤー ) 俺 は 武器 や 防 具 を 見 に 行く

壊れ た から な

お前 は どう する ?

私 も 鎖 帷子 ( くさり かた びら ) が 破け て しまった ので 直 せる お 店 が あれ ば いい な と …

( ゴブリン スレイヤー ) 買い替え た ほう が 早い だ ろ う

( 女 神官 ) イヤ です よ そんな の ( ゴブリン スレイヤー ) なぜ だ ?

だって これ ゴブリン スレイヤー さん が

最初 に 褒め て くれ た もの じゃ ない です か

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

そう だった な

( 店員 ) これ もう 穴 開 い ちゃ って ます ね

買い替え た ほう が よく ない っす か ?

いえ 修繕 で お 願い し たい ん です けれど …

( 店員 ) は いはい 修繕 ね

う ~ ん

仕立て 直し と か し ます ?

ひ ぃっ N け … 結構 です !

( 店員 ) グフフ … う わ っ !

( ゴブリン スレイヤー ) 修繕 だ

( 店員 ) ぎ … 銀 等級 …

( ゴブリン スレイヤー ) 革 鎧 ( よろい ) と 円 盾 だ 急ぎ で 頼む

そちら の 鎖 帷子 と 合わせ て だ

え ー と 特級 です と お 代 の ほう が …

( ゴブリン スレイヤー ) ある

あ … ありがとう ござい まっ す !

( ゴブリン スレイヤー ) 剣 を 見せ て もらう ぞ

( 店員 ) あ … ああ

( ゴブリン スレイヤー ) これ を もらう

少し 長い が 自分 で 擦り 上げる

砥石 ( と いし ) を 借りる ぞ

でも お 客 さん そんな の じゃ せいぜい 小 鬼 ぐらい しか …

( ゴブリン スレイヤー ) 小 鬼 を 殺す の に 使う

( 店員 ) えっ ! ?

( 店員 ) さあ いらっしゃい いらっしゃい

( ベル の 音 )

( ベル の 音 )

( 店員 ) さあ さあ ほっぺた とろける “ あいす くり ん ”

おいしい おいしい あいす くり ん だ よ !

( 男の子 ) わ あ ~ !

( 女 神官 ) あいす くり ん ? なん でしょう か ?

( ゴブリン スレイヤー ) よく 分から ん が ―

子供 たち が 集まって いる ところ を 見る と 菓子 の 類い かも な

( 女 神官 ) ん …

( ゴブリン スレイヤー ) かまわ ん ぞ

はい ありがとう ござい ます !

わ … わ あ ~ !

すごい ! 冷たく て 甘い です よ これ !

( ゴブリン スレイヤー ) うまい か ? ( 女 神官 ) は い とって も !

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

( ゴブリン スレイヤー ) ふむ 氷 菓子 と いう やつ だ な

術 の 類い で は ある まい どう やって こしらえ て いる ?

( 店員 ) ええ

ある 学士 様 が 火 の 秘 薬 を 水 に ぶち 込む と ―

よく 冷える って 発見 を し やし て ね ( ゴブリン スレイヤー ) ほう

( 店員 ) ひと つ 牛 の 乳 を 凍ら せ て み たら ―

うま い ん じゃ ねえ か と

( ゴブリン スレイヤー ) なるほど いい こと を 聞い た

釣り は いい 1 つ くれ

( 店員 ) へ えっ 毎度 !

( 女 神官 ) フフッ ( ゴブリン スレイヤー ) なん だ ?

いえ ゴブリン スレイヤー さん が

どうして いろんな こと を 知って る の か 分かった ので

( 女 神官 ) 不思議 です よ ね

誰 も この 足元 に ゴブリン が いる なんて 思って ない

( ゴブリン スレイヤー ) ああ

( 女 神官 ) もちろん 被害 が 出 て い て ―

それ は 怖い な って 思う ん でしょ う けど 誰 も …

( ゴブリン スレイヤー ) 小さい ころ …

( 女 神官 ) はい ?

( ゴブリン スレイヤー ) 一 歩 踏み出し たら 地面 が 崩れ て ―

穴 に 落ち て 死ぬ ん じゃ ない か と ( 女 神官 ) え ?

( ゴブリン スレイヤー ) そう 思って ―

歩く こと さえ ためらって い た 時期 が ある

あり え ん 話 じゃ ない

だが 誰 も そんな こと は 気 に し て い ない

俺 は それ が 不思議 だった

姉 や あいつ に も 笑わ れ た が ―

怖 か ろ う が 歩く しか ない と 気づく まで 随分 と かかった

( 女 神官 ) そういう もの です か

( ゴブリン スレイヤー ) そういう もの だ

だが 俺 は 今 も 怖く て しかたない

手伝って くれる の は ありがたい と 思って いる

しかし 手伝う 必要 は ない ん だ

( ゴブリン スレイヤー ) ん ?

好き に する って 言った じゃ ない です か

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

( 女 神官 ) そうです よ

ホント しかた の ない 人 です ね

( ゴブリン スレイヤー ) すま ん

( 女 神官 ) そういう の 聞き たく ない です

( ゴブリン スレイヤー ) すま ん

( 女 神官 ) 別に いい です けど

私 だって 怖い もの は 怖 …

冷 たっ ! く ~

ん … ん ~ う っ

それ じゃあ 行き ま しょ う か

ゴブリン スレイヤー … N ( 槍 ( やり ) 使い ) ゴブリン スレイヤー

そこ か !

て め え 人 を わざわざ 手紙 で 呼びつけ とい て

受付 さん に 言いつける ぞ !

( ゴブリン スレイヤー ) 何 を だ ?

( 槍 使い ) その 子 と 遊び 歩 い て い た こと だ !

( 魔女 ) お やめ なさい な

呼ば れ た の は 私

あ … えっ と …

( 魔女 ) 元気 そう ね

よかった わ

あ … はい !

( 魔女 ) こっち に 用 が あった から 一緒 に ね

ほら ( 槍 使い ) う っ ハァ …

う っ ほら よ

( ゴブリン スレイヤー ) すま ん 助かった

( 槍 使い ) った く 俺 は 運送 屋 じゃ ねえ ん だ

こんな もん 運ば せる なって の

( 魔女 ) でも どうして わざわざ ?

この 街 でも 手 に 入る でしょ ?

( ゴブリン スレイヤー ) こちら の 品 で は ダメ だ

目 の 細かい もの で ない と な

そう

( 槍 使い ) 何 に 使う ん だ ? そんな の

( ゴブリン スレイヤー ) 決まって いる だ ろ う

ゴブリン 退治 だ

( 牛 飼 娘 の 叔父 ) 今日 も 帰って こ なかった な

( 牛 飼 娘 ) そうだ ね

( 牛 飼 娘 の 叔父 ) もう 何 日 目 だ ?

( 牛 飼 娘 ) まあ 遠く の 街 だって 言って たから

きっと 事情 が ある ん だ よ

( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ハァ …

こう も 立て続け に 出かけ て は 休み なし の ゴブリン 退治

その うち 二 度 と 帰って こ れ なく なる とき が …

( 牛 飼 娘 ) 帰って くる よ ( 牛 飼 娘 の 叔父 ) あ …

帰って くる 絶対 に

彼 に とって も 私 に とって も ここ は 大事 な 場所 な ん だ から

( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ん …

だから 帰って くる まで ちゃんと ここ で 待って い たい ん だ

( 鉱 人 道 士 ) かみ きり 丸 完全 武装 じゃ のう

( 妖精 弓 手 ) もう 少し カッコ つけ れ ば いい のに

( 女 神官 ) そうです ね

そう だ ゴブリン スレイヤー さん カブト に 羽根 と か 付け て み ませ ん ?

( ゴブリン スレイヤー ) 興味 が ない

オルク ボルグ そう いえ ば 今日 は たいまつ じゃ ない の ?

( ゴブリン スレイヤー ) 試し たい こと が ある 火 は 邪魔 だ

それ で やっかい 事 と は なん だ ?

( 蜥蜴 僧侶 ) うむ

あれ に …

( 大 目玉 の うなり 声 )

( 女 神官 ) なん です か あれ ?

( 妖精 弓 手 ) 分か ん ない けど 目玉 だ と は 思う わ

( 蜥蜴 僧侶 ) 見るからに 混とん の 眷属 ( けん ぞ く ) で あり ま しょ う や

( 大 目玉 の うなり 声 )

( 女 神官 ) 名前 を 呼 ん で は いけない そういう 類い の 怪物 です よ ね

( ゴブリン スレイヤー ) 名前 なぞ は “ 大 目玉 ” でも なんでも かまわ ん

( 鉱 人 道 士 ) お前 さん は と っこ と ん ブレ ん のう

( 蜥蜴 僧侶 ) しかし 剣 呑 ( けん の ん ) な の は まさに あの 目玉 で …

( 大 目玉 の 雄 たけ び )

( 蜥蜴 僧侶 ) あれ は まさに “ 分解 ” の 邪 眼

ならば と 竜 牙 兵 を 呼び出す も あの 大 目玉 に にらま れる と ―

解 呪 を くら って 術 が 解ける 始末 でし て な

( ゴブリン スレイヤー ) 分解 に 解 呪 確かに やっかい だ な

( 女 神官 ) 部屋 に 入って こ ない かぎり は ―

攻撃 し て こ ない みたい です ね

たぶん 目 に 見 られ なけ れ ば 奇跡 は 起こせ る と 思う ん です が

( 鉱 人 道 士 ) けど 近づきゃ 見 られる

術 は 使え ん

熱線 ビカビカ 手数 は 向こう が 上

ども こも なら ず ずっと ここ で 立往生 と いう わけ よ

( ゴブリン スレイヤー ) いや 試し て み たい 方法 が ある

言 っと く けど 火 攻め と か 水攻め と か 毒 と か は ダメ だ から ね

( ゴブリン スレイヤー ) そういう 約束 だ

確認 する が ここ は もう 街 の 外 で いい な ?

( 鉱 人 道 士 ) 結構 歩 い た し ―

感じ と して も だいぶ 離れ とる じゃ ろ

( ゴブリン スレイヤー ) なら 問題 ない

( 大 目玉 の うなり 声 )

( 大 目玉 の 雄 たけ び )

来 た ー ! 来 た 来 た 来 た !

( 大 目玉 の うなり 声 )

( 鉱 人 道 士 ) 飲め や 歌え や スピリット

歌って 踊って 眠りこけ

酒 飲む 夢 を 見せ と くれ

にらま れ て なきゃ ざっと こんな もん じゃ い

( ゴブリン スレイヤー ) よし

( 妖精 弓 手 ) オルク ボルグ それ なあ に ?

( ゴブリン スレイヤー ) 小麦粉 だ 吸い込む な

( 鉱 人 道 士 ) そろそろ 術 が 切れ っち まう ぞ !

( 蜥蜴 僧侶 ) ぬ ん !

( 妖精 弓 手 の 荒い 息遣い )

( ゴブリン スレイヤー ) ヤツ に 矢 を 射 かけろ

当て れ ば いい

即座 に 入り口 へ プロテクション を 張れ

お前 が 要 だ しくじる と 死ぬ ぞ

はい

いと 慈悲 深き 地 母 神 よ

か弱き 我ら を どうか 大地 の お 力 で お 守り ください !

( 鉱 人 道 士 ) 粉 密閉 … N おい まさか !

( ゴブリン スレイヤー ) 耳 を 塞 い で 口 を 開け かがめ !

( 大 目玉 の うめき声 )

( 大 目玉 の 悲鳴 )

( 女 神官 ) う っ …

( 落下 音 )

( 鉱 人 道 士 ) やり おった わ い

小 鬼殺し 殿 何 を し た の か ね ?

( ゴブリン スレイヤー ) カナリア の 話 を 教わった とき ―

炭鉱 夫 から 聞い た

狭い 場所 に 細か な 粉じん が 散って そこ へ 火花 が 飛ぶ と ―

燃え広がり 爆発 する らしい

が 思いのほか 準備 が 面倒 だ

引火 誘 爆 の 可能 性 も 高い

これ で は ゴブリン ども 相手 に 使え ん

って いう か 爆発 って !

( ゴブリン スレイヤー ) 火 攻め でも 水攻め でも 毒気 で も ない ぞ ?

そういう 問題 じゃ なく って … N ああ もう いい わ

あの 爆発 し なかったら どう する つもり だった ん です ?

( ゴブリン スレイヤー ) 通路 から 弓矢 を 撃ち ―

正気 に 戻る 前 に 逃げる

これ を 死ぬ まで 繰り返す

手間 だ が 確実 だ

それ 一 番 大変 な の 私 じゃ ない ?

お前 さん に とっちゃ 死活 問題 だ もの な

なん たって 肥え ね ば いつ まで も 金 床 ( かな とこ ) の まま じゃ し

むしろ ドワーフ が ちょっと 痩せる べき よ ね ~ !

( 鉱 人 道 士 ) バッカ お め え この かっぷく こそ ドワーフ じゃ !

( 蜥蜴 僧侶 ) ん ~ ハァ …

( 妖精 弓 手 ) は あ ? ど っ から 見 て も ―

( 女 神官 ) フフ フッ …

ずんぐり むっくり じゃ ない ! ( 鉱 人 道 士 ) ああ ! ?

( 蜥蜴 僧侶 ) さて そう する と 気 に なる の は これ です な

♪~

~♪

Learn languages from TV shows, movies, news, articles and more! Try LingQ for FREE

Goblin Slayer Episode 8

♪~

~♪

( 吹雪 の 音 ) ふぶき||おと snowstorm||

( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 先生 ようしょう|き||||せんせい childhood|||||teacher

今日 は 何 を すれ ば よい の です か ? きょう||なん|||||||

( 圃 人 ) 何 を すれ ば ? ほ|じん|なん|||

まったく 貴 様 は バカ だ ! |とうと|さま||ばか|

( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) う っ ! ( 圃 人 ) ぶん 殴ら れ た ! ようしょう|き||||||ほ|じん||なぐら||

だから 殴り 返す ! 小 鬼 ども を ! |なぐり|かえす|しょう|おに|| ||return||||

ヤツ ばら は 頭 が よい ぞ お前 に 小 鬼 が 殺せ る の か ? やつ|||あたま||||おまえ||しょう|おに||ころせ|||

( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 殺し ます ようしょう|き||||ころし|

( 圃 人 の 笑い声 ) ほ|じん||わらいごえ

( 圃 人 ) 大事 な 姉ちゃん が 小 鬼 の オモチャ に さ れ てる 間 ― ほ|じん|だいじ||ねえちゃん||しょう|おに||おもちゃ|||||あいだ ||important||||||||||||

お前 は 黙って 見 て た のに か ? おまえ||だまって|み||||

なぜ 飛び出し て 小 鬼 を 殴ら ん かった ? |とびだし||しょう|おに||なぐら||

姉 貴 と 一緒 に さっさと 逃げ ん かった ? あね|とうと||いっしょ|||にげ||

う あっ !

( 圃 人 ) 力 が なく て なん も し なかった ヤツ が ― ほ|じん|ちから||||||||やつ| |||||||||||(subject marker)

力 を 手 に 入れた とたん なんか できる と 思った か ? ちから||て||いれた|||||おもった|

でき た と して も そんな もん メッキ よ |||||||めっき|

すぐに 剥げ て 落ち て パー だ ! |はげ||おち|||

けど 決める の は て め え 自身 よ |きめる||||||じしん|

何 か を やる と 決め て ぶん 回し た 時点 で て め え の 勝ち だ なん|||||きめ|||まわし||じてん||||||かち|

運 知恵 そ っ から 根性 だ うん|ちえ||||こんじょう|

やる か やら ない か 最初 は それ だ ! とにかく やる ん だ ! |||||さいしょ|||||||

はい 先生 |せんせい

( 圃 人 ) 上 を 見ろ ! ほ|じん|うえ||みろ

謎 かけ だ ! リドル ! なぞ||| riddle|||

死に たく なけりゃ 素早く 答えろ しに|||すばやく|こたえろ

はい 先生 |せんせい

( 圃 人 ) よ ー し ほ|じん||-|

神々 より も 正義 ! 邪 心 より も 邪悪 ! かみがみ|||せいぎ|じゃ|こころ|||じゃあく

富豪 に 必要 ! 貧者 に 不要 ! ふごう||ひつよう|ひんじゃ||ふよう

それ は 何 か ! ||なん|

そ ー ら 気 を つけろ 潰さ れる ぞ |-||き|||つぶさ||

( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 何も ない 答え は 何も ない ! ようしょう|き||||なにも||こたえ||なにも|

( 圃 人 ) そうだ ! こいつ は どう だ ! ほ|じん|そう だ||||

ヤツ は いつ いかなる とき でも 必ず お前 の もと に 現れる やつ||||||かならず|おまえ||||あらわれる

絶対 に お前 を 逃す こと は ない ぜったい||おまえ||のがす|||

お前 は ヤツ と 話す こと も でき ない おまえ||やつ||はなす||||

そら き た お 前 の 隣 だ ! 諦めろ ! ||||ぜん||となり||あきらめろ

答え は 死 … 死 だ ! こたえ||し|し|

( 圃 人 ) よ ー し 上出来 だ ほ|じん||-||じょうでき| |||||well done|

最後 に 答えろ わし の ポケット に 何 が ある ? さいご||こたえろ|||ぽけっと||なん|| last|||||||||

あ …

( 圃 人 ) 何 が ある ? ほ|じん|なん||

( 吹雪 の 音 ) ふぶき||おと

( ゴブリン スレイヤー ) ふむ

( 女 神官 ) う う … ん …\ N ( ゴブリン スレイヤー ) あ … おんな|しんかん||||||| woman||||||||

( 女 神官 の 寝息 ) おんな|しんかん||ねいき |||sleeping breath

( ゴブリン スレイヤー ) ハァ …

( 寝息 ) ねいき sleeping breath

( 剣 ( つる ぎ ) の 乙女 ) お 目覚め の よう です わ ね けん||||おとめ||めざめ|||||

どう で し た かしら ? 私 ( わたくし ) と 彼女 と 褥 ( しと ね ) を 共に し て |||||わたくし|||かのじょ||じょく||||ともに||

( ゴブリン スレイヤー ) 悪く は なかった ||わるく||

これ が 処女 同 衾 ( どう き ん ) の 奇跡 ||しょじょ|どう|ふすま|||||きせき ||maiden|||||||

リザレクション か resurrection|

( 剣 の 乙女 ) あら ご存じ だった の です ね けん||おとめ||ごぞんじ|||| ||||||||you

( ゴブリン スレイヤー ) 知識 と して は な ||ちしき|||| goblin||knowledge||||

もっとも 私 の ほう は もう 清らか と は 言え ませ ん が … |わたくし|||||きよらか|||いえ||| ||||||pure||||||

ゴブリン か

( 剣 の 乙女 ) ええ もう 10 年 も 前 に なり ます か けん||おとめ|||とし||ぜん||||

ゴブリン に 捕まって 洞窟 の 中 で ||つかまって|どうくつ||なか| ||caught|cave|||

何 を さ れ た か お 聞き に なり ます か ? なん|||||||きき||||

知って いる しって|

( 剣 の 乙女 ) フフッ けん||おとめ| sword|||

私 “ 痛い 痛い ” って 子供 み たい に 泣 い て … わたくし|いたい|いたい||こども||||なき||

でも ね 見え てる ん です ||みえ||| |||||is

ぼやけ て いる けれど あなた の 影 み たい な たたずまい も ||||||かげ||||| blurred|||||||||||

ちゃんと

どこ に でも いる けれど 目 を 離す と ― |||||め||はなす| |||||||detach|

不意 に 消えうせ て しまう よう な 影 の よう な 人 ふい||きえうせ|||||かげ||||じん ||disappear|||||||||

人 と いう の は …\ N 女 と いう の は 弱い もの です じん||||||おんな|||||よわい||

私 不安 な の です 怖い の です わたくし|ふあん||||こわい||

おかしい でしょ う ?

剣 の 乙女 と も あ ろ う 女 が 毎夜 毎晩 怖く て 恐ろしく て けん||おとめ||||||おんな||まいよ|まいばん|こわく||おそろしく| ||||||||||||scared||terribly|

たまらない の です よ unbearable|||

こんな 世界 です も の 助け と なる もの は いくら あって も … |せかい||||たすけ||||||| |||||help|||||||also

ほか の 方 に は きっと 分から ない でしょ う けれど ||かた||||わから|||| other||||||will not understand||||

ね ?

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

( 剣 の 乙女 ) “ そう か ” です か …\ N フフッ けん||おとめ|||||| |||||||N|

何 が おかしい ? なん||

( 剣 の 乙女 ) だって おかしい で は あり ませ ん か けん||おとめ||||||||

かつて 魔 神 を 討伐 し た 女 です の よ 私 |ま|かみ||とうばつ|||おんな||||わたくし

それ が 小 鬼 を 怖 がって いる だ なんて … ||しょう|おに||こわ|||| |||||scared||||

ね 私 を … 助け て ください ます か ? |わたくし||たすけ|||| ( 立ち上がる 音 ) たちあがる|おと

( 足音 ) ( ゴブリン スレイヤー ) あ … あしおと|||

( ドア の 開閉 音 ) どあ||かいへい|おと door|||

( ゴブリン スレイヤー ) フゥ …

( 女 神官 ) ん … おんな|しんかん|

ん ん …

ん ?

あ ! あ … あと …\ N えっ と …

( 女 神官 ) み … 見 まし た か ! ? ( ゴブリン スレイヤー ) ああ おんな|しんかん||み||||||

( ゴブリン スレイヤー ) 安心 しろ ( 女 神官 ) ん … ||あんしん||おんな|しんかん|

( ゴブリン スレイヤー ) 傷痕 は 残って い ない ||きずあと||のこって|| ||scar||remaining||

( 女 神官 ) ん … おんな|しんかん| ||possessive particle

( 女 神官 ) もう ケガ の ほう は 大丈夫 です か ? おんな|しんかん||けが||||だいじょうぶ|| woman|||||side||||

( ゴブリン スレイヤー ) ああ

( 女 神官 ) ゴブリン スレイヤー さん ( ゴブリン スレイヤー ) なん だ ? おんな|しんかん|||||||

その …

無理 と か し て ませ ん か ? むり||||||| impossible|||||||question particle

( ゴブリン スレイヤー ) なぜ そう 思う ? ||||おもう ||||think

何 か いつも と 違う よう な … なん||||ちがう|| ||||different||

( ゴブリン スレイヤー ) いい や

何も 変わら ん ぞ なにも|かわら|| |||emphasis

あの … ゴブリン スレイヤー さん ? that|||

( 妖精 弓 手 ) ここ ね ! ( ドア が 開く 音 ) ようせい|ゆみ|て|||どあ||あく|おと |||||||opens|

( 妖精 弓 手 ) 2 人 と も ー ! 目 が 覚め た って 聞い た わ よ ! ようせい|ゆみ|て|じん|||-|め||さめ|||ききい||| |||||||||opened||||||

大丈夫 ? 平気 ? だいじょうぶ|へいき |fine

( 鉱 人 道 士 ) 大事 な さ そう だ の か み きり 丸 に 娘 っ子 も あらがね|じん|どう|し|だいじ|||||||||まる||むすめ|っこ| ||||important||||||||||||child|

( 蜥蜴 僧侶 ) いやはや 施術 が 間に合って よう ござい まし た とかげ|そうりょ||しじゅつ||まにあって|||| ||well|treatment||just in time||||

( ゴブリン スレイヤー ) ふむ 全員 無事 か |||ぜんいん|ぶじ| ||||safely|

( 足音 ) ( ドア が 閉まる 音 ) あしおと|どあ||しまる|おと

それ オルク ボルグ が 言う ? ||||いう

( ゴブリン スレイヤー ) カナリア は どう だ ? ||かなりあ||| |||||quotation particle

平気 も 平気 へいき||へいき fine||

って いう か オルク ボルグ が 一 番 危なかった ん だ から ||||||ひと|ばん|あぶなかった|||

彼女 目 が 覚め た とたん かのじょ|め||さめ|| she|||awoke||suddenly

“ ゴブリン スレイヤー さん ! ? ” って 泣き出し て 大変 だった の よ ~ ||||なきだし||たいへん||| ||||started crying|||||

( 女 神官 ) わ あ ~ ! ち ょ … ちょっと おんな|しんかん|||||

言わ ない って 約束 … いわ|||やくそく |||promise

( 妖精 弓 手 ) 言わ なきゃ 伝わら ない でしょ ? ようせい|ゆみ|て|いわ||つたわら|| |||||won't be conveyed||

( 女 神官 ) む ぅ ! ( 蜥蜴 僧侶 ) まっ おんな|しんかん|||とかげ|そうりょ|

ともあれ これ で 憂い なく 探索 を |||うれい||たんさく| anyway|||worry||exploration|

続け られる と いう もの です な あ ん ? つづけ|||||||| continue||||||||well

その 前 に 武具 を あつらえ た ほう が よう ござい ま しょ う が … |ぜん||ぶぐ||||||||||| that|||weapons||ordered|||||||||

バッカ お め え 鱗 ( うろこ ) の ! まずは その 前 に 飯 だ わ い な ||||うろこ|||||ぜん||めし|||| dummy||||scale|scale||||||rice||||

おっと これ は したり !

( 蜥蜴 僧侶 と 鉱 人 道 士 の 笑い声 ) とかげ|そうりょ||あらがね|じん|どう|し||わらいごえ

( ゴブリン スレイヤー ) 誰 も まだ 食事 を とって い ない ? ||だれ|||しょくじ|||| |||||meal||||

( 女 神官 ) はい 約束 し た じゃ ない です か おんな|しんかん||やくそく|||||| |||promise||||||

ひと 山 越え たら みんな で ご飯 を 食べよ う って |やま|こえ||||ごはん||たべよ|| ||over||||||||

( ゴブリン スレイヤー ) む …

約束 は 守ら なくっちゃ です よ ? やくそく||まもら||| ||must be kept|||

( カナリア の 鳴き声 ) かなりあ||なきごえ ||chirping

( 鉱 人 道 士 ) これ は うまい ! あらがね|じん|どう|し||| mine||||||

すきっ腹 に は たまら ぬ わ い ! すきっぱら|||||| empty stomach||||||

( 蜥蜴 僧侶 ) 皆 で とる 食事 は また 格別 で ござい ます な とかげ|そうりょ|みな|||しょくじ|||かくべつ|||| |||||meal|||special||||

( 妖精 弓 手 ) じゃあ オルク ボルグ たち は ― ようせい|ゆみ|て|||||

ゆっくり 休 ん で て ! |きゅう|||

私 たち が 地下 の 先 を 見 て おく から ! わたくし|||ちか||さき||み||| |||||tip|||||

( 女 神官 ) えっ でも … おんな|しんかん||

装備 の ない 戦士 な ん ぞ 危なっかし すぎ て 連れ て いけ ん わ い そうび|||せんし||||あぶなっかし|||つれ||||| |||warrior||||dangerous|||companion|||||

すみません

( ゴブリン スレイヤー ) 頼む ||たのむ ||please

あ … ah

( ゴブリン スレイヤー ) 持つ か ? ||もつ|

( 女 神官 ) いえ 大丈夫 です おんな|しんかん||だいじょうぶ|

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

( 女 神官 ) 皆さん きっと 大丈夫 です よ ね おんな|しんかん|みなさん||だいじょうぶ|||

( ゴブリン スレイヤー ) ああ

( 女 神官 ) ケガ は もう 大丈夫 です か ? おんな|しんかん|けが|||だいじょうぶ||

( ゴブリン スレイヤー ) ああ ||ah

( 女 神官 ) ムチャ は し ちゃ ダメ です から ね おんな|しんかん|||||だめ||| ||mucha|||sure||||

( ゴブリン スレイヤー ) ああ ||ah

( ゴブリン スレイヤー ) どう し た ? goblin||||

( 女 神官 ) “ どう し た ? ” じゃ あり ませ ん よ ! おんな|しんかん||||||||

ゴブリン スレイヤー さん

さっき から “ ああ ” ばっかり じゃ ない です か !

( ゴブリン スレイヤー ) そう か ?

そう です よ !

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

( 女 神官 ) あと “ そう か ” も 多い です おんな|しんかん|||||おおい|

( ゴブリン スレイヤー ) む …

善処 しよ う ぜんしょ|| will take care of||will

( 女 神官 ) そうして ください フフッ おんな|しんかん||| woman||||

それ で 買い物 し たい って 言って まし た けれど … ||かいもの||||いって|||

( ゴブリン スレイヤー ) ああ ( 女 神官 ) む ぅっ |||おんな|しんかん||

( ゴブリン スレイヤー ) 俺 は 武器 や 防 具 を 見 に 行く ||おれ||ぶき||ふせ|つぶさ||み||いく

壊れ た から な こぼれ||| broke|||

お前 は どう する ? おまえ|||

私 も 鎖 帷子 ( くさり かた びら ) が 破け て しまった ので 直 せる お 店 が あれ ば いい な と … わたくし||くさり|かたびら|||||やぶけ||||なお|||てん|||||| ||||||||torn||||fixed|can||store||||||

( ゴブリン スレイヤー ) 買い替え た ほう が 早い だ ろ う ||かいかえ||||はやい||| ||replacement||||quicker|||

( 女 神官 ) イヤ です よ そんな の ( ゴブリン スレイヤー ) なぜ だ ? おんな|しんかん|いや|||||||| ||||||||||why

だって これ ゴブリン スレイヤー さん が but|||||

最初 に 褒め て くれ た もの じゃ ない です か さいしょ||ほめ|||||||| ||praised||||||||

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

そう だった な

( 店員 ) これ もう 穴 開 い ちゃ って ます ね てんいん|||あな|ひらき||||| store clerk||||opened|||||

買い替え た ほう が よく ない っす か ? かいかえ||||||| purchase|||||||

いえ 修繕 で お 願い し たい ん です けれど … |しゅうぜん|||ねがい||||| |repair||||||||

( 店員 ) は いはい 修繕 ね てんいん|||しゅうぜん| |||repair|

う ~ ん

仕立て 直し と か し ます ? したて|なおし|||| tailoring|||||will

ひ ぃっ \ N け … 結構 です ! ||||けっこう| fire||||quite|

( 店員 ) グフフ … う わ っ ! てんいん|||| |giggle|||

( ゴブリン スレイヤー ) 修繕 だ ||しゅうぜん| ||repair|

( 店員 ) ぎ … 銀 等級 … てんいん||ぎん|とうきゅう |||grade

( ゴブリン スレイヤー ) 革 鎧 ( よろい ) と 円 盾 だ 急ぎ で 頼む ||かわ|よろい|||えん|たて||いそぎ||たのむ ||||||circle|shield|is|quickly||

そちら の 鎖 帷子 と 合わせ て だ ||くさり|かたびら||あわせ|| |||||together||

え ー と 特級 です と お 代 の ほう が … |-||とっきゅう||||だい||| |||special grade|||||||

( ゴブリン スレイヤー ) ある

あ … ありがとう ござい まっ す !

( ゴブリン スレイヤー ) 剣 を 見せ て もらう ぞ ||けん||みせ||| |||||||emphatic particle

( 店員 ) あ … ああ てんいん|| store clerk||

( ゴブリン スレイヤー ) これ を もらう

少し 長い が 自分 で 擦り 上げる すこし|ながい||じぶん||かすり|あげる |||||rubbing|

砥石 ( と いし ) を 借りる ぞ といし||||かりる| whetstone|||||

でも お 客 さん そんな の じゃ せいぜい 小 鬼 ぐらい しか … ||きゃく||||||しょう|おに|| |||||||at most||||

( ゴブリン スレイヤー ) 小 鬼 を 殺す の に 使う ||しょう|おに||ころす|||つかう

( 店員 ) えっ ! ? てんいん| store clerk|

( 店員 ) さあ いらっしゃい いらっしゃい てんいん|||

( ベル の 音 ) べる||おと

( ベル の 音 ) べる||おと ||sound

( 店員 ) さあ さあ ほっぺた とろける “ あいす くり ん ” てんいん||||||| clerk|||cheek|melting|ice||

おいしい おいしい あいす くり ん だ よ !

( 男の子 ) わ あ ~ ! おとこのこ||

( 女 神官 ) あいす くり ん ? なん でしょう か ? おんな|しんかん||||||

( ゴブリン スレイヤー ) よく 分から ん が ― |||わから||

子供 たち が 集まって いる ところ を 見る と 菓子 の 類い かも な こども|||あつまって||||みる||かし||たぐい|| |||gathering||||||||kind||

( 女 神官 ) ん … おんな|しんかん|

( ゴブリン スレイヤー ) かまわ ん ぞ ||doesn't care||

はい ありがとう ござい ます !

わ … わ あ ~ ! ||ah

すごい ! 冷たく て 甘い です よ これ ! |つめたく||あまい||| amazing|cold|||||

( ゴブリン スレイヤー ) うまい か ? ( 女 神官 ) は い とって も ! ||||おんな|しんかん||||

( ゴブリン スレイヤー ) そう か

( ゴブリン スレイヤー ) ふむ 氷 菓子 と いう やつ だ な |||こおり|かし||||| |||ice|sweets|||||

術 の 類い で は ある まい どう やって こしらえ て いる ? じゅつ||たぐい||||||||| ||kind|||there||||made||

( 店員 ) ええ てんいん|

ある 学士 様 が 火 の 秘 薬 を 水 に ぶち 込む と ― |がくし|さま||ひ||ひ|くすり||すい|||こむ| |bachelor|honorable person|||||||||||

よく 冷える って 発見 を し やし て ね ( ゴブリン スレイヤー ) ほう |ひえる||はっけん|||||||| |cools||discovery|||sure|||||

( 店員 ) ひと つ 牛 の 乳 を 凍ら せ て み たら ― てんいん|||うし||ちち||こおら|||| |||cow||milk||frozen||||

うま い ん じゃ ねえ か と ||||||quotation particle

( ゴブリン スレイヤー ) なるほど いい こと を 聞い た ||||||ききい| goblin|||||||

釣り は いい 1 つ くれ つり|||| fishing||||

( 店員 ) へ えっ 毎度 ! てんいん|||まいど clerk|||every time

( 女 神官 ) フフッ ( ゴブリン スレイヤー ) なん だ ? おんな|しんかん|||||

いえ ゴブリン スレイヤー さん が

どうして いろんな こと を 知って る の か 分かった ので ||||しって||||わかった|

( 女 神官 ) 不思議 です よ ね おんな|しんかん|ふしぎ||| ||mysterious|||

誰 も この 足元 に ゴブリン が いる なんて 思って ない だれ|||あしもと||||||おもって| |||foot|||||||

( ゴブリン スレイヤー ) ああ

( 女 神官 ) もちろん 被害 が 出 て い て ― おんな|しんかん||ひがい||だ||| |||damage|||||and

それ は 怖い な って 思う ん でしょ う けど 誰 も … ||こわい|||おもう|||||だれ| it||scary|||||||||

( ゴブリン スレイヤー ) 小さい ころ … ||ちいさい| ||small|

( 女 神官 ) はい ? おんな|しんかん|

( ゴブリン スレイヤー ) 一 歩 踏み出し たら 地面 が 崩れ て ― ||ひと|ふ|ふみだし||じめん||くずれ| ||||stepped||ground||collapsed|

穴 に 落ち て 死ぬ ん じゃ ない か と ( 女 神官 ) え ? あな||おち||しぬ||||||おんな|しんかん| ||will fall||||||||||

( ゴブリン スレイヤー ) そう 思って ― |||おもって

歩く こと さえ ためらって い た 時期 が ある あるく||||||じき|| |||hesitating|||time||

あり え ん 話 じゃ ない |||はなし||

だが 誰 も そんな こと は 気 に し て い ない |だれ|||||き||||| |||||||||||not

俺 は それ が 不思議 だった おれ||||ふしぎ| ||||wonderful|was

姉 や あいつ に も 笑わ れ た が ― あね|||||わらわ||| sister|||||laughed|||

怖 か ろ う が 歩く しか ない と 気づく まで 随分 と かかった こわ|||||あるく||||きづく||ずいぶん|| |||||||||||a long time||took

( 女 神官 ) そういう もの です か おんな|しんかん||||

( ゴブリン スレイヤー ) そういう もの だ

だが 俺 は 今 も 怖く て しかたない |おれ||いま||こわく|| |||||||can't help it

手伝って くれる の は ありがたい と 思って いる てつだって||||||おもって| help|||||||

しかし 手伝う 必要 は ない ん だ |てつだう|ひつよう||||

( ゴブリン スレイヤー ) ん ?

好き に する って 言った じゃ ない です か すき||||いった|||| like||||||||

( ゴブリン スレイヤー ) そう か |||quotation particle

( 女 神官 ) そうです よ おんな|しんかん|そう です| woman|||

ホント しかた の ない 人 です ね ほんと||||じん||

( ゴブリン スレイヤー ) すま ん goblin|||

( 女 神官 ) そういう の 聞き たく ない です おんな|しんかん|||きき|||

( ゴブリン スレイヤー ) すま ん

( 女 神官 ) 別に いい です けど おんな|しんかん|べつに|||

私 だって 怖い もの は 怖 … わたくし||こわい|||こわ

冷 たっ ! く ~ ひや|| |cold|

ん … ん ~ う っ

それ じゃあ 行き ま しょ う か ||いき|||| ||||||shall

ゴブリン スレイヤー …\ N ( 槍 ( やり ) 使い ) ゴブリン スレイヤー |||やり||つかい|| goblin|||||||

そこ か !

て め え 人 を わざわざ 手紙 で 呼びつけ とい て |||じん|||てがみ||よびつけ|| ||||||||summon||

受付 さん に 言いつける ぞ ! うけつけ|||いいつける| |||will tell|

( ゴブリン スレイヤー ) 何 を だ ? ||なん||

( 槍 使い ) その 子 と 遊び 歩 い て い た こと だ ! やり|つかい||こ||あそび|ふ|||||| spear||||||||て||||

( 魔女 ) お やめ なさい な まじょ|||| ||||not

呼ば れ た の は 私 よば|||||わたくし ||||topic marker|

あ … えっ と …

( 魔女 ) 元気 そう ね まじょ|げんき|| |||right

よかった わ it was good|

あ … はい !

( 魔女 ) こっち に 用 が あった から 一緒 に ね まじょ|||よう||||いっしょ||

ほら ( 槍 使い ) う っ ハァ … |やり|つかい|||

う っ ほら よ

( ゴブリン スレイヤー ) すま ん 助かった ||||たすかった

( 槍 使い ) った く 俺 は 運送 屋 じゃ ねえ ん だ やり|つかい|||おれ||うんそう|や|||| ||||||delivery|company||||

こんな もん 運ば せる なって の ||はこば||| ||will be carried|||

( 魔女 ) でも どうして わざわざ ? まじょ|||

この 街 でも 手 に 入る でしょ ? |がい||て||はいる| ||||||right

( ゴブリン スレイヤー ) こちら の 品 で は ダメ だ ||||しな|||だめ| goblin||||item||||

目 の 細かい もの で ない と な め||こまかい||||| ||fine|||||

そう

( 槍 使い ) 何 に 使う ん だ ? そんな の やり|つかい|なん||つかう||||

( ゴブリン スレイヤー ) 決まって いる だ ろ う ||きまって|||| ||decided||||

ゴブリン 退治 だ |たいじ|

( 牛 飼 娘 の 叔父 ) 今日 も 帰って こ なかった な うし|か|むすめ||おじ|きょう||かえって|||

( 牛 飼 娘 ) そうだ ね うし|か|むすめ|そう だ|

( 牛 飼 娘 の 叔父 ) もう 何 日 目 だ ? うし|か|むすめ||おじ||なん|ひ|め| ||||uncle|||||

( 牛 飼 娘 ) まあ 遠く の 街 だって 言って たから うし|か|むすめ||とおく||がい||いって| ||||far|||||because

きっと 事情 が ある ん だ よ |じじょう||||| surely|circumstances|||||

( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ハァ … うし|か|むすめ||おじ|

こう も 立て続け に 出かけ て は 休み なし の ゴブリン 退治 ||たてつづけ||でかけ|||やすみ||||たいじ ||consecutively||depart|||||||

その うち 二 度 と 帰って こ れ なく なる とき が … ||ふた|たび||かえって||||||

( 牛 飼 娘 ) 帰って くる よ ( 牛 飼 娘 の 叔父 ) あ … うし|か|むすめ|かえって|||うし|か|むすめ||おじ| cow|||||||||||

帰って くる 絶対 に かえって||ぜったい|

彼 に とって も 私 に とって も ここ は 大事 な 場所 な ん だ から かれ||||わたくし||||||だいじ||ばしょ||||

( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ん … うし|か|むすめ||おじ|

だから 帰って くる まで ちゃんと ここ で 待って い たい ん だ |かえって||||||まって||||

( 鉱 人 道 士 ) かみ きり 丸 完全 武装 じゃ のう あらがね|じん|どう|し|||まる|かんぜん|ぶそう|| |||||||complete|fully equipped||not

( 妖精 弓 手 ) もう 少し カッコ つけ れ ば いい のに ようせい|ゆみ|て||すこし|かっこ||||| fairy||||||||||

( 女 神官 ) そうです ね おんな|しんかん|そう です|

そう だ ゴブリン スレイヤー さん カブト に 羽根 と か 付け て み ませ ん ? |||||||はね|||つけ|||| |||||helmet||wing|||||||

( ゴブリン スレイヤー ) 興味 が ない ||きょうみ|| ||interest||

オルク ボルグ そう いえ ば 今日 は たいまつ じゃ ない の ? |||||きょう||||| |||||||torch|||

( ゴブリン スレイヤー ) 試し たい こと が ある 火 は 邪魔 だ ||ためし|||||ひ||じゃま|

それ で やっかい 事 と は なん だ ? |||こと|||| ||troublesome|||||

( 蜥蜴 僧侶 ) うむ とかげ|そうりょ| |monk|

あれ に … |locative particle

( 大 目玉 の うなり 声 ) だい|めだま|||こえ big||||

( 女 神官 ) なん です か あれ ? おんな|しんかん||||

( 妖精 弓 手 ) 分か ん ない けど 目玉 だ と は 思う わ ようせい|ゆみ|て|わか||||めだま||||おもう| |||||||eye|||||

( 蜥蜴 僧侶 ) 見るからに 混とん の 眷属 ( けん ぞ く ) で あり ま しょ う や とかげ|そうりょ|みるからに|こんとん||けんぞく||||||||| lizard|||confusion||followers|||||likely||||

( 大 目玉 の うなり 声 ) だい|めだま|||こえ

( 女 神官 ) 名前 を 呼 ん で は いけない そういう 類い の 怪物 です よ ね おんな|しんかん|なまえ||よ||||||たぐい||かいぶつ||| ||||||||||kind||monster|||

( ゴブリン スレイヤー ) 名前 なぞ は “ 大 目玉 ” でも なんでも かまわ ん ||なまえ|||だい|めだま||||

( 鉱 人 道 士 ) お前 さん は と っこ と ん ブレ ん のう あらがね|じん|どう|し|おまえ||||||||| |||||||||||break||no

( 蜥蜴 僧侶 ) しかし 剣 呑 ( けん の ん ) な の は まさに あの 目玉 で … とかげ|そうりょ||けん|どん|||||||||めだま| lizard|||||||||||exactly|||

( 大 目玉 の 雄 たけ び ) だい|めだま||おす|| |||male||

( 蜥蜴 僧侶 ) あれ は まさに “ 分解 ” の 邪 眼 とかげ|そうりょ||||ぶんかい||じゃ|がん |||||dismemberment||evil|evil eye

ならば と 竜 牙 兵 を 呼び出す も あの 大 目玉 に にらま れる と ― ||りゅう|きば|つわもの||よびだす|||だい|めだま|||| then||||soldier||||||||stared||

解 呪 を くら って 術 が 解ける 始末 でし て な かい|まじない||||じゅつ||とける|しまつ||| released|curse|(object marker)|||||will be lifted|result|||

( ゴブリン スレイヤー ) 分解 に 解 呪 確かに やっかい だ な ||ぶんかい||かい|まじない|たしかに||| ||disassembly||solution|curse||troublesome||

( 女 神官 ) 部屋 に 入って こ ない かぎり は ― おんな|しんかん|へや||はいって|||| |||||||as long as|

攻撃 し て こ ない みたい です ね こうげき|||||||

たぶん 目 に 見 られ なけ れ ば 奇跡 は 起こせ る と 思う ん です が |め||み|||||きせき||おこせ|||おもう||| ||||||||miracle||can be achieved||||||

( 鉱 人 道 士 ) けど 近づきゃ 見 られる あらがね|じん|どう|し||ちかづきゃ|み| |||||if you get close||can be seen

術 は 使え ん じゅつ||つかえ| technique|||

熱線 ビカビカ 手数 は 向こう が 上 ねっせん||てすう||むこう||うえ heat ray|blinking|effort||||

ども こも なら ず ずっと ここ で 立往生 と いう わけ よ |||||||たちおうじょう|||| |also|if|||here||standing still||||

( ゴブリン スレイヤー ) いや 試し て み たい 方法 が ある |||ためし||||ほうほう||

言 っと く けど 火 攻め と か 水攻め と か 毒 と か は ダメ だ から ね げん||||ひ|せめ|||みずぜめ|||どく||||だめ||| |||||attack|||water siege||||||||||

( ゴブリン スレイヤー ) そういう 約束 だ |||やくそく|

確認 する が ここ は もう 街 の 外 で いい な ? かくにん||||||がい||がい||| confirmation||||||town|||||

( 鉱 人 道 士 ) 結構 歩 い た し ― あらがね|じん|どう|し|けっこう|ふ||| ||||quite||||

感じ と して も だいぶ 離れ とる じゃ ろ かんじ|||||はなれ||| feeling|||||離れ|||

( ゴブリン スレイヤー ) なら 問題 ない |||もんだい| ||||not

( 大 目玉 の うなり 声 ) だい|めだま|||こえ big||||

( 大 目玉 の 雄 たけ び ) だい|めだま||おす||

来 た ー ! 来 た 来 た 来 た ! らい||-|らい||らい||らい|

( 大 目玉 の うなり 声 ) だい|めだま|||こえ

( 鉱 人 道 士 ) 飲め や 歌え や スピリット あらがね|じん|どう|し|のめ||うたえ|| ||||||sing||

歌って 踊って 眠りこけ うたって|おどって|ねむりこけ singing|dancing|fell asleep

酒 飲む 夢 を 見せ と くれ さけ|のむ|ゆめ||みせ|| |drink|||||please

にらま れ て なきゃ ざっと こんな もん じゃ い |||ないと|approximately||||

( ゴブリン スレイヤー ) よし

( 妖精 弓 手 ) オルク ボルグ それ なあ に ? ようせい|ゆみ|て||||| |||||||locative particle

( ゴブリン スレイヤー ) 小麦粉 だ 吸い込む な ||こむぎこ||すいこむ| goblin||flour||suck in|

( 鉱 人 道 士 ) そろそろ 術 が 切れ っち まう ぞ ! あらがね|じん|どう|し||じゅつ||きれ||| ||||soon|||will run out|||

( 蜥蜴 僧侶 ) ぬ ん ! とかげ|そうりょ||

( 妖精 弓 手 の 荒い 息遣い ) ようせい|ゆみ|て||あらい|いきづかい |||||breath

( ゴブリン スレイヤー ) ヤツ に 矢 を 射 かけろ ||やつ||や||い| ||||arrow||shoot|shoot

当て れ ば いい あて||| hit|||

即座 に 入り口 へ プロテクション を 張れ そくざ||いりぐち||||はれ immediately||||||put

お前 が 要 だ しくじる と 死ぬ ぞ おまえ||かなめ||||しぬ| ||必要||to fail|||

はい

いと 慈悲 深き 地 母 神 よ |じひ|ふかき|ち|はは|かみ| |mercy|||||よ

か弱き 我ら を どうか 大地 の お 力 で お 守り ください ! かよわき|われら|||だいち|||ちから|||まもり| weak|||please||||||||

( 鉱 人 道 士 ) 粉 密閉 …\ N おい まさか ! あらがね|じん|どう|し|こな|みっぺい||| ||||powder|sealed||hey|

( ゴブリン スレイヤー ) 耳 を 塞 い で 口 を 開け かがめ ! ||みみ||ふさ|||くち||あけ| ||||plug||||||bend

( 大 目玉 の うめき声 ) だい|めだま||うめきごえ

( 大 目玉 の 悲鳴 ) だい|めだま||ひめい |||scream

( 女 神官 ) う っ … おんな|しんかん||

( 落下 音 ) らっか|おと fall|

( 鉱 人 道 士 ) やり おった わ い あらがね|じん|どう|し|||| |||||did||

小 鬼殺し 殿 何 を し た の か ね ? しょう|おにころし|しんがり|なん|||||| ||sir|||||||

( ゴブリン スレイヤー ) カナリア の 話 を 教わった とき ― ||かなりあ||はなし||おそわった| ||||||taught|when

炭鉱 夫 から 聞い た たんこう|おっと||ききい| coal mine|husband||heard|

狭い 場所 に 細か な 粉じん が 散って そこ へ 火花 が 飛ぶ と ― せまい|ばしょ||こまか||ふんじん||ちって|||ひばな||とぶ| narrow|place||fine||dust||scattered|||spark|||

燃え広がり 爆発 する らしい もえひろがり|ばくはつ|| spreading|explosion||

が 思いのほか 準備 が 面倒 だ |おもいのほか|じゅんび||めんどう| |unexpectedly|preparation||troublesome|

引火 誘 爆 の 可能 性 も 高い いんか|さそ|ばく||かのう|せい||たかい ignition|誘導|explosion|||||

これ で は ゴブリン ども 相手 に 使え ん |||||あいて||つかえ| |||||||can use|

って いう か 爆発 って ! |||ばくはつ| |||explosion|

( ゴブリン スレイヤー ) 火 攻め でも 水攻め でも 毒気 で も ない ぞ ? ||ひ|せめ||みずぜめ||どっけ|||| |||attack||||poison||||

そういう 問題 じゃ なく って …\ N ああ もう いい わ |もんだい||||||||

あの 爆発 し なかったら どう する つもり だった ん です ? |ばくはつ|||||||| |||||||||was

( ゴブリン スレイヤー ) 通路 から 弓矢 を 撃ち ― ||つうろ||ゆみや||うち goblin||corridor||bow and arrow||shot

正気 に 戻る 前 に 逃げる しょうき||もどる|ぜん||にげる sanity|||||

これ を 死ぬ まで 繰り返す ||しぬ||くりかえす ||||repeat

手間 だ が 確実 だ てま|||かくじつ| effort|||sure|

それ 一 番 大変 な の 私 じゃ ない ? |ひと|ばん|たいへん|||わたくし||

お前 さん に とっちゃ 死活 問題 だ もの な おまえ||||しかつ|もんだい||| |||for|matter||||

なん たって 肥え ね ば いつ まで も 金 床 ( かな とこ ) の まま じゃ し ||こえ||||||きむ|とこ|||||| ||will get fat|||||||||||||

むしろ ドワーフ が ちょっと 痩せる べき よ ね ~ ! ||||やせる||| ||||should lose weight|||

( 鉱 人 道 士 ) バッカ お め え この かっぷく こそ ドワーフ じゃ ! あらがね|じん|どう|し||||||||| |||||||||stature|||

( 蜥蜴 僧侶 ) ん ~ ハァ … とかげ|そうりょ|| |||sigh

( 妖精 弓 手 ) は あ ? ど っ から 見 て も ― ようせい|ゆみ|て||||||み|| fairy||||||||||

( 女 神官 ) フフ フッ … おんな|しんかん||

ずんぐり むっくり じゃ ない ! ( 鉱 人 道 士 ) ああ ! ? ||||あらがね|じん|どう|し| stout|stoutly|||||||

( 蜥蜴 僧侶 ) さて そう する と 気 に なる の は これ です な とかげ|そうりょ|||||き||||||| |||||||||||||is

♪~

~♪