Psycho-Pass Episode 11 psycho|pass|episode

常 守 監視 官 とわ|しゅ|かんし|かん

征 陸 を 連れ て 狡 噛 を 捜せ すすむ|りく||つれ||こう|か||さがせ

俺 と 縢 六合 塚 は おれ||とう|むっ ごう|つか|

手分け し て 妨害 電波 の 発信 源 を 捜し出し つぶす てわけ|||ぼうがい|でんぱ||はっしん|げん||さがしだし|

はい

正直 何 が 何だか さっぱり だ しょうじき|なん||なんだか||

強力 な ジャミング に きょうりょく|||

記録 に ない 地下 空間 きろく|||ちか|くうかん

狡 噛 から の 応援 要請 こう|か|||おうえん|ようせい

ただ事 じゃ ない の は 間違い ない っす よ ただごと|||||まちがい|||

お前 も そう 思う か おまえ|||おもう|

コウ ちゃん の あんな 声 初めて 聞き まし た ||||こえ|はじめて|きき||

マジ で 切羽詰まって た ||せっぱつまって|

何 を こそこそ やって いる なん||||

邪魔 が 入った か じゃま||はいった|

こい つ か

「 ユーザー 認証 狡 噛 慎 也 執行 官 」 ゆーざー|にんしょう|こう|か|まこと|や|しっこう|かん

「 適正 ユーザー です 」 てきせい|ゆーざー|

「 対象 の 脅威 判定 が 更新 さ れ まし た 」 たいしょう||きょうい|はんてい||こうしん||||

「 執行 モード デス トロイ * デコンポーザー 」 しっこう|もーど|||

「 対象 を 完全 排除 し ます 」 たいしょう||かんぜん|はいじょ||

「 ご 注意 ください 」 |ちゅうい|

あの 外観 |がいかん

２ 発 ごと の 空白 はつ|||くうはく

敵 の 武器 は 二 連 銃身 の 猟銃 か てき||ぶき||ふた|れん|じゅうしん||りょうじゅう|

残念 ながら 時間切れ です ざんねん||じかんぎれ|

妨害 電波 が 破ら れ まし た ぼうがい|でんぱ||やぶら|||

間もなく 公安 局 の 本隊 が 駆け付ける でしょ う まもなく|こうあん|きょく||ほんたい||かけつける||

ラヴ クラフト が やら れ た |くらふと||||

撃た れ て 壊さ れ た ん だ うた|||こわさ||||

やつ は とうとう 撃ち 返し て き た |||うち|かえし|||

泉 宮 寺 さん … いずみ|みや|てら|

昔 は 発展 途上 国 の インフラ 設備 に 関わる 工事 が 多く て ね むかし||はってん|とじょう|くに||いんふら|せつび||かかわる|こうじ||おおく||

危険 な 現場 ほど 金 に なった きけん||げんば||きむ||

紛争 は 突発 的 で ふんそう||とっぱつ|てき|

状況 予測 と 危機 管理 に は 限界 が あった じょうきょう|よそく||きき|かんり|||げんかい||

現地 で ゲリラ の 襲撃 に 遭った こと が ある げんち||げりら||しゅうげき||あった|||

もう ７０ ～ ８０ 年 は 前 かな |とし||ぜん|

あの とき も 隣 に い た 同僚 が 撃た れ た ん だ |||となり||||どうりょう||うた||||

それ まで 泣 い たり 叫 ん だ り し て い た 友人 が ||なき|||さけ||||||||ゆうじん|

次 の 瞬間 に は 肉 の 塊 に なって い た つぎ||しゅんかん|||にく||かたまり||||

私 は 飛び散った 血 しぶき を 頭 から 浴び て ね わたくし||とびちった|ち|||あたま||あび||

彼 の 臭い が 私 の 全身 に べっとり と こびり付 い て かれ||くさい||わたくし||ぜんしん||||こびりつ||

勘違い し ない で ほしい が これ は いい 思い出 の 話 だ かんちがい|||||||||おもいで||はなし|

あの とき ほど 命 を 生き て いる と いう 実感 を 痛烈 に 感じ た こと は ない |||いのち||いき|||||じっかん||つうれつ||かんじ||||

それ を 今 私 は 再び 味わって いる ||いま|わたくし||ふたたび|あじわって|

この 機械 仕掛け の 心臓 に 熱い 血 の たぎり が 蘇って いる |きかい|しかけ||しんぞう||あつい|ち||||よみがえって|

ここ で 逃げろ だって ||にげろ|

それ は 残酷 と いう もの だ よ ||ざんこく|||||

ここ から 先 は ゲーム で は 済み ませ ん よ ||さき||げーむ|||すみ|||

その とおり だ

これ まで ハンター と して 多く の 獲物 を 仕留め て き た ||はんたー|||おおく||えもの||しとめ|||

しかし 今 は デュエリスト と して あの 男 と 対峙 し たい |いま||||||おとこ||たいじ||

槙島 君 君 とて まさか ここ で 私 が 尻尾 を 巻く さま を 見 たく て まきしま|きみ|きみ|||||わたくし||しっぽ||まく|||み||

妙 な 小細工 を 弄 し た わけ で も ある まい たえ||こざいく||もてあそ|||||||

仰せ の 通り です あなた の 命 の 輝き おおせ||とおり||||いのち||かがやき

最後 まで 見届け させ て もらい ます さいご||みとどけ|さ せ|||

チェック メート が 近い ぞ 執行 官 ちぇっく|||ちかい||しっこう|かん

「 犯罪 係数 ３２８ 」 はんざい|けいすう

「 執行 対象 です 」 しっこう|たいしょう|

すごい … やった よ

私 たち 勝った よ わたくし||かった|

すま ん 無 茶 を さ せ た な ||む|ちゃ|||||

ここ を 出 たら すぐに セラピー を 受けろ ||だ|||||うけろ

あんた は 見る べき じゃ ない もの を 見 過ぎ ち まっ てる ||みる||||||み|すぎ|||

いい よ 狡 噛 さ ん すてき だった もん ||こう|か|||||

私 も 潜在 犯 に なっちゃ い たい ぐらい だ よ わたくし||せんざい|はん|||||||

バカ を … ばか|

やめ て 放し て ||はなし|

君 と 語り明かし たい の は やまやま だ が きみ||かたりあかし||||||

今 は 具合 が 悪 そう だ ね いま||ぐあい||あく|||

いずれ また 会 お う ||かい||

やめ て 狡 噛 さ ん ||こう|か||

油断 する な きな臭い なんて もん じゃ ない ぞ ゆだん|||きなくさい|||||

あちこち に 弾痕 が ||だんこん|

散 弾 だ な ち|たま||

火薬 を 使った 銃 の 痕跡 なんて 久しぶり だ かやく||つかった|じゅう||こんせき||ひさしぶり|

征 陸 さん … すすむ|りく|

狡 噛 さ ん … こう|か||

誰 か だれ|

ゆき ！

今 の 声 は いま||こえ|

行方 が 分から なく なって た 私 の 友人 の 声 だ と 思い ます ゆくえ||わから||||わたくし||ゆうじん||こえ|||おもい|

狡 噛 さ ん こう|か||

狡 噛 さ ん こう|か||

ひで ぇ な …

あちこち に もらって る じゃ ねえ か

嬢 ちゃん 応急 処置 は じょう||おうきゅう|しょち|

訓練 だけ は 何度 も … くんれん|||なんど|

でも 実際 に やった こと は なく て … |じっさい||||||

なら 俺 に 任せ とけ |おれ||まかせ|

もう 一 人 いる … |ひと|じん|

お前 の ダチ を 連れ てった … おまえ||||つれ|

ど い て ろ 嬢 ちゃん ||||じょう|

とにかく 血 止め なきゃ |ち|とどめ|

何 考え てる ん だ 監視 官 なん|かんがえ||||かんし|かん

まだ 事件 が 終わって ない ん です |じけん||おわって|||

くそ っ

まるで 戦場 … いや 処刑 場 だ |せんじょう||しょけい|じょう|

こりゃ ３ 人 や ４ 人 なんて もん じゃ ない |じん||じん||||

数 十 人 … いや すう|じゅう|じん|

下手 し たら １００ 人 近く 死 ん で ます よ ね へた|||じん|ちかく|し|||||

ここ に 狡 噛 が 誘い込ま れ た ||こう|か||さそいこま||

大量 殺人 虐殺 犯人 の 目的 は たいりょう|さつじん|ぎゃくさつ|はんにん||もくてき|

ゲーム じゃ ない っす か げーむ||||

いや この 地下 に やって 来 た とき から ずっと 感じ て たんす よ ||ちか|||らい|||||かんじ|||

対戦 ゲーム の ステージ みたい だ なって … たいせん|げーむ||すてーじ|||

バーチャル なら ともかく 生き た 人間 を 使って ゲーム だ と ばーちゃる|||いき||にんげん||つかって|げーむ||

こちら ハウンド １ 誰 か 聞こえる か ||だれ||きこえる|

こちら シェパード １ 状況 は |しぇぱーど|じょうきょう|

ハウンド ３ を 保護 し た ||ほご||

生き て いる の が 不思議 な ありさま だ いき|||||ふしぎ|||

犯人 は 人質 を とって 依然 逃走 中 はんにん||ひとじち|||いぜん|とうそう|なか

シェパード ２ が 単独 で 追跡 を 続行 し て いる しぇぱーど||たんどく||ついせき||ぞっこう|||

急 い で くれ きゅう|||

くそ っ 了解 し た ||りょうかい||

その 場 を 動く な すぐに 救援 に 向かう |じょう||うごく|||きゅうえん||むかう

どうやら その く そった れ な ゲーム と やら は ||||||げーむ|||

まだ 終わって い ない らしい な |おわって||||

体 が 重い からだ||おもい

自分 の 体 じゃ ない みたい だ じぶん||からだ||||

弾 は まだ 抜 い て ねえ から な たま|||ぬき|||||

俺 が おっかなびっくり やって おれ|||

太い 血管 を 傷つけ たら 本当 に 致命 傷 だ ふとい|けっかん||きずつけ||ほんとう||ちめい|きず|

搬送 後 プロ に やって もらえ はんそう|あと|ぷろ|||

常 守 監視 官 は どこ に とわ|しゅ|かんし|かん|||

こっち が 聞き て え よ ||きき|||

突っ走って いった 誰 か を 追って いった みたい だ つっぱしって||だれ|||おって|||

お前 の 応急 処置 が 終わった から おまえ||おうきゅう|しょち||おわった|

俺 も 今 すぐ 嬢 ちゃん を 追い掛ける おれ||いま||じょう|||おいかける

俺 も 行く おれ||いく

お前 は アホ か おまえ|||

だが …

悪い な 重傷 だって の に わるい||じゅうしょう|||

でも な これ 以上 時間 の 無駄 は 嫌 な ん だ よ |||いじょう|じかん||むだ||いや||||

お前 が こんなに なる ん だ おまえ|||||

はっきり 言って 嬢 ちゃん も かなり ヤバ い |いって|じょう|||||

征 陸 執行 官 すすむ|りく|しっこう|かん

ちょうど よかった 監視 官 ||かんし|かん

狡 噛 が 動か ない よう に 押さえ付け とい て くれ こう|か||うごか||||おさえつけ|||

しぶとい もん だ な まったく

何 だ なん|

コウ ちゃん が 1 人 撃った み たい っす ね |||じん|うった||||

泉 宮 寺 豊久 いずみ|みや|てら|とよひさ

泉 宮 寺 だ と いずみ|みや|てら||

誰 っす か それ だれ|||

厚生 省 の 推薦 ニュース も 見 て ない の こうせい|しょう||すいせん|にゅーす||み|||

見 て ねえ よ そんな もん み|||||

止まり なさい とまり|

公安 局 です 武器 を 捨て て 投降 し なさい こうあん|きょく||ぶき||すて||とうこう||

「 犯罪 係数 ７９ 」 はんざい|けいすう

「 執行 対象 で は あり ませ ん 」 しっこう|たいしょう|||||

「 トリガー を ロック し ます 」 ||ろっく||

朱 待って て ゆき 今 助ける から しゅ|まって|||いま|たすける| ああ 君 の 顔 は 知って いる |きみ||かお||しって|

公安 局 の 常 守 朱 監視 官 だ ね こうあん|きょく||とわ|しゅ|しゅ|かんし|かん||

あなた が ゆき を 巻き込 ん だ の ね よくも … ||||まきこ|||||

僕 は 槙島 聖 護 ぼく||まきしま|せい|まもる

槙島 まきしま

なるほど そこ で 驚く の か |||おどろく||

さすが 公安 局 だ |こうあん|きょく|

尻尾 ぐらい は つかまれ て い た と いう わけ か しっぽ|||つかま れ|||||||

あなた に は 複数 の 犯罪 に つい て 重大 な 嫌疑 が 掛かって い ます |||ふくすう||はんざい||||じゅうだい||けんぎ||かかって||

市民 憲章 に 基づ い て 同行 を 要請 し ます しみん|けんしょう||もとづ|||どうこう||ようせい||

話 が ある なら この 場 で 済ま そ う はなし|||||じょう||すま||

お互い 多忙 な 身の上 だ ろ おたがい|たぼう||みのうえ||

逃げ られる と 思って る の にげ|||おもって||

君 は 応援 が 来る まで の 時間 稼ぎ の ため に も きみ||おうえん||くる|||じかん|かせぎ||||

ここ で 僕 と の 会話 を 弾ま せる べき じゃ ない か ね ||ぼく|||かいわ||はずま||||||

熟練 の 刑事 なら そう 判断 する はず だ が … じゅくれん||けいじ|||はんだん||||

君 が 言う 「 複数 の 犯罪 」 と は どれ の こと だ ろ う きみ||いう|ふくすう||はんざい||||||||

御堂 将 剛 みどう|すすむ|かたし

それとも 王 陵 璃 華子 |おう|りょう|り|はなこ

やっぱり …

僕 は ね 人 は 自ら の 意思 に 基づ い て 行動 し た とき のみ ぼく|||じん||おのずから||いし||もとづ|||こうどう||||

価値 を 持つ と 思って いる かち||もつ||おもって|

だから 様々 な 人間 に 秘め たる 意思 を 問いただし |さまざま||にんげん||ひめ||いし||といただし

その 行い を 観察 し て き た |おこない||かんさつ||||

いい 気 に なら ない で |き||||

あなた は ただ の 犯罪 者 よ ||||はんざい|もの|

そもそも 何 を もって 犯罪 と 定義 する ん だ |なん|||はんざい||ていぎ|||

君 が 手 に し た その 銃 きみ||て|||||じゅう

ドミネーター を つかさどる シビュラシステム が 決める の か |||||きめる||

「 犯罪 係数 アンダー ５０ 」 はんざい|けいすう|あんだー

「 執行 対象 で は あり ませ ん 」 しっこう|たいしょう|||||

「 トリガー を ロック し ます 」 ||ろっく||

サイマティックスキャン で 読み取った 生体 力 場 を 解析 し ||よみとった|せいたい|ちから|じょう||かいせき|

人 の 心 の 在り 方 を 解き明かす じん||こころ||あり|かた||ときあかす

科学 の 英知 は ついに 魂 の 秘密 を 暴く に 至り かがく||えいち|||たましい||ひみつ||あばく||いたり

この 社会 は 激変 し た |しゃかい||げきへん||

だが その 判定 に は 人 の 意思 が 介在 し ない ||はんてい|||じん||いし||かいざい||

君 たち は いったい 何 を 基準 に きみ||||なん||きじゅん|

善 と 悪 を より分け て いる ん だ ろ う ね ぜん||あく||よりわけ|||||||

あなた いったい …

僕 は 人 の 魂 の 輝き が 見 たい ぼく||じん||たましい||かがやき||み|

それ が 本当 に 尊い もの だ と 確かめ たい ||ほんとう||とうとい||||たしかめ|

だが 己 の 意思 を 問う こと も せ ず |おのれ||いし||とう||||

ただ シビュラ の 神 託 の まま に 生きる 人間 たち に |||かみ|たく||||いきる|にんげん||

果たして 価値 は ある ん だ ろ う か はたして|かち|||||||

せっかく だ 君 に も 問う て みる と しよ う ||きみ|||とう|||||

刑事 と して の 判断 と 行動 を けいじ||||はんだん||こうどう|

な っ … 何 を する つもり ||なん|||

今 から この 女 船 原 ゆき を 殺し て みせよ う いま|||おんな|せん|はら|||ころし|||

君 の 目の前 で きみ||めのまえ|

「 犯罪 係数 ４８ 」 はんざい|けいすう

「 執行 対象 で は あり ませ ん 」 しっこう|たいしょう|||||

「 トリガー を ロック し ます 」 ||ろっく||

止め たけ れ ば とどめ|||

そんな 役 に 立た ない 鉄 くず で は なく |やく||たた||くろがね||||

今 あげ た 銃 を 拾って 使う と いい いま|||じゅう||ひろって|つかう||

引き金 を 引け ば 弾 は 出る ひきがね||ひけ||たま||でる

で … できる わけ ない

だって あなた は …

善良 な 市民 だ から かね ぜんりょう||しみん|||

シビュラ が そう 判定 し た から |||はんてい|||

「 犯罪 係数 ３２ 」 はんざい|けいすう

「 執行 対象 で は あり ませ ん 」 しっこう|たいしょう|||||

「 トリガー を ロック し ます 」 ||ろっく||

ど … どうして

なぜ か は 僕 に も 分から ない |||ぼく|||わから|

子供 の ころ から 不思議 だった よ こども||||ふしぎ||

僕 の サイコ パス は いつ だって 真っ白 だった ぼく|||ぱす||||まっしろ|

ただ の 一 度 も 曇った こと が ない ||ひと|たび||くもった|||

この 体 の ありとあらゆる 生体 反応 が |からだ|||せいたい|はんのう|

僕 と いう 人間 を 肯定 し て いる ん だ ろ う ね ぼく|||にんげん||こうてい||||||||

これ は 健やか に し て 善 なる 人 の 行い だ と ||すこやか||||ぜん||じん||おこない||

やめ て …

助け て 朱 たすけ||しゅ

ゆき

君 たち で は 僕 の 罪 を はかれ ない きみ||||ぼく||ざい|||

僕 を 裁け る 者 が いる と し たら ぼく||さばけ||もの|||||

それ は …

自ら の 意思 で 人殺し に なれる 者 だ けさ おのずから||いし||ひとごろし|||もの||

今 すぐ ゆき を 解放 し なさい いま||||かいほう||

さも ない と …

さもなければ 僕 は 殺さ れる |ぼく||ころさ|

君 の 殺意 に よって ね きみ||さつい|||

それ は それ で 尊い 結末 だ ||||とうとい|けつまつ|

ほら 人さし指 に 命 の 重み を 感じる だ ろ う |ひとさしゆび||いのち||おもみ||かんじる|||

シビュラ の 傀儡 で いる 限り は 決して 味わえ ない ||かいらい|||かぎり||けっして|あじわえ|

それ が 決断 と 意思 の 重 さ だ よ ||けつだん||いし||おも|||

「 犯罪 係数 アンダー ２０ 」 はんざい|けいすう|あんだー

「 執行 対象 で は あり ませ ん 」 しっこう|たいしょう|||||

「 トリガー を ロック し ます 」 ||ろっく||

デカルト は

「 決断 が でき ない 人間 は 欲望 が 大き 過ぎる か 悟 性 が 足り ない の だ 」 と 言った けつだん||||にんげん||よくぼう||おおき|すぎる||さとし|せい||たり|||||いった

どう し た

ちゃんと 構え ない と 弾 が 外れる よ |かまえ|||たま||はずれる|

さあ 殺す 気 で 狙え |ころす|き||ねらえ

あっ … 朱 |しゅ

残念 だ とても 残念 だ よ 常 守 朱 監視 官 ざんねん|||ざんねん|||とわ|しゅ|しゅ|かんし|かん

嫌 っ 助け て いや||たすけ|

朱 君 は 僕 を 失望 さ せ た しゅ|きみ||ぼく||しつぼう||| だから 罰 を 与え なくて は なら ない |ばち||あたえ||||

やめ て … お 願い |||ねがい

己 の 無力 さ を 後悔 し 絶望 する が いい おのれ||むりょく|||こうかい||ぜつぼう|||

「 犯罪 係数 ０ 」 はんざい|けいすう

「 執行 対象 で は あり ませ ん トリガー を … 」 しっこう|たいしょう|||||||

やめ て ー っ ||-|

お 嬢ちゃん |じょうちゃん

気 が 付い た か き||つけい||

常 守 監視 官 は とわ|しゅ|かんし|かん|

私 が ゆき を 見殺し に し た わたくし||||みごろし|||

私 が ゆき を 見殺し に し た わたくし||||みごろし|||

何 が あった なん||

あの 男 と 会い まし た |おとこ||あい||

あの 男 |おとこ

槙島 聖 護 は まきしま|せい|まもる|

ドミネーター で 裁け ませ ん … ||さばけ||