RDG : Red Data Girl Episode 11 rdg|red|data|girl|episode

--- OP --- op

お 待た せ |また|

何 か 見つかった なん||みつかった

いや ざっと 見 て 回った 限り じゃ 何も ||み||まわった|かぎり||なにも

呪術 に 必要 な 品 は たぶん 土 に 埋め て ある じゅじゅつ||ひつよう||しな|||つち||うずめ||

陰 陽師 の 業 なら ね かげ|ようし||ぎょう||

仕掛け た の は 高柳 くん って こと しかけ||||たかやなぎ|||

あいつ が 何も し て ない と 思う ほう が おかしい だ ろ う ||なにも|||||おもう||||||

かなり 以前 から 計画 し て い た はず だ |いぜん||けいかく||||||

そう いえ ば 着付け 講習 会 の 時 |||きつけ|こうしゅう|かい||じ

村上 穂高 先輩 に キャンパス 内 に 何 か い ます か って 聞い たら 居 心地よ さ そう だって むらかみ|ほたか|せんぱい||きゃんぱす|うち||なん||||||ききい||い|ここちよ|||

ここ に は 何も ない |||なにも|

今 怨霊 と 呼べ る もの が 残って いる と する なら いま|おんりょう||よべ||||のこって||||

私 一 人 だ わたくし|ひと|じん|

もし かして …

八王子 城 に い た 幽霊 たち が 今 は 学園 に 来 て いる の かも はちおうじ|しろ||||ゆうれい|||いま||がくえん||らい||||

人 じゃ ない もの か じん||||

図書 館 の 裏 で 何 か が … としょ|かん||うら||なん||

見 て くる み||

シン コウ 俺 も 行く よ ||おれ||いく|

真夏 まなつ

大丈夫 だいじょうぶ

待って て シン コウ まって|||

ごめん ね 泉 水子 ちゃん ||いずみ|みずこ|

こんな 危険 な ことに 巻き込 ん で しまって |きけん|||まきこ|||

う うん 私 だって 真 響 さん を 助け たい ||わたくし||まこと|ひび|||たすけ|

真 響 さん が 私 の そば に い て くれ た み たい に まこと|ひび|||わたくし||||||||||

あった

蠱 物 が 埋め て あった こ|ぶつ||うずめ||

高柳 は 化学 部 だった よ な たかやなぎ||かがく|ぶ|||

真澄 を 呼び出 そ う ますみ||よびだ||

真澄 より 霊 力 の 高い もの を 陰 陽師 が 用意 できる と は 思え ない ますみ||れい|ちから||たかい|||かげ|ようし||ようい||||おもえ|

高柳 は 思い上がり を 正す べき な の よ たかやなぎ||おもいあがり||ただす||||

オンソハハンバ シユダ サラバ タラマ ソハハンバ シユド カン ||||||かん

オンタタギヤト ドハン バヤ ソワカ

オンハンドバ ドハン バヤ ソワカ

やる ん じゃ ない か と 思った よ ||||||おもった|

えっ 嘘 想定 内 だった ？ |うそ|そうてい|うち|

真澄 明日 万一 の こと が あったら 代わって くれる ますみ|あした|まんいち|||||かわって|

見せ場 に 出る わけ ね いい よ みせば||でる||||

あたし こんな 格好 し て み たかった だ よ ね ||かっこう|||||||

待ち伏せ ？ 何で この 私 が ？ まちぶせ|なんで||わたくし|

似合って る よ 君 すごく にあって|||きみ|

確認 し て おく と 合戦 ゲーム は 大きく 分けて 二 つ かくにん|||||かっせん|げーむ||おおきく|わけて|ふた|

武将 同士 の バックギャモン に よる ボード ゲーム 勝負 と ぶしょう|どうし|||||ぼーど|げーむ|しょうぶ|

足 軽 兵 同士 で の フィールド 競技 ね あし|けい|つわもの|どうし|||ふぃーるど|きょうぎ|

校 内 六 ヶ所 に 40 人 から 80 人 まで の 生徒 が 配置 さ れ こう|うち|むっ|かしょ||じん||じん|||せいと||はいち||

二 つ の 勝負 で 各 箇所 に 割り当て られ た 旗 の 奪い合い を 行う ふた|||しょうぶ||かく|かしょ||わりあて|||き||うばいあい||おこなう

その 旗 の 数 の 合計 で 足 軽 兵 を 再 編成 し て |き||すう||ごうけい||あし|けい|つわもの||さい|へんせい||

最終 決戦 の 風船 割り ゲーム が 行わ れる さいしゅう|けっせん||ふうせん|わり|げーむ||おこなわ|

最 終日 だ から ね 怪我 の ない よう に 気 を 引き締め て いき ま しょ う さい|しゅうじつ||||けが|||||き||ひきしめ|||||

鈴 原 すず|はら

お前 の 受け持ち は おまえ||うけもち|

最初 は セミナー ハウス だ けど さいしょ||せみなー|はうす||

これ 渡し て おく |わたし||

ずっと 持って い た の |もって|||

誰 から も 返せ と 言わ れ なかった だれ|||かえせ||いわ||

大丈夫 かな だいじょうぶ|

繋がる と 信じ て 使わ ない と だめ だ つながる||しんじ||つかわ||||

執行 部 メンバー は 登録 し て おい た けど しっこう|ぶ|めんばー||とうろく|||||

俺 の 携帯 と 繋が れ ば それ で いい おれ||けいたい||つなが|||||

今日 は 何 が 起こる か 分から ない きょう||なん||おこる||わから|

困った こと が 起き た 時 自分 一 人 で どうにか しよ う と 思う な よ 必ず 連絡 しろ こまった|||おき||じ|じぶん|ひと|じん||||||おもう|||かならず|れんらく|

離れ て い て も 相談 くらい は できる はず だ はなれ|||||そうだん|||||

う … うん

なに 図書 館 の 上 |としょ|かん||うえ

誰 が 仕込 ん だ ん だ ろ う こんな もの だれ||しこ||||||||

何 だ あれ は なん|||

聞い て ない ぞ ききい|||

後 で 一 度 俺 に 掛けろ よ あと||ひと|たび|おれ||かけろ|

だめ もと だ から

化学 部 の 気球 だ ね かがく|ぶ||ききゅう||

ぎりぎり に なって 申請 し たら し いよ |||しんせい||||

よく 間に合った な |まにあった|

すみません すぐ 戻り ます ||もどり|

俺 だ おれ|

聞こえ てる ？ きこえ|

遅い ぞ 何 やって た おそい||なん||

相楽 くん の ところ から 気球 見える ？ さがら|||||ききゅう|みえる

あれ 化 学部 が 揚げ てる ん だ って |か|がくぶ||あげ||||

ああ 早川 委員 長 に 確認 し た ちゃん と 届け は 出 て いる |はやかわ|いいん|ちょう||かくにん|||||とどけ||だ||

何 か 気配 を 感じる の か なん||けはい||かんじる||

まだ 分から ない |わから|

でも 何だか 空気 が 重い 気 が する |なんだか|くうき||おもい|き||

ちょうど 蠱 物 が 埋め て あった 辺り だ し な |こ|ぶつ||うずめ|||あたり|||

こっち でも 注意 し て おく ||ちゅうい|||

よかった

携帯 で 話せる なら もう ほか の 女の子 と 変わら ない ね けいたい||はなせる|||||おんなのこ||かわら||

これ から は どんどん 普通 の 人 と 同じ に なって いく ん だ よ ね ||||ふつう||じん||おなじ|||||||

普通 って ふつう|

鈴 原 に は それ が 大事 な の か すず|はら|||||だいじ|||

大事 だ よ すごく だいじ|||

鈴 原 が 姫 神 に なり たく ない と 言って も 俺 は 別に 構わ ない が すず|はら||ひめ|かみ||||||いって||おれ||べつに|かまわ||

姫 神 も 前 に 似 た よう な こ と 言って いた し な ひめ|かみ||ぜん||に||||||いって|||

姫 神 が どう 思う か じゃ なく て 私 が 思う こと だ よ ひめ|かみ|||おもう|||||わたくし||おもう|||

双方 の 意見 が 一致 し てる ん だ から いい じゃ ない か そうほう||いけん||いっち|||||||||

とにかく 鈴 原 は 今日 極力 目立つ な よ |すず|はら||きょう|きょくりょく|めだつ||

分かって る わかって|

宗 田 と 高柳 の 争い に 巻き込ま れる こと は 何と して も 避ける ん だ はじめ|た||たかやなぎ||あらそい||まきこま||||なんと|||さける||

分かって る って ば わかって|||

そう 言い ながら も 結構 ちょくちょく 高柳 に 付け入ら れ てる から な |いい|||けっこう||たかやなぎ||つけいら||||

必ず 距離 を 取れよ かならず|きょり||とれよ

電話 切ら ない の でんわ|きら||

僕 は 構わ ない よ 別に 相楽 が 聞い て い て も ぼく||かまわ|||べつに|さがら||ききい||||

怯え て は だめ だ 付け込ま れる おびえ|||||つけこま|

また 新しい 式 神 を 作って いる |あたらしい|しき|かみ||つくって|

そう 言わ ず に 鈴 原 さん に は こい つら と お 近づき に なって ほしい のに |いわ|||すず|はら||||||||ちかづき||||

式 神 なんて ぞっと する しき|かみ|||

君 は 僕 を ペット を 殺し て 式 神 に する 血 も 涙 も ない やつ だって 思い込 ん で いる よ ね きみ||ぼく||ぺっと||ころし||しき|かみ|||ち||なみだ|||||おもいこ|||||

だけど リカルド を 本当 に 殺し た の は 宗 田 の 神霊 の 兄弟 だって こと |||ほんとう||ころし||||はじめ|た||しんれい||きょうだい||

どっち が 残酷 だ と 思う ？ ||ざんこく|||おもう

宗 田 の 視野 は ひどく 狭く て 何も 分かっちゃ い ない はじめ|た||しや|||せまく||なにも|わかっちゃ||

神霊 を コントロール 出来る と 思う の が 不思議 だ しんれい||こんとろーる|できる||おもう|||ふしぎ|

コントロール しよ う と 考える の が あなた たち じゃ ない の こんとろーる||||かんがえる|||||||

宗 田 は 自分 の 霊 能力 を グローバル に 発展 さ せる に は はじめ|た||じぶん||れい|のうりょく||ぐろーばる||はってん||||

どう す べき か って こと など を 考え た こと も ない ん だ ろ う ||||||||かんがえ||||||||

未 だに 個人 の 目先 の 利益 くらい しか 考え て い ない み||こじん||めさき||りえき|||かんがえ|||

鈴 原 さん すず|はら|

鳳城 学園 に は どうして これほど 海外 留学 生 が 受け入れ られ て いる と 思う ？ おおとりしろ|がくえん|||||かいがい|りゅうがく|せい||うけいれ|||||おもう

これ から の 時代 東洋 と 西洋 の 垣根 を なくし て |||じだい|とうよう||せいよう||かきね|||

地球 規模 に 通用 する 思想 で 取り組ま なく て は なら ない ん だ ちきゅう|きぼ||つうよう||しそう||とりくま|||||||

神 光 あれ と 言い たまえ けれ ば 光 あり き かみ|ひかり|||いい||||ひかり||

神 光 を よし と 見 たまえ かみ|ひかり||||み|

神 光 と 闇 を 分 ち たまえ かみ|ひかり||やみ||ぶん||

神 光 を 昼 と 名づけ 闇 を 夜 と 名づけ かみ|ひかり||ひる||なづけ|やみ||よ||なづけ

相楽 くん まだ 聞い てる ？ さがら|||ききい|

バカ か お前 は 高柳 と 議論 など す ん な ばか||おまえ||たかやなぎ||ぎろん||||

今 そっち に 向かって いる から いま|||むかって||

来 ちゃ だめ で ない と みんな 捕まる らい|||||||つかまる

勝者 小坂 信之 しょうしゃ|こさか|のぶゆき

大丈夫 です か だいじょうぶ||

うん はい

本当 に 平気 ？ ほんとう||へいき

クラウス が 怖がったり する ？ ||こわがったり|

ごめんなさい 私 って 外国 の 人 に 慣れ て い なく て |わたくし||がいこく||じん||なれ||||

僕 全然 怖く ない です よ ぼく|ぜんぜん|こわく|||

あいつ 何 やって ん だ |なん|||

君 って 普通 に 笑え ば 笑える ん だ ね きみ||ふつう||わらえ||わらえる|||

その ほう が ずっと いい よ

高柳 と 議論 しよ う と いう の が 間違い な ん だ たかやなぎ||ぎろん|||||||まちがい|||

鈴 原 など 一 溜り も ない に 決まって る すず|はら||ひと|たまり||||きまって|

自分 から 壁 を 作って た ん だ じぶん||かべ||つくって|||

そんな こと じゃ だめ な の に

ああ もう 行か ない と ||いか||

鈴 原 さん 決戦 の 前 に 時間 が あったら 話 に 来 て よ すず|はら||けっせん||ぜん||じかん|||はなし||らい||

何で 下って いる ん だ なんで|くだって|||

これ も 陰 陽師 の 術 な の か ||かげ|ようし||じゅつ|||

和 宮 そこ に いる ん だ ろ う わ|みや|||||||

お前 何とか しろ よ おまえ|なんとか||

姫 神 の 所 に は 行け ない ひめ|かみ||しょ|||いけ|

何で だ よ 行か ない 気 な の か なんで|||いか||き|||

眷属 神 の くせ に けんぞく|かみ|||

鈴 原 さん は 来 ちゃ 駄目 って 言った だ ろ う すず|はら|||らい||だめ||いった|||

ああいう 言葉 は 効く ん だ よ |ことば||きく|||

鈴 原 の 術 だって 言い たい の か すず|はら||じゅつ||いい|||

今 どこ に いる の よ 相楽 いま||||||さがら

とっとと 図書 館 に 戻り なさい |としょ|かん||もどり|

大手 軍 大将 アンジェリカ * ベルナール おおて|ぐん|たいしょう||

防衛 軍 大将 佐々木 亮二 ぼうえい|ぐん|たいしょう|ささき|りょうじ

戦 始め ！ いくさ|はじめ

誰 か を 嫌い だ と 思わず に すめ ば だれ|||きらい|||おもわず|||

こんなに 清々 する もの だった なんて |せいせい||||

真 響 さ ん この 勝負 に 負ける の か な まこと|ひび||||しょうぶ||まける|||

そし たら 私 真 響 さん を 慰め て あげよ う ||わたくし|まこと|ひび|||なぐさめ|||

連絡 しろ れんらく|

あれ 何 か 忘れ てる 気 が し た ん だ けど |なん||わすれ||き||||||

大手 軍 二 勝 おおて|ぐん|ふた|か

よっ しゃ ！

負け た ー まけ||-

強い ！ つよい

かっこいい ！

腹 減った わ 俺 はら|へった||おれ

焼きそば 食べ に 行 こ う やきそば|たべ||ぎょう||

もしもし セミナー ハウス 大河内 |せみなー|はうす|おおかわち

鈴 原 さん すず|はら|

こんにちは

高柳 の 所 に 行き ま しょ う たかやなぎ||しょ||いき|||

私 日本 が 大好き わたくし|にっぽん||だいすき

だから この 学園 に 来 た よ ||がくえん||らい||

日本 の こと 知れ ば 知る ほど おもしろい にっぽん|||しれ||しる||

だから 高柳 の こと が 好き |たかやなぎ||||すき

高柳 の 顔 が 大好き たかやなぎ||かお||だいすき

あなた も そう

あー い やっ えっ と

高柳 くん と どういう 関係 な ん だ ろ う たかやなぎ||||かんけい|||||

私 高柳 くん の こと 気 に し て いる わたくし|たかやなぎ||||き||||

高柳 は いろいろ な こと 私 たち に も 教え て くれる たかやなぎ|||||わたくし||||おしえ||

あそこ の 戦い ||たたかい

鈴 原 さん は どう 思う すず|はら||||おもう

何 な の これ なん|||

やっぱり あなた 見える の ね ||みえる||

あんなに 沢山 わざと な の |たくさん|||

学園 の 皆 に 何 を し た の がくえん||みな||なん||||

あれ は 幽霊 害 は ない から 落ち着 い て ||ゆうれい|がい||||おちつ||

怖く ない でしょ う こわく|||

あなた 怖い と は 思って い ない でしょ う |こわい|||おもって||||

何 が あった の 相楽 なん||||さがら

顔つき が 変 だ よ かおつき||へん||

坂 の 途中 に 術 が あって 馬場 から 向こう に 行け ない さか||とちゅう||じゅつ|||ばば||むこう||いけ|

えっ どういう こと

高柳 が 何 か 仕組 ん で いる たかやなぎ||なん||しく|||

鈴 原 が 来る な と 言って た すず|はら||くる|||いって|

心配 だ ね 真澄 に 頼む しんぱい|||ますみ||たのむ

相楽 ポーカーフェイス が でき なく なって る さがら||||||

言って る 場合 か いって||ばあい|

鈴 原 が もしも 高柳 に 寝返ったら すず|はら|||たかやなぎ||ねがえったら

宗 田 だって 相当 青い はず だ ぞ はじめ|た||そうとう|あおい|||

もし かして 自信 ない わけ ||じしん||

そういう 話 じゃ ない |はなし||

相楽 さがら

相楽 は 泉 水子 ちゃん の こと が 何より も 一 番 大事 さがら||いずみ|みずこ|||||なにより||ひと|ばん|だいじ

私 は 真夏 の こと が 一 番 大事 わたくし||まなつ||||ひと|ばん|だいじ

そういう こと だ よ ね

何 が 言い たい ん だ なん||いい|||

私 の 許嫁 を 演じ て くれ ない か な わたくし||いいなずけ||えんじ|||||

振り だけ で いい から ふり||||

は あ ？

戸隠 の 知り合い が 見 に 来 てる の とがくし||しりあい||み||らい||

それ と 何 の 関係 が ある ん だ ||なん||かんけい||||

早い うち に 婿 を 取ら せ た がって る の よ はやい|||むこ||とら||||||

跡継 に 確保 の ため に あとつぎ||かくほ|||

でも 相楽 は 私 が 誰 と も 結婚 でき ない こと を 分かって いる |さがら||わたくし||だれ|||けっこん|||||わかって|

相楽 と 泉 水子 ちゃん が 公認 の カップル に なれ ない の と 同じ ように さがら||いずみ|みずこ|||こうにん||かっぷる||||||おなじ|

何 を なん|

泉 水子 ちゃん も 迷惑 に なる から なれ ない と 言って た いずみ|みずこ|||めいわく|||||||いって|

相楽 が 泉 水子 ちゃん に 気持ち を はっきり 言わ ない の は その せい だ よ ね さがら||いずみ|みずこ|||きもち|||いわ||||||||

それ なら お互い 隠れ蓑 が 必要 でしょ う ||おたがい|かくれみの||ひつよう||

もちろん 泉 水子 ちゃん に は 私 から 全部 話す つもり |いずみ|みずこ||||わたくし||ぜんぶ|はなす|

ちゃんと 説得 する |せっとく|

宗 田 お前 鈴 原 を はじめ|た|おまえ|すず|はら|

姫 神 だって 話 聞い た よ ひめ|かみ||はなし|ききい||

だからこそ 相楽 に 頼み たい |さがら||たのみ|

また 負け たく は ない よ |まけ||||

姫 将軍 ひめ|しょうぐん

お 願い し ます |ねがい||

どう か 我ら に 力 を ||われら||ちから|

込み入った 話 は 後 に 回 そ う こみいった|はなし||あと||かい||

分かった わかった

姫 将軍 たる も の 期待 に は 応え ない と ね ひめ|しょうぐん||||きたい|||こたえ|||

姫 将軍 様 頼む ぞ ひめ|しょうぐん|さま|たのむ|

彼女 フェイズ を 超え られる かのじょ|||こえ|

間違い なく 特殊 な 子 ね まちがい||とくしゅ||こ|

情報 通 の 間 で は うわさ が 飛び交って る ん だ よ じょうほう|つう||あいだ|||||とびかって||||

この 学園 に 世界 一 神霊 に 近い |がくえん||せかい|ひと|しんれい||ちかい

世界 遺産 に も 匹敵 する 女の子 が いる らしい って せかい|いさん|||ひってき||おんなのこ||||

そんな こと より 幽霊 を 集め て どう する つもり か 説明 し て |||ゆうれい||あつめ||||||せつめい||

大した こと じゃ ない たいした|||

君 が 見て いる の は 学園 の 生徒 が 作り出し て いる 心 的 な エネルギー だ よ きみ||みて||||がくえん||せいと||つくりだし|||こころ|てき||えねるぎー||

皆 を そう 仕向け た でしょ う みな|||しむけ|||

あなた たち 別 の 層 を 作 ろ う と して いる ||べつ||そう||さく|||||

フェイズ に 気付く の は 君 が その 向こう へ 行ける 人 だ から だ ||きづく|||きみ|||むこう||いける|じん|||

審 神 者 の 目 を 持つ 人間 なら しん|かみ|もの||め||もつ|にんげん|

霊 的 な もの から 距離 を 置く はず な のに れい|てき||||きょり||おく|||

君 は 平気 で 近づ い て いく きみ||へいき||ちかづ|||

僕 は 最初 君 が 式 神 に 見え て しまった よ ぼく||さいしょ|きみ||しき|かみ||みえ|||

こうして 親しく 話 が できる よう に なった ん だ から |したしく|はなし||||||||

少し 調べ て み て も いい よ ね すこし|しらべ|||||||

もし 嫌 だ と 言ったら |いや|||いったら

鈴 原 さん は もう 僕たち の 味方 に 付い て くれ た じゃ ない か すず|はら||||ぼくたち||みかた||つけい||||||

そう だった っけ

これ で ちょっと 取り戻し た ？ |||とりもどし|

すごい 付き だった な |つき||

あれ は 真澄 分から なかった ？ ||ますみ|わから|

神霊 は 勝負事 も できる の か しんれい||しょうぶごと||||

そう じゃ なく て

防衛 軍 の 付き が 何 か の 方法 で 減らさ れ て いる って 気付 い た の ぼうえい|ぐん||つき||なん|||ほうほう||へらさ|||||きづ|||

真澄 が おかしな 障害 を 追い払って くれ た だけ ますみ|||しょうがい||おいはらって|||

それ も 陰 陽師 の 結 界 の せい な の か ||かげ|ようし||けつ|かい|||||

多分 ね たぶん|

学園 で 真澄 の 力 を 借りる と 体 に くる ね がくえん||ますみ||ちから||かりる||からだ|||

明日 に なったら 寝こ ん じゃ う だ ろ う な あした|||ねこ|||||||

高柳 側 の 様子 を 見 て くる たかやなぎ|がわ||ようす||み||

相楽 私 の 提案 の 答え は ？ さがら|わたくし||ていあん||こたえ|

僕たち は 危険 な もの を 封じ込め ぼくたち||きけん||||ふうじこめ

この 世界 を 人間 が コントロール できる 場所 に 整え て おか ない と 行け ない ん だ |せかい||にんげん||こんとろーる||ばしょ||ととのえ|||||いけ|||

それ が つまり 世界 から 陰 陽師 に 与え られ た 使命 な ん だ |||せかい||かげ|ようし||あたえ|||しめい|||

そう いえ ば

どうして これ を 怖い と 思った ん だ ろ う |||こわい||おもった||||

教え て 欲しい ん だ おしえ||ほしい||

君 たち が 視聴覚 室 で 最初 に リカルド を 消し た とき きみ|||しちょうかく|しつ||さいしょ||||けし||

あれ は 相楽 で は なく ||さがら|||

相楽 で は なく さがら|||

相楽 で は なく さがら|||

相楽 深 行 さがら|ふか|ぎょう

深 行く ん ふか|いく|

深 行く ん ふか|いく|

深 行く ん ふか|いく|

深 行く ん ふか|いく|

深 行く ん ふか|いく|

深 行く ん ふか|いく|

深 行く ん を 忘れ て いる なんて ふか|いく|||わすれ|||

あり え ない これ は おかしい

自然 な こと じゃ ない しぜん||||

護身 を し なく て は ごしん|||||

臨 兵 闘 者 皆 陣 裂 在 前 のぞ|つわもの|たたか|もの|みな|じん|さ|ざい|ぜん

彼女 は 破り ます よ かのじょ||やぶり||

信じ られ ない しんじ||

私 の こと コントロール できる と 思った の ね わたくし|||こんとろーる|||おもった||

そこ で 怒ったら 駄目 だ よ ||いかったら|だめ||

それ じゃ まるで 悪霊 みたい だ よ |||あくりょう|||

落ち着 い て 話 そ う おちつ|||はなし||

君 だって 合意 した こと な ん だ から きみ||ごうい||||||

ふざけ ない で ！

あなた の 仲間 に なんて なら ない ||なかま||||

そんな こと 一 度 も 言って ない ||ひと|たび||いって|

また 疑う と いう なら 何度 でも 説得 を 繰り返す よ |うたがう||||なんど||せっとく||くりかえす|

その 手 に は 乗ら ない |て|||のら|

高柳 くん が 間違って いる こと 私 体 の 全部 で 分かって いる たかやなぎ|||まちがって|||わたくし|からだ||ぜんぶ||わかって|

式 神 も 土地 の 幽霊 を 呼び寄せる の も しき|かみ||とち||ゆうれい||よびよせる||

人 で は ない もの を 勝手 に 利用 し てる だけ じゃ ない じん||||||かって||りよう|||||

ここ に ある の は そんな こと を さ れ たい と 思って ない ||||||||||||おもって|

そんな 態度 絶対 に 許せ ない |たいど|ぜったい||ゆるせ|

彼女 一体 何 もの ？ かのじょ|いったい|なん|

本当 に 人間 ？ ほんとう||にんげん

信じ られ ない しんじ||

私 とにかく 鈴 原 は 今日 極力 目立つ な よ わたくし||すず|はら||きょう|きょくりょく|めだつ|| ここ に いる 人 たち に |||じん||

これ から は どんどん 普通 の 人 と 同じ に なって いく ん だ よ ね ||||ふつう||じん||おなじ|||||||

自分 の 正体 を 見 られ て しまった ん だ じぶん||しょうたい||み|||||

人 の 種 を 滅ぼす こと の できる 私 は じん||しゅ||ほろぼす||||わたくし|

本当 に 人間 か ほんとう||にんげん|

見 られ たら み||

最後 だった さいご|

私 は 捕まえ られ て しまう わたくし||つかまえ|||

お 願い 消え て |ねがい|きえ|

私 を 見 ない で わたくし||み||

私 に 触ら ない で ！ わたくし||さわら||

それ は 泉 水子 ちゃん と の こと を 言って る の ||いずみ|みずこ||||||いって||

あ だ から 宗 田 も そう しろ よ |||はじめ|た||||

今 の は 何 だ いま|||なん|

分から ない わから|

誰 か が 私 を 呼ぶ の だれ|||わたくし||よぶ|

どこ か で 私 を 呼ぶ |||わたくし||よぶ

遠く から 近づ い てる とおく||ちかづ||

優しい 響き やさしい|ひびき

心 動き出し て こころ|うごきだし|

一 つ 教え て ひと||おしえ|

この 切ない 予感 の 前 で |せつない|よかん||ぜん|

まだ 知ら ず に い た |しら||||

思い が 広がり かけ てる の おもい||ひろがり|||

夢見 て い た 自由 に ゆめみ||||じゆう|

戸惑い がち の まま とまどい|||

小さな 声 で 願う ちいさな|こえ||ねがう

みんな と 一緒 に ||いっしょ|

笑い 合い たい ね わらい|あい||

鈴 原 お前 姫 神 を 一 人 で 抱える つもり な の か すず|はら|おまえ|ひめ|かみ||ひと|じん||かかえる||||

普通 の 女の子 に なり ない じゃ なかった の か よ ふつう||おんなのこ||||||||