Saenai Heroine No Sodatekata Episode 0 saenai|heroine|no|sodatekata|episode 新内女主角的 Sodatekata 第 0 集

何 澤村 さん の 一 押し って あれ な の なん|さわむら|||ひと|おし||||

１ 話 から パンチラ や 全裸 満載 だった くだらない ハーレム アニメ よ ね はなし||||ぜんら|まんさい|||はーれむ|あにめ||

３ 話 まで 付き合った こと を 後悔 し た わ はなし||つきあった|||こうかい|||

な っ どう 見 て も 神 アニメ だった じゃ ない |||み|||かみ|あにめ|||

最後 まで 作画 安定 し て たし さいご||さくが|あんてい|||

ヌルヌル 動く し 出 て くる 女の子 超 カワイイ し ぬるぬる|うごく||だ|||おんなのこ|ちょう||

そういう 絵 さえ よけ れ ば 名作 だ と 無駄 に 崇める 人 たち が |え|||||めいさく|||むだ||あがめる|じん||

アニメ 業界 を 衰退 さ せ て いく と いう こと が 分から ない の かしら あにめ|ぎょうかい||すいたい|||||||||わから|||

衰退 さ せ てる の は すいたい|||||

そう やって 最後 まで 見 もし ない で ||さいご||み|||

イメージ だけ で 批判 し て いい気 に なって る あんた み たい な 連中 よ いめーじ|||ひはん|||いいき||||||||れんちゅう|

あんた たち さ

高校 生 に も なって よくも アニメ の 話 で そこ まで 熱く なれる よ ね こうこう|せい|||||あにめ||はなし||||あつく|||

人 の 精神 年齢 を とやかく 言う 前 に じん||せいしん|ねんれい|||いう|ぜん|

お 風呂 で 泳ぐ と か 子供 みたい な 真似 は やめ なさい 氷 堂 さん |ふろ||およぐ|||こども|||まね||||こおり|どう|

ホント ほんと

もう 少し 女の子 と して の たしなみ を 身 に 付け たら どう な の |すこし|おんなのこ||||||み||つけ||||

は いはい

に し て も 気持ち いい よ ね ||||きもち|||

あっ つ

来 て よかった らい||

まあ 一緒 に いる メンバー は 最悪 だ けど ね |いっしょ|||めんばー||さいあく|||

別に 一 人 を 除け ば それほど 不満 は ない けれど べつに|ひと|じん||のけ|||ふまん|||

そう いや 今ごろ トモ どう し てる かな ||いまごろ|とも||||

ど っか で 覗 い て たり し て |||のぞ|||||

見 られ て 恥ずかし がる もの なんか 何も つい て ない のに み|||はずかし||||なにも||||

何 を 慌て て いる の かしら 澤村 さん なん||あわて|||||さわむら|

か … か か か か 霞 ヶ 丘 詩 羽 |||||かすみ||おか|し|はね

だいたい あの 作品 は 中盤 から 純愛 路線 に 変わって ||さくひん||ちゅうばん||じゅんあい|ろせん||かわって

どんどん 面白く なって っ た ん だ から |おもしろく||||||

だったら 最初 から 純愛 で 押し通せ ば よかった じゃ ない |さいしょ||じゅんあい||おしとおせ||||

チクショー 何で 俺 の い ない 所 で 話し て ん だ よ |なんで|おれ||||しょ||はなし||||

部屋 に 戻って から に し て くれよ アニメ の 話 へや||もどって||||||あにめ||はなし

放課後 二 人 で 過ごし た 教室 ほうかご|ふた|じん||すごし||きょうしつ

机 の 上 夢中 で はずむ 君 の 声 つくえ||うえ|むちゅう|||きみ||こえ

鈍感 な 君 の その 態度 が どんかん||きみ|||たいど|

いつも 私 を 意地悪 に さ せる の |わたくし||いじわる||||

ひとりぼっち だ と 思う 時 も ある |||おもう|じ||

涙 止め られ ない 日 も ある なみだ|とどめ|||ひ||

本当 の 私 を 見つめ て ほしい の ほんとう||わたくし||みつめ|||

きっと 伝わる と 信じ て いる よ |つたわる||しんじ|||

君 は いつ だって いつ だって 変わら ない から きみ||||||かわら||

私 が 何 回 も 何 回 も シグナル 送って あげる わたくし||なん|かい||なん|かい||しぐなる|おくって|

夢見 た あの 丘 目指し て ゆめみ|||おか|まなざし|

くじけ そう な 時 も 頑張れ そう だ よ |||じ||がんばれ|||

君 が いる から きみ|||

俺 は 安芸 倫也 おれ||あき|りんや

都 内 の 私立 校 で 同人 ゲーム サークル の 代表 を やって いる と|うち||しりつ|こう||どうじん|げーむ|さーくる||だいひょう|||

見た目 も 中身 も オタク 丸出し の 高校 ２ 年生 みため||なかみ||おたく|まるだし||こうこう|ねんせい

１０ 月 半ば の とある 週 末 の 今日 つき|なかば|||しゅう|すえ||きょう

俺 は サークル の メンバー と 一緒 に 制作 中 の ゲーム の ロケハン へ と 向かって い た おれ||さーくる||めんばー||いっしょ||せいさく|なか||げーむ|||||むかって||

さて ここ で 俺 たち の サークル メンバー の 紹介 と いこ う |||おれ|||さーくる|めんばー||しょうかい|||

まず 左隣 に いる の は … |ひだりどなり||||

こんな 無駄 に 長い 主人公 の モノローグ から 始まる シナリオ なんて 下 の 下 ね |むだ||ながい|しゅじんこう||||はじまる|しなりお||した||した|

ここ まで 不自然 で 説明 的 で 退屈 な 状況 説明 から 入ったら ||ふしぜん||せつめい|てき||たいくつ||じょうきょう|せつめい||はいったら

みんな 寝 て しまう わ |ね|||

ちょっと シナリオ に 挑戦 し て み たい と 言う から 書か せ て み た けれど |しなりお||ちょうせん||||||いう||かか|||||

これ は 基礎 から の 勉強 が 必要 ね ||きそ|||べんきょう||ひつよう|

でも プロローグ って まだ 何 の 情報 も ない し |ぷろろーぐ|||なん||じょうほう|||

ある 程度 説明 し ない と |ていど|せつめい|||

だから そこ を 工夫 する の よ |||くふう|||

例えば キャラクター の 掛け合い の 中 に たとえば|きゃらくたー||かけあい||なか|

さりげなく 状況 説明 を 入れ た り と か |じょうきょう|せつめい||いれ||||

そう か さすが 霞 ヶ 丘 詩 羽 先輩 |||かすみ||おか|し|はね|せんぱい

俺 たち の サークル で ある ところ の 「 Blessing software 」 の シナリオ 担当 に し て おれ|||さーくる|||||blessing|||しなりお|たんとう|||

女子 高 生 ラノベ 作家 の 霞 詩子 だ ね じょし|たか|せい||さっか||かすみ|うたこ||

何で 急に そんな くどい 話し 方 に なる の よ なんで|きゅうに|||はなし|かた||||

ちょっと 何 こそ こそ し てる の よ ２ 人 し て |なん|||||||じん||

ホント 人 が 寝 てる 隙 に イチャイチャ し ちゃ って さ ほんと|じん||ね||すき||||||

起き た か おき||

原画 担当 に し て 売れっ子 同人 作家 に し て げんが|たんとう||||うれっこ|どうじん|さっか|||

幼なじみ の 澤村 ・ スペンサー ・ 英 梨 々 おさななじみ||さわむら||えい|なし|

それ と 音楽 担当 に し て ||おんがく|たんとう|||

アニソン バンド の ボーカリスト に し て |ばんど|||||

いとこ の 氷 堂 美智 留 ||こおり|どう|みち|りゅう

何 訳 の 分 かん ない こと 言って ん の あんた なん|やく||ぶん||||いって|||

今 まで 寝 て た の トモ の 方 な ん じゃ ない の いま||ね||||とも||かた||||| Ich bin nicht die Tomo-Person, die bis jetzt geschlafen hat.

辺り 一面 真っ赤 っか だ ー っ あたり|いちめん|まっか|||-|

恵 ここ で スケッチ する から 手伝って けい|||すけっち|||てつだって

ロケハン だったら いちいち 絵 を 描く より |||え||えがく|

写真 たくさん 撮った 方 が よく ない しゃしん||とった|かた|||

駄目 よ 氷 堂 さん だめ||こおり|どう|

写真 を 絵 に 起こす の と 風景 を 見 た まま スケッチ する の と じゃ しゃしん||え||おこす|||ふうけい||み|||すけっち||||

その 絵 に こもる 臨場感 が 違う の |え|||りんじょうかん||ちがう|

何か知ら ない けど 拘る ね なにかしら|||こだわる|

まあ 澤村 さん の 無駄 な 拘り は ともかく |さわむら|||むだ||かかわり||

写真 の 方 は 私 が 撮って おく から 安心 し て しゃしん||かた||わたくし||とって|||あんしん||

ちょっと 霞 ヶ 丘 詩 羽 無駄 って 何 よ 無駄 って |かすみ||おか|し|はね|むだ||なん||むだ|

なるほど 自然 な 会話 の 中 に |しぜん||かいわ||なか|

全 登場 人物 の 名前 と これ から の 行動 が 入って る ぜん|とうじょう|じんぶつ||なまえ|||||こうどう||はいって|

あら 合理 的 かつ 最も 有効 的 な 手段 を 言った だけ よ |ごうり|てき||もっとも|ゆうこう|てき||しゅだん||いった||

これ が さりげない 状況 説明 って やつ か |||じょうきょう|せつめい|||

あんた に 絵 の 何 が 分かる って の よ ||え||なん||わかる|||

恵 ちょっと 表情 つくって み て くれ ない けい||ひょうじょう|||||

えっ と どんな 感じ かな |||かんじ|

そう ねぇ

最終 決戦 に 向かう 主人公 を 引き留め たい ん だ けど さいしゅう|けっせん||むかう|しゅじんこう||ひきとめ||||

世界 の 平和 の こと を 思う と 止め られ なく て せかい||へいわ||||おもう||とどめ|||

恋 と 使命 の 間 で 揺れ ながら も 諦め まじり に 寂し そう に ニコ っと 笑う 感じ こい||しめい||あいだ||ゆれ|||あきらめ|||さびし|||||わらう|かんじ

もちろん 目元 は 涙 が こぼれ そう な 感じ で |めもと||なみだ|||||かんじ|

えっ と 素人 の モデル に そんな 複雑 な 指示 を 出さ れ て も 困る ん だ けど ||しろうと||もでる|||ふくざつ||しじ||ださ||||こまる|||

恵 あんた メイン ヒロイン な の よ けい|||ひろいん|||

男 に 捨て られ て 痩せ 我慢 し ながら も おとこ||すて|||やせ|がまん|||

悲し み が 止まら ない くらい の 表情 が でき なく て どう する の かなし|||とまら||||ひょうじょう|||||||

だいたい それ メイン ヒロイン の 境遇 っぽく なく ない |||ひろいん||きょうぐう|||

もう 仕方ない わ ね |しかたない||

それ じゃあ 私 の 言う とおり に やって み なさい ||わたくし||いう|||||

うん 分かった |わかった

まずは 想像 し て み て |そうぞう||||

そう ね あなた に は 十 年 来 の 幼なじみ が いる の |||||じゅう|とし|らい||おさななじみ|||

幼なじみ おさななじみ

子供 の ころ から ずっと 一緒 で こども|||||いっしょ|

ケンカ も し た けど 離れ て しまった こと も あった けど けんか|||||はなれ||||||

それ でも 心 の 中 で は ずっと 一緒 に い た つもり だった ||こころ||なか||||いっしょ|||||

英 梨 々 あの … えい|なし||

なのに 突然 ぽっ と 出 の 女 に か っ さらわ れ て |とつぜん|||だ||おんな||||||

目の前 で イチャイチャ し てる ところ を 見せつけ られ て めのまえ|||||||みせつけ||

けれど 祝福 する しか なく て |しゅくふく||||

心 の 中 で は 泣き ながら も 無理 し て 笑い 続け て こころ||なか|||なき|||むり|||わらい|つづけ|

何も 自分 で トラウマ スイッチ 押さ なく て も なにも|じぶん|||すいっち|おさ|||

あれ 倫也 は |りんや|

安芸 君 なら さっき 霞 ヶ 丘 先輩 が 連れ て いった けど あき|きみ|||かすみ||おか|せんぱい||つれ|||

ねえ 先輩 こんな 茂み の 中 の 風景 なんて |せんぱい||しげみ||なか||ふうけい|

ゲーム じゃ 使え ない と 思う けど なぁ げーむ||つかえ|||おもう||

この先 に 何 か いい 景色 で も ある の このさき||なん|||けしき||||

そう ね この 辺り で いい かしら |||あたり|||

えっ ここ

ええ イメージ どおり だ わ |いめーじ|||

ちょっと シチュエーション を 練って み たい から |||ねって|||

倫理 君 も 協力 し て くれ ない りんり|きみ||きょうりょく||||

いい けど 何 を すれ ば … ||なん|||

最終 決戦 前 とうとう 主人公 へ の 気持ち を 我慢 でき なく なった ヒロイン は さいしゅう|けっせん|ぜん||しゅじんこう|||きもち||がまん||||ひろいん|

彼 を 茂み の 奥 に 連れ込 ん で 思い を 果た そ う と する の かれ||しげみ||おく||つれこ|||おもい||はた|||||

一般 ゲー だ よ これ いっぱん||||

あら そこ は 描写 の 工夫 次第 で どう と でも なる わ よ |||びょうしゃ||くふう|しだい|||||||

微妙 な 吐息 だけ で ごまかす と か びみょう||といき|||||

場面 が 変わったら 夜明け に スズメ が 鳴 い て い た と か ばめん||かわったら|よあけ||すずめ||な||||||

こんな 所 で 夜 を 明かし たら 凍え死ぬ から |しょ||よ||あかし||こごえじぬ|

とにかく 今 は 私 の シナリオ 作り に 協力 し なさい |いま||わたくし||しなりお|つくり||きょうりょく||

この ゲーム を ちゃんと 完成 さ せ たい の なら ね |げーむ|||かんせい||||||

その 人質 って 卑怯 じゃ ない |ひとじち||ひきょう||

最初 は ヒロイン の 方 から 抱き付 い て くる ん だ けど さいしょ||ひろいん||かた||だきつ||||||

ちょ っち ょっ ちょっと ちょっと ちょっと …

主人公 は 彼女 の こと を 拒む こと も でき ず しゅじんこう||かのじょ||||こばむ||||

ただ 立ち尽くす |たちつくす

ああ どんどん 構想 が 浮か ん で くる わ ||こうそう||うか||||

いや …

やがて 主人公 は フッと ほほ笑む と 彼女 の 髪 を 優しく なでる |しゅじんこう||ふっと|ほほえむ||かのじょ||かみ||やさしく|

だから …

どうして 私 の シナリオ どおり の 行動 を し ない の 主人公 君 |わたくし||しなりお|||こうどう|||||しゅじんこう|きみ

無 茶 振り でしょ それ む|ちゃ|ふり||

さあ ここ から が クライマックス よ

彼 は 彼女 の 肩 を 抱き かれ||かのじょ||かた||いだき

その 目 を しっかり と 見詰め て こう 言う の |め||||みつめ|||いう|

詩 羽 先輩 … し|はね|せんぱい

俺 は 君 の こと を … おれ||きみ|||

ちょっと 待った ぁぁ ぁ |まった||

霞 ～ ヶ ～ 丘 ～ 詩 ～ 羽 かすみ||おか|し|はね

あまり に 自業自得 だ けれど 大丈夫 澤村 さん ||じごうじとく|||だいじょうぶ|さわむら|

どこ を どう 見 た って あんた の せい じゃ ない |||み|||||||

全力 で 走って き た の も 木 の 枝 に ぶつかった の も ぜんりょく||はしって|||||き||えだ||||

派手 に 転 ん だ の も はで||てん||||

全て あなた の 行動 だ と 思う の だ けれど すべて|||こうどう|||おもう|||

その 原因 を 作った やつ に 言わ れ たく ない わ よ |げんいん||つくった|||いわ|||||

私 は ただ ゲーム の シナリオ に つい て 一生懸命 構想 を 練って いた だけ で わたくし|||げーむ||しなりお||||いっしょうけんめい|こうそう||ねって|||

だいたい 倫也 あんた も あんた よ |りんや||||

霞 ヶ 丘 詩 羽 の 色 香 に 惑わさ れ て あんな … かすみ||おか|し|はね||いろ|かおり||まどわさ|||

あれ

倫理 君 りんり|きみ

ほら ほら トモ す っご い でしょ ここ ||とも|||||

あたし が 見つけ た ん だ よ ||みつけ||||

水 も す っ ごく 奇麗 だ し さ すい|||||きれい|||

夏 だったら 泳げ る ん じゃ ない か な なつ||およげ||||||

ねえ ねえ 例の クライマックス の シーン だ けど さ ここ に し ない ||れいの|||しーん|||||||

あたし 今 何 か す っ ごく 曲 の イメージ 湧 い てき てん だ よ ね |いま|なん|||||きょく||いめーじ|わ||||||

み 美智 留 |みち|りゅう

今 は まず この 腕 を 外せ いま||||うで||はずせ

冷たい 気持ち いい つめたい|きもち|

人 の こと いきなり 拉致 し とい て じん||||らち|||

謝罪 の 言葉 一 つ なし です か そう です か しゃざい||ことば|ひと|||||||

だって さ １ 秒 でも 早く トモ に この 景色 見せ て あげ たかった ん だ もん ||びょう||はやく|とも|||けしき|みせ||||||

こっち の 都合 も 考えろ よ ||つごう||かんがえろ|

お前 は ホント いっ つ も 自分勝手 な こと ばっ か おまえ||ほんと||||じぶんかって||||

気持ち いい でしょ きもち||

俺 の 言い たい こと を 最後 まで 聞い て から 今 の 行い を 反省 しろ おれ||いい||||さいご||ききい|||いま||おこない||はんせい|

来る か くる|

ストライク すとらいく

やめ ん か 美智 留 |||みち|りゅう

うりゃ ー |-

冷 て え ひや||

ちょっと み っちゃ ん 美智 留 ||||みち|りゅう

お前 いい加減 に おまえ|いいかげん|

いい加減 に 何 かな いいかげん||なん|

いや だ から その …

ねえ トモ … |とも

そろそろ 宿 に チェックイン しよ う って 話 に なって る けど |やど||||||はなし||||

あ 今 声 掛け たら まずかった |いま|こえ|かけ||

いや 来 た 時 に すぐに 声 掛け て ほしかった なって |らい||じ|||こえ|かけ|||

相変わらず の ステルス 性能 だ ね 加藤 ちゃん あいかわらず|||せいのう|||かとう|

これ で 終わり よ 霞 ヶ 丘 詩 羽 ||おわり||かすみ||おか|し|はね

残念 ね 澤村 さん ざんねん||さわむら|

あなた の ショット は 全て 見切った わ ||しょっと||すべて|みきった|

えっ と １１ 対 ３ で 氷 堂 さん の 勝ち ||たい||こおり|どう|||かち

よっ しゃ ー 優勝 ||-|ゆうしょう

ジュース 頂き じゅーす|いただき

く っそ ー ||-

卓球 なら いける と 思った ん だ けど な たっきゅう||||おもった||||

球技 大会 で 卓球 部 キャプテン に ストレート 勝ち し た あたし を なめ ない で よ ね きゅうぎ|たいかい||たっきゅう|ぶ|きゃぷてん||すとれーと|かち|||||な め||||

無駄 な 才能 を 持て余し 過ぎ だ ろ むだ||さいのう||もてあまし|すぎ||

ところで 安芸 君 |あき|きみ

何 だ よ なん||

あっ ち の 最 下位 決定 戦 は いつごろ 切り上げよ う か |||さい|かい|けってい|いくさ|||きりあげよ||

ほっとけ

じゃあ お やすみ

明日 も 早い から あまり 遅く まで 騒ぐ な よ あした||はやい|||おそく||さわぐ||

ねえ トモ 後 で こっち に 遊び に おいで よ |とも|あと||||あそび|||

覗き に 来 たら 殺す わ よ のぞき||らい||ころす||

女子 部屋 に 忍び込む と か 倫理 君 に そんな 甲斐 性 が ある わけない でしょ じょし|へや||しのびこむ|||りんり|きみ|||かい|せい||||

三 者 三 様 過ぎる 意見 を ありがとう みっ|もの|みっ|さま|すぎる|いけん||

だが 俺 に は まだ やら なく ちゃ なら ない こと が ある ん だ |おれ|||||||||||||

ああ 今日 一 日 あった こと を 色々 と 思い出し て |きょう|ひと|ひ||||いろいろ||おもいだし|

一 人 で する の ね ひと|じん||||

そう です と も

今日 撮った 写真 と か 資料 の 整理 だ けど な きょう|とった|しゃしん|||しりょう||せいり|||

加藤 これ は いったい … かとう|||

ああ いや うん 私 は 止め た よ |||わたくし||とどめ||

みんな どう し ちゃ った ん だ よ

確かに いつも 俺 に 対 し て ひどい けど たしかに||おれ||たい||||

ここ まで 無 茶 した こと なかった よ ね ||む|ちゃ|||||

どっち かって ～ と 逆 だ よ ね |||ぎゃく|||

ひどい の は あなた の 私 たち に 対 し て の 扱い じゃ ない かしら |||||わたくし|||たい||||あつかい|||

倫也 の バカ ひどい よ ひどい よ りんや||ばか||||

加藤 かとう

えっ と 英 梨 々 が ね … ||えい|なし|||

お 父さん の イギリス 土産 が 家 に 余って たから って |とうさん||いぎりす|みやげ||いえ||あまって||

何て こと し て くれ た ん だ なんて|||||||

○ PO が 黙っちゃ … po||だまっちゃ

あなた は 少し 黙って なさい ||すこし|だまって|

はい

さあ 今日 こそ はっきり さ せ て もらう わ よ 倫理 君 |きょう|||||||||りんり|きみ

あなた は この サークル を どう する つもり な の |||さーくる||||||

自分 の 考え た 最高 の ギャルゲー を 作る と いう 夢 を 語って じぶん||かんがえ||さいこう||||つくる|||ゆめ||かたって

次 から 次 へ と 新しい 女 を 引き込 ん で つぎ||つぎ|||あたらしい|おんな||ひきこ||

いや 引き込 ん でる の は 優秀 な クリエーター だ から |ひきこ|||||ゆうしゅう||||

全員 女子 な の は 偶然 だ から ぜんいん|じょし||||ぐうぜん||

しかも 仲間 に し た 後 は |なかま||||あと|

私 たち を 働かせる だけ 働かせ て おい て わたくし|||はたらかせる||はたらかせ|||

アメ の 一 つ も 与え て くれ ない あめ||ひと|||あたえ|||

そう そう トモ って そういう ところ ある よ ね ||とも||||||

う う ひどい よ 倫也 ||||りんや

ひどい の は 今 の あなた 方 の 一方的 な 解釈 の 方 だ と … |||いま|||かた||いっぽうてき||かいしゃく||かた||

なん れ も な いれ す

みんな を 強引 に 引き込 ん だ り 無 茶 振り し まくった の は 悪い と 思って る ||ごういん||ひきこ||||む|ちゃ|ふり|||||わるい||おもって|

その こと を 恨 ん でる なら 責め られ て も 仕方ない |||うら||||せめ||||しかたない

トモ とも

だから 楽しく なかったら やめ て も いい |たのしく|||||

つらい だけ だったら 離れ て いって も いい よ |||はなれ|||||

何 す ん の なん|||

何 抜け駆け しよ う と して ん の よ なん|ぬけがけ|||||||

けど 本当 に それ だけ だった |ほんとう||||

ちょっと こっち 来 なさい ||らい|

嫌 な こと しか なかった 楽しく なかった いや|||||たのしく|

何 よ もう なん||

じゃんけん よ

一生懸命 頑張って いっしょうけんめい|がんばって

少しずつ 少しずつ すこしずつ|すこしずつ

公平 に 公平 に こうへい||こうへい|

でも 確実 に 夢 が 形 に なって いく の を 目の当たり に し て さ |かくじつ||ゆめ||かた||||||まのあたり||||

もう しょうがない なぁ

そろそろ 悪ふざけ やめ ない |わるふざけ||

じゃんけん ぽん

だから 誰一人 欠け ず に ここ に いる ん じゃ ない の |だれひとり|かけ|||||||||

俺 は 今 は みんな で 最高 の ゲーム を 作り上げる こと しか 考え て い ない おれ||いま||||さいこう||げーむ||つくりあげる|||かんがえ|||

その先 の こと なんて 全然 考え て ない そのさき||||ぜんぜん|かんがえ||

ほら 見ろ |みろ

だから 俺 みんな に … |おれ||

それ じゃあ まずは 私 から |||わたくし|

体 で 払って もらう わ よ 倫理 君 からだ||はらって||||りんり|きみ

観念 な さ い かんねん|||

先輩 って ば ああ そこ は せんぱい|||||

あれ に なっちゃ う から

ダメ あれ に なっちゃ う … だめ||||

ここ でしょ ここ よ ね

まあ 倫理 君 ったら 倫理 君 ったら |りんり|きみ||りんり|きみ|

助け て もらった こと に は 感謝 し てる けど たすけ||||||かんしゃ|||

いつも ながら もう 少し 早く 何とか なら ない |||すこし|はやく|なんとか||

え ぇ や だ よ

あの 状況 に 割り込む なんて |じょうきょう||わりこむ|

加藤 どうして お前 は いつも いつも 後ろ向き な ん だ かとう||おまえ||||うしろむき|||

そんな だ から いつまで 経って も モブ キャラ み たい に 目立た なく て ||||たって|||||||めだた||

存在 感 薄く て 周囲 に 埋没 する ん だ ぞ そんざい|かん|うすく||しゅうい||まいぼつ||||

そりゃ あ 女の子 相手 に そこ まで 失礼 な こと を 言いまくる ||おんなのこ|あいて||||しつれい||||いいまくる

安芸 君 み たい な 存在 感 は ない けど あき|きみ||||そんざい|かん|||

あの な いい か 加藤 ||||かとう

お前 は ただ の 女の子 じゃ ない おまえ||||おんなのこ||

俺 たち が 作り上げる ゲーム の メイン ヒロイン な ん だ おれ|||つくりあげる|げーむ|||ひろいん|||

その ポジション って いつまで 経って も 違和感 が 拭え な いよ ね |ぽじしょん|||たって||いわかん||ぬぐえ|||

メイン に 代わり は い ない ん だ ||かわり|||||

お前 は 作品 の 看板 を 背負わ なく ちゃ なら ない ん だ おまえ||さくひん||かんばん||せおわ||||||

なのに いつ まで も そんな 弱音 を 吐 い て い て どう する |||||よわね||は||||||

何 を どう 頑張れ ば いい か 分から ない から なん|||がんばれ||||わから||

弱音 の 吐き よう も ない ん だ けど よわね||はき||||||

だから まずは メイン ヒロイン らしい 振る舞い を だ な |||ひろいん||ふるまい|||

メイン ヒロイン らしい 振る舞い って どういう の |ひろいん||ふるまい|||

そりゃ あれ だ

意地悪 な ライバル に 憎ま れ て いじわる||らいばる||にくま||

靴 の 中 に 画 鋲 を 入れ られ たり くつ||なか||が|びょう||いれ||

恋人 と 結ばれ そう に なった 途端 に こいびと||むすばれ||||とたん|

事故 に 遭って 行方 不明 に なったり じこ||あって|ゆくえ|ふめい||

数 年 ぶり に その 男 と 再会 し た もの の すう|とし||||おとこ||さいかい||||

２ 人 と も 望ま ぬ 結婚 を し て い た ため じん|||のぞま||けっこん||||||

泥沼 の 愛憎 劇 が 始まったり どろぬま||あいぞう|げき||はじまったり

それ どの ジャンル のど の 国 の どの 時代 の メイン ヒロイン ||じゃんる|||くに|||じだい|||ひろいん

それ くらい の 気概 を 持って 日々 を 生きろ って こと だ よ |||きがい||もって|ひび||いきろ||||

分かれよ その くらい わかれよ||

は いはい 日々 頑張って ま ～ す ||ひび|がんばって||

った く

髪 結構 伸び た な かみ|けっこう|のび||

そりゃ もう 半年 だ もん ね ||はんとし|||

安芸 君 が 私 の 存在 を 認識 し て から あき|きみ||わたくし||そんざい||にんしき|||

色々 あった な この 半年 間 いろいろ||||はんとし|あいだ

私 の 周り じゃ なく て 安芸 君 の 周り で ね わたくし||まわり||||あき|きみ||まわり||

その フラット な ツッコミ キャラ と して の 存在 感 だけ は 上がった な 加藤 |ふらっと|||||||そんざい|かん|||あがった||かとう

まっ デリカシー の ない オタク の 男の子 と 半年 も 一緒 に いれ ば そう なる よ ||||おたく||おとこのこ||はんとし||いっしょ||||||

あと 少し で 完成 だ ね |すこし||かんせい||

私 たち の ゲーム わたくし|||げーむ

ああ もう すぐ だ

冬 コミ 間に合う と いい ね ふゆ|こみ|まにあう|||

たくさん の 人 が 手 に 取って くれる と いい ね ||じん||て||とって||||

みんな に 楽し ん で もらえ る と いい ね ||たのし|||||||

できる さ きっと

これ は 俺 たち の 物語 ||おれ|||ものがたり

オタク と 非 オタ が 集まって おたく||ひ|||あつまって

バカ やって 挫折 し て ばか||ざせつ||

笑い 合って 擦れ違って わらい|あって|すれちがって

手 を 取り合って ケンカ し て て||とりあって|けんか||

まあ その他 に も 何だか 色々 あったり し て |そのほか|||なんだか|いろいろ|||

そして 一緒 に 夢 を 叶える まで の 物語 |いっしょ||ゆめ||かなえる|||ものがたり

あっ あと サークル 空中 分解 し ない と いい ね ||さーくる|くうちゅう|ぶんかい|||||

縁起 で も ない こと 言う な よ えんぎ|||||いう||

バイバイ の あと 冷め ない 微熱 |||さめ||びねつ

夜風 に 吹か れ 考える よかぜ||ふか||かんがえる

好き 嫌い 嫌い 好き 繰り返す すき|きらい|きらい|すき|くりかえす

その 瞳 に うつって いる の は |ひとみ|||||

リアル ？ それとも 二 次元 ？ りある||ふた|じげん

容易 く 可愛い だ なんて 言わ ない で よ ね ようい||かわいい|||いわ||||

明日 も 目 を こす って 「 おはよう 」 を 言って あした||め||||||いって

他 愛 も ない こと たくさん 教え て た|あい|||||おしえ|

少しずつ 近づ い て く 距離 に どう しよ う すこしずつ|ちかづ||||きょり||||

自分 じゃ ない みたい だ じぶん||||

メリーゴーランド が 止まら なく て ||とまら||

廻る 廻る 景色 が 変わって く まわる|まわる|けしき||かわって|

カラフル な 夢 を 見る からふる||ゆめ||みる

ど くどく し て 身体 中 を ||||からだ|なか|

巡る 巡る 気持ち まだ 言葉 に 出来 なく て めぐる|めぐる|きもち||ことば||でき||

ひとこと それ で 十 分 な のに |||じゅう|ぶん||