そして 究極 体 ニーズヘッグモン の 出現
その とき あの オメガモン が 再び 現れ —
太一 たち は 勝利 を 得る
( うめき声 )
( ナレーション ) だ が 突然の 嵐 に 飲ま れ 空 たち は 消えて しまった
( デビモン ) ニーズヘッグモン
その 誕生 と 死滅 は 礎 と なり —
進化 の 果て へ と 至る 道 は 成就 の とき を 迎える
響かせよ 外 の 世界 の ざわめき を …
そして もう 一 つ の 期せずして もたらさ れた 賜物 —
我が 前 に …
( デジモン の 鳴き声 )
( 太一 ) 光子 郎 聞こえる か 光子 郎 !
空 ミミ ちゃん 丈 先輩 ! 誰 か 聞こえたら 返事 して くれ !
( アグモン ) みんな 〜 どこ 〜?
( ガブモン ) 消えちゃ った
( デジヴァイス から の 雑音 )
はっ … もしもし ! こちら 太一 ! もしもし !?
( 光子 郎 : 雑な 音声 ) こちら 光子 郎 です
光子 郎 だ ! 光子 郎 光子 郎 !
( 光子 郎 ) 太一 さん ! 光子 郎 です !
( ヤマト ) あ …
( 太一 ) 無事だった か みんな は !?
アハ
( 光子 郎 ) 空 さん ミミ さん 丈 さん は 一緒に い ます
ヤマト さん は ?
ヤマト なら ここ に いる アグモン と ガブモン も 一緒だ
光子 郎 は 今 どこ だ ?
それ が 僕たち …
( 街 の 喧騒 )
( 光子 郎 ) 戻って きちゃ った んです
本物 の 東京 に …
え !?
なんだ と !?
あ …
ああ …
は … 太一 さん !
テントモン ピヨモン パルモン ゴマモン が い ない んです
そっち に いま せ ん か ?
( 太一 ) こっち に も い ない ぞ
( 空 たち ) え … ( 光子 郎 ) そんな …
( 空 たち ) あ …
( 光子 郎 ) 何 が どう なって いる の か …
とにかく 僕 調べて み ます
ああ 頼む 光子 郎
( 光子 郎 ) 太一 さん たち は これ から …
俺 たち は …
俺 たち は 絶対 聖なる デジモン に 会わ なきゃ なら ない と 思う
だから 今 まで どおり ルート に 従って 進む まっすぐに
( 光子 郎 ) 分かり ました
( アナウンサー ) 正体 不明 の カウント ダウン は —
先ほど 電力 の 完全 復旧 と 共に 消失
ですが 長 時間 の 停電 に よる 影響 は いまだ 残って おり —
混乱 が 続いて い ます
みんな 何も 気付いて ない んだ わ
私 たち 本当に 帰って きた の よ ね
ええ 今度 は 偽者 じゃ ない
ここ は 本物 の 僕ら の 世界 です
( 丈 ) フウ ( 空 ) ん ?
どこ 行って た の 先輩
そこ の 交番 だ よ !
東京 が 大変な こと に なって ああ なって こう なり ました って —
市民 の 義務 と して 届け出た んだ けど …
( 空 ・ ミミ ) え ?
全 っ 然 相手 に して くれ ない んだ !
早く うち に 帰り なさい って 言わ れて …
本当の こと を 言って も 信じて もらえ ませ ん よ
ネット は いい加減な デマ ばっかり です し
これ から どう する ?
とにかく 僕たち だけ で —
なんとか する しか あり ませ ん
まずは テントモン たち の 居場所 を 突きとめ ない と
ん ? ヒカリ ちゃん 太一 の お 母さん !
( ヒカリ ) ん ? ( 太一 の 母 ) あら 空 ちゃん !
( 母 ) どうした の ? こんな とこ で
え ? えっ と その …
大変だった わ よ ね ずっと 停電 だった し —
スゴ い 渋滞 だし
あっ ちょうど よかった
今 車 取って くる から ヒカリ と この 子 お 願い
あ … ( 猫 の 鳴き声 )
(2 人 ) あ …
先 を 急ごう 今 の 俺 たち に は —
オーガモン が 教えて くれた 方角 だけ が 道しるべ だ
そう だ な
( アグモン ) 出発 だ ! ( ガブモン ) 行こう !
( 地響き ) ( 一同 ) あ …
ん … あれ !
( 一同 ) あ …
( ミノタルモン ) デジモン と 人間 …
あや つ の 言う 選ば れ し 子供 たち か
( 太一 ) ヤバ い ! ( ヤマト ) 走れ !
あの 建物 の 陰に !
あ …
こや つら に 関する 注文 は なかった 排除 して よし
( ガブモン ) ああ … ( 太一 ) う …
く …
(2 人 ) あ …
( レオモン ) で や !
う う …
( 太一 ・ ヤマト ) あ …
( レオモン ) う おら 〜!
ん …
君 たち 無事 か ?
あ … ああ
( レオモン ) 乗る んだ ( 太一 ) え ?
私 の 名 は レオモン
レオモン ?
一旦 離脱 する
(2 人 ) あむ …
ありがとう 助けて もらった うえ に 食料 まで …
君 たち は ネーモン の 言って いた 人間 の 子供 だ な
( ヤマト ) あ … ( 太一 ) ん ?
ネーモン たち は ?
( レオモン ) 無事だ 我々 の 部隊 に 保護 さ れ 今 避難 キャンプ に いる
( ガブモン ) は … ( ヤマト ) そう か
今 この クラウド 大陸 を 脅かし つつ ある 異変 と 脅威 …
それ ら すべて の 元凶 …
邪 なる 者 ども を 引き寄せ 力 を 与え ん と する 災い
その 存在 は デビモン と 呼ば れて いる
デビモン ? それ って もし かして …
デビモン …
( レオモン ) 我々 は やつ ら と 戦って いる
( 太一 ) あの デッカ い ヤツ に 攻撃 を 仕掛けて いた の は …
ああ あの バルブモン
君 たち が 見た 大型 輸送 デジモン を 率いる 一団 も —
デビモン と 接触 して いる 連中 の 一 つ だ
やつ ら が この 地 で 何 か を 探し 回収 した
動向 を 追って いた 仲間 から 先刻 そう 連絡 が あった
傍受 した 通信 に よる と それ は —
聖なる デジモン に 関する もの らしい
聖なる デジモン !?
( ガブモン ) あ … ( アグモン ) え …
( レオモン ) な んである か は 不明だ が —
デビモン が 欲する もの ならば 渡す わけに は いか ない
我々 は それ を 奪う ため 奇襲 を 仕掛けた ところ だった んだ
じゃあ 俺 たち を 助けた せい で …
ああ 気 に し なくて いい すぐ また 仕掛ける
( 太一 ) レオモン ( レオモン ) ん ?
俺 たち も 同行 さ せて くれ
積荷 が 本当に 聖なる デジモン に 関する 何 か なら —
見過ごす こと は でき ない
僕たち 聖なる デジモン に 会う ため に —
ここ まで 旅 して きた んだ !
危険だ ぞ 覚悟 は ある の か ?
( アグモン ) 当然 ( ガブモン ) うん !
覚悟 なら いつ だって できて いる
ん …
分かった いい だろう
( レオモン ) ゆく ぞ ( 太一 たち ) ああ
見えた !
どう 動く ?
中 に 突入 して 騒ぎ を 起こせば —
やつ ら は 積荷 の 警備 を 厳重に する はずだ
その 場所 を 探す
( 太一 ) 分かった ! ( アグモン ) いく ぞ 〜! ああ …
( レオモン ) は あ !
行く ぞ
まずは 下 を 目指す
(2 人 ) うん
( ヤマト ) ガブモン !
( ガブモン ) ガブモン 進化 〜!
( ガルルモン ) ガルルモン !
( ガルルモン ) アグモン ! ( アグモン ) うん !
( ガルルモン ) よし ! ( アグモン ) いく ぞ 〜!
ベビーフレイム !
フォックスファイアー !
( 太一 たち ) ハアハア …
( レオモン ) 選ば れ し 子供 たち ( 太一 ) え ?
古 より の 言い伝え で のみ 聞いた 名 であった が —
まさか 目 に する 日 が 来る と は
人 と デジモン の 繋がり に よる 進化
やはり 今 この デジタルワールド の 運命 が —
大きく 変わろう と して いる の か
( レーザー 音 ) あ …
( レオモン ) ふ !
うしろ は 任せろ !
ああ !
( レオモン ) と あ !
( ミノタルモン ) レオモン か
狙い は 当然 例の 積荷
ならば …
( 太一 たち ) う う … あ …
数 が 多い
ここ が 警備 の 要 か
いや …
は あ 〜 ふん !
手ぬるい な
ここ は ただ の 倉庫 の ようだ もっと 下 へ
( ミノタルモン ) 待ちかねた ぞ 獣 王 拳 の レオモン !
( 太一 たち ) あ …
( レオモン ) ミノタルモン
貴 様 が この 輸送 隊 の 頭 か
( レオモン ) 選ば れ し 子供 たち よ ( 太一 たち ) あ …
( レオモン ) 積荷 は 恐らく 中央 の あの コンテナ の 中
私 が ヤツ の 相手 を する 君 たち は その 隙 に …
( ブルモン の うなり 声 ) ( 太一 たち ) あ …
選ば れ し 子供 たち よ 遊び 相手 は 用意 して ある
ブルモン !
( 太一 ) う う … アグモン !
( アグモン ) アグモン 進化 〜!
( グレイモン ) グレイモン
ぐう …
うわ ! う …
( レオモン ) う お … ( ミノタルモン ) む ん !
ああ … あ …
すでに 勝負 は 始まって いる !
ならば 急ぎ 貴 様 を たたきのめす まで
( ミノタルモン ) ぬう 〜! ぐう っ …
( レオモン ) ブルモン は 任せた !
( 太一 ) 分かった ! ( ヤマト ) ガルルモン !
ぐう …
( ヤマト ) ガルルモン !
う あ 〜!
( グレイモン ) う う ! ( ガルルモン ) う あ !
( レオモン ) 暗黒の 道 に 手 を 染め 貴 様 たち は 一体 何 を 求める !
( ミノタルモン ) デビモン あや つ が 生み出そう と して いる 力 —
あれ は 我ら デジモン の …
いや デジタルワールド の すべて を 塗り替える
ふん !
ダークサイドクェイク !
う お っ う う …
は あ ! で えい !
レオモン あ … ( ブルモン の うなり 声 )
( グレイモン ) 太一 !
あ …
( ヤマト ) ガルルモン !
( ガルルモン ) う う ! ( 太一 ) あ …
ヤマト !
こっち だ 追いつける か ?
ヤマト !
( 太一 ) いく ぞ グレイモン ! ( グレイモン ) おう !
( 太一 たち ) う おお 〜! ぐう …
う う 〜!
う ああ 〜!
メガフレイム !
( ブルモン の うめき声 )
( 太一 ) やった !
こちら も そろそろ 終わら せる と しよう
( ミノタルモン ) フン
決着 は 己 の 拳 で
よかろう 音 に 聞こえ し 獣 王 拳 —
我が 鋼 の 腕 に 勝る か 否 か …
( レオモン ) ぐう ! ( ミノタルモン ) う う !
ダークサイドクェイク !
獣 王 拳 !
う う …
ダークサイド … う !?
( レオモン ) おお 〜!
真 ・ 獣 王 拳 !
ぐ ああ 〜!
拳 は 一 つ で は ない
( ミノタルモン ) 新たな 力 …
新たな 進化 の 時代 が 来よう と して いる
お前たち 程度 で は この先 を —
越え られ は し ない
( ヤマト ) 聖なる デジモン に 関係 する もの か …
では 積荷 を 拝む と しよう
あっ …
( ヤマト ) あっ … ( 太一 ) ん ?
( ヤマト ) ああ …
あ …
タケル !
( 光子 郎 ) デジモン 大 図鑑
イッカクモン ゴマモン が 進化 した デジモン です
必殺 技 ハープーンバルカン の 角 は 何度 でも 再生 可能
連続 発射 も できる んです
さて 僕 の チェック ポイント
赤い 爪 は 自分 の 意思 で —
高熱 を 発する こと が できる みたいです が —
温度 調節 は 可能な のでしょう か
もし できたら お 弁当 を 温めて もらい たい な
次回 は どんな デジモン かな ?
( ナレーション ) タケル 救出 に 命 を 懸ける ヤマト
そして ついに 聖なる デジモン が 姿 を 現す
( 太一 ) 次回 「 デジモンアドベンチャー 」 “ 七 人 目 の 覚醒 ”
( ナレーション ) 冒険 は 新たな 世界 へ