Nanatsu no Taizai Episode 19 Nanatsu no Taizai Episode 19

( ﾅﾚ ｰ ｼｮﾝ ) ＜ エリザベス を 救う べく 戦い を 続け て いる ﾒﾘｵﾀﾞｽ たち ＞ |||||すくう||たたかい||つづけ||||

＜ 一方 ヘル ブラム と の 戦い に 挑む ディ アンヌ だった が いっぽう|||||たたかい||いどむ||||

その 圧倒 的 な 力 を 前 に 瀕死 の 状態 に |あっとう|てき||ちから||ぜん||ひんし||じょうたい|

追い込ま れ て しまう ＞ おいこま|||

＜ そこ へ 現れ ヘル ブラム の 攻撃 に あらがう キング ＞ ||あらわれ||||こうげき|||きんぐ

＜ ディ アンヌ と キング 二 人 の 過去 が 今 明かさ れる ＞ |||きんぐ|ふた|じん||かこ||いま|あかさ|

( ｷﾝｸﾞ ) ＜ かつて 人間 の 王国 は ||にんげん||おうこく|

妖精 王 が 治める 森 と 和平 を 結 ん で い た ＞ ようせい|おう||おさめる|しげる||わへい||けつ||||

＜ それ は 必ずしも 友好 の 証し で は なく ||かならずしも|ゆうこう||しょうし|||

互いに 干渉 し ない よう に と いう たがいに|かんしょう||||||

密約 で も あった と 思う ＞ みつやく|||||おもう

＜ その とき の おい ら は 記憶 を 失って い た ＞ ||||||きおく||うしなって||

＜ ある の は 強い 衝撃 と |||つよい|しょうげき|

あの 男 の 顔 だけ ＞ |おとこ||かお|

＜ あいつ が 一体 誰 な の か ＞ ||いったい|だれ|||

＜ そして 自分 が 何者 な の か さえ おい ら は 忘れ て い た ＞ |じぶん||なにもの||||||||わすれ|||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ハーレクイン ！ ( ｷﾝｸﾞ ) あっ ｡

( ｷﾝｸﾞ ) う わ っ モンスター ! ? ≫ ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) に ゃ は はっ ! は はっ ！

へ へ ～ ！ 驚 い た ？ ご飯 に しよ ｡ ||おどろ|||ごはん||

( ｷﾝｸﾞ ) ＜ そして おい ら は 助け て くれ た |||||たすけ|||

その 巨人 族 の 少女 と 暮らし て いた ん だ ＞ |きょじん|ぞく||しょうじょ||くらし||||

＜ これ は いまだ 人 と 人 なら ざる もの の 世界 が |||じん||じん|||||せかい|

分かた れ て は い なかった 古 の 物語 ＞ わかた||||||ふる||ものがたり

＜ 国 ある 所 に 聖 騎士 あり ＞ くに||しょ||せい|きし|

＜ 聖 騎士 ある 所 に 国 は あら ず ＞ せい|きし||しょ||くに|||

＜ しか して その 成り立ち は |||なりたち|

聖 騎士 から 自由 や 正義 を 奪う もの で あった か ＞ せい|きし||じゆう||せいぎ||うばう||||

＜ 故に 彼ら は 伝説 な の だ ＞ ゆえに|かれら||でんせつ|||

＜ 聖 騎士 を 超え た 聖 騎士 ＞ せい|きし||こえ||せい|きし

＜ それ すなわち 七 つ の 大 罪 ＞ ||なな|||だい|ざい

♪～

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 焼き 豚 に ～ 蒸し 豚 ！ たくさん 食べ て ね ｡ |やき|ぶた||むし|ぶた||たべ||

いや 果実 の 方 を …｡ |かじつ||かた|

そう ？ じゃあ いただき ま ～ す ｡

でも 居眠り し ながら 居眠り の 夢 を 見る なんて |いねむり|||いねむり||ゆめ||みる|

居眠り が 大好き な ん だ ね ｡\ N 何 か 思い出せ た ？ いねむり||だいすき||||||なん||おもいだせ|

なんか 不思議 な 所 から 大きな 木 を 見て い た ん だ けど …｡ |ふしぎ||しょ||おおきな|き||みて|||||

ハーレクイン が い た 所 ？ ||||しょ

たぶん ｡\ N ん ？

はい フィレ も ロース も ご飯 ｡ |||ろーす||ごはん

でも ディ アンヌ が ゴー レム 作 れる と は 思わ なかった な ｡ ||||||さく||||おもわ||

巨人 族 は 大地 と の 結び付き が 強い と は 言わ れ て いる けど ｡ きょじん|ぞく||だいち|||むすびつき||つよい|||いわ||||

僕 一 人 ぼ っち で ずっと 友達 が 欲しい って 思って た から ぼく|ひと|じん|||||ともだち||ほしい||おもって||

作れ る よう に なった ん だ と 思う よ ｡ つくれ||||||||おもう|

そ っか ｡\ N でも この 子 たち は |||||こ||

しゃべる こと も ない し 僕 の 言う こと しか 聞か ない ｡ |||||ぼく||いう|||きか|

だから ハーレクイン と 会え て うれしい ｡ |||あえ||

おい ら こそ 川辺 で 倒れ て いる ところ を |||かわなべ||たおれ||||

助け て もらわ なかったら どう なって い た か ｡ たすけ||||||||

じゃあ じゃあ いつか 僕 と 友達 に なって くれる ？ |||ぼく||ともだち|||

あ は はっ ｡\ N もう とっくに 友達 だ よ ｡ ||||||ともだち||

本当 ! ? あっ … ああ ｡ ほんとう||

ん ？ う わ っ ！

これ あげる ｡ 友達 だ から ｡ ||ともだち||

いや 豚 は いい よ ｡\ N ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) おいしい よ ｡ |ぶた|||||||

ひと 口 食べ て み て ｡\ N ん ん …｡ |くち|たべ||||||

( ｷﾝｸﾞ ) ＜ 記憶 は なかった けど それ は おい ら に とって |きおく|||||||||

幸せ な 時間 だった ＞ しあわせ||じかん|

＜ だから おい ら は この 時間 に 安住 し て い た の かも しれ ない ＞ |||||じかん||あんじゅう||||||||

＜ その 間 に 何 が 起き て い た の かも 知ら ず に ＞ |あいだ||なん||おき||||||しら||

ディ アンヌ どこ に 行った … ん ？ ||||おこなった|

ハーレクイン ！

♪～

( 狩人 ) こりゃ たまげ た ～ 妖精 の 童 か ｡ かりゅうど||||ようせい||わらべ|

巨人 の 娘 っ子 さ 会う だけ でも 珍しい のに ｡ きょじん||むすめ|っこ||あう|||めずらしい|

ディ アンヌ 行 こ う ｡ ||ぎょう||

あの 人間 に 料理 を 分け て もらって い た ？ |にんげん||りょうり||わけ||||

そう な の ｡ 山鳥 と キノコ と 木 の 実 の スープ だって ｡ |||やまどり||きのこ||き||み||すーぷ|

ふ ぅ ～｡ はい ｡

ディ アンヌ ｡\ N ん ？

あんまり 人間 を 信用 し ちゃ ダメ だ よ ｡ |にんげん||しんよう|||だめ||

ん ？ どうして ？ どうして って …｡

どうして 人間 を 信用 し ちゃ …｡\ N ( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ･ 回想 ) ( ( 人間 を 信用 し ちゃ |にんげん||しんよう|||||かいそう|にんげん||しんよう||

いかん の ？ ) ) ( ( 人間 くらい だ から さ ||にんげん||||

くだらない こと で 年中 同族 同士 戦 を 起こし て いる の は ) ) |||ねんじゅう|どうぞく|どうし|いくさ||おこし||||

( ( でも 人間 は 妖精 に は ない 文化 や 考え 方 を いろいろ 持って る ) ) |にんげん||ようせい||||ぶんか||かんがえ|かた|||もって|

( ( あんまり 信用 し 過ぎる と いつか ひどい 目 に 遭う ぞ ) ) |しんよう||すぎる||||め||あう|

( ( まあ その とき は 俺 っち を 止め て くれよ ||||おれ|||とどめ||

親友 の チミ が さ ) ) しんゆう||||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ハーレクイン ！ ハーレクイン ？

あっ ！ あぁ …｡\ N また 居眠り ？ ||||いねむり

ヘル ブラム … 親友 ？ ||しんゆう

ん ？ 何 か 思い出し た ？ |なん||おもいだし|

ヘル ブラム が 親友 ？ |||しんゆう

あいつ は … 誰 ？ ||だれ

僕 は …｡\ N ん ん …｡ ぼく||||

ザァーー ( 雨音 ) ザァー-|あまおと

ディ アンヌ しっかり し て ！

おい ら の 声 が 聞こえる ？ は ぁ は ぁ …｡ |||こえ||きこえる||||

待って て ｡\ N 今 薬草 探し て くる から ｡ まって|||いま|やくそう|さがし|||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ん …｡\ N ( ｷﾝｸﾞ ) う わ っ ！ ディ アンヌ ！

行か ない で …｡\ N でも ！ いか||||

行 か … ない で …｡ ぎょう|||

あっ ｡

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) もう さみしい の は …

一 人 ぼ っち は 嫌 だ よ ｡ 僕 を … ひと|じん||||いや|||ぼく|

一 人 に し ない で …｡\ N ( ｴﾚｲﾝ ) ( ( 一 人 に し ない で ！ ひと|じん|||||||ひと|じん||||

行か ない で 兄さん ！ 兄さん なし に いか|||にいさん|にいさん||

どう やって 森 を 守れ ば いい の ？ ) ) ||しげる||まもれ|||

( ( ヘル ブラム を 放って おけ ない だ ろ ！ ) ) |||はなって||||

( ( 少し の 間 だけ 頼む エレイン ) ) すこし||あいだ||たのむ|

エレイン ？ はっ ！ って それ どころ じゃ ない ｡

ディ アンヌ 放し て ！ 放し て よ ！ ||はなし||はなし||

( 狩人 ) ありゃ まあ お め ぇ ら か ？ かりゅうど|||||||

( ｷﾝｸﾞ ) あっ 人間 ？ ||にんげん

( 狩人 ) 熱 出し た とき は これ が いちばん だ ぁ ｡ かりゅうど|ねつ|だし||||||||

落ち着 い て き た みたい だ し な ｡ おちつ||||||||

ありがとう ｡\ N それ と こない だ の スープ も |||||||すーぷ|

おいしかった よ ｡\ N ( 狩人 ) こない だ ？ |||かりゅうど||

は はっ もう 何 十 年 も 昔 の 話 だっ ぺ ｡ |||なん|じゅう|とし||むかし||はなし||

( ｷﾝｸﾞ ) 何 十 年 …｡ |なん|じゅう|とし

( ｷﾝｸﾞ ) ＜ その とき おい ら は 知った 時 が 過ぎ た こと を ＞ ||||||しった|じ||すぎ|||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 待て 待て ～ ！ は は はっ ！ |まて|まて|||

＜ 妖精 に とって 僅か な 時間 が ようせい|||わずか||じかん|

人間 に とって は 生まれて から 死ぬ にんげん||||うまれて||しぬ

その 何 倍 の 時間 だ と いう こと を ＞ |なん|ばい||じかん|||||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) あ は は はっ ！ そうだ な ｡ じゃあ |||||そう だ||

おい ら を 捕まえ られ たら なんでも 一 つ だけ 言う こと を 聞い て あげる ｡ |||つかまえ||||ひと|||いう|||ききい||

ほんと ？ よ ～ し ！

( ｷﾝｸﾞ ) ふ ふ っ ｡ こっち こっち ！ ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) う わ っ …｡

それ ！ えっ ! ?

ディ アンヌ 服 服 ！ 服 を ！ ||ふく|ふく|ふく|

つ っ かまえ た ～ ！ あ は はっ ｡\ N えっ ？

いや それ より いい から 服 を ！ ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 服 ？ |||||ふく|||ふく

でも 僕 これ しか 持って ない よ ｡\ N ( ｷﾝｸﾞ ) えっ ？ |ぼく|||もって|||||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) わ あ ～ ！ ありがとう ハーレクイン ｡

黄昏 牛 の 皮 を なめし て 作った ん だ ｡ う わ っ ！ たそがれ|うし||かわ||||つくった|||||

尻尾 尻尾 尻尾 ～ ！ くすぐったい よ ｡ しっぽ|しっぽ|しっぽ||

ねえ 僕 に も 作れ る ？ |ぼく|||つくれ|

いい よ あと で 教え て あげる ｡ ||||おしえ||

実は おい ら の 服 も 自作 だ から … あっ ｡ じつは||||ふく||じさく|||

ん ？ どう し た の ？

( ｷﾝｸﾞ ･ 心 の 声 ) ≪ 自作 ？ おい ら が この 服 を ？ ≫ |こころ||こえ|じさく|||||ふく|

( ( どう ？ 作って み た ん だ けど ) ) |つくって|||||

( ｴﾚｲﾝ ) ( ( 人間 に 教わって 作った の ？ ) ) |にんげん||おそわって|つくった|

( ｷﾝｸﾞ ) ( ( 失敬 な ！ たまたま 見る 機会 が あった の ) ) |しっけい|||みる|きかい|||

( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ) ( ( ハーレクイン 人間 嫌い じゃ なかった っけ ？ ) ) ||にんげん|きらい|||

( ｷﾝｸﾞ ) ( ( お … おい ら は 信用 する な と 言って いる だけ さ ) ) |||||しんよう||||いって|||

( ｴﾚｲﾝ ) ( ( 兄さん の 仕事 は 妖精 王 の 森 を 守る こと でしょ ？ ) ) |にいさん||しごと||ようせい|おう||しげる||まもる||

妖精 王 の 森 ？ ようせい|おう||しげる

それ が おい ら の …｡

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ハーレクイン ！ あっ ｡ あ あ ～ ごめん ｡

違う よ ｡ あれ ｡\ N ん ？ ちがう||||

あんな 所 に 家 が ｡ |しょ||いえ|

小さい お うち が いっぱい ｡ ちいさい||||

いつの間に ｡\ N おお ～ いつのまに||

あんた ら も しか して ディア ネート と ヘレ キン か ？ |||||||||きん|

あっ 狩人 の おじちゃん ！ |かりゅうど||おじ ちゃん

( 狩人 の 孫 ) いやいや 狩人 やって た の は かりゅうど||まご||かりゅうど||||

死 ん だ じ っ さま だ ぁ ｡\ N おら は ここ で 雑貨 屋 を やって る ｡ し|||||||||||||ざっか|や|||

( ２ 人 ) じ っ さま ？ ( 狩人 の 孫 ) いや ～ じん||||かりゅうど||まご|

ほんと に い た と は なぁ ｡\ N じ っ さま 言って た ん だ ぁ |||||||||||いって||||

巨人 と 妖精 の 珍しい つがい に 何度 か 会った って ｡ きょじん||ようせい||めずらしい|||なんど||あった|

つがい って ？ な … 仲 の いい 友達 って こと ｡ |||なか|||ともだち||

じゃあ あれ も つがい ？

( ｷﾝｸﾞ ) いや つがい って いう の は 男 と 女 で …｡ |||||||おとこ||おんな|

ほら ああいう ｡

人間 は 寿命 が 短い から にんげん||じゅみょう||みじかい|

２ 人 で 一緒 に 結婚 って いう 約束 事 を 交わし じん||いっしょ||けっこん|||やくそく|こと||かわし

命 を つ ない で いく ん だ よ ｡ いのち||||||||

一緒 に ？ いっしょ|

ハーレクイン は 僕 の こと 好き ？ ||ぼく|||すき

えっ ？ す … 好き だ よ ｡ ||すき||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 僕 の お 願い 何 か 一 つ 聞い て くれる って 言った よ ね ｡ |ぼく|||ねがい|なん||ひと||ききい||||いった||

うん ｡\ N ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) じゃあ …｡

僕 を ずっと 好き で い て ｡ ぼく|||すき|||

♪～

さっ 戻 ろ ～｡\ N あっ …｡ |もど|||

約束 する よ ！ 君 を ずっと 好き で いる し やくそく|||きみ|||すき|||

ずっと そば に いる よ ！

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) いい の ｡

えっ ？

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ずっと 好き で い て くれ れ ば いい の ｡ ||すき||||||||

ディ アンヌ …｡

( ｷﾝｸﾞ ) ( ( ヘル ブラム と 一緒 に 森 を 出 た 妖精 が 捕まった ! ? ) ) ||||いっしょ||しげる||だ||ようせい||つかまった

( 妖精 ) ( ( 相手 は 眼帯 の 老 戦士 ｡\ N このまま で は 我々 は … ) ) ようせい|あいて||がんたい||ろう|せんし|||||われわれ|

( ( どう し ます か ？ 妖精 王 ) ) ( ( 妖精 王様 ！ ) ) ||||ようせい|おう|ようせい|おうさま

( ｷﾝｸﾞ ) はっ ！ あぁ …｡

ん ん ～…｡ ん ？

( ｷﾝｸﾞ ) おい ら が 妖精 王 ハーレクイン ｡ ||||ようせい|おう|

森 を 守り 人間 界 に 行った 親友 の ヘル ブラム を 追って しげる||まもり|にんげん|かい||おこなった|しんゆう|||||おって

ここ に ｡ そして …｡

( ( ザシュ ！ ) )

( ｷﾝｸﾞ ) 全部 思い出し た ｡ |ぜんぶ|おもいだし|

ハーレクイン ？

≪ ドォーン ！ ( 爆発 音 ) あっ ｡ |ばくはつ|おと|

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) あっ ！ 集落 が …｡ 行か なきゃ ！ ||しゅうらく||いか|

危険 だ ｡\ N ディ アンヌ は ここ に い て ｡ きけん|||||||||

えっ ？ おい ら が 一 人 で 行く ｡ ||||ひと|じん||いく

それ が 終わったら おい ら は …｡ ||おわったら|||

お 友達 を 捜し て みんな の ところ へ 帰って あげて ｡ |ともだち||さがし||||||かえって|

♪～

君 の もと に 必ず 戻る ｡ きみ||||かならず|もどる

約束 する よ ｡ やくそく||

必ず ｡\ N うん ｡ かならず||

( ｷﾝｸﾞ ) ＜ でも おい ら は …

おい ら は その 約束 を ||||やくそく|

何より も 大切 な その 約束 を …＞ なにより||たいせつ|||やくそく|

♪～

あっ …｡

おい 大丈夫 か ! ? おい ！ |だいじょうぶ||

あっ … はっ ！ お前 は …｡ ||おまえ|

あれ から 数 百 年 たつ の に なぜ 生き て いる ! ? ||すう|ひゃく|とし|||||いき||

( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ) それ は こちら の セリフ だ ｡ |||||せりふ|

あの とき チミ は ヤツ に 不意 を つかれ て 殺さ れ た と …｡ ||||やつ||ふい||つか れ||ころさ|||

だから その 復讐 に 今度 は ヤツ の 不意 を つき 殺し た ｡ ||ふくしゅう||こんど||やつ||ふい|||ころし|

( ( ドスッ ！ ) )

( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ) そして 俺 っち は …｡ ||おれ||

( ｷﾝｸﾞ ) ヘル ブラム … ヘル ブラム な の か ？

そう な ん だ な ! ? その 姿 は なんの つもり だ ！ ||||||すがた||||

( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ) 人間 へ の 憎しみ を 忘れ ん ため の もの さ ｡ |にんげん|||にくしみ||わすれ|||||

( ｷﾝｸﾞ ) 憎しみ ？ ( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ) ああ そうさ ｡ |にくしみ|||そう さ

人間 は …\ N 俺 っち が 大好き だった 人間 は にんげん|||おれ|||だいすき||にんげん|

俺 っち の 仲間 を だまし おれ|||なかま||

その 羽 を 奪った ん だ ！ |はね||うばった||

いい 金 に なる と か いって |きむ|||||

一人一人 一 枚 一 枚 ひとりひとり|ひと|まい|ひと|まい

ゆっくり と 傷付け ない よう に ｡ ||きずつけ|||

なあ 想像 できる か ？ |そうぞう||

目の前 で 信じ て い た 者 に 仲間 の 羽 が めのまえ||しんじ||||もの||なかま||はね|

一人一人 もが れ て いく 気持ち が ｡ ひとりひとり|||||きもち|

メリメリ ブチ ブチ と 音 を 立て て ||||おと||たて|

羽 を もが れ 助け て と 叫び ながら はね||||たすけ|||さけび|

息 絶えて いく 仲間 の 声 が ！ いき|たえて||なかま||こえ|

なあ 想像 し て みろ よ ！ |そうぞう||||

その 音 が 何 年 も … いや |おと||なん|とし||

何 百 年 も こびりつ い て 離れ ない 気持ち を ｡ なん|ひゃく|とし|||||はなれ||きもち|

なあ 想像 し て くれよ ！ |そうぞう|||

想像 し て くれよ ハーレクイン ！ ヘル ブラム …｡ そうぞう||||||

俺 っち は 人間 が 憎い ！ だ から ５００ 年 殺し 続け た ｡ おれ|||にんげん||にくい|||とし|ころし|つづけ|

でも 足り ない ん だ ！ いくら 殺し て も |たり|||||ころし||

あの 音 が 離れ ない …｡\ N 殺し て も 殺し て も |おと||はなれ|||ころし|||ころし||

あの 声 が 離れ ない だ から |こえ||はなれ|||

だから 俺 は この 地上 から 人間 を |おれ|||ちじょう||にんげん|

残ら ず … 最後 の 一 人 まで 残ら ず ！ のこら||さいご||ひと|じん||のこら|

♪～

( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ) ( ( その とき は …

その とき は 俺 っち を 止め て くれよ |||おれ|||とどめ||

親友 の チミ が さ ) ) しんゆう||||

( ｷﾝｸﾞ ) ＜ おい ら は 償わ なけ れ ば なら ない ＞ ||||つぐなわ|||||

＜ 長い 間 … ながい|あいだ

本当 に 長い 間 友達 を 苦しま せ た こと ＞ ほんとう||ながい|あいだ|ともだち||くるしま|||

＜ その 苦しみ に 気 付け なかった こと を ＞ |くるしみ||き|つけ|||

＜ ディ アンヌ と の その 大切 な 約束 を |||||たいせつ||やくそく|

守れ なかった こと を ＞ まもれ|||

♪～

＜ でも おい ら は 忘れ ない よ ＞ ||||わすれ||

♪～

長き に 及 ん だ 一 人 の 妖精 に よる 人間 の 虐殺 ｡ ながき||およ|||ひと|じん||ようせい|||にんげん||ぎゃくさつ

その 責任 は それ ら を 見過ごし |せきにん|||||みすごし

放置 し た 妖精 王 の 怠 惰 に ある ｡ ほうち|||ようせい|おう||おこた|だ||

よって 禁固 1000 年 の 刑 に 処す ｡ |きんこ|とし||けい||しょす

( ｷﾝｸﾞ ) ＜ 君 を 思う 気持ち は ずっと 変わら ない ＞ |きみ||おもう|きもち|||かわら|

♪～

＜ ねえ ディ アンヌ ＞

♪～

ふ ふ っ ｡

＜ また もし 君 に 出会え た なら おい ら は …＞ ||きみ||であえ|||||

♪～

( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ) なぜ だ ？

神 樹 は チミ を 見限った ん じゃ ない の か ？ かみ|き||||みかぎった|||||

なぜ シャスティフォル の 力 を そこ まで 引き出せ る ？ |||ちから||||ひきだせ|

( ﾊｳｻﾞ ｰ ) う ぅ … あった け ぇ ｡ あっ 傷 が ｡ ||||||||きず|

( ｷﾝｸﾞ ) 神 樹 は 自分 が 傷付く と |かみ|き||じぶん||きずつく|

花粉 を 出し て 傷 を 外敵 から 守り かふん||だし||きず||がいてき||まもり

癒 やす ん だ ｡ 運 が よかった ね ｡ いや||||うん|||

ディ アンヌ が そば に い なけ れ ば とっくに 死 ん で い た よ ｡ ||||||||||し|||||

神 樹 は 妖精 界 を 悠然 と 見守る 存在 ｡ かみ|き||ようせい|かい||ゆうぜん||みまもる|そんざい

そこ に 善悪 の 感情 は ない ｡\ N くっ ！ ||ぜんあく||かんじょう||||

( ｷﾝｸﾞ ) まだ 続ける つもり か ？ ヘル ブラム ｡ ||つづける||||

７００ 年 たった 今 も まだ 人間 を 滅ぼし たい と とし||いま|||にんげん||ほろぼし||

思って いる の か ？ ( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ) まだ じゃ ない ｡ おもって|||||||

もう 止まれ ない ん だ よ ！ |とどまれ||||

聖 騎士 ども ！ お前 ら の 全 魔力 せい|きし||おまえ|||ぜん|まりょく

俺 っち に よこせ ぇ ～ おれ||||

( 聖 騎士 たち ) う お っ …｡ せい|きし||||

く ぅ ～ 来 まし た よ ｡ ||らい|||

来 た 来 た 来 た 来 た 来 た ～ ！ らい||らい||らい||らい||らい|

う お ぉ ～ ！

ガキン ガキン ガキン ガキン …\ N ドド ドドッ ！

ガキン ！ くっ … は あっ ！

は あ ～ ！

♪～

ガキン ！ くっ ！

負ける わけ に は … いか ん の だ よ ！ まける||||||||

♪～

ぬ あぁ ～ ！

もう いい ん だ ｡\ N あ あ ～ ～ ！

もう 休 ん で いい ん だ ヘル ブラム ｡ |きゅう|||||||

は あぁ ～～\ N ザシュ ！

パキン ！ ( 聖 騎士 たち ) う わ ぁ ～ ！ |せい|きし||||

( ﾍﾙﾌﾞﾗﾑ ) あぁ … あっ う う っ …｡

や あ … 久しぶり ハーレクイン ｡ ||ひさしぶり|

その 冑 チミ へ の プレゼント な ん だ よ …｡ |ちゅう||||ぷれぜんと||||

チミ なら 気 に 入って くれる か と 思って ||き||はいって||||おもって

人間 に もらった ん だ けど …｡ にんげん|||||

でも 俺 っち も バカ だ ね ｡ |おれ|||ばか||

よく 見 たら センス の かけら も ない ｡ |み||せんす||||

そう だ よ

君 は 本当 に … バカ だ ｡ きみ||ほんとう||ばか|

あぁ … は ぁ …｡

ごめん ね ディ アンヌ ｡\ N 君 を 一 人 怖い 目 に 遭わ せ て ｡ |||||きみ||ひと|じん|こわい|め||あわ||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ありがとう キング ｡ ||きんぐ

あと は おい ら に 任せ て ｡ |||||まかせ|

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ハーレクイン …｡\ N えっ ？

とっても 懐かしい 名前 ｡ |なつかしい|なまえ

誰 ？ 思い出せ ない ｡ だれ|おもいだせ|

それ は 夢 だ ｡\ N ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) えっ ？ ||ゆめ||||

( ｷﾝｸﾞ ) きっと 夢 を 見て い た ん だ よ ｡\ N ふ ふ っ ｡ ||ゆめ||みて|||||||||

( ﾊｳｻﾞ ｰ ) 一 つ 聞か せ て くれ ない か ？ ||ひと||きか|||||

俺 に は どうして も おれ||||

あんた ら が 王国 転覆 を 企 ん でる と は 思え ねぇ ｡ |||おうこく|てんぷく||たくら|||||おもえ|

だ と し たら 突然 王国 に 乗り込 ん で き た 理由 は なん だ ？ ||||とつぜん|おうこく||のりこ|||||りゆう|||

( ｷﾝｸﾞ ) さらわ れ た エリザベス 王女 を 救う ため さ ｡ |||||おうじょ||すくう||

( ﾊｳｻﾞ ｰ ) さらわ れ た ？

まさか エリザベス は 今 王国 に ？ |||いま|おうこく|

♪～

戦争 だ ～ ！ ドーン ！ せんそう||

七 つ の 大 罪 が 攻め て き た ぞ ！ なな|||だい|ざい||せめ||||

ドーン ！ ドーン ！

ガキン ！

( ｱ ｰ ｻ ｰ ) ヘンド リク セン 殿 こちら も そろそろ 決着 を つけ ます か ｡ |||||||しんがり||||けっちゃく||||

( ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ ) 威勢 だけ は 立派 な 王 だ ｡\ N アーサー ･ ペン ドラゴン ｡ |いせい|||りっぱ||おう||||ぺん|

( ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ ) ≪ 実力 思考 共に 計り 知れ ん 小僧 だ ｡ |じつりょく|しこう|ともに|はかり|しれ||こぞう|

口ぶり から する と こちら の 内情 を くちぶり||||||ないじょう|

何かしら 把握 し て いる よう だ が …｡ なにかしら|はあく||||||

問題 は 何 を どこ まで 知って いる か ≫ もんだい||なん||||しって||

≪ 王 の 幽閉 か 王女 誘拐 か おう||ゆうへい||おうじょ|ゆうかい|

それとも 魔 神 復活 計画 か ≫ |ま|かみ|ふっかつ|けいかく|

戦闘 中 に 考え 事 です か ？ せんとう|なか||かんがえ|こと||

♪～

本気 で 来い ｡ 新 王 の ゆえん たる 魔力 を 示し て みろ ｡ ほんき||こい|しん|おう||||まりょく||しめし||

あっ ！ ガキン ！

ドゴン ！

痛 てっ …｡ でも つう||

まだまだ ！ あっ …｡

ドカッ ！ ぐ わ っ ！ ご ほっ ご ほっ …｡

死ぬ まで 出し 惜しみ する つもり か ？ しぬ||だし|おしみ|||

じゃあ 頑張って 引き出し て み て は いかが でしょ う ？ は は はっ ｡ |がんばって|ひきだし||||||||||

いい だ ろ う ｡

( ｱ ｰ ｻ ｰ ) 黒い … 炎 ？ ||||くろい|えん

( ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ ) ならば 死ね ｡ ||しね

( ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ ) ｢ 波 状 の 獄 炎 ｣ ！ |なみ|じょう||ごく|えん

キン ！ あっ ！ う う っ ！ きん||||

ドゴン ！

私 の 攻撃 を はね返し た ？ わたくし||こうげき||はねかえし|

( ﾒﾘｵﾀﾞｽ ) しばらく 見 ねぇ うち に 物騒 な 魔力 を 身 に 付け た もん だ な ｡ ||み||||ぶっそう||まりょく||み||つけ||||

その 声 … あなた は …｡ |こえ||

さて さて さ ～ て …｡

エリザベス は 返し て もらう ぜ ｡ ||かえし|||

♪～

♪～

♪～

( ﾎ ｰ ｸ ) なん だ よ …｡ ここ どこ な ん だ よ ？

俺 いつ に なったら 出番 来る の ？ おれ||||でばん|くる|

次回 『 七 つ の 大 罪 』 ｢ 勇気 の まじない ｣｡ じかい|なな|||だい|ざい|ゆうき||

暗い よ ～ 怖い よ ～…｡ くらい||こわい|

お っ 母 ～ ！ ||はは

川崎 市 の 河川敷 で かわさき|し||かせんしき|

中学 １ 年 の 男子 生徒 が ちゅうがく|とし||だんし|せいと|

殺害 さ れ て いる の が 見つかった 事 件 で ､ さつがい|||||||みつかった|こと|けん|