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マギ The kingdom of magic, Magi: The Kingdom of Magic Episode 17

Magi : The Kingdom of Magic Episode 17

( ティ トス ) モガ メット 学長 … →

僕 は … まだ 死に たく あり ませ ん !

ん ?

( ティ トス ) 僕 は 長く は 生き られ ない 。

でも それ じゃあ 嫌 な ん です 。

ティ トス どう し た と いう の だ ?

( モガ メット ) 何 か ある と は 気付 い て い た が →

もしや お前 も 病 に 侵さ れ て いる の か ?

ならば 力 に な れる 。

人間 の 病 を 治す 魔法 なら →

我々 が ずっと 昔 から 研究 し て き た こと だ から な 。

( ティ トス ) 人間 の 病 ? →

じゃあ ダメ かも … 。 えっ ?

僕 の は 病 じゃ ない し →

僕 は 人間 で すら ない から … 。

どう いう こと だ ?

( ティ トス ) 僕 は シェヘラザード 様 の 魔法 で 作ら れ た … 。

♪ ♪ ~

( ティ トス ) ただ の 人形 です 。

( ティ トス ) ≪ ココハ … ドコダ ? ≫

( ティ トス ) ≪ アッ … ダレ ? ≫

( シェヘラザード ) ≪ あなた は 私 。 私 は あなた 。 →

いずれ 外 の 世界 へ 解き放た れる とき が 来る →

レーム 帝国 の ため に ≫

( ティ トス ) ≪ レーム … テイ コク … ≫

( ( バリッ ) ) ( ( ドサッ ) )

( ティ トス ) シェヘラザード 様 が ご 自分 の 肉 と 骨 の ひと かけら に →

魔法 を かけ 続け て 作った 分身 →

それ が 僕 です 。 →

外 の 世界 で 生き られる の は →

魔法 を かけ られ た 時間 の 10 分 の 1 だけ 。 →

僕 は 14 年 間 意識 だけ の 暗闇 の 中 で →

外 の 世界 の 話 を 聞か さ れ 続け まし た 。 →

僕 は … →

話 で しか 知ら ない 外 の 世界 に →

ずっと ずっと 憧れ 続け て い まし た 。 →

でも … →

出 ない 方 が よかった … →

こんな … こんな まぶしい 場所 へ は 。 →

空 が あって 空気 が 吸い込 め る 。 →

笑ったり 怒ったり →

時々 は 「 大好き だ よ 。 ありがとう 」 って →

言わ れ たり し て … 。 そんな 幸せ が →

あと ひと 月 も たた ず に おしまい だ なんて … 。

えっ … 。 ( ティ トス ) ほか の 子 たち は 平気 でも →

僕 は ダメ だった 。

これ じゃあ なんの ため に 生まれ て き た の か … 。

う う っ う ぅ … 。 ひと 月 と は 本当 な の か ?

羨ま し い … アラジン や →

スフィントス や マルガ たち が 。

この 先 も 生き て ゆ ける 人 たち が … 。

5 年 後 10 年 後 →

僕 は そこ に は い ない … →

そう 考える だけ で たまらない 気持ち に なる 。 →

なぜ … なぜ 僕 だけ こんな ふう に 生まれ て き た ん だ ! ?

ティ トス … 。

( ティ トス ) ゆ … 許 せ ない 。 →

大切 な はず の 人 たち や 親 代わり の シェヘラザード 様 に まで →

こんな 気持ち に なる なんて … 。

あ あっ !

嫌 で 嫌 で しかたがない ん です !

自分 の こと が ぁ ! !

( モガ メット ) な っ ! ? ティ トス !

しっかり しろ 。 恥 で は ない ! →

アラジン たち も お前 を 責め ない 。 →

助けよ う と する はず だ 。

( ティ トス ) ぼ … 僕 に … 生き てる 価値 は … ない 。

≪ なんて こと だ … ≫

落ち着き なさい 。 →

このまま で は ルフ が 濁って しまう ぞ ティ トス 。

≪ ティ トス の ルフ が … ≫

バチッ ! ( モガ メット ) う わ っ !

( モガ メット ) ティ トス ? 大丈夫 か ?

下がり なさい マグノ シュ タット の 長老 よ 。

はっ ! ん ? →

誰 だ ? お前 は 。 私 は →

レーム 帝国 最高 司祭 シェヘラザード です 。

シェヘラザード だ と ?

ティ トス と 私 は 同じ ルフ を 共有 する →

いわば 同じ 命 。 こう し て … 。

( ティ トス ) ほんの 少し の 間 なら →

意識 を 同調 さ せる こと も できる 。

マギ に は そんな こと も できる の か 。

( ティ トス ) マタル ・ モガ メット 候 … 。

マグノ シュ タット は レーム 帝国 の 属 州 に なり なさい 。

なん だ と ?

どのみち 近い 将来 貴国 の 選択肢 は →

2 つ に 1 つ の はず です 。

私 たち レーム 帝国 に 下る か →

煌 帝国 の 属国 と なって →

レーム 帝国 と 戦火 を 交える か です 。

安心 し なさい 。 レーム は 魔 導 士 を 差別 し ませ ん 。

さあ 私 たち の 手 を 取って 。 生きる ため に 。

断る 。 魔 導 士 は →

「 非 魔 導 士 」 の 支配 する 国 で は 生き られ ない 。

バカげ て いる わ 。 金属 器 も →

マギ の 加護 も ない マグノ シュ タット が →

煌 や レーム に かなう と 本気 で 考え て いる の ?

話 に なら ない わ 。

そんな 自滅 に ティ トス を 道連れ に は さ せ られ ない 。

返し て もらい ます 。 レーム の 民 は →

レーム の 地 に 眠る こと が 運命 な の だ から 。

( モガ メット ) いや 返さ ない 。

えっ ?

こんな 悲しみ に 押し潰さ れ そう な 魔 導 士 の 子 こそ が →

私 が 守る と 決め た 存在 だ 。

この 子 を 見捨て て は 私 は 生きる 意味 すら ない !

♪ ♪ ~

ティ トス を 返し て !

返さ ない ! ( シェヘラザード ・ 通信 ) 返し なさい !

ティ トス は この 私 シェヘラザード も 同然 の 存在 よ !

ご 自分 の なさって いる こと が 分かって いる の かしら ?

マグノ シュ タット の モガ メット 候 よ !

♪ ♪ ~

( モガ メット ) ああ 。 分かって いる 。

返さ ない 。 たとえ レーム 帝国 を 敵 に 回し て も !

えっ … 。 ( モガ メット ) くっ !

あ あっ !

パキン !

( シェヘラザード ・ 通信 ) その 言葉 確か に 私 は 聞き届け た わ 。

( ティ トス ) な … なんて こと を … 。

全て の 魔 導 士 は 私 の 息子 も 同然 だ 。

だから … 。

( ティ トス ) ( ( ぼ … 僕 に … 生き てる 価値 は … ない ) )

( モガ メット ) もう あんな 悲しい こと を 言わ ない で くれ →

ティ トス 。

あぁ ああ … あ あ ~ ! う ぅ … 。 →

う わ ぁ ~~ … 。

( モガ メット ) 結論 から 言う 。

マグノ シュ タット は レーム 帝国 と 開戦 する 。

( 一同 ) え えっ ! ?

( 魔 導 士 ) どう いう こと だ ! ? あぁ … 。

( 魔 導 士 ) どう いう こと だ ? ( 魔 導 士 ) 信じ られ ん … 。

≪ 昨日 の 決意 を 変える つもり は ない ん だ ね →

学長 先生 ≫

( モガ メット ) ( ( 今 話し た とおり だ アラジン ) )

( ( ティ トス くん そんな … ) ) ( ( ティ トス を 返せ と いう の は →

単なる 口実 だ ) ) ( ( 口実 ? ) )

( モガ メット ) ( ( シェヘラザード は マグノ シュ タット の 背後 に →

煌 帝国 を 見据え て い た 。 →

話し て み て 確信 し た ) )

( ( 煌 か レーム どちら に 従う か … ) )

( ( 戦乱 に 飲ま れる マグノ シュ タット を →

捨て去る の も いい 。 明日 の 朝 →

皆 に も 話す つもり だ 。 →

だが その 前 に アラジン →

お前 は 私 に 聞き たい こと が ある … そう だ な ? ) )

( ( 学長 先生 は 黒い ジン の 作り 方 を 誰 に 教わった ん だい ? ) )

( ( アル ・ サー メン の 仲間 な の かい ? ) )

( ( ほう イスナーン を 知って いる の か ね ? ) )

≪ はっ ! イスナーン ! ? ≫

( ( あれ は 12 年 ほど 前 の こと だ 。 →

革命 を 控え 国 外 から →

魔 導 士 を 募って い た 我々 の もと に →

イスナーン たち は やって き た ) )

( イスナーン ) ( ( 「 非 魔 導 士 」 が 不当 に 支配 する 世界 を →

変え ね ば なら ない ) ) ( モガ メット ) ( ( その とおり だ ) )

( イスナーン ) ( ( モガ メット 候 あなた に 革命 の 意志 が ある の なら →

我々 は 知識 を 提供 し ま しょ う ) )

( ( ん ? ) )

( モガ メット ) ( ( そして 我々 は 知った の だ →

「 非 魔 導 士 」 に 王 たる 力 を 与える と いう 迷宮 の こと 。 →

そこ に 眠る 魔法 道具 ジン →

金属 器 の こと を な 。 →

我々 は イスナーン ら と 協力 し 研究 を 進め た 。 →

「 非 魔 導 士 」 に 対抗 し うる 力 を 生み出 そ う と な 。 →

黒い ルフ 黒い ジン →

そして 黒い 金属 器 を な ) )

( ( 黒い 金属 器 を 学長 先生 と イスナーン で →

作り出し た の ? ) ) ( モガ メット ) ( ( そう だ ) )

≪ やっぱり マグノ シュ タット は アル ・ サー メン の 仲間 だった ん だ ≫

( モガ メット ) ( ( だが イスナーン たち と は 手 を 切った ) )

( ( イスナーン は 事もあろうに その 黒い 金属 器 を →

「 非 魔 導 士 」 に 分け 与え て しまった 。 →

私 は それ が 許 せ なかった 。 →

その 中 に ムスタシム の 王女 が ひそか に い た こと も 知って い た ) )

( ( あっ … ) ) ( モガ メット ) ( ( どんな 「 非 魔 導 士 」 に も →

王 たる 力 を 与え て は なら ん の だ ) )

( ( だ から 手 を 切った ) )

( ( 今 は もう 仲間 で は ない と ? ) )

( ( 敵 で は ない 。 が … →

数 年 前 に 話し合い は 決裂 し 彼ら は 去った ) )

( ( もう 連絡 も 取って い ない よ ) )

( ( 気がかり は それ だけ か ? ) )

( ( 魔法 道具 を どう し て 海賊 に あげ た ん だい ? ) )

( ( あれ は 売り払った の だ ) )

( ( 将来 的 に 魔法 道具 を 量産 し て →

他国 に 売り 資金 を 得る こと を 考え て いる 。 →

その 試行 と し て 開発 初期 の 粗悪 品 を →

望む 者 たち に 与え た だけ だ よ ) )

( ( その せい で たくさん の 人 が 傷つ い て いる ) )

( ( でも それ が 魔 導 士 じゃ ない なら 関係ない って いう ん だ ね ? ) )

( ( 私 が 守り たい の は 魔 導 士 だ ) )

( ( 「 非 魔 導 士 」 で は ない ) )

( ( くっ ! 学長 先生 は 王様 に ふさわしい ) )

( ( 魔 導 士 だけ の 王様 に ) )

( モガ メット ) ( ( お前 も 魔 導 士 だ アラジン 。 →

お前 や ティ トス イレーヌ マイヤーズ →

ほか の 魔 導 士 たち を 思う 私 の 気持ち に →

うそ 偽り は 決して ない ) )

♪ ♪ ~

( モガ メット ) ( ( この 国 を 守り たい 。 →

その ため に アラジン お前 も 力 を 貸し て くれ ) )

( ( 頼む ) )

≫ ( ゲムナー ) この 国 の ため に 戦う 。 あっ 。

( ゲムナー ) ここ で 他国 に 屈し て は 革命 を 起こし た 意味 が ない 。

( リリアナ ) 私 たち も 安らか に 生き られる 場所 を 探し て →

家族 と 共に 故郷 を 捨て て き た 意味 が →

なくなって しまう 。

( マイヤーズ ) そう だ 。 →

家族 を 守 れる の は 自分 たち しか い ない 。

魔 導 士 の 国 が 欲しい … 。

( ヤコフ ) 魔 導 士 の 国 が 欲しい 。

魔 導 士 の 国 が 欲しい !

( 魔 導 士 ) そう だ ! 戦 お う 家族 の ため に !

( 魔 導 士 ) 戦 お う この 国 の ため に ! ( 魔 導 士 ) そう だ !

ごめんなさい 僕 の せい で … 。

( マイヤーズ ) お前 の せい で は ない 。 →

お前 も 必ず 助ける 。 見捨て た り は し ない 。

ダメ だ … レーム に 勝 てる わけ が ない 。

( モガ メット ) 何 を そんなに 恐れる ?

レーム の 王 の 器 たち … →

シェヘラザード 様 の 選 ん だ 三 人 の 金属 器 使い たち です 。

( ティ トス ) 現 レーム 帝国 の 子息 ネルヴァ ・ ユリウス ・ カルア デス 。 →

レーム 帝 国軍 最高 司令 官 イグナティウス ・ アレ キウス 。 →

そして レーム 帝国 を 支える 要 →

ファナ リス 兵 団 団長 ムー ・ アレ キウス 。

( イグナティウス ) 開戦 か 。 ( ネルヴァ ) ええ 。 →

分かりきって い た こと でしょ う 。

煌 帝国 と の 戦 は 避け られ ませ ん 。 →

レーム の 版 図 は 更に 広がる 。 ( イグナティウス ) ん ん … 。

≫ ( シェヘラザード ) その 前 に 。 ( 2 人 ) ん ?

( シェヘラザード ) ティ トス を 取り戻し て 。 →

あの 子 も レーム の 民 よ 。 ( 2 人 ) は っ !

≫ ( ムー ) ならば 我々 に お 任せ を 。 ( 2 人 ) あっ 。

( ムー ) 見事 敵陣 を 切り開 い て みせ ま しょ う →

我が ファ ナリス 兵 団 が 。

は は はっ 。 へ へ へ っ 。

お 願い ね ムー 。

( ムー ) は っ !

アレ キウス 家 子飼い の 奴隷 たち か 。

ふん 汚らわしい 。 は は はっ 。 ん ?

( ロゥロゥ ) が う っ ! ひ いっ ! う っ … 。

( 一同 ) あ は は はっ ! ( ロゥロゥ ) へ っ ! びび って ん じゃ ねぇ よ 。

汚らわしい 元 奴隷 なんか を 相手 に よ 。

( ミュロン ) ロゥロゥ ! 兄さん の 品位 を 下げる よう な まね は →

やめる の だ ! なん だ と ? ミュロン !

( 2 人 ) ん ん ~ ! ( ムー ) は いはい 仲よく ね 。

こう いう とき は ビシッと しろ 。

礼 を 尽くせ って いつも 言って る だ ろ ? →

お前 たち も 。 ( 一同 ) あぁ … 。

( ロゥロゥ ) で も 団長 俺 たち は シェヘラザード 様 に じゃ なく →

あなた に 忠誠 を 誓って いる ん です 。

あなた が 世界 中 から 見つけ出し て くれ なけりゃ →

俺 たち は いまだ 奴隷 を やって い た よう な ヤツ ら →

ばかり です から ね 。

( ミュロン ) 僕 と 兄さん まで 一緒に し ない で ほしい の だ 。

僕 たち は れっきとした アレ キウス 家 の 血 も 流れ て いる の だ 。

( ムー ) まあ 実際 お前 たち を 捜し出 せ た の だ って →

アレ キウス の 名 の 下 に でき た こと だ し な 。 →

全て は 陛下 と シェヘラザード 様 の ご 威光 だ よ 。

あなた が そう 言う の なら →

戦って 全て を ひれ伏せ させよ う … 。

皇帝 陛下 の 足元 に 。

レーム 帝国 の ため に !

♪ ♪ ~

≪ ガチャ ≪ ( ジャー ファル ) シンドバッド 王 ! →

マグノ シュ タット より 報告 が あり まし た 。 →

「 本日 マグノ シュ タット が レーム に 対し 宣戦 布告 。 →

全て の 外交 交渉 を 打ち切り 国境 を 封鎖 」 。 →

それ を 受け て レーム が 軍 を 動かし まし た 。

開戦 です 。

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) は っ ! ふざけ た 話 だ よ ね 。 →

あそこ は レーム の もの じゃ ない 。 我ら が 兄 王様 の 属 領 だ 。

( 関 鳴 鳳 ) いかが いたし ます か ? 紅 覇 様 。

( 紅 覇 ) そんな の 決まって る し ぃ 。

♪ ♪ ~

( ざわめき )

♪ ♪ ~

≫ 何 ! ? ≪ ど い て くれ !

≪ おい どう なって ん だ よ ! ≫ なん だ よ く そ ~ !

レーム 帝国 と 戦争 だって ! ? どう し て そんな 無謀 な こと を !

出せ ! この 国 から 出し て くれ !

落ち着け ~ ! 昔 パルテ ビア の →

大軍 が 攻め て き た とき だって →

魔 導 士 たち が 追い払って くれ た ん だ !

( 生徒 ) 無理 だ … 。

( 生徒 ) 今 いる 魔 導 士 は いい とこ 1000 人 。 →

一般 兵 を 含め た って 3 万 程度 。

( 生徒 ) うわさ じゃ レーム だけ じゃ なく て →

煌 も いつ 攻め て き て も おかしく ない 状況 だって … 。

( 生徒 ) どう すれ ば … 。

( ヒューイ ) 俺 は 逃げる 。 この 国 と 心中 する 義理 は ない 。

( リン リー ) で も いい の か な ? ( ヒューイ ) えっ ?

( リン リー ) 戦争 に なったら 先生 と か →

この 国 の 人 たち みんな 死 ん じゃ う ん じゃ … 。

( ヒューイ ) だからといって どう しろ と いう ん だ !

≫ ( イレーヌ ) 安心 なさい 。 あっ 。

( イレーヌ ) レーム の 皇帝 も 煌 の 皇帝 も 恐 る る に 足り ませ ん 。 →

私 たち は その よう な 傲慢 な 「 非 魔 導 士 」 の 王 たち を →

打ち 倒す べく 力 を 蓄え て き た の です から 。

( 一同 ) あぁ … 。 ( マイヤーズ ) お前 たち は →

己 の 身 を 守る こと を 最 優先 に 考えろ 。

上級 魔 導 士 たち は なん だって あんな に 落ち着 い てる ん だ ?

力 … 。

お … おい ! ん ? はっ !

ティ トス くん !

♪ ♪ ~

( ティ トス ) この 国 の 上級 魔 導 士 の 一員 に なった ん だ 。

レーム と の 交信 も もう でき ない 。

あの ね 僕 たち 全部 聞い た ん だ 学長 先生 から 。

君 が 何 に 悩 ん で い た の かも 。

お前 完全 に レーム から 寝返った って こと だ よ な ?

マグノ シュ タット の 人 たち と 一緒に 戦う の かい ?

シェヘラザード さん と も 戦 える の かい ?

( ティ トス ) くっ … ん ん っ ! う っ !

ああ 。 戦 える よ 。 僕 は 死に たく ない ん だ 。

軽蔑 し てる ん だ ろ う ? →

僕 の こと を 。

あっ … 。 おい !

( ティ トス ) 君 と 僕 が 同じ だ なんて →

やっぱり 勘違い だった 。

僕 は 君 み たい に は でき なかった 。

レーム 帝国 の ため なんて 言わ れ て も →

自分 の こと ばっかり だ … 。

♪ ♪ ~

僕 だって 自分 の ため さ 。

自分 が し たい こと を し て いる だけ さ 。

僕 たち は この 世界 に 生まれ て →

つらい こと や 悲しい こと も あった けど →

楽しい こと も いっぱい あって 。

何より 大切 な 人 たち が でき た 。

もう 役目 の ため だけ じゃ ない 。

この 世界 が 好き に なっちゃ っ た ん だ よ ね 。

だから 力 の かぎり 戦う ん だ 。

誰 か に 願い を 託さ れ た 僕 の 命 が 尽きる まで 。

≪ アラジン … 君 は 一体 … ≫

う ~ ん … で も レーム 帝国 と 戦う の は →

気 が 進ま ない な 。 僕 たち の 本当 の 敵 は 彼ら じゃ ない し 。

( スフィントス ) 本当 の 敵 ? その 源 は →

この 街 の どこ か に 眠って いる かも しれ ない 。

僕 は それ を 止める 。

♪ ♪ ~

( モガ メット ) お前 たち の →

その 身 に 宿る 魔力 を →

誰 か の 言いなり に →

世界 の 理不尽 な 流れ の まま に →

もう 委ね て は なら ない 。 →

我ら の 志 が 今 ついえ れ ば →

今後 1000 年 の 歴史 の 闇 に 再び →

全て の 魔 導 士 が 突き落とさ れる だ ろ う 。 →

魔 導 士 に 生まれ た 意味 を 見失わ ぬ ため に … 。

( モガ メット ) 悲し み を 繰り返す 歴史 の 中 で →

消え て しまわ ぬ ため に ! 杖 を 掲げろ ! →

魔 導 士 の 国 を 守る ため に →

立ち上がれ マグノ シュ タット の 魔 導 士 たち よ ! !

( 一同 ) おお ~~ ! !

♪ ♪ キミ が そば に いる から

♪ ♪ 強い 気持ち で い たい よ

♪ ♪ ジグザグ かも しれ ない

♪ ♪ ジグザグ でも い い ん だ

♪ ♪ Forever and Never with you

♪ ♪ 道 は 続 い て く

( アリババ ) アラジン 元気 か な 。


Magi : The Kingdom of Magic Episode 17

( ティ トス ) モガ メット 学長 … → |とす|||がくちょう Director Mogamett...

僕 は … まだ 死に たく あり ませ ん ! ぼく|||しに|||| I... I don't want to die yet!

ん ?

( ティ トス ) 僕 は 長く は 生き られ ない 。 |とす|ぼく||ながく||いき||

でも それ じゃあ 嫌 な ん です 。 |||いや|||

ティ トス どう し た と いう の だ ? |とす||||||| Titus?

( モガ メット ) 何 か ある と は 気付 い て い た が → ||なん|||||きづ||||| I did realize that something was going on,

もしや お前 も 病 に 侵さ れ て いる の か ? |おまえ||びょう||おかさ||||| but could it be that you're ravaged by illness, too?

ならば 力 に な れる 。 |ちから||| If so, I can help you.

人間 の 病 を 治す 魔法 なら → にんげん||びょう||なおす|まほう| After all, we've conducted much research on spells for curing human diseases.

我々 が ずっと 昔 から 研究 し て き た こと だ から な 。 われわれ|||むかし||けんきゅう||||||||

( ティ トス ) 人間 の 病 ? → |とす|にんげん||びょう Human... diseases? Then it might not work...

じゃあ ダメ かも … 。 えっ ? |だめ||

僕 の は 病 じゃ ない し → ぼく|||びょう||| Since what I have isn't a disease, and...

僕 は 人間 で すら ない から … 。 ぼく||にんげん|||| I'm not even human...

どう いう こと だ ? What do you mean by that?

( ティ トス ) 僕 は シェヘラザード 様 の 魔法 で 作ら れ た … 。 |とす|ぼく|||さま||まほう||つくら|| I was... created with Lady Scheherazade's magic...

♪ ♪ ~

( ティ トス ) ただ の 人形 です 。 |とす|||にんぎょう|

( ティ トス ) ≪ ココハ … ドコダ ? ≫ |とす|| Where... am I?

( ティ トス ) ≪ アッ … ダレ ? ≫ |とす||

( シェヘラザード ) ≪ あなた は 私 。 私 は あなた 。 → |||わたくし|わたくし|| You are me. I am you.

いずれ 外 の 世界 へ 解き放た れる とき が 来る → |がい||せかい||ときはなた||||くる Eventually, the day will come when you're released to the outside world.

レーム 帝国 の ため に ≫ |ていこく||| For the Leam Empire...

( ティ トス ) ≪ レーム … テイ コク … ≫ |とす||てい| Leam...

( ( バリッ ) ) ( ( ドサッ ) )

( ティ トス ) シェヘラザード 様 が ご 自分 の 肉 と 骨 の ひと かけら に → |とす||さま|||じぶん||にく||こつ|||| A clone that Lady Scheherazade created by

魔法 を かけ 続け て 作った 分身 → まほう|||つづけ||つくった|ぶんしん

それ が 僕 です 。 → ||ぼく|

外 の 世界 で 生き られる の は → がい||せかい||いき||| The amount of time that I can live in “the outside world”

魔法 を かけ られ た 時間 の 10 分 の 1 だけ 。 → まほう|||||じかん||ぶん|| is just one-tenth of the time that the spell was cast.

僕 は 14 年 間 意識 だけ の 暗闇 の 中 で → ぼく||とし|あいだ|いしき|||くらやみ||なか| For fourteen years, I continued to hear about the “outside world” in the darkness of just my mind.

外 の 世界 の 話 を 聞か さ れ 続け まし た 。 → がい||せかい||はなし||きか|||つづけ||

僕 は … → ぼく| I...

話 で しか 知ら ない 外 の 世界 に → はなし|||しら||がい||せかい| For years and years, I yearned to go to this “outside world”

ずっと ずっと 憧れ 続け て い まし た 。 → ||あこがれ|つづけ|||| that I only knew from the stories I'd heard.

でも … → But...

出 ない 方 が よかった … → だ||かた|| I wish I'd never emerged... Not to... not to such a dazzling place as this!

こんな … こんな まぶしい 場所 へ は 。 → |||ばしょ||

空 が あって 空気 が 吸い込 め る 。 → から|||くうき||すいこ|| A place with a sky, where you can breathe in the air...

笑ったり 怒ったり → わらったり|いかったり Where you can laugh, get angry,

時々 は 「 大好き だ よ 。 ありがとう 」 って → ときどき||だいすき|||| and where sometimes you'll hear the words “I love you” or “Thank you...”

言わ れ たり し て … 。 そんな 幸せ が → いわ||||||しあわせ|

あと ひと 月 も たた ず に おしまい だ なんて … 。 ||つき|||||||

えっ … 。 ( ティ トス ) ほか の 子 たち は 平気 でも → ||とす|||こ|||へいき|

僕 は ダメ だった 。 ぼく||だめ|

これ じゃあ なんの ため に 生まれ て き た の か … 。 |||||うまれ||||| Or else why was I even born in the first place?

う う っ う ぅ … 。 ひと 月 と は 本当 な の か ? ||||||つき|||ほんとう|||

羨ま し い … アラジン や → うらやま|||| I'm so envious... of Aladdin, Sphintus, Marga and the others.

スフィントス や マルガ たち が 。

この 先 も 生き て ゆ ける 人 たち が … 。 |さき||いき||||じん|| Of everyone who can go on living from here on in.

5 年 後 10 年 後 → とし|あと|とし|あと In five years, in ten years, I won't be there anymore.

僕 は そこ に は い ない … → ぼく||||||

そう 考える だけ で たまらない 気持ち に なる 。 → |かんがえる||||きもち|| Just the thought of that is so unbearable...

なぜ … なぜ 僕 だけ こんな ふう に 生まれ て き た ん だ ! ? ||ぼく|||||うまれ||||| Why... why was I the only one born this way?

ティ トス … 。 |とす Titus...

( ティ トス ) ゆ … 許 せ ない 。 → |とす||ゆる|| It's unforgivable...

大切 な はず の 人 たち や 親 代わり の シェヘラザード 様 に まで → たいせつ||||じん|||おや|かわり|||さま|| For me to feel this way towards those who should be dear to me,

こんな 気持ち に なる なんて … 。 |きもち||| towards even Lady Scheherazade, who's like a parent to me...

あ あっ !

嫌 で 嫌 で しかたがない ん です ! いや||いや||しかたが ない|| I'm so filled with hatred, it's more than I can bear! Hatred towards myself!

自分 の こと が ぁ ! ! じぶん||||

( モガ メット ) な っ ! ? ティ トス ! |||||とす

しっかり しろ 。 恥 で は ない ! → ||はじ||| Get a hold of yourself! It's nothing to be ashamed of!

アラジン たち も お前 を 責め ない 。 → |||おまえ||せめ| Aladdin and the others won't reproach you. Surely, they'll try to help you!

助けよ う と する はず だ 。 たすけよ|||||

( ティ トス ) ぼ … 僕 に … 生き てる 価値 は … ない 。 |とす||ぼく||いき||かち|| I... I'm not... worthy of living...

≪ なんて こと だ … ≫ What a thing to say...

落ち着き なさい 。 → おちつき| You must calm yourself.

このまま で は ルフ が 濁って しまう ぞ ティ トス 。 |||||にごって||||とす At this rate, your Rukh will be corrupted.

≪ ティ トス の ルフ が … ≫ |とす||| Titus's Rukh...

バチッ ! ( モガ メット ) う わ っ !

( モガ メット ) ティ トス ? 大丈夫 か ? |||とす|だいじょうぶ| Titus... are you all right?

下がり なさい マグノ シュ タット の 長老 よ 。 さがり||||||ちょうろう| Step back. Elder statesman of Magnoshutatt!

はっ ! ん ? →

誰 だ ? お前 は 。 私 は → だれ||おまえ||わたくし| Who's that? Who are you?

レーム 帝国 最高 司祭 シェヘラザード です 。 |ていこく|さいこう|しさい|| The High Priestess of the Leam Empire... Scheherazade.

シェヘラザード だ と ? Scheherazade, you say?

ティ トス と 私 は 同じ ルフ を 共有 する → |とす||わたくし||おなじ|||きょうゆう| Titus and I share the same Rukh... we are the same life, so to speak.

いわば 同じ 命 。 こう し て … 。 |おなじ|いのち|||

( ティ トス ) ほんの 少し の 間 なら → |とす||すこし||あいだ| If it's only for a short time, our minds can also be synchronized...

意識 を 同調 さ せる こと も できる 。 いしき||どうちょう|||||

マギ に は そんな こと も できる の か 。 So magis are capable of such things, too, then?

( ティ トス ) マタル ・ モガ メット 候 … 。 |とす||||こう Lord Matal Mogamett...

マグノ シュ タット は レーム 帝国 の 属 州 に なり なさい 。 |||||ていこく||ぞく|しゅう||| Magnoshutatt must become a province of the Leam Empire.

なん だ と ? What did you say?

どのみち 近い 将来 貴国 の 選択肢 は → |ちかい|しょうらい|きこく||せんたくし| Either way, in the near future your country will have but one of two choices.

2 つ に 1 つ の はず です 。

私 たち レーム 帝国 に 下る か → わたくし|||ていこく||くだる| Either submit to the Leam Empire's authority, or...

煌 帝国 の 属国 と なって → こう|ていこく||ぞっこく|| ...become a territory of the Kou Empire, and engage in warfare with Leam.

レーム 帝国 と 戦火 を 交える か です 。 |ていこく||せんか||まじえる||

安心 し なさい 。 レーム は 魔 導 士 を 差別 し ませ ん 。 あんしん|||||ま|みちび|し||さべつ||| Rest assured. Leam will never discriminate against magicians.

さあ 私 たち の 手 を 取って 。 生きる ため に 。 |わたくし|||て||とって|いきる||

断る 。 魔 導 士 は → ことわる|ま|みちび|し| I'll pass. Magicians can't live in a country ruled by gois.

「 非 魔 導 士 」 の 支配 する 国 で は 生き られ ない 。 ひ|ま|みちび|し||しはい||くに|||いき||

バカげ て いる わ 。 金属 器 も → ばかげ||||きんぞく|うつわ| How absurd. Do you seriously believe that with neither Metal Vessels,

マギ の 加護 も ない マグノ シュ タット が → ||かご||||||

煌 や レーム に かなう と 本気 で 考え て いる の ? こう||||||ほんき||かんがえ||| nor the protection of a magi, Magnoshutatt has a chance against Kou or Leam?

話 に なら ない わ 。 はなし|||| It's beyond ludicrous!

そんな 自滅 に ティ トス を 道連れ に は さ せ られ ない 。 |じめつ|||とす||みちづれ||||||

返し て もらい ます 。 レーム の 民 は → かえし||||||たみ| I'm taking him back.

レーム の 地 に 眠る こと が 運命 な の だ から 。 ||ち||ねむる|||うんめい||||

( モガ メット ) いや 返さ ない 。 |||かえさ| No, I won't give him back.

えっ ?

こんな 悲しみ に 押し潰さ れ そう な 魔 導 士 の 子 こそ が → |かなしみ||おしつぶさ||||ま|みちび|し||こ|| What?

私 が 守る と 決め た 存在 だ 。 わたくし||まもる||きめ||そんざい| This is precisely the kind of being that I've made up my mind to protect.

この 子 を 見捨て て は 私 は 生きる 意味 すら ない ! |こ||みすて|||わたくし||いきる|いみ||

♪ ♪ ~

ティ トス を 返し て ! |とす||かえし| Give Titus back to me!

返さ ない ! ( シェヘラザード ・ 通信 ) 返し なさい ! かえさ|||つうしん|かえし|

ティ トス は この 私 シェヘラザード も 同然 の 存在 よ ! |とす|||わたくし|||どうぜん||そんざい| Titus and I – Scheherazade – are the same being!

ご 自分 の なさって いる こと が 分かって いる の かしら ? |じぶん||||||わかって||| Do you understand what it is that you're doing?

マグノ シュ タット の モガ メット 候 よ ! ||||||こう| Lord Mogamett of Magnoshutatt?

♪ ♪ ~

( モガ メット ) ああ 。 分かって いる 。 |||わかって| Oh, yes, I do understand!

返さ ない 。 たとえ レーム 帝国 を 敵 に 回し て も ! かえさ||||ていこく||てき||まわし|| I won't give him back.

えっ … 。 ( モガ メット ) くっ !

あ あっ !

パキン !

( シェヘラザード ・ 通信 ) その 言葉 確か に 私 は 聞き届け た わ 。 |つうしん||ことば|たしか||わたくし||ききとどけ|| Those words of yours...

( ティ トス ) な … なんて こと を … 。 |とす||||

全て の 魔 導 士 は 私 の 息子 も 同然 だ 。 すべて||ま|みちび|し||わたくし||むすこ||どうぜん| All magicians are like my own sons. So...

だから … 。

( ティ トス ) ( ( ぼ … 僕 に … 生き てる 価値 は … ない ) ) |とす||ぼく||いき||かち|| I... I'm not... worthy of living...

( モガ メット ) もう あんな 悲しい こと を 言わ ない で くれ → ||||かなしい|||いわ||| Don't ever say such a sad thing again!

ティ トス 。 |とす Titus...

あぁ ああ … あ あ ~ ! う ぅ … 。 →

う わ ぁ ~~ … 。

( モガ メット ) 結論 から 言う 。 ||けつろん||いう Long story short...

マグノ シュ タット は レーム 帝国 と 開戦 する 。 |||||ていこく||かいせん| Magnoshutatt will be going to war against the Leam Empire.

( 一同 ) え えっ ! ? いちどう||

( 魔 導 士 ) どう いう こと だ ! ? あぁ … 。 ま|みちび|し||||| What's the meaning of this?

( 魔 導 士 ) どう いう こと だ ? ( 魔 導 士 ) 信じ られ ん … 。 ま|みちび|し|||||ま|みちび|し|しんじ||

≪ 昨日 の 決意 を 変える つもり は ない ん だ ね → きのう||けつい||かえる|||||| So you have no intention of reversing yesterday's decision, Mr. Director...

学長 先生 ≫ がくちょう|せんせい

( モガ メット ) ( ( 今 話し た とおり だ アラジン ) ) ||いま|はなし|||| It's just as I've told you, Aladdin.

( ( ティ トス くん そんな … ) ) ( ( ティ トス を 返せ と いう の は → |とす||||とす||かえせ|||| Titus... I can't believe it...

単なる 口実 だ ) ) ( ( 口実 ? ) ) たんなる|こうじつ||こうじつ

( モガ メット ) ( ( シェヘラザード は マグノ シュ タット の 背後 に → ||||||||はいご| Scheherazade was focusing on the Kou Empire, which looms behind Magnoshutatt.

煌 帝国 を 見据え て い た 。 → こう|ていこく||みすえ|||

話し て み て 確信 し た ) ) はなし||||かくしん||

( ( 煌 か レーム どちら に 従う か … ) ) こう|||||したがう| Kou or Leam... which of them you'll serve...

( ( 戦乱 に 飲ま れる マグノ シュ タット を → せんらん||のま||||| Or you could also abandon Magnoshutatt as it's consumed by the flames of war.

捨て去る の も いい 。 明日 の 朝 → すてさる||||あした||あさ

皆 に も 話す つもり だ 。 → みな|||はなす||

だが その 前 に アラジン → ||ぜん|| But before I do, Aladdin... There's something you wish to ask me. Am I right?

お前 は 私 に 聞き たい こと が ある … そう だ な ? ) ) おまえ||わたくし||きき|||||||

( ( 学長 先生 は 黒い ジン の 作り 方 を 誰 に 教わった ん だい ? ) ) がくちょう|せんせい||くろい|||つくり|かた||だれ||おそわった|| Mr. Director... Who taught you how to create the Dark Djinns?

( ( アル ・ サー メン の 仲間 な の かい ? ) ) ||||なかま||| Are you in league with Al Thamen?

( ( ほう イスナーン を 知って いる の か ね ? ) ) |||しって|||| Ah... So you know Ythnan, then?

≪ はっ ! イスナーン ! ? ≫

( ( あれ は 12 年 ほど 前 の こと だ 。 → ||とし||ぜん||| It was about twelve years ago...

革命 を 控え 国 外 から → かくめい||ひかえ|くに|がい| With revolution in our sights, we were recruiting magicians from overseas,

魔 導 士 を 募って い た 我々 の もと に → ま|みちび|し||つのって|||われわれ|||

イスナーン たち は やって き た ) ) when Ythnan and his comrades appeared before us.

( イスナーン ) ( ( 「 非 魔 導 士 」 が 不当 に 支配 する 世界 を → |ひ|ま|みちび|し||ふとう||しはい||せかい|

変え ね ば なら ない ) ) ( モガ メット ) ( ( その とおり だ ) ) かえ|||||||||

( イスナーン ) ( ( モガ メット 候 あなた に 革命 の 意志 が ある の なら → |||こう|||かくめい||いし|||| Lord Mogamett... If you have the will to revolt, we will supply you with knowledge.

我々 は 知識 を 提供 し ま しょ う ) ) われわれ||ちしき||ていきょう||||

( ( ん ? ) )

( モガ メット ) ( ( そして 我々 は 知った の だ → |||われわれ||しった|| And so we became privy to that knowledge...

「 非 魔 導 士 」 に 王 たる 力 を 与える と いう 迷宮 の こと 。 → ひ|ま|みちび|し||おう||ちから||あたえる|||めいきゅう|| Of dungeons, said to bestow the power of kings upon gois,

そこ に 眠る 魔法 道具 ジン → ||ねむる|まほう|どうぐ| of the magical tools that lay buried inside them, of the Djinns, and of the Metal Vessels...

金属 器 の こと を な 。 → きんぞく|うつわ||||

我々 は イスナーン ら と 協力 し 研究 を 進め た 。 → われわれ|||||きょうりょく||けんきゅう||すすめ| We proceeded with our research in collaboration with Ythnan and the others.

「 非 魔 導 士 」 に 対抗 し うる 力 を 生み出 そ う と な 。 → ひ|ま|みちび|し||たいこう|||ちから||うみだ|||| With an eye towards producing the power to hold our own against the gois.

黒い ルフ 黒い ジン → くろい||くろい| The Black Rukh, the Dark Djinns...

そして 黒い 金属 器 を な ) ) |くろい|きんぞく|うつわ|| And the Dark Metal Vessels...

( ( 黒い 金属 器 を 学長 先生 と イスナーン で → くろい|きんぞく|うつわ||がくちょう|せんせい||| You mean it was you and Ythnan who created the Dark Metal Vessels?

作り出し た の ? ) ) ( モガ メット ) ( ( そう だ ) ) つくりだし||||||

≪ やっぱり マグノ シュ タット は アル ・ サー メン の 仲間 だった ん だ ≫ |||||||||なかま||| So Magnoshutatt is an ally of Al Thamen, after all.

( モガ メット ) ( ( だが イスナーン たち と は 手 を 切った ) ) |||||||て||きった However, we have severed ties with Ythnan and his comrades.

( ( イスナーン は 事もあろうに その 黒い 金属 器 を → ||こともあろうに||くろい|きんぞく|うつわ| Of all things, Ythnan shared those Dark Metal Vessels with the gois.

「 非 魔 導 士 」 に 分け 与え て しまった 。 → ひ|ま|みちび|し||わけ|あたえ||

私 は それ が 許 せ なかった 。 → わたくし||||ゆる|| I could never forgive him for that.

その 中 に ムスタシム の 王女 が ひそか に い た こと も 知って い た ) ) |なか||||おうじょ||||||||しって|| I also knew that the princess of Musta'sim was a secret member of his group.

( ( あっ … ) ) ( モガ メット ) ( ( どんな 「 非 魔 導 士 」 に も → ||||ひ|ま|みちび|し||

王 たる 力 を 与え て は なら ん の だ ) ) おう||ちから||あたえ||||||

( ( だ から 手 を 切った ) ) ||て||きった And so you severed ties with them...

( ( 今 は もう 仲間 で は ない と ? ) ) いま|||なかま|||| ...and you're no longer allies. Is that what you're saying?

( ( 敵 で は ない 。 が … → てき|||| We are not enemies. But several years ago, talks between us broke down,

数 年 前 に 話し合い は 決裂 し 彼ら は 去った ) ) すう|とし|ぜん||はなしあい||けつれつ||かれら||さった

( ( もう 連絡 も 取って い ない よ ) ) |れんらく||とって||| We are no longer in contact with them, either.

( ( 気がかり は それ だけ か ? ) ) きがかり|||| Is that all that concerns you?

( ( 魔法 道具 を どう し て 海賊 に あげ た ん だい ? ) ) まほう|どうぐ|||||かいぞく||||| Why did you give those magical tools to the pirates?

( ( あれ は 売り払った の だ ) ) ||うりはらった|| Those, we sold off.

( ( 将来 的 に 魔法 道具 を 量産 し て → しょうらい|てき||まほう|どうぐ||りょうさん|| In the future, we're planning to mass-produce magical tools,

他国 に 売り 資金 を 得る こと を 考え て いる 。 → たこく||うり|しきん||える|||かんがえ|| sell them to other countries, and gain funds.

その 試行 と し て 開発 初期 の 粗悪 品 を → |しこう||||かいはつ|しょき||そあく|しな| As a trial, we handed out inferior products from

望む 者 たち に 与え た だけ だ よ ) ) のぞむ|もの|||あたえ|||| the early stages of development to whoever wanted them.

( ( その せい で たくさん の 人 が 傷つ い て いる ) ) |||||じん||きずつ||| Because you did that, so many people have gotten hurt.

( ( でも それ が 魔 導 士 じゃ ない なら 関係ない って いう ん だ ね ? ) ) |||ま|みちび|し||||かんけいない||||| But none of them are magicians, so it doesn't matter... is that it?

( ( 私 が 守り たい の は 魔 導 士 だ ) ) わたくし||まもり||||ま|みちび|し| It's the magicians that I want to protect.

( ( 「 非 魔 導 士 」 で は ない ) ) ひ|ま|みちび|し||| Not the gois.

( ( くっ ! 学長 先生 は 王様 に ふさわしい ) ) |がくちょう|せんせい||おうさま||

( ( 魔 導 士 だけ の 王様 に ) ) ま|みちび|し|||おうさま| A king who rules only over magicians.

( モガ メット ) ( ( お前 も 魔 導 士 だ アラジン 。 → ||おまえ||ま|みちび|し|| You are a magician, too, Aladdin.

お前 や ティ トス イレーヌ マイヤーズ → おまえ|||とす|| You and Titus, Irene, Meiers, the other magicians...

ほか の 魔 導 士 たち を 思う 私 の 気持ち に → ||ま|みちび|し|||おもう|わたくし||きもち| In the way that I care for you all,

うそ 偽り は 決して ない ) ) |いつわり||けっして| there is no deceit whatsoever.

♪ ♪ ~

( モガ メット ) ( ( この 国 を 守り たい 。 → |||くに||まもり| I want to protect this country.

その ため に アラジン お前 も 力 を 貸し て くれ ) ) ||||おまえ||ちから||かし|| Towards that end, Aladdin, I'm asking for your help.

( ( 頼む ) ) たのむ I beg of you...

≫ ( ゲムナー ) この 国 の ため に 戦う 。 あっ 。 ||くに||||たたかう| I will fight for this country...

( ゲムナー ) ここ で 他国 に 屈し て は 革命 を 起こし た 意味 が ない 。 |||たこく||くっし|||かくめい||おこし||いみ|| If we succumb now to another country, then there was no point in starting that revolution.

( リリアナ ) 私 たち も 安らか に 生き られる 場所 を 探し て → |わたくし|||やすらか||いき||ばしょ||さがし| Us, too...

家族 と 共に 故郷 を 捨て て き た 意味 が → かぞく||ともに|こきょう||すて||||いみ|

なくなって しまう 。

( マイヤーズ ) そう だ 。 →

家族 を 守 れる の は 自分 たち しか い ない 。 かぞく||しゅ||||じぶん|||| No one can protect your families but yourselves.

魔 導 士 の 国 が 欲しい … 。 ま|みちび|し||くに||ほしい I want a magicians' country...

( ヤコフ ) 魔 導 士 の 国 が 欲しい 。 |ま|みちび|し||くに||ほしい I want a magicians' country...

魔 導 士 の 国 が 欲しい ! ま|みちび|し||くに||ほしい I want a magicians' country!

( 魔 導 士 ) そう だ ! 戦 お う 家族 の ため に ! ま|みちび|し|||いくさ|||かぞく||| Right! Let's fight for our families!

( 魔 導 士 ) 戦 お う この 国 の ため に ! ( 魔 導 士 ) そう だ ! ま|みちび|し|いくさ||||くに||||ま|みちび|し|| Let's fight – for this country!

ごめんなさい 僕 の せい で … 。 |ぼく||| I'm sorry... It's all my fault...

( マイヤーズ ) お前 の せい で は ない 。 → |おまえ||||| You're not to blame.

お前 も 必ず 助ける 。 見捨て た り は し ない 。 おまえ||かならず|たすける|みすて||||| We'll save you, too – without fail. We won't ever desert you!

ダメ だ … レーム に 勝 てる わけ が ない 。 だめ||||か|||| It's no good... There's no way that we can defeat Leam!

( モガ メット ) 何 を そんなに 恐れる ? ||なん|||おそれる What are you so afraid of?

レーム の 王 の 器 たち … → ||おう||うつわ| Leam's King's Candidates...

シェヘラザード 様 の 選 ん だ 三 人 の 金属 器 使い たち です 。 |さま||せん|||みっ|じん||きんぞく|うつわ|つかい|| The three Metal Vessel Users chosen by Lady Scheherazade!

( ティ トス ) 現 レーム 帝国 の 子息 ネルヴァ ・ ユリウス ・ カルア デス 。 → |とす|げん||ていこく||しそく|||| The son of the current emperor of Leam, Nerva Julius Calades.

レーム 帝 国軍 最高 司令 官 イグナティウス ・ アレ キウス 。 → |みかど|こくぐん|さいこう|しれい|かん|||

そして レーム 帝国 を 支える 要 → ||ていこく||ささえる|かなめ And... The linchpin of the Leam Empire...

ファナ リス 兵 団 団長 ムー ・ アレ キウス 。 |りす|つわもの|だん|だんちょう||| The captain of the Fanalis Corps, Mu Alexius.

( イグナティウス ) 開戦 か 。 ( ネルヴァ ) ええ 。 → |かいせん||| War's breaking out, eh?

分かりきって い た こと でしょ う 。 わかりきって||||| Anyone could see that one coming. War with the Kou Empire is inevitable.

煌 帝国 と の 戦 は 避け られ ませ ん 。 → こう|ていこく|||いくさ||さけ|||

レーム の 版 図 は 更に 広がる 。 ( イグナティウス ) ん ん … 。 ||はん|ず||さらに|ひろがる||| Leam's territorial breadth will expand further.

≫ ( シェヘラザード ) その 前 に 。 ( 2 人 ) ん ? ||ぜん||じん| Before you start...

( シェヘラザード ) ティ トス を 取り戻し て 。 → ||とす||とりもどし| Bring Titus back. That child is also a citizen of Leam...

あの 子 も レーム の 民 よ 。 ( 2 人 ) は っ ! |こ||||たみ||じん||

≫ ( ムー ) ならば 我々 に お 任せ を 。 ( 2 人 ) あっ 。 ||われわれ|||まかせ||じん| In that case, leave it to us.

( ムー ) 見事 敵陣 を 切り開 い て みせ ま しょ う → |みごと|てきじん||きりひら|||||| We'll be sure to break through the enemy lines in the grandest style.

我が ファ ナリス 兵 団 が 。 わが|||つわもの|だん| We, the Fanalis Corps!

は は はっ 。 へ へ へ っ 。

お 願い ね ムー 。 |ねがい|| I'm counting on you, Mu...

( ムー ) は っ ! Yes, my lady.

アレ キウス 家 子飼い の 奴隷 たち か 。 ||いえ|こがい||どれい|| The hand-reared slaves of the Alexius family, eh?

ふん 汚らわしい 。 は は はっ 。 ん ? |けがらわしい|||| How repulsive...

( ロゥロゥ ) が う っ ! ひ いっ ! う っ … 。

( 一同 ) あ は は はっ ! ( ロゥロゥ ) へ っ ! びび って ん じゃ ねぇ よ 。 いちどう|||||||||||||

汚らわしい 元 奴隷 なんか を 相手 に よ 。 けがらわしい|もと|どれい|||あいて|| Over some repulsive ex-slaves, no less!

( ミュロン ) ロゥロゥ ! 兄さん の 品位 を 下げる よう な まね は → ||にいさん||ひんい||さげる|||| Roh-Roh! You'd better stop doing things that would degrade my brother.

やめる の だ ! なん だ と ? ミュロン !

( 2 人 ) ん ん ~ ! ( ムー ) は いはい 仲よく ね 。 じん||||||なかよく|

こう いう とき は ビシッと しろ 。 ||||びしっと| Aren't I always telling you to look sharp at times like these – to treat others with the utmost courtesy?

礼 を 尽くせ って いつも 言って る だ ろ ? → れい||つくせ|||いって|||

お前 たち も 。 ( 一同 ) あぁ … 。 おまえ|||いちどう| That goes for all of you, too.

( ロゥロゥ ) で も 団長 俺 たち は シェヘラザード 様 に じゃ なく → |||だんちょう|おれ||||さま||| But Captain.

あなた に 忠誠 を 誓って いる ん です 。 ||ちゅうせい||ちかって||| If you hadn't found us scattered all over the world,

あなた が 世界 中 から 見つけ出し て くれ なけりゃ → ||せかい|なか||みつけだし|||

俺 たち は いまだ 奴隷 を やって い た よう な ヤツ ら → おれ||||どれい|||||||やつ| most of us would still be toiling away as slaves today, you know.

ばかり です から ね 。

( ミュロン ) 僕 と 兄さん まで 一緒に し ない で ほしい の だ 。 |ぼく||にいさん||いっしょに|||||| I'll thank you not to lump my brother and me in with you guys.

僕 たち は れっきとした アレ キウス 家 の 血 も 流れ て いる の だ 。 ぼく||||||いえ||ち||ながれ|||| At least we've got respectable Alexius blood in our veins.

( ムー ) まあ 実際 お前 たち を 捜し出 せ た の だ って → ||じっさい|おまえ|||さがしだ||||| Well, but the fact is, I was only able to search for you all

アレ キウス の 名 の 下 に でき た こと だ し な 。 → |||な||した||||||| because I did so under the Alexius name...

全て は 陛下 と シェヘラザード 様 の ご 威光 だ よ 。 すべて||へいか|||さま|||いこう||

あなた が そう 言う の なら → |||いう|| If you say so...

戦って 全て を ひれ伏せ させよ う … 。 たたかって|すべて||ひれふせ|さ せよ| Let us fight, and force everyone to grovel!

皇帝 陛下 の 足元 に 。 こうてい|へいか||あしもと| Before His Majesty, the emperor!

レーム 帝国 の ため に ! |ていこく||| For the Leam Empire!

♪ ♪ ~

≪ ガチャ ≪ ( ジャー ファル ) シンドバッド 王 ! → |じゃー|||おう

マグノ シュ タット より 報告 が あり まし た 。 → ||||ほうこく|||| A report from Magnoshutatt has come in.

「 本日 マグノ シュ タット が レーム に 対し 宣戦 布告 。 → ほんじつ|||||||たいし|せんせん|ふこく Magnoshutatt has declared war on Leam today.

全て の 外交 交渉 を 打ち切り 国境 を 封鎖 」 。 → すべて||がいこう|こうしょう||うちきり|くにざかい||ふうさ They've broken off all diplomatic negotiations, and sealed off their borders.

それ を 受け て レーム が 軍 を 動かし まし た 。 ||うけ||||ぐん||うごかし|| In response, Leam has deployed their troops.

開戦 です 。 かいせん| War has broken out.

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) は っ ! ふざけ た 話 だ よ ね 。 → くれない|は|||||はなし|||

あそこ は レーム の もの じゃ ない 。 我ら が 兄 王様 の 属 領 だ 。 |||||||われら||あに|おうさま||ぞく|りょう|

( 関 鳴 鳳 ) いかが いたし ます か ? 紅 覇 様 。 かん|な|おおとり|||||くれない|は|さま What shall we do, Prince Kouha?

( 紅 覇 ) そんな の 決まって る し ぃ 。 くれない|は|||きまって||| That's definitely a no-brainer!

♪ ♪ ~

( ざわめき )

♪ ♪ ~

≫ 何 ! ? ≪ ど い て くれ ! なん||||

≪ おい どう なって ん だ よ ! ≫ なん だ よ く そ ~ !

レーム 帝国 と 戦争 だって ! ? どう し て そんな 無謀 な こと を ! |ていこく||せんそう||||||むぼう||| We've declared war against the Leam Empire?

出せ ! この 国 から 出し て くれ ! だせ||くに||だし|| Let us out! Let us out of this country!

落ち着け ~ ! 昔 パルテ ビア の → おちつけ|むかし||| Calm down! Years ago, when the great Partevian forces attacked us,

大軍 が 攻め て き た とき だって → たいぐん||せめ|||||

魔 導 士 たち が 追い払って くれ た ん だ ! ま|みちび|し|||おいはらって|||| the magicians sent them all packing then, too!

( 生徒 ) 無理 だ … 。 せいと|むり|

( 生徒 ) 今 いる 魔 導 士 は いい とこ 1000 人 。 → せいと|いま||ま|みちび|し||||じん At best, we have a thousand magicians on hand.

一般 兵 を 含め た って 3 万 程度 。 いっぱん|つわもの||ふくめ|||よろず|ていど Even adding in the common soldiers, we're only about 30,000 strong...

( 生徒 ) うわさ じゃ レーム だけ じゃ なく て → せいと||||||| Rumor has it that it's not just Leam... the Kou Empire could come invade us any day...

煌 も いつ 攻め て き て も おかしく ない 状況 だって … 。 こう|||せめ|||||||じょうきょう|

( 生徒 ) どう すれ ば … 。 せいと|||

( ヒューイ ) 俺 は 逃げる 。 この 国 と 心中 する 義理 は ない 。 |おれ||にげる||くに||しんじゅう||ぎり||

( リン リー ) で も いい の か な ? ( ヒューイ ) えっ ? りん||||||||| But would that be acceptable?

( リン リー ) 戦争 に なったら 先生 と か → りん||せんそう|||せんせい||

この 国 の 人 たち みんな 死 ん じゃ う ん じゃ … 。 |くに||じん|||し|||||

( ヒューイ ) だからといって どう しろ と いう ん だ ! Even if that's true, what are we supposed to do?

≫ ( イレーヌ ) 安心 なさい 。 あっ 。 |あんしん|| Rest assured.

( イレーヌ ) レーム の 皇帝 も 煌 の 皇帝 も 恐 る る に 足り ませ ん 。 → |||こうてい||こう||こうてい||こわ||||たり|| Neither the emperor of Leam nor the emperor of Kou are to be feared.

私 たち は その よう な 傲慢 な 「 非 魔 導 士 」 の 王 たち を → わたくし||||||ごうまん||ひ|ま|みちび|し||おう||

打ち 倒す べく 力 を 蓄え て き た の です から 。 うち|たおす||ちから||たくわえ||||||

( 一同 ) あぁ … 。 ( マイヤーズ ) お前 たち は → いちどう|||おまえ||

己 の 身 を 守る こと を 最 優先 に 考えろ 。 おのれ||み||まもる|||さい|ゆうせん||かんがえろ

上級 魔 導 士 たち は なん だって あんな に 落ち着 い てる ん だ ? じょうきゅう|ま|みちび|し|||||||おちつ|||| How can the first-class magicians be so calm about this?

力 … 。 ちから “Power...”

お … おい ! ん ? はっ ! H-Hey...

ティ トス くん ! |とす| Titus?

♪ ♪ ~

( ティ トス ) この 国 の 上級 魔 導 士 の 一員 に なった ん だ 。 |とす||くに||じょうきゅう|ま|みちび|し||いちいん|||| I've joined the ranks of this country's first-class magicians.

レーム と の 交信 も もう でき ない 。 |||こうしん||||

あの ね 僕 たち 全部 聞い た ん だ 学長 先生 から 。 ||ぼく||ぜんぶ|ききい||||がくちょう|せんせい| Listen... we heard the whole story, from the director.

君 が 何 に 悩 ん で い た の かも 。 きみ||なん||なや|||||| About what's been eating at you all this time, too...

お前 完全 に レーム から 寝返った って こと だ よ な ? おまえ|かんぜん||||ねがえった|||||

マグノ シュ タット の 人 たち と 一緒に 戦う の かい ? ||||じん|||いっしょに|たたかう||

シェヘラザード さん と も 戦 える の かい ? ||||いくさ||| Will you be able to... fight Scheherazade, too?

( ティ トス ) くっ … ん ん っ ! う っ ! |とす||||||

ああ 。 戦 える よ 。 僕 は 死に たく ない ん だ 。 |いくさ|||ぼく||しに|||| Yeah... sure I can... I don't want to die! You despise me...

軽蔑 し てる ん だ ろ う ? → けいべつ||||||

僕 の こと を 。 ぼく||| ...don't you?

あっ … 。 おい !

( ティ トス ) 君 と 僕 が 同じ だ なんて → |とす|きみ||ぼく||おなじ|| Thinking that you and I were the same... I was mistaken, after all...

やっぱり 勘違い だった 。 |かんちがい|

僕 は 君 み たい に は でき なかった 。 ぼく||きみ|||||| I couldn't do what you're doing...

レーム 帝国 の ため なんて 言わ れ て も → |ていこく||||いわ||| Even as I'm being told, “It's for the sake of the Leam Empire...”

自分 の こと ばっかり だ … 。 じぶん|||| All I care about is myself...

♪ ♪ ~

僕 だって 自分 の ため さ 。 ぼく||じぶん||| Same here... I'm doing this for myself.

自分 が し たい こと を し て いる だけ さ 。 じぶん|||||||||| I'm only doing what I want to do, that's all.

僕 たち は この 世界 に 生まれ て → ぼく||||せかい||うまれ| We were born into this world...

つらい こと や 悲しい こと も あった けど → |||かなしい|||| And sure, there were hard times, and sad times, too,

楽しい こと も いっぱい あって 。 たのしい|||| but a lot of fun things happened as well...

何より 大切 な 人 たち が でき た 。 なにより|たいせつ||じん|||| And most importantly, I met people who are dear to me.

もう 役目 の ため だけ じゃ ない 。 |やくめ||||| It's not just about my mission anymore.

この 世界 が 好き に なっちゃ っ た ん だ よ ね 。 |せかい||すき|||||||| I ended up falling in love with this world, you see.

だから 力 の かぎり 戦う ん だ 。 |ちから|||たたかう|| That's why... I'm going to fight with all of my power.

誰 か に 願い を 託さ れ た 僕 の 命 が 尽きる まで 。 だれ|||ねがい||たくさ|||ぼく||いのち||つきる|

≪ アラジン … 君 は 一体 … ≫ |きみ||いったい Aladdin... what on earth... are you...?

う ~ ん … で も レーム 帝国 と 戦う の は → |||||ていこく||たたかう||

気 が 進ま ない な 。 僕 たち の 本当 の 敵 は 彼ら じゃ ない し 。 き||すすま|||ぼく|||ほんとう||てき||かれら|||

( スフィントス ) 本当 の 敵 ? その 源 は → |ほんとう||てき||げん| True... enemy?

この 街 の どこ か に 眠って いる かも しれ ない 。 |がい|||||ねむって||||

僕 は それ を 止める 。 ぼく||||とどめる And I'm going to stop it!

♪ ♪ ~

( モガ メット ) お前 たち の → ||おまえ|| The magoi that dwells inside you all...

その 身 に 宿る 魔力 を → |み||やどる|まりょく|

誰 か の 言いなり に → だれ|||いいなり|

世界 の 理不尽 な 流れ の まま に → せかい||りふじん||ながれ|||

もう 委ね て は なら ない 。 → |ゆだね|||| or entrust it to the world's irrational trends.

我ら の 志 が 今 ついえ れ ば → われら||こころざし||いま||| Should our will be crushed now,

今後 1000 年 の 歴史 の 闇 に 再び → こんご|とし||れきし||やみ||ふたたび all magicians will surely be knocked down once again

全て の 魔 導 士 が 突き落とさ れる だ ろ う 。 → すべて||ま|みちび|し||つきおとさ|||| into darkness for the next one thousand years of history.

魔 導 士 に 生まれ た 意味 を 見失わ ぬ ため に … 。 ま|みちび|し||うまれ||いみ||みうしなわ||| To ensure that we never lose sight of why we were born as magicians...

( モガ メット ) 悲し み を 繰り返す 歴史 の 中 で → ||かなし|||くりかえす|れきし||なか| To ensure that we never vanish from history and its vicious circle of sorrow...

消え て しまわ ぬ ため に ! 杖 を 掲げろ ! → きえ||||||つえ||かかげろ

魔 導 士 の 国 を 守る ため に → ま|みちび|し||くに||まもる|| To protect the magicians' country!

立ち上がれ マグノ シュ タット の 魔 導 士 たち よ ! ! たちあがれ|||||ま|みちび|し|| Stand up! Magicians of Magnoshutatt!

( 一同 ) おお ~~ ! ! いちどう|

♪ ♪ キミ が そば に いる から きみ|||||

♪ ♪ 強い 気持ち で い たい よ つよい|きもち||||

♪ ♪ ジグザグ かも しれ ない じぐざぐ|||

♪ ♪ ジグザグ でも い い ん だ じぐざぐ|||||

♪ ♪ Forever and \ Never with you

♪ ♪ 道 は 続 い て く どう||つづ|||

( アリババ ) アラジン 元気 か な 。 ||げんき|| Aladdin... wonder how he's doing?