InuYasha Episode 22 inuyasha|episode

ピーピピピー

背中 に 蜘蛛 と な せなか||くも||

はい 　 犬 夜叉 の 話 です と |いぬ|やしゃ||はなし||

やけど の 痕 の ような 蜘蛛 の 模様 が あった そうです ||あと|||くも||もよう|||そう です

野 盗 鬼 蜘蛛 は ひどい やけど を 負って いた と 　 は あ の|ぬす|おに|くも|||||おって||||

それ は 鬼 蜘蛛 の 名残 かも しれ ん ||おに|くも||なごり|||

背中 の 蜘蛛 それ が 奈落 の 目印 に なる と いう こと か せなか||くも|||ならく||めじるし||||||

ピーピピピ ピーピ

ふう

桔梗 は 四 魂 の 玉 を 使って 生きよう と は 思わ なかった ききょう||よっ|たましい||たま||つかって|いきよう|||おもわ|

桔梗 は 死 を 選んだ 犬 夜叉 の 後 を 追って ききょう||し||えらんだ|いぬ|やしゃ||あと||おって

「 悪 しき 微笑 　 さまよう 桔梗 の 魂 」 あく||びしょう||ききょう||たましい

ピーピピピ 　 ピーピー |ぴーぴー

大きな 屋敷 じゃ のう おおきな|やしき||

弥勒 様 今夜 は ここ に 泊まる の ？ みろく|さま|こんや||||とまる|

どうせ また

館 の 上 に 不吉 の 雲 が 垂れ込めて る って 言う んだろう が かん||うえ||ふきつ||くも||たれこめて|||いう||

いいえ 今日 は 真っ 当 な 理由 です |きょう||まっ|とう||りゆう|

死 ん じ まった 娘 たち の 死 魂 を 連れ 去る 妖怪 ？ し||||むすめ|||し|たましい||つれ|さる|ようかい

姫 に 死な れた だけ でも 悲しい と いう のに ひめ||しな||||かなしい|||

う っう っう っ 　 この上 魂 まで 盗ま れて し もう て は ||||このうえ|たましい||ぬすま|||||

ご 安心 ください |あんしん|

姫 様 の 魂 は 必ずや お守り 申し上げ ます ひめ|さま||たましい||かならずや|おもり|もうしあげ|

- お ？ - ん ？

何で え 結局 いつも と 同じじゃ ねえ か なんで||けっきょく|||おなじじゃ||

ま 腹 が 減って は 戦 は 出来 ませ ん ので |はら||へって||いくさ||でき|||

それにしても 静かだ 嫌な 感じ だ ぜ |しずかだ|いやな|かんじ||

ハハッ

フフフ

あ 　 あった

桔梗 様 ー 　 桔梗 様 ー ききょう|さま|-|ききょう|さま|-

見て 見て ねえ これ 薬草 でしょ ？ みて|みて|||やくそう|

よく 見つけた ねえ サルホオズキ 　 腫れもの に 効く |みつけた|||はれもの||きく

桔梗 様 ー こっち は ？ ききょう|さま|-||

これ 何 桔梗 様 ？ |なん|ききょう|さま

どれ ？

晴海 様 あの 巫女 が 魔物 な ので ございます か はるみ|さま||いちこ||まもの||||

私 に は 人間 に しか 見え ませ ん が わたくし|||にんげん|||みえ|||

お前 は 修行 が 足り ん 　 分から ん の か おまえ||しゅぎょう||たり||わから|||

この 辺り に 満ち 溢れて いる 邪気 が |あたり||みち|あふれて||じゃき|

そこ の お 坊 様 |||ぼう|さま

あっ

う ずっと こちら を 見て おら れた ようです が ||||みて|||| これ は これ は 気付いて おら れた の か ||||きづいて||||

いや あ あまり の 美し さ に 見 惚れて し も うて な ||||うつくし|||み|ほれて||||

お 戯れ を |たわむれ|

まだまだ 私 も 精進 が 足ら ぬ 　 お 恥ずかしい う おお |わたくし||しょうじん||たら|||はずかしい||

ピピピー

はっ

拾って いただけ ぬ かな ？ ひろって|||

これ は 破 魔 の 経文 で な ||やぶ|ま||きょうもん||

妖怪 が これ に 触れる と ようかい||||ふれる|

たちどころに 正体 を 現す と いう |しょうたい||あらわす||

むっ

ありがたい お 経 で ございます ね さ どうぞ ||へ|||||

あ は あ

経文 に 触れて も 何も 起こら ぬ と は きょうもん||ふれて||なにも|おこら|||

はっ

ああ っ わ あー

さあ 行こう 皆 |いこう|みな

ピピー ピチュピチュピチュピピピー

ああ な 何 だ 今 の は ||なん||いま||

何 か が 体 を 通り抜けた こ これ は なん|||からだ||とおりぬけた|||

晴海 様 どう な すった んです か はるみ|さま|||||

見て みよ みて|

え きょ 経文 が 無い ||きょうもん||ない 消し飛んで しまった のだ けしとんで||

え えっ

巫女 殿 いちこ|しんがり

ああ

どのような 未練 が ある か は 知ら ぬ が |みれん|||||しら||

ここ は お前 様 の 居場所 で は ない はず ||おまえ|さま||いばしょ||||

あるべき 所 に 帰り なされ |しょ||かえり|

あいつ 何 言って る だ ？ |なん|いって||

変な 坊 様 へんな|ぼう|さま

あの 女 狐 狸 妖怪 の 類い で は ない |おんな|きつね|たぬき|ようかい||たぐい|||

もっと 強い 不吉な |つよい|ふきつな

ああ 桔梗 様 だ |ききょう|さま|

ほん に 良い 巫女 様 が 来て くれた の お ||よい|いちこ|さま||きて|||

ああ 病気 の 者 も 治り 子供 ら も 元気じゃ |びょうき||もの||なおり|こども|||げんきじゃ

ああ ありがたい こと じゃ のう

巫女 の 霊 力 を 欲し 骨 を 奪い 焼き上げ られた この 体 いちこ||れい|ちから||ほし|こつ||うばい|やきあげ|||からだ

転生 さ れた 魂 は 冷たき この 身 に よく 馴染む てんせい|||たましい||つめたき||み|||なじむ

なぜ 裏切った 犬 夜叉 ー |うらぎった|いぬ|やしゃ|-

今 再び 死ね と 言う お前 いま|ふたたび|しね||いう|おまえ

なぜ 哀れむ 我 が 手 に 温もり を 感ずる であろう |あわれむ|われ||て||ぬくもり||かんずる|

怒り と いう 怨念 の 炎 を はっ いかり|||おんねん||えん||

桔梗 ー ききょう|-

桔梗 様 　 桔梗 様 ききょう|さま|ききょう|さま

小 夜 しょう|よ

ねえ 桔梗 様 は どこ に も 行か ない よ ね |ききょう|さま|||||いか|||

ん 　 は あ

小 夜 は 私 が 好き か ？ しょう|よ||わたくし||すき|

うん

ありがとう 私 も 小 夜 が 妹 みたいに 可愛い よ |わたくし||しょう|よ||いもうと||かわいい|

え へ へ 　 本当 ？ |||ほんとう

ああ

あ は 　 あ は は

ここ で 生きる 　 この 村 で 生きる ||いきる||むら||いきる

それ が 私 に は 出来る ||わたくし|||できる

しかし それ は 許さ れ ぬ こと な の か |||ゆるさ||||||

ピーピーピーピーピーピー

外 は 今 ん とこ 異常 無し だ どう だ 仏 の 方 は がい||いま|||いじょう|なし||||ふつ||かた|

うん まだ 変わった こと は ない けど ||かわった||||

そう か 　 は あ んで 弥勒 は どこ へ 行った ？ |||||みろく||||おこなった

ここ に は もう 一 人 お姫様 が いる んだ って ||||ひと|じん|おひめさま||||

そっち も 心配 と か 言って ||しんぱい|||いって

何 い ？ なん|

妹 姫 が すっかり 怯えて おり まして な いもうと|ひめ|||おびえて|||

どうぞ 私 に お 任せ を |わたくし|||まかせ|

あの 姫 様 の 妹 様 なら さぞや お 美しい |ひめ|さま||いもうと|さま||||うつくしい

はっ いやいや

弥勒 おら も そっち の 姫 の 護衛 を する の か ？ みろく|||||ひめ||ごえい||||

うん 初対面 で 姫 が 緊張 して は かわいそうだ |しょたいめん||ひめ||きんちょう|||

七宝 は 一 つ 道化 を やって くれ ぬ か しっぽう||ひと||どうけ|||||

道化 ？ どうけ

ああ ん お供 の キツネ ちゃ ま 可愛い なんて な ||おとも||きつね|||かわいい||

何 じゃ そりゃ なん||

七宝 も もう 少し 大人 に なる と よく 分かる こと だ 　 うん しっぽう|||すこし|おとな|||||わかる|||

んに ゃろ う 坊主 の 癖 して |||ぼうず||くせ|

おまけに 善人 面して や がる から 始末 に 負え ねえ |ぜんにん|めんして||||しまつ||おえ|

あ あ う う う う ー 何 だ よ ー かご め ||||||-|なん|||-||

だって 怖い んだ もん |こわい||

この お姫様 今にも 動き出し そうで |おひめさま|いまにも|うごきだし|そう で

あ え は あ それ だけ か ？

それ だけ って ？

あんた

もしかすると 今 や らしい こと 考えて た んじゃ ない ？ |いま||||かんがえて|||

ば バカ 言う な |ばか|いう|

て め え が ひっ付いて くる から じゃ ねえ か ||||ひっついて|||||

あー や っぱ 考えて た んだ |||かんがえて||

考えて ねえ っつ の かんがえて|||

考えて た かんがえて|

そろそろ 戻ら ねば 姉 姫 様 の 魂 が 心配だ |もどら||あね|ひめ|さま||たましい||しんぱいだ

－ 行か ないで 法師 様 　 怖 ー い ー － おわ ぁ いか||ほうし|さま|こわ|-||-||

あ いや 姫 も 十分 怖 お ございます ||ひめ||じゅうぶん|こわ||

あー ひ っど ー い ー ん |||-||-|

－ えっ ？ － な っ ぐ っ

ああ あ

はっ 出 や がった な |だ|||

しゃら くせ えー

は あ は あ

魂 は 無事だ わ たましい||ぶじだ|

これ で 終わり か ？ 呆気無 え ||おわり||あっけな|

－ 待って － ん ？ まって|

外 に まだ いる がい|||

は あ １ 匹 だけ じゃ なかった んだ わ ||ひき|||||

あいつ ら 皆 死 魂 を 抱えて や がる ぜ ||みな|し|たましい||かかえて|||

あんなに たくさん 一体 どう する の かしら ||いったい||||

は あ は あ は あ 追い掛け ましょう 今 すぐ はっ うわ ああ ||||||おいかけ||いま||||

ああ あー 法師 様 お 待ち を ー ||ほうし|さま||まち||-

お前 ら 何 して た んだ ？ おまえ||なん|||

おら は この 姫 も 妖怪 で は ない か と |||ひめ||ようかい|||||

－ ああ ん 子 ギツネ ちゃん も ひ っど ー い ー － き ゃ ー すいません ||こ||||||-||-|||-|

何だか 桔梗 様 元気 無かった な 昼間 の お 坊 様 の せい だ なんだか|ききょう|さま|げんき|なかった||ひるま|||ぼう|さま|||

どのような 未練 が ある か は 知ら ぬ が |みれん|||||しら||

ここ は お前 様 の 居場所 で は ない はず ||おまえ|さま||いばしょ||||

あるべき 所 に 帰り なされ |しょ||かえり|

－ 帰り なされ 　 帰り なされ － う う う う う う う かえり||かえり||||||||

は あ 　 眠れ ない や あ ||ねむれ|||

桔梗 様 　 あ ききょう|さま|

こんなに 遅く どこ へ 行く んだろう |おそく|||いく|

昼間 変な こと 言わ れた んで ひるま|へんな||いわ||

まさか このまま どこ か に 行っちゃ うんじゃ |||||おこなっちゃ|

ああ っ

哀れな 女 の 死 魂 たち 私 と 共に 来い あわれな|おんな||し|たましい||わたくし||ともに|こい

桔梗 様 が 妖怪 を 操って る ききょう|さま||ようかい||あやつって|

成仏 でき ぬ の か 巫女 殿 じょうぶつ|||||いちこ|しんがり

お 主 死人 であろう |おも|しにん|

見逃して は くれ ませ ぬ か みのがして|||||

私 は この 村 で 静かに 暮らし たい のです わたくし|||むら||しずかに|くらし||

静かに 暮らし たい の なら なぜ 死 魂 を 集める ？ しずかに|くらし|||||し|たましい||あつめる

それ は

死 魂 が 無ければ その 体 保て ぬ ようだ な し|たましい||なければ||からだ|たもて|||

何 を なさる お つもりで ？ なん||||

あるべき 所 に 戻す それ が お 主 の 為 |しょ||もどす||||おも||ため

う っ

ああ っ

我が 魂 魄術 から 逃れる こと は 出来 ぬ わが|たましい|はくじゅつ||のがれる|||でき|

う っ あ

このまま 昇華 せよ お 主 の 魂 救って しんぜ る |しょうか|||おも||たましい|すくって||

救う ？ お前 如き が すくう|おまえ|ごとき|

この 私 を 救う だ と ？ |わたくし||すくう||

おお ああ あ

ああ ー 　 は あ |-||

ええ ひ い ひ いい うわ ああ あ

関わら ねば 死な ず に 済んだ もの を かかわら||しな|||すんだ||

う う う 　 ああ

お 主 何 を しよう と して いる ？ |おも|なん|||||

生きて いる 者 たち は 新しい 時 を 刻んで おる いきて||もの|||あたらしい|じ||きざんで|

だが 死人 の お 主 の 時 は 止まって いる |しにん|||おも||じ||とまって|

決して 交わる こと は 出来 ぬ と いう のに けっして|まじわる|||でき||||

哀れな あわれな

哀れだ と ？　 この 私 が あわれだ|||わたくし|

ん 誰 だ |だれ|

ああ ああ あ

小 夜 　 見て いた の か しょう|よ|みて|||

ああ あ はっ ああ あ

小 夜 しょう|よ

ああ あ き ゃ あっ う う う

は あ ごめん ね 怖い 思い を さ せて しまった ね ||||こわい|おもい|||||

う う う う う 　 う う う

あ はっ 　 あ

桔梗 様 ききょう|さま

さようなら 　 ごめん ね

ねえ 行こう ？ 女 の 人 たち の 死 魂 助け に 行か なきゃ |いこう|おんな||じん|||し|たましい|たすけ||いか|

ええ ー ？　 だ から どこ に ？ |-||||

う っ どこ に って

死 魂 を 盗んだ 妖怪 見事に 見失った から の し|たましい||ぬすんだ|ようかい|みごとに|みうしなった||

あの 屋敷 に 戻って も 仕方 あり ませ ん しね |やしき||もどって||しかた||||

と いう より 戻り たく ない んじゃ ろ |||もどり||||

あの 妹 姫 弥勒 に ぞ っこ んだった から の |いもうと|ひめ|みろく||||||

ぐ ご ほん

217 ねえ 　 もしかすると めん ど くさく なっちゃ った の ？

考えて みりゃ 何の 得 が ある んだ よ かんがえて||なんの|とく||||

四 魂 の かけら 取れる わけじゃ ねえ し よっ|たましい|||とれる|||

また そんな こと 言って ね 人助け だ と 思って |||いって||ひとだすけ|||おもって

だから ー そういう の が や だっ つって んだ |-|||||||

何で 将来 大 妖怪 に なる 俺 様 が なんで|しょうらい|だい|ようかい|||おれ|さま|

ち まち まと 人間 な ん ぞ 助けて 歩か なきゃ な ん ねえ んだ よ |||にんげん||||たすけて|あるか||||||

悪 ぶっちゃ って 本当 は 結構 善人 じゃ ない あく|||ほんとう||けっこう|ぜんにん||

んだ と 　 て め え 俺 を バカに して ん の か |||||おれ||ばかに||||

褒めて んでしょう ？ ほめて|

か っ 　 とにかく

気 が 乗ら ねえ ことに 首 突っ込む こと は し ねえ き||のら|||くび|つっこむ||||

分かった か て 聞いて ん の か こら あ わかった|||きいて|||||

何 だ ろ あれ なん|||

タコ じゃ たこ|

人 でしょう じん|

た 大変 　 ほら 早く |たいへん||はやく

何 だ ど わ ああ なん||||

人助け 人助け ひとだすけ|ひとだすけ

この お 坊 様 気絶 して る だけ です な ||ぼう|さま|きぜつ|||||

う う

うなされて る みたい

う ？　 う あ は あ は あ あ う う

うわ っ うわ うわ ああ あ 　 う あ

－ 何 よ お こっち が 驚く じゃ ない － あ ？ なん|||||おどろく|||

かご め 様 が 何 か ？ ||さま||なん|

妖怪 だ と お ？ ようかい|||

はい

－ かご め 様 が その 妖怪 に 似て いた と － う あ ||さま|||ようかい||にて||||

は あ は あ 人 の 姿 を して いた が ||||じん||すがた||||

恐ろしい 化け物 で ございました あの 巫女 は おそろしい|ばけもの||||いちこ|

巫女 　 あたし に 似た ？ いちこ|||にた

私 の 師匠 の 法 力 を たやすく 跳ね返した のです わたくし||ししょう||ほう|ちから|||はねかえした|

そう 名 は 名 を 確か 桔梗 と |な||な||たしか|ききょう|

はっ 　 ぐ っ

ひ いっ

でたらめ 抜かし や がる と ただ じゃ おか ねえ ぞ |ぬかし||||||||

う 嘘 で は ない |うそ|||

その 女 は おびただしい 死 魂 を 呼び寄せて |おんな|||し|たましい||よびよせて

そんな こと じゃ ねえ

名前 だ は あ 何で そい つ が 桔梗 って 名前 な んだ なまえ||||なんで||||ききょう||なまえ||

村 の 子供 が そう 呼んで いた むら||こども|||よんで|

間違い ない 桔梗 と 呼ば れて おった まちがい||ききょう||よば||

さらわ れた 死 魂 たち 桔梗 が 集めて いた ？ ||し|たましい||ききょう||あつめて|

う う は あ は あ

桔梗 お前 まだ この世 に いる の か ？ ききょう|おまえ||このよ||||

お前 あん 時 死んだ んじゃ なかった の か ？ おまえ||じ|しんだ||||

まだ 生きて この世 を さまよって いる なら |いきて|このよ||||

俺 は お前 を 救い たい おれ||おまえ||すくい|

犬 夜叉 を １ 人 で 行か せて よかった のでしょう か いぬ|やしゃ||じん||いか||||

鉄砲 玉 の ように 飛び出して いき おった のう てっぽう|たま|||とびだして|||

犬 夜叉 は きっと まだ 桔梗 の こと 好きな の よ いぬ|やしゃ||||ききょう|||すきな||

何 ？ なん

だから あたし たち い ない 方 が |||||かた|

何で い ない 方 が いい んじゃ なんで|||かた|||

分かる ような 気 が し ます わかる||き|||

お ？

昔 惚れた お な ご が 変わり果てて いる かも しれ ぬ むかし|ほれた|||||かわりはてて||||

だ と すれば

そのような 姿 人 の 目 に は 触れ させ たく は ない |すがた|じん||め|||ふれ|さ せ|||

何 じゃ そりゃ なん||

しかし 思った より 悪く ない 場合 も ある じゃ ろう |おもった||わるく||ばあい||||

そん 時 は どう する んじゃ |じ||||

私 なら 取りあえず より を 戻しちゃ い ます けど 　 あ ？ わたくし||とりあえず|||もどしちゃ||||

へえ 　 そういう もん ？

なんか 今 大変 冷たい 視線 で 射 抜か れた ような |いま|たいへん|つめたい|しせん||い|ぬか||

気のせい で は ない と おら 思う きのせい||||||おもう

なんか 腹 立って きた |はら|たって|

は あ 犬 夜叉 の 奴 どういう つもり な んだろう ||いぬ|やしゃ||やつ||||

あの かご め 様 ？ |||さま

何 よ なん|

あ 何で したら 犬 夜叉 の 後 を 追い ます か ？ |なんで||いぬ|やしゃ||あと||おい||

－ い ー や ー よ ー 　 何で あたし が － ひ っ |-||-||-|なんで||||

－ 妖気 ？ － うわ っ ようき||

はっ

あれ は

あの 妖怪 じゃ |ようかい|

追い ましょう おい|

ええ

－ はっ はっ はっ － はっ はっ ふ っ

－ うわ っ － わ あっ あっ

く な 何 じゃ ？ ||なん|

結 界 が 張ら れて いる ようです けつ|かい||はら|||

通れ ん の か とおれ|||

ええ

う かご め は かご め は どうした ？

はっ は あ は あ は あ うわ っ う っ 　 は あ

気 を 付けて ー 足元 滑り やすい から き||つけて|-|あしもと|すべり||

えっ ？ 嫌だ あたし 一 人 |いやだ||ひと|じん

はっ き ゃっ き ゃあ ー |||||-

う っ ぐ っ 　 う

いった あ 　 ここ は 　 あ

桔梗 ？ ききょう

桔梗 が 生きて いた ききょう||いきて|

その 霊 力 を 利用 しよう と した 妖怪 に |れい|ちから||りよう||||ようかい|

無理やり 目覚め させ られた 魂 が 現世 を さまよって いる むりやり|めざめ|さ せ||たましい||げんせ|||

土 で 作ら れた 微笑み に 温もり は 無く つち||つくら||ほおえみ||ぬくもり||なく

冷たい 瞳 が 闇 を 見据える つめたい|ひとみ||やみ||みすえる

犬 夜叉 逃げて 桔梗 は あなた を 殺そう と して いる いぬ|やしゃ|にげて|ききょう||||ころそう|||

やめて 桔梗 　 あなた の 敵 は 犬 夜叉 じゃ ない |ききょう|||てき||いぬ|やしゃ||

次回 犬 夜叉 「 かご め の 声 と 桔梗 の 口づけ 」 じかい|いぬ|やしゃ||||こえ||ききょう||くちづけ

お楽しみ に おたのしみ|

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ