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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン21 - 496 - 湯けむりと兵糧丸

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 496 - 湯 けむり と 兵糧 丸

( シカマル ) お ~ い い の いるか ?

( いの ) なに ? 2 人 揃って どうした の ?

こない だ カカシ 先生 から 言わ れた あれ ➡

覚えて る だ ろ ?

(( カカシ : キミ たち に は ナルト と ヒナタ の 結婚 祝い を →

独自に 用意 する と いう 極秘 任務 を 与える ))

もちろん よ 。 で それ が どうした の ?

ああ 贈り物 の 打ち合わせ を しよう と 思って よ 。

残念 ! あいにく 私 もう めぼしい もの は 決めて ある し →

ちょうど その お 店 に 行く と こな の 。

どこ だ ? 俺 たち も 行く 。 ダメ よ !

お 店 かぶる の と か あり え ない !

あんた たち は あんた たち で 考えて じゃ あね !

どうした もんか な 。 ( チョウジ ) 店員 さん !

デザ ー ト の アイスクリ ー ム ちょうだい 。 シカマル は ?

いや 俺 は いい 。 相変わらず よく 食う な 。

胃腸 だけ は ガキ の 頃 と 同じじゃ ねえ か 。

でも 最近 は もも 肉 と か →

赤身 の お 肉 も おいしく なって きた から →

だいぶ 大人 に なった と 思う よ 。

舌 の 問題 かよ 。

でよ さっき の 話 なんだ が どう する ?

や っぱ アイス より ゆず シャ ー ベット だった かな ?

違 ぇよ ! ナルト たち へ の 結婚 祝い の 話 だ !

ああ な んだ そっち か 。

( 大 蛇 丸 ) アイス お 待ち ど お さま 。 きた きた !

いの の やつ あの 調子 じゃ 力 に なって くれ そうに ねえ 。

このまま じゃ 俺 たち だけ 祝い の 品 を →

用意 でき ねえ って こと も あり うる ぞ 。

俺 たち って どういう こと ?

僕 は もう 決めて る んだ けど 。

ほ … ほんと か よ ! 何 に する んだ ?

うん 2 人 に は これ を あげよう か と 思って る んだ 。

お前 これ って …。 うん お 食事 券 !

しかも ただ の お 食事 券 じゃ ねえ 。

火影 クラス の お 偉い 人 しか 行く こと の ない →

超 高級 料亭 の お 食事 券 じゃ ねえ か 。

お 祝い だ から ね 。 《 クッ どういう こと だ ?

あの チョウジ が 選んだ もの な のに 贈り物 と して は 最高じゃ ねえ か 。

ふだん で は 行け ない ような 店 で 食事 を する と いう の は →

お 祝い 感 が ある し 2 人 の 思い出 に 強く 残る 。

これほど 気 の きいた 結婚 祝い は なかなか ねえ 。

それ に いくら お 祝い だ から と いって →

あの チョウジ が そんな いい 店 の お 食事 券 を →

躊躇 なく 手放す だ と ?》 店員 さん アイス おかわり 。

《 シカマル : お前 は 本当に あの チョウジ な の か ?

チョウジ お前 は 舌 だけ で なく いったい全体 →

どこ まで 大人び ち まう んだ ?》

( 大 蛇 丸 ) アイス お 待ち 。

ちょうど それ 3 名 1 組 だった んだ よ ね 。

《 より に よって なんで 3 名 1 組 な んだ よ ?

普通 恋人 同士 で 2 名 様 だ と か そういう こと を →

もう ちょっと 考えろ よ 高級 料亭 。

3 名 様 だ と チョウジ が 行く だろう が 》

シカマル ? どうした の シカマル ?

いや その も しか して お前 も 一緒に …。

まさか ! いくら 僕 でも →

さすが に 新婚 の 2 人 と 一緒な わけない よ 。

だ だ よ な 。 さすが に それ は …。

店員 さん に 頼んで 僕 だけ 違う 席 に して もらう よ 。

《 行く の か よ !

いや チョウジ の こと を とやかく 言って る 場合 じゃ ねえ 。

問題 な の は まだ 祝い の 品 を 何も 決めて ない この 俺 だ 。

一刻 も 早く 決め ねえ と 。

実用 的な もの は お 祝い の 感じ が 薄い し →

飾り物 の 趣味 が 合わ なきゃ 邪魔に なる だけ だ 。

花 や 食べ物 なんか の 消え もの も →

まるで お 歳暮 や お 中元 みたいに 見え ち まう 。

やっぱり 物 を 贈る の は リスキ ー と 言わ ざる を え ねえ 。

だ と する と … 現金 か !

悪く は ねえ 。

好きな もの を 選んで 買う こと が できる し →

使わ ない もの や 他の 人 と かぶった もの を 贈る より →

よっぽど 気 が きいて る 。

いや しかし 考えて みろ 。

俺 だけ が 現金 を 持っていったら …》

(( 少 ねえ けど と っと け )) 《 ダメ だ !

俺 の 場合 面倒くさ がって 買い物 に も 行か ず →

何も 考え ず に ただ カネ だけ 出した ように →

思わ れ ち まわ ねえ か ?》

シカマル 大丈夫 ?

あ ああ ちょっと 寒気 が な 。 ごめん 。

僕 が アイス 食べ まくる の 見て たら 寒く なっちゃ った ?

そう じゃ ねえ が …。

焼肉 で ほてった 体 に は ちょうど いい よ 。

それ に 僕 は たとえ 雪国 を 旅 して いた と して も →

あえて アイス を 買って 食べる タイプ の 男 だ から ね 。

食欲 は 寒 さ を 凌 駕 する んだ 。

まったく お前 の 食欲 に は ついていけ ね …。

チョウジ お前 今 なんて 言った ?

食欲 は 寒 さ を 凌 駕 する って 。

違う その 前 だ ! 雪国 を …。

あ ~ 雪国 を 旅 して いて も アイス を 食べる って 。

それ だ !

新婚 旅行 ?

ああ ナルト と ヒナタ に 新婚 旅行 を プレゼント する んだ 。

で これ から どこ へ 行く の ?

旅先 を 決めて できれば 下見 まで 済まして おきて え な 。

それ と ヒナタ の こと を 考える と →

女 の 目線 で の 意見 も 聞いて おきて え 。

いの でも いれば いい んだ が 。 いた !

え ? ( テマリ ) あ …。

よ よう 久しぶりだ な 。 あん とき 以来 か 。

あ ああ お前たち こそ 何 を して いる んだ ?

ちょ ちょっと な 2 人 で 昼 メシ を … お前 は ?

わ 私 は 中 忍 試験 の 打ち合わせ ついでに →

挨拶 回り と いった ところ だ 。 お おお そう か 。

な な んだ よ 「 いた !」 って 俺 は てっきり い の か と 。

でも 女の子 の 意見 って いう なら →

べつに い のじゃ なくて も いい じゃ ない 。

しかし あいつ は 根っから の 武闘 派 だ ぞ 。

結婚 祝い の 話 なんか したら …。

(( なに ? 結婚 祝い に 新婚 旅行 ?

の ん 気 で くだらない こと を 考えて る んだ な ))

な ~ ん て 返って くる の は 目に見えて んだろう が 。

そんな こと 言ったら い の だって 怪しい もん だ よ 。

おい 2 人 で コソコソ と 怪しい な 。

いや べつに なにも …。

シカマル が 相談 し たい こと が ある みたいな んだ けど 。

そ 相談 ?

(( 今度 その なんだ … メシ でも 一緒に どう だ ?))

そ … 相談 って なんだ ?

チョウジ ! お前 …。

《 ここ で まさか →

テマリ に 新婚 旅行 の 相談 を して も 無理 っぽい なんて 言え ねえ よ な 》

ま ぁ … しかた ねえ な 。 ん ?

いや その なんだ …。

真剣に 新婚 旅行 に ついて 考えて る んだ が よ 。

例えば お前 は どこ が いい と 思う ?

え ぇっ !? し し し … 新婚 旅行 ? ど … どうした !?

い … いや し … 新婚 旅行 か 。

なんで その … わ … 私 に 聞く んだ ?

えっ ? そりゃ とりあえず …。

《 ちょっと 待て …。

ここ で とりあえず 誰 で も いい から →

女 の 意見 が 聞き たい なんて いくら なんでも 言え ねえ 》

お前 に 聞く の が 一 番 か な と 思った から だ な 。

わ わ … 私 が い … 一 番 !?

そう か … じゃあ しかたない な 。

ちゃんと 聞こう 。 お … おう !

俺 と して は 温泉 旅館 なんか で のんびり って の が →

いい んじゃ ねえ か と 考えて る んだ が →

そういう の って じじ くせ ぇか な ?

あ … あぁ いい んじゃ ない か ? 温泉 。

そう か ? よかった ぜ !

うまい 飯 に 温泉 最高だ よ な !

《 よかった ! とりあえず 意見 も 聞けた し これ で …》

あと は どこ の 旅館 に する か だ ね 。

えっ ? あぁ そう だ な 。 簡単に 下見 でも 行 っと く か 。

まだ 日 も 高い し 今 から 行っちゃ えば ?

おう そうだ な じゃあ …。

僕 は 甘 栗 甘 に 行く から 2 人 で 行って き な よ 。

( テマリ / シカマル ) えっ !?

う ~ ん ごめん 僕 どうしても 食後 の デザ ー ト を 食べ たくて さ 。

さっき 食った じゃ ねえ か !

デザ ー ト は 別 腹 な んだ よ 。

だから さっき その 別 腹 に し こ た ま 入れ ただ ろ !

《 あぁ バカ 野郎 … チョウジ が 勝手な こと 言う から →

テマリ の やつ 怒って 顔 を 赤く して る じゃ ねえ か !》

いや その なんだ …。

チョウジ も 悪気 が あって 言い出した わけじゃ ねえ んだ 。

ほら … 新婚 旅行 だ から →

俺 1 人 じゃ 意味 が ない だろう と 思って だ な …。

うん そう だ よ 。

新婚 旅行 なんだ から 2 人 で 行った ほう が いい よ 。

それ じゃ お 二 人 さん 僕 は もう 行く ね 。

あっ ! チョ … チョウジ さん !!

《 なん つうか その … どう すんだ ? これ !》

行く 。

へ っ ?

《 どうして こう なった ? なん な んだ ? この 謎 の 緊張 感 は 。

とにかく ナルト と ヒナタ の 結婚 祝い を →

テマリ が 協力 して くれる の は 予想外だ 。

しかし なんで さっき から 黙り っぱなし な んだ !?

まったく 読め ねえ …。

まずは テマリ の 機嫌 を 取り戻さ ない と !》

な … なぁ せ … せっかく だし ど っか 寄って みる か ?

あ … あぁ そう だ な 。

あ …。 ん ?

珍しい な お前 が 外す なんて 。

あれ ? フフフッ !

すま ねえ これ しか 獲 れ なくて 。 フフッ !

《 よく わかん ねえ が 機嫌 は 直った みて ぇだ な 》

《 よかった ! まだ あった 。

これ しか ない と 思って た んだ よ ね !

かわいい し 使い 勝手 は よ さ そうだ し →

なにより 一 点 も の だし !

その分 貯金 を 下ろさ なきゃ ダメ だった けど →

これ なら ヒナタ も 絶対 喜んで くれる はず !

とにかく 私 から の お 祝い は これ で 決まり !》

( サクラ ) あ … い のじゃ ない ! 奇 遇 ね 。

そっち こそ ! こんな 所 で 会う と は ね 。

《 まさか …》 《 こいつ も …》

そ … そう いえば ナルト に は 最近 会った ?

う うん 全然 。 あの ナルト が 結婚 だ もん ね !

昔 は あんた の こと 追っかけて た のに 。

それ は 子供 の とき の 話 でしょ 。

ヒナタ と 一緒に なれて 本当に よかった わ よ 。

《 間違い ない !》 《 こいつ も …》

《2 人 : これ を 結婚 祝い に 贈る つもりだ !》

《 サクラ の 隙 を 突いて この 写真 立て を 手 に 入れ なきゃ !

でも どう したら … あっ !》

あぁ サクラ … も しか して あんた これ を →

ナルト と ヒナタ の 結婚 祝い に しよう と か 考えて る んじゃ ない の ?

《 そう よ この 女 の プライド を 挑発 して →

買う 気 を なくさ せれば いい んだ 》

あぁ それ は あり え ない か ! そんな ダサ い 贈り物 なんて ね 。

《 挑発 に のっちゃ ダメ よ !

この 女 写真 立て を ディス って →

私 の 買う 気 を 削 ごう と して る だけ 》

何 言って る の よ ?

あんた だって さっき 買おう と して た んでしょ 。

えっ !? それ は …。

ダサ い と 思って る もの を わざわざ 買おう と する なんて →

バッカ じゃ ない の !? バカ !?

私 は 買う なんて 言って ない でしょ そ … そう よ !

邪魔な ゴミ だ な と 思って ど か そう と した だけ 。

( 咳払い )

ほ … ほんと あんた って バカ 力な だけ で センス ない わ よ ね !

誰 が バカ 力 で すって !?

そんな 苦しい 言い訳 通用 する わけ ない でしょ !

あの … お 客 様 ! 他の お 客 様 の ご 迷惑に なり ます ので 。

ほら い の ! あんた の せい で 迷惑 だって 。

あんた が ギャ ー ギャ ー 騒いだ せい でしょ !

元 は と いえば あんた でしょ !

これ は 私 の もの よ ! 私 の !

私 が 先 に 見つけた んじゃ ない の ! ちょっと ! 離し なさい !!

お 客 様 ! そんなに すごい 力 で 引っ張ったら …。

(2 人 ) うるさい !

( いの ) ふざけ ん じゃ ない わ よ !

あんた の せい で 追い出さ れちゃ った じゃ ない !

それ は こっち の セリフ よ !

だいたい あんた は 譲り 合い の 精神 って もん が ない の よ !

気 が きか ない 胸 も ない ある の は バカ 力 だけ !

は ぁ !? 胸 は 今 関係ない でしょ !

何 から 何 まで 私 に 勝て ない から って →

関係ない 話 に 持っていこう と する の やめたら ?

フン ! 勝て ない と か 意味 わかん ない 。

女らし さ で は 確実に 私 が 勝って ます けど 。

女らしい !? どこ が ? ま ぁ ま ぁ ま ぁ !

2 人 と も ケンカ は やめ な よ 。 チョウジ ! いい とこ に 来た 。

サクラ と 私 どっち が 女らしい と 思う ?

えっ !? そんな の 突然 聞か れて も …。

フフッ … 同じ 班 だった チョウジ に ひいき さ れ ない 時点 で →

悲し すぎる じゃ ない 。 は ぁ !?

違う 班 の チョウジ に お世辞 すら 言って もらえ ない 時点 で →

痛 すぎる でしょ ! ちょ ちょ ちょ … やめて よ 。

じゃあ さ そんなに 知り たい なら 試して みれば いい じゃ ない ?

(2 人 ) 試す ?

僕 だったら 料理 作れる 人 の ほう が 女らしい って 考えちゃ うね 。

だから 料理 を 比べて みれば いい んじゃ ない ?

それ じゃあ 勝負 を 始め ましょう 。

より おいしい 兵糧 丸 を 作った ほう が 勝利 よ 。

《 見て なさい サクラ !

こっち は あんた の 好き嫌い は お 見通し 。

あんた が ギャフン と 言う もの を 作れば 私 の 勝ち よ 》

審査 は チョウジ に 任せる わ 。

えっ !? あんた が 食べる んじゃ ない の ?

大丈夫 僕 は 山ほど アイス を 食べて きた ばかりだ けど →

兵糧 丸 は 別 腹 だ から 。

ま 待って よ チョウジ は 私 の 班 だった んだ し →

これ じゃあ 私 に 有利でしょ ?

なに ? 自分 が 有利 なら それ で いい はずじゃ ない 。

まさか 私 を ダウン さ せる ため に →

毒 でも 入れる んじゃ ない でしょう ね ?

何にも ない わ よ さあ 早く 始め ましょう 。

では 早速 どっち が 女らしい か 兵糧 丸 対決 …。

レディ ー ファイト !

( チョウジ ) おお っと これ は !

あえて すり鉢 など 使わ ず 微妙な チャクラコントロ ー ル で →

素材 の 大き さ に 変化 を つけて いる 。

口 に 入れた とき の 食 感 が 楽しみだ よ ~!

う ほ ~! 超 火力 で 一気に 素材 を 加熱 して いる !

サクラ が 使って いる の は 幻 の 黄金 ハチミツ !

いの は カカオパウダ ー か どっち も 捨て がたい !

こ これ は !

こ これ は …。

う お ~ う まっ !

う ~ ま ~ い ~ よ ~!

この まったり と して しつこく なく →

舌 の 上 で シャッキリポン と はじけ ながら も →

上品な 香り の 中 に 転がる ような 後味 は →

まさに 甘 さ の 宝石 箱 だ よ !

チョウジ ! で どっち な の ?

どっち が おいしい の よ !

あ いっぺんに 食べちゃ った から わかん ないや 。

でも どっち も すごく おいしい 。

い い … う っ ぶ は ~!

(2 人 ) チョウジ ! ( いの ) チョウジ チョウジ !

《 僕 に も 仲間 が いっぱい できた よ !》

いや ~! チョウジ 死な ないで ~!

な んな の これ 走馬灯 走馬灯 な の !?

いの やっぱり 毒 入れた わ ね ?

そんな もん 入れる か ! あんた 私 を 何 だ と 思って る の よ !

仲間 が いっぱい … できた よ 。

まず いわ チョウジ の 走馬灯 が 2 周 目 に 突入 した わ よ !

どう する 気 ?

何 が 入って いる の か 確かめて み ない こと に は →

治療 の しようがない わ !

毒 が 入って いたら 舌 が 痺れる かも しれ ない けど 。

だから 毒 なんて 入って ない って ば !

あ ~ もう !

おいしい ! うん 。

なんで … 私 この 味 す っ ごく 好き !

私 も この 味 大好き !

いや ~ びっくり した よ 。

甘い もの 食べ 過ぎて …。

血糖 値 が 大変な こと に なっちゃ った みたい 。

でも もう 大丈夫 。 なんだ よかった 。

ねえ いの なんで わざわざ 私 の 好きな 味 に した の ?

そりゃ あ あんた の 好きな 味 で →

ギャフン と 言わ せれば 勝てる と 思って 。

は あ 何 それ ? 私 と 同じ 作戦 じゃ ない 。

え ? じゃあ サクラ も ?

どうりで 私 が 好きな 味 だった わけだ 。

(2 人 ) フフフ !

結局 お互い の こと お 見通し だった わけ ね 。

それ じゃあ お 見通し ついでに 言い たい こと が ある んだ けど 。

なに よ ?

私 たち 2 人 で 結婚 祝い を 探せば →

もっと いい もの が 見つけ られる と 思わ ない ?

ウフフ アハハ ! なに よ 。

それ も お 見通し だ から 。

あの 旅館 よ さ そうだ な 。 え ?

《 シカマル : さっさと 決め ねえ と →

ずっと 結婚 祝い の こと で ウダウダ 悩 ん じ まう ぞ 。

思い切って 腹 くくる しか ねえ 》

よし 入る ぞ ! ええ ~!

どうした ? これ は 下見 じゃ ない の か ?

下見 だ けど よ でも 入って み ねえ と 決心 つ か ねえ だ ろ 。

いや しかし まだ 心 の 準備 が …。

《 なんだ 心 の 準備 ?

あまりに 豪華な 旅館 で ビビ って ん の か ?》

大丈夫 だって とりあえず 入って から 考えよう な ?

入って から だ と 遅い んだ !

雰囲気 に ながさ れて しまう かも しれ ない から 。

《 どういう こと だ 雰囲気 ?

あの 旅館 の 雰囲気 が どうした ?

それ に 流さ れる って なんだ ? さっぱり わから ねえ 》

お前 まさか !

熱 で も ある んじゃ ねえ か ?

わ 私 は 先 に 帰る から な !

おい 待て じきに 暗く なる ぞ !

体調 も 悪い なら なおさら →

宿 でも とって 休んで か なくちゃ なん ねえ だ ろ !

待って くれ !

俺 に は お前 が 必要な んだ !

本当に 私 で いい の か ?

ああ お前 しか い ない !

なん つったって 俺 じゃ 女湯 に 入れ ない から な 。

え ? テマリ お前 が 女湯 に 入って →

俺 に 女湯 の 様子 を こと 細かく 報告 して くれ 。

ただ それ だけ で いい んだ な ? 簡単だ ろ ?

と いう か これ は いったい 何の 話 だ ?

何 って ナルト と ヒナタ の 結婚 祝い で 贈る →

新婚 旅行 の 旅館 選び に 決まって んだ ろ 。

ふ ~ ん そう だった の か 。

え ? 言って なかった っけ ?

ああ 初耳 だ 。

え えっ ぎ ゃ ~!

それ じゃあ また 結婚 祝い 探し なおす んだ 。

うん まあ でも これ で よかった 気 が する 。

で シカマル は 何 が あった の ?

説明 する の も 面倒 くせ え 。

( イルカ ) ハハハ …。

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 496 - 湯 けむり と 兵糧 丸 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|ゆ|||ひょうろう|まる Naruto Shippuden - Season 21 - 496 - Yukemuri and Hyobanmaru Naruto Shippuden - Temporada 21 - 496 - Yukemuri e Hyobanmaru Naruto Shippuden - Säsong 21 - 496 - Yukemuri och Hyobanmaru

( シカマル ) お ~ い い の いるか ?

( いの ) なに ? 2 人 揃って どうした の ? ||じん|そろって||

こない だ カカシ 先生 から 言わ れた あれ ➡ |||せんせい||いわ||

覚えて る だ ろ ? おぼえて|||

(( カカシ : キミ たち に は ナルト と ヒナタ の 結婚 祝い を → |||||||||けっこん|いわい|

独自に 用意 する と いう 極秘 任務 を 与える )) どくじに|ようい||||ごくひ|にんむ||あたえる

もちろん よ 。 で それ が どうした の ?

ああ 贈り物 の 打ち合わせ を しよう と 思って よ 。 |おくりもの||うちあわせ||||おもって|

残念 ! あいにく 私 もう めぼしい もの は 決めて ある し → ざんねん||わたくし|||||きめて||

ちょうど その お 店 に 行く と こな の 。 |||てん||いく|||

どこ だ ? 俺 たち も 行く 。 ダメ よ ! ||おれ|||いく||

お 店 かぶる の と か あり え ない ! |てん|||||||

あんた たち は あんた たち で 考えて じゃ あね ! ||||||かんがえて||

どうした もんか な 。 ( チョウジ ) 店員 さん ! ||||てんいん|

デザ ー ト の アイスクリ ー ム ちょうだい 。 シカマル は ? Eis zum Nachtisch, bitte Shikamaru?

いや 俺 は いい 。 相変わらず よく 食う な 。 |おれ|||あいかわらず||くう| Nein, mir geht es gut, iss nicht so gut wie sonst.

胃腸 だけ は ガキ の 頃 と 同じじゃ ねえ か 。 いちょう|||||ころ||おなじじゃ|| Nur mein Magen und Darm sind die gleichen wie in meiner Kindheit.

でも 最近 は もも 肉 と か → |さいきん|||にく|| Aber in letzter Zeit Oberschenkelfleisch usw. →

赤身 の お 肉 も おいしく なって きた から → あかみ|||にく||||| Rotes Fleisch wird auch schmackhafter →

だいぶ 大人 に なった と 思う よ 。 |おとな||||おもう|

舌 の 問題 かよ 。 した||もんだい|

でよ さっき の 話 なんだ が どう する ? |||はなし||||

や っぱ アイス より ゆず シャ ー ベット だった かな ?

違 ぇよ ! ナルト たち へ の 結婚 祝い の 話 だ ! ちが||||||けっこん|いわい||はなし|

ああ な んだ そっち か 。

( 大 蛇 丸 ) アイス お 待ち ど お さま 。 きた きた ! だい|へび|まる|||まち|||||

いの の やつ あの 調子 じゃ 力 に なって くれ そうに ねえ 。 ||||ちょうし||ちから||||そう に|

このまま じゃ 俺 たち だけ 祝い の 品 を → ||おれ|||いわい||しな|

用意 でき ねえ って こと も あり うる ぞ 。 ようい||||||||

俺 たち って どういう こと ? おれ||||

僕 は もう 決めて る んだ けど 。 ぼく|||きめて|||

ほ … ほんと か よ ! 何 に する んだ ? ||||なん|||

うん 2 人 に は これ を あげよう か と 思って る んだ 。 |じん||||||||おもって||

お前 これ って …。 うん お 食事 券 ! おまえ|||||しょくじ|けん

しかも ただ の お 食事 券 じゃ ねえ 。 ||||しょくじ|けん||

火影 クラス の お 偉い 人 しか 行く こと の ない → ほかげ||||えらい|じん||いく|||

超 高級 料亭 の お 食事 券 じゃ ねえ か 。 ちょう|こうきゅう|りょうてい|||しょくじ|けん|||

お 祝い だ から ね 。 《 クッ どういう こと だ ? |いわい|||||||

あの チョウジ が 選んだ もの な のに 贈り物 と して は 最高じゃ ねえ か 。 |||えらんだ||||おくりもの||||さいこうじゃ||

ふだん で は 行け ない ような 店 で 食事 を する と いう の は → |||いけ|||てん||しょくじ||||||

お 祝い 感 が ある し 2 人 の 思い出 に 強く 残る 。 |いわい|かん||||じん||おもいで||つよく|のこる

これほど 気 の きいた 結婚 祝い は なかなか ねえ 。 |き|||けっこん|いわい|||

それ に いくら お 祝い だ から と いって → ||||いわい||||

あの チョウジ が そんな いい 店 の お 食事 券 を → |||||てん|||しょくじ|けん|

躊躇 なく 手放す だ と ?》 店員 さん アイス おかわり 。 ちゅうちょ||てばなす|||てんいん|||

《 シカマル : お前 は 本当に あの チョウジ な の か ? |おまえ||ほんとうに|||||

チョウジ お前 は 舌 だけ で なく いったい全体 → |おまえ||した||||いったいぜんたい

どこ まで 大人び ち まう んだ ?》 ||おとなび|||

( 大 蛇 丸 ) アイス お 待ち 。 だい|へび|まる|||まち

ちょうど それ 3 名 1 組 だった んだ よ ね 。 ||な|くみ||||

《 より に よって なんで 3 名 1 組 な んだ よ ? ||||な|くみ|||

普通 恋人 同士 で 2 名 様 だ と か そういう こと を → ふつう|こいびと|どうし||な|さま||||||

もう ちょっと 考えろ よ 高級 料亭 。 ||かんがえろ||こうきゅう|りょうてい

3 名 様 だ と チョウジ が 行く だろう が 》 な|さま|||||いく||

シカマル ? どうした の シカマル ?

いや その も しか して お前 も 一緒に …。 |||||おまえ||いっしょに

まさか ! いくら 僕 でも → ||ぼく|

さすが に 新婚 の 2 人 と 一緒な わけない よ 。 ||しんこん||じん||いっしょな||

だ だ よ な 。 さすが に それ は …。

店員 さん に 頼んで 僕 だけ 違う 席 に して もらう よ 。 てんいん|||たのんで|ぼく||ちがう|せき||||

《 行く の か よ ! いく|||

いや チョウジ の こと を とやかく 言って る 場合 じゃ ねえ 。 ||||||いって||ばあい||

問題 な の は まだ 祝い の 品 を 何も 決めて ない この 俺 だ 。 もんだい|||||いわい||しな||なにも|きめて|||おれ|

一刻 も 早く 決め ねえ と 。 いっこく||はやく|きめ||

実用 的な もの は お 祝い の 感じ が 薄い し → じつよう|てきな||||いわい||かんじ||うすい|

飾り物 の 趣味 が 合わ なきゃ 邪魔に なる だけ だ 。 かざりもの||しゅみ||あわ||じゃまに|||

花 や 食べ物 なんか の 消え もの も → か||たべもの|||きえ||

まるで お 歳暮 や お 中元 みたいに 見え ち まう 。 ||せいぼ|||ちゅうげん||みえ||

やっぱり 物 を 贈る の は リスキ ー と 言わ ざる を え ねえ 。 |ぶつ||おくる||||||いわ||||

だ と する と … 現金 か ! ||||げんきん|

悪く は ねえ 。 わるく||

好きな もの を 選んで 買う こと が できる し → すきな|||えらんで|かう||||

使わ ない もの や 他の 人 と かぶった もの を 贈る より → つかわ||||たの|じん|||||おくる|

よっぽど 気 が きいて る 。 |き|||

いや しかし 考えて みろ 。 ||かんがえて|

俺 だけ が 現金 を 持っていったら …》 おれ|||げんきん||もっていったら

(( 少 ねえ けど と っと け )) 《 ダメ だ ! しょう|||||||

俺 の 場合 面倒くさ がって 買い物 に も 行か ず → おれ||ばあい|めんどうくさ||かいもの|||いか|

何も 考え ず に ただ カネ だけ 出した ように → なにも|かんがえ||||||だした|よう に

思わ れ ち まわ ねえ か ?》 おもわ|||||

シカマル 大丈夫 ? |だいじょうぶ

あ ああ ちょっと 寒気 が な 。 ごめん 。 |||かんき|||

僕 が アイス 食べ まくる の 見て たら 寒く なっちゃ った ? ぼく|||たべ|||みて||さむく||

そう じゃ ねえ が …。

焼肉 で ほてった 体 に は ちょうど いい よ 。 やきにく|||からだ|||||

それ に 僕 は たとえ 雪国 を 旅 して いた と して も → ||ぼく|||ゆきぐに||たび|||||

あえて アイス を 買って 食べる タイプ の 男 だ から ね 。 |||かって|たべる|||おとこ|||

食欲 は 寒 さ を 凌 駕 する んだ 。 しょくよく||さむ|||しの|が||

まったく お前 の 食欲 に は ついていけ ね …。 |おまえ||しょくよく||||

チョウジ お前 今 なんて 言った ? |おまえ|いま||いった

食欲 は 寒 さ を 凌 駕 する って 。 しょくよく||さむ|||しの|が||

違う その 前 だ ! 雪国 を …。 ちがう||ぜん||ゆきぐに|

あ ~ 雪国 を 旅 して いて も アイス を 食べる って 。 |ゆきぐに||たび||||||たべる|

それ だ !

新婚 旅行 ? しんこん|りょこう

ああ ナルト と ヒナタ に 新婚 旅行 を プレゼント する んだ 。 |||||しんこん|りょこう||||

で これ から どこ へ 行く の ? |||||いく|

旅先 を 決めて できれば 下見 まで 済まして おきて え な 。 たびさき||きめて||したみ||すまして|||

それ と ヒナタ の こと を 考える と → ||||||かんがえる|

女 の 目線 で の 意見 も 聞いて おきて え 。 おんな||めせん|||いけん||きいて||

いの でも いれば いい んだ が 。 いた !

え ? ( テマリ ) あ …。

よ よう 久しぶりだ な 。 あん とき 以来 か 。 ||ひさしぶりだ||||いらい|

あ ああ お前たち こそ 何 を して いる んだ ? ||おまえたち||なん||||

ちょ ちょっと な 2 人 で 昼 メシ を … お前 は ? |||じん||ひる|||おまえ|

わ 私 は 中 忍 試験 の 打ち合わせ ついでに → |わたくし||なか|おし|しけん||うちあわせ|

挨拶 回り と いった ところ だ 。 お おお そう か 。 あいさつ|まわり||||||||

な な んだ よ 「 いた !」 って 俺 は てっきり い の か と 。 ||||||おれ||||||

でも 女の子 の 意見 って いう なら → |おんなのこ||いけん|||

べつに い のじゃ なくて も いい じゃ ない 。

しかし あいつ は 根っから の 武闘 派 だ ぞ 。 |||ねっから||ぶとう|は||

結婚 祝い の 話 なんか したら …。 けっこん|いわい||はなし||

(( なに ? 結婚 祝い に 新婚 旅行 ? |けっこん|いわい||しんこん|りょこう

の ん 気 で くだらない こと を 考えて る んだ な )) ||き|||||かんがえて|||

な ~ ん て 返って くる の は 目に見えて んだろう が 。 |||かえって||||めにみえて||

そんな こと 言ったら い の だって 怪しい もん だ よ 。 ||いったら||||あやしい|||

おい 2 人 で コソコソ と 怪しい な 。 |じん||||あやしい|

いや べつに なにも …。

シカマル が 相談 し たい こと が ある みたいな んだ けど 。 ||そうだん||||||||

そ 相談 ? |そうだん

(( 今度 その なんだ … メシ でも 一緒に どう だ ?)) こんど|||||いっしょに||

そ … 相談 って なんだ ? |そうだん||

チョウジ ! お前 …。 |おまえ

《 ここ で まさか →

テマリ に 新婚 旅行 の 相談 を して も 無理 っぽい なんて 言え ねえ よ な 》 ||しんこん|りょこう||そうだん||||むり|||いえ|||

ま ぁ … しかた ねえ な 。 ん ?

いや その なんだ …。

真剣に 新婚 旅行 に ついて 考えて る んだ が よ 。 しんけんに|しんこん|りょこう|||かんがえて||||

例えば お前 は どこ が いい と 思う ? たとえば|おまえ||||||おもう

え ぇっ !? し し し … 新婚 旅行 ? ど … どうした !? |||||しんこん|りょこう||

い … いや し … 新婚 旅行 か 。 |||しんこん|りょこう|

なんで その … わ … 私 に 聞く んだ ? |||わたくし||きく|

えっ ? そりゃ とりあえず …。

《 ちょっと 待て …。 |まて

ここ で とりあえず 誰 で も いい から → |||だれ||||

女 の 意見 が 聞き たい なんて いくら なんでも 言え ねえ 》 おんな||いけん||きき|||||いえ|

お前 に 聞く の が 一 番 か な と 思った から だ な 。 おまえ||きく|||ひと|ばん||||おもった|||

わ わ … 私 が い … 一 番 !? ||わたくし|||ひと|ばん

そう か … じゃあ しかたない な 。

ちゃんと 聞こう 。 お … おう ! |きこう||

俺 と して は 温泉 旅館 なんか で のんびり って の が → おれ||||おんせん|りょかん||||||

いい んじゃ ねえ か と 考えて る んだ が → |||||かんがえて|||

そういう の って じじ くせ ぇか な ?

あ … あぁ いい んじゃ ない か ? 温泉 。 ||||||おんせん

そう か ? よかった ぜ !

うまい 飯 に 温泉 最高だ よ な ! |めし||おんせん|さいこうだ||

《 よかった ! とりあえず 意見 も 聞けた し これ で …》 ||いけん||きけた|||

あと は どこ の 旅館 に する か だ ね 。 ||||りょかん|||||

えっ ? あぁ そう だ な 。 簡単に 下見 でも 行 っと く か 。 |||||かんたんに|したみ||ぎょう|||

まだ 日 も 高い し 今 から 行っちゃ えば ? |ひ||たかい||いま||おこなっちゃ|

おう そうだ な じゃあ …。 |そう だ||

僕 は 甘 栗 甘 に 行く から 2 人 で 行って き な よ 。 ぼく||あま|くり|あま||いく||じん||おこなって|||

( テマリ / シカマル ) えっ !?

う ~ ん ごめん 僕 どうしても 食後 の デザ ー ト を 食べ たくて さ 。 |||ぼく||しょくご||||||たべ||

さっき 食った じゃ ねえ か ! |くった|||

デザ ー ト は 別 腹 な んだ よ 。 ||||べつ|はら|||

だから さっき その 別 腹 に し こ た ま 入れ ただ ろ ! |||べつ|はら||||||いれ||

《 あぁ バカ 野郎 … チョウジ が 勝手な こと 言う から → ||やろう|||かってな||いう|

テマリ の やつ 怒って 顔 を 赤く して る じゃ ねえ か !》 |||いかって|かお||あかく|||||

いや その なんだ …。

チョウジ も 悪気 が あって 言い出した わけじゃ ねえ んだ 。 ||わるぎ|||いいだした|||

ほら … 新婚 旅行 だ から → |しんこん|りょこう||

俺 1 人 じゃ 意味 が ない だろう と 思って だ な …。 おれ|じん||いみ|||||おもって||

うん そう だ よ 。

新婚 旅行 なんだ から 2 人 で 行った ほう が いい よ 。 しんこん|りょこう|||じん||おこなった||||

それ じゃ お 二 人 さん 僕 は もう 行く ね 。 |||ふた|じん||ぼく|||いく|

あっ ! チョ … チョウジ さん !!

《 なん つうか その … どう すんだ ? これ !》

行く 。 いく

へ っ ?

《 どうして こう なった ? なん な んだ ? この 謎 の 緊張 感 は 。 |||||||なぞ||きんちょう|かん|

とにかく ナルト と ヒナタ の 結婚 祝い を → |||||けっこん|いわい|

テマリ が 協力 して くれる の は 予想外だ 。 ||きょうりょく|||||よそうがいだ

しかし なんで さっき から 黙り っぱなし な んだ !? ||||だまり|||

まったく 読め ねえ …。 |よめ|

まずは テマリ の 機嫌 を 取り戻さ ない と !》 |||きげん||とりもどさ||

な … なぁ せ … せっかく だし ど っか 寄って みる か ? |||||||よって||

あ … あぁ そう だ な 。

あ …。 ん ?

珍しい な お前 が 外す なんて 。 めずらしい||おまえ||はずす|

あれ ? フフフッ !

すま ねえ これ しか 獲 れ なくて 。 フフッ ! ||||え|||

《 よく わかん ねえ が 機嫌 は 直った みて ぇだ な 》 ||||きげん||なおった|||

《 よかった ! まだ あった 。

これ しか ない と 思って た んだ よ ね ! ||||おもって||||

かわいい し 使い 勝手 は よ さ そうだ し → ||つかい|かって||||そう だ|

なにより 一 点 も の だし ! |ひと|てん|||

その分 貯金 を 下ろさ なきゃ ダメ だった けど → そのぶん|ちょきん||おろさ||||

これ なら ヒナタ も 絶対 喜んで くれる はず ! ||||ぜったい|よろこんで||

とにかく 私 から の お 祝い は これ で 決まり !》 |わたくし||||いわい||||きまり

( サクラ ) あ … い のじゃ ない ! 奇 遇 ね 。 |||||き|ぐう|

そっち こそ ! こんな 所 で 会う と は ね 。 |||しょ||あう|||

《 まさか …》 《 こいつ も …》

そ … そう いえば ナルト に は 最近 会った ? ||||||さいきん|あった

う うん 全然 。 あの ナルト が 結婚 だ もん ね ! ||ぜんぜん||||けっこん|||

昔 は あんた の こと 追っかけて た のに 。 むかし|||||おっかけて||

それ は 子供 の とき の 話 でしょ 。 ||こども||||はなし|

ヒナタ と 一緒に なれて 本当に よかった わ よ 。 ||いっしょに||ほんとうに|||

《 間違い ない !》 《 こいつ も …》 まちがい|||

《2 人 : これ を 結婚 祝い に 贈る つもりだ !》 じん|||けっこん|いわい||おくる|

《 サクラ の 隙 を 突いて この 写真 立て を 手 に 入れ なきゃ ! ||すき||ついて||しゃしん|たて||て||いれ|

でも どう したら … あっ !》

あぁ サクラ … も しか して あんた これ を →

ナルト と ヒナタ の 結婚 祝い に しよう と か 考えて る んじゃ ない の ? ||||けっこん|いわい|||||かんがえて||||

《 そう よ この 女 の プライド を 挑発 して → |||おんな||||ちょうはつ|

買う 気 を なくさ せれば いい んだ 》 かう|き||なく さ|||

あぁ それ は あり え ない か ! そんな ダサ い 贈り物 なんて ね 。 ||||||||||おくりもの||

《 挑発 に のっちゃ ダメ よ ! ちょうはつ||||

この 女 写真 立て を ディス って → |おんな|しゃしん|たて|||

私 の 買う 気 を 削 ごう と して る だけ 》 わたくし||かう|き||けず|||||

何 言って る の よ ? なん|いって|||

あんた だって さっき 買おう と して た んでしょ 。 |||かおう||||

えっ !? それ は …。

ダサ い と 思って る もの を わざわざ 買おう と する なんて → |||おもって|||||かおう|||

バッカ じゃ ない の !? バカ !?

私 は 買う なんて 言って ない でしょ そ … そう よ ! わたくし||かう||いって|||||

邪魔な ゴミ だ な と 思って ど か そう と した だけ 。 じゃまな|||||おもって||||||

( 咳払い ) せきばらい

ほ … ほんと あんた って バカ 力な だけ で センス ない わ よ ね ! |||||ちからな|||||||

誰 が バカ 力 で すって !? だれ|||ちから||

そんな 苦しい 言い訳 通用 する わけ ない でしょ ! |くるしい|いいわけ|つうよう||||

あの … お 客 様 ! 他の お 客 様 の ご 迷惑に なり ます ので 。 ||きゃく|さま|たの||きゃく|さま|||めいわくに|||

ほら い の ! あんた の せい で 迷惑 だって 。 |||||||めいわく|

あんた が ギャ ー ギャ ー 騒いだ せい でしょ ! ||||||さわいだ||

元 は と いえば あんた でしょ ! もと|||||

これ は 私 の もの よ ! 私 の ! ||わたくし||||わたくし|

私 が 先 に 見つけた んじゃ ない の ! ちょっと ! 離し なさい !! わたくし||さき||みつけた|||||はなし|

お 客 様 ! そんなに すごい 力 で 引っ張ったら …。 |きゃく|さま|||ちから||ひっぱったら

(2 人 ) うるさい ! じん|

( いの ) ふざけ ん じゃ ない わ よ !

あんた の せい で 追い出さ れちゃ った じゃ ない ! ||||おいださ||||

それ は こっち の セリフ よ !

だいたい あんた は 譲り 合い の 精神 って もん が ない の よ ! |||ゆずり|あい||せいしん||||||

気 が きか ない 胸 も ない ある の は バカ 力 だけ ! き||||むね|||||||ちから|

は ぁ !? 胸 は 今 関係ない でしょ ! ||むね||いま|かんけいない|

何 から 何 まで 私 に 勝て ない から って → なん||なん||わたくし||かて|||

関係ない 話 に 持っていこう と する の やめたら ? かんけいない|はなし||もっていこう||||

フン ! 勝て ない と か 意味 わかん ない 。 |かて||||いみ||

女らし さ で は 確実に 私 が 勝って ます けど 。 おんならし||||かくじつに|わたくし||かって||

女らしい !? どこ が ? ま ぁ ま ぁ ま ぁ ! おんならしい||||||||

2 人 と も ケンカ は やめ な よ 。 チョウジ ! いい とこ に 来た 。 じん||||||||||||きた

サクラ と 私 どっち が 女らしい と 思う ? ||わたくし|||おんならしい||おもう

えっ !? そんな の 突然 聞か れて も …。 |||とつぜん|きか||

フフッ … 同じ 班 だった チョウジ に ひいき さ れ ない 時点 で → |おなじ|はん||||||||じてん|

悲し すぎる じゃ ない 。 は ぁ !? かなし|||||

違う 班 の チョウジ に お世辞 すら 言って もらえ ない 時点 で → ちがう|はん||||おせじ||いって|||じてん|

痛 すぎる でしょ ! ちょ ちょ ちょ … やめて よ 。 つう|||||||

じゃあ さ そんなに 知り たい なら 試して みれば いい じゃ ない ? |||しり|||ためして||||

(2 人 ) 試す ? じん|ためす

僕 だったら 料理 作れる 人 の ほう が 女らしい って 考えちゃ うね 。 ぼく||りょうり|つくれる|じん||||おんならしい||かんがえちゃ|

だから 料理 を 比べて みれば いい んじゃ ない ? |りょうり||くらべて||||

それ じゃあ 勝負 を 始め ましょう 。 ||しょうぶ||はじめ|

より おいしい 兵糧 丸 を 作った ほう が 勝利 よ 。 ||ひょうろう|まる||つくった|||しょうり|

《 見て なさい サクラ ! みて||

こっち は あんた の 好き嫌い は お 見通し 。 ||||すききらい|||みとおし

あんた が ギャフン と 言う もの を 作れば 私 の 勝ち よ 》 ||||いう|||つくれば|わたくし||かち|

審査 は チョウジ に 任せる わ 。 しんさ||||まかせる|

えっ !? あんた が 食べる んじゃ ない の ? |||たべる|||

大丈夫 僕 は 山ほど アイス を 食べて きた ばかりだ けど → だいじょうぶ|ぼく||やまほど|||たべて|||

兵糧 丸 は 別 腹 だ から 。 ひょうろう|まる||べつ|はら||

ま 待って よ チョウジ は 私 の 班 だった んだ し → |まって||||わたくし||はん|||

これ じゃあ 私 に 有利でしょ ? ||わたくし||ゆうりでしょ

なに ? 自分 が 有利 なら それ で いい はずじゃ ない 。 |じぶん||ゆうり||||||

まさか 私 を ダウン さ せる ため に → |わたくし||||||

毒 でも 入れる んじゃ ない でしょう ね ? どく||いれる||||

何にも ない わ よ さあ 早く 始め ましょう 。 なんにも|||||はやく|はじめ|

では 早速 どっち が 女らしい か 兵糧 丸 対決 …。 |さっそく|||おんならしい||ひょうろう|まる|たいけつ

レディ ー ファイト !

( チョウジ ) おお っと これ は !

あえて すり鉢 など 使わ ず 微妙な チャクラコントロ ー ル で → |すりばち||つかわ||びみょうな||||

素材 の 大き さ に 変化 を つけて いる 。 そざい||おおき|||へんか|||

口 に 入れた とき の 食 感 が 楽しみだ よ ~! くち||いれた|||しょく|かん||たのしみだ|

う ほ ~! 超 火力 で 一気に 素材 を 加熱 して いる ! ||ちょう|かりょく||いっきに|そざい||かねつ||

サクラ が 使って いる の は 幻 の 黄金 ハチミツ ! ||つかって||||まぼろし||おうごん|

いの は カカオパウダ ー か どっち も 捨て がたい ! |||||||すて|

こ これ は !

こ これ は …。

う お ~ う まっ !

う ~ ま ~ い ~ よ ~!

この まったり と して しつこく なく →

舌 の 上 で シャッキリポン と はじけ ながら も → した||うえ||||||

上品な 香り の 中 に 転がる ような 後味 は → じょうひんな|かおり||なか||ころがる||あとあじ|

まさに 甘 さ の 宝石 箱 だ よ ! |あま|||ほうせき|はこ||

チョウジ ! で どっち な の ?

どっち が おいしい の よ !

あ いっぺんに 食べちゃ った から わかん ないや 。 ||たべちゃ||||

でも どっち も すごく おいしい 。

い い … う っ ぶ は ~!

(2 人 ) チョウジ ! ( いの ) チョウジ チョウジ ! じん||||

《 僕 に も 仲間 が いっぱい できた よ !》 ぼく|||なかま||||

いや ~! チョウジ 死な ないで ~! ||しな|

な んな の これ 走馬灯 走馬灯 な の !? ||||そうまとう|そうまとう||

いの やっぱり 毒 入れた わ ね ? ||どく|いれた||

そんな もん 入れる か ! あんた 私 を 何 だ と 思って る の よ ! ||いれる|||わたくし||なん|||おもって|||

仲間 が いっぱい … できた よ 。 なかま||||

まず いわ チョウジ の 走馬灯 が 2 周 目 に 突入 した わ よ ! ||||そうまとう||しゅう|め||とつにゅう|||

どう する 気 ? ||き

何 が 入って いる の か 確かめて み ない こと に は → なん||はいって||||たしかめて|||||

治療 の しようがない わ ! ちりょう|||

毒 が 入って いたら 舌 が 痺れる かも しれ ない けど 。 どく||はいって||した||しびれる||||

だから 毒 なんて 入って ない って ば ! |どく||はいって|||

あ ~ もう !

おいしい ! うん 。

なんで … 私 この 味 す っ ごく 好き ! |わたくし||あじ||||すき

私 も この 味 大好き ! わたくし|||あじ|だいすき

いや ~ びっくり した よ 。

甘い もの 食べ 過ぎて …。 あまい||たべ|すぎて

血糖 値 が 大変な こと に なっちゃ った みたい 。 けっとう|あたい||たいへんな|||||

でも もう 大丈夫 。 なんだ よかった 。 ||だいじょうぶ||

ねえ いの なんで わざわざ 私 の 好きな 味 に した の ? ||||わたくし||すきな|あじ|||

そりゃ あ あんた の 好きな 味 で → ||||すきな|あじ|

ギャフン と 言わ せれば 勝てる と 思って 。 ||いわ||かてる||おもって

は あ 何 それ ? 私 と 同じ 作戦 じゃ ない 。 ||なん||わたくし||おなじ|さくせん||

え ? じゃあ サクラ も ?

どうりで 私 が 好きな 味 だった わけだ 。 |わたくし||すきな|あじ||

(2 人 ) フフフ ! じん|

結局 お互い の こと お 見通し だった わけ ね 。 けっきょく|おたがい||||みとおし|||

それ じゃあ お 見通し ついでに 言い たい こと が ある んだ けど 。 |||みとおし||いい||||||

なに よ ?

私 たち 2 人 で 結婚 祝い を 探せば → わたくし||じん||けっこん|いわい||さがせば

もっと いい もの が 見つけ られる と 思わ ない ? ||||みつけ|||おもわ|

ウフフ アハハ ! なに よ 。

それ も お 見通し だ から 。 |||みとおし||

あの 旅館 よ さ そうだ な 。 え ? |りょかん|||そう だ||

《 シカマル : さっさと 決め ねえ と → ||きめ||

ずっと 結婚 祝い の こと で ウダウダ 悩 ん じ まう ぞ 。 |けっこん|いわい|||||なや||||

思い切って 腹 くくる しか ねえ 》 おもいきって|はら|||

よし 入る ぞ ! ええ ~! |はいる||

どうした ? これ は 下見 じゃ ない の か ? |||したみ||||

下見 だ けど よ でも 入って み ねえ と 決心 つ か ねえ だ ろ 。 したみ|||||はいって||||けっしん|||||

いや しかし まだ 心 の 準備 が …。 |||こころ||じゅんび|

《 なんだ 心 の 準備 ? |こころ||じゅんび

あまりに 豪華な 旅館 で ビビ って ん の か ?》 |ごうかな|りょかん||||||

大丈夫 だって とりあえず 入って から 考えよう な ? だいじょうぶ|||はいって||かんがえよう|

入って から だ と 遅い んだ ! はいって||||おそい|

雰囲気 に ながさ れて しまう かも しれ ない から 。 ふんいき||なが さ||||||

《 どういう こと だ 雰囲気 ? |||ふんいき

あの 旅館 の 雰囲気 が どうした ? |りょかん||ふんいき||

それ に 流さ れる って なんだ ? さっぱり わから ねえ 》 ||ながさ||||||

お前 まさか ! おまえ|

熱 で も ある んじゃ ねえ か ? ねつ||||||

わ 私 は 先 に 帰る から な ! |わたくし||さき||かえる||

おい 待て じきに 暗く なる ぞ ! |まて||くらく||

体調 も 悪い なら なおさら → たいちょう||わるい||

宿 でも とって 休んで か なくちゃ なん ねえ だ ろ ! やど|||やすんで||||||

待って くれ ! まって|

俺 に は お前 が 必要な んだ ! おれ|||おまえ||ひつような|

本当に 私 で いい の か ? ほんとうに|わたくし||||

ああ お前 しか い ない ! |おまえ|||

なん つったって 俺 じゃ 女湯 に 入れ ない から な 。 ||おれ||おんなゆ||いれ|||

え ? テマリ お前 が 女湯 に 入って → ||おまえ||おんなゆ||はいって

俺 に 女湯 の 様子 を こと 細かく 報告 して くれ 。 おれ||おんなゆ||ようす|||こまかく|ほうこく||

ただ それ だけ で いい んだ な ? 簡単だ ろ ? |||||||かんたんだ|

と いう か これ は いったい 何の 話 だ ? ||||||なんの|はなし|

何 って ナルト と ヒナタ の 結婚 祝い で 贈る → なん||||||けっこん|いわい||おくる

新婚 旅行 の 旅館 選び に 決まって んだ ろ 。 しんこん|りょこう||りょかん|えらび||きまって||

ふ ~ ん そう だった の か 。

え ? 言って なかった っけ ? |いって||

ああ 初耳 だ 。 |はつみみ|

え えっ ぎ ゃ ~!

それ じゃあ また 結婚 祝い 探し なおす んだ 。 |||けっこん|いわい|さがし||

うん まあ でも これ で よかった 気 が する 。 ||||||き||

で シカマル は 何 が あった の ? |||なん|||

説明 する の も 面倒 くせ え 。 せつめい||||めんどう||

( イルカ ) ハハハ …。