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三姉妹探偵団 2 キャンパス篇, 三 姉妹 探偵 団 (2) Chapter 04 (2)

三 姉妹 探偵 団 (2) Chapter 04 (2)

水口 さん 」 「 委員 長 の ? 何かしら 」 「 そりゃ 、 出て み ない と 分 ら ない と 思う けど 」 「 そう ね 」 綾子 は 、 あまり 腰 の 軽い 方 で は ない 。 仕方なく 立ち上り ながら 、 お茶 など 飲んで いる 。 玄関 の 方 へ 出て 、 欠 伸 を し ながら ── 何しろ 、 今朝 は 奇跡 的な 早起き だった のだ ── サンダル を 引っかける 。 「 はい 、 ちょっと 待って 下さい ね 」 と 、 チェーン を 外そう と する 。 綾子 は 、 手先 も 無器用な ので 、 チェーン を 外す のに 、 手間取った 。 それ が 幸いした のである 。 ── 食堂 の 方 に 残った 珠美 は 、 夕 里子 へ 、 「 綾子 姉ちゃん 、 何も 知ら ない んだ ね 」 と 言って いた 。 「 そう 。 それ で いい の よ 」 「 国友 さん と は うまく いって る ? 」 「 あんた が 、 そんな こと 気 に し なく って いい の 」 「 さては 振ら れた な 」 「 大きな お 世話 」 夕 里子 は 、「 わざと 珠美 の 嫌いな もの を 作って 食べ させる から ね 」 と おど か して やった 。 その とたん ── ドスン 、 と いう 地響き と 共に 、 家 が 揺れた 。 「 ど 、 どうした の ? 」 と 夕 里子 も 、 さすが に あわてた 。 「 地震 ! 早く 預金 通帳 ! 」 「 違う わ よ ! 」 と 、 夕 里子 は 叫んだ 。 「── 玄関 の 方 だ わ ! 」 玄関 の 方 へ 出て 、 夕 里子 は 愕然と した 。 ドア が 、 みごとに 内側 へ 倒れて いる 。 表面 に は 、 焼けこげ が 広がって いた 。 何 か 分 ら ない が 、 ともかく 爆発 が 起った のだ 。 で は ……。 「 お 姉さん ! どこ な の ? 」 夕 里子 は 叫んだ 。 まさか 、 吹っ飛ば さ れて 屋根 の 上って こと は ない だろう 。 「 お 姉さん ! お 姉さん ! 」 「 ここ よ ……」 下 の 方 から 、 声 が した 。 「 お 姉さん ……」 倒れた ドア が 、 少しずつ 動いて いる 。 夕 里子 は 、 珠美 を 呼んで 、 二 人 で ドア を のけた 。 綾子 が 、 尻もち を ついて 、 そのまま 座って いた 。 「 ああ 、 びっくり した ! 」 「 こっち も よ ! 誰 か 見た ? 」 「 全然 」 と 、 綾子 は 首 を 振った 。 「 いきなり ドカン と 来て 、 ドア が 倒れて 来た の 」 「 でも 、 この ドア で 命拾い した んだ よ 」 夕 里子 は 玄関 に 立って 、 外 を 見つめた 。 「 爆発 ね 。 ── こんなに 下 が 黒ずんで る わ 」 「 そんな 所 に ガス 、 通って る の ? 」 「 まさか ! これ は 爆弾 よ 」 綾子 は びっくり した 様子 で 、 「 へえ ! 私 も ずいぶん 偉く なった もん ね 。 でも 、 どう すれば いい ? 」 「 一一〇番 よ ! 」 と 、 夕 里子 は 叫んだ 。

三 姉妹 探偵 団 (2) Chapter 04 (2) みっ|しまい|たんてい|だん|chapter Three Sisters Detective Agency (2) Chapter 04 (2)

水口 さん 」 「 委員 長 の ? みずぐち||いいん|ちょう| 何かしら 」 「 そりゃ 、 出て み ない と 分 ら ない と 思う けど 」 「 そう ね 」   綾子 は 、 あまり 腰 の 軽い 方 で は ない 。 なにかしら||でて||||ぶん||||おもう||||あやこ|||こし||かるい|かた||| Something. "" Well, I do not think I will not know if I do not get it. "" Okay. "Ayako is not very light-sounding one. 仕方なく 立ち上り ながら 、 お茶 など 飲んで いる 。 しかたなく|たちのぼり||おちゃ||のんで| While standing up without help, I am drinking tea etc. 玄関 の 方 へ 出て 、 欠 伸 を し ながら ── 何しろ 、 今朝 は 奇跡 的な 早起き だった のだ ── サンダル を 引っかける 。 げんかん||かた||でて|けつ|しん||||なにしろ|けさ||きせき|てきな|はやおき|||さんだる||ひっかける While going out to the entrance and making a missing ─ ─ anyway, this morning it was a miraculous early riser ─ ─ I will catch sandals. 「 はい 、 ちょっと 待って 下さい ね 」   と 、 チェーン を 外そう と する 。 ||まって|ください|||ちぇーん||がいそう|| "Yes, please wait for a moment", I will try to train the chain. 綾子 は 、 手先 も 無器用な ので 、 チェーン を 外す のに 、 手間取った 。 あやこ||てさき||ぶきような||ちぇーん||はずす||てまどった Ayako was too clumsy with his hands, so I took the trouble to remove the chain. それ が 幸いした のである 。 ||さいわいした| ── 食堂 の 方 に 残った 珠美 は 、 夕 里子 へ 、 「 綾子 姉ちゃん 、 何も 知ら ない んだ ね 」   と 言って いた 。 しょくどう||かた||のこった|たまみ||ゆう|さとご||あやこ|ねえちゃん|なにも|しら|||||いって| 「 そう 。 それ で いい の よ 」 「 国友 さん と は うまく いって る ? |||||くにとも|||||| That's OK. "" Are you going well with Kunieh? 」 「 あんた が 、 そんな こと 気 に し なく って いい の 」 「 さては 振ら れた な 」 「 大きな お 世話 」   夕 里子 は 、「 わざと 珠美 の 嫌いな もの を 作って 食べ させる から ね 」   と おど か して やった 。 ||||き||||||||ふら|||おおきな||せわ|ゆう|さとご|||たまみ||きらいな|||つくって|たべ|さ せる||||||| "You do not have to worry about that." "Well then it was shaken" "Ladies and gentle care," Yuriko says, "Because I make deliberately what I dislike and it makes me eat it" on purpose I did it. その とたん ── ドスン 、 と いう 地響き と 共に 、 家 が 揺れた 。 ||どすん|||じひびき||ともに|いえ||ゆれた At that time, the house rocked with the earthquake, Dosun. 「 ど 、 どうした の ? 」   と 夕 里子 も 、 さすが に あわてた 。 |ゆう|さとご|||| Riko Yuri also hurriedly praised. 「 地震 ! じしん 早く 預金 通帳 ! はやく|よきん|つうちょう Account passbook as soon as possible! 」 「 違う わ よ ! ちがう|| 」   と 、 夕 里子 は 叫んだ 。 |ゆう|さとご||さけんだ 「── 玄関 の 方 だ わ ! げんかん||かた|| 」   玄関 の 方 へ 出て 、 夕 里子 は 愕然と した 。 げんかん||かた||でて|ゆう|さとご||がくぜんと| I went out to the entrance, I was stunned by Riko Yu. ドア が 、 みごとに 内側 へ 倒れて いる 。 どあ|||うちがわ||たおれて| The door is falling inward all the way. 表面 に は 、 焼けこげ が 広がって いた 。 ひょうめん|||やけこげ||ひろがって| On the surface, burnt deposits had spread. 何 か 分 ら ない が 、 ともかく 爆発 が 起った のだ 。 なん||ぶん|||||ばくはつ||おこった| Something is not understood, but an explosion happened anyhow. で は ……。 「 お 姉さん ! |ねえさん どこ な の ? 」   夕 里子 は 叫んだ 。 ゆう|さとご||さけんだ まさか 、 吹っ飛ば さ れて 屋根 の 上って こと は ない だろう 。 |ふっとば|||やね||のぼって|||| No doubt, the roof will not rise as it is blown away. 「 お 姉さん ! |ねえさん お 姉さん ! |ねえさん 」 「 ここ よ ……」   下 の 方 から 、 声 が した 。 ||した||かた||こえ|| "Here [...]." From the bottom, there was a voice. 「 お 姉さん ……」   倒れた ドア が 、 少しずつ 動いて いる 。 |ねえさん|たおれた|どあ||すこしずつ|うごいて| "Sister ... ..." The fallen door is moving little by little. 夕 里子 は 、 珠美 を 呼んで 、 二 人 で ドア を のけた 。 ゆう|さとご||たまみ||よんで|ふた|じん||どあ|| Yuriko called Arumi, and they left the door with two people. 綾子 が 、 尻もち を ついて 、 そのまま 座って いた 。 あやこ||しりもち||||すわって| 「 ああ 、 びっくり した ! 」 「 こっち も よ ! 誰 か 見た ? だれ||みた Did anyone see it? 」 「 全然 」   と 、 綾子 は 首 を 振った 。 ぜんぜん||あやこ||くび||ふった 「 いきなり ドカン と 来て 、 ドア が 倒れて 来た の 」 「 でも 、 この ドア で 命拾い した んだ よ 」   夕 里子 は 玄関 に 立って 、 外 を 見つめた 。 |||きて|どあ||たおれて|きた||||どあ||いのちびろい||||ゆう|さとご||げんかん||たって|がい||みつめた "The door came down suddenly, and the door came down," "But I did something with this door." Yuriko stood at the entrance and stared outside. 「 爆発 ね 。 ばくはつ| ── こんなに 下 が 黒ずんで る わ 」 「 そんな 所 に ガス 、 通って る の ? |した||くろずんで||||しょ||がす|かよって|| 」 「 まさか ! これ は 爆弾 よ 」   綾子 は びっくり した 様子 で 、 「 へえ ! ||ばくだん||あやこ||||ようす|| 私 も ずいぶん 偉く なった もん ね 。 わたくし|||えらく||| I also got a great deal. でも 、 どう すれば いい ? But what should I do? 」 「 一一〇番 よ ! いちいち|ばん| 」   と 、 夕 里子 は 叫んだ 。 |ゆう|さとご||さけんだ