この 素晴らしい 世界 に 祝福 を！2 (04) |すばらしい|せかい||しゅくふく| Bless this wonderful world!

（ アクア ） へ ー っく し ょ ん ！ ||-|||| (Aqua) Hey!

（ サトウ カズマ ） お やおや 風邪 かい ？ ||||かぜ|

気 を つける ん だ よ き|||||

（ アクア ） カズマ さん こそ 鼻声 じゃ ない ||||はなごえ||

早く この ジャージ 直し て あげる わ ね はやく|||なおし||||

それ 暖炉 に 入れ て 燃やし た の お前 だ けど な |だんろ||いれ||もやし|||おまえ|||

（ おなか の 鳴る 音 ） ||なる|おと

お やおや おなか すい た の かい ？

そう いえ ば まだ 朝 ごはん 食べ て なかった わ ね ||||あさ||たべ||||

調子 に 乗って 有り金 全部 酒 代 に 使った の ― ちょうし||のって|ありがね|ぜんぶ|さけ|だい||つかった|

お前 だ けど な おまえ|||

（ おなか の 鳴る 音 ） ||なる|おと

だって みんな 楽し そう に 飲 ん で た ん だ もの ！ ||たのし|||いん||||||

それ 私 が ベッド の 下 に 隠し て い た ― |わたくし||べっど||した||かくし|||

高級 シュワシュワ に 見える ん だ けど こうきゅう|||みえる|||

（ カズマ ） 質屋 開 い てる よ な ～ |しちや|ひらき||||

（ めぐみ ん ） ち ょ むす け おいで （ ち ょ むす け ） なう ？

（ カズマ ） 質屋 開 い てる よ な ～ |しちや|ひらき||||

（ アクア ） 返し て ！ その 子 が 最後 の １ 本 な の |かえし|||こ||さいご||ほん||

最後 の 希望 な の ！ さいご||きぼう||

（ カズマ ） 今 すぐ 金 に 換え て き て やる |いま||きむ||かえ||||

じゃ なかったら この 場 で 全部 飲 ん で やる |||じょう||ぜんぶ|いん|||

少し は この 冷え た 体 も 温まる だ ろ すこし|||ひえ||からだ||あたたまる||

やめ て ！ 私 その 子 を 抱 い て ない と 眠れ ない の ||わたくし||こ||いだ|||||ねむれ||

（ カズマ ） 人 の ジャージ 燃やし とい て よく 言え た な お前 ！ |じん|||もやし||||いえ|||おまえ

じゃあ その 羽衣 ちょっと 売って こい ！ ||はごろも||うって|

何 言って る の ？ なん|いって||

この 羽衣 は 私 の 女神 と して の アイデンティティー だ から ― |はごろも||わたくし||めがみ||||あいでんてぃてぃー||

売れる わけ ない じゃ ない うれる||||

バカ な の ？ 何 バカ 言って ん の ？ ばか|||なん|ばか|いって||

フン （ アクア ） う っ ！ ふん|||

スティール ！

あ ？ あ あ ～ っ ！

カズマ 様 ～ っ |さま|

調子 に 乗った 私 が 悪かった から やめ て やめ て ー ！ ちょうし||のった|わたくし||わるかった||||||-

（ カズマ ） うる さ ー い ！ |||-|

借金 は 減ら ない し ダク ネス も 帰って こ ない ん だ ぞ しゃっきん||へら||||||かえって|||||

少し は 緊張 感 持てよ ！ すこし||きんちょう|かん|もてよ

少し は 緊張 感 持てよ ！ すこし||きんちょう|かん|もてよ

（ ドア が 開く 音 ） どあ||あく|おと

（ ダク ネス ） 大変 だ ！ カズマ 大変 な ん だ ！ ||たいへん|||たいへん|||

（ カズマ ） お ？

（ カズマ ･ アクア ･ めぐみ ん ） 誰 ？ ||||だれ

♪～

～♪

（ カズマ ） あんた 誰 ？ ||だれ

（ ダク ネス ） ん ん っ … くっ ！ （ カズマ ） あれ ？ 喜 ん でる ？ ||||||||よろこ||

カズマ ！ そういった プレー は あと に し て くれ ||ぷれー||||||

お前 ダク ネス か ？ おまえ|||

心配 さ せ や がって しんぱい||||

ダク ネス ～ ！ カズマ が … カズマ が ぁ ～ っ ！

私 を 無理やり 脱 が し て ― わたくし||むりやり|だつ|||

私 の いちばん 大事 な 物 を 売り飛ば そ う と … わたくし|||だいじ||ぶつ||うりとば|||

う う …\ N （ ダク ネス ） な っ ！ ||n||||

おい ！ 言い 方 っ ！ |いい|かた|

（ めぐみ ん ） ダク ネス お 帰り なさい |||||かえり|

おお めぐみ ん ただいま

ん ？ その 猫 … ||ねこ

（ めぐみ ん ） 何 が あった の か は 聞き ませ ん ||なん||||||きき||

まずは ゆっくり お 風呂 に でも 入って ― |||ふろ|||はいって

心 と 体 を 癒 やし てき て ください ね う う … こころ||からだ||いや|||||||

お … いや 何 を 言って いる ？ ||なん||いって|

と いう か アクア が 言った 特殊 プレー の 方 が 気 に … |||||いった|とくしゅ|ぷれー||かた||き|

間違い ない わ 高級 品 よ まちがい|||こうきゅう|しな|

（ アクア ･ めぐみ ん ） う う …

（ カズマ ） 苦労 を かけ た なぁ … |くろう||||

（ ダク ネス ） 何 を 勘違い し て いる ！ ||なん||かんちがい|||

領主 に もてあそば れ て いる と でも 思って い た の か ？ りょうしゅ||||||||おもって||||

お … ？

帰って き た だけ でも よかった かえって|||||

ほら 温かい 風呂 に でも 入って 泣 い て くる と いい |あたたかい|ふろ|||はいって|なき|||||

違 う っ ！ ちが||

領主 も 私 相手 に そこ まで 要求 する 度胸 は ない りょうしゅ||わたくし|あいて||||ようきゅう||どきょう||

それ より も これ を 見 て くれ |||||み||

何 だ ？ これ なん||

お ー ！ 何 だ この イケメン は ？ |-|なん||||

ムカ つく ！ （ ダク ネス ） 何 を する ん だ ||||なん||||

（ カズマ ） おお …

手 が 無意識 に て||むいしき|

（ アクア の 鼻歌 ） ||はなうた

（ カズマ ） あの イケメン が 領主 の 息子 ねぇ … ||||りょうしゅ||むすこ|

（ ダク ネス ） ヤツ め カズマ へ の 猶予 の 代償 と して ― ||やつ|||||ゆうよ||だいしょう||

息子 と の 見合い を 申し出 て き た むすこ|||みあい||もうしで|||

ここ の ところ 帰って こ なかった の は ― |||かえって||||

この 見合い を どうにか 阻止 しよ う と 頑張って いた から な の だ |みあい|||そし||||がんばって|||||

私 の 父 も アルダープ は ともかく ― わたくし||ちち||||

息子 の こと は 高く 評価 し て い て な むすこ||||たかく|ひょうか|||||

一 番 乗り気 な の が 父 な の だ ひと|ばん|のりき||||ちち|||

頼む ！ 私 と 一緒 に 来 て 父 を 説得 し て くれ ない か ？ たのむ|わたくし||いっしょ||らい||ちち||せっとく|||||

（ めぐみ ん ･ カズマ ） うーん …

はい これ （ めぐみ ん ･ カズマ ） あ …

どう ？ 完璧 でしょ ？ |かんぺき|

お前 こういった こと に かけ て は 本当 に 多 芸 だ な おまえ|||||||ほんとう||おお|げい||

（ カズマ ） 確かに このまま 放っておけ ば ― |たしかに||ほうっておけ|

うち の 大事 な クルセイダー が 嫁 に 行って しまう ||だいじ||||よめ||おこなって|

大事 な … だいじ|

お ？

ありがとう アクア

（ カズマ ） 嫁 に … 行く ？ |よめ||いく

危うく 見合い を 断る こと が でき なく なる ところ だった あやうく|みあい||ことわる|||||||

（ カズマ ） 嫁 に … 行く ？ |よめ||いく

危うく 見合い を 断る こと が でき なく なる ところ だった あやうく|みあい||ことわる|||||||

つまり うち の パーティー から ― |||ぱーてぃー|

危うく 見合い を 断る こと が でき なく なる ところ だった あやうく|みあい||ことわる|||||||

つまり うち の パーティー から ― |||ぱーてぃー|

つまり うち の パーティー から ― |||ぱーてぃー|

（ アクア ） いい の いい の こんな の ―

（ アクア ） いい の いい の こんな の ―

攻撃 が 当たら ない クルセイダー が 寿 退社 する と いう こと だ ！ こうげき||あたら||||ひさ|たいしゃ|||||

（ アクア ） いい の いい の こんな の ―

攻撃 が 当たら ない クルセイダー が 寿 退社 する と いう こと だ ！ こうげき||あたら||||ひさ|たいしゃ|||||

この 私 の 手 に かかれ ば ち ょ ちょ い の ちょ い よ ！ |わたくし||て|||||||||||

攻撃 が 当たら ない クルセイダー が 寿 退社 する と いう こと だ ！ こうげき||あたら||||ひさ|たいしゃ|||||

どこ から 見 て も … ||み||

どこ から 見 て も … ||み||

別に 要ら ない 子 と して パーティー から 追い出す わけ じゃ ない べつに|いら||こ|||ぱーてぃー||おいだす|||

まさに 神 ワザ ！ もっと 崇 ( あ が ) め て も いい の よ |かみ|||たかし||||||||

（ めぐみ ん ） カズマ ？ （ ダク ネス ･ アクア ） ん ？

まさに 神 ワザ ！ もっと 崇 ( あ が ) め て も いい の よ |かみ|||たかし||||||||

（ 息 を 吸う 音 ） いき||すう|おと

これ だ あぁ ー っ ！ |||-|

（ アクア ･ ダク ネス ･ めぐみ ん ） ああ あー っ ! !

（ カズマ ） カズマ です

（ アクア の 泣き声 ） ||なきごえ

見合い を 受けろ と は どういう こと だ みあい||うけろ|||||

（ めぐみ ん ） このまま ダク ネス が ―

冒険 者 を やめ ちゃ って も いい ん です か ？ ぼうけん|もの|||||||||

見合い を 断った ところ で ― みあい||たった||

あの 領主 は より 一層 無理 難題 を ― |りょうしゅ|||いっそう|むり|なんだい|

吹っかけ て くる に 決まって る ふっかけ||||きまって|

（ めぐみ ん ） あ … 確かに |||たしかに

だったら 見合い は 受け た うえ で ― |みあい||うけ|||

それ を ぶち壊す （ ダク ネス ） ぶ っ ？ ||ぶちこわす||||

ダク ネス の 家 の 名 が 傷つか ない 程度 に さ |||いえ||な||きずつか||ていど||

それ だ ！ それ で いこ う ！

うまく いけ ば 見合い の 話 が 持ち上がる たび に ― |||みあい||はなし||もちあがる||

いちいち 父 を 張り 倒し に 行か なく て 済む ！ |ちち||はり|たおし||いか|||すむ

（ カズマ ） お … おやじ さん かわいそう に

（ セナ ） サトウ カズマ ！ （ カズマ ･ ダク ネス ） お っ ？

（ セナ ） サトウ カズマ は いる か ー っ ？ ||||||-|

（ カズマ ） き ょ … 今日 は 何 だ よ ？ |||きょう||なん||

街 の 周囲 に 謎 の モンスター が あふれ て いる がい||しゅうい||なぞ||||||

心当たり が ある の で は ？ こころあたり|||||

（ カズマ ） は っ ？ （ セナ ） すぐ 出頭 し て もら お う |||||しゅっとう|||||

お 断り し ます |ことわり||

今 私 たち の 大切 な 仲間 が ― いま|わたくし|||たいせつ||なかま|

危機 に さらさ れ て いる の です きき|||||||

それ を 放っておく わけ に は いき ませ ん ||ほうっておく||||||

めぐみ ん …

（ カズマ ） おい 落ち着け ！ ||おちつけ

（ カズマ ） 待て よ |まて|

アクア は どう と でも なる が ―

めぐみ ん は 妙 な ところ で 頭 が 切れる |||たえ||||あたま||きれる

正直 い ない 方 が いい しょうじき|||かた||

（ カズマ ） めぐみ ん （ めぐみ ん ） あ ？

お前 が 行って くれ おまえ||おこなって|

（ めぐみ ん ） え ？

大量 の モンスター が 相手 なら 爆裂 魔法 の 出番 じゃ ない か たいりょう||||あいて||ばくれつ|まほう||でばん|||

大丈夫 ― だいじょうぶ

ダク ネス の こと は 俺 と アクア に 任せ て くれ |||||おれ||||まかせ||

ですが … う ！

お前 に しか でき ない こと な ん だ おまえ||||||||

ハッ ！ 私 に … しか … ！ |わたくし||

頼 ん だ ぞ 最強 の アーク ウィザード ！ たの||||さいきょう|||

我が 力 見せ て あげ ま しょ う ！ わが|ちから|みせ|||||

（ めぐみ ん ） ♪ フンフンフ ～ ン

（ ダスティ ネス ） ほ … 本当 に いい の か ？ ララ ティーナ |||ほんとう||||||

本当 です お 父 様 ほんとう|||ちち|さま

ララ ティーナ は こ たび の お 見合い を ― |||||||みあい|

（ カズマ と アクア の 忍び 笑い ） ||||しのび|わらい

ララ ティーナ は こ たび の お 見合い を ― |||||||みあい|

（ カズマ と アクア の 忍び 笑い ） ||||しのび|わらい

受けよ う か と 思い ます わ うけよ||||おもい||

（ カズマ と アクア の 忍び 笑い ） ||||しのび|わらい

（ ダスティ ネス ） この ２ 人 は ？ |||じん|

私 の 冒険 仲間 です わたくし||ぼうけん|なかま|

今回 の お 見合い に ― こんかい|||みあい|

臨時 の 執事 と メイド と して 同伴 さ せよ うか と りんじ||しつじ|||||どうはん||||

う ー む … |-|

（ メイド たち ） サイズ は いかが です か ？ ||さいず||||

大丈夫 みたい です だいじょうぶ||

（ アクア の 鼻歌 ） ||はなうた

似合って る じゃ ない か （ アクア ） ん ？ にあって||||||

ちゃんと 一流 の 使い っ 走り に 見える ぞ |いちりゅう||つかい||はしり||みえる|

カズマ こそ ―

背伸び し てる 執事 見習い って 感じ で いい と 思う わ せのび|||しつじ|みならい||かんじ||||おもう|

おっと ！ 面白い こと 言って くれる な |おもしろい||いって||

ここ が 貴族 の 屋敷 じゃ なかったら ― ||きぞく||やしき||

えらい 目 に 遭わ せ て い た ところ だ ぞ |め||あわ|||||||

なあ ララ ティーナ お 嬢 様 ||||じょう|さま

ラ … ララ ティーナ お 嬢 様 は やめろ ！ ||||じょう|さま||

（ カズマ ） 俺 は おやじ さん に 頼ま れ て しまった |おれ|||||たのま|||

“ 娘 が 粗相 を し ない よう に 助け て やって くれ ない か ” と むすめ||そそう||||||たすけ||||||

そして “ 見合い が うまく いった なら ― ” |みあい||||

“ 報酬 を 出さ せ て もら お う ” と ほうしゅう||ださ||||||

これ は イヤ で も やる 気 が 出 て くる ～ ||いや||||き||だ||

手はず は 分かって いる な ？ てはず||わかって||

頼 ん だ ぞ たの|||

お前 が 見合い を 受け て くれ て 本当 に うれしい よ おまえ||みあい||うけ||||ほんとう|||

幸せ に なる ん だ ぞ ララ ティーナ しあわせ|||||||

イヤ です わ お 父 様 いや||||ちち|さま

ララ ティーナ は 見合い を 前向き に 考える と 言った だけ です |||みあい||まえむき||かんがえる||いった||

何 ？ なん

（ ダク ネス ） フフ …\ N そして 考え た 結果 ― |||n||かんがえ||けっか

やはり 嫁入り など まだ 早い と の 結論 に 達し まし た |よめいり|||はやい|||けつろん||たっし||

もう いまさら 遅い ！ ||おそい

見合い を 受け は し た が ― みあい||うけ||||

結婚 する など と は 言って は い ない けっこん|||||いって|||

ぶち壊し て やる ！ ぶちこわし||

見合い なんて ぶち壊し て やる ぞ ー い ！ みあい||ぶちこわし||||-|

（ ダク ネス の 高 笑い ） |||たか|わらい

（ ダク ネス の 高 笑い ） |||たか|わらい

ラ … ララ ティーナ

（ カズマ ） はしたない 言葉遣い は お やめ ください ||ことばづかい||||

（ ダスティ ネス ･ ダク ネス ） お …\ N （ カズマ ） 先方 に 嫌わ れ て しまい ます よ |||||n||せんぽう||きらわ|||||

貴 様 ！ 裏切る 気 か とうと|さま|うらぎる|き|

今 の 自分 は ダスティ ネス 家 の 臨時 執事 いま||じぶん||||いえ||りんじ|しつじ

お 嬢 様 の 幸せ が 自分 の 望み です |じょう|さま||しあわせ||じぶん||のぞみ|

（ ダスティ ネス ） カ … カズマ 君 ||||きみ

（ ダク ネス ） カズマ 貴 様 ー っ ！ |||とうと|さま|-|

（ カズマ ） む ～～\ N （ アクア ･ ダク ネス ） あ … ||n||||

おお バルター 殿 ||しんがり

お っ ！

よく 来 た な 貴 様 が この 私 の 見合い 相手 か |らい|||とうと|さま|||わたくし||みあい|あいて|

我が 名 は ダスティ ネス ･ フォード ･\ N ララ ティーナ わが|な||||ふぉーど|n||

私 の こと は ダスティ ネス 様 と …\ N （ カズマ ） フン ！ わたくし||||||さま||n||ふん

お 嬢 様 ！ |じょう|さま

お 足元 に お 気 を つけ て ！ |あしもと|||き|||

手助け を し て くれる の で は なかった の か ？ てだすけ||||||||||

家 の 名前 に 傷 を つけ ない って ところ を ― いえ||なまえ||きず||||||

すっかり 忘れ てる だ ろ |わすれ|||

悪評 が 立って 嫁 の 行き先 が なくなれ ば ― あくひょう||たって|よめ||いきさき|||

心置きなく 冒険 者 稼業 が 続け られる こころおきなく|ぼうけん|もの|かぎょう||つづけ|

勘当 さ れる の も 覚悟 の うえ だ かんどう|||||かくご|||

それ でも 必死 に 生きよ う と ― ||ひっし||いきよ||

無 茶 な クエスト を 受け 続け た 私 は ― む|ちゃ||||うけ|つづけ||わたくし|

力 及ば ず 魔 王 軍 の 手先 に 捕らえ られ ― ちから|およば||ま|おう|ぐん||てさき||とらえ|

力 及ば ず 魔 王 軍 の 手先 に 捕らえ られ ― ちから|およば||ま|おう|ぐん||てさき||とらえ|

（ カズマ ） ん ？ それ は 魔 王 じゃ ない よ 乳 だ よ ||||ま|おう||||ちち||

（ カズマ ） ん ？ それ は 魔 王 じゃ ない よ 乳 だ よ ||||ま|おう||||ちち||

（ カズマ ） ん ？ それ は 魔 王 じゃ ない よ 乳 だ よ ||||ま|おう||||ちち||

組み 伏せ られ て … くみ|ふせ||

（ カズマ ） ん ？ それ は 魔 王 じゃ ない よ 乳 だ よ ||||ま|おう||||ちち||

私 は そんな 人生 を 送り たい ！ わたくし|||じんせい||おくり|

（ カズマ ） ん ？ それ は 魔 王 じゃ ない よ 乳 だ よ ||||ま|おう||||ちち||

お前 とうとう 言いきり や がった な おまえ||いいきり|||

大体 あんな 男 は 私 の 好み の タイプ で は ない の だ だいたい||おとこ||わたくし||よしみ||たいぷ|||||

まず 人柄 が ものすごく いい らしい |ひとがら||||

誰 に 対 し て も 怒ら ず 努力 家 で ― だれ||たい||||いから||どりょく|いえ|

最 年少 で 騎士 に 叙勲 さ れ た ほど の 腕 も 持つ さい|ねんしょう||きし||じょくん||||||うで||もつ

（ アクア ） いい 相手 だ と 思う ん だ けど ||あいて|||おもう|||

（ ダク ネス ） どこ が ！

貴族 なら 貴族 らしく ― きぞく||きぞく|

常に げ び た 笑み を 浮かべ て いろ ！ とわに||||えみ||うかべ||

あの 曇り も ない まっすぐ な 視線 は 何 だ ！ |くもり|||||しせん||なん|

もっと こう …

よく カズマ が 向け て くる ― |||むけ||

なめ まわす よう な いやらしい 視線 で 見 られ ない の か ！ な め|||||しせん||み||||

そそ そ … そんな 視線 で 見 て ない し ？ |||しせん||み|||

誰 に 対 し て も 怒ら ない ？ だれ||たい||||いから|

バカ か ！ （ カズマ ） お っ ばか||||

失敗 し た メイド に お 仕 置き と 称し て あれこれ やる の は ― しっぱい||||||し|おき||そやし|||||

貴族 の たしなみ だ ろ う が ！ きぞく||||||

そもそも 私 の 好み の タイプ は ― |わたくし||よしみ||たいぷ|

あの よう な できる 男 と は 正反対 な の だ ||||おとこ|||せいはんたい|||

外見 は パッと せ ず ― がいけん||ぱっと||

体型 は ヒョロ く て も いい し 太って い て も いい たいけい||||||||ふとって||||

私 が 一途に 思って いる のに ― わたくし||いちずに|おもって||

他の 女 に 言い 寄ら れ れ ば 鼻 の 下 を 伸ばす ― たの|おんな||いい|よら||||はな||した||のばす

意志 の 弱い の が いい な いし||よわい||||

年中 発 情 し て スケベ そう な の は 必須 条件 だ ねんじゅう|はつ|じょう||||||||ひっす|じょうけん|

できる だけ 楽 に 人生 を 送り たい と ― ||がく||じんせい||おくり||

人生 なめ てる ダメ な ヤツ が いい じんせい|な め||だめ||やつ||

借金 が あれ ば 申し分 ない な ！ しゃっきん||||もうしぶん||

そして 働き も せ ず に 酒 ばかり 飲 ん で ― |はたらき|||||さけ||いん||

“ 俺 が ダメ な の は 世間 が 悪い ” と 文句 を 言い ― おれ||だめ||||せけん||わるい||もんく||いい

空 の 瓶 を 私 に 投げ て こう 言う の だ から||びん||わたくし||なげ|||いう||

“ おい ダク ネス ― ”

“ その いやらしい 体 を 使って ちょっと 金 を 稼 い で こい ” ||からだ||つかって||きむ||かせ|||

ん く ぅ … っ ああ ！ は ぁ …

（ カズマ ） ちく しょ う ！ この 女 は もう ダメ だ |||||おんな|||だめ|

（ アクア ） ああ …

（ バルター ） で は 自己 紹介 を |||じこ|しょうかい|

アレクセイ ･ バー ネス ･ バルター です あれくせい|ばー|||

私 は ダスティ ネス ･ フォード ･\ N ララ ティーナ わたくし||||ふぉーど|n||

当 家 の 細かい 紹介 は 省き ます わ ね とう|いえ||こまかい|しょうかい||はぶき|||

成り 上がり 者 の 領主 の 息子 でも ― なり|あがり|もの||りょうしゅ||むすこ|

知って い て と ー … ぜ ぇ ー ん っ ！ しって||||-|||-||

（ バルター ） どう さ れ まし た ？

い … いえ ―

バルター 様 の お 顔 を 見て い たら ― |さま|||かお||みて||

気分 が 悪 … きゅう ～ ん ！ きぶん||あく||

（ バルター ･ ダスティ ネス ） あ ？

（ ダク ネス の 荒い 息 ） |||あらい|いき

（ ダク ネス の 荒い 息 ） |||あらい|いき

（ カズマ ） お 嬢 様 は バルター 様 と お 会い でき て ― ||じょう|さま|||さま|||あい||

（ ダク ネス の 荒い 息 ） |||あらい|いき

少々 舞い上がって おら れる の です しょうしょう|まいあがって||||

そう いえ ば 顔 が 赤い です ね |||かお||あかい||

いや お 恥ずかしい ||はずかしい

おい お 嬢 様 ||じょう|さま

これ 以上 要ら ん こ と 言ったら ― |いじょう|いら||||いったら

もっと 強め に 冷やす から な |つよ め||ひやす||

ご … ご 褒美 だ ||ほうび|

（ カズマ ） 当 家 の お 嬢 様 は いつ だって ブレ ない |とう|いえ|||じょう|さま|||||

（ ダスティ ネス の 笑い声 ） |||わらいごえ

（ ダスティ ネス の 笑い声 ） |||わらいごえ

（ カズマ ･ ダク ネス ･ バルター ） お ？

私 が い て は お邪魔 かな ？ わたくし|||||おじゃま|

どう だ ね 庭 の 散歩 でも してき て は ？ |||にわ||さんぽ||||

（ 指 笛 ） ゆび|ふえ

（ カズマ ） 何 あれ ？ すごい ！ |なん||

あと で 教え て もら お う ||おしえ||||

ご 趣味 は ？ （ カズマ ） お … |しゅみ|||

ゴブリン 狩り を 少々 … ぐ っ ！ |かり||しょうしょう||

あ …

ずいぶん と 仲 が よろしい ん です ね ||なか|||||

（ カズマ ） やり すぎ た か ？ … あ

（ ダク ネス ） フヒ

（ カズマ ） フヒ ？

ええ この 執事 と は 常に 一緒 に おり ます の ||しつじ|||とわに|いっしょ||||

（ カズマ ） な っ ！

食事 も お 風呂 も 一緒 ― しょくじ|||ふろ||いっしょ

も … もちろん 夜 寝る とき も … フフフ ～ ||よ|ねる|||

（ カズマ ） この 変態 の 羞恥心 の 基準 は どこ に ある ん だ ？ ||へんたい||しゅうちしん||きじゅん||||||

（ ダク ネス ） ええ い ！ （ カズマ ） お ？

（ ダク ネス ） こんな こと いつまで も やって い られる か ！

（ バルター ） な っ ？ （ カズマ ） おお ー っ ！ |||||-|

（ ダク ネス ） おい バルター と 言った な |||||いった|

今 から 修練 場 に 付き合って もら お う ！ いま||しゅうれん|じょう||つきあって|||

そこ で お前 の 素質 を 見定め て やる ！ ||おまえ||そしつ||みさだめ||

おい ！ ダクネスゥ ～…

見ろ ！ 貴族 たる も の ― みろ|きぞく|||

常日頃 から この カズマ の いやらしい 目つき を ― つねひごろ||||||めつき|

見習う が いい （ カズマ ） は ？ みならう||||

ララ ティーナ 様 僕 は 騎士 です ||さま|ぼく||きし|

女性 に 剣 を 向ける など … じょせい||けん||むける|

何という ふ ぬけ だ ！ なんという|||

そこ の カズマ は な …\ N （ カズマ ） えっ ？ |||||n||

自称 男女 平等 主義 者 で ― じしょう|だんじょ|びょうどう|しゅぎ|もの|

女 相手 に ドロップ キック も 食らわ せ られる と ― おんな|あいて||どろっぷ|きっく||くらわ|||

豪語 し てる ヤツ だ ぞ （ カズマ ） ああ … む … ごうご|||やつ|||||

（ バルター ） 実は …\ N （ カズマ ） え ？ |じつは|n||

（ バルター ） ここ に は 見合い を 断る ため に 来 た ん です ||||みあい||ことわる|||らい|||

でも あなた を 見 て 気 が 変わった |||み||き||かわった

豪放 に し て それでいて かわいい 一面 も ある ごうほう||||||いちめん||

物事 を ハッキリ 言え る すがすがし さ に ― ものごと||はっきり|いえ||||

執事 に 対 し て も 同じ 目線 で 接 する その 態度 ― しつじ||たい||||おなじ|めせん||つ|||たいど

僕 は あなた に 興味 が 湧 い た ぼく||||きょうみ||わ||

もう いい でしょ う ！

なぜ 諦め ない ん です か ？ あなた は … |あきらめ||||||

（ ダク ネス の 荒い 息 ） |||あらい|いき

（ ダク ネス ） どう し た ？

遠慮 など せ ず もっと どんどん 来い ！ えんりょ||||||こい

徹底 できる 強 さ を 見せろ ！ てってい||つよ|||みせろ

（ カズマ ） 先ほど から ダク ネス の 木刀 は かすり も せ ず ― |さきほど|||||ぼくとう|||||

どう 見 て も バルター が 優勢 な の だ が … |み|||||ゆうせい||||

（ バルター ） 参り まし た |まいり||

技量 で は 勝って い て も ― ぎりょう|||かって|||

心 の 強 さ で 負け まし た こころ||つよ|||まけ||

これ 以上 あなた を 討つ こと は でき ませ ん |いじょう|||うつ|||||

あなた は とても 強い 人 だ |||つよい|じん|

（ カズマ ） 固い 意志 を 示し た ダク ネス に ― |かたい|いし||しめし||||

折れ た みたい な 感じ だ が ― おれ||||かんじ||

ダク ネス の 内情 を 知って る から どうして も 感動 でき ない ！ |||ないじょう||しって|||||かんどう||

（ ダク ネス ） この ふ ぬけ が ！

よし 来い ！ カズマ |こい|

お前 の 容赦 の な さ と 外 道 さ を バルター に 教え て やれ ！ おまえ||ようしゃ|||||がい|どう|||||おしえ||

（ カズマ ） こいつ は 何 を 言いだす ん だ ろ う |||なん||いいだす||||

僕 も 見 たい な ぼく||み||

ララ ティーナ 様 が 信頼 を 寄せる 君 が ― ||さま||しんらい||よせる|きみ|

どんな 戦い を する の か |たたかい||||

（ カズマ ） 余計 な こと を 言いだす バルター |よけい||||いいだす|

（ カズマ ） どうせ 見合い は 失敗 だ し な ||みあい||しっぱい|||

それ に あんた は お 嬢 様 の 悪い うわさ なん ぞ ― |||||じょう|さま||わるい|||

流さ ない だ ろ う し ながさ|||||

（ ダク ネス ） よし ！ いい ぞ カズマ

実は 一 度 お前 と やり合い たかった の だ じつは|ひと|たび|おまえ||やりあい|||

さあ 全力 で かかって くる が いい … |ぜんりょく|||||

さあ 全力 で かかって くる が いい … |ぜんりょく|||||

（ カズマ ） クリエイト ･ ウォーター ！

（ カズマ ） クリエイト ･ ウォーター ！

（ カズマ ） クリエイト ･ ウォーター ！

ゴボゴボ

ゴボボボ …\ N （ アクア ） ああ |n||

えっ ！ （ カズマ ） どうか し た か ？

木刀 の 試合 で 魔法 は 使わ ない だ ろ う と … ぼくとう||しあい||まほう||つかわ|||||

そういう もの な の か ？

（ ダク ネス ） う っ …―

くう ぅ ～ っ …

（ アクア ） 引く わ ～ |ひく|

さすが は セクハラ に かけ て は 並ぶ 者 が ない カズマ さん ||せくはら|||||ならぶ|もの||||

ホント に 引く わ ～ ほんと||ひく|

そんな つもり じゃ …\ N （ ダク ネス ） 見ろ バルター |||n|||みろ|

この 男 の こういう ところ を ちゃんと 見 て おけ ！ |おとこ||||||み||

あ ～ もう ！

全力 で 来い と 言った ん だ から 全力 で 行か せ て もらう ぜ ぜんりょく||こい||いった||||ぜんりょく||いか||||

フリーズ ！

に ゅ ～ っ ! !

お … 鬼 だ |おに|

真冬 に 水 を かける だけ で なく ― まふゆ||すい|||||

まさか の 氷結 魔法 … ！ ||ひょうけつ|まほう

（ アクア ） まあ だて に 世間 で ― ||||せけん|

カスマ さん だ の クズマ さん だの 呼ば れ て ませ ん し |||||||よば|||||

フッ … フハハハハハハ ！

この 容赦 の な さ ！ こ … これ が …― |ようしゃ||||||

いい ～ っ ! !

（ カズマ ） イテテッ おっと … ん ～ ！

（ アクア ） いい わ ！ ダク ネス

組み 合え ば 貧弱 な カズマ と あなた じゃ 勝負 に なら ない わ ！ くみ|あえ||ひんじゃく||||||しょうぶ||||

（ カズマ ） やっぱり あと で あいつ の 羽衣 売り飛ばし て やる ー ！ ||||||はごろも|うりとばし|||-

私 に 力 で 勝て る 気 か ？ わたくし||ちから||かて||き|

なめ られ た もの だ ！ な め||||

クルセイダー の 私 と 冒険 者 の お前 で は ― ||わたくし||ぼうけん|もの||おまえ||

力 の 差 が … ああ あ ～ っ ？ ちから||さ||||

ワハハハ … 俺 が 真 正面 から やり合う わけ が ね ー だ ろ |おれ||まこと|しょうめん||やりあう||||-||

長い 付き合い な ん だ から 理解 しろ よ ながい|つきあい|||||りかい||

イダアアァーッ ！

ああ あー っ ！ （ ダク ネス ） フフフフフ …

ド … ドレイン タッチ か ||たっち|

だが 私 の 体力 を 吸い 尽くす 前 に ― |わたくし||たいりょく||すい|つくす|ぜん|

お前 の 腕 を へし折って やる ！ おまえ||うで||へしおって|

フグググ … や れる もの なら …

イダ ダダ ダダッ ！

（ カズマ ） ヤバ い ！ いくら 吸って も この 体力 バカ の 底 が 見え ない ||||すって|||たいりょく|ばか||そこ||みえ|

お おい ここ は ひと つ 賭け で も し ない か ？ ||||||かけ|||||

勝った 方 が 相手 に 何でも １ つ 言う こと を 聞か せ られる って 条件 で かった|かた||あいて||なんでも||いう|||きか||||じょうけん|

いい だ ろ う

私 が 勝ったら 貴 様 に 土下座 さ せ て やる わたくし||かったら|とうと|さま||どげざ||||

（ カズマ ） 勝機 ！ |しょうき

（ カズマ ） ホント だ な ？ 約束 し た ぞ |ほんと|||やくそく|||

俺 が 勝った あと 泣 い て 謝って も やめ ない から な ！ おれ||かった||なき|||あやまって|||||

な … 何 を 望む 気 だ ？ |なん||のぞむ|き|

お前 が 恥ずかし がって ― おまえ||はずかし|

泣 い て イヤ がる こと だ よ アハハ ハハ なき|||いや||||||

お前 が 必死 に 許し を 請う 姿 が 目 に 浮かぶ ぜ おまえ||ひっし||ゆるし||こう|すがた||め||うかぶ|

“ 勘弁 し て ください 許し て ください ” って 謝ら せ て やる かんべん||||ゆるし||||あやまら|||

おっと 気 が 早い ぞ この 欲しがり め ！ |き||はやい|||ほしがり|

お前 が 想像 し て いる こと より すごい こと 命令 して やる から な ！ おまえ||そうぞう||||||||めいれい||||

な っ ！

や … やめろ ぉ ～

て … 抵抗 しよ う に も ― |ていこう||||

ドレイン タッチ で 力 を 吸わ れ て ～ |たっち||ちから||すわ||

（ カズマ ） こいつ 勝手 に どんどん 力 を 緩め て いく … ||かって|||ちから||ゆるめ||

ドレイン タッチ で 力 を 吸わ れ て ～ |たっち||ちから||すわ||

（ カズマ ） こいつ 勝手 に どんどん 力 を 緩め て いく … ||かって|||ちから||ゆるめ||

（ ダク ネス ） ハァ … ハァ … あぁ ～―

このまま で は 負け て しま う ～ |||まけ|||

（ バルター ） お … すごい ！

このまま で は 負け て しま う ～ |||まけ|||

気 を 失う まで 体力 を 吸わ せ て もらう き||うしなう||たいりょく||すわ|||

目 が 覚め た とき どんな すごい 目 に 遭う の か ― め||さめ|||||め||あう||

楽しみ に し て おく ん だ なぁ ～ ！ たのしみ|||||||

く ぅっ …\ N たとえ どんな 辱め を 受け て も ― ||n|||はずかしめ||うけ||

私 の 心 まで は 屈し は … わたくし||こころ|||くっし|

すごい こと ？

（ ダク ネス ） すごい こと …\ N す … すごい … こと ？ ||||n|||

すごい こと … ！

ほら 温かい 風呂 に でも 入って ― |あたたかい|ふろ|||はいって

泣 い て くる と いい なき|||||

カカ カカ … カズマ ！

私 が 風呂 に 入った 残り 湯 を どう する 気 だ ー っ ？ わたくし||ふろ||はいった|のこり|ゆ||||き||-|

（ カズマ ） は ？

し ゅ … し ゅ …

しゅご い こ と ー っ ! ! ||||-|

（ カズマ ） あ ああ …

か … 勝った … |かった

クズマ と は よく 言った もの だ ||||いった||

失礼 な ！ しつれい|

失礼 な ！ しつれい|

（ ドア が 開く 音 ） どあ||あく|おと

ちょっと し た 飲み物 の ― |||のみもの|

差し入れ を … さしいれ|

差し入れ を … さしいれ|

（ ボトル が 割れる 音 ） ||われる|おと

（ ボトル が 割れる 音 ） ||われる|おと

（ ダク ネス ） ハァ …

（ カズマ ･ バルター ） あ …

あの ２ 人 が やり まし た |じん||||

（ ダスティ ネス ） よし 処刑 しろ |||しょけい|

（ カズマ ･ バルター ） 違う ん です 誤解 です ！ ||ちがう|||ごかい|

（ ダスティ ネス ） 娘 は もともと 人 づ きあい が 苦手 で ― ||むすめ|||じん||||にがて|

クルセイダー に なって も ひと り きり で なぁ …

毎日 エリス 様 の 教会 に 通い詰め ― まいにち||さま||きょうかい||かよいつめ

冒険 仲間 が でき ます よう に と 祈って い たら ― ぼうけん|なかま|||||||いのって||

ある 日 初めて 仲間 が でき た ― |ひ|はじめて|なかま|||

盗賊 の 女の子 と 友達 に なった と 喜んで 帰って き た よ とうぞく||おんなのこ||ともだち||||よろこんで|かえって|||

うち は 家内 を 早く に 亡くし て ― ||かない||はやく||なくし|

男 手 で 甘やかし ながら も とにかく 自由 に 育て て き た おとこ|て||あまやかし||||じゆう||そだて|||

それ が 悪かった ん だ ろ う なあ ||わるかった|||||

（ カズマ ） いや あれ は 真性 です よ ||||しんせい||

ララ ティーナ 様 は すばらしい 女性 だ と 思い ます よ ||さま|||じょせい|||おもい||

カズマ 君 が い なけ れ ば ― |きみ|||||

僕 は 本気 で 妻 に もらい たい と 思って い ます ぼく||ほんき||つま|||||おもって||

すいません ちょっと 何 言って る の か 分か ん ない です ||なん|いって||||わか|||

君 の 方 が ララ ティーナ 様 を 幸せ に できる だ ろ う きみ||かた||||さま||しあわせ|||||

お前 ちょっと 表 に 出ろ おまえ||ひょう||でろ

領主 の 息子 だ ろ う が 関係 ある か ！ りょうしゅ||むすこ|||||かんけい||

カズマ さん やめ て

私 まで 一緒 に 処刑 さ れ ちゃ う ー ！ わたくし||いっしょ||しょけい|||||-

（ ダスティ ネス の 笑い声 ） |||わらいごえ

私 まで 一緒 に 処刑 さ れ ちゃ う ー ！ わたくし||いっしょ||しょけい|||||-

（ ダスティ ネス の 笑い声 ） |||わらいごえ

（ アクア ） あ …\ N （ カズマ ） ん ？ ||n||

（ ダスティ ネス の 笑い声 ） |||わらいごえ

（ ダスティ ネス の 笑い声 ） |||わらいごえ

カズマ 君 これ から も 娘 を よろしく 頼む よ |きみ||||むすめ|||たのむ|

これ が バカ な こと を しでかさ ない よう 見張って くれ ||ばか|||||||みはって|

頼む たのむ

（ カズマ ） え ？ あ … は ぁ …

（ ダク ネス ） ん …\ N （ 一同 ） あ ？ |||n|いちどう|

ん ん …

（ ダスティ ネス ） おお 目 が 覚め た か |||め||さめ||

ん ？ この 状態 は 事後 な の か ？ ||じょうたい||じご|||

ハッ ！ 意識 を 失って いる 間 に いかがわしい こと を … |いしき||うしなって||あいだ||||

し て ね ー よ まだ 何も し て ね ー よ ！ |||-|||なにも||||-|

お前 が 寝 て た 間 に 今 微妙 な 空気 に なって ん だ よ おまえ||ね|||あいだ||いま|びみょう||くうき|||||

（ ダク ネス ） あ …

ん …\ N （ カズマ ） あ ？ |n||

（ ダク ネス ） フヒ （ カズマ ） フヒ ？

（ ダク ネス ） お 父 様 バルター 様 ― |||ちち|さま||さま

どう か 今回 の 見合い は なかった こと に し て ください ||こんかい||みあい|||||||

今 まで 隠し て き まし た が ― いま||かくし|||||

私 の おなか に は カズマ の 子 が …\ N （ カズマ ） お ー っ ！ わたくし|||||||こ||n|||-|

お め ぇ 童 貞 の 俺 に 何 言って や がん だ こら ー っ ！ |||わらべ|さだ||おれ||なん|いって|||||-|

（ バルター ） ハハハハ

そう か お なか に カズマ 君 の 子 が … ||||||きみ||こ|

父 に は 僕 から お 断り を し た と 言って おき ます ちち|||ぼく|||ことわり|||||いって||

その方 が 都合 が いい でしょ う から そのほう||つごう|||||

（ カズマ ） お っ … おお …

（ カズマ ） いい ヤツ だった な ||やつ||

ホント に ダク ネス を 引き取って くれよ ～ ほんと|||||ひきとって|

（ ダク ネス ） フヒ

（ ダスティ ネス ） 孫 … 初孫 … ||まご|はつまご

ここ ここ … この わし に かわいい 孫 が … ||||||まご|

あ … あわ わ わ …

２ 人 が いつの間にか そんな 関係 に なって た なんて じん||いつのまにか||かんけい||||

ひ … 広め なく ちゃ 早く 街 の みんな に 広め なく ちゃ |ひろめ|||はやく|がい||||ひろめ||

カズマ と ダク ネス が …

（ カズマ ） 何で お前 まで 信じ て ん だ よ ！ |なんで|おまえ||しんじ||||

サトウ カズマ ！

サトウ カズマ は いる か ー っ ！ |||||-|

（ 一同 ） ん ？ いちどう|

♪～

～♪