Gate : Jieitai Kanochi nite , Kaku Tatakaeri Episode 2

日本 に 突然 開 い た 異なる 世界 から の 「 門 」 にっぽん||とつぜん|ひらき|||ことなる|せかい|||もん

本 字幕 由 諸 神 字幕 組 出品 ， 僅 供 學 習 交流 ， 禁止 用 於 商業 用途 ほん|じまく|よし|しょ|かみ|じまく|くみ|しゅっぴん|わずか|とも|まなぶ|なら|こうりゅう|きんし|よう|お|しょうぎょう|ようと

現れ た 軍隊 に 勝利 し た 日本 は あらわれ||ぐんたい||しょうり|||にっぽん|

更 多 中日 雙 語 字幕 ， 盡 在 www . kamigami . org 和 微 博 @ 諸 神 字幕 組 こう|おお|ちゅうにち|そう|ご|じまく|じん|ざい||||わ|び|はく|しょ|かみ|じまく|くみ

「 門 」 の 向こう に 自衛 隊 を 派遣 する こと を 決定 もん||むこう||じえい|たい||はけん||||けってい

そこ に は 銀座 で 多く の 人 を 救った 自衛 官 伊丹 耀司 の 姿 が あった |||ぎんざ||おおく||じん||すくった|じえい|かん|いたみ|ようじ||すがた||

日 聽 小 伍 Keishin 翻 譯 domi Akashi 校 對 は ば やし 時間 軸 神埼 魯 蒙 壓 制 鹹 魚 ひ|ちょう|しょう|ご||ひるがえ|わけ|||こう|つい||||じかん|じく|かんざき|ろ|かぶ|あつ|せい|かん|ぎょ

だが 「 門 」 を くぐった 先 に は |もん|||さき||

数 十 万 の 軍隊 が 集結 し て い て … すう|じゅう|よろず||ぐんたい||しゅうけつ||||

大 失態 で し た な 皇帝 陛下 だい|しったい|||||こうてい|へいか

帝国 の 保有 する 総 戦力 の なんと 六 割 の 損失 ていこく||ほゆう||そう|せんりょく|||むっ|わり||そんしつ

いかなる 対策 を お 公示 に なり ます か ？ |たいさく|||こうじ||||

皇帝 陛下 は この 国 を どの よう に お 導き に なる お つもり か ？ こうてい|へいか|||くに||||||みちびき|||||

カー ゼル 侯爵 卿 の 心中 は 察 する もの で ある かー||こうしゃく|きょう||しんじゅう||さっ||||

此度 の 損害 で 帝国 が 有 し て い た 軍事 的 な 優位 が 失せ た こと も 確か だ このたび||そんがい||ていこく||ゆう|||||ぐんじ|てき||ゆうい||しっせ||||たしか|

外国 や 帝国 に 服し て おる 諸侯 が 一斉に 反旗 を 翻し がいこく||ていこく||ふくし|||しょこう||いっせいに|はんき||ひるがえし

帝都 まで 進軍 し て くる の で は ない か と 不安 な の で あ ろ う ていと||しんぐん||||||||||ふあん||||||

痛ましい こと で ある いたましい|||

わが 帝国 は 危機 に 遭遇 する 度 に 皇帝 元老 院 |ていこく||きき||そうぐう||たび||こうてい|げんろう|いん

そして 国民 が 心 を 一 つ に し て 立ち向かい |こくみん||こころ||ひと|||||たちむかい

さらなる 発展 を 成し遂げ て き た |はってん||なしとげ|||

戦争 に 百 戦 百 勝 は ない せんそう||ひゃく|いくさ|ひゃく|か||

故に 此度 の 戦い の 責任 は 追及 は せ ん ゆえに|このたび||たたかい||せきにん||ついきゅう|||

まさか 他国 の 軍勢 が 帝都 を 包囲 する まで |たこく||ぐんぜい||ていと||ほうい||

裁判 ごっこ に 明け暮れよ う と する もの は おら ぬ な さいばん|||あけくれよ||||||||

自分 の 責任 も 不問 に … じぶん||せきにん||ふもん|

しかし いかが なさ れる ||な さ|

送り込 ん だ 軍 は わずか 二 日 で 壊滅 し て しまった おくりこ|||ぐん|||ふた|ひ||かいめつ|||

しかも 門 は 奪わ れ |もん||うばわ|

敵 は こちら に 陣 を 築 こ う と して いる の です ぞ てき||||じん||きず||||||||

むろん われら も 丘 を 奪還 せ ん と 迫り まし た |||おか||だっかん||||せまり||

だが 遠く に いる 敵 が … |とおく|||てき|

あんな 魔術 わし は 見 た こと も ござい ませ ん |まじゅつ|||み||||||

戦え ば よい の だ たたかえ||||

兵 が 足り ぬ なら 属国 から 集め れ ば よい つわもの||たり|||ぞっこく||あつめ|||

再び 「 門 」 の 向こう に 攻め込む の だ ふたたび|もん||むこう||せめこむ||

力ずく で 戦って どう なる ？ ちからずく||たたかって||

ゴダセン の 二の舞 に なる ぞ ||にのまい|||

そう だ そうだ ||そう だ

戦え たたかえ

事態 を 座視 する こと を 余 は 望ま ん じたい||ざし||||よ||のぞま|

と なら ば 戦う しか ある まい |||たたかう|||

属国 や 周辺 諸国 に 使節 を 派遣 せよ ぞっこく||しゅうへん|しょこく||しせつ||はけん|

大陸 侵略 を 狙う 異 世界 の 賊 党 を 撃退 する ため に たいりく|しんりゃく||ねらう|い|せかい||ぞく|とう||げきたい|||

援軍 を 求める と な えんぐん||もとめる||

われら は 連合 諸 王 国軍 ゴドゥ ・ リノ ・ グワバン を 糾合 し ||れんごう|しょ|おう|こくぐん|||||きゅうごう|

アルヌス の 丘 へ と 攻め 入る ||おか|||せめ|はいる

モルト 陛下 に 忠誠 を |へいか||ちゅうせい|

帝国 に 栄光 あれ ていこく||えいこう|

皇帝 陛下 アルヌス の 丘 は 人 馬 の 躯 で 埋まり ま しょ う ぞ こうてい|へいか|||おか||じん|うま||く||うずまり||||

特に 何も 望む 事 なんて ない とくに|なにも|のぞむ|こと||

身の程 は 知って いる さ みのほど||しって||

そんな 僕 で さえ も 奥 の 方 に |ぼく||||おく||かた|

譲り たく ない ゆずり||

行 こ う ゲート は ある らしい ぎょう|||げーと|||

守る って 案外 と 難しい ね まもる||あんがい||むずかしい|

諦める わけ じゃ ない けど あきらめる||||

青い 空 の 果て 繋がった 道 の 行方 あおい|から||はて|つながった|どう||ゆくえ

一 時 と 分かり 合え ない ひと|じ||わかり|あえ|

だけど い い ん じゃ ない

開 い た 扉 は 全て を 変え て ゆく ひらき|||とびら||すべて||かえ||

それ は 暁 の よう に ||あかつき|||

陛下 へいか

二 つ 向こう の 丘 に 敵 兵 の 斥候 らしき 姿 が あり ます ふた||むこう||おか||てき|つわもの||せっこう||すがた|||

ほって おけ

諸 王 と の 会合 を 急が ね ば なら ん しょ|おう|||かいごう||いそが||||

帝国 軍 の 司令 官 が 来 ん だ と ？ ていこく|ぐん||しれい|かん||らい|||

わが 帝国 軍 は 今 まさに アルヌス の 丘 にて |ていこく|ぐん||いま||||おか|

敵 と 正面 から 対峙 し て おり てき||しょうめん||たいじ|||

司令 官 が その 場 を 離れる わけ に は ま えり ませ ぬ しれい|かん|||じょう||はなれる|||||||

げ せ ん な

丘 に は さほど の 敵 が いる よう に は 見え なかった が おか|||||てき||||||みえ||

デュラン 殿 帝国 軍 は われら の 代わり に 敵 を 抑え て くれ て おる の だ |しんがり|ていこく|ぐん||||かわり||てき||おさえ||||||

リィグゥ 殿 |しんがり

諸 王 国軍 の 皆様 に は 明日 夜明け に 敵 を 攻撃 いただき たい しょ|おう|こくぐん||みなさま|||あした|よあけ||てき||こうげき||

了解 し た わが 軍 が 先鋒 を 賜り ま しょ う ぞ りょうかい||||ぐん||せんぽう||たまわり||||

いや わが 軍 こそ 前衛 に ||ぐん||ぜんえい|

お 待ち くだされ |まち|

此度 の 先鋒 は 我々 に このたび||せんぽう||われわれ|

それでは 明朝 アルヌス の 丘 にて |みょうちょう|||おか|

朝 が 楽しみ だ な あさ||たのしみ||

わが 軍 だけ で 敵 を 蹴散らし て やろ う |ぐん|||てき||けちらし|||

無念 先鋒 は なら なんだ か むねん|せんぽう||||

異 界 の 敵 は 一万 に も 満た ず こちら は 合し て 三十万 い|かい||てき||いちまん|||みた||||ごうし||さんじゅうまん

武 功 が 欲し けれ ば 先鋒 以外 に 機会 は ない と お 考え か ぶ|いさお||ほし|||せんぽう|いがい||きかい|||||かんがえ|

そう と お 分かり なら なぜ 先鋒 を 望ま なかった |||わかり|||せんぽう||のぞま|

此度 の 戦い は 気 に いら ん このたび||たたかい||き|||

エルベ 藩 王国 の 獅子 と 謳われ た デュラン 殿 も |はん|おうこく||しし||うたわれ|||しんがり|

寄る 年 波 に は 勝て ぬ と いう こと か よる|とし|なみ|||かて|||||

進め すすめ

そろそろ 戦い が 始まる 頃合い か |たたかい||はじまる|ころあい|

報告 ほうこく

アル グナ モゥドワン 王 国軍 合わせ て 一万 が 丘 に 向かい まし た |||おう|こくぐん|あわせ||いちまん||おか||むかい||

続 い て リィグゥ 侯国 軍 も つづ||||こうこく|ぐん|

帝国 軍 は ？ ていこく|ぐん|

それ が

丘 の 周辺 に 帝国 軍 は 一 兵 も おり ませ ん おか||しゅうへん||ていこく|ぐん||ひと|つわもの||||

なん だ と

どうして 帝国 軍 の 姿 が ない |ていこく|ぐん||すがた||

分かり ませ ん わかり||

まさか …

火 を 噴 い だ ひ||ふ||

なん だ これ は

まさか アルヌス の 丘 が 噴火 し た の か |||おか||ふんか||||

アル グナ 王 モゥドワン 王 は ||おう||おう|

リィグゥ 侯 は どこ に |こう|||

十万 を 超え た 諸 王 国軍 は すでに 半数 が 存在 せ ぬ じゅうまん||こえ||しょ|おう|こくぐん|||はんすう||そんざい||

なぜ この よう な 事態 に ||||じたい|

帝国 軍 は どこ で 何 を し て おる の だ ていこく|ぐん||||なん||||||

いや 帝国 軍 とて 敵 う 相手 で は ない |ていこく|ぐん||てき||あいて|||

ここ は もう 引く しか ない の で は |||ひく|||||

このまま 逃げ て 帰る わけ に は いか ん |にげ||かえる|||||

せめて 一 矢 報い て やら ね ば |ひと|や|むくい||||

しかし デユラン 殿 我々 の 力 で は ||しんがり|われわれ||ちから||

夜襲 なら あるいは やしゅう||

今夜 は 新月 こんや||しんげつ

この 闇夜 に 乗じ 丘 の 裏手 より 仕掛け れ ば |やみよ||じょうじ|おか||うらて||しかけ||

気づか れる こと なく 敵陣 へ 迫れる はず きづか||||てきじん||せまれる|

音 を 立てる な 静か に 進む おと||たてる||しずか||すすむ

なんと

この 明る さ |あかる|

いか ん

全軍 突撃 ぜんぐん|とつげき

馬 は 駆けよ う 人 は 走れ うま||かけよ||じん||はしれ

走れ 走れ 走れ はしれ|はしれ|はしれ

止まる な 走れ とまる||はしれ

続け つづけ

デュラン 様 今 お 助け し ます |さま|いま||たすけ||

盾 を 前 へ たて||ぜん|

逃げろ みんな 逃げる ん だ にげろ||にげる||

おのれ

なぜ だ なぜ こんな こと に

敵 の 死者 概算 で 六万 だ そう です てき||ししゃ|がいさん||ろくまん|||

銀座 でも 六万 合わせ て 十二万 ぎんざ||ろくまん|あわせ||じゅうにまん

敵 の 心配 っす か ？ てき||しんぱい||

だって 十二万 だ ぞ |じゅうにまん||

俺 たち の 相手 どんな 国 な ん だ よ おれ|||あいて||くに||||

皇帝 陛下 こうてい|へいか

連合 諸 王 国軍 の 被害 は れんごう|しょ|おう|こくぐん||ひがい|

死者 負傷 者 を 合わせ ます と 十万 に 達 する 見込み です ししゃ|ふしょう|もの||あわせ|||じゅうまん||さとる||みこみ|

敗 残 兵 は 統率 を 失い 散り 散り に 故郷 へ の 帰途 に つい た よう です はい|ざん|つわもの||とうそつ||うしない|ちり|ちり||こきょう|||きと|||||

予定 通り と 言え よ う よてい|とおり||いえ||

これ で 近隣 諸国 が わが 帝国 を 脅かす 不安 は 消滅 し た ||きんりん|しょこく|||ていこく||おびやかす|ふあん||しょうめつ||

アルヌス より 帝都 に 至る 全て の 町 村 を 焼け 払い ||ていと||いたる|すべて||まち|むら||やけ|はらい

井戸 に は 毒 を 投げ入れ 食糧 家畜 は 運び出せ いど|||どく||なげいれ|しょくりょう|かちく||はこびだせ

さすれば いかなる 軍 とて 立ち往生 し 付け入る 隙 が 現れる で あ ろ う ||ぐん||たちおうじょう||つけいる|すき||あらわれる||||

焦土 作戦 です か ？ しょうど|さくせん||

税収 の 低下 と 内部 の 離反 が 心配 です ぜいしゅう||ていか||ないぶ||りはん||しんぱい|

離反 と は ？ りはん||

カー ゼル 侯 が 中心 と なり 元老 院 で 陛下 の 罷免 を 企てる 動き が 見 られ ます かー||こう||ちゅうしん|||げんろう|いん||へいか||ひめん||くわだてる|うごき||み||

一網打尽 に 元老 院 を 整理 する よい 機会 だ いちもうだじん||げんろう|いん||せいり|||きかい|

枢密 院 に 命じ て 調べ させ て おく が よか ろ う すうみつ|いん||めいじ||しらべ|さ せ||||||

陛下 へいか

わが 娘 よ 何 用 だ |むすめ||なん|よう|

無論 アルヌス の こと です むろん||||

連合 諸 王 国軍 は 無残 に 敗走 し れんごう|しょ|おう|こくぐん||むざん||はいそう|

帝国 の 聖地 たる アルヌス の 丘 に 敵 軍 が 居座って る と 聞き まし た ていこく||せいち||||おか||てき|ぐん||いすわって|||きき||

この 事態 に 陛下 は 何 を なされ て いる の です か ？ |じたい||へいか||なん|||||||

われわれ は この 期間 に 兵 を 集め 必ずや 丘 を … |||きかん||つわもの||あつめ|かならずや|おか|

悠長 な ゆうちょう|

それでは 敵 の 侵入 を 防ぐ こと は でき ぬ |てき||しんにゅう||ふせぐ||||

ピニャ よ そな た の 言葉 の 通り だ |||||ことば||とおり|

だが 我ら は アルヌス の 丘 に 屯 する 敵 兵 に つい て あまり に も よく 知ら ぬ |われら||||おか||とん||てき|つわもの||||||||しら|

ちょうど よい そ なた の 騎士 団 と 共に 偵察 に 行って もらえ る か ？ |||||きし|だん||ともに|ていさつ||おこなって|||

わらわ が ？ わが 騎士 団 と 共に ？ |||きし|だん||ともに

そう だ も し そ なた の し て いる こと が 兵隊 ごっこ で なけ れ ば の 話 だ が な ||||||||||||へいたい|||||||はなし|||

確かに 承り まし た 陛下 たしかに|うけたまわり|||へいか

日本 は いったい 何 を し て いる の か ね にっぽん|||なん|||||||

せっかく 「 門 」 の 向こう側 に 立ち入った のに |もん||むこうがわ||たちいった|

亀 み たい に 立てこもって いる の だ な かめ||||たてこもって||||

自衛 隊 に は 特別 地域 の 政治 状況 を 見極め 要点 を 押さえる 戦略 しか あり ませ ん じえい|たい|||とくべつ|ちいき||せいじ|じょうきょう||みきわめ|ようてん||おさえる|せんりゃく||||

「 門 」 は フロンティア だ もん|||

あの 向こう に ある の は 手付かず の 資源 |むこう|||||てつかず||しげん

すべて は 宝 の 山 だ と いう のに ||たから||やま||||

どう だ ね わが 軍 の 派兵 を 検討 する の は ||||ぐん||はへい||けんとう|||

よい こと ばかり で は あり ませ ん

日本 の 落ち度 を 待って いる 国 も 多い の です にっぽん||おちど||まって||くに||おおい||

火 中 の 栗 は 日本 に 拾わ せる べき か と ひ|なか||くり||にっぽん||ひろわ||||

わが国 が 共犯 呼ばわり さ れる 事態 は 避ける べき だ な わがくに||きょうはん|よばわり|||じたい||さける|||

と いう わけ で

今後 の 方針 を 決める ため に も われわれ は こんご||ほうしん||きめる|||||

この 地 の 人間 産業 宗教 や 政治 形態 の 調査 が 必要 だ と いう 結論 に 達し た わけ だ |ち||にんげん|さんぎょう|しゅうきょう||せいじ|けいたい||ちょうさ||ひつよう||||けつろん||たっし|||

調査 です か ？ ちょうさ||

それ が いい かも しれ ませ ん ね

いい かも じゃ ない 君 が 行く ん だ ||||きみ||いく||

嫌 です いや|

まさか 一 人 で 行け と ？ |ひと|じん||いけ|

そんな こと 言う わけな い だ ろ う ||いう|||||

まずは 六 個 の 深部 情報 偵察 隊 を 編成 する |むっ|こ||しんぶ|じょうほう|ていさつ|たい||へんせい|

君 の 任務 は その うち の 一 つ の 指揮 だ きみ||にんむ|||||ひと|||しき|

担当 地域 の 住民 と 接触 し て 民 情 を 把握 たんとう|ちいき||じゅうみん||せっしょく|||たみ|じょう||はあく

可能 なら ば 友好 的 な 関係 を 結 ん でき たまえ かのう|||ゆうこう|てき||かんけい||けつ|||

まあ そういう こと なら …

よろしい

伊丹 耀司 二 等 陸尉 いたみ|ようじ|ふた|とう|りくい

第 ３ 偵察 隊 の 指揮 を 命じる だい|ていさつ|たい||しき||めいじる

集まれ あつまれ

第 ３ 偵察 隊 集合 し まし た だい|ていさつ|たい|しゅうごう|||

お やっ さん え ー と … ||||-|

だ … 第 ３ 偵察 隊 の 隊長 に 上 番 し た 伊丹 です |だい|ていさつ|たい||たいちょう||うえ|ばん|||いたみ|

あの 日 新 橋 で ユリカモメ に 乗り 損ね た ばっかり ね 気づけ ば 隊長 か |ひ|しん|きょう||||のり|そこね||||きづけ||たいちょう|

あ じゃ 出発 し よっ か ||しゅっぱつ|||

この 人 大丈夫 な の ？ |じん|だいじょうぶ||

乗車 じょうしゃ

空 が 青い ね から||あおい|

さすが 異 世界 |い|せかい

こんな 風景 なら 北海道 に だって あり ます よ |ふうけい||ほっかいどう|||||

ドラゴン が いたり 妖精 と か が 飛び交って る とこ を 想像 し て た ん です けど ねぇ |||ようせい||||とびかって||||そうぞう|||||||

これ まで 通って き た 集落 に い た の は 人間 ばっかり だ し ガックリ っす ||かよって|||しゅうらく||||||にんげん||||がっくり|

そんなに 猫 耳 娘 が いい の か よ |ねこ|みみ|むすめ|||||

別に 猫 娘 でも 妖艶 な 魔女 と か でも べつに|ねこ|むすめ||ようえん||まじょ|||

って 隊長 の 好み は どう な ん っす か ？ |たいちょう||よしみ||||||

俺 は … おれ|

魔法 少女 かな まほう|しょうじょ|

マジ っす か ？

メイ コン の エミュ が

ええ そう っす か ？

お前 俺 の 嫁 を 悪く 言う と 怒る よ おまえ|おれ||よめ||わるく|いう||いかる|

でも 俺 メイ コン の オープニング 歌え ます よ |おれ|||||うたえ||

何 本当 か ？ なん|ほんとう|

マジ っす

今 すぐ いま|

おお 来 た ね |らい||

メイ コン メイ コン

何 よ これ なん||

メイ コン メイ コン

けど なんで 持ち込 ん だ 武装 は 揃って 旧式 な ん です か ね ？ ||もちこ|||ぶそう||そろって|きゅうしき|||||

車両 は 一応 現 用 です けど しゃりょう||いちおう|げん|よう||

予算 じゃ ない か な よさん||||

最悪 こっち に 投棄 し て 退却 って 可能 性 まで ある し さいあく|||とうき|||たいきゃく||かのう|せい|||

捨て て も いい 武器 って こと です か ？ すて||||ぶき||||

それ に 最 新式 は 電子 装備 満載 だ けど ||さい|しんしき||でんし|そうび|まんさい||

衛星 が ない ん じゃ ＧＰＳ も 役 に 立た ない し な えいせい|||||||やく||たた|||

適材 適所 です な てきざい|てきしょ||

倉田 この先 の 小さな 川 を 右折 し て 川 沿い に 進め くらた|このさき||ちいさな|かわ||うせつ|||かわ|ぞい||すすめ

しばらく 行ったら コダ 村 の 村長 が 言って た 森 が 見え て くる はず だ |おこなったら||むら||そんちょう||いって||しげる||みえ||||

了解 りょうかい

言った 通り に 川 だ いった|とおり||かわ|

頼り に し てる よ お やっ さん たより|||||||

頼ら れ ついでに 意見 具申 に し ます たよら|||いけん|ぐしん|||

伊丹 隊長 森 の 手前 で 一旦 野営 し ま しょ う いたみ|たいちょう|しげる||てまえ||いったん|やえい||||

賛成 さんせい

もう 送信 し て た の か ？ |そうしん|||||

一気に 乗り込ま ない ん っす か ？ いっきに|のりこま||||

今 入 ったら いま|はい|

何 が いる か わかん ない 森 の 中 で 夜 に なっちゃ う でしょ う なん||||||しげる||なか||よ|||||

それ に 集落 が ある と し たら 住 ん でる 人 を 脅かす こと に も なる し ||しゅうらく||||||じゅう|||じん||おびやかす|||||

俺 たち 国民 に 愛 さ れる 自衛 隊 だ よ おれ||こくみん||あい|||じえい|たい||

この 任務 は 友好 的 な 関係 を 結ぶ の が 目的 だ から ね |にんむ||ゆうこう|てき||かんけい||むすぶ|||もくてき|||

え ー と … |-|

棒読み っす ねぇ ぼうよみ||

駅前 留学 に 通った 方 が … えきまえ|りゅうがく||かよった|かた|

うる せ ぇ

てっ

あれ ？

こら 話 を 逸ら す … |はなし||はやら|

あれ は …

火事 ？ かじ

燃え て ます ね もえ|||

盛大 に な 大 自然 の 脅威 ？ せいだい|||だい|しぜん||きょうい

と いう より 怪獣 映画 です |||かいじゅう|えいが|

あれ ま

首 一 本 の キングギドラ か ？ くび|ひと|ほん|||

お やっ さん 古い なぁ |||ふるい|

伊丹 隊長 いたみ|たいちょう

これ から どう し ます か ？

栗林 ちゃん おい ら 一 人 じゃ 怖い から さ ぁ 一緒 に つい て 来 て くれる ？ くりばやし||||ひと|じん||こわい||||いっしょ||||らい||

嫌 です いや|

あ そう

飛び去って いき ます とびさって||

あの ドラゴン さ ぁ 何も ない ただ の 森 を 焼き討ち する 習性 が ある と 思う ？ ||||なにも||||しげる||やきうち||しゅうせい||||おもう

ドラゴン の 習性 に 関心 が お あり でし たら ||しゅうせい||かんしん|||||

隊長 ご 自身 が 今 すぐ 追い掛け て は いかが です か ？ たいちょう||じしん||いま||おいかけ|||||

あい や そう じゃ なく て ね

先 の コダ 村 で 聞い た だ ろ う さき|||むら||ききい||||

あの 森 に は 集落 が ある って |しげる|||しゅうらく|||

ヤベー

お やっ さん 野営 は 後回し かな |||やえい||あとまわし|

了解 です りょうかい|

全員 移動 準備 ぜんいん|いどう|じゅんび

まだ 地面 が 燻って ます ね |じめん||いぶって||

これ で 生存 者 が い たら 奇跡 っす よ ||せいぞん|もの||||きせき||

隊長 あれ って … たいちょう||

言う な よ いう||

南無阿弥陀仏 なむあみだぶつ

隊長 たいちょう

この 集落 に は 建物 の よう な 構造 物 が 三十 二 軒 |しゅうらく|||たてもの||||こうぞう|ぶつ||さんじゅう|ふた|のき

確認 でき た 遺体 は 二十七 体 で 少な すぎ ます かくにん|||いたい||にじゅうしち|からだ||すくな||

建物 が 焼け落ち た 時 に 瓦礫 の 下敷き に なった と 思わ れ ます たてもの||やけおち||じ||がれき||したじき||||おもわ||

一 軒 に 三 人 と 考え て も 百 人 近い 人数 が 全滅 か ひと|のき||みっ|じん||かんがえ|||ひゃく|じん|ちかい|にんずう||ぜんめつ|

酷 い もの です こく|||

この 世界 の ドラゴン は 集落 を 襲う こと が ある って 報告 し と か ない と な |せかい||||しゅうらく||おそう|||||ほうこく||||||

「 門 」 の 防衛 戦 で 遭遇 し た 小さな ドラゴン でも もん||ぼうえい|いくさ||そうぐう|||ちいさな||

腹部 を １２．７ ｍｍ 徹 甲 弾 で どうにか 貫通 と いう こと で し た ふくぶ|||てつ|こう|たま|||かんつう||||||

ちょっと し た 装甲 車 だ ね |||そうこう|くるま||

ドラゴン の 巣 と 出没 範囲 を 調べ て おか ない と ||す||しゅつぼつ|はんい||しらべ||||

今 コーン って 音 が … いま|||おと|

なん でしょ う

人 だ じん|

人 は いる ぞ じん|||

運命 に は 逆らえ ない ね うんめい|||さからえ||

出会って しまった であって|

何 が ある か わから ない けれど なん||||||

君 と 出かけよ う きみ||でかけよ|

心 踊る 遠い 景色 は こころ|おどる|とおい|けしき|

なんだか 違って |ちがって

ドア を 開け て いつも の 調子 さ どあ||あけ||||ちょうし|

どうぞ よろしく

まだ 決め られ ない 散歩 コース |きめ|||さんぽ|こーす

いろんな もの が 多 すぎ て |||おお||

光り の 渦 に 吸い込ま れ て ひかり||うず||すいこま||

また 迷って る の |まよって||

走り抜け た あの 瞬間 は はしりぬけ|||しゅんかん|

甘い 甘い 香り の 中 で あまい|あまい|かおり||なか|

新た な 未来 ここ に 感じ てる あらた||みらい|||かんじ|

飛 ん で 消える 二 人 の 星座 と|||きえる|ふた|じん||せいざ

空 へ 空 へ きれい な 星 に から||から||||ほし|

キラキラ 光る よう に きらきら|ひかる||

魔法 を かける から まほう|||

次回 「 門 」 じかい|もん

炎 龍 えん|りゅう