Sankarea Episode 6 Sankarea Episode 6

DHR & Hakugetsu Sub キャ ～～～～ ッ ！

わん こ ！ ？

今 家 の 中 から 聞こえ た って こと は まさか … いま|いえ||なか||きこえ|||||

そりゃ あ ずっと 夢見 て た さ |||ゆめみ|||

その いわゆる ゾンビ っ 娘 と の 萌 え … ||||むすめ|||ほう|

え ッ ？

ゾンビ じゃ ない って … あれ ？

うん ？

れ ッ 礼 弥 ||れい|わたる

何で ？ どうして ここ に なんで|||

う ふ ふ だって ここ は 降 谷 君 の 夢想 の 世界 ||||||ふ|たに|きみ||むそう||せかい

降 谷 君 の 願い が かなう 場所 ふ|たに|きみ||ねがい|||ばしょ

だから これ が 降 谷 君 の 萌 え シチュエーション |||ふ|たに|きみ||ほう||

ええ ッ ？

俺 の 萌 え シチュエーション おれ||ほう||

それ が …

う う ッ

本当 に かな っち まう なんて ほんとう|||||

ええ ～～～ ッ ！

おい また 叫び声 み たい な の が し なかった か ？ ||さけびごえ||||||||

はい あの 声 は きっと 蘭子 殿 ||こえ|||らんこ|しんがり

でも に ー が 行った よう な の で 心配 は いら ない でしょ う ||-||おこなった|||||しんぱい|||||

うん そう か

う ッ う う ッ …

ハア ハア

ち ょ ッ …

ちょっと ー ッ ！ どういう こと よ 千 紘 |-|||||せん|ひろし

い ッ

何で 千 紘 の 部屋 に 家出 し てる 散 華 さん が いる の よ なんで|せん|ひろし||へや||いえで|||ち|はな|||||

ああ えっ と …

それ に この 子 大 ケガ し てる じゃ ない の |||こ|だい|けが|||||

なのに 病院 に も 連れ て か ない で こんな 所 に ほったらかし て |びょういん|||つれ||||||しょ|||

一体 何 考え て …\ N ああ … いったい|なん|かんがえ|||

は あ …

やっぱり そう な ん だ この 子 ||||||こ

ゾンビ な の ね

わん こ …

これ に は 深 ～ い わけ が あって だ な |||ふか||||||

人殺し ～ ッ ！ ひとごろし|

もう アンタ ！

ついに 実験 の ため に 人殺し まで する なんて |じっけん||||ひとごろし|||

待て 待て ！ まて|まて

違う って 何 が 違う の よ ッ ちがう||なん||ちがう|||

ち ょ ッ おい ！

警察 ！ 警察 ！ 話 を 聞け って けいさつ|けいさつ|はなし||きけ|

答え なさい 一体 どういう こと な の こたえ||いったい||||

だから 事故 で あいつ が 薬 飲 ん で て |じこ||||くすり|いん|||

それ より 今 は 礼 弥 の 様子 が 変 で ||いま||れい|わたる||ようす||へん|

… って ああ ッ

ええ ッ ！ ？

あー ば ー ぶ ー ||-||-

ま ッ 待て よ 礼 弥 ||まて||れい|わたる

どこ 行く ん だ よ クソッ |いく||||

わん こ 風呂 場 に 爺ちゃん いる から 呼 ん で き て くれ ||ふろ|じょう||じいちゃん|||よ|||||

ええ ッ 何で ？ いい から ||なんで||

ちょっと 待って 私 あの お 爺ちゃん 苦手 |まって|わたくし|||じいちゃん|にがて

もう 一体全体 どう なって ん の よ ！ |いったいぜんたい|||||

お ー い 千 紘 ～ ッ |-||せん|ひろし|

さっき の 声 は 何 だ ？ 大丈夫 な の か ？ ||こえ||なん||だいじょうぶ|||

何でも ねえ よ なんでも||

わん こ が ＤＶＤ 見 て 怖がって た だけ だ から ||||み||こわがって||||

お前 は そんな 所 で 何 を し とる ん だ ？ おまえ|||しょ||なん|||||

掃除 ほったらかし て そうじ||

いや ちょっと ば ー ぶ の 用事 で |||-|||ようじ|

ふう また お前 は … ||おまえ|

早く 戻れ よ は ー い はやく|もどれ|||-|

ふう

あれ ？ い ねえ

あ ッ まさか …

へ ッ ？

あじさい 食べ てる |たべ|

え ー と 何で そんな もの 食べ て … |-||なんで|||たべ|

あれ ？

礼 弥 の 目 れい|わたる||め

瞳 の 色 が … ひとみ||いろ|

あれ ？ 私 … |わたくし

あ ッ 降 谷 … 君 ？ ||ふ|たに|きみ

意識 も 元 に 戻った いしき||もと||もどった

礼 弥 ！ れい|わたる

ふ ええ ッ

キャ ～ ッ ！ 私 どうして こんな カッコ で 外 に ？ ||わたくし|||かっこ||がい|

ちょっと 待って ろ |まって|

これ 着ろ ッ |きろ|

あじさい を 食べ たら 正気 に 戻った ||たべ||しょうき||もどった

そう か あの 蘇生 薬 の 成分 に は |||そせい|くすり||せいぶん||

あじさい の 毒素 が 含ま れ て いる ||どくそ||ふくま|||

だから その 薬 の 効果 を 持続 さ せよ う と して ||くすり||こうか||じぞく|||||

分かった ぞ 礼 弥 も ば ー ぶ も わかった||れい|わたる|||-||

あじさい の 毒素 を 体 内 に 取り入れ てる ん だ ||どくそ||からだ|うち||とりいれ|||

ええ ッ 毒 ？ ||どく

うむ さすが は わし の 孫 じゃ |||||まご|

お ッ ？

連れ て き た よ ～\ N 爺ちゃん つれ||||||じいちゃん

やはり 貞 に 蘇生 丸 を 飲ま せ て 蘇ら せ た の は |さだ||そせい|まる||のま|||よみがえら||||

千 紘 お前 じゃ った か せん|ひろし|おまえ|||

だから 貞 って 礼 弥 の こと な の か な |さだ||れい|わたる||||||

誰 と 間違え て ん だ よ だれ||まちがえ||||

いい か 蘇生 丸 は 完璧 で は ない の じゃ ||そせい|まる||かんぺき|||||

一 度 飲ま せ た だけ で 放っておく と ひと|たび|のま|||||ほうっておく|

徐々に 理性 や 運動 能力 が 失わ れ じょじょに|りせい||うんどう|のうりょく||うしなわ|

揚げ句 の 果て に は 元 の むくろ に 戻って しまう ん じゃ あげく||はて|||もと||||もどって|||

て ゆ ー か お 爺ちゃん いい加減 離れ て よ ～ ッ ！ ||-|||じいちゃん|いいかげん|はなれ|||

何 を 言う お 時 め おと の 仲 じゃ ～ ッ なん||いう||じ||||なか||

私 お 時 じゃ ない ～ ッ わたくし||じ|||

何 やって ん だ よ なん||||

蘇 者 の 肉体 を 健康 的 に 維持 さ せる に は よみがえ|もの||にくたい||けんこう|てき||いじ||||

ひと つ ！ 適度 な 運動 ||てきど||うんどう

ふた つ ！ 低温 生活 ||ていおん|せいかつ

みっ つ ！ こまめ な あじさい 毒 の 補給 じゃ |||||どく||ほきゅう|

ハッ ハッ ハッ ハッ

そん なら そう と あの 本 に 書 い て くれ れ ば いい のに |||||ほん||しょ|||||||

ばか もん そういう こと は 日々 の 蘇 者 へ の 地道 な 観察 に より |||||ひび||よみがえ|もの|||じみち||かんさつ||

おの が 力 で 発見 し て いく べき じゃ ||ちから||はっけん|||||

何 だ よ その 理屈 は なん||||りくつ|

何 の 話 ？ さあ なん||はなし|

要するに とりあえず は あじさい さえ あれ ば ようするに||||||

腐敗 も 食い止め られる って こと か ？ ふはい||くいとめ||||

いん や さっき から 言って おろ う ||||いって||

あの 薬 は 完璧 で は ない と |くすり||かんぺき||||

腐敗 の 進行 を 遅らせる こと は でき て も ふはい||しんこう||おくらせる|||||

止める こと は でき ん の じゃ とどめる||||||

そんな わけ で わし は …

あ ッ 当たっちゃ っ た ||あたっちゃ||

じ ッ 爺ちゃん ||じいちゃん

爺ちゃん ！ じいちゃん

爺 …\ N ほえ ～ ッ ！ じい|||

爺ちゃん …\ N ハーハッハッハッ じいちゃん||

いや 本日 は 千 両 日和 なり |ほんじつ||せん|りょう|ひより|

また ボケ モード に 入って しまった の か ||もーど||はいって|||

珍しく 正気 状態 だった のに めずらしく|しょうき|じょうたい||

ご め ～ ん ホント に 当てる つもり は … |||ほんと||あてる||

じ ー じ ほら 家 に 入る です ぞ |-|||いえ||はいる||

爺ちゃん また ボケ ち まった けど じいちゃん|||||

でも 色々 大切 な こと は 聞け た |いろいろ|たいせつ||||きけ|

洞察 か … どうさつ|

や っぱ 俺 自身 で 礼 弥 の 体 を 守る 方法 を 探ら ない と ||おれ|じしん||れい|わたる||からだ||まもる|ほうほう||さぐら||

ところで 千 紘 あ ッ |せん|ひろし||

あの 子 は 誰 だ ？ |こ||だれ|

いや その 父ちゃん 実は あの 子 は … ||とうちゃん|じつは||こ|

うん ？ あの さ

あと で 相談 しよ う と 思って た ん だ けど ||そうだん||||おもって||||

その … や っぱ 思う だけ じゃ ダメ だ から 言 お う と 思う ん だ けど |||おもう|||だめ|||げん||||おもう|||

あの 方 は 降 谷 君 の ご 家族 の 方 |かた||ふ|たに|きみ|||かぞく||かた

いけない 私 の こと バレ ちゃ った ん だ |わたくし|||||||

もう 私 ここ に い られ ない の か な |わたくし||||||||

どう し た ？ 千 紘 |||せん|ひろし

父ちゃん あの さ とうちゃん||

あいつ を …

礼 弥 を ウチ に 住まわ せ て やり たい ん だ れい|わたる||うち||すまわ||||||

は ッ え ッ …

礼 弥 を ウチ に 住まわ せ て やり たい ん だ れい|わたる||うち||すまわ||||||

その … 細かい 事情 は 言え ない けど |こまかい|じじょう||いえ||

あいつ 他 に 行く と こ なく て |た||いく||||

それ に 俺 … 俺 ||おれ|おれ

あいつ の 責任 を 取る 必要 が ある ん だ ||せきにん||とる|ひつよう||||

ふむ …

だから 父ちゃん |とうちゃん

ふむ 事情 |じじょう

責任 ね … せきにん|

何だか 珍しい な なんだか|めずらしい|

お前 が ゾンビ 以外 の こと で そんなに 真剣 な 目 を する なんて おまえ|||いがい|||||しんけん||め|||

あ ッ ああ …

これ も ゾンビ ごと だ けど

何 が あった か 知ら ん が まあ 元来 この 紫 両 寺 は なん||||しら||||がんらい||むらさき|りょう|てら|

駆け込み 寺 と して も 使わ れ て いた し な かけこみ|てら||||つかわ|||||

いん じゃ ね ？ え ッ

ホッ ホント に いい の ？ ほっ|ほんと|||

ああ 断る 理由 が ない から な |ことわる|りゆう||||

あ は は は ッ ！

父ちゃん サンクス ！ とうちゃん|

お ー い 礼 弥 上がって こい よ |-||れい|わたる|あがって||

父ちゃん から 許可 もらった から とうちゃん||きょか||

今日 から は 堂々 と ウチ に い て いい ぜ きょう|||どうどう||うち|||||

ええ ッ

何 だ お前 既に こっそり と 同棲 さ せ て おった の か ？ なん||おまえ|すでに|||どうせい||||||

同棲 って そういう ん じゃ ねえ よ どうせい||||||

ふ ～ ん そう だった ん だ

だから 別に そういう … って |べつに||

そ っか

あの 人 って … |じん|

ちょっと 手強い な |てごわい|

うん ？ こん の ～ ッ

女 ったら し が ！ おんな|||

あ ッ そうだ 私 家 の 手伝い の 途中 だった ん だ ||そう だ|わたくし|いえ||てつだい||とちゅう|||

いや ～ もう エプロン も 破れ ちゃ った し ||えぷろん||やぶれ|||

お 母さん に 色々 叱ら れ そう |かあさん||いろいろ|しから||

シャツ 借り てっ から じゃ また ね ～ しゃつ|かり|||||

あ ッ 散 華 さん に も よろしく ||ち|はな||||

礼 弥 が ウチ に 住む こと に なり れい|わたる||うち||すむ|||

今日 から 日記 を つける こと に し た きょう||にっき||||||

爺ちゃん の 言う 「 日々 の 蘇 者 へ の 地道 な 観察 」 の ため だ じいちゃん||いう|ひび||よみがえ|もの|||じみち||かんさつ|||

毎日 を 共に 過ごし その 経過 を 書き記す まいにち||ともに|すごし||けいか||かきしるす

それ に より 日常 の どこ か から |||にちじょう||||

礼 弥 を 維持 する 方法 の ヒント が 見つかる かも しれ ない れい|わたる||いじ||ほうほう||ひんと||みつかる|||

その ヒント を もと に … |ひんと|||

あ ッ あの …\ N うん ？

すみません で し た

立て続け に 降 谷 君 に 迷惑 かけ ちゃ った みたい で たてつづけ||ふ|たに|きみ||めいわく|||||

うん に ゃ

まあ 結果 ゾンビ の 特性 に つい て も ちょっと だけ 分かった しな |けっか|||とくせい|||||||わかった|

あ ッ あの …\ N 何 だ よ ||||なん||

本当 に 私 が 降 谷 君 の 部屋 を 一 人 で 使って い い ん です か ？ ほんとう||わたくし||ふ|たに|きみ||へや||ひと|じん||つかって|||||

気 に す ん な よ ここ も 家 ん 中 な ん だ し き||||||||いえ||なか||||

その …

私 は 別に 降 谷 君 と 一緒 の まま でも わたくし||べつに|ふ|たに|きみ||いっしょ|||

いや それ は

キス でも ヤバ かった の に 一緒 に い たら 理性 が … きす||||||いっしょ||||りせい|

キ … ス ！ ？

何 です か キス って ！ ？ へ ッ ？ なん|||きす|||

どうやら 礼 弥 は あの 時 の こと を 覚え て い ない らしい |れい|わたる|||じ||||おぼえ||||

何で すか ？ 何 な ん です か ？ なんで||なん||||

いやいや 何でもない |なんでもない

気のせい 勘違い きのせい|かんちがい

ええ ～ ッ も しか して さっき の 記憶 が おぼろげ な とき に |||||||きおく|||||

私 に キス を ？ 違えよ わたくし||きす||ちがえよ

あれ は そっち から

あ ッ いや …

そっち って 何 です か ？ ||なん||

私 の こと です か ？ 痛い ！ わたくし|||||いたい

だから 違え って 違う の なら 何 な ん です か ？ |ちがえ||ちがう|||なん||||

落ち着け って おちつけ|

すごい ばか 力 だった ||ちから|

いわゆる 脳 の リミッター が 外れ た 状態 に なって いる らしい |のう||||はずれ||じょうたい||||

ホント に 何も なかった ん です ね ？ ほんと||なにも||||

ああ

は あ …

あの に ー が 青春 し て おる のう ||-||せいしゅん||||

礼 弥 の 様子 の ささい な 変化 を 記録 する ため れい|わたる||ようす||||へんか||きろく||

動画 も 残し て おく こと に し た どうが||のこし||||||

太もも 足 の 裏 異常 なし ふともも|あし||うら|いじょう|

ば ー ぶ |-|

ば ー ぶ ウフフ |-||

上 腕 首筋 うなじ 異常 なし うえ|うで|くびすじ||いじょう|

降 谷 君 さっき から 何 を し て いる ん です か ？ ふ|たに|きみ|||なん|||||||

うん ？ ゾンビ の 観察 記録 |||かんさつ|きろく

ええ ッ イヤ だ ～ ||いや|

何 か 恥ずかしい です なん||はずかしい|

ダメダメ 礼 弥 の ため な ん だ から |れい|わたる||||||

これ から 毎日 穴 と いう 穴 全て を ムービー に 収め て やる の だ ||まいにち|あな|||あな|すべて||むーびー||おさめ||||

ええ ～ ッ

ほれ ほれ もっと よく 見せ い 見せ い ||||みせ||みせ|

ひ ー ん |-|

あくまで も 観察 記録 で ある ||かんさつ|きろく||

くわ ～ ッ ！

味噌汁 の 具に ピーマン と は 何事 か ！ みそしる||つぶさに|ぴーまん|||なにごと|

じ ー じ それ は ナス だ |-||||なす|

え ッ ？ そう か

おい あの 子 は いい の か ？ ||こ||||

うん ？ ああ

何 か 照れくさい から 一 人 で 食べる って なん||てれくさい||ひと|じん||たべる|

一 人 分 余計 に 作った の だ が … ひと|じん|ぶん|よけい||つくった|||

いい よ 次 から は いら ない ||つぎ||||

家計 の 負担 に なり たく ない って 言って る から かけい||ふたん||||||いって||

そんな つまら ん 遠慮 は し なく て いい のに |||えんりょ||||||

料理 を 喜 ん で もらえ れ ば りょうり||よろこ|||||

それ だけ で 満足 で ある と 伝え て ほしい |||まんぞく||||つたえ||

うん 言 っと く よ |げん|||

色々 と やっかい な 問題 は 多い いろいろ||||もんだい||おおい

それとも 味 は 感じ なく て も |あじ||かんじ|||

食事 の まね くらい は できる の だ ろ う か ？ しょくじ||||||||||

はい とりあえず 身の回り の もの 持って き た ||みのまわり|||もって||

え ッ じゃあ 下着 と か も ？ |||したぎ|||

さすが に 下着 は 貸せ ない から ||したぎ||かせ||

明日 買って 持って くる よ じゃ あね あした|かって|もって||||

あ ッ わん こ うん ？

礼 弥 は そんな ん じゃ ない から マジ で れい|わたる||||||||

何 言い訳 し てん の ？ なん|いい わけ|||

だから 言い訳 じゃ なく て 分かって る って |いい わけ||||わかって||

じゃ ね あ ッ わん こ

何 ？ なん

あり が と な

これ で 当面 の 着替え は 確保 し た ||とうめん||きがえ||かくほ||

まあ 新陳 代謝 が ない の だ から 着替え なく て も いい の か |しんちん|たいしゃ||||||きがえ||||||

と は 言って も 礼 弥 の 気持ち は 前 と 同じ だ から な ||いって||れい|わたる||きもち||ぜん||おなじ|||

その 様 を 見 て |さま||み|

何だか ひどく 悲しい 気持ち に なって しまった なんだか||かなしい|きもち|||

だって 彼ら は もう 俺 達 と は 違う 存在 な わけ で |かれら|||おれ|さとる|||ちがう|そんざい|||

降 谷 君 ふ|たに|きみ

あ ッ ごめん

着替え 持って き た きがえ|もって||

ありがとう ござい ます

つまり もう 生き て い ない わけ で ＞ ||いき|||||

なあ うん ？

いい ん です か ？ 散歩 なんて ||||さんぽ|

構わ ねえ よ かまわ||

つ う か 爺ちゃん も 適度 な 運動 が 必要 って 言って た し |||じいちゃん||てきど||うんどう||ひつよう||いって||

はい

それ は 何だか 不思議 な 光景 だった ||なんだか|ふしぎ||こうけい|

彼ら の 目 に は 多分 俺 ら は かれら||め|||たぶん|おれ||

普通 の カップル に 見え て いる ふつう||かっぷる||みえ||

でも こいつ は ゾンビ な ん だ

最初 は ビックリ し た し さいしょ||びっくり|||

最高 の 萌 え シチュエーション だ と 思ったり も し た けど さいこう||ほう|||||おもったり||||

こう なって みる と 全部 普通 の こと に なって しまう ん だ な ||||ぜんぶ|ふつう||||||||

人 に も ゾンビ に も じん|||||

同じ 時間 が 流れ てる ん だ おなじ|じかん||ながれ|||

降 谷 君 ふ|たに|きみ

うん ？

私 全然 トイレ に 行き たく なら ない ん です わたくし|ぜんぜん|といれ||いき|||||

そう

全然 眠く も なら ない の ぜんぜん|ねむく||||

それ って やっぱり …

私 ホント に 死 ん じゃ った ん だ なって わたくし|ほんと||し||||||

うん

でも 何だか とって も 幸せ な 感じ が する ん です |なんだか|||しあわせ||かんじ||||

もし 普通 に 死 ん じゃ って たら |ふつう||し||||

あの世 なんて ある か どう かも 分から ない し あのよ||||||わから||

幽霊 に だって なれる か どう か 分から ない し ゆうれい|||||||わから||

なれ て も こうして 普通 に お 散歩 し たり ||||ふつう|||さんぽ||

降 谷 君 と お 話し し た り でき ない かも しれ ない ふ|たに|きみ|||はなし||||||||

私 ゾンビ 向 い て た かも しれ ませ ん わたくし||むかい|||||||

降 谷 君 ありがとう ふ|たに|きみ|

あなた に 会え た から 私 も こうして 自由 に なれ まし た ||あえ|||わたくし|||じゆう||||

ゾンビ だ けど

でも お前 は このまま だ と いつか 腐敗 し て しまって |おまえ||||||ふはい|||

そして やがて は …

これ から も その …

ちゃんと お前 の 責任 取り は しっかり して やる から よ |おまえ||せきにん|とり||||||

じゃあ …

これ から の 私 の 体 大切 に 扱って ください ね |||わたくし||からだ|たいせつ||あつかって||

降 谷 君 ふ|たに|きみ

お前 その 言い 方 って … おまえ||いい|かた|

ええ ～ 何 か 変 です か ？ |なん||へん||

変 だ よ 変 へん|||へん

て か もう 行く ぞ は い |||いく|||

腐敗 を 完全 に 食い止め られる 方法 なんて ある ん だ ろ う か ？ ふはい||かんぜん||くいとめ||ほうほう|||||||

礼 弥 の 望み を かなえ ながら 維持 し 続ける 方法 なんて れい|わたる||のぞみ||||いじ||つづける|ほうほう|

更に あじさい の 季節 まで 終わって しまったら … さらに|||きせつ||おわって|

何 か もっと 他の 方法 が 見つかれ ば なん|||たの|ほうほう||みつかれ|

見つける こと が でき れ ば みつける|||||

危ない ！ あぶない

う わ あ ああ ッ ！

危なかった あぶなかった

大丈夫 で し た か ？ 降 谷 … だいじょうぶ|||||ふ|たに

降 谷 君 ！ ごめんなさい ふ|たに|きみ|

私 … どう しよ う わたくし|||

大丈夫 だって だいじょうぶ|

脳 の リミッター は 外れ っぱなし らしい のう||||はずれ||

は あ でも …

あ ッ

大変 ！ たいへん

おい いい って 平気 だ から |||へいき||

こう する と 殺菌 に なる ん です よ |||さっきん|||||

尺 に おさ まる よう に ？ しゃく|||||

分かって おる わ 慣れ なく て すま ん な わかって|||なれ|||||

今日 は 巻き で いく から な きょう||まき||||

大丈夫 だ 安心 せい だいじょうぶ||あんしん|

降 谷 千 紘 の 名前 の もと に なった ふ|たに|せん|ひろし||なまえ||||

ゾンビ で 有名 な 映画 監督 が 分かる かな ？ ||ゆうめい||えいが|かんとく||わかる|

正解 は みんな フルチ で 調べ て みる メロ ！ せいかい|||||しらべ|||

あ 余った え ッ ？ |あまった||