Naruto Episode 211
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ ~
♪ ずっと 側 に い た から
♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て
♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事
♪ 「 また ね … 」 が 淋しい
♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら
♪ 側 に い なく て も
♪ 笑顔 は 届け たい
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ こんなに も 近く に 感じ てる
♪ ふた つ の 想い
( サクラ ) 何 な の よ ? あんた たち 。
( リー ) やろ う って いう ん です ね ?
♪ ~
( トドロキ ) 《 俺 は だまさ れ ん ぞ 。
お前 は … お前 は … 》
♪ ~
( トドロキ ) お ~ !
( ナルト ) トド ロキ !
( トドロキ ) う っ !
( 丸 鉄 ) う わ ~ ! う ぅ … 。
やめろ トド ロキ !
お前 丸 鉄 を 都 へ 送り届ける ん じゃ なかった の か よ ! ?
こいつ は … 。
こいつ だけ は 許 せ ない !
どう いう こと だって ば よ ! ?
( トドロキ ) こいつ に …
こいつ に 俺 の 家族 は
弟 は
殺さ れ た ん だ !
な … 何 だって ! ?
お前 の 家族 を 丸 鉄 が ?
( トドロキ ) ああ 。
5 年 前 だ 。
俺 は 確か に こいつ を 見 た 。
♪ ~
( 半鐘 の 音 )
( 男性 1 ) < 火事 だ ~ ! >
( 半鐘 の 音 )
< あっ ! >
( 男性 2 ) < こりゃ すげ ぇ ! >
( 男性 3 ) < 中 に まだ 誰 か いる の か ? >
< あっ ! >
( トドロキ ) < く そ ~ ! >
( トドロキ ) < 父さん ! 母 さん !
あっ ! >
( アキオ ) < ん ~ ん ~ !
ん ~ !
ん ! > ( トドロキ ) < アキオ ! >
< アキオ ! あ ~ ! >
♪ ~
< ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ ハァ … >
♪ ~
( トドロキ ) < アキオ … >
♪ ~
♪ ~
( 教官 ) < トド ロキ 君 の 家 を 襲った 者 の 正体 が 分かった >
( トドロキ ) < 本当 です か ! ? >
( 教官 ) < 不 忍 と いう 強盗 団 だ >
( トドロキ ) < 不 忍 ? >
( 教官 ) < 血 も 涙 も ない 極悪 人 たち だ よ 。
ヤツ ら は 金品 を 強奪 する 際 に
その 家 の 者 を 皆殺し に する >
( トドロキ ) < なぜ です ? >
( 教官 ) < 目撃 者 を 一切 残さ ぬ ため だ >
♪ ~
( 教官 ) < ご 両親 の 遺体 は 発見 でき た が
火 の 回り も 早かった し
アキオ 君 は まだ 小さかった から な 。
骨 も 残ら なかった ん だ ろ う 。
残念 だ が 弟 さん の こと は 諦める ん だ >
( トドロキ ) < 無理 です 。
自分 に は でき ませ ん >
< ヤァ ~ ! >
< ハァ ハァ ハァ … >
( トドロキ ) < チキ ショ ~ !
あ ~ ! >
♪ ~
皮肉 な もの だ 。
ようやく 見つけ た 弟 の
そして 父母 の 敵 を
任務 と は いえ 都 まで 護衛 し なけ れ ば なら ない と は な 。
トド ロキ … 。
俺 は もう 一 人 前 の 警務 員 だ 。
ひよっこ じゃ ない 。
個人 的 な 恨み を 任務 に 持ち込む つもり は なかった 。
いずれ こいつ は 死刑 に なる と
そう 思って 何とか 耐え て き た 。
だが 今 目 の 前 に
あの 炎 の 中 に い た
弟 を 殺し た 同じ 顔 が !
お前 の … 弟 ! ?
死ね 丸 鉄 !
う わ ~ !
あっ !
邪魔 する な ! やめろ !
( トドロキ ) あんな ヤツ 大勢 の 罪 の ない 人 たち を
殺し て き た 悪党 な ん だ ぞ !
あいつ を 丸 鉄 を 都 に 連れ て く の が
お前 の 任務 だ ろ う 。 関係ない だ ろ う !
弟 を 殺し た ん だ ぞ !
確か に 丸 鉄 は 悪党 かも しん ねえ 。
けど ダメ だ 。
誰 も 見 ちゃ い ない 。
そう だ こんな 森 の 中 じゃ 。
お … おい トド ロキ ?
( トドロキ ) 誰 も 見 ちゃ い ない ん だ 。
バレ っこ ない 。
トド ロキ だ から 落ち着け って 俺 が 見 てる って ば よ !
いい や … 誰 も 見 ちゃ い ない 。
トド ロキ ?
( トドロキ ) お前 さえ 黙って い れ ば 。
いや いっそ の こと い なけ れ ば 。
待て って ば よ 何 考え てん だ ! 頭 を 冷やせ !
( トドロキ ) 俺 は 至って 冷静 だ 。
貴 様 もろとも 。
しょうが ねえ 。
もう こう なったら 受けて立つ しか ねえ よう だ な !
どう し まし た ? さっさと かかって き たら どう です ?
あんた たち も そんな 所 に 隠れ て ない で
出 て き たら どう な の ! ?
えっ ! ? き … 君 たち は … 。
( 少年 1 ) 丸 鉄 を いじめる な ! ( 少年 2 ) 丸 鉄 を 返せ !
どう いう こと ? さ ぁ ?
彼ら は 一体 … 。
( 少年 3 ) みんな !
( リー ) ちょ … ちょっと 待って ください !
あなた たち は 丸 鉄 と どう いう … ?
( 少年 4 ) ヤァ ~ !
う ~ !
う わ ~ !
やめ て ! 逃げ ま しょ う !
落ち着 い て ください 。
話し合え ば 分かり 合 える はず です 。
あなた たち 忍 じゃ ない わ ね ?
素人 が 刃物 を 持っちゃ 危ない わ 。
リー さん どう しよ う ? 困り まし た 。
素人 相手 に 本気 は 出 せ ませ ん から ね 。
( トドロキ ) う わ ~~ !
影 分身 の 術 !
あっ ! あ ~ !
( トドロキ ) く そ ~ 放せ !
俺 は 家族 の …
弟 の 敵 を 討た なきゃ なら ない ん だ !
落ち着け って !
落ち着 い て もう 一 度 考えろ って ば よ !
お前 の … 弟 。
えっ ? ばか ! 丸 鉄 今 は こっち に 来 ん な !
お ~ !
丸 鉄 !
う っ 。
う わ !
♪ ~
何 だ ? これ は !
う ~ く っそ ~ !
動 け ねえ って ば よ 。
≪ ( 文殊 ) むだ だ よ 。 あっ 。
( 文殊 ) その 糸 は 鋼 より も 強い 。
人 の 力 で は 絶対 に 切れ は し ない 。
誰 だって ば よ ? お前 !
不 忍 の 文殊 。
不 忍 だ と ! ?
( 文殊 ) 丸 鉄 は この 文殊 が 頂く 。
こいつ さえ 手 に 入れ ば
お前 たち に 用 は ない 。
その 網 は 気温 の 上昇 と ともに 縮 ん で いく 。
最後 まで 苦しむ ん だ な 。
あと 半時 も すりゃ お前 たち バラバラ だ ぜ 。
♪ ~
あば よ 。
( 丸 鉄 ) トド ロキ ~ !
丸 鉄 !
く っそ ~ ! こんな 所 で 死ね ねえ って ば よ 。
くっ … 。
任務 は …
丸 鉄 を 都 へ 送り届け ねえ と … 。
ばか が ! この 状況 を 見ろ 。
その 前 に 2 人 と も お だぶつ だ ぞ !
不 忍 の ヤツ ら 丸 鉄 を 仲間 だ なんて 思っちゃ い ねえ 。
丸 鉄 の 言って た こと は 本当 だった ん だ !
ヤツ ら 丸 鉄 を 殺し ち まう かも しん ねえ ん だって ば よ 。
だから 俺 が この 手 で 殺し て おけ ば !
あいつ って ば 最後 お前 の 名前 を 叫 ん で い た ぜ !
それ が どう し た ! ?
たぶん お前 に 何 か 言い たい こと が あった ん だ よ 。
( トドロキ ) 悪党 の 言い訳 など 一切 聞き たく も ない !
俺 に は 丸 鉄 が そんなに 悪い ヤツ と は
何 か 思え ねえ ん だ 。 ( トドロキ ) 何 だ と ! ?
だから 丸 鉄 が 何 を 言い たかった の か
それ を 聞く まで は 絶対 くたばら ねえ って ば よ !
ドンリャ ~ !
もう やめ て ! あっ 。
君 たち 話し合い ま しょ う !
必ず 道 は 開け ます !
( 少年 1 ) 黙れ ! ( 少年 2 ) 待て !
もう いい やめる ん だ 。
忍者 だ から てっきり 不 忍 だ と 思った 。
私 たち は 木 ノ 葉 の 忍 よ 。
丸 鉄 を 森 の 都 へ 護送 警備 する ため に 呼ば れ た の 。
丸 鉄 を 見逃し て くれ ない か ?
そう は いか ない わ 。
丸 鉄 は 僕ら を 不 忍 から 救って くれ た ん だ 。
救った ? あなた たち は 一体 ?
( 少年 2 ) ここ に いる 連中 は
家族 を 不 忍 に 殺さ れ た 者 たち だ 。
でも 丸 鉄 は せめて 子ども だけ は と
ヤツ ら の 目 を 盗 ん で は 助け て くれ て いた ん だ 。
何で すって ! ?
( 少年 2 ) みなしご に なった 僕 たち を 丸 鉄 は … 。
♪ ~
( 戸 が 開く 音 )
< 丸 鉄 >
♪ ~
< また 不 忍 が ? >
< すま ない >
( 少女 ) < あ … あぁ … 。
ここ どこ ? > ( 少年 1 ) < あっ 起き た ね >
< お 母 さん ? お 父さん ?
お 母 さん どこ ? >
( 少年 2 ) < かわいそう に でも 僕ら も 同じ な ん だ よ 。
君 は 独りぼっち じゃ ない 僕ら が いる 。
僕 たち が 新しい 家族 な ん だ >
♪ ~
( 丸 鉄 ) < 不 忍 を 抜ける 。
これ 以上 我慢 でき ない 。
ヤツ ら と 一緒に なって
強盗 する の は もう 御免 だ >
( 少年 2 ) < でも それ じゃ 丸 鉄 が ヤツ ら に 殺さ れ ち まう >
< ヤツ ら の 金 を 盗む > ( 少年 2 ) < えっ ? >
< その うえ で 警務 省 に 捕まる > ( 少年 2 ) < そんな … >
< そう すれ ば ヤツ ら は 俺 を 取り返 そ う と
警務 省 の 前 に 現れる 。
そこ を 捕まえ て もらう しか ない >
< おとり に なる って いう の ? >
< 新た な 犠牲 者 を 出さ ない ため だ 。
方法 は これ しか ない >
( 少年 2 ) 丸 鉄 は 本当 に ヤツ ら の 金 を 盗 ん で
警務 省 に 捕まった 。
俺 たち は 丸 鉄 が 無事 か 心配 で
この 森 まで やって 来 た ん だ 。
不 忍 が 捕まって くれる こと を 願って 。
なのに … 。
丸 鉄 って 人 は
改心 し て 不 忍 を 裏切った 人 な の ね 。
本当 の 悪人 の 不 忍 たち を
何とか し なけ れ ば なり ませ ん ね 。
不 忍 の こと は もう どう だって いい 。
それ より 丸 鉄 を 助け なく ちゃ 。
恐らく 丸 鉄 さん は
ナルト 君 と 一緒に いる はず です 。
安心 し て ください 不 忍 に は 捕まって い ませ ん よ 。
ああ そう 信じよ う 。
う っ !
く っそ ~ 。
このまま じゃ 干 物 に な っち まう って ば よ 。
あれ ? あっ おい !
汗 で 湿ら す と 少し 緩む って ば よ 。
何 ! ? ホント か ?
くっ … う ~ !
あっ 確か に 。
な っ ! だ ろ う ?
♪ ~
< 何 だ ! ? >
< こいつ の 毒 に は 慣れ て いる へっちゃら さ >
( 土岐 ) < フッ ! >
< ん ? あっ ! >
俺 に は あいつ が
丸 鉄 が そんな 悪人 に は 見え ねえ ん だって ば よ 。
何と して も もう 一 度 丸 鉄 に 会って
確かめる って ば よく ~ !
そう だ な !
俺 も 丸 鉄 に 会わ なきゃ なら ない 。
会って 家族 の
弟 の 敵 を 討つ 。
くっ ! く ~ !
く ~ !
う ~ !
う ~ !
やった って ば よ !
間一髪 だった 。
よ ~ し 早く 丸 鉄 を 救い出す って ば よ !
ああ 必ず 見つけ出し て ヤツ を 斬る !
ん ?
ん … 。
あっ !
( 少年 1 ) 丸 鉄 。 えっ ! ?
確か に 丸 鉄 さん です 。
あいつ ら … 。
う ~ !
う わ ! ば … ばか !
あぁ … 。
丸 鉄 ! ( 少年 2 ) 丸 鉄 !
( 少年 3 ) 丸 鉄 !
そこ まで だ 小僧 。 ( 少年 1 ) はっ !
あいつ は ! まさか 不 忍 ! ?
フフ フフ … ご 名答 。
不 忍 の 文殊 。
丸 鉄 を 返せ ! ( 少年 2 ) 許さ ない ぞ !
チッ おいおい 何 な ん だ ? この ガキ ども は 。
世間知らず も いい とこ だ 。
丸 鉄 お前 を 返せ と き や がった 。
返し て ほしい の は 俺 たち の セリフ だ よ な ? おい !
お前 ら 一体 何者 だ ?
不 忍 め 家族 の 敵 だ !
何 ! ? ( 少年 1 ) フッ !
おっと 。 ( 少年 1 ) あぁ … 。
う わ ! あぁ … 。
ガキ は おとなしく し て ろ 。
チクショ ~ !
やめろ ! 文殊 その 子 を 放せ !
( 文殊 ) て め ぇ も 立場 が 分かって ねえ よう だ な 。
それ に 敵 と は 一体 どう いう こと だ ! ?
え ぇ ! ? 丸 鉄 !
う ~ 。
やめ なさい ! う っ !
忍法 かご の め 。
僕 の 番 です ! ハッ !
テ ~ ヤ !
あっ !
びくとも し ませ ん ね 。
むだ だ この 網 は 破れ ない ぜ 。
さ ぁ 答えろ よ 丸 鉄 。
断る 。
フン そう か 。
これ なら どう だ ? ん ?
う っ … あ ~ !
( 丸 鉄 ) アキオ ~ !
やめろ 分かった 言う から もう やめ て くれ !
( 文殊 ) 初 め っ から そう すりゃ い い ん だ よ 。
この 子 たち は 俺 たち が … 。
不 忍 が 襲った 家 の 子 ども たち だ 。
俺 が 助け て かくまって い た 。
何 ! ? 裏切り や がった の か 。
あっ そう か 貴 様
俺 たち の お 宝 を こいつ らん 所 に !
あれ は もともと この 子 たち の 家 の もの だ 。
く ~ ナメ る な よ 。
この 裏切り者 !
やめろ って ば よ !
待た せ ち まった な 。
うずまき ナルト ただいま 見 参 !
ナルト ! ナルト 君 無事 で し た か !
当ったり 前 だって ば よ !
チッ !
丸 鉄 は 絶対 に 渡さ ねえ !
( 足音 ) ( トドロキ ) ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ … 丸 鉄 。
ん ?
♪ ~
あっ … 。
あれ は … まさか ! ?
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で
♪ 笑って いる から
♪ ~
♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から
♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も
♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を
♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も
♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から
♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる
♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も
♪ 変え て み せる 全て の 思い で
♪ 照らす よ 今 すぐ
♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う
♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た
♪ きっと 君 は 涙 の 答え を
♪ 探し て いる ん だ ろ う
♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で 笑って いる から
♪ ~
〈 あれ が 不 忍 の アジト か 〉 ( リー ) 〈 はい アキオ 君 は 恐らく
あの 屋敷 の 中 〉 〈 く そ ~ !
不 忍 の ヤツ ら 許 せ ねえ って ば よ 〉
( リー ) 〈 兄弟 の 感動 の 再会 に 水 を 差す と は 言語道断 です ! 〉
〈 おし 行く ぜ ゲジ マユ ! 〉
( リー ) 〈 いつ でも OK です ! たとえ 敵 が 元 忍 だ ろ う と 〉
〈 片っ端から ぶ っ 飛ばし て
トド ロキ の 弟 を 絶対 取り戻す ! 〉