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東京喰種トーキョーグール:re, Tokyo Ghoul:re Episode 2

Tokyo Ghoul :re Episode 2

( 男 ) ねえ 僕 を 受け入れ て よ

ほら ほら ほら ほら …

( 琲 世 ( は い せ ) ) 僕 は 君 に は のま れ ない

( 指 が 鳴る 音 )

( 不 知 ( しら ず ) ・ 六 月 ( むつき ) ) あっ …

( 瓜 江 ( うり え ) ) ん っ …

♪~

~♪

( オロチ ) チッ !

( 不 知 ) オロチ の 赫子 ( かぐ ね ) が 散った ぞ !

( 瓜 江 ) あの 程度 じゃ すぐ 戻る

( 琲 世 ) さすが に タフ です ね

ハッ ! ( オロチ ) そりゃ どうも

( 琲 世 ) ぐ っ !

くっ

くっ !

すげ え … N クインケ と 赫子 を 同時に …

くっ

( オロチ ) まだまだ !

( 琲 世 ) ぐ わ あ あ あっ !

が はっ !

( オロチ ) そら よっ !

ぐ あっ !

う わ っ !

( 六 月 ) あっ … N ( 不 知 ) サッサン !

( 琲 世 ) 再生 が … 間に合わ ない …

( 男 ) 琲 世

琲 世

( 六 月 ) ん っ … 先生 !

( 琲 世 ) 待機

( 六 月 ) でも …

( 琲 世 ) 上官 命令 だ

( 不 知 ・ 六 月 ) あ …

( 六 月 ) 何だか ―

別人 みたい だ

( 琲 世 ) 通し ませ ん よ オロチ さん

( オロチ ) ああ

あんな ガキ ども より がぜん お前 に 興味 湧 い て き た わ

( 琲 世 ) アハハッ

僕 の こと な ん か 知ら ない ほう が いい と 思い ます

… よ

( 指 が 鳴る 音 )

( 不 知 ・ 六 月 ) あっ

( オロチ ) くっ

( オロチ ) こいつ … この 感じ …

( オロチ ) ぐ っ !

う う っ ! ぐ あっ !

お返し です !

( オロチ ) う っ !

は ~ あ

ああ … 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か

った く お前 って やつ は …

どこ まで 行って も 救わ れ ねえ の な

金木 ( かね き )

西尾 ( に しお ) 先輩 ?

ぐ っ … う う っ …

( 琲 世 ) え ? 何 ? “ 西尾 先輩 ” って 誰 ?

何 だ ? 僕 は … 何 を 言って …

( 琲 世 ) くっ … あ あっ …

ああ あ あっ !

( 琲 世 の うめき声 )

( 車 の 走行 音 )

( オロチ ) 悪 ( わり ) いな 時間切れ だ

( 琲 世 の うめき声 )

( 平子 ( ひら こ ) ) オロチ の 追跡 は 中止

当 班 は SS レート 喰 種 ( グール ) …

“ 琲 世 ” の 対処 に 当たる

ぐ ああ あっ !

( 六 月 ) “ SS レート 喰 種 ” ?

( 平子 ) 倉 元 ( くら もと ) 武臣 ( たけ お み )

( 倉 元 ) はい ( 武臣 ) はい

( 瓜 江 ) 黒 磐 ( くろ いわ ) …

( 斬る 音 )

( 琲 世 ) ぐ あっ !

( 平子 ) 暁 ( あき ら ) …

( 暁 ) ああ 任さ れ た

少し 眠れ 琲 世

( 撃た れ た 音 )

( 吉 時 ( よし とき ) ) “ トルソー と オロチ の 確保 に 失敗 ” か

( 暁 ) 申し訳 あり ませ ん

( 吉 時 ) いや それ より 佐々木 ( さ さき ) 一 等 は ?

( 暁 ) オロチ と の 交戦 中 に 暴走 し まし た が ―

平子 上 等 の 協力 に より 沈静 化 する こと が でき まし た

オロチ と の 接触 が トリガー に なった と いう こと な の か な

ああ ご 苦労 だった 真 戸 ( ま ど ) 上等

これ から も クイン クス 班 と 佐々木 一 等 を 頼む

( 暁 ) はっ

( 足音 )

( ドア の 開閉 音 )

( 暁 ) クイン クス 計画 は 和 修 ( わ しゅう ) 局長 自ら 主導 さ れ た 計画 だ

半 喰 種 で ある 佐々木 一 等 を ―

クイン クス 班 の メンター に 選 ん だ の も 局長

だが その 真意 は どこ に …

( キジマ ) 真 戸 上 等 ( 暁 ) あっ

( キジマ ) どう なされ た ん です か ? 難しい 顔 を し て

( 暁 ) キジマ 准 特等

( キジマ ) 大変 だった そう です ね

佐々木 一 等

ええ 今回 は 取り押さえる こと が でき まし た が …

半 喰 種 で ある 佐々木 一 等 と クインケ を 内蔵 し た 捜査 官 ―

クイン クス …

実に 興味深い 組み合わせ です ね

おっと いけない 急 が ない と

ドイツ から の お 客 様 の おもて なし の 準備 が あり ます ので …

それでは 失礼 いたし ます 真 戸 上 等

行 こ う か 旧 多 ( ふる た ) 君

( 暁 ) “ 一 つ 佐々木 琲 世 は 人間 と して 扱う こと ”

“ 一 つ 暴走 し やむ を え ない 場合 は 喰 種 と 見 なし ― ”

“ これ を 駆逐 する こと ” か

残酷 な 取 説 ( とり せつ ) だ な

( 才 子 ( さ い こ ) ) あ … おお っ … あっ …

あ あっ … おお っ … N ( ゲーム の 音 )

喰 種 捜査 官 は 手足 を もが れ て も 逃げろ !

ぶた れる ほど の ミス でしょう か ?

( 琲 世 ) 班長 が 班 員 を 危険 に さらし て どう する ん だ

敵 前 で 背中 を 見せる の は 危険 です

正面 から 立ち向かえ ば 殺さ れ て い た

生き て さえ いれ ば チャンス は 何度 で も ある

命 を 落とし たら もう どう しよう も ない ん だ

瓜 江 君

君 を クイン クス 班 の 班長 から 解任 する

( 六 月 ・ 不 知 ) えっ

( 瓜 江 ) 納得 でき かね ます

( 琲 世 ) 上官 命令 だ

( 瓜 江 ) 喰 種 の くせ に

( 琲 世 ) ハッ !

( 六 月 ) くっ … あっ

( 不 知 ) 瓜 江 ! ( 瓜 江 ) う っ う う …

サッサン は 命 張って ―

俺 ら を 救って くれ た ん だ ろ う が !

て め え は 喰 種 以下 の クソ 野郎 だ ! この 場 で ぶ っ 殺し て やる !

やって みろ よ

( 六 月 ) 瓜 江 君

先生 に 謝って ほしい です

( 瓜 江 ) 役立た ず の 偽善 者 が !

( 琲 世 ) 不 知 君 手 を 離し て

( 不 知 ) あっ くっ …

( 琲 世 ) 瓜 江 君 が どう 言 お う と 解任 は 決定 だ

それ に 新 班長 は もう 決め て ある

新 班長 は ―

不 知 吟士 ( ぎん し ) 三 等 捜査 官

は あっ ? ( 不 知 ) えっ ?

あ … N ( 不 知 ) へ ? お … 俺 ?

あ … いや … ちょ っ …

ちょ っ … ちょ っ … N ちょっと 待て サッサン !

こういう の は 頭 いい やつ が やる もん だ ろ ?

班長 は チーム の ため に 動け る 人 が 就く べき だ と 僕 は 思う

あまり 反抗 的 だ と 君 を 食う よ

僕 を “ 喰 種 だ ” と 言う なら ね

( ドア が 開く 音 )

( ドア が 閉まる 音 )

おい 瓜 江

おい 瓜 江

( 才 子 ) おお お お っ !

( 才 子 ) おお お お っ !

( 不 知 ) あっ ( 瓜 江 ) ん ?

( 才 子 ) おお お お っ !

( 才 子 ) おお お お っ !

( 衝撃 音 )

( ゲーム の 音 )

( 才 子 ) カ … カン スト … おお …

( 有馬 ( あり ま ) ) 不 知 吟士 か

( 琲 世 ) はい

不 知 は ああ 見え て ―

周り の こと を ちゃんと 考え られ ます

瓜 江 は 確かに 優秀 です が …

( 有馬 ) おもしろい 采配 だ ね 琲 世

君 らしい よ

この 機会 に 瓜 江 も ―

人格 を 磨 い て もらえ れ ば いい ん です けど !

( 有馬 ) 親心 かな ?

優しい よ 君 は

いや あ 世話 の 焼ける 子 たち ばかり で …

ぐ わ っ !

ぐ は っ !

いち ち …

ハッ ! まいり まし た

( 有馬 ) 悪く ない よ 琲 世

あの … 有馬 さん

また 声 が 聞こえ た ?

はい 彼 が 僕 の 耳元 で ささやく ん です

あれ は きっと 前 の 僕 だ

僕 は … 僕 が 生き て き た 20 年間 を 知り ませ ん

だけど …

僕 に は 何も ない けど ―

これ で 結構 幸せ な ん です

もし 前 の 僕 が 戻ったら ―

この 2 年 の 間 に 築 い た もの が 全部 なくなり そう で …

それ が 怖く て …

家族 や かつて の 友人 たち に 会い たい と は 思わ ない ?

家族 なら い ます ので

今度 シャトー に も 足 を 運ぶ よ また 本 を 借り たい

( 琲 世 ) そんな わざわざ …

僕 が 直接 持って き ます よ

いい よ “ 孫 たち ” に も 会い たい し

あっ

フッ

( 足音 )

( 琲 世 ) もし 暴走 し て 元 に 戻れ なく なった と して も ―

有馬 さん なら ちゃんと 僕 を …

( オロチ ) 救わ れ ねえ の な

( 琲 世 ) 僕 は ―

( ドア が 開く 音 ) ( 不 知 ) おう

( ドア が 開く 音 ) ( 不 知 ) おう

救わ れ てる よ

( 瓜 江 ) ん ? ( 投げる 音 )

( 不 知 ) 透 ( と おる ) が うる せ え から ―

( 不 知 ) 透 ( と おる ) が うる せ え から ―

( 琲 世 ) それ が たとえ ―

( 琲 世 ) それ が たとえ ―

( 琲 世 ) それ が たとえ ―

来 て やった ん だ けど よ

家族 ごっこ だ と して も

( 下 口 ( し も ぐち ) ) う っ … う う っ …

う っ … CCG 本部 へ …

下 口 班 は トルソー を 捜索 中 …

う っ … う う っ …

アオギリ の 樹 ( き ) 所属 の 喰 種 …

ラビット に 襲撃 さ れ 戦闘 不能

繰り返し ます

SS レート …

ラビット です

( 武臣 ) 瓜 江 ( 瓜 江 ) あっ

黒 磐 …

( 武臣 ) 佐々木 一 等 は ご 無事 か ?

( 瓜 江 ) 当 班 の メンター は それほど ヤワ じゃ ない

( 武臣 ) そう か よかった

( 瓜 江 ) よく ない

( 瓜 江 ) よく ない

( 武臣 ) 決まり と は いえ 上官 に やい ば を 向け た …

( 武臣 ) 決まり と は いえ 上官 に やい ば を 向け た …

( 武臣 ) 決まり と は いえ 上官 に やい ば を 向け た …

何も よく ない ぞ 黒 磐

お前 の 父親 が 俺 の 父親 を 見捨て た ん だ

許さ ない

なぜ 共に 戦わ なかった ?

知って いる か ?

ひつぎ の 中 の 僅か な 残骸 を 父 と する 気持ち を …

知って いる か ?

知って いる か ? 黒 磐 武臣

( 武臣 ) いつ 伺え ば いい か 確認 を 頼む

それ じゃあ な

( 瓜 江 ) ああ お前 も あまり 無理 を する な よ

( 瓜 江 ) 無理 を し て 死ね

( 暁 ) 下 口 上等

部下 たち の こと は 残念 だった な

すま ない が 当日 の 状況 を 教え て ほしい

( 柴 ( しば ) ) “ 赫子 を 強化 し て ほしい ” ?

( 瓜 江 ) はい

佐々木 一 等 の よう に なり たい と ?

ふう … 改めて 君 たち の 体 に つい て 説明 し ま しょ う か ね

クイン クス は 半 喰 種 で ある 佐々木 一 等 の 肉体 から ―

着想 を 得 た もの で ね

喰 種 から 取り出し た 赫 包 ( かく ほう ) を 体 内 に プラント し ―

5 段階 の フレーム を 設ける

今 君 は フレーム 2 ( ツー ) に 設定 さ れ て いる

赫 包 の 稼働 率 は 40 %

( 瓜 江 ) つまり ―

フレーム の レベル を 引き上げ れ ば ―

より 強力 な 赫子 が 使える と いう わけ です ね ?

( 柴 ) お 薦め は し ませ ん が …

( 瓜 江 ) 何 を いまさら …

( 瓜 江 ) お 願い し ます 柴 先生

( 柴 ) ふう …

( 紙 を 出す 音 )

( 柴 ) ん っ

局長 と メンター の 許可 を もらって き て ください

( 瓜 江 ) いまさら モラリスト ぶる な

じじ い

( 琲 世 ) “ ラビット ” です か

ああ

私 の 父 も やつ と 笛 口 ( ふ え ぐち ) に やら れ た

真 戸 呉 緒 ( くれ お ) 上等 ―

“ 優秀 な 方 だった ” と 有馬 さん から 聞い て おり ます

“ 彼 から クインケ の 手ほどき を 受け た ” と も

トルソー が アオギリ 所属 な の だ と し たら ―

この 案件 は われわれ の 手 から 離れる

S 1 から S 3 の どこ か が 引き継ぐ こと に なる だ ろ う

( 琲 世 ) 下 口 さん 大丈夫 でしょ う か

( 暁 ) 自分 だけ 生き残った わけ だ から な

つらい もの だ ぞ

あ …

時 を 共に し た 者 を 失う と いう の は …

( ラビット ) アオギリ に 入れ ば そう 簡単 に は 抜け られ ない

どう する か よく 考え て 決めろ

( トルソー ) ああ … N 僕 に は もう 行く 場所 なんて ない

でも アオギリ なんて …

どうして こんな こと に …

待て よ

アオギリ を 利用 すれ ば もしかしたら …

( ラビット ) おい 冴木 ( さえ き )

( トルソー ) は … はい えっ と …

( ラビット ) 絢 都 ( あや と ) だ

絢 都 君 …

( ラビット ) クイン クス 連中 と 一緒 に ―

佐々木 って やつ い なかった か ?

( ドア の 開閉 音 )

った く やって られる かって ん だ !

どう し た ?

クイン クス 班 が トルソー の 捜査 から 外 さ れる ん だ って

フン ! トルソー が アオギリ の 樹 の ―

構成 員 の 可能 性 が 出 て き た から だって よ

しかたない だ ろ う アオギリ は S 1 から S 3 の 担当 だ

でも あそこ まで 追い詰め た ん だ ぜ

相手 が アオギリ なら しかたない

2 年 前 の アオギリ と の 戦争 で どれ だけ の 犠牲 者 が 出 た か ―

知って いる だ ろ ?

そりゃ あ …

( 冷蔵 庫 の ドア が 開く 音 ) ( 六 月 ・ 不 知 ) ん ?

( 不 知 ) おい 才 子

( 才 子 ) えっ !

( 不 知 ) お前 まさか … N ( 才 子 ) あ あっ …

( 不 知 ) その ハム 1 人 で …

( 才 子 ) ん ん ん …

ふ おお お っ ! パリッ と ジューシー !

( ドア が 閉まる 音 ) ( 不 知 ) は あ …

それ で 次 の 捜査 対象 は ?

( 不 知 ) ん ?

ああ ナッツ クラッカー って やつ らしい

( ナッツ クラッカー の 鼻歌 )

( ナッツ クラッカー の 鼻歌 )

( 男 ) ハア … ハア … は … 早く ―

僕 を … ハア … ハア …

マジ か ? マジ な の か ?

マジ か ? マジ な の か ?

( ナッツ クラッカー ) フフッ

マジ か ? マジ な の か ?

( ナッツ クラッカー ) マジ いき ます !

ウフッ

( 踏みつぶす 音 ) ( 男 ) う ほお おお っ !

( 不 知 ) んで ? サッサン

“ 不 知 班 ” の 新た な 標的 ―

ナッツ クラッカー は どこ に い ん の よ ?

あ あっ ! 格好 から 入 ろ う と 思った のに …

( 六 月 ) フフ …

( 琲 世 ) ナッツ クラッカー 出没 場所 は 歓楽 街 ―

レート は 判別 中

( 六 月 ) “ ナッツ クラッカー ” って いったい …

( 琲 世 ) 男性 の こう がん を 粉砕 する 趣味 が ある らしい

( 不 知 ) い い っ …

( 六 月 ) 痛 そう です ね …

( 琲 世 ) ところ で 不 知 班長

瓜 江 君 と 才 子 ちゃん は どう し た の か な ?

ウリ 公 は 体調 が 悪い みたい で 柴 先生 の 所 に …

えっ ?

えっ ?

( 不 知 ) フレーム の 調子 が 良く ない みたい で ―

( 不 知 ) フレーム の 調子 が 良く ない みたい で ―

“ 何 日間 か 入院 が 必要 かも ” って

( 琲 世 ) ん っ …

( 不 知 ) え ?

( 琲 世 ) そういう こと は すぐに 報告 する こと

す ん ませ ん …

( 琲 世 ) 才 子 ちゃん は ?

( 六 月 ) 起 こそ う と は し た ん です けど ―

返事 が なく て …

部屋 は 鍵 が かかって い ます し …

( 不 知 ) “ ハム 死 ” し て なきゃ いい けど な

( 琲 世 ) “ ハム ” ?

( 琲 世 の 嗅ぐ 音 )

これ は これ は ! ( 六 月 ・ 不 知 ) あっ

とても ステキ な 予感 が …

先生 ?

( 琲 世 ) ああ うん

少し お茶 し て い こ う か

( 足音 ) ( 六 月 ) “ アール イー ” ?

( ドア が 開く 音 ) ( ドア ベル の 音 )

お っ この 香り !

この 店 は 絶対 おいしい コーヒー を 出し て くれる !

僕 の “ 鼻 赫子 ” が そう ささや い てる よ !

( 足音 )

( 不 知 ) 何 か テンション 高い な サッサン

( 足音 )

( 六 月 ) フッ 趣味 な ん だ って おいしい コーヒー 屋 さん 巡り

( 不 知 ) ああ …

( 董 香 ( とう か ) ) ちょっと 兄さん

( 董 香 ( とう か ) ) ちょっと 兄さん

( 足音 )

( 足音 )

( 足音 )

“ お 客 さん 来 たら 接客 し て ” って 何度 も 言って …

“ お 客 さん 来 たら 接客 し て ” って 何度 も 言って …

“ お 客 さん 来 たら 接客 し て ” って 何度 も 言って …

( 琲 世 ) あ …

“ お 客 さん 来 たら 接客 し て ” って 何度 も 言って …

あ …

( 心臓 の 音 ) ( 琲 世 ) あっ …

( 琲 世 ) あれ ?

この 味 …

( 琲 世 ) 彼女 は ほほえ ん だ

困った よう に …

少し 悲し そう に …

僕 は ―

“ こんなに きれい な 人 が いる ん だ ” って ―

そう 思った

♪~

~♪

( カナエ ) 習 ( しゅう ) 様

( 才 子 ) いや 3 人 !

( カナエ ) 習 ( しゅう ) 様

( 才 子 ) いや 3 人 !

( 才 子 ) いや 3 人 !

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様

( ドナート ) いい

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない

( 政 ( まつり ) ) オークション の 開催 日 は ?

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない

( 琲 世 ) 僕ら は 女 に なる

( 琲 世 ) 僕ら は 女 に なる

( 琲 世 ) 僕ら は 女 に なる

( 吉 時 ) 瓜 江 特等 の 敵 を 討つ ため か ?

( 吉 時 ) 瓜 江 特等 の 敵 を 討つ ため か ?

( 才 子 ) まさか クイン クス !

( 吉 時 ) 瓜 江 特等 の 敵 を 討つ ため か ?

( 琲 世 ) こら シー ちゃん

( 琲 世 ) こら シー ちゃん

いや ~

( 不 知 ) 俺 だけ 違和感 ねえ か ?

( 琲 世 ) 11 月 11 日 です

( 琲 世 ) 11 月 11 日 です

( 政 ) 各 部隊 の 指揮 を 執る

( 有馬 ) ん …


Tokyo Ghoul :re Episode 2 tokyo|ghoul||episode Tokyo Ghoul:re Episode 2

( 男 ) ねえ 僕 を 受け入れ て よ おとこ||ぼく||うけいれ||

ほら ほら ほら ほら …

( 琲 世 ( は い せ ) ) 僕 は 君 に は のま れ ない はい|よ||||ぼく||きみ|||||

( 指 が 鳴る 音 ) ゆび||なる|おと

( 不 知 ( しら ず ) ・ 六 月 ( むつき ) ) あっ … ふ|ち|||むっ|つき||

( 瓜 江 ( うり え ) ) ん っ … うり|こう||||

♪~

~♪

( オロチ ) チッ !

( 不 知 ) オロチ の 赫子 ( かぐ ね ) が 散った ぞ ! ふ|ち|||せきこ||||ちった|

( 瓜 江 ) あの 程度 じゃ すぐ 戻る うり|こう||ていど|||もどる

( 琲 世 ) さすが に タフ です ね はい|よ|||たふ||

ハッ ! ( オロチ ) そりゃ どうも

( 琲 世 ) ぐ っ ! はい|よ||

くっ

くっ !

すげ え …\ N クインケ と 赫子 を 同時に … ||n|||せきこ||どうじに

くっ

( オロチ ) まだまだ !

( 琲 世 ) ぐ わ あ あ あっ ! はい|よ|||||

が はっ !

( オロチ ) そら よっ !

ぐ あっ !

う わ っ !

( 六 月 ) あっ …\ N ( 不 知 ) サッサン ! むっ|つき||n|ふ|ち|

( 琲 世 ) 再生 が … 間に合わ ない … はい|よ|さいせい||まにあわ|

( 男 ) 琲 世 おとこ|はい|よ

琲 世 はい|よ

( 六 月 ) ん っ … 先生 ! むっ|つき|||せんせい

( 琲 世 ) 待機 はい|よ|たいき

( 六 月 ) でも … むっ|つき|

( 琲 世 ) 上官 命令 だ はい|よ|じょうかん|めいれい|

( 不 知 ・ 六 月 ) あ … ふ|ち|むっ|つき|

( 六 月 ) 何だか ― むっ|つき|なんだか

別人 みたい だ べつじん||

( 琲 世 ) 通し ませ ん よ オロチ さん はい|よ|とおし|||||

( オロチ ) ああ

あんな ガキ ども より がぜん お前 に 興味 湧 い て き た わ |がき||||おまえ||きょうみ|わ|||||

( 琲 世 ) アハハッ はい|よ|

僕 の こと な ん か 知ら ない ほう が いい と 思い ます ぼく||||||しら||||||おもい|

… よ

( 指 が 鳴る 音 ) ゆび||なる|おと

( 不 知 ・ 六 月 ) あっ ふ|ち|むっ|つき|

( オロチ ) くっ

( オロチ ) こいつ … この 感じ … |||かんじ

( オロチ ) ぐ っ !

う う っ ! ぐ あっ !

お返し です ! おかえし|

( オロチ ) う っ !

は ~ あ

ああ … 死ぬ 死ぬ 死ぬ って か |しぬ|しぬ|しぬ||

った く お前 って やつ は … ||おまえ|||

どこ まで 行って も 救わ れ ねえ の な ||おこなって||すくわ||||

金木 ( かね き ) かなぎ||

西尾 ( に しお ) 先輩 ? にしお|||せんぱい

ぐ っ … う う っ …

( 琲 世 ) え ? 何 ? “ 西尾 先輩 ” って 誰 ? はい|よ||なん|にしお|せんぱい||だれ

何 だ ? 僕 は … 何 を 言って … なん||ぼく||なん||いって

( 琲 世 ) くっ … あ あっ … はい|よ|||

ああ あ あっ !

( 琲 世 の うめき声 ) はい|よ||うめきごえ

( 車 の 走行 音 ) くるま||そうこう|おと

( オロチ ) 悪 ( わり ) いな 時間切れ だ |あく|||じかんぎれ|

( 琲 世 の うめき声 ) はい|よ||うめきごえ

( 平子 ( ひら こ ) ) オロチ の 追跡 は 中止 ひらこ|||||ついせき||ちゅうし

当 班 は SS レート 喰 種 ( グール ) … とう|はん||ss|れーと|しょく|しゅ|

“ 琲 世 ” の 対処 に 当たる はい|よ||たいしょ||あたる

ぐ ああ あっ !

( 六 月 ) “ SS レート 喰 種 ” ? むっ|つき|ss|れーと|しょく|しゅ

( 平子 ) 倉 元 ( くら もと ) 武臣 ( たけ お み ) ひらこ|くら|もと|||たけおみ|||

( 倉 元 ) はい ( 武臣 ) はい くら|もと||たけおみ|

( 瓜 江 ) 黒 磐 ( くろ いわ ) … うり|こう|くろ|いわお||

( 斬る 音 ) きる|おと

( 琲 世 ) ぐ あっ ! はい|よ||

( 平子 ) 暁 ( あき ら ) … ひらこ|あかつき||

( 暁 ) ああ 任さ れ た あかつき||まかさ||

少し 眠れ 琲 世 すこし|ねむれ|はい|よ

( 撃た れ た 音 ) うた|||おと

( 吉 時 ( よし とき ) ) “ トルソー と オロチ の 確保 に 失敗 ” か きち|じ|||||||かくほ||しっぱい|

( 暁 ) 申し訳 あり ませ ん あかつき|もうしわけ|||

( 吉 時 ) いや それ より 佐々木 ( さ さき ) 一 等 は ? きち|じ||||ささき|||ひと|とう|

( 暁 ) オロチ と の 交戦 中 に 暴走 し まし た が ― あかつき||||こうせん|なか||ぼうそう||||

平子 上 等 の 協力 に より 沈静 化 する こと が でき まし た ひらこ|うえ|とう||きょうりょく|||ちんせい|か||||||

オロチ と の 接触 が トリガー に なった と いう こと な の か な |||せっしょく|||||||||||

ああ ご 苦労 だった 真 戸 ( ま ど ) 上等 ||くろう||まこと|と|||じょうとう

これ から も クイン クス 班 と 佐々木 一 等 を 頼む |||くいん||はん||ささき|ひと|とう||たのむ

( 暁 ) はっ あかつき|

( 足音 ) あしおと

( ドア の 開閉 音 ) どあ||かいへい|おと

( 暁 ) クイン クス 計画 は 和 修 ( わ しゅう ) 局長 自ら 主導 さ れ た 計画 だ あかつき|くいん||けいかく||わ|おさむ|||きょくちょう|おのずから|しゅどう||||けいかく|

半 喰 種 で ある 佐々木 一 等 を ― はん|しょく|しゅ|||ささき|ひと|とう|

クイン クス 班 の メンター に 選 ん だ の も 局長 くいん||はん||||せん|||||きょくちょう

だが その 真意 は どこ に … ||しんい|||

( キジマ ) 真 戸 上 等 ( 暁 ) あっ |まこと|と|うえ|とう|あかつき|

( キジマ ) どう なされ た ん です か ? 難しい 顔 を し て |||||||むずかしい|かお|||

( 暁 ) キジマ 准 特等 あかつき||じゅん|とくとう

( キジマ ) 大変 だった そう です ね |たいへん||||

佐々木 一 等 ささき|ひと|とう

ええ 今回 は 取り押さえる こと が でき まし た が … |こんかい||とりおさえる||||||

半 喰 種 で ある 佐々木 一 等 と クインケ を 内蔵 し た 捜査 官 ― はん|しょく|しゅ|||ささき|ひと|とう||||ないぞう|||そうさ|かん

クイン クス … くいん|

実に 興味深い 組み合わせ です ね じつに|きょうみぶかい|くみあわせ||

おっと いけない 急 が ない と ||きゅう|||

ドイツ から の お 客 様 の おもて なし の 準備 が あり ます ので … どいつ||||きゃく|さま|||||じゅんび||||

それでは 失礼 いたし ます 真 戸 上 等 |しつれい|||まこと|と|うえ|とう

行 こ う か 旧 多 ( ふる た ) 君 ぎょう||||きゅう|おお|||きみ

( 暁 ) “ 一 つ 佐々木 琲 世 は 人間 と して 扱う こと ” あかつき|ひと||ささき|はい|よ||にんげん|||あつかう|

“ 一 つ 暴走 し やむ を え ない 場合 は 喰 種 と 見 なし ― ” ひと||ぼうそう||||||ばあい||しょく|しゅ||み|

“ これ を 駆逐 する こと ” か ||くちく|||

残酷 な 取 説 ( とり せつ ) だ な ざんこく||と|せつ||||

( 才 子 ( さ い こ ) ) あ … おお っ … あっ … さい|こ|||||||

あ あっ … おお っ …\ N ( ゲーム の 音 ) ||||n|げーむ||おと

喰 種 捜査 官 は 手足 を もが れ て も 逃げろ ! しょく|しゅ|そうさ|かん||てあし||||||にげろ

ぶた れる ほど の ミス でしょう か ? ||||みす||

( 琲 世 ) 班長 が 班 員 を 危険 に さらし て どう する ん だ はい|よ|はんちょう||はん|いん||きけん|||||||

敵 前 で 背中 を 見せる の は 危険 です てき|ぜん||せなか||みせる|||きけん|

正面 から 立ち向かえ ば 殺さ れ て い た しょうめん||たちむかえ||ころさ||||

生き て さえ いれ ば チャンス は 何度 で も ある いき|||||ちゃんす||なんど|||

命 を 落とし たら もう どう しよう も ない ん だ いのち||おとし||||||||

瓜 江 君 うり|こう|きみ

君 を クイン クス 班 の 班長 から 解任 する きみ||くいん||はん||はんちょう||かいにん|

( 六 月 ・ 不 知 ) えっ むっ|つき|ふ|ち|

( 瓜 江 ) 納得 でき かね ます うり|こう|なっとく|||

( 琲 世 ) 上官 命令 だ はい|よ|じょうかん|めいれい|

( 瓜 江 ) 喰 種 の くせ に うり|こう|しょく|しゅ|||

( 琲 世 ) ハッ ! はい|よ|

( 六 月 ) くっ … あっ むっ|つき||

( 不 知 ) 瓜 江 ! ( 瓜 江 ) う っ う う … ふ|ち|うり|こう|うり|こう||||

サッサン は 命 張って ― ||いのち|はって

俺 ら を 救って くれ た ん だ ろ う が ! おれ|||すくって|||||||

て め え は 喰 種 以下 の クソ 野郎 だ ! この 場 で ぶ っ 殺し て やる ! ||||しょく|しゅ|いか||くそ|やろう|||じょう||||ころし||

やって みろ よ

( 六 月 ) 瓜 江 君 むっ|つき|うり|こう|きみ

先生 に 謝って ほしい です せんせい||あやまって||

( 瓜 江 ) 役立た ず の 偽善 者 が ! うり|こう|やくだた|||ぎぜん|もの|

( 琲 世 ) 不 知 君 手 を 離し て はい|よ|ふ|ち|きみ|て||はなし|

( 不 知 ) あっ くっ … ふ|ち||

( 琲 世 ) 瓜 江 君 が どう 言 お う と 解任 は 決定 だ はい|よ|うり|こう|きみ|||げん||||かいにん||けってい|

それ に 新 班長 は もう 決め て ある ||しん|はんちょう|||きめ||

新 班長 は ― しん|はんちょう|

不 知 吟士 ( ぎん し ) 三 等 捜査 官 ふ|ち|ぎんさむらい|||みっ|とう|そうさ|かん

は あっ ? ( 不 知 ) えっ ? ||ふ|ち|

あ …\ N ( 不 知 ) へ ? お … 俺 ? |n|ふ|ち|||おれ

あ … いや … ちょ っ …

ちょ っ … ちょ っ …\ N ちょっと 待て サッサン ! ||||n||まて|

こういう の は 頭 いい やつ が やる もん だ ろ ? |||あたま|||||||

班長 は チーム の ため に 動け る 人 が 就く べき だ と 僕 は 思う はんちょう||ちーむ||||うごけ||じん||つく||||ぼく||おもう

あまり 反抗 的 だ と 君 を 食う よ |はんこう|てき|||きみ||くう|

僕 を “ 喰 種 だ ” と 言う なら ね ぼく||しょく|しゅ|||いう||

( ドア が 開く 音 ) どあ||あく|おと

( ドア が 閉まる 音 ) どあ||しまる|おと

おい 瓜 江 |うり|こう

おい 瓜 江 |うり|こう

( 才 子 ) おお お お っ ! さい|こ||||

( 才 子 ) おお お お っ ! さい|こ||||

( 不 知 ) あっ ( 瓜 江 ) ん ? ふ|ち||うり|こう|

( 才 子 ) おお お お っ ! さい|こ||||

( 才 子 ) おお お お っ ! さい|こ||||

( 衝撃 音 ) しょうげき|おと

( ゲーム の 音 ) げーむ||おと

( 才 子 ) カ … カン スト … おお … さい|こ||かん|すと|

( 有馬 ( あり ま ) ) 不 知 吟士 か ありま|||ふ|ち|ぎんさむらい|

( 琲 世 ) はい はい|よ|

不 知 は ああ 見え て ― ふ|ち|||みえ|

周り の こと を ちゃんと 考え られ ます まわり|||||かんがえ||

瓜 江 は 確かに 優秀 です が … うり|こう||たしかに|ゆうしゅう||

( 有馬 ) おもしろい 采配 だ ね 琲 世 ありま||さいはい|||はい|よ

君 らしい よ きみ||

この 機会 に 瓜 江 も ― |きかい||うり|こう|

人格 を 磨 い て もらえ れ ば いい ん です けど ! じんかく||みがく|||||||||

( 有馬 ) 親心 かな ? ありま|おやごころ|

優しい よ 君 は やさしい||きみ|

いや あ 世話 の 焼ける 子 たち ばかり で … ||せわ||やける|こ|||

ぐ わ っ !

ぐ は っ !

いち ち …

ハッ ! まいり まし た

( 有馬 ) 悪く ない よ 琲 世 ありま|わるく|||はい|よ

あの … 有馬 さん |ありま|

また 声 が 聞こえ た ? |こえ||きこえ|

はい 彼 が 僕 の 耳元 で ささやく ん です |かれ||ぼく||みみもと||||

あれ は きっと 前 の 僕 だ |||ぜん||ぼく|

僕 は … 僕 が 生き て き た 20 年間 を 知り ませ ん ぼく||ぼく||いき||||ねんかん||しり||

だけど …

僕 に は 何も ない けど ― ぼく|||なにも||

これ で 結構 幸せ な ん です ||けっこう|しあわせ|||

もし 前 の 僕 が 戻ったら ― |ぜん||ぼく||もどったら

この 2 年 の 間 に 築 い た もの が 全部 なくなり そう で … |とし||あいだ||きず|||||ぜんぶ|||

それ が 怖く て … ||こわく|

家族 や かつて の 友人 たち に 会い たい と は 思わ ない ? かぞく||||ゆうじん|||あい||||おもわ|

家族 なら い ます ので かぞく||||

今度 シャトー に も 足 を 運ぶ よ また 本 を 借り たい こんど||||あし||はこぶ|||ほん||かり|

( 琲 世 ) そんな わざわざ … はい|よ||

僕 が 直接 持って き ます よ ぼく||ちょくせつ|もって|||

いい よ “ 孫 たち ” に も 会い たい し ||まご||||あい||

あっ

フッ

( 足音 ) あしおと

( 琲 世 ) もし 暴走 し て 元 に 戻れ なく なった と して も ― はい|よ||ぼうそう|||もと||もどれ|||||

有馬 さん なら ちゃんと 僕 を … ありま||||ぼく|

( オロチ ) 救わ れ ねえ の な |すくわ||||

( 琲 世 ) 僕 は ― はい|よ|ぼく|

( ドア が 開く 音 ) ( 不 知 ) おう どあ||あく|おと|ふ|ち|

( ドア が 開く 音 ) ( 不 知 ) おう どあ||あく|おと|ふ|ち|

救わ れ てる よ すくわ|||

( 瓜 江 ) ん ? ( 投げる 音 ) うり|こう||なげる|おと

( 不 知 ) 透 ( と おる ) が うる せ え から ― ふ|ち|とおる|||||||

( 不 知 ) 透 ( と おる ) が うる せ え から ― ふ|ち|とおる|||||||

( 琲 世 ) それ が たとえ ― はい|よ|||

( 琲 世 ) それ が たとえ ― はい|よ|||

( 琲 世 ) それ が たとえ ― はい|よ|||

来 て やった ん だ けど よ らい||||||

家族 ごっこ だ と して も かぞく|||||

( 下 口 ( し も ぐち ) ) う っ … う う っ … した|くち||||||||

う っ … CCG 本部 へ … ||ccg|ほんぶ|

下 口 班 は トルソー を 捜索 中 … した|くち|はん||||そうさく|なか

う っ … う う っ …

アオギリ の 樹 ( き ) 所属 の 喰 種 … ||き||しょぞく||しょく|しゅ

ラビット に 襲撃 さ れ 戦闘 不能 ||しゅうげき|||せんとう|ふのう

繰り返し ます くりかえし|

SS レート … ss|れーと

ラビット です

( 武臣 ) 瓜 江 ( 瓜 江 ) あっ たけおみ|うり|こう|うり|こう|

黒 磐 … くろ|いわお

( 武臣 ) 佐々木 一 等 は ご 無事 か ? たけおみ|ささき|ひと|とう|||ぶじ|

( 瓜 江 ) 当 班 の メンター は それほど ヤワ じゃ ない うり|こう|とう|はん|||||||

( 武臣 ) そう か よかった たけおみ|||

( 瓜 江 ) よく ない うり|こう||

( 瓜 江 ) よく ない うり|こう||

( 武臣 ) 決まり と は いえ 上官 に やい ば を 向け た … たけおみ|きまり||||じょうかん|||||むけ|

( 武臣 ) 決まり と は いえ 上官 に やい ば を 向け た … たけおみ|きまり||||じょうかん|||||むけ|

( 武臣 ) 決まり と は いえ 上官 に やい ば を 向け た … たけおみ|きまり||||じょうかん|||||むけ|

何も よく ない ぞ 黒 磐 なにも||||くろ|いわお

お前 の 父親 が 俺 の 父親 を 見捨て た ん だ おまえ||ちちおや||おれ||ちちおや||みすて|||

許さ ない ゆるさ|

なぜ 共に 戦わ なかった ? |ともに|たたかわ|

知って いる か ? しって||

ひつぎ の 中 の 僅か な 残骸 を 父 と する 気持ち を … ||なか||わずか||ざんがい||ちち|||きもち|

知って いる か ? しって||

知って いる か ? 黒 磐 武臣 しって|||くろ|いわお|たけおみ

( 武臣 ) いつ 伺え ば いい か 確認 を 頼む たけおみ||うかがえ||||かくにん||たのむ

それ じゃあ な

( 瓜 江 ) ああ お前 も あまり 無理 を する な よ うり|こう||おまえ|||むり||||

( 瓜 江 ) 無理 を し て 死ね うり|こう|むり||||しね

( 暁 ) 下 口 上等 あかつき|した|くち|じょうとう

部下 たち の こと は 残念 だった な ぶか|||||ざんねん||

すま ない が 当日 の 状況 を 教え て ほしい |||とうじつ||じょうきょう||おしえ||

( 柴 ( しば ) ) “ 赫子 を 強化 し て ほしい ” ? しば||せきこ||きょうか|||

( 瓜 江 ) はい うり|こう|

佐々木 一 等 の よう に なり たい と ? ささき|ひと|とう||||||

ふう … 改めて 君 たち の 体 に つい て 説明 し ま しょ う か ね |あらためて|きみ|||からだ||||せつめい||||||

クイン クス は 半 喰 種 で ある 佐々木 一 等 の 肉体 から ― くいん|||はん|しょく|しゅ|||ささき|ひと|とう||にくたい|

着想 を 得 た もの で ね ちゃくそう||とく||||

喰 種 から 取り出し た 赫 包 ( かく ほう ) を 体 内 に プラント し ― しょく|しゅ||とりだし||せき|つつ||||からだ|うち||ぷらんと|

5 段階 の フレーム を 設ける だんかい||ふれーむ||もうける

今 君 は フレーム 2 ( ツー ) に 設定 さ れ て いる いま|きみ||ふれーむ|||せってい||||

赫 包 の 稼働 率 は 40 % せき|つつ||かどう|りつ|

( 瓜 江 ) つまり ― うり|こう|

フレーム の レベル を 引き上げ れ ば ― ふれーむ||れべる||ひきあげ||

より 強力 な 赫子 が 使える と いう わけ です ね ? |きょうりょく||せきこ||つかえる|||||

( 柴 ) お 薦め は し ませ ん が … しば||すすめ|||||

( 瓜 江 ) 何 を いまさら … うり|こう|なん||

( 瓜 江 ) お 願い し ます 柴 先生 うり|こう||ねがい|||しば|せんせい

( 柴 ) ふう … しば|

( 紙 を 出す 音 ) かみ||だす|おと

( 柴 ) ん っ しば||

局長 と メンター の 許可 を もらって き て ください きょくちょう||||きょか|||||

( 瓜 江 ) いまさら モラリスト ぶる な うり|こう||||

じじ い

( 琲 世 ) “ ラビット ” です か はい|よ|||

ああ

私 の 父 も やつ と 笛 口 ( ふ え ぐち ) に やら れ た わたくし||ちち||||ふえ|くち|||||||

真 戸 呉 緒 ( くれ お ) 上等 ― まこと|と|くれ|お|||じょうとう

“ 優秀 な 方 だった ” と 有馬 さん から 聞い て おり ます ゆうしゅう||かた|||ありま|||ききい|||

“ 彼 から クインケ の 手ほどき を 受け た ” と も かれ||||てほどき||うけ|||

トルソー が アオギリ 所属 な の だ と し たら ― |||しょぞく||||||

この 案件 は われわれ の 手 から 離れる |あんけん||||て||はなれる

S 1 から S 3 の どこ か が 引き継ぐ こと に なる だ ろ う s||s|||||ひきつぐ||||||

( 琲 世 ) 下 口 さん 大丈夫 でしょ う か はい|よ|した|くち||だいじょうぶ|||

( 暁 ) 自分 だけ 生き残った わけ だ から な あかつき|じぶん||いきのこった||||

つらい もの だ ぞ

あ …

時 を 共に し た 者 を 失う と いう の は … じ||ともに|||もの||うしなう||||

( ラビット ) アオギリ に 入れ ば そう 簡単 に は 抜け られ ない |||いれ|||かんたん|||ぬけ||

どう する か よく 考え て 決めろ ||||かんがえ||きめろ

( トルソー ) ああ …\ N 僕 に は もう 行く 場所 なんて ない ||n|ぼく||||いく|ばしょ||

でも アオギリ なんて …

どうして こんな こと に …

待て よ まて|

アオギリ を 利用 すれ ば もしかしたら … ||りよう|||

( ラビット ) おい 冴木 ( さえ き ) ||さえき||

( トルソー ) は … はい えっ と …

( ラビット ) 絢 都 ( あや と ) だ |あや|と|||

絢 都 君 … あや|と|きみ

( ラビット ) クイン クス 連中 と 一緒 に ― |くいん||れんちゅう||いっしょ|

佐々木 って やつ い なかった か ? ささき|||||

( ドア の 開閉 音 ) どあ||かいへい|おと

った く やって られる かって ん だ !

どう し た ?

クイン クス 班 が トルソー の 捜査 から 外 さ れる ん だ って くいん||はん||||そうさ||がい|||||

フン ! トルソー が アオギリ の 樹 の ― ふん|||||き|

構成 員 の 可能 性 が 出 て き た から だって よ こうせい|いん||かのう|せい||だ||||||

しかたない だ ろ う アオギリ は S 1 から S 3 の 担当 だ ||||||s||s||たんとう|

でも あそこ まで 追い詰め た ん だ ぜ |||おいつめ||||

相手 が アオギリ なら しかたない あいて||||

2 年 前 の アオギリ と の 戦争 で どれ だけ の 犠牲 者 が 出 た か ― とし|ぜん|||||せんそう|||||ぎせい|もの||だ||

知って いる だ ろ ? しって|||

そりゃ あ …

( 冷蔵 庫 の ドア が 開く 音 ) ( 六 月 ・ 不 知 ) ん ? れいぞう|こ||どあ||あく|おと|むっ|つき|ふ|ち|

( 不 知 ) おい 才 子 ふ|ち||さい|こ

( 才 子 ) えっ ! さい|こ|

( 不 知 ) お前 まさか …\ N ( 才 子 ) あ あっ … ふ|ち|おまえ||n|さい|こ||

( 不 知 ) その ハム 1 人 で … ふ|ち||はむ|じん|

( 才 子 ) ん ん ん … さい|こ|||

ふ おお お っ ! パリッ と ジューシー ! ||||ぱりっ||

( ドア が 閉まる 音 ) ( 不 知 ) は あ … どあ||しまる|おと|ふ|ち||

それ で 次 の 捜査 対象 は ? ||つぎ||そうさ|たいしょう|

( 不 知 ) ん ? ふ|ち|

ああ ナッツ クラッカー って やつ らしい |なっつ|くらっかー|||

( ナッツ クラッカー の 鼻歌 ) なっつ|くらっかー||はなうた

( ナッツ クラッカー の 鼻歌 ) なっつ|くらっかー||はなうた

( 男 ) ハア … ハア … は … 早く ― おとこ||||はやく

僕 を … ハア … ハア … ぼく|||

マジ か ? マジ な の か ?

マジ か ? マジ な の か ?

( ナッツ クラッカー ) フフッ なっつ|くらっかー|

マジ か ? マジ な の か ?

( ナッツ クラッカー ) マジ いき ます ! なっつ|くらっかー|||

ウフッ

( 踏みつぶす 音 ) ( 男 ) う ほお おお っ ! ふみつぶす|おと|おとこ||||

( 不 知 ) んで ? サッサン ふ|ち||

“ 不 知 班 ” の 新た な 標的 ― ふ|ち|はん||あらた||ひょうてき

ナッツ クラッカー は どこ に い ん の よ ? なっつ|くらっかー|||||||

あ あっ ! 格好 から 入 ろ う と 思った のに … ||かっこう||はい||||おもった|

( 六 月 ) フフ … むっ|つき|

( 琲 世 ) ナッツ クラッカー 出没 場所 は 歓楽 街 ― はい|よ|なっつ|くらっかー|しゅつぼつ|ばしょ||かんらく|がい

レート は 判別 中 れーと||はんべつ|なか

( 六 月 ) “ ナッツ クラッカー ” って いったい … むっ|つき|なっつ|くらっかー||

( 琲 世 ) 男性 の こう がん を 粉砕 する 趣味 が ある らしい はい|よ|だんせい|||||ふんさい||しゅみ|||

( 不 知 ) い い っ … ふ|ち|||

( 六 月 ) 痛 そう です ね … むっ|つき|つう|||

( 琲 世 ) ところ で 不 知 班長 はい|よ|||ふ|ち|はんちょう

瓜 江 君 と 才 子 ちゃん は どう し た の か な ? うり|こう|きみ||さい|こ||||||||

ウリ 公 は 体調 が 悪い みたい で 柴 先生 の 所 に … うり|おおやけ||たいちょう||わるい|||しば|せんせい||しょ|

えっ ?

えっ ?

( 不 知 ) フレーム の 調子 が 良く ない みたい で ― ふ|ち|ふれーむ||ちょうし||よく|||

( 不 知 ) フレーム の 調子 が 良く ない みたい で ― ふ|ち|ふれーむ||ちょうし||よく|||

“ 何 日間 か 入院 が 必要 かも ” って なん|にち かん||にゅういん||ひつよう||

( 琲 世 ) ん っ … はい|よ||

( 不 知 ) え ? ふ|ち|

( 琲 世 ) そういう こと は すぐに 報告 する こと はい|よ|||||ほうこく||

す ん ませ ん …

( 琲 世 ) 才 子 ちゃん は ? はい|よ|さい|こ||

( 六 月 ) 起 こそ う と は し た ん です けど ― むっ|つき|おこ|||||||||

返事 が なく て … へんじ|||

部屋 は 鍵 が かかって い ます し … へや||かぎ|||||

( 不 知 ) “ ハム 死 ” し て なきゃ いい けど な ふ|ち|はむ|し||||||

( 琲 世 ) “ ハム ” ? はい|よ|はむ

( 琲 世 の 嗅ぐ 音 ) はい|よ||かぐ|おと

これ は これ は ! ( 六 月 ・ 不 知 ) あっ ||||むっ|つき|ふ|ち|

とても ステキ な 予感 が … |すてき||よかん|

先生 ? せんせい

( 琲 世 ) ああ うん はい|よ||

少し お茶 し て い こ う か すこし|おちゃ||||||

( 足音 ) ( 六 月 ) “ アール イー ” ? あしおと|むっ|つき|あーる|

( ドア が 開く 音 ) ( ドア ベル の 音 ) どあ||あく|おと|どあ|べる||おと

お っ この 香り ! |||かおり

この 店 は 絶対 おいしい コーヒー を 出し て くれる ! |てん||ぜったい||こーひー||だし||

僕 の “ 鼻 赫子 ” が そう ささや い てる よ ! ぼく||はな|せきこ||||||

( 足音 ) あしおと

( 不 知 ) 何 か テンション 高い な サッサン ふ|ち|なん||てんしょん|たかい||

( 足音 ) あしおと

( 六 月 ) フッ 趣味 な ん だ って おいしい コーヒー 屋 さん 巡り むっ|つき||しゅみ||||||こーひー|や||めぐり

( 不 知 ) ああ … ふ|ち|

( 董 香 ( とう か ) ) ちょっと 兄さん ただし|かおり||||にいさん

( 董 香 ( とう か ) ) ちょっと 兄さん ただし|かおり||||にいさん

( 足音 ) あしおと

( 足音 ) あしおと

( 足音 ) あしおと

“ お 客 さん 来 たら 接客 し て ” って 何度 も 言って … |きゃく||らい||せっきゃく||||なんど||いって

“ お 客 さん 来 たら 接客 し て ” って 何度 も 言って … |きゃく||らい||せっきゃく||||なんど||いって

“ お 客 さん 来 たら 接客 し て ” って 何度 も 言って … |きゃく||らい||せっきゃく||||なんど||いって

( 琲 世 ) あ … はい|よ|

“ お 客 さん 来 たら 接客 し て ” って 何度 も 言って … |きゃく||らい||せっきゃく||||なんど||いって

あ …

( 心臓 の 音 ) ( 琲 世 ) あっ … しんぞう||おと|はい|よ|

( 琲 世 ) あれ ? はい|よ|

この 味 … |あじ

( 琲 世 ) 彼女 は ほほえ ん だ はい|よ|かのじょ||||

困った よう に … こまった||

少し 悲し そう に … すこし|かなし||

僕 は ― ぼく|

“ こんなに きれい な 人 が いる ん だ ” って ― |||じん|||||

そう 思った |おもった

♪~

~♪

( カナエ ) 習 ( しゅう ) 様 |なら||さま

( 才 子 ) いや 3 人 ! さい|こ||じん

( カナエ ) 習 ( しゅう ) 様 |なら||さま

( 才 子 ) いや 3 人 ! さい|こ||じん

( 才 子 ) いや 3 人 ! さい|こ||じん

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様 |なん||かんじ||||なら|さま

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様 |なん||かんじ||||なら|さま

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様 |なん||かんじ||||なら|さま

( ドナート ) いい

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様 |なん||かんじ||||なら|さま

( カナエ ) 何 か 感じ られ ます か ? 習 様 |なん||かんじ||||なら|さま

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない |||||||わたくし|||かんけいない

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない |||||||わたくし|||かんけいない

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない |||||||わたくし|||かんけいない

( 政 ( まつり ) ) オークション の 開催 日 は ? まつりごと||||かいさい|ひ|

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない |||||||わたくし|||かんけいない

やつ が どう な ろ う と 私 に は 関係ない |||||||わたくし|||かんけいない

( 琲 世 ) 僕ら は 女 に なる はい|よ|ぼくら||おんな||

( 琲 世 ) 僕ら は 女 に なる はい|よ|ぼくら||おんな||

( 琲 世 ) 僕ら は 女 に なる はい|よ|ぼくら||おんな||

( 吉 時 ) 瓜 江 特等 の 敵 を 討つ ため か ? きち|じ|うり|こう|とくとう||てき||うつ||

( 吉 時 ) 瓜 江 特等 の 敵 を 討つ ため か ? きち|じ|うり|こう|とくとう||てき||うつ||

( 才 子 ) まさか クイン クス ! さい|こ||くいん|

( 吉 時 ) 瓜 江 特等 の 敵 を 討つ ため か ? きち|じ|うり|こう|とくとう||てき||うつ||

( 琲 世 ) こら シー ちゃん はい|よ|||

( 琲 世 ) こら シー ちゃん はい|よ|||

いや ~

( 不 知 ) 俺 だけ 違和感 ねえ か ? ふ|ち|おれ||いわかん||

( 琲 世 ) 11 月 11 日 です はい|よ|つき|ひ|

( 琲 世 ) 11 月 11 日 です はい|よ|つき|ひ|

( 政 ) 各 部隊 の 指揮 を 執る まつりごと|かく|ぶたい||しき||とる

( 有馬 ) ん … ありま|