フルメタル ・ パニック ? ふ もっふ #9
優し さ は 時々 残酷だ から
求める 程 こたえ を 見失う
雨上がり の 街 虹 が 見える なら
今 歩き 出そう 何 か が 始まる
君 が いる から 明日 が ある から
一 人きり じゃ 生きて ゆけ ない から
こんなに 近く に 感じる それ が 愛 でしょう
涙 の 数 の 痛 み を 君 は 知って る から
透き通る その 目 の 中 に 確かな 意味 を 探して
笑顔 見つけ たい
走りだす 瞬間
坂道 で 風 に なる
焼きつけた 陽射 しが
胸 の 奥 熱く した
Ah ー 君 に 近づいて
行く たび 早く なる
時 を 駈 ける
始まり の 予感 さ せる 眼差し が 好き
小さな 愛で いい
いつも 側 で あたり 前 の 時間
また 一 つ 増える 笑い声
空 に 響いて いく
おい しっかり しろ
敵 だ 至急 増 援 を
通信 兵
通信 兵
よろしく お 願い し ます ね 相良 さん
大胆
勝手に イチャイチャ して たら どう ?
君 が 艦長 に なんらか の 破廉恥な 行為 に 及んだ と したら …
私 は 君 を 八 つ 裂き に する つもりだ 分かった な
夢 か
ダメです
相良 さん もう …
なに なん の 騒ぎ
ち … 千鳥
い … いつの間に
誤解 だ 千鳥 俺 は なにも …
は いはい 黙って て
ちょっと テッサ
こっち の 部屋 に は 入ら ない って 取り決め だった でしょ
ルール 違反 よ
もう 食べ られ ませ ん よ ー
古典 的な 寝言 ほ ざ いてん じゃ ねえ わ よ
起き なさい
ち … 千鳥 乱暴 は …
やかましい
あんた も あんた よ 隙 だらけ じゃ ない の
構い ませ ん 発射 しちゃ い ましょう
なに を だ
走りだす 瞬間 坂道 で 風 に なる
焼きつけた 陽射 しが 胸 の 奥 熱く した
Ah ー 君 に 近づいて 行く たび 早く なる
時 を 駈 ける 始まり の 予感 さ せる 眼差し が 好き
小さな 愛で いい いつも 側 で あたり 前 の 時間
また 一 つ 増える 笑い声 空 に 響いて いく
もう 最後 の 週 末 ね
さて どう 過ごした もん かしら
それ なら もう 予定 を 入れて あり ます
奥多摩 に 一 泊 二 日 の 温泉 旅行 です
かなめ さん たち も 誘って あり ます よ
温泉 ?
ええ 「 日本 で の バカンス なら 外せ ませ ん 」
彼 から 強く 勧め られ まして
彼 ? それ って もし かして …
はい みなさん おはよう ござ いま ー す
おはよう ござ いま ー す
幹事 の クルツ ・ ウェーバー です
テッサ ちゃん の お 父さん の 教え子 で 大学生 です
親し み を 込めて 「 クルツ 君 」 って 呼んで ください ね
あの じゃ クルツ 君
男 は 馴れ馴れしく 呼ぶ んじゃ …
はい ごめん ね
同じ 大学 で 研究 生 やって る メリッサ ・ マオ です
もう 挨拶 して る 人 は いる わ よ ね
なんか 困った こと が あったら なんでも お 姉さん に 聞いて ね
で なんで こう なる んだ
狭い 車 内 に 男 4 人 で 3 時間
拷問 だ ぜ これ は
そりゃ こっち の セリフ だ ぜ
った く マオ の やつ 勝手に 仕切り や がって
宗 介 お め え 妙 に くつろいで る じゃ ねえ か
問題 ない
はっきり しゃべれ
問題 ない 男 だけ の 空間 は 素晴らしい
まっ それ は さておき 若者 諸君
今日 は 温泉 宿 に 泊まる わけな のだ が
若い 男女 で 温泉 旅行 っつ ったら なに が 定番 だ と 思う
さあ
まさか …
あれ あれ か
そう です あれ です
あれ なし で 温泉 旅行 は 完成 さ れ ませ ん
なるほど
あれ を し ない の は むしろ 彼女 ら に 対して 失礼に 当たる
その 通り です オノ D さん
あなた と は 気 が 合い そうだ
私 も です よ クルツ さん
はっきり しゃべれ
うわ ぁ きれい
結構 いい 眺め じゃ ん
さて 夕食 まで は まだ 時間 が ある みたい ね
かなめ どう 露天 風呂 に でも 行って み ない ?
うん でも …
なんか 心配な の
いや クルツ 君 と か いる し
なんか 企んで る んじゃ ない か と 思って
それ なら 大丈夫
ウェーバー さん だって
さすが に そこ まで 露骨に エッチ じゃ ないで すよ
ところが 俺 は 露骨に エッチ な のだった
獲物 が 動く ぜ
西館 の 露天 風呂 だ
よし こっち も 動く か
で … でも 大丈夫 かな
心配 す んな 早く 行こう ぜ
クルツ
風呂 に 行く の か
お め え も 来る か
桃 源 郷 って やつ を 拝ま せて やる ぜ
いや それ より …
普通に 入浴 を 楽しめ
普通に な
なんだ それ
クルツ さん 行こう ぜ
おう
平和な 景色 だ
ホント いい 景色
ねぇ ねぇ 言った 通り でしょう
あそこ 見て 川 が ある
ホントだ
あんまり 乗り出す と 危ない よ
平気 平気
でも 本当に いい 所 です ね
湯 加減 も ちょうど いい です し
のんびり できる し 空気 はいいし
来て よっ かた わ ね
ところで さ この 温泉 の 効能 って 知って る ?
頭痛 と 肩こり らしい です よ
なんだ 美 肌 と か じゃ ない の
そんな の 気 に する 必要 ないで すよ 全然 きれいだ し
そう ? 生傷 が 絶え ない 仕事 な んだ けど な
あっ そうそう
テッサ いい加減 出て き なさい って
ご … ごめんなさい
私 やっぱり 露天 風呂 って ちょっと 落ち着か なくて
大丈夫です か
大丈夫 よ こっち 来 なさい
背中 流して あげる から
はい
い たた たた …
あんた ホンット に 筋金入り の 運動 オンチ ね
テッサ 大丈夫 ?
ええ ちょっと お 尻 が ひりひり し ます けど
どれ 見せ なさい
メリッサ 困り ます そんな じろじろ …
ちょっと 擦った だけ み たい ね
でも きれいな 肌
そ … そこ は 違 …
ほら そこ も 見せて
こ … ここ も です か
こう する と どう
痛く ない ?
だ … 大丈夫 …
風間
おい しっかり しろ 風間
彼女 は 最高 よ
な に 言って んだ よ お前
クルツ さん 風間 が 倒れ ち まった
これ だ から お 子 ちゃ ま は
本番 は これ から だ ぜ
クルツ さん 鼻血 鼻血
に して も どう する
肩車 でも し ねえ と 届か ねえ ぜ
そこ で こいつ の 登場 だ
電動 ドリル と ファイバースコープ ?
なるほど
相良 みて え な 道具 持って んな あんた
気 に す んな とにかく 行く ぜ
ねぇ ねぇ マオ さん って 日本 語 上手です よ ね
どこ で 日本 語 習った んです か
男 よ お ・ と ・ こ
男 ?
まっ こういう の は ベッド で 覚える の が 上達 の 秘訣 よ
や だ
まだ かよ
あれ お っか しい な
中 に 鉄板 が 仕込んで ある
の … 覗き 対策 かな
に した って 妙だ な
軍用 の 装甲 板 だ ぞ こりゃ
はい こう なりゃ …
まだ かよ
もう ちょ い
まだ かよ
もう ちょ い
後 頭部 の 感触 が …
あと 少し
セ … セントリーガン だ と ?
どういう 旅館 だ おい
な に 言って んだ
たぶん 最新 の 警備 システム だ と 思う よ
こっち から 回り込む と して も …
クソッ 隙 が ねえ
こりゃ なかなか 豪勢だ わ
本当 本当
遠出 した かい が あった よ ね
露天 風呂 も 気持ちよかった し
ええ いい お 湯 でした
あと で また 入り に 行 こっか
あたし も 行く
行こう 行こう
そう です ね
まだ チャンス は あり そうだ ね
ああ
だが 普通の やり 方 じゃ あの 警備 は 破れ ねえ
きっちり 作戦 を 練ら ない と な
まずは メシ だ
食える 時 に 食 っと け 新 兵
近距離 が ダメ なら 遠距離 だ
この 旅館 の 対面 山頂 附近 から 暗 視 スコープ で 捉える
理想 的な 観測 ポイント は ここ と ここ だ
ここ は ?
直線 距離 なら 一 番 近い ぜ
ダメだ その 附近 は 東 面 で 日光 が よく 当たる 地形 だ から
植生 が 濃い
目標 捕 捉 は まず 不可能だ
なるほど 頭 いい な あんた
俺 は スナイパー だ ぜ 地図 を 読む の は お手 の もん さ
スナイパー ?
よし 出発 の 準備 だ
クルツ また 風呂 か
ああ そうだ よ わり いか
いや ただ …
なんだ よ
普通に 入浴 を 楽しめ
普通に な
クルツ さん 行こう ぜ
これ
よっ しゃ ー
また ジョーカー
よっぽど 好か れて ん の ねぇ
道化 は あなた の ほう が お 似合い です
なんで すって ?
まあまあ
でも オノ D たち さ なんか 暗く なかった ?
は あ や っぱ そう 思った ?
なんで だろう
さあ ねぇ
行こう お 蓮 さん
はい
風間 君 と か 顔色 悪かった ね
湯冷め かな
湯冷め か
足元 に 気 を つけて な
クルツ さん せめて 懐中 電灯 ぐらい は …
ダメだ 敵 に 発見 さ れる
でも 急が ねえ と な
あん ま モタモタ して る と みんな 風呂 から 上 がっち まう
動く な オノ D 風間 トラップ だ
どうした 風間
地雷 … 踏んじゃ った みたい
なんだ と
地雷 って あの 地雷 か
ちょっと 待てよ
どこ の 世界 に 地雷 まで 仕掛けて る 旅館 が あんだ よ
これ って はっきり 言って 相良 の 手口 だ ぞ
あの 野郎 さては 昨日 一 度 ここ に 来て た んだ ろ
旅館 の 主人 を 丸め込んで 周到な 罠 を
マオ も グル か
た … 助けて
心配 す んな 見捨てたり し ねえ よ
あった
よし 風間 ゆっくり 体重 を 移す んだ
いい か ゆっくり と だ ぞ
あと 少し …
愚かな
僕 は もう や だ よ たくさんだ
命 が いく つ あって も 足りない じゃ ない か
って いう か なんで 生きて んだ ろ な 俺 たち
風間
俺 は 無理強い し ない ぜ
でも よ
ここ で 逃げ ち まって も いい の か
そりゃ 俺 だって 死ぬ の は 怖い さ
逃げ出し たく なる こと も ある
だけど よ
命 を かけて も 絶対 に 譲れ ない こと って ある と 思う んだ
これ さえ やり遂げ られれば
自分 は 一生 胸 を 張って 生きて いける
そういう なに か に 必死に なる の って 大切な こと だ ろ
だから 俺 は 諦め ない
だから 俺 は 戦う んだ
クルツ さん …
ガラ に も ねえ こと を 言 っち まった な
まあ いい さ あと は 俺 1 人 で やって みる よ
お前たち は かえ …
お前 ら …
時間 も 遅い
これ が 最後 の チャンス だ
いい か 一 度 しか 言わ ない ぞ
よ ー く 聞け
現状 を 見る に 取る べき 道 は 1 つ
この 斜面 を 登って いって 直接 ターゲット を 視 認 する しか ない
でも あの 警備 装置 が ある よ
そう そう
だから まず お前 ら 2 人 が おとり に なって この 斜面 を 登れ
そりゃ ない よ
心配 する な
あの セントリーガン は 目標 を 識別 して から 攻撃 する まで
およそ 2 秒 の タイムラグ が ある
その 2 秒 の 間 に 俺 が 装置 を 発見 して
こいつ で 仕留める
それ は … VSS ヴィントレス
で … でも そんな 神業
できる 俺 を 信じろ
行け
どこ だ さあ 来い
見えた
止まる な 走れ
クソッタレ
しまった 地雷 か
風間 伏せて ろ
おい 大丈夫 か オノ D
クソッ
クルツ さん
大丈夫 ? クルツ さん
ヘマ しち まった
弱気に なら ないで
たかが お 尻 を 火傷 した だけ だ よ
いい んだ 自分 の 体 の こと は 自分 が 一 番 よく 知って …
クルツ さん …
なに モタモタ して んだ
早く し ねえ と 目標 が …
で … でも …
行け 俺 と オノ D の 死 を 無駄に する 気 か
ここ で 動け ない よう なら 俺 は お前 を 軽蔑 する ぜ
さあ 行く んだ
行って その 目 に 焼き付けて こい
そして 後世 に 伝える んだ
俺 たち が この 手 で 勝ち取った もの を
さあ 行け 行く んだ
チンタラ して んじゃ ねえ 今 すぐ 走れ
な に やって んだ 早く 行け
て め え それ でも 男 か 風間
そう だ
走れ 風間
走る んだ …
見える
見える よ クルツ さん
僕 に も 敵 が 見える
捉えた 目標 は …
こっち だ ー
男湯 と 女湯 は 10 時 から 入れ替わり だ
さて あっという間 に 留学 期間 が 過ぎて しまい ました ね
今日 で テスタロッサ さん と は お 別れ です
短い 間 だった けど 楽しく 過ごせ ました か
はい
あの 先生
みんな で 用意 した もの が ある んです けど
なに
はい これ
向こう でも 頑張って
はい 頑張り ます
ありがとう みなさん
一生 忘れ ませ ん
ありがとう みなさん
本当に 本当に ありがとう
ご苦労様 指揮 は 私 に
アイ マム
これ より 艦長 が 指揮 を 執る
機関 を 始動
機関 始動
機関 始動
全 リンク の 作動 チェック を 実行
艦長
なんで す
休暇 は いかがでした か
よかった です とても
私 は あの 人 たち を 守って みせ ます 絶対 に
それ は なにより です
確認 し ました 艦長
結構 前進 3 分 の 1
アイ マム 前進 3 分 の 1
前進 3 分 の 1
守って みせ ます 絶対 に
これ で よしっ と
帰っちゃ った ね
ほっと した ?
そう だ な
でも ホント は ちょっと 寂しかったり する んでしょ
いや 俺 は その …
あたし も
あたし も ちょっと 寂しい かな
義理 と 人情 男 気 溢れる 仁 侠 の 世界
おん どれ も 吐いた 唾 飲 ん どけよ
耐えて 耐えて 耐え 抜いて
一 発 で コロッ といき より ま すけ え
心 を 濡らす 細雪 …
この 喧嘩 わし に 任す ん か 任さ ん のです か
うるさい
次回 「 仁義 なき ファンシー 」
この 作品 を 故 ・ 深 作 欣二 監督 に 捧げ ます
やめ なさい 迷惑でしょ
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