イタズラ な Kiss 〜 Love in TOKYO ＃１４ (2) いたずら||||| Mischievous Kiss - Love in TOKYO #14 (2)

大事 な お 孫 さん を 頂く かも しれ ない んです から だいじ|||まご|||いただく||||ん です|

こちら の 事情 も ちゃんと 知って おいて いただか ない と ||じじょう|||しって||||

一つ 屋根 の 下 に 暮らして いる 同い年 の 女の子 が いる と いう の は ひと つ|やね||した||くらして||おないどし||おんなのこ||||||

紛れ も ない 事実 まぎれ|||じじつ

まあ 硬派 と いって も 直樹 も 若い です から |こうは||||なおき||わかい||

何事 も なかった か どう か 私 も 保証 でき ません けど ね なにごと||||||わたくし||ほしょう||ませ ん||

オホホ …

（ テーブル を たたく 音 ） てーぶる|||おと

沙穂子 さん お 庭 へ 行き ません か ？ いさご ほ こ|||にわ||いき|ませ ん|

あら いい わ ね

僕 と 沙穂子 さん の ２ 人 で ぼく||いさご ほ こ|||じん|

（ 大泉 ） いやいや おおいずみ|

これ は 気 が 利か なくて 申し訳なかった ||き||きか||もうし わけなかった I'm sorry this was clumsy

さあ ２ 人 で 行って き なさい |じん||おこなって||

ねっ さあ さあ さあ

行く わ よ いく||

はい ！―

いよっ 腰 が … 痛い 痛い うっ い よっ|こし||いたい|いたい|

（ 直樹 ） すいません ― なおき|

おふくろ の やつ 失礼 な こと ばかり … |||しつれい|||

（ 沙穂子 ） いえいえ ― いさご ほ こ|

お母様 きっと その 方 の こと 気 に 入って らっしゃる の ね ― お はは さま|||かた|||き||はいって|||

その 同居 されて いる 女性 |どうきょ|||じょせい

（ 直樹 ） 父 の 親友 の お嬢さん な んです ― なおき|ちち||しんゆう||おじょうさん||ん です

家族 ぐるみ の つきあい な んで かぞく|||||

母 も あんな こと を … はは||||

でも 彼女 の こと を 気 に 入って る の は |かのじょ||||き||はいって|||

僕 じゃ なくて 母 です から ぼく|||はは||

私 も お母様 に 気 に 入って いただき たい わ わたくし||お はは さま||き||はいって|||

あっ その 前 に もちろん 直樹 さん に ||ぜん|||なおき||

気 に 入って いただか なくちゃ いけない んだ けれど き||はいって|||||

と いう こと は 僕 の こと 気 に 入って いただけた んです か ？ ||||ぼく|||き||はいって||ん です|

エレベーター の 前 で お 会い した とき から えれべーたー||ぜん|||あい|||

奇遇 です ね 僕 も です よ き ぐう|||ぼく|||

まあ

はあ ～ むかつく ！ 何 な の あの 雰囲気 は あ||なん||||ふんいき

ちょっと あんた 作戦 １ は ？ ||さくせん|

はい 合点 承知 |がてん|しょうち

移動 し ます よ シュッ― いどう||||

シュ シュ シュ シュ シュ

フフフ …

作戦 第 １ の 秘密 兵器 は この スプリンクラー ― さくせん|だい||ひみつ|へいき|||

あの ２ 人 が この 近く を 通る 瞬間 に ― |じん|||ちかく||とおる|しゅんかん|

これ を 作動 させる ― ||さどう|

そしたら あの 子 の 振り袖 は びっちょびちょ ― そ したら||こ||ふりそで||びっち ょび ちょ

あーん これ は 帰る しか ない よ お ！ あー ん|||かえる|||| Ah, this is the only way to go home!

安易 すぎ ない ？ あんい||

うん シンプル な 方 が うまく いく んだ よ |しんぷる||かた|||||

よし レッツゴー

この 盆栽 は いちばん 古い もの で |ぼんさい|||ふるい||

500 年 以上 の もの が ある らしい です よ とし|いじょう|||||||

そんなに です か ？

ええ

（ 松本 ） まだ よ まつもと||

（ 琴子 ） うん はい ことこ||

今 だ ！ いま|

今 だ ！ いま|

はい ！

はい ！

（ 沙穂子 ） それ に して も いい 天気 です ね いさご ほ こ||||||てんき||

水浴び し たい 気分 みずあび|||きぶん

（ 松本 ･ 琴子 ） あれ ？ まつもと|ことこ|

（ 琴子 ） ん ？ ことこ|

フッ 沙穂子 さん に も そういう ところ ある んです ね |いさご ほ こ|||||||ん です|

（ 松本 ） ちょっと ！ まつもと|

あんた 何 やって ん の 鈍臭い なあ ― |なん||||どん くさい|

もう 通り過ぎ ちゃった じゃない の ！ |とおりすぎ||じゃ ない|

もう 通り過ぎ ちゃった じゃない の ！ |とおりすぎ||じゃ ない|

あーん ！ あー ん

ちょっと 貸し なさい よ |かし||

ちょっと 貸し なさい よ |かし||

おお ？ もう おかしい なあ

おお ？ もう おかしい なあ

（ 琴子 ） おかしい なあ ことこ||

（ 松本 ） ちょっと ～ 何 な の ？― まつもと||なん||

（ 松本 ） ちょっと ～ 何 な の ？― まつもと||なん||

この スイッチ 全然 利か ない じゃない よ ー |すいっち|ぜんぜん|きか||じゃ ない||-

（２ 人 の 悲鳴 ） じん||ひめい

（ 琴子 ） あっ ！ あっ ！ ことこ||

（ 琴子 と 松本 の 悲鳴 ） ことこ||まつもと||ひめい

（ 琴子 と 松本 の 悲鳴 ） ことこ||まつもと||ひめい

（ 沙穂子 ） あら ？ いさご ほ こ|

（ 琴子 と 松本 の 悲鳴 ） ことこ||まつもと||ひめい

（ 直樹 ） スプリンクラー の 誤作動 でしょう なおき|||ご さどう|

行き ましょう いき|

（ 沙穂子 ） はい いさご ほ こ|

（ 琴子 ） 止まら ない … ことこ|とまら|

（ 琴子 ） 止まら ない … ことこ|とまら|

（ 松本 ） ちょっと 何 やっ … まつもと||なん|

（ 琴子 ） ううっ うう … ことこ|う うっ|う う

ああー 止まった ああ … ああ -|とまった|

（ くしゃみ ）

もう ～！

何で 私 が こんな 目 に 遭わ なきゃ いけない の よ なんで|わたくし|||め||あわ||||

ばか ！

うわあ ！ うおっ 気 を 取り直して 作戦 ２！ うわ あ|う おっ|き||とり なおして|さくせん

レッツゴー ！

よっ ハァ ハァ ハァ ああ 目 が … |||||め|

（ 松本 ） 痛 て て … まつもと|つう||

（ 琴子 ） ああ ことこ|

（ 松本 ） ほんと あなた の いたずら って 小学生 レベル ね まつもと||||||しょうがくせい|れべる|

だって 気持ち 悪い でしょう |きもち|わるい|

気持ち 悪い わ よ きもち|わるい||

お えっ ああ

あっ ヘイ ヘイ ヘイ

あっ ヘイ ヘイ ヘイ

ん ？

ん ？

ん ？

よっこいしょ えっと です ね よっこ いしょ|||

よっこいしょ えっと です ね よっこ いしょ|||

あの 沙穂子 とやら が あそこ を 通った とき ― |いさご ほ こ|と やら||||かよった|

これ を 投げつける ― ||なげつける

そして 絶叫 と ともに 池 に ポチャーン ！ |ぜっきょう|||いけ||

そして 絶叫 と ともに 池 に ポチャーン ！ |ぜっきょう|||いけ||

きゃあ ！ き ゃあ

そして 絶叫 と ともに 池 に ポチャーン ！ |ぜっきょう|||いけ||

そして 絶叫 と ともに 池 に ポチャーン ！ |ぜっきょう|||いけ||

（ 水しぶき の 音 ） みずしぶき||おと

フッ いい 気味 だ わ ||きみ||

でも ちょっと やり すぎ かな これ

（ 松本 ）… ったく ほんと あんた って 甘ちゃん ね まつもと|った く||||あま ちゃん|

そんな ん だ から いつまで たって も

入江 君 に 振り向いて もらえ ない の よ いりえ|きみ||ふりむいて||||

返す 言葉 が ございません かえす|ことば||ございませ ん

まあ 私 も だ けど |わたくし|||

ほら 来た わ よ 早く ！ |きた|||はやく

ほら 来た わ よ 早く ！ |きた|||はやく

あっ あっ … ちょ ちょ ちょ ちょ …

あっ あっ … ちょ ちょ ちょ ちょ …

（ 松本 ） もう ！ また 通り過ぎ ちゃう じゃない の ― まつもと|||とおりすぎ|ちゃ う|じゃ ない|

（ 松本 ） もう ！ また 通り過ぎ ちゃう じゃない の ― まつもと|||とおりすぎ|ちゃ う|じゃ ない|

（ 琴子 ） ああ ああ … ことこ||

（ 琴子 ） ああ ああ … ことこ||

（ 琴子 ） ああ ああ … ことこ||

いやーん いや - ん

いく よ いく よ

いく よ いく よ

早く ！ はやく

早く ！ はやく

（ 琴子 ･ 松本 ） あっ ！ ことこ|まつもと|

きゃあ ！ き ゃあ

（２ 人 ） やった ー ！ じん||-

（ 直樹 ） あっ ― なおき|

僕 が いる から 大丈夫 です よ ぼく||||だいじょうぶ||

（２ 人 ） えっ ？ えっ ？ じん||

う おーっ ！ |お -っ

（２ 人 の 悲鳴 ） じん||ひめい

（ 琴子 と 松本 の 悲鳴 ） ことこ||まつもと||ひめい

（ 沙穂子 ） あら あちら で 誰か お 池 に 落ちた の かしら ？ いさご ほ こ||||だれ か||いけ||おちた||

（ 直樹 ） 掃除 の おばさん みたい です ね ― なおき|そうじ|||||

（ 直樹 ） 掃除 の おばさん みたい です ね ― なおき|そうじ|||||

（ 松本 ） 誰か 助けて ！ まつもと|だれ か|たすけて

（ 松本 ） 誰か 助けて ！ まつもと|だれ か|たすけて

（ 松本 ） 誰か 助けて ！ まつもと|だれ か|たすけて

きっと 池 の 中 の 掃除 を して る ん でしょう |いけ||なか||そうじ|||||

きっと 池 の 中 の 掃除 を して る ん でしょう |いけ||なか||そうじ|||||

行き ましょう いき|

（ 琴子 と 松本 の 悲鳴 ） ことこ||まつもと||ひめい

（ くしゃみ ）

あら とんだ 水難 だった わ ね 琴子 ちゃん ||すいなん||||ことこ|

きっと 罰 が 当たった んです ね |ばち||あたった|ん です|

あんな きれい な 人 に 意地悪 しよう と した から |||じん||いじわる||||

沙穂子 さん ね いさご ほ こ||

確かに ちょっと ばかり 美人 だった わ ね たしかに|||びじん|||

（ 琴子 ） おば 様 いつの間に ことこ||さま|いつのまに

だけど 全然 こんな 子 お 兄ちゃん の タイプ じゃない わ よ |ぜんぜん||こ||にいちゃん||たいぷ|じゃ ない||

お 兄ちゃん の 人生 に は 刺激 が 必要 な の |にいちゃん||じんせい|||しげき||ひつよう||

こんな 完璧 で おとなしい 子 |かんぺき|||こ

すぐに 物足りなく なっ ちゃう に 決まって る わ |ものたりなく||ちゃ う||きまって||

私 に は 手 に 取る ように 分かる の わたくし|||て||とる|よう に|わかる|

ハハハ … でも あの ２ 人 お互いに |||じん|おたがいに

かなり 気 に 入って る ように 見え ました けど |き||はいって||よう に|みえ||

それ に ―

私 の 鬼 しゅうとめ 作戦 は うまく いった し ね わたくし||おに||さくせん|||||

ハハハ … うん

もう 大泉 会長 きっと カンカン よ |おおいずみ|かいちょう||かんかん|

こんな しゅうとめ が いる 家 に ||||いえ|

大事 な 孫娘 を よこす もん です か だいじ||まごむすめ|||||

きっと あっち から 断って き ます よ |||たって|||

うん うん

（ 電話 の 着信音 ） でんわ||ちゃくしん おと

あー ！ 来た わ |きた|

断り を 告げる 電話 の 音 よ ハハハ ことわり||つげる|でんわ||おと||

ウフッ はい はーい ||は - い

（ 電話 の 着信 音 ） でんわ||ちゃくしん|おと

（ 直樹 ） はい 入江 です が ― なおき||いりえ||

大泉 会長 おおいずみ|かいちょう

来た きた

今日 は 母 が 大変 失礼 し ました ― きょう||はは||たいへん|しつれい||

そう です か ―

それ で かまい ません ― |||ませ ん

どうぞ よろしく お 願い いたし ます |||ねがい||

（ 紀子 ） どう だった ？ 断って きた ？ としこ|||たって|

沙穂子 さん 俺 の こと 気 に 入った から いさご ほ こ||おれ|||き||はいった|

見合い の 話 進めた いって さ みあい||はなし|すすめた||

えっ ？

だから このまま 進めて もらう こと に した ||すすめて||||

（ 紀子 ） お 兄ちゃん ！ としこ||にいちゃん

（ 直樹 ） 俺 が 気 に 入った 人 な んだ なおき|おれ||き||はいった|じん||

だから もう 二度と あんな 邪魔 は し ないで くれ ||にどと||じゃま||||

おふくろ

お前 も だ ぞ おまえ|||

は ？ おう ？ えっ ？

バレバレ な んだ よ

（ 琴子 ） ごめんなさい ことこ|

お 兄ちゃん が 本気 だ なんて 信じ られ ない |にいちゃん||ほんき|||しんじ||

♪～

あれ から しょっちゅう

沙穂子 さん から 電話 が かかって きて いさご ほ こ|||でんわ|||

週 に 何度 も デート して る し しゅう||なんど||でーと|||

入江 君 の 帰り が 遅い から おば 様 イライラ して る の いりえ|きみ||かえり||おそい|||さま|いらいら|||

ふーん しかたない わ ね ふ - ん|||

諦め ちゃう の ？ あきらめ|ちゃ う|

だって あの 大泉 沙穂子 が 相手 じゃ ||おおいずみ|いさご ほ こ||あいて|

勝ち目 ない もの かちめ||

でも どうせ 入江 君 を 取ら れる ん だったら ||いりえ|きみ||とら|||

あなた の 方 が まだ よかった わ ||かた||||

えっ ？

だって あなた が 相手 じゃ いつか 入江 君 も 後悔 する し ね |||あいて|||いりえ|きみ||こうかい|||

“ あの とき 松本 を 選んで おけば よかった な ” って ||まつもと||えらんで|||| "I should have chosen Matsumoto at that time."

アハハ … 私 今 ばか に されて ない ？ |わたくし|いま||||

ハハッ

うーん 沙穂子 って 人 に は |いさご ほ こ||じん||

何 か 戦わ ず して 負けた って 感じ が する の なん||たたかわ|||まけた||かんじ||| I feel like I lost without fighting

その 点 あなた の 努力 は 私 も 認め ざる を 得ない わ |てん|||どりょく||わたくし||みとめ|||え ない|

ほんと 無駄 な の に どこまでも 頑張る わ よ ね |むだ|||||がんばる|||

あなた って 笑える ||わらえる

ほっといて よ

知って る わ よ しって|||

彼 と キス した ん でしょう ？ かれ||きす|||

アハハ あっ でも それ は …

頑張れ がんばれ

何 ？ 今 の なん|いま|

もしかして エール ？ もし かして|えーる

ハハ …

（ 琴子 ） ただいま ことこ|

はぁ … は ぁ

（ 直樹 ） ええ 大丈夫 です よ ― なおき||だいじょうぶ||

では あした ―

ええ 楽しみ に して い ます |たのしみ||||

（ 琴子 ） ただいま ことこ|

（ 直樹 ） おかえり なおき|お かえり

あした 沙穂子 さん と デート する の … かな ？― |いさご ほ こ|||でーと|||

あっ ごめん 関係 ない よ ね ヘヘヘ ||かんけい||||

表参道 だ よ おもてさんどう||

大泉 会長 が 支援 して いる 作家 の 個展 の おおいずみ|かいちょう||しえん|||さっか||こてん|

オープニング パーティー に 行く んだ |ぱーてぃー||いく|

おお ふーん |ふ - ん

また 追っかけて くる ？ |おっかけて|

パーティー 会場 の トイレ 掃除 の ふり でも して ぱーてぃー|かいじょう||といれ|そうじ||||

ハハ … フフ

♪～

はぁ … は ぁ

（ 金之助 ） お～い きんのすけ||

金 ちゃん きむ|

フッ ど や うま そう やろ ？ Food and good luck?

これ 食べて 元気 出し いや |たべて|げんき|だし|

（ じんこ ） 私 たち が 話した の じん こ|わたくし|||はなした|

入江 が お 見合い 相手 と つきあい だ した こと いりえ|||みあい|あいて|||||

そう だ よ ね

やっぱり あれ って

つきあって る って こと な んだ よ ね

あっ ほら 食べ なさい ほれ ほれ ほれ ||たべ||||

食べ よ たべ|

食べ よ たべ|

はい どうぞ

はい どうぞ

（ 金之助 ） これ 借りる で きんのすけ||かりる|

ちょ ちょっと 頂く ね ちょっと ||いただく||

ああ ん もう ！ そんな 顔 して 食う たら ||||かお||くう|

せっかく の うまい もん も マズ なる や ん か

琴子 元気 出し いや ことこ|げんき|だし|

入江 みたいな 薄情 な 男 いりえ||はくじょう||おとこ

さっさと 結婚 して くれた 方 が 清々 する や ん か |けっこん|||かた||せいせい||||

（ じんこ ） そう よ そう よ じん こ||||

（ じんこ ） そう よ そう よ じん こ||||

（ 理美 ） うん うん り び||

（ 理美 ） うん うん り び||

何か さ なん か|

私 の 思い過ごし だって いう の は 分かって る んだ けど わたくし||おもいすごし|||||わかって|||

最近 入江 君 と さいきん|いりえ|きみ|

距離 が 縮まって きて る ような 気 が した んだ よ ね きょり||ちぢまって||||き|||||

だから …

まだ …

現実 が 受け入れ られ なくて げんじつ||うけいれ||

（ じんこ ） 分かる よ ― じん こ|わかる|

何だか んだ 言って ２ 人 は なんだか||いって|じん|

腐れ縁 で うまく いく って そう 思って た から くされえん||||||おもって||

じんこ ！ 今 その 言葉 は 残酷 だって じん こ|いま||ことば||ざんこく|

入江 は お 見合い 相手 と うまく いって る んだ から いりえ|||みあい|あいて||||||

そう でした

今回 ばかり は 今 まで と 事情 が 違う こんかい|||いま|||じじょう||ちがう

だって お 見合い って いう の は 家 同士 の 問題 だ から ね ||みあい|||||いえ|どうし||もんだい|||

“ 嫌に なり ました ” で いやに|||

やめ られる もん じゃない んだ から |||じゃ ない||

入江 も それ 分かって て 話 進めて る って こと か いりえ|||わかって||はなし|すすめて||||

だ よ ね

あっ あ …

（ じんこ ） 食べ よ ね ？ じん こ|たべ||

（ 理美 ） ほら 食べ な うん り び||たべ||

（ じんこ ） 生きる こと は 食べる こと みたいな さ じん こ|いきる|||たべる|||

（ 理美 ） そう 元気 出そう いっぱい 食べ ちゃい な り び||げんき|だそう||たべ|ちゃ い|

（ じんこ ） うん 甘い もの は 特に いい から ね じん こ||あまい|||とくに|||

すばらしい 作品 ばかり でした ね |さくひん|||

直樹 さん も そう お 思い に なった ？ なおき|||||おもい||

パーティー も 和やか で 作家 の 人柄 が 感じ られ ました わ ぱーてぃー||なごやか||さっか||ひとがら||かんじ|||

立食 だった ので おなか すか れた でしょう りっしょく||||||

よかったら どこ か で お 食事 でも いかが です か ？ |||||しょくじ||||

うれしい わ

あっ そうだ |そう だ

この先 に 祖父 の 行きつけ の イタリアン が あり ます の よ このさき||そふ||ゆきつけ|||||||

大泉 さん の お 眼鏡 に かなった 店 なら 安心 だ おおいずみ||||めがね|||てん||あんしん|

行き ましょう いき|

お 兄ちゃん 遅い わ ね |にいちゃん|おそい||

私 見て き ます わたくし|みて||

えっ いい わ よ こんな 夜中 に 女の子 が 危ない わ |||||よなか||おんなのこ||あぶない|

でも 何か 寝つけ そう に ない し |なん か|ねつけ||||

散歩 が てら コンビニ で ジュース 買って き ます さんぽ|||こんびに||じゅーす|かって||

琴子 ちゃん … ことこ|

何だか んだ 言って なんだか||いって What is it

お 兄ちゃん の こと 気 に して る の よ ね |にいちゃん|||き||||||

（ 金之助 ） よう 二枚目 ― きんのすけ||にまいめ

お嬢様 と の デート 帰り か お じょう さま|||でーと|かえり|

おい ちょう 待て や ！ ||まて|

お前 琴子 の こと どう 思って ん ねん おまえ|ことこ||||おもって||

関係 ない だろ かんけい||だ ろ

ありあり や ！―

お前 琴子 に ずっと 思わせぶり な 態度 とっ とった やろ おまえ|ことこ|||おもわせぶり||たいど|||

わし に とって 琴子 は 大事 な 人 なん や |||ことこ||だいじ||じん||

大事 な 人 の 気持ち ― だいじ||じん||きもち

弄ば れて 黙って られる かい ！ もてあそば||だまって||

だったら どう すんだ よ ？

（ 金之助 ） わし お前 から 琴子 を 奪う きんのすけ||おまえ||ことこ||うばう

いや 守る ― |まもる

ハァ …―

せや から 邪魔 せん とって くれる か ― せ や||じゃま|せ ん|||

お前 かて 結婚 し たい 女 が できた ん やったら 分かる やろ ― おまえ||けっこん|||おんな|||||わかる|

お前 に とって その 女 が 大事 な ん やったら おまえ||||おんな||だいじ|||

わし に とって は 琴子 が 大事 な ん や ||||ことこ||だいじ|||

あんな つら そう な 琴子 見て られ へん ― ||||ことこ|みて||

どう や ねん ！

はぁ は ぁ

（ 琴子 ） 入江 君 ― ことこ|いりえ|きみ

“ 琴子 は 俺 の こと が 好き な んだ ” って 言って よ ― ことこ||おれ||||すき||||いって|

前 は そう 言って くれた じゃない ― ぜん|||いって||じゃ ない

お 願い |ねがい

好き に すれば すき||

（ 金之助 ） おう ― きんのすけ|

おっしゃる とおり 好き に さして もらう わ ― ||すき||||

せや から お前 も ― せ や||おまえ|

もう 余計 な ちょっかい 出す ん や ない で |よけい||ちょっか い|だす||||

男 の 約束 や から な ！ おとこ||やくそく|||

♪～

（ すすり泣き ） すすりなき

（ 琴子 ） 今度 こそ 本当に おしまい な の ？― ことこ|こんど||ほんとうに|||

入江 君 を 諦める なんて 無理 だ よ いりえ|きみ||あきらめる||むり||

（ すすり泣き ） すすりなき

お 兄ちゃん |にいちゃん

本当に あの お 見合い の 女 の 人 と 結婚 す ん の ？ ほんとうに|||みあい||おんな||じん||けっこん|||

何 だ よ 急に なん|||きゅうに

どう な の ？

多分 そう なる ん じゃない か な たぶん||||じゃ ない||

（ 裕樹 ） お 兄ちゃん その 人 の こと 本当に 好き な の ？ ひろき||にいちゃん||じん|||ほんとうに|すき||

どう した んだ よ 裕樹 ||||ひろき

（ 裕樹 ） ちゃんと 答えて よ ひろき||こたえて|

だって … だって お 兄ちゃん が 好き な の は |||にいちゃん||すき|||

琴子 な ん でしょ ？ ことこ|||

♪～