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「C」 THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL, C: The Money of Soul and Possibility Control Episode 4

C : The Money of Soul and Possibility Control Episode 4

・~ N

( 羽 奈 日 ) 3 人 目 ?

( 真 朱 ) お っし ゃ ー ! ( キール ) フンッ 。

( 羽 奈 日 ) いい な ー 。 わたし も 子供 は → N

たくさん 欲し い ん です よ ね 。

( キール ) フハハ … 。

( 公 麿 ) 先生 は いつ から … 。

( 江原 ) 1 年 半 に なる か な 。

こっち の 収入 で 家族 を 養って る くらい だ よ 。

3 人 目 も もう じき だ 。 悪い な 余 賀 。

遠慮 する こと は ない 。 生み なさい 。

え ー どう 考え て も 1 人 が 精いっぱい です よ 。

お 金 ない もん 。

「 POISON PILL 」 ! ( キール ) イエッサー !

あっ … 。 公 麿 !

うわ ー !

( サトウ ) 毒 か … 。

( 淑子 ) お 金 なんて 何とか なる わ よ 。

うち だって ぎりぎり だ けど 何とか やって る し 。

そんな もん です か ね 。

そんな もん よ 。

ビジネス モデル は 完成 し た 。

「 DIRECT 」 ! ( 江原 ) わたし の 勝ち だ !

ぐ は っ ! 公 麿 !

「 WATCH WATCH WATCH … 」 !

株 を ! わたし の 株 を 売って !

「 YOURS 」 !

「 真 朱 IS YOURS 」 !

「 MINE 」 ! ( 壮 一郎 ) 5,000 万 買い だ 。

( 淑子 ) よい しょ っと … 。 それ じゃ 帰り ます 。

悪かった ね 。 どうして も 今日 の 授業 で 必要 だった もの だ から 。

( 淑子 ) 妊婦 に は いい 運動 です よ 。

メゾ フレーション !

「 SCORCHED EARTH 」 !

SCORCHED EARTH !

( 江原 ) う お っ !

( 竹田 崎 ) や っぱ すげ え !

それ じゃ 。 ( 学生 たち ) さよなら 。 さよなら 。

( 江原 ) うん ! ? あっ … 。

「 YOU HAVE GAIN 」 !

「 YOU ARE BANKOUT 」 !

( 江原 ) こんな 勝負 が ある か … 。

( 真坂 木 ) ルール に は 適 し て おり ます 。

( 江原 ) どう 考え て も 俺 が 勝って た じゃ ない か 。

( 真坂 木 ) どう 考え て も 負ける はず の アントレ から → N

アセット 株 を 購入 し た 人間 が い た と いう だけ の こと です 。

( 真坂 木 ) 純 然 たる 商 行為 の 結果 です 。

バカ な 提訴 する ! ( 真坂 木 ) 残念 ながら → N

あなた は 追放 です 。 江原 さま → N

短い 間 で し た が ありがとう ござい まし た 。

株 ?

アセット に は 必ず 10 株 が 備わって る の 。

9 株 まで は 売って お 金 に 換え られる ん だ よ 。

ありがとう 。 ( 壮 一郎 ) 礼 を 言わ れる 覚え は ない 。

( 壮 一郎 ) 俺 は 君 に 投資 し た だけ だ 。 それ 以上 でも 以下 で も ない 。

でも 助かった から … 。

君 を 中心 に 考え れ ば そうだ 。

だが 俺 から し たら どう だ ? なぜ 投資 し た ? 何の ため に ?

見返り を 求め てる って こと ?

その 言葉 は 適当 じゃ ない 。 → N

あの まま で は 君 は 破産 だった 。 → N

俺 は 君 の アセット の 株 が 欲しかった 。 → N

だから 投資 し た ん だ 。 俺 と 君 の 利害 が 一致 し た だけ だ 。 → N

見返り も 何も ない 。

「 君 が 困って い た から 助け た 」 で は → N

俺 は た だの お人よし だ ろ ?

違う の ?

負け た 人 どう な ん の か な ? ( 井 種田 ) さあ ? → N

アントレ に より ます から 何とも いえ ませ ん が 。

うち の 親父 それ で 自殺 し た らしい ん だ けど 。

( 井 種田 ) そういう 方 は 多い です よ 。 → N

周り に 迷惑 を 掛け たく ない ん じゃ ない でしょう か 。

うち は 迷惑 だった けど ね 。

知り合い だった ん だ よ 知って る 人 だった ん だ 。

( 井 種田 ) それ は 帰る 楽しみ が 増え まし た ね 。

あんた に 言った 俺 が バカ だった よ 。

( 井 種田 ) 実例 が 見 られる じゃ ない です か 。 → N

こういう こと は 前向き に 捉え ない と 。

( 石 動 ) 現在 メンバー は 1,200 名 を 超え まし た 。 → N

金融 街 の 約 3 分 の 1 は 掌握 し て い ます 。

( 堀井 ) 50 % を 超え れ ば 金融 街 の 影響 も コントロール できる 。

( 石 動 ) です が 例の 連中 が … 。

( 壮 一郎 ) 放って おけ 。 → N

無理 に まつろ わせ て も しかたがない 。 → N

自分 たち の 得 に なる と 分かれ ば おのずと こちら に 寄って くる 。

( 進藤 ) 連中 に 理念 が ある わけ で は ない です から な 。

( 壮 一郎 ) ムクドリ ギルド の 理想 は この 街 の システム を 変える 。 → N

いずれ ギルド こそ が 金融 街 そのもの に なる だ ろ う 。

例の 青年 も 放っておく の です か ?

さあ どう し た もの か 。

おはよう ! 何 やって る の ?

あ … いや 別に 。 何でも … 。

今日 やる とこ 分かる ?

あんた じゃ ない けど 経営 学 って や っぱ 退屈 。

あっ … 。

ハァ … ハァ … ハァ … 。

え ~ それでは … N 前回 の 続き 。

ジェレミー ・ ベンサム の 功利 主義 に つい て 。 覚え て いる … 。

( アナウンサー ) 次男 で 3 歳 の 義春 ちゃん が 大 ケガ を 負い → N

病院 に 搬送 さ れ まし た が 間もなく 死亡 し まし た 。

何 か 最近 こういう 事故 多く ない ?

ああ … 。

この 間 も 火事 で 子供 が 死 ん で た よ 。

かわいそう 怖かった だ ろ う ね 。

あっ … 。

悪い ちょっと 用事 。

( 羽 奈 日 ) えっ あ … 。 ちょ っ … えっ … 。

先生 !

先生 俺 まさか あんな こと に なる なんて → N

思って なく て すいません で し た 。

でも よかった です 。 先生 が 無事 で 。

俺 先生 に 何 か あったら どう しよ う か と 思って 。

余 賀 。 はい ?

午後 空 い てる の か ?

はい 。 ちょっと 付き合え よ 。

( 江原 ) ただいま 。 ・ ( 淑子 ) お かえり なさい 。 → N

早かった わ ね 。

今日 は ちょっと うち で 個人 授業 を し たく て ね 。

余 賀 君 だ 。 お邪魔 し ます 。

・ ( 淑子 ) どうぞ ご ゆっくり 。

( 江原 ) ある 日 突然 だ 。 → N

うち に 真坂 木 が やって 来 て 金融 街 に 誘わ れ た 。 → N

最初 は 何 が 何だか 分から なかった が → N

仕組み が 分かって から は 没頭 し た よ 。 → N

子供 に は 金 が 掛かる 。

わたし は 子 づくり に 消極 的 だった が → N

妻 は そう じゃ なく て ね 。

何て いう か 育ち が いい せい か あまり 経済 観念 が ない ん だ 。

講師 業 だけ で 家族 を 養え る はず が ない 。

それ が 分から ない ん だ な 。

金融 街 は 渡り に 船 だった よ 。

夢中 で 戦った 家族 の ため に ね 。

君 は 何の ため に ディール を し てる ん だ ?

分かり ませ ん 。 探し てる ん です 。 何の ため に 戦う の か 。

自分 探し って やつ か 。 さあ 。

目的 が ある 人間 が 強い なんて の は → N

やっぱり 嘘 っぱ ち な ん だ な 。

君 の よう な 人間 に 負け た 。

でも … N 勝った って 言え る の か どう か 。

勝った ん だ 。

三國 壮 一郎 の よう な 男 と 人脈 が あった 。

それ は 君 の 強 さ だ 。 堂々 と して りゃ いい 。

それ に 負け たら 終わり だ ぞ 。 全て 終わり だ 。

うち の 親父 は 自殺 し た ん です 。 金融 街 で 破産 し て 。

そう か でも お 父さん の 気持ち は 分かる よ 。

とても よく 分かる 。

どこ か おかしい と 思わ ない か ?

ミダス マネー は 未来 を 担保 に し て 支払わ れる 。

未来 と いう 概念 が あまり に も 漠然 と して いる ので → N

わたし は あまり 深く は 考え なかった 。

目の前 の 生活 に 追わ れ て い たから だ けど → N

破産 し て 初めて 分かった よ 。 その 意味 が 。

あっ … 。

大した お構い も でき なく て 。

すいません 。 ありがとう ござい ます 。

生まれ た ん です か ? はい ?

赤ちゃん 3 人 目 だって 。

アハッ 。 嫌 だ 。 何 か ほか の 方 と → N

勘違い さ れ て ませ ん ?

ああ どうも 。 あの でも … 。

( 淑子 ) まったく あなた と いい 急に どう し ちゃ った の かしら 。 → N

わたし 妊娠 なんか し て ませ ん よ 。

うち に は 子供 は い ない ん だ よ 。

( 淑子 ) 欲しい と は 思って る ん です けど ね 。 → N

なかなか 授から なく て 。

( 江原 ) まあ 焦る こと は ない さ 。

( 淑子 ) ホント ? この 人 ったら ゆうべ 酔って 帰って き て → N

「 子供 は どう し た ? みんな どこ に 行った ん だ 」 って 騒ぐ の 。 → N

どう し ちゃ った の か と 思った 。

( 江原 ) いや あれ は 酒 の せい で どう かし て た ん だ よ 。

( 淑子 ) 願望 が 出 ちゃ った ん じゃ ない の ?

( 江原 ) まさか 夢 だ よ 。 きっと 夢 でも 見 て た ん だ 。

( 江原 ) わたし の 子供 は 初め から 存在 し なかった こと に なって いる 。 → N

どこ に も 痕跡 は ない 。 妊娠 の 事実 も なくなった 。 → N

もはや 記憶 だけ だ 。 記憶 の 中 に だけ 子供 たち が いる 。

( 江原 ) こう やって 世界 は 変化 し て いた ん だ な 。 → N

わたし たち の 知ら ない 所 で 少しずつ 少しずつ 。 → N

悪い 方 へ 悪い 方 へ 。 → N

君 の お 父さん は 何 を 失った ん だ ろ う な 。 → N

君 が ここ に いる の は 本当 に 僥倖 だった の かも しれ ない な 。

ごめんなさい 。

俺 が 勝っちゃ っ た から こんな … 。 確かに 君 に 負け た 結果 だ 。

だが もし 君 が 負け て い た と し たら 君 の 周囲 でも → N

同じ よう な こと が 起こって い た はず だ ぞ 。

それ でも よかった の か ?

あっ … どう すりゃ い い ん だ 。 人 を ひどい 目 に 遭わ せる の も → N

自分 が ひどい 目 に 遭う の も どっち も 嫌 だ よ 。

でも 生き て いく と いう こと は しょせん 誰 から も → N

奪ったり 奪わ れ たり し て いく よう な もの だ から ね 。

君 だって 生田 を ほか の 男 に 奪わ れ た の だ ろ う ?

あいつ は 別に ただ の 友達 で … 。 そういう こと だ よ 。

( 江原 ) やはり ムクドリ ギルド に → N

入って おく べき だった かも しれ ない な 。

ムクドリ ギルド ? ( 江原 ) 知ら ない の か 。 → N

三國 壮 一郎 が 金融 街 で やって る 組織 だ よ 。 → N

こちら の 世界 へ の 金融 街 から の 影響 を → N

最小 限 に 食い止める ため と いう 触れ込み で 拡大 し てる 。 → N

結構 な 数 の アントレ が メンバー に なって る ん だ 。

そこ に 入れ ば 大きく 勝つ こと は でき なく なる が → N

破綻 する こと も なくなる 。

わたし は 敬遠 し た ん だ が → N

入って おけ ば こういう こと に は なら なかった かも しれ ない な 。

( 江原 ) 別に 君 の こと を 恨 ん だ り は し て い ない 。 → N

恨む 気 も ない 。 → N

ディール は わたし の 自己 責任 で し て い た こと だ から な 。

ただ せめて 君 は 負ける な 。 君 に 何 か あったら 大変 だ 。

わたし の 子供 の 記憶 を 分かち合え る の は → N

もはや この世 で 君 だけ な ん だ から !

島田 さん は お 子 さん 何 人 で し た っけ ?

( 島田 ) えっ どう し た の 急に 。

いや ちゃん と 聞い た こ と ない な と 思って 。

( 島田 ) ああ いや わたし も ちゃんと 訂正 した こと なかった んで ね → N

いい 機会 だ から 言 っと く けど 子供 い ない ん だ よ 。

じゃあ 奥さん と 2 人 です か ?

いや 妻 も い ない ん だ 。

結婚 でき なかった ん だ よ 。 誰 と も 縁 が なかった ん だ 。

ごめん ね つい 言いそびれ て しまって 。

いえ 。 結婚 する 気 と か もう ない ん です か ?

60 近く て → N

深夜 に コンビニ で バイト し てる よう な 男 の ところ に → N

来 て くれる 女性 が いる と 思う ?

( 壮 一郎 ) 何 が だ Q 。

俺 は できる こと を やる だけ だ 。

( Q ) 建物 は 右 に 傾 い て も 左 に 傾 い て も きしむ の です 。

だから 正しい 答え など ない の です 。

さすが 俺 の アセット だ な 。 ( Q ) あなた の アセット な の です 。

うん ?

( 壮 一郎 ) この 街 が 滅びる こと は ない 。 → N

ディール から も 抜け られ ず 勝つ も 地獄 負ける も 地獄 。 → N

だ と し たら 勝つ しか ない と いう の が 俺 の 考え だ 。

それ で 心 が 痛ま ない の ?

痛ま ない 。 それ 相応 の やり 方 が ある から だ 。

どういう こと ?

( 真坂 木 ) 三國 さま お迎え に あがり まし た 。

見 に 来 いよ 。 あっ は あ … 。

( 堀井 ) 三國 さん の ディール は 人気 だ ぜ 。

何せ 金 が 掛かった ぜいたく な ショー だ から な 。

( 竹田 崎 ) 黒い カード と 黒い カード か 。

そんなに 迷って る なら やめ たら ?

あんた の 資産 なら 破産 し て も 命 まで は 取ら れ ない と 思う よ 。

あの 先生 みたい に 。

でも 誰 か が 消え た り する かも しれ ない ん だ ぞ !

じゃあ やる しか ない じゃ ん ! もう 何 か いらいら する ん だ けど 。

菊池 さん どうして も → N

われわれ の ギルド に 入って いただけ ない でしょう か ?

( 菊池 ) フンッ 。

( 竹田 崎 ) つる ん で や がる な 組合 と 。

では 少し だけ 稼が せ て いただき ます 。

「 OPEN DEAL 」 !

カカ ズズ 。

( 菊池 ) ウル スト !

「 PACKMAN DEFENCE 」 !

・~ N

・~ N

すげ え 。

( 竹田 崎 ) ウルスト は 強力 な アセット だ が 維持 コスト が 高 過ぎ て → N

この 程度 の 稼ぎ で は 菊池 は 負け て しまう 。

株 を 公開 だ ! 「 YOURS 」 !

「 ウル スト IS YOURS 」 !

OK ! ( 組合 員 ) き た な 。

買い だ 。

( 菊池 ) これ で じっくり 楽しめ る 。

( 進藤 ) 組合 か 。 ( 石 動 ) 株 の 売買 成立 後 → N

三國 さん が 現在 151 億 。 菊池 は 一気に 369 億 倍 差 です 。

( 菊池 ) いつまで かわ せる か な 。 若 造 !

えっ ?

( 壮 一郎 ) ここ だ ! 「 DIRECT 」 !

王手 です 菊池 翁 。 ( 菊池 ) フフフ … 。

PACKMAN DEFENCE は 反射 が 恐ろしい の よ 。

う っ … ああ !

過信 し た な 若 造 。

( 菊池 ) 時間切れ だ な わし の 勝ち だ 。

順調 だ な 1 円 の 誤差 も ない 。

フッ … たっぷり 稼げ た か ? ( 菊池 ) 何 だ と ! ?

( 壮 一郎 ) WHITE KNIGHT ! 「 WHITE KNIGHT 」 !

( 竹田 崎 ) もう 1 体 呼 ん だ 。 どっち だ !

眠り 姫 か 。

・~ N

・~ N

急げ よ 姫 。

本体 が ! ?

( 壮 一郎 ) 《 間に合う か … 》

( 壮 一郎 ) 姫 早く 戻れ !

( 菊池 ) おお っ ! ?

( 壮 一郎 ) さて 俺 の 金 を 返し て もら お う か 。

貴 様 の … 貴 様 の 金 だ と ! ?

「 DIRECT 」 !

( 菊池 ) 三國 ー !

「 CLOSING 」 !

「 YOU LOST 」 !

「 YOU HAVE GAIN 」 !

す っ げ ー ! 1 % 差 で 勝っちゃ っ た !

現実 へ の 影響 が 気 に なる な 。

お 疲れ さま で し た 。 ああ 。

すごかった よ 。

あまり 感心 し て いる よう に は 見え ない が 。

ホント に すごい と は 思った よ 。 でも 俺 → N

あんた みたい に なり たい わけ じゃ ない ん だ よ な 。

そんなに 強く な ろ う って 思え ない って いう か 。

じゃあ どう なり たい ん だ 。 分か ん ない けど … 。

( 壮 一郎 ) あの じいさん は 強い 。 それ だけ の 資産 が ある から だ 。 → N

破産 さ せる と 現実 世界 へ の 影響 も 大きく なる 。 → N

だから そう は さ せ られ ない ん だ 。 → N

ディール の 醍醐味 は ただ の 勝ち負け じゃ ない 。 → N

勝ち 過ぎ ず 負け 過ぎ ず 周囲 に 及ぼす 影響 を 考え ながら → N

最大 限 の 利益 を 生み出し て いく こと だ 。 → N

その ため に これ だけ の 力 が 必要 な ん だ 。

要するに 俺 が 負け なきゃ いい ん だ ろ ?

( 壮 一郎 ) 勝ち負け を コントロール できる 強 さ を 身 に 付け れ ば いい 。

やる よ 。 俺 やって みる 。

これ 以上 周り の 人 を 不幸 に し たく ない ん だ 。

・~ N


C : The Money of Soul and Possibility Control Episode 4 C: The Money of Soul and Possibility Control Episode 4

・~\ N

( 羽 奈 日 ) 3 人 目 ? はね|な|ひ|じん|め

( 真 朱 ) お っし ゃ ー ! ( キール ) フンッ 。 まこと|しゅ||||-||

( 羽 奈 日 ) いい な ー 。 わたし も 子供 は →\ N はね|な|ひ|||-|||こども||

たくさん 欲し い ん です よ ね 。 |ほし|||||

( キール ) フハハ … 。

( 公 麿 ) 先生 は いつ から … 。 おおやけ|まろ|せんせい|||

( 江原 ) 1 年 半 に なる か な 。 えはら|とし|はん||||

こっち の 収入 で 家族 を 養って る くらい だ よ 。 ||しゅうにゅう||かぞく||やしなって||||

3 人 目 も もう じき だ 。 悪い な 余 賀 。 じん|め|||||わるい||よ|が

遠慮 する こと は ない 。 生み なさい 。 えんりょ|||||うみ|

え ー どう 考え て も 1 人 が 精いっぱい です よ 。 |-||かんがえ|||じん||せいいっぱい||

お 金 ない もん 。 |きむ||

「 POISON PILL 」 ! ( キール ) イエッサー !

あっ … 。 公 麿 ! |おおやけ|まろ

うわ ー ! |-

( サトウ ) 毒 か … 。 |どく|

( 淑子 ) お 金 なんて 何とか なる わ よ 。 しゆくこ||きむ||なんとか|||

うち だって ぎりぎり だ けど 何とか やって る し 。 |||||なんとか|||

そんな もん です か ね 。

そんな もん よ 。

ビジネス モデル は 完成 し た 。 びじねす|もでる||かんせい||

「 DIRECT 」 ! ( 江原 ) わたし の 勝ち だ ! |えはら|||かち|

ぐ は っ ! 公 麿 ! |||おおやけ|まろ

「 WATCH WATCH WATCH … 」 !

株 を ! わたし の 株 を 売って ! かぶ||||かぶ||うって

「 YOURS 」 !

「 真 朱 IS YOURS 」 ! まこと|しゅ||

「 MINE 」 ! ( 壮 一郎 ) 5,000 万 買い だ 。 |そう|いちろう|よろず|かい|

( 淑子 ) よい しょ っと … 。 それ じゃ 帰り ます 。 しゆくこ||||||かえり|

悪かった ね 。 どうして も 今日 の 授業 で 必要 だった もの だ から 。 わるかった||||きょう||じゅぎょう||ひつよう||||

( 淑子 ) 妊婦 に は いい 運動 です よ 。 しゆくこ|にんぷ||||うんどう||

メゾ フレーション !

「 SCORCHED EARTH 」 !

SCORCHED EARTH !

( 江原 ) う お っ ! えはら|||

( 竹田 崎 ) や っぱ すげ え ! たけた|さき||||

それ じゃ 。 ( 学生 たち ) さよなら 。 さよなら 。 ||がくせい|||

( 江原 ) うん ! ? あっ … 。 えはら||

「 YOU HAVE GAIN 」 !

「 YOU ARE BANKOUT 」 !

( 江原 ) こんな 勝負 が ある か … 。 えはら||しょうぶ|||

( 真坂 木 ) ルール に は 適 し て おり ます 。 まさか|き|るーる|||てき||||

( 江原 ) どう 考え て も 俺 が 勝って た じゃ ない か 。 えはら||かんがえ|||おれ||かって||||

( 真坂 木 ) どう 考え て も 負ける はず の アントレ から →\ N まさか|き||かんがえ|||まける|||||

アセット 株 を 購入 し た 人間 が い た と いう だけ の こと です 。 |かぶ||こうにゅう|||にんげん|||||||||

( 真坂 木 ) 純 然 たる 商 行為 の 結果 です 。 まさか|き|じゅん|ぜん||しょう|こうい||けっか|

バカ な 提訴 する ! ( 真坂 木 ) 残念 ながら →\ N ばか||ていそ||まさか|き|ざんねん||

あなた は 追放 です 。 江原 さま →\ N ||ついほう||えはら||

短い 間 で し た が ありがとう ござい まし た 。 みじかい|あいだ||||||||

株 ? かぶ

アセット に は 必ず 10 株 が 備わって る の 。 |||かならず|かぶ||そなわって||

9 株 まで は 売って お 金 に 換え られる ん だ よ 。 かぶ|||うって||きむ||かえ||||

ありがとう 。 ( 壮 一郎 ) 礼 を 言わ れる 覚え は ない 。 |そう|いちろう|れい||いわ||おぼえ||

( 壮 一郎 ) 俺 は 君 に 投資 し た だけ だ 。 それ 以上 でも 以下 で も ない 。 そう|いちろう|おれ||きみ||とうし||||||いじょう||いか|||

でも 助かった から … 。 |たすかった|

君 を 中心 に 考え れ ば そうだ 。 きみ||ちゅうしん||かんがえ|||そう だ

だが 俺 から し たら どう だ ? なぜ 投資 し た ? 何の ため に ? |おれ|||||||とうし|||なんの||

見返り を 求め てる って こと ? みかえり||もとめ|||

その 言葉 は 適当 じゃ ない 。 →\ N |ことば||てきとう|||

あの まま で は 君 は 破産 だった 。 →\ N ||||きみ||はさん||

俺 は 君 の アセット の 株 が 欲しかった 。 →\ N おれ||きみ||||かぶ||ほしかった|

だから 投資 し た ん だ 。 俺 と 君 の 利害 が 一致 し た だけ だ 。 →\ N |とうし|||||おれ||きみ||りがい||いっち|||||

見返り も 何も ない 。 みかえり||なにも|

「 君 が 困って い た から 助け た 」 で は →\ N きみ||こまって||||たすけ||||

俺 は た だの お人よし だ ろ ? おれ||||おひとよし||

違う の ? ちがう|

負け た 人 どう な ん の か な ? ( 井 種田 ) さあ ? →\ N まけ||じん|||||||い|おいだ||

アントレ に より ます から 何とも いえ ませ ん が 。 |||||なんとも||||

うち の 親父 それ で 自殺 し た らしい ん だ けど 。 ||おやじ|||じさつ||||||

( 井 種田 ) そういう 方 は 多い です よ 。 →\ N い|おいだ||かた||おおい|||

周り に 迷惑 を 掛け たく ない ん じゃ ない でしょう か 。 まわり||めいわく||かけ|||||||

うち は 迷惑 だった けど ね 。 ||めいわく|||

知り合い だった ん だ よ 知って る 人 だった ん だ 。 しりあい|||||しって||じん|||

( 井 種田 ) それ は 帰る 楽しみ が 増え まし た ね 。 い|おいだ|||かえる|たのしみ||ふえ|||

あんた に 言った 俺 が バカ だった よ 。 ||いった|おれ||ばか||

( 井 種田 ) 実例 が 見 られる じゃ ない です か 。 →\ N い|おいだ|じつれい||み||||||

こういう こと は 前向き に 捉え ない と 。 |||まえむき||とらえ||

( 石 動 ) 現在 メンバー は 1,200 名 を 超え まし た 。 →\ N いし|どう|げんざい|めんばー||な||こえ|||

金融 街 の 約 3 分 の 1 は 掌握 し て い ます 。 きんゆう|がい||やく|ぶん|||しょうあく||||

( 堀井 ) 50 % を 超え れ ば 金融 街 の 影響 も コントロール できる 。 ほりい||こえ|||きんゆう|がい||えいきょう||こんとろーる|

( 石 動 ) です が 例の 連中 が … 。 いし|どう|||れいの|れんちゅう|

( 壮 一郎 ) 放って おけ 。 →\ N そう|いちろう|はなって||

無理 に まつろ わせ て も しかたがない 。 →\ N むり||||||しかたが ない|

自分 たち の 得 に なる と 分かれ ば おのずと こちら に 寄って くる 。 じぶん|||とく||||わかれ|||||よって|

( 進藤 ) 連中 に 理念 が ある わけ で は ない です から な 。 しんどう|れんちゅう||りねん|||||||||

( 壮 一郎 ) ムクドリ ギルド の 理想 は この 街 の システム を 変える 。 →\ N そう|いちろう|むくどり|ぎるど||りそう|||がい||しすてむ||かえる|

いずれ ギルド こそ が 金融 街 そのもの に なる だ ろ う 。 |ぎるど|||きんゆう|がい|その もの|||||

例の 青年 も 放っておく の です か ? れいの|せいねん||ほうっておく|||

さあ どう し た もの か 。

おはよう ! 何 やって る の ? |なん|||

あ … いや 別に 。 何でも … 。 ||べつに|なんでも

今日 やる とこ 分かる ? きょう|||わかる

あんた じゃ ない けど 経営 学 って や っぱ 退屈 。 ||||けいえい|まな||||たいくつ

あっ … 。

ハァ … ハァ … ハァ … 。

え ~ それでは …\ N 前回 の 続き 。 |||ぜんかい||つづき

ジェレミー ・ ベンサム の 功利 主義 に つい て 。 覚え て いる … 。 |||こうり|しゅぎ||||おぼえ||

( アナウンサー ) 次男 で 3 歳 の 義春 ちゃん が 大 ケガ を 負い →\ N あなうんさー|じなん||さい||よしはる|||だい|けが||おい|

病院 に 搬送 さ れ まし た が 間もなく 死亡 し まし た 。 びょういん||はんそう||||||まもなく|しぼう|||

何 か 最近 こういう 事故 多く ない ? なん||さいきん||じこ|おおく|

ああ … 。

この 間 も 火事 で 子供 が 死 ん で た よ 。 |あいだ||かじ||こども||し||||

かわいそう 怖かった だ ろ う ね 。 |こわかった||||

あっ … 。

悪い ちょっと 用事 。 わるい||ようじ

( 羽 奈 日 ) えっ あ … 。 ちょ っ … えっ … 。 はね|な|ひ|||||

先生 ! せんせい

先生 俺 まさか あんな こと に なる なんて →\ N せんせい|おれ|||||||

思って なく て すいません で し た 。 おもって||||||

でも よかった です 。 先生 が 無事 で 。 |||せんせい||ぶじ|

俺 先生 に 何 か あったら どう しよ う か と 思って 。 おれ|せんせい||なん||||||||おもって

余 賀 。 はい ? よ|が|

午後 空 い てる の か ? ごご|から||||

はい 。 ちょっと 付き合え よ 。 ||つきあえ|

( 江原 ) ただいま 。 ・ ( 淑子 ) お かえり なさい 。 →\ N えはら||しゆくこ||||

早かった わ ね 。 はやかった||

今日 は ちょっと うち で 個人 授業 を し たく て ね 。 きょう|||||こじん|じゅぎょう|||||

余 賀 君 だ 。 お邪魔 し ます 。 よ|が|きみ||おじゃま||

・ ( 淑子 ) どうぞ ご ゆっくり 。 しゆくこ|||

( 江原 ) ある 日 突然 だ 。 →\ N えはら||ひ|とつぜん||

うち に 真坂 木 が やって 来 て 金融 街 に 誘わ れ た 。 →\ N ||まさか|き|||らい||きんゆう|がい||さそわ|||

最初 は 何 が 何だか 分から なかった が →\ N さいしょ||なん||なんだか|わから|||

仕組み が 分かって から は 没頭 し た よ 。 →\ N しくみ||わかって|||ぼっとう||||

子供 に は 金 が 掛かる 。 こども|||きむ||かかる

わたし は 子 づくり に 消極 的 だった が →\ N ||こ|||しょうきょく|てき|||

妻 は そう じゃ なく て ね 。 つま||||||

何て いう か 育ち が いい せい か あまり 経済 観念 が ない ん だ 。 なんて|||そだち||||||けいざい|かんねん||||

講師 業 だけ で 家族 を 養え る はず が ない 。 こうし|ぎょう|||かぞく||やしなえ||||

それ が 分から ない ん だ な 。 ||わから||||

金融 街 は 渡り に 船 だった よ 。 きんゆう|がい||わたり||せん||

夢中 で 戦った 家族 の ため に ね 。 むちゅう||たたかった|かぞく||||

君 は 何の ため に ディール を し てる ん だ ? きみ||なんの||||||||

分かり ませ ん 。 探し てる ん です 。 何の ため に 戦う の か 。 わかり|||さがし||||なんの|||たたかう||

自分 探し って やつ か 。 さあ 。 じぶん|さがし||||

目的 が ある 人間 が 強い なんて の は →\ N もくてき|||にんげん||つよい||||

やっぱり 嘘 っぱ ち な ん だ な 。 |うそ||||||

君 の よう な 人間 に 負け た 。 きみ||||にんげん||まけ|

でも …\ N 勝った って 言え る の か どう か 。 ||かった||いえ|||||

勝った ん だ 。 かった||

三國 壮 一郎 の よう な 男 と 人脈 が あった 。 みくに|そう|いちろう||||おとこ||じんみゃく||

それ は 君 の 強 さ だ 。 堂々 と して りゃ いい 。 ||きみ||つよ|||どうどう||||

それ に 負け たら 終わり だ ぞ 。 全て 終わり だ 。 ||まけ||おわり|||すべて|おわり|

うち の 親父 は 自殺 し た ん です 。 金融 街 で 破産 し て 。 ||おやじ||じさつ|||||きんゆう|がい||はさん||

そう か でも お 父さん の 気持ち は 分かる よ 。 ||||とうさん||きもち||わかる|

とても よく 分かる 。 ||わかる

どこ か おかしい と 思わ ない か ? ||||おもわ||

ミダス マネー は 未来 を 担保 に し て 支払わ れる 。 |まねー||みらい||たんぽ||||しはらわ|

未来 と いう 概念 が あまり に も 漠然 と して いる ので →\ N みらい|||がいねん|||||ばくぜん|||||

わたし は あまり 深く は 考え なかった 。 |||ふかく||かんがえ|

目の前 の 生活 に 追わ れ て い たから だ けど →\ N めのまえ||せいかつ||おわ|||||||

破産 し て 初めて 分かった よ 。 その 意味 が 。 はさん|||はじめて|わかった|||いみ|

あっ … 。

大した お構い も でき なく て 。 たいした|おかまい||||

すいません 。 ありがとう ござい ます 。

生まれ た ん です か ? はい ? うまれ|||||

赤ちゃん 3 人 目 だって 。 あかちゃん|じん|め|

アハッ 。 嫌 だ 。 何 か ほか の 方 と →\ N |いや||なん||||かた||

勘違い さ れ て ませ ん ? かんちがい|||||

ああ どうも 。 あの でも … 。

( 淑子 ) まったく あなた と いい 急に どう し ちゃ った の かしら 。 →\ N しゆくこ|||||きゅうに|||||||

わたし 妊娠 なんか し て ませ ん よ 。 |にんしん||||||

うち に は 子供 は い ない ん だ よ 。 |||こども||||||

( 淑子 ) 欲しい と は 思って る ん です けど ね 。 →\ N しゆくこ|ほしい|||おもって||||||

なかなか 授から なく て 。 |さずから||

( 江原 ) まあ 焦る こと は ない さ 。 えはら||あせる||||

( 淑子 ) ホント ? この 人 ったら ゆうべ 酔って 帰って き て →\ N しゆくこ|ほんと||じん|||よって|かえって|||

「 子供 は どう し た ? みんな どこ に 行った ん だ 」 って 騒ぐ の 。 →\ N こども||||||||おこなった||||さわぐ||

どう し ちゃ った の か と 思った 。 |||||||おもった

( 江原 ) いや あれ は 酒 の せい で どう かし て た ん だ よ 。 えはら||||さけ||||||||||

( 淑子 ) 願望 が 出 ちゃ った ん じゃ ない の ? しゆくこ|がんぼう||だ||||||

( 江原 ) まさか 夢 だ よ 。 きっと 夢 でも 見 て た ん だ 。 えはら||ゆめ||||ゆめ||み||||

( 江原 ) わたし の 子供 は 初め から 存在 し なかった こと に なって いる 。 →\ N えはら|||こども||はじめ||そんざい|||||||

どこ に も 痕跡 は ない 。 妊娠 の 事実 も なくなった 。 →\ N |||こんせき|||にんしん||じじつ|||

もはや 記憶 だけ だ 。 記憶 の 中 に だけ 子供 たち が いる 。 |きおく|||きおく||なか|||こども|||

( 江原 ) こう やって 世界 は 変化 し て いた ん だ な 。 →\ N えはら|||せかい||へんか|||||||

わたし たち の 知ら ない 所 で 少しずつ 少しずつ 。 →\ N |||しら||しょ||すこしずつ|すこしずつ|

悪い 方 へ 悪い 方 へ 。 →\ N わるい|かた||わるい|かた||

君 の お 父さん は 何 を 失った ん だ ろ う な 。 →\ N きみ|||とうさん||なん||うしなった||||||

君 が ここ に いる の は 本当 に 僥倖 だった の かも しれ ない な 。 きみ|||||||ほんとう||ぎょうこう||||||

ごめんなさい 。

俺 が 勝っちゃ っ た から こんな … 。 確かに 君 に 負け た 結果 だ 。 おれ||かっちゃ|||||たしかに|きみ||まけ||けっか|

だが もし 君 が 負け て い た と し たら 君 の 周囲 でも →\ N ||きみ||まけ|||||||きみ||しゅうい||

同じ よう な こと が 起こって い た はず だ ぞ 。 おなじ|||||おこって|||||

それ でも よかった の か ?

あっ … どう すりゃ い い ん だ 。 人 を ひどい 目 に 遭わ せる の も →\ N |||||||じん|||め||あわ||||

自分 が ひどい 目 に 遭う の も どっち も 嫌 だ よ 。 じぶん|||め||あう|||||いや||

でも 生き て いく と いう こと は しょせん 誰 から も →\ N |いき||||||||だれ|||

奪ったり 奪わ れ たり し て いく よう な もの だ から ね 。 うばったり|うばわ|||||||||||

君 だって 生田 を ほか の 男 に 奪わ れ た の だ ろ う ? きみ||いくた||||おとこ||うばわ||||||

あいつ は 別に ただ の 友達 で … 。 そういう こと だ よ 。 ||べつに|||ともだち|||||

( 江原 ) やはり ムクドリ ギルド に →\ N えはら||むくどり|ぎるど||

入って おく べき だった かも しれ ない な 。 はいって|||||||

ムクドリ ギルド ? ( 江原 ) 知ら ない の か 。 →\ N むくどり|ぎるど|えはら|しら||||

三國 壮 一郎 が 金融 街 で やって る 組織 だ よ 。 →\ N みくに|そう|いちろう||きんゆう|がい||||そしき|||

こちら の 世界 へ の 金融 街 から の 影響 を →\ N ||せかい|||きんゆう|がい|||えいきょう||

最小 限 に 食い止める ため と いう 触れ込み で 拡大 し てる 。 →\ N さいしょう|げん||くいとめる||||ふれこみ||かくだい|||

結構 な 数 の アントレ が メンバー に なって る ん だ 。 けっこう||すう||||めんばー|||||

そこ に 入れ ば 大きく 勝つ こと は でき なく なる が →\ N ||いれ||おおきく|かつ|||||||

破綻 する こと も なくなる 。 はたん||||

わたし は 敬遠 し た ん だ が →\ N ||けいえん||||||

入って おけ ば こういう こと に は なら なかった かも しれ ない な 。 はいって||||||||||||

( 江原 ) 別に 君 の こと を 恨 ん だ り は し て い ない 。 →\ N えはら|べつに|きみ||||うら|||||||||

恨む 気 も ない 。 →\ N うらむ|き|||

ディール は わたし の 自己 責任 で し て い た こと だ から な 。 ||||じこ|せきにん|||||||||

ただ せめて 君 は 負ける な 。 君 に 何 か あったら 大変 だ 。 ||きみ||まける||きみ||なん|||たいへん|

わたし の 子供 の 記憶 を 分かち合え る の は →\ N ||こども||きおく||わかちあえ||||

もはや この世 で 君 だけ な ん だ から ! |このよ||きみ|||||

島田 さん は お 子 さん 何 人 で し た っけ ? しまだ||||こ||なん|じん||||

( 島田 ) えっ どう し た の 急に 。 しまだ||||||きゅうに

いや ちゃん と 聞い た こ と ない な と 思って 。 |||ききい|||||||おもって

( 島田 ) ああ いや わたし も ちゃんと 訂正 した こと なかった んで ね →\ N しまだ||||||ていせい||||||

いい 機会 だ から 言 っと く けど 子供 い ない ん だ よ 。 |きかい|||げん||||こども|||||

じゃあ 奥さん と 2 人 です か ? |おくさん||じん||

いや 妻 も い ない ん だ 。 |つま|||||

結婚 でき なかった ん だ よ 。 誰 と も 縁 が なかった ん だ 。 けっこん||||||だれ|||えん||||

ごめん ね つい 言いそびれ て しまって 。 |||いいそびれ||

いえ 。 結婚 する 気 と か もう ない ん です か ? |けっこん||き|||||||

60 近く て →\ N ちかく||

深夜 に コンビニ で バイト し てる よう な 男 の ところ に →\ N しんや||こんびに||ばいと|||||おとこ||||

来 て くれる 女性 が いる と 思う ? らい|||じょせい||||おもう

( 壮 一郎 ) 何 が だ Q 。 そう|いちろう|なん|||

俺 は できる こと を やる だけ だ 。 おれ|||||||

( Q ) 建物 は 右 に 傾 い て も 左 に 傾 い て も きしむ の です 。 |たてもの||みぎ||かたむ||||ひだり||かたむ||||||

だから 正しい 答え など ない の です 。 |ただしい|こたえ||||

さすが 俺 の アセット だ な 。 ( Q ) あなた の アセット な の です 。 |おれ|||||||||||

うん ?

( 壮 一郎 ) この 街 が 滅びる こと は ない 。 →\ N そう|いちろう||がい||ほろびる||||

ディール から も 抜け られ ず 勝つ も 地獄 負ける も 地獄 。 →\ N |||ぬけ|||かつ||じごく|まける||じごく|

だ と し たら 勝つ しか ない と いう の が 俺 の 考え だ 。 ||||かつ|||||||おれ||かんがえ|

それ で 心 が 痛ま ない の ? ||こころ||いたま||

痛ま ない 。 それ 相応 の やり 方 が ある から だ 。 いたま|||そうおう|||かた||||

どういう こと ?

( 真坂 木 ) 三國 さま お迎え に あがり まし た 。 まさか|き|みくに||おむかえ||||

見 に 来 いよ 。 あっ は あ … 。 み||らい||||

( 堀井 ) 三國 さん の ディール は 人気 だ ぜ 。 ほりい|みくに|||||にんき||

何せ 金 が 掛かった ぜいたく な ショー だ から な 。 なにせ|きむ||かかった|||しょー|||

( 竹田 崎 ) 黒い カード と 黒い カード か 。 たけた|さき|くろい|かーど||くろい|かーど|

そんなに 迷って る なら やめ たら ? |まよって||||

あんた の 資産 なら 破産 し て も 命 まで は 取ら れ ない と 思う よ 。 ||しさん||はさん||||いのち|||とら||||おもう|

あの 先生 みたい に 。 |せんせい||

でも 誰 か が 消え た り する かも しれ ない ん だ ぞ ! |だれ|||きえ|||||||||

じゃあ やる しか ない じゃ ん ! もう 何 か いらいら する ん だ けど 。 |||||||なん||||||

菊池 さん どうして も →\ N きくち||||

われわれ の ギルド に 入って いただけ ない でしょう か ? ||ぎるど||はいって||||

( 菊池 ) フンッ 。 きくち|

( 竹田 崎 ) つる ん で や がる な 組合 と 。 たけた|さき|||||||くみあい|

では 少し だけ 稼が せ て いただき ます 。 |すこし||かせが||||

「 OPEN DEAL 」 !

カカ ズズ 。

( 菊池 ) ウル スト ! きくち||すと

「 PACKMAN DEFENCE 」 !

・~\ N

・~\ N

すげ え 。

( 竹田 崎 ) ウルスト は 強力 な アセット だ が 維持 コスト が 高 過ぎ て →\ N たけた|さき|||きょうりょく|||||いじ|こすと||たか|すぎ||

この 程度 の 稼ぎ で は 菊池 は 負け て しまう 。 |ていど||かせぎ|||きくち||まけ||

株 を 公開 だ ! 「 YOURS 」 ! かぶ||こうかい||

「 ウル スト IS YOURS 」 ! |すと||

OK ! ( 組合 員 ) き た な 。 |くみあい|いん|||

買い だ 。 かい|

( 菊池 ) これ で じっくり 楽しめ る 。 きくち||||たのしめ|

( 進藤 ) 組合 か 。 ( 石 動 ) 株 の 売買 成立 後 →\ N しんどう|くみあい||いし|どう|かぶ||ばいばい|せいりつ|あと|

三國 さん が 現在 151 億 。 菊池 は 一気に 369 億 倍 差 です 。 みくに|||げんざい|おく|きくち||いっきに|おく|ばい|さ|

( 菊池 ) いつまで かわ せる か な 。 若 造 ! きくち||||||わか|つく

えっ ?

( 壮 一郎 ) ここ だ ! 「 DIRECT 」 ! そう|いちろう|||

王手 です 菊池 翁 。 ( 菊池 ) フフフ … 。 おうて||きくち|おきな|きくち|

PACKMAN DEFENCE は 反射 が 恐ろしい の よ 。 |||はんしゃ||おそろしい||

う っ … ああ !

過信 し た な 若 造 。 かしん||||わか|つく

( 菊池 ) 時間切れ だ な わし の 勝ち だ 。 きくち|じかんぎれ|||||かち|

順調 だ な 1 円 の 誤差 も ない 。 じゅんちょう|||えん||ごさ||

フッ … たっぷり 稼げ た か ? ( 菊池 ) 何 だ と ! ? ||かせげ|||きくち|なん||

( 壮 一郎 ) WHITE KNIGHT ! 「 WHITE KNIGHT 」 ! そう|いちろう||||

( 竹田 崎 ) もう 1 体 呼 ん だ 。 どっち だ ! たけた|さき||からだ|よ||||

眠り 姫 か 。 ねむり|ひめ|

・~\ N

・~\ N

急げ よ 姫 。 いそげ||ひめ

本体 が ! ? ほんたい|

( 壮 一郎 ) 《 間に合う か … 》 そう|いちろう|まにあう|

( 壮 一郎 ) 姫 早く 戻れ ! そう|いちろう|ひめ|はやく|もどれ

( 菊池 ) おお っ ! ? きくち||

( 壮 一郎 ) さて 俺 の 金 を 返し て もら お う か 。 そう|いちろう||おれ||きむ||かえし|||||

貴 様 の … 貴 様 の 金 だ と ! ? とうと|さま||とうと|さま||きむ||

「 DIRECT 」 !

( 菊池 ) 三國 ー ! きくち|みくに|-

「 CLOSING 」 !

「 YOU LOST 」 !

「 YOU HAVE GAIN 」 !

す っ げ ー ! 1 % 差 で 勝っちゃ っ た ! |||-|さ||かっちゃ||

現実 へ の 影響 が 気 に なる な 。 げんじつ|||えいきょう||き|||

お 疲れ さま で し た 。 ああ 。 |つかれ|||||

すごかった よ 。

あまり 感心 し て いる よう に は 見え ない が 。 |かんしん|||||||みえ||

ホント に すごい と は 思った よ 。 でも 俺 →\ N ほんと|||||おもった|||おれ|

あんた みたい に なり たい わけ じゃ ない ん だ よ な 。

そんなに 強く な ろ う って 思え ない って いう か 。 |つよく|||||おもえ||||

じゃあ どう なり たい ん だ 。 分か ん ない けど … 。 ||||||わか|||

( 壮 一郎 ) あの じいさん は 強い 。 それ だけ の 資産 が ある から だ 。 →\ N そう|いちろう||||つよい||||しさん|||||

破産 さ せる と 現実 世界 へ の 影響 も 大きく なる 。 →\ N はさん||||げんじつ|せかい|||えいきょう||おおきく||

だから そう は さ せ られ ない ん だ 。 →\ N

ディール の 醍醐味 は ただ の 勝ち負け じゃ ない 。 →\ N ||だいごみ||||かちまけ|||

勝ち 過ぎ ず 負け 過ぎ ず 周囲 に 及ぼす 影響 を 考え ながら →\ N かち|すぎ||まけ|すぎ||しゅうい||およぼす|えいきょう||かんがえ||

最大 限 の 利益 を 生み出し て いく こと だ 。 →\ N さいだい|げん||りえき||うみだし|||||

その ため に これ だけ の 力 が 必要 な ん だ 。 ||||||ちから||ひつよう|||

要するに 俺 が 負け なきゃ いい ん だ ろ ? ようするに|おれ||まけ|||||

( 壮 一郎 ) 勝ち負け を コントロール できる 強 さ を 身 に 付け れ ば いい 。 そう|いちろう|かちまけ||こんとろーる||つよ|||み||つけ|||

やる よ 。 俺 やって みる 。 ||おれ||

これ 以上 周り の 人 を 不幸 に し たく ない ん だ 。 |いじょう|まわり||じん||ふこう||||||

・~\ N