Chuunibyou demo Koi ga Shitai ! Episode 4 Chuunibyou demo Koi ga Shitai! Episode 4

分から ん さっぱり 分から ん わから|||わから|

丹生 谷 が あの 訳 の 分から ん 同好 会 に 入る 理由 が さっぱり わから ん にう|たに|||やく||わから||どうこう|かい||はいる|りゆう||||

あの 「 第 一 回 可愛い 子 ちゃん 選手 権 」 優勝 |だい|ひと|かい|かわいい|こ||せんしゅ|けん|ゆうしょう

クラス 男子 人気 ぶ っち ぎり の 丹生 谷 だ ぞ くらす|だんし|にんき|||||にう|たに||

意味 が 分から ん いみ||わから|

まさか 本当 に 魔術 に 興味 が ある の か それとも 昼寝 に 興味 が ある |ほんとう||まじゅつ||きょうみ||||||ひるね||きょうみ||

それとも いや まさか 本当 に |||ほんとう|

えっ 　 なんで 入部 し た かって ||にゅうぶ|||

ごめん どうしても 気 に なって そんなに 昼寝 に 興味 あった の か な … なんて ||き||||ひるね||きょうみ|||||

知り たい ？ しり|

う … うん

それ は ね 誰 か さん が 鈍い から だ よ |||だれ||||にぶい|||

いや いやいや 待て 待て 待て そんな 短絡 的 な 結論 で 勘違い し て ||まて|まて|まて||たんらく|てき||けつろん||かんちがい||

後 に 大 恥 を かい た 経験 の ある 猛者 は 地球 の 男性 人口 の 80 ％ に 上る はず だ あと||だい|はじ||||けいけん|||もさ||ちきゅう||だんせい|じんこう|||のぼる||

もう 一 度 冷静 に 考えよ う |ひと|たび|れいせい||かんがえよ|

何 やって ん だ なん|||

結局 俺 は 六 花 の あの 同好 会 に 入って い た けっきょく|おれ||むっ|か|||どうこう|かい||はいって||

ずいぶん 余裕 じゃ ない か 冨樫 |よゆう||||とがし

いや えっ と

もちろん 中 二 病 が 恋しい と か あの 部 に 魅力 が ある と か で は ない |なか|ふた|びょう||こいしい||||ぶ||みりょく|||||||

遊 ん でる 暇 は ない だ ろ 集中 しろ 集中 あそ|||いとま|||||しゅうちゅう||しゅうちゅう

すみません

ただ あの 言葉 を 放っておけ なかった ん だ ||ことば||ほうっておけ|||

私 冨樫 君 の 同好 会 入 ろ う か と 思って 今 入部 届け 出し て き た わたくし|とがし|きみ||どうこう|かい|はい|||||おもって|いま|にゅうぶ|とどけ|だし|||

冨樫 君 の … そう 言った ん だ あの 子 は とがし|きみ|||いった||||こ|

しばらく 見つめ 合って から |みつめ|あって|

しばらく 見つめ 合って から |みつめ|あって|

逸ら す まで に 何 を 考え て た の 気 に なる はやら||||なん||かんがえ||||き||

逸ら す まで に 何 を 考え て た の 気 に なる はやら||||なん||かんがえ||||き||

唇 尖ら せ た あたし を 見 て くちびる|とがら|||||み|

唇 尖ら せ た あたし を 見 て くちびる|とがら|||||み|

どう し た の って 聞い て くる の 待って みる の |||||ききい||||まって||

どう し た の って 聞い て くる の 待って みる の |||||ききい||||まって||

ごまかし た あ と の 独り言 は |||||ひとりごと|

ごまかし た あ と の 独り言 は |||||ひとりごと|

恥ずかしい から 聞か ない で くれる はずかしい||きか|||

恥ずかしい から 聞か ない で くれる はずかしい||きか|||

後 に 引け ない ほど 惹 か れ 合う 恋 あと||ひけ|||じゃく|||あう|こい

後 に 引け ない ほど 惹 か れ 合う 恋 あと||ひけ|||じゃく|||あう|こい

もう 始まって た |はじまって|

もう 始まって た |はじまって|

夢 なら たくさん 見 た ゆめ|||み|

夢 なら たくさん 見 た ゆめ|||み|

覚め た まま でも まだ 会い たい さめ|||||あい|

覚め た まま でも まだ 会い たい さめ|||||あい|

君 が そう さ せ た きみ|||||

君 が そう さ せ た きみ|||||

恋 は 欲張り だ ね こい||よくばり||

恋 は 欲張り だ ね こい||よくばり||

飛び 跳ね そう な 心 の 行く まま に 行 こ う よ とび|はね|||こころ||いく|||ぎょう|||

飛び 跳ね そう な 心 の 行く まま に 行 こ う よ とび|はね|||こころ||いく|||ぎょう|||

理想 も 妄想 も 現実 も りそう||もうそう||げんじつ|

理想 も 妄想 も 現実 も りそう||もうそう||げんじつ|

全て 君 を 軸 に 回る すべて|きみ||じく||まわる

全て 君 を 軸 に 回る すべて|きみ||じく||まわる

新しい 世界 へ あたらしい|せかい|

新しい 世界 へ あたらしい|せかい|

まさか 丹生 谷 来 て ない よ な |にう|たに|らい||||

なん だ

ダーク フレイム マスター が 召喚 さ れ た よう です だーく||ますたー||しょうかん|||||

さすが 「 サトゥルヌス 魔方陣 」 強力 次々 に 新た な 物 を 召喚 し て くれる ||まほうじん|きょうりょく|つぎつぎ||あらた||ぶつ||しょうかん|||

あの な なん な ん だ よ これ は 床 に なに 書 い て ん だ よ |||||||||とこ|||しょ|||||

魔法 陣 も 知ら ない なんて お前 は もし かして 馬鹿 です か まほう|じん||しら|||おまえ||||ばか||

魔法 陣 は 分かって る なぜ 床 に 細工 し た か と 聞い てる ん だ まほう|じん||わかって|||とこ||さいく|||||ききい|||

授業 中 に も 言った はず サバト を 開催 する と じゅぎょう|なか|||いった||||かいさい||

そう です 生 贄 の 用意 も 万全 です し ||せい|にえ||ようい||ばんぜん||

ウツボカズラ 美味しい |おいしい

あの な って いう か 学校 に 猫 を 持ち込む な |||||がっこう||ねこ||もちこむ|

この 会 は 不可 視 境界 線 を 見つける ため に 作ら れ た も の キメラ は 必要 |かい||ふか|し|きょうかい|せん||みつける|||つくら|||||||ひつよう

マスター さっそく この 生 贄 と 交換 に 新た な 物 の 召喚 を ますたー|||せい|にえ||こうかん||あらた||ぶつ||しょうかん|

了解 し た りょうかい||

我 邪 王 真 眼 の 名 に おい て 汝 を 召喚 する われ|じゃ|おう|まこと|がん||な||||なんじ||しょうかん|

汝 の 名 は 闇 より の 殺戮 者 その 血 その 肉 その 骨 全て は 姿 が なく なんじ||な||やみ|||さつりく|もの||ち||にく||こつ|すべて||すがた||

どんどん 行く です よ |いく||

な に そんな 細工 まで してん だ |||さいく|||

マスター 今 の 角度 です もう 一 度 行く です ますたー|いま||かくど|||ひと|たび|いく|

マスター かっこいい です ますたー||

凸 守 も やる ？ とつ|しゅ||

やる です 凸 守 やる です ||とつ|しゅ||

黄昏 より も 暗き もの 血 の 流れ より 赤き もの たそがれ|||くらき||ち||ながれ||あかき|

等しく 滅び を 与え ん こと ！ ドラグスレーイブ ひとしく|ほろび||あたえ|||

なん だ これ って な に やって ん だ よ お前 は ||||||||||おまえ|

さすが マスター 分かって る です |ますたー|わかって||

当然 とうぜん

憎い で す やるせない です にくい||||

掃除 しろ そうじ|

召喚 し た もの に 使わ れ て しまう と は 屈辱 です しょうかん|||||つかわ||||||くつじょく|

さすが ダーク フレイム マスター |だーく||ますたー

ぐ だ ぐ だ 話し て ない で 早く 片付けろ よ ||||はなし||||はやく|かたづけろ|

ほら 茴香 先輩 も 起き て |かいかおり|せんぱい||おき|

モウセンゴケ は 苦い よ ||にがい|

なんの 夢 を 見て いる ん だ |ゆめ||みて|||

こんにちは

ニ … 丹生 谷 |にう|たに

ごめん ね 入部 し た の に ずっと 来 られ なく て チア 部 が 忙しく て ||にゅうぶ||||||らい|||||ぶ||いそがしく|

安心 し て 不可 視 境界 線 の 探索 は 着々 と 進 ん で いる あんしん|||ふか|し|きょうかい|せん||たんさく||ちゃくちゃく||すすむ|||

不可 視 … 何 ふか|し|なん

き … 気 に し なく て いい よ |き||||||

うん

あら なに これ

なん … なんでもない よ

これ って も しか して 魔法 陣 |||||まほう|じん

じゃあ やっぱり まじめ に 魔法 の 研究 と か やる ん だ ||||まほう||けんきゅう|||||

いや いやいや 洒落 だ よ 洒落 ||しゃれ|||しゃれ

我が 結社 の 目的 は 不可 視 境界 線 の 発見 に ある わが|けっしゃ||もくてき||ふか|し|きょうかい|せん||はっけん||

その ため に この 「 邪 王 真 眼 」 「 ミョルニルハンマー 」 ||||じゃ|おう|まこと|がん|

そして 「 ダーク フレイム マスター 」 の 力 を 合わせ て |だーく||ますたー||ちから||あわせ|

ち ょ … ちょっと 待って だ から 言 うなって 言って ん だ ろ |||まって|||げん||いって|||

何 を ひそひそ 話 し て いる の です か ダーク フレイム マスター なん|||はなし|||||||だーく||ますたー

なぜ 黙る の です か ダーク フレイム マスター |だまる||||だーく||ますたー

お前 わざと だ ろ う おまえ||||

なに が です ダーク フレイム マスター |||だーく||ますたー

ダーク フレイム マスター だーく||ますたー

開けろ 開けろ です あけろ|あけろ|

いい の

気 に し なく て いい よ どうせ すぐ 慣れ て くる から き|||||||||なれ|||

あっ 　 この 結 界 も しか して 平行 世界 と 繋がって いる ||けつ|かい||||へいこう|せかい||つながって|

ほら ね

ちょっと なに

五 月 七 日 茴香 さん 一応 部員 で 二 年生 な ん だ けど 昼寝 が 趣味 な ん だ いつ|つき|なな|ひ|かいかおり||いちおう|ぶいん||ふた|ねんせい|||||ひるね||しゅみ|||

ほら 会 の 名前 に 昼寝 って 入って いる でしょ う |かい||なまえ||ひるね||はいって|||

そう いえ ば … じゃ 冨樫 君 も 昼寝 目当て な の ||||とがし|きみ||ひるね|めあて||

あっ 　 いや そういう 訳 で も ない ん だ けど |||やく||||||

じゃあ なんで この 部 に |||ぶ|

あっ いや それ は … そ … そういう 丹生 谷 こそ なんで な ん だ よ ||||||にう|たに||||||

なん で って もう 冨樫 君 に は 言いにくい よ ||||とがし|きみ|||いいにくい|

なん … なんか 意味 深 な 台詞 な ん です けど これ って やっぱり ||いみ|ふか||せりふ|||||||

ない です

今度 は なん だ こんど|||

『 マビノギ オン 』 七色 の 写本 です 消え た です この ロッカー に 置 い と い た のに |おん|なないろ||しゃほん||きえ||||ろっかー||お|||||

『 マビノギ オン 』 ああ この 前 持って い た ファイル か |おん|||ぜん|もって|||ふぁいる|

もしや 平行 世界 の 彼方 に … |へいこう|せかい||かなた|

心配 する な 俺 の 家 に ある この 前 ここ を 整理 し て いる 時 に しんぱい|||おれ||いえ||||ぜん|||せいり||||じ|

間違え て 持って 帰って た みたい だ まちがえ||もって|かえって|||

返す です 今 すぐ 返す です かえす||いま||かえす|

分かった 分かった 持って 来 て やる よ わかった|わかった|もって|らい|||

返す です 返す です もう 返す です かえす||かえす|||かえす|

なに を やって る ん だ お前 は ||||||おまえ|

そろそろ チア 部 の 練習 始まる から 私 行く ね ||ぶ||れんしゅう|はじまる||わたくし|いく|

あっ 　 うん

ねぇ 冨樫 君 ちょっと いい ？ |とがし|きみ||

えっ

日曜 ？ にちよう

うん 忙しかったら いつ で も いい ん だ けど ねえ ダメ ？ |いそがしかったら|||||||||だめ

いや でも 俺 ん ち なに も ない し なんで 急に ||おれ||||||||きゅうに

なん で って 二 人 で 話し たい なって 思った だけ ねえ |||ふた|じん||はなし|||おもった||

いくら なんでも 変 だ ||へん|

パラメータ を こつこつ 上げ た わけ でも 特殊 イベント が 発生 し た わけ で も ない のに |||あげ||||とくしゅ|いべんと||はっせい|||||||

こんな イベント が 発生 し て いる と いう こと は 通常 バッド エンド |いべんと||はっせい||||||||つうじょう||えんど

しかし これ は 現実 な ん だ |||げんじつ|||

話 は 聞か せ て もらった はなし||きか|||

いつ から そこ に い た

探索 し た が 不可 視 境界 線 に 関 する 情報 は 皆無 残念 たんさく||||ふか|し|きょうかい|せん||かん||じょうほう||かいむ|ざんねん

出 て き た の は 書物 が 一 冊 だ||||||しょもつ||ひと|さつ

人間 世界 に 毒 さ れ た か にんげん|せかい||どく||||

申し訳 あり ませ ん もうし わけ|||

って 俺 が いけない の か よ |おれ|||||

いけない ダーク フレイム マスター は こんな のみ ちゃ ダメ |だーく||ますたー|||||だめ

ええ ？ まあ いい や お前 今度 の 日曜 って 予定 と か ある の ||||おまえ|こんど||にちよう||よてい||||

日曜 残念 ながら 情報 漏洩 の 観点 から 予定 に つい て は 一切 … にちよう|ざんねん||じょうほう|ろうえい||かんてん||よてい|||||いっさい

いい から 答えろ ||こたえろ

特に 決まって ない とくに|きまって|

やはり か と なる と

いい 景色 |けしき

そう かな そういう 丹生 谷 だって とても … |||にう|たに||

なに

しかたない

なあ 六 花 いい 物 を 見せ て やる |むっ|か||ぶつ||みせ||

いい もの ？

俺 が 中学 の 頃 に 見つけ た 異 世界 に 行く 方法 だ おれ||ちゅうがく||ころ||みつけ||い|せかい||いく|ほうほう|

な っ ！

いい か 少し 遠い が これ に 従え ば ||すこし|とおい||||したがえ|

この世 と あっ ち の 世界 を 結ぶ 特異 点 に 到達 できる このよ|||||せかい||むすぶ|とくい|てん||とうたつ|

どう だ 興味 が 湧か ない か ||きょうみ||わか||

特異 点 とくい|てん

「 午後 四 時 に 向こう の 世界 と こちら の 世界 の 秒針 が 重なる 」 ごご|よっ|じ||むこう||せかい||||せかい||びょうしん||かさなる

「 その 時 に |じ|

駅 から 十三 番 目 の 高圧 鉄塔 に 影 が 指し示す 場所 に 行け ば 」 えき||じゅうさん|ばん|め||こうあつ|てっとう||かげ||さししめす|ばしょ||いけ|

あと 四 時間 急 ご う |よっ|じかん|きゅう||

あ ！ わくわく する です 凸 守 も 異 世界 で カレー が 食べ たい です ||||とつ|しゅ||い|せかい||かれー||たべ||

まさか 闇 の ノート が こんな 活躍 する と は な |やみ||のーと|||かつやく||||

冨樫 君 とがし|きみ

始まれ 俺 の 青春 はじまれ|おれ||せいしゅん

綺麗 に し てる ん だ きれい|||||

そ … そう かな

冨樫 君 って 兄弟 いる ん だ っけ とがし|きみ||きょうだい||||

うん 妹 が 二 人 あっ 　 でも 今日 は どっち も 母 と 一緒 に 出かけ て て |いもうと||ふた|じん|||きょう||||はは||いっしょ||でかけ||

じゃあ 冨樫 君 だけ な ん だ |とがし|きみ||||

そう 夜 まで 俺 一 人 |よ||おれ|ひと|じん

ち … 違う 別に そういう 意味 じゃ なく て |ちがう|べつに||いみ|||

意味 って いみ|

いや ええ と その お … お 茶 入れ て くる ね ||||||ちゃ|いれ|||

ああ うん お構い なく ||おかまい|

間 が もた ねえ しかし ここ で 先走っちゃ だめ だ あいだ|||||||さきばしっちゃ||

中学 の 時 み たい に 勝手 に 一 人 で 盛り上がって た な ちゅうがく||じ||||かって||ひと|じん||もりあがって||

前世 で の 出会い と 未来 の 君 を 思い ながら ぜんせ|||であい||みらい||きみ||おもい|

この メール に ありったけ の 魔力 を 込め て 送る |めーる||||まりょく||こめ||おくる

ラブ ユー フォー エバー らぶ|ゆー|ふぉー|

死ね 死ね 死 ん で くれ あの 頃 の 俺 しね|しね|し|||||ころ||おれ

なん だ 俺 の 部屋 ||おれ||へや

なに か あった の …

冨樫 君 どう し た の とがし|きみ||||

ええ と

お … お 茶 入れ て くる ね ||ちゃ|いれ|||

ああ うん お構い なく ||おかまい|

なん だった ん だ 今 の は ||||いま||

もう どこ に ある の よ

ち ょ ちょっと な に やって ん っす か

いったい どこ に これ は ひょっとして この 中 に |||||||なか|

ち ょ ち ょ ち ょ ち ょ ち ょ … それ は だめ だ

い て ぇ ぇ

どこ な の

なに が

あの 馬鹿 が 持って た 『 マビノギ オン 』 よ |ばか||もって|||おん|

なんで

いい から

ええ と 確か ああ あった あった 結構 重い ん だ よ な これ ||たしか||||けっこう|おもい|||||

な … なに

「 私 は 記憶 は 失わ れ て い ます が 500 年 に 渡り 生き て き た この 世界 に 現存 する 本物 の 魔術 師 わたくし||きおく||うしなわ||||||とし||わたり|いき|||||せかい||げんそん||ほんもの||まじゅつ|し

その 私 が 記す 精霊 に 導か れ し 物語 そう 我が 名 は モリ サマー |わたくし||しるす|せいれい||みちびか|||ものがたり||わが|な|||さまー

やめ て それ は それ は 聞き たく ない の ||||||きき|||

「 この 世界 に は 白い 世界 と 黒い 世界 が ある こと は 皆さん も ご存知 か と 思い ます が |せかい|||しろい|せかい||くろい|せかい|||||みなさん||ごぞんじ|||おもい||

恥ずかしい 恥ずかしい 恥ずかしい … はずかしい|はずかしい|はずかしい

この 反応 は |はんのう|

待って 丹生 谷 森 夏 森 夏 モリ サマ … モリ サマー まって|にう|たに|しげる|なつ|しげる|なつ||||さまー

変 な 文章 ね こんな の 誰 が 書 い た の かしら へん||ぶんしょう||||だれ||しょ||||

なに よ こんな もの こんな もの

丹生 谷 お前 … にう|たに|おまえ

今 から 時空 の 扉 を 開く いま||じくう||とびら||あく

オッケー マスター |ますたー

これ は とても 危険 な 作業 |||きけん||さぎょう

心得 て いる です こころえ|||

では さっそく … 「 シュバルツゼクス ・ プロトタイプ Mk - Ⅱ 」

止まる です とまる|

あ … あの

笑っちゃ う よ ね ネット の ログ を 消し て 消し て 消し まくった はず な のに わらっちゃ||||ねっと||||けし||けし||けし||||

まさか プリント アウト し て 持って い た なんて |ぷりんと|あうと|||もって|||

あっ 　 いや でも 丹生 谷 が そんな の 書 い て た なんて 意外 |||にう|たに||||しょ|||||いがい

わざわざ 同じ 中学 の 人 が い ない 高校 を 選 ん で |おなじ|ちゅうがく||じん||||こうこう||せん||

あの 暗黒 を 全て 消し去って 新た な スタート 切った ところ だった のに |あんこく||すべて|けしさって|あらた||すたーと|きった|||

いい ？ 誰 か に 喋ったら 呪い 殺す わ よ |だれ|||しゃべったら|まじない|ころす||

キャラ 変わり すぎ だ ろ う |かわり||||

わ … 分かって る 言わ ない よ |わかって||いわ||

まったく どれ だけ 手間取ら せる の よ あの 中 坊 |||てまどら|||||なか|ぼう

あの じゃあ も しか して 今日 話 が ある って 言った の は |||||きょう|はなし||||いった||

話 ？ ある わけ ない でしょ う はなし|||||

です よ ね

じゃ … じゃあ 同好 会 に 入った の も ||どうこう|かい||はいった||

この ファイル の 存在 を 消す ため に 決まって る でしょ う |ふぁいる||そんざい||けす|||きまって|||

ほか に あんな 同好 会 入る 理由 ある ？ |||どうこう|かい|はいる|りゆう|

です よ ね

でも これ で やっと 過去 から 解放 さ れる わけ だ ||||かこ||かいほう||||

な … なんという 熱 摂氏 二億五 千 度 は 突破 し た はず です ||ねつ|せっし|におくご|せん|たび||とっぱ||||

凸 守 耐え て 私 の 詠 唱 が 終わる まで とつ|しゅ|たえ||わたくし||よ|しょう||おわる|

お前 ら もう 戻って き た の か おまえ|||もどって||||

残念 ながら 曇って しまった ため に 特異 点 は 発見 でき なかった ざんねん||くもって||||とくい|てん||はっけん||

せっかく ここ まで 来 た ので 『 マビノギ オン 』 を 引き 取り に 来 た の です |||らい||||おん||ひき|とり||らい|||

えっ 　 あっ 　 あぁ …

さあ 早く 返す です どこ に ある です か |はやく|かえす||||||

ここ だ

すっかり 灰 に な っち まっ た |はい|||||

残念 だった わ ね これ で 未来 永 劫 記録 は 全て 失わ れ た わ ざんねん||||||みらい|なが|ごう|きろく||すべて|うしなわ|||

なん なんて こと を こんな こんな こと って

お おい 大丈夫 か ||だいじょうぶ|

凸 守 の 大事 な … とつ|しゅ||だいじ|

ゲフ

ゲフ

ゲフゲフゲフフフフフ

で 凸 守 ？ |とつ|しゅ

ゲフフフフフ

心配 無用 です こんな こと も あ ろ う か と きちんと コピー を 取って おい た の です よ しんぱい|むよう|||||||||||こぴー||とって|||||

モリ サマー は 偉大 な 存在 な の です |さまー||いだい||そんざい|||

質問 箱 に 書 い た 平行 世界 に つい て の 質問 に しつもん|はこ||しょ|||へいこう|せかい|||||しつもん|

マスター と 共に 答え て くれ た 偉大 なる 魔術 師 です よ ますたー||ともに|こたえ||||いだい||まじゅつ|し||

その 言葉 は 危険 と 判断 さ れ 国家 機関 に よって 消去 さ れ まし た が |ことば||きけん||はんだん|||こっか|きかん|||しょうきょ|||||

凸 守 が 必ず その 伝承 者 と して … とつ|しゅ||かならず||でんしょう|もの||

自分 で 消し た の よ 耐え 切れ なく なって ね じぶん||けし||||たえ|きれ|||

お前 は 何者 です おまえ||なにもの|

「 モリ サマー 」 よ いい ？ あれ を 書 い た の は 私 |さまー|||||しょ|||||わたくし

あんた の 質問 に 答え た の も 一 年 前 の 私 ||しつもん||こたえ||||ひと|とし|ぜん||わたくし

さあ 書 い た 本人 に あなた の 『 マビノギ オン 』 を 出し なさい |しょ|||ほんにん|||||おん||だし|

馬鹿 言う な です お前 の よう な 腐れ 一般 人 が モリ サマー な わけな い です ばか|いう|||おまえ||||くされ|いっぱん|じん|||さまー||||

だれ が 腐れ 一般 人 よ ||くされ|いっぱん|じん|

おい 丹生 谷 |にう|たに

なんて 石 頭 な の |いし|あたま||

モリ サマー を 名乗った 罰 です |さまー||なのった|ばち|

本物 な の よ ほんもの|||

今後 一切 その 名 を 口 に する な です そう すれ ば 命 だけ は 助け て やる です こんご|いっさい||な||くち||||||||いのち|||たすけ|||

凸 守 は 本気 とつ|しゅ||ほんき

では マスター 凸 守 は 疾 く 去る の です |ますたー|とつ|しゅ||しつ||さる||

あの 中 坊 覚え て なさい よ |なか|ぼう|おぼえ|||

天 と 地 に 宿り し 精霊 たち よ その 祝福 を もって われ に 力 を 与え たまえ てん||ち||やどり||せいれい||||しゅくふく|||||ちから||あたえ|

凸 守 早苗 に 不幸 が 訪れ ます よう に 凸 守 早苗 に 不幸 が 訪れ ます よう に とつ|しゅ|さなえ||ふこう||おとずれ||||とつ|しゅ|さなえ||ふこう||おとずれ|||

あの 丹生 谷 |にう|たに

百 回 続け て 言わ なきゃ 効果 ない の よ これ ひゃく|かい|つづけ||いわ||こうか||||

あっ いや 気 に し ない なら いい ん だ けど ||き||||||||

それ 昔 の 自分 に 戻って ない か |むかし||じぶん||もどって||

私 無意識 の うち に 再び 中 二 病 を わたくし|むいしき||||ふたたび|なか|ふた|びょう|

そう あの 頃 の 私 は ||ころ||わたくし|

また 精霊 が 囁 い て いる わ |せいれい||ささや||||

死ね 死ね あの 頃 の 私 死 ん で くれ 死ね しね|しね||ころ||わたくし|し||||しね

やめろ 丹生 谷 地面 に 罪 は ない |にう|たに|じめん||ざい||

でも 気持ち は 分かる よ 実は 俺 も ほら 中 二 病 だった から |きもち||わかる||じつは|おれ|||なか|ふた|びょう||

えっ

なんか ゲーム と か アニメ と か 見る と 夢中 に なり すぎる ところ が あって さ |げーむ|||あにめ|||みる||むちゅう|||||||

その キャラ に なり き って 俺 に は 闇 の 力 が ある と か 思って て ||||||おれ|||やみ||ちから|||||おもって|

「 ダーク フレイム マスター 」 なんて ね だーく||ますたー||

そう だった ん だ 寒 っ ||||さむ|

それ より あの 子 どこ に 住 ん でる の |||こ|||じゅう|||

いや 俺 は たぶん 六 花 なら 知って る と 思う |おれ|||むっ|か||しって|||おもう

呼 ん だ ？ よ||

って か まだ い た の か お前 |||||||おまえ

言った ところ で 無駄 凸 守 は 私 の 次に モリ サマー へ 忠誠 を 誓って いる いった|||むだ|とつ|しゅ||わたくし||つぎに||さまー||ちゅうせい||ちかって|

恐らく 『 マビノギ オン 』 の コピー は 無数 に 存在 し て いる はず おそらく||おん||こぴー||むすう||そんざい||||

嘘 でしょ う うそ||

本物 の モリ サマー 以外 に 心 を 開く こと は ない ほんもの|||さまー|いがい||こころ||あく|||

それ でも 手 が ない わけ じゃ ない ||て|||||

なに

あっ いや でも

言い なさい よ 私 の 高校 生活 が かかって る の よ いい|||わたくし||こうこう|せいかつ|||||

それ は …

なん です か

あなた の 力 試さ せ て もらう わ ||ちから|ためさ||||

お前 も 懲り ない やつ です ね おまえ||こり||||

そう やって 強 がって い られる の も 今 の うち よ ||つよ||||||いま|||

すこし は やる よう です ね

確かに 冨樫 君 の 言った とおり の よう ね たしかに|とがし|きみ||いった||||

つまり あいつ が 妄想 し て いる 中 二 病 世界 で |||もうそう||||なか|ふた|びょう|せかい|

丹生 谷 が すごい やつ だ と 思わ せ れ ば いい ん だ にう|たに||||||おもわ||||||

爆ぜろ リアル 弾けろ 「 シナプス 」 はぜろ|りある|はじけろ|

「 バニッシュメント ・ ディス ・ ワールド 」 ||わーるど

いく わ よ 中 坊 |||なか|ぼう

すこし は やる よう です ね

「 ミョルニルトルネード 」

「 ジーン ブリューナク 」

いくら やって も 無駄 です あなた は モリ サマー で は ない です |||むだ|||||さまー||||

だから 私 だって |わたくし|

モリ サマー は 言って い た の です 愛 こそ すべて です と |さまー||いって|||||あい||||

精霊 を 見る に は 正しき 心 が 必要 です と せいれい||みる|||ただしき|こころ||ひつよう||

現代 まで 生き延び た 世界 で 唯一 の 魔術 師 げんだい||いきのび||せかい||ゆいいつ||まじゅつ|し

その 悲し さ 虚 し さ 全て を 背負って 私 は 生き て … |かなし||きょ|||すべて||せおって|わたくし||いき|

いや もう やめ て

やはり モリ サマー の 言葉 に その 腐れ 切った 心 が 浄化 さ れ て いる です ね ||さまー||ことば|||くされ|きった|こころ||じょうか||||||

この 偽物 |にせもの

聞き たく ない 思い出さ せ ない で きき|||おもいださ|||

やはり 真性 に 元 中 二 病 が 挑 ん で も ﾀﾞﾒ だった か |しんせい||もと|なか|ふた|びょう||いど||||||

もう やめ て

はい どうぞ

どうも

結局 残る こと に し た ん だ けっきょく|のこる||||||

まあ 目的 を 果たす まで です けど ね |もくてき||はたす||||

そんな 君 に は 昼寝 部 の 証 会員 ナンバー 五 の 枕 を あげよ う |きみ|||ひるね|ぶ||あかし|かいいん|なんばー|いつ||まくら|||

いら ない です

中 坊 なか|ぼう

なん だ 偽 モリ サマー です か ||ぎ||さまー||

モリ サマー 言う な った く ちっちゃ い くせ に 偉 そう に |さまー|いう||||||||えら||

今 なん と 言った です ちっちゃ く ない で す いま|||いった||||||

どう 見 て も ちっちゃ い でしょ う |み||||||

これ から 大きく なる です よ ||おおきく|||

あんた 気 に し て ん だ |き|||||

『 マビノギ オン 』 を 差し出し たら 背 が 伸びる 方法 教え て あげる わ よ |おん||さしだし||せ||のびる|ほうほう|おしえ||||

誰 が 腐れ 偽 モリ サマー なんか に だれ||くされ|ぎ||さまー|| Who is this rotten, fake, Morris Summer?

モリ サマー 言う な |さまー|いう|

うるさい です

なんとか しろ

了解 し た りょうかい||

お前 それ は … おまえ||

ちょっと なに

もう な に やって ん の よ

INSIDE IDENTITY

居場所 は どこ ？ いばしょ||

勘違い が 恥 だ と か かんちがい||はじ|||

素直 さ が 痛い と か すなお|||いたい||

誰 が なんと 言いよう と か だれ|||いいよう||

正し さ なんて 分か ん ない ぜ ただし|||わか|||

普通 に 流れ て く 日常 に ふつう||ながれ|||にちじょう|

無理 し て 馴染ま せ た むり|||なじま||

沈 ん じ まった 個性 と 血 を しず||||こせい||ち|

噛 ん で 飲 ん で 吐 い て 割れ か|||いん|||は|||われ

こんな 僕 を 分かって ほしい |ぼく||わかって|

言い たい けど 言え なく て いい|||いえ||

なんで 誰 も 分かって くん ない の と |だれ||わかって||||

思う の は 贅沢 な の か な ？ な の か な ？ おもう|||ぜいたく||||||||

感情 的 な 太陽 は かんじょう|てき||たいよう|

熱 を 上げ すぎ て ねつ||あげ||

どうにか なり そう

叫び たく て しょうがない さけび|||しょうが ない

がむしゃら に 求め てる IDENTITY ||もとめ||

INSIDE IDENTITY

INSIDE MY JUSTICE

邪魔 し ない で じゃま|||

居場所 は 何 処 ？ いばしょ||なん|しょ