Hibike ! Euphonium Episode 6 hibike|euphonium|episode Hibike! Euphonium Folge 6 Hibike! Euphonium Episode 6 Hibike! Euphonium Episodio 6 하이바이크! 유포니엄 6화 Hibike! Aflevering 6 Хибике! Эуфониум Эпизод 6 Hibike! 上低音号 第 6 集 《Hibike! 上低音號》 第 6 集

さ 北 宇治 の 実力 見せつけ てき な さい |きた|うじ||じつりょく|みせつけ||| Be sure to show off your North Uji skills.

はい

結構 うまい じゃ ん どこ だ っけ ここ けっこう|||||||

ウソ 北 宇治 ？ うそ|きた|うじ

こんなに うまかった っけ

叶え たい 事 が 溢れ てる から かなえ||こと||あふれ|| 因为它充满了我想要实现的东西

は ば やし

立ち止まって る 暇 なんて な いよ ね たちどまって||いとま||||

日 听 ひ|きん 日

爪 爪 つめ|つめ 指甲指甲

刹 那 さつ|な

日 校 ひ|こう

胸 に 秘め た あこがれ を フル ボリューム で 届けよ う むね||ひめ||||ふる|ぼりゅーむ||とどけよ| 让我们把藏在心底的思念完整地传递出去

随 便 ずい|びん 随行航班

Naga naga 娜迦

行 こ う クレシェンド の 向こう へ ぎょう|||||むこう| 让我们超越高潮

つまず い て も いい は みだし て も いい 跌跌撞撞没关系 跌跌撞撞没关系

翻 校 ひるがえ|こう 翻译

は ば やし 羽林

Coolkid coolkid 酷小孩

君 の 音色 を 僕たち は 待って いる きみ||ねいろ||ぼくたち||まって| 我们在等你的语气

響け 生まれ たて の 夢 つめ込 ん で ひびけ|うまれ|||ゆめ|つめこ||

大きな 空 へ 今 旅立 と う おおきな|から||いま|たびだ|| 现在让我们出发去广阔的天空

拓 け 笑顔 を 味方 に つけ て たく||えがお||みかた|||

離さ ない 諦め たく ない はなさ||あきらめ|| 我不想放手 我不想放弃

限界 さえ も 跳ね返す 勇気 で げんかい|||はねかえす|ゆうき|

DREAM SOLISTER dream|solister 追梦人

サン フェス を 終え て 心地よい 達成 感 を 味わえ た の も つかの間 |||おえ||ここちよい|たっせい|かん||あじわえ||||つかのま 完成Sun Fes后，我能在短时间内享受到愉快的成就感。

高校 に 入って 初めて の 中間 試験 こうこう||はいって|はじめて||ちゅうかん|しけん 进入高中后的第一次期中考试

平均 より やや 上 と いう 喜ぶ ほど でも なく へいきん|||うえ|||よろこぶ||| 略高于平均水平

落ち込む ほど で も ない 結果 を 迎え た あと おちこむ|||||けっか||むかえ||

いよいよ 夏 の コンクール に 向け て の 練習 が 始まった |なつ||こんくーる||むけ|||れんしゅう||はじまった

まず これ から の スケジュール を 皆さん に お 配り し まし た ||||すけじゅーる||みなさん|||くばり|||

吹奏 楽 コンクール は すいそう|がく|こんくーる| 铜管乐队比赛是

喩 える なら 野球 部 に おける 甲子園 の よう な ゆ|||やきゅう|ぶ|||こうしえん|||

吹奏 楽部 に とって の 最大 の 大会 すいそう|がくぶ||||さいだい||たいかい

私 達 の 地域 で は 府 大会 関西 大会 全国 大会 の 順に わたくし|さとる||ちいき|||ふ|たいかい|かんさい|たいかい|ぜんこく|たいかい||じゅんに

各 大会 で 代表 に 選ば れ た 高校 が 次 の 大会 に 進む システム な の だ が かく|たいかい||だいひょう||えらば|||こうこう||つぎ||たいかい||すすむ|しすてむ||||

我が 北 宇治 高校 は ここ １０ 年 最初 の 府 大会 止まり わが|きた|うじ|こうこう|||とし|さいしょ||ふ|たいかい|とまり

しかも 銅 賞 と いう 残念 な 状態 な の だった |どう|しょう|||ざんねん||じょうたい|||

さて ここ から が 重要 な 話 な の です が ||||じゅうよう||はなし||||

今年 は オーディション を 行う こと に し たい と 思い ます ことし||||おこなう||||||おもい|

オーディション って

はい 私 が 一人一人 皆さん の 演奏 を 聴 い て |わたくし||ひとりひとり|みなさん||えんそう||き||

ソロ パート も 含め 大会 に 出る メンバー と 編成 を 決める と いう こと です そろ|ぱーと||ふくめ|たいかい||でる|めんばー||へんせい||きめる||||

私 達 は A 部門 と いう カテゴリー で コンクール に 出場 する わたくし|さとる||a|ぶもん|||||こんくーる||しゅつじょう|

この 部門 で は |ぶもん||

課題 曲 と 自由 曲 の 二 曲 を 最大 55 名 まで の 編成 で 演奏 する 決まり に なって い て かだい|きょく||じゆう|きょく||ふた|きょく||さいだい|な|||へんせい||えんそう||きまり||||

それ 以上 人数 が いる 場合 誰 か が 出場 でき ない こと に なる |いじょう|にんずう|||ばあい|だれ|||しゅつじょう|||||

北 宇治 高校 で は 以前 から 上級 生 が 優先 的 に 出場 し て き た きた|うじ|こうこう|||いぜん||じょうきゅう|せい||ゆうせん|てき||しゅつじょう||||

つまり ほとんど の 場合 初心 者 と １ 年生 が 外れ て き た の だった |||ばあい|しょしん|もの||ねんせい||はずれ|||||

そこ に 突然 降って湧 い た オーディション 当然 反対 の 声 は 大きかった が ||とつぜん|ふってわ||||とうぜん|はんたい||こえ||おおきかった|

難しく 考え なく て も 大丈夫 です よ むずかしく|かんがえ||||だいじょうぶ||

３ 年生 が １ 年生 より うま けれ ば 良い だけ の こと です ねんせい||ねんせい|||||よい||||

もっとも 皆さん の 中 に |みなさん||なか|

１ 年生 より 下手 だ けど 大会 に は 出 たい と 言う 上級 生 が いる なら ねんせい||へた|||たいかい|||だ|||いう|じょうきゅう|せい|||

別 です が べつ||

と 言う 粘着 イケメン 悪魔 の あだ名 に 相応しい 滝 先生 の 意地 悪い 一言 に |いう|ねんちゃく||あくま||あだな||ふさわしい|たき|せんせい||いじ|わるい|いちげん|

反論 できる 者 は なく はんろん||もの||

オーディション は 行わ れる こと に なった ||おこなわ||||

でも コン バス って 緑 一 人 だ から 当選 確実 でしょ ||ばす||みどり|ひと|じん|||とうせん|かくじつ|

先生 の 望む レベル じゃ なきゃ せんせい||のぞむ|れべる||

コン バス 抜き で 編成 組む って こと も あり ます よ |ばす|ぬき||へんせい|くむ||||||

緑 ちゃん なら 大丈夫 だ と 思う よ みどり|||だいじょうぶ|||おもう|

ユーフォ だって ３ 人 だ し 全員 合格 だ よ ね ||じん|||ぜんいん|ごうかく|||

バカ に してん の ばか|||

そんな こと 言って チューバ だって 全員 選ば れ ちゃ う かも よ ||いって|||ぜんいん|えらば|||||

私 初心 者 です よ わたくし|しょしん|もの||

わかん ない よ オーディション だ から ね

先生 の 前 で ちゃんと し た 演奏 が でき れ ば もしかしたら せんせい||ぜん|||||えんそう|||||

いや 無理 です よ 無理 無理 |むり|||むり|むり

きっと 来年 に は 成長 し てる と 思う んで そん 時 に … |らいねん|||せいちょう||||おもう|||じ|

あ … あすか 先輩 パーリー 会議 終わった ん す か ||せんぱい||かいぎ|おわった|||

甘い ぞ 加藤 あまい||かとう

よく 考える の だ 加藤 ちゃん |かんがえる|||かとう|

オーディション だ よ オーディション

上手い 人間 が レギュラー に なる システム だ よ うまい|にんげん||れぎゅらー|||しすてむ||

そんな の わかって ます よ

本当 に わかって る ？ ほんとう|||

それ って 逆 に 言え ば ||ぎゃく||いえ|

下手 だ と 来年 も 再来年 も レギュラー の 保証 は ない って こと な の だ よ へた|||らいねん||さらいねん||れぎゅらー||ほしょう||||||||

来年 例えば 緑 輝 川島 みたい な らいねん|たとえば|みどり|あきら|かわしま||

聖 女 の チューバ 経験 者 が 入って 来 たら せい|おんな|||けいけん|もの||はいって|らい|

私 ルビー 川島 です わたくし|るびー|かわしま|

チューバ やって ます

う まっ

プラチナ ダイヤモンド 川島 です ぷらちな|だいやもんど|かわしま|

チューバ やって ます

う まっ う まっ うま ー っ |||||-|

なんて こと に なる かも しれ ない ん だ よ

そんな … 緑 の 人でなし |みどり||ひとでなし

だから 初心 者 でも 今年 から レギュラー とる つもり で 頑張る |しょしん|もの||ことし||れぎゅらー||||がんばる

冬 に 凍死 する キリギリス の よう に なら ない ため に も ふゆ||とうし||||||||||

はい わかり まし た

なんか たとえ が おかしい よう な …

キリギリス って 凍死 し まし た っけ ||とうし||||

ノン ノン

日々 の 練習 が 大切 って こ ー と ひび||れんしゅう||たいせつ|||-|

課題 曲 自由 曲 の 譜面 と CD もらって き た かだい|きょく|じゆう|きょく||ふめん||cd|||

課題 曲 が 田坂 直樹 「 プロヴァンス の 風 」 かだい|きょく||たさか|なおき|||かぜ

自由 曲 が 堀川 奈美恵 「 三日月 の 舞 」 じゆう|きょく||ほりかわ|なみえ|みかづき||まい

滝 先生 わかって る たき|せんせい||

そう なん です か

堀川 奈美恵 と 言え ば 京都 府 生まれ の 今 を 時めく 女性 作曲 家 だ よ ほりかわ|なみえ||いえ||みやこ|ふ|うまれ||いま||ときめく|じょせい|さっきょく|いえ||

管弦楽 や 吹奏 楽 を 中心 に 活躍 し て いる 若き 才能 かんげんがく||すいそう|がく||ちゅうしん||かつやく||||わかき|さいのう

始まった はじまった

彼女 の 魅力 は 繊細 な メロディー と … かのじょ||みりょく||せんさい||めろでぃー|

聴 い て み ま しょ う か き|||||||

なんか かっこいい

です ね

この 曲 低音 が いい ん だ よ ね |きょく|ていおん||||||

その 曲 は 確かに ダイナミック で |きょく||たしかに|だいなみっく|

でも 失敗 し たら 目 も 当てられ なく なり そう で |しっぱい|||め||あてられ||||

私 は 思った わたくし||おもった

やっぱり 滝 先生 は 本気 で 全国 を 狙って いる と |たき|せんせい||ほんき||ぜんこく||ねらって||

それ で これ が 譜面 ね ||||ふめん|

それぞれ オーディション で 吹く ところ に 丸 印 が ついて る みたい |||ふく|||まる|いん||||

どうも

え ー と どれ どれ |-|||

もう 吹け ちゃ う ん です か |ふけ|||||

オーディション は ここ から ここ まで か

滝 先生 も 意地悪 だ ね たき|せんせい||いじわる||

ね ね 久美子 も 吹け る ？ ||くみこ||ふけ|

あそこ まで は 無理 だ けど |||むり||

上手い ね うまい|

ありがとう ござい ます

ユーフォ 始め た の いつ って 言って た っけ |はじめ|||||いって||

小 ４ から です しょう||

姉 に つられ て なんとなく あね||||

じゃ 今年 で ７ 年 か そりゃ 差 も つく か |ことし||とし|||さ|||

個人 練 行って くる ね こじん|ね|おこなって||

はい

差 って 何 です か さ||なん||

それ より はい 指 番号 を 振 っと い て あげ た から |||ゆび|ばんごう||ふ||||||

これ に 沿って 練習 し て み て ||そって|れんしゅう||||

ほら 焦ら ない の |あせら||

まずは 一つ一つ 狙った 音 を しっかり 出す こと を 心がけ て |ひとつひとつ|ねらった|おと|||だす|||こころがけ|

難しい むずかしい

壊れ た ー こぼれ||-

違う 違う 外 し た の ちがう|ちがう|がい|||

メンテ の 時 教え た だ ろ ||じ|おしえ|||

メンテ ？ ロータリー に オイル を さして ます けど |ろーたりー||おいる||||

教え て なかった っけ おしえ|||

チュパカブラ バラバラ 事件 |ばらばら|じけん

迷え る 魂 に 幸 あれ まよえ||たましい||こう|

ま … まだ 壊し て ない から ね ||こわし||||

しかし こう 見る と 大きい な ||みる||おおきい|

管 も 長い です ね 吹き込 ん だ 息 って ここ 通って この 管 通って かん||ながい|||ふきこ|||いき|||かよって||かん|かよって

あっ ち の 管 に 行って ここ を 通って |||かん||おこなって|||かよって

すごい よ チュパカブラ

ね ね たまに は こう やって メンテ し ない と いけない ん だ よ

それぞれ つなぎ目 の ところ の 汚れ と か |つなぎめ||||けがれ||

中 の 汚れ を 柔らかい ブラシ で 取って いって なか||けがれ||やわらかい|ぶらし||とって|

で 全部 きれい に し たら グリース を ちょっと つけ て 嵌 め て いく |ぜんぶ||||||||||かん|||

ロータリー は こっち の オイル わかる よ ね ろーたりー||||おいる|||

待って 自分 で やる まって|じぶん||

じゃ なきゃ 覚え ない し ||おぼえ||

えっ と 仕上げ は これ で ||しあげ|||

キラキラ だ きらきら|

さすが チュパカブラ 美人 だ ね 惚れ 直し た よ ||びじん|||ほれ|なおし||

よし じゃあ こっち も …

なんか 初めて 楽器 を 持った 時 の こと を 思い出し ます ね |はじめて|がっき||もった|じ||||おもいだし||

ピカピカ に なって き た じゃ ん ぴかぴか||||||

あれ 抜け なく なった |ぬけ||

それ 違う ん じゃ ない ん です か |ちがう||||||

それ 間違って る よ |まちがって||

そう な の

ちょっと 貸し て 固 っ 何 これ |かし||かた||なん|

この 緑 も お 力添え し ます |みどり|||ちからぞえ||

ど ど どう し たら

大丈夫 こっち 持って て いい ？ だいじょうぶ||もって||

はい

せ ー の |-|

せ ー の |-|

こんな の 先輩 に 見 られ たら 絶対 に 怒 ら … ||せんぱい||み|||ぜったい||いか|

そう か チュパカブラ だけ に 大きな カブ だ |||||おおきな|かぶ|

助け て ください たすけ||

チューバ の ソフト ケース ？ ||そふと|けーす

葉月 ちゃん が もっと 家 でも 練習 し たい って はづき||||いえ||れんしゅう|||

楽器 管理 係 だったら 知って る か な って がっき|かんり|かかり||しって||||

ちょっと 待って 調べ て みる |まって|しらべ||

一 つ だけ あった ひと|||

本当 ほんとう

持ち帰る なら 今 書 い て おく ね もちかえる||いま|しょ||||

ありがとう

個人 練 ？ こじん|ね

うん トランペット ソロ も ある から ||そろ|||

ソロ やる つもり な の そろ||||

わから ない けど

滝 先生 ソロ も オーディション で 決める って 言って た でしょ たき|せんせい|そろ||||きめる||いって||

そ っか

香織 先輩 かおり|せんぱい

上手 だ ね じょうず||

先輩 の 中 で は ね ハイ トーン も きれい に 出 せる し せんぱい||なか||||はい|とーん||||だ||

もう 持ち帰って も 大丈夫 |もちかえって||だいじょうぶ

高坂 さん らしい ね たかさか|||

黄 前 さん らしい ね き|ぜん|||

仕返し ？ しかえし

そう かも

ケース ありがとう けーす|

本当 に 持って 帰る の ほんとう||もって|かえる|

ここ まで き て やめる わけ に いか ない でしょ

こう やって 背負う ん だ よ ね ||せおう||||

だ … 大丈夫 ？ |だいじょうぶ

なんか チューバ に 担が れ てるみ たい |||かつが|||

久美子 ちゃん 声 に 出 てる くみこ||こえ||だ|

やっぱり 抹茶 ソフト に すれ ば よかった |まっちゃ|そふと||||

ダメ だ 全然 思った よう に 吹け ない よ だめ||ぜんぜん|おもった|||ふけ||

さっき より は よく なり まし た よ ね

いい よ 自分 で わかって る から ||じぶん||||

あたし さ 中学 の 時 テニス 部 でも 最初 まったく 思った プレー が でき なく て ||ちゅうがく||じ|てにす|ぶ||さいしょ||おもった|ぷれー||||

中途半端 は いや だった から いっぱい 練習 し た ん だ ちゅうとはんぱ||||||れんしゅう||||

でも ダメ だった |だめ|

最後 の 大会 勝て なく って さいご||たいかい|かて||

だから うまく なり たい チューバ は

自分 で 納得 できる くらい じぶん||なっとく||

葉月 ちゃん はづき|

なな … なに

緑 感動 し まし た みどり|かんどう|||

これ 食べ て いい です よ |たべ||||

人 は なんでも 変え られ ます 世界中 の なんでも じん|||かえ|||せかいじゅう||

頑張る がんばる

その 意気 です さあ |いき||

緑 冷 っ みどり|ひや|

葉月 ちゃん 大好き です よ はづき||だいすき||

うまく な ろ う ね

はい

チューバ やって て よかった こと ？

はい

モチベーション の 側面 から ぜひ 参考 に し たい と 思い まし て ||そくめん|||さんこう|||||おもい||

そう だ ね

何 か あり ませ ん か 梨 子 先輩 なん||||||なし|こ|せんぱい

大きく て 重い おおきく||おもい

それ は いい ところ です か

地味 で あまり 目立た ない ところ ばかり 吹く わり に は 息 が つらい 苦しい じみ|||めだた||||ふく||||いき|||くるしい

いい ところ な ん です か

なぜ か チューバ の せい って よく 怒ら れる |||||||いから|

そんな 感じ だ な |かんじ||

チューバ の いい ところ

はい 後藤 先輩 前 に チューバ 大好き って 言って まし た よ ね |ことう|せんぱい|ぜん|||だいすき||いって||||

その あたり を ぜひ 葉月 ちゃん に ご 教授 いただき たく ||||はづき||||きょうじゅ||

加藤 かとう

はい

チューバ の 一 番 いい ところ は な ||ひと|ばん||||

はい

チューバ の いい ところ って いう の は な

いい ところ が ない ところ だ

先輩 せんぱい

いい ところ が ない のに 一生懸命 頑張る |||||いっしょうけんめい|がんばる

ひたすら に 頑張る そこ が いい ん だ よ ||がんばる||||||

いや それ が いい ん だ よ

その 気持ち が わかれ ば お前 も 立派 な チューバ 吹き だ |きもち||||おまえ||りっぱ|||ふき|

はい

いい こと 言った ||いった

いい こと で し た ？

勢い だけ で し た よ ね 今 の 明らか に いきおい|||||||いま||あきらか|

違う よ ちがう|

愛 と 自信 が 大切 って こと だ よ あい||じしん||たいせつ||||

もう なんで 早く 聞き に 来 なかった の ||はやく|きき||らい||

水臭い な ー みずくさい||-

梨 子 先輩 は 愛 と 自信 が 大切 だって 言って い まし た なし|こ|せんぱい||あい||じしん||たいせつ||いって|||

そう だ ね

そういう こと なら 今 の 加藤 ちゃん に ぴ ー ったり な やつ が ある か な |||いま||かとう||||-|||||||

Let ' s 加藤 ちゃん let||かとう|

なん だ これ

指 番号 振って ある から 初 見 で いける でしょ ゆび|ばんごう|ふって|||はつ|み|||

えっ と

練習 曲 です か れんしゅう|きょく||

そ 初級 編 の ね |しょきゅう|へん||

どんな 簡単 な こと でも 完璧 に できる と 嬉しい もん でしょ う |かんたん||||かんぺき||||うれしい|||

まずは できる って 感覚 と 喜び を 味わって から |||かんかく||よろこび||あじわって|

次に 繋げる わけ です ね つぎに|つなげる|||

そう よ えらい わ ね 緑 輝 川島 |||||みどり|あきら|かわしま

川島 緑 です かわしま|みどり|

ほら でき てる じゃ ない

この 調子 なら オーディション だって 間に合う よ |ちょうし||||まにあう|

だって 簡単 です し |かんたん||

なに

だって 簡単 じゃ ない です か |かんたん||||

テンポ も 遅い し てんぽ||おそい|

見 て わかり ませ ん か み|||||

どこ が 私 に ぴったり か 知り ませ ん けど ||わたくし||||しり|||

あすか 先輩 の 考える 練習 って … |せんぱい||かんがえる|れんしゅう|

加藤 ちゃん の くせ に 生意気 だ かとう|||||なまいき|

ちょっと やめ … お腹 痛い ||おなか|いたい

腹筋 が 出来上がって ない から だ この 怠け者 が ふっきん||できあがって|||||なまけもの|

奥の手 か おくのて|

は やっ

緑 輝 川島 は 15 分 後 ここ に 加藤 ちゃん を 連れ て き て みどり|あきら|かわしま||ぶん|あと|||かとう|||つれ|||

緑 です が みどり||

黄 前 ちゃん き|ぜん|

はい

君 に は 一 肌 脱 い で もら お う か きみ|||ひと|はだ|だつ||||||

バッチリ だ ね

去年 の 学園 祭 で 作った の きょねん||がくえん|さい||つくった|

で ね 加藤 ちゃん が 来 たら ||かとう|||らい|

「 チュパカブラ だ よ 葉月 ちゃん は 僕 を 吹く ため に 生まれて き た ん だ よ 」 って |||はづき|||ぼく||ふく|||うまれて||||||

私 騙さ れ て ます ？ わたくし|だまさ|||

加藤 ちゃん の ため に 決まって る だ ろ う が かとう|||||きまって|||||

嘘 だ うそ|

口 ご たえ と は 生意気 だ ね くち|||||なまいき||

絶対 あすか 先輩 の 趣味 です し ぜったい||せんぱい||しゅみ||

しかも これ チュパカブラ じゃ なく て チューバ くん です し

そう な の

私 の カバン に ついて る やつ な ん です けど わたくし||かばん||||||||

なんで ユーフォ な のに チューバ を

あの シリーズ で は ユーフォ の マスコット 出し て くれ ない から |しりーず|||||ますこっと|だし||||

代わり です かわり|

相変わらず 日陰 だ ね ユーフォ あいかわらず|ひかげ|||

どう し た の 急に ||||きゅうに

おっと 時間 よ シンデレラ |じかん||しんでれら

こっち です よ

とびっきり の 魔法 を かけ て あげる わ ||まほう|||||

Good luck good|

チューバ くん

そう だった

チューバ くん

チューバ くん チューバ くん

僕 は 葉月 ちゃん に 用事 が ぼく||はづき|||ようじ|

久美子 な に やって ん の くみこ|||||

チュパ

いや 僕 は 久美子 じゃ なく て |ぼく||くみこ|||

後藤 先輩 ことう|せんぱい

そう だ しっかり し なきゃ 葉月 ちゃん の ため に |||||はづき||||

葉月 ちゃん 僕 は チュパカブラ だ よ はづき||ぼく||||

い ない

私 が い ます よ チューバ くん わたくし||||||

いい いい ね

騙さ れ た だまさ||

騙さ れ まし た 私 だまさ||||わたくし

あら ら こっち も 面倒くさい ね ||||めんどうくさい|

吹 部 に も ユーモア は 大切 でしょ ふ|ぶ|||ゆーもあ||たいせつ|

そう かも しれ ませ ん けど

でも なんで 急に 葉月 ちゃん の こと 心配 し 出し た の ||きゅうに|はづき||||しんぱい||だし||

それ は なんか 思い出し ちゃ って |||おもいだし||

うまく 吹け ない の って 周り が 思って る より ずっと つらい と 思う ん です |ふけ||||まわり||おもって||||||おもう||

今 は まだ 覚える こと も 多い から そこ まで 意識 し て い ない の かも しれ ない けど いま|||おぼえる|||おおい||||いしき|||||||||

何 か きっかけ が つかめ ない と なん||||||

いやに なっちゃ う ん じゃ な いか な って

そもそも トランペット か サックス やり たい って 言って まし た もん ね |||||||いって||||

ま ぁ 低音 は ね 最初 は ほか の 楽器 やり たかった って 人 多い から な ||ていおん|||さいしょ||||がっき||||じん|おおい||

モチベーション を あげる … か

俺 は 合奏 し た 時 か な おれ||がっそう|||じ||

今 なんて いま|

いや チューバ だけ だ と 単調 な フレーズ が 続く から |||||たんちょう||||つづく|

なん だ と 思って た こと が あって |||おもって||||

でも 合奏 で ほか の パート と 音 が 合わさったら さ |がっそう||||ぱーと||おと||あわさったら|

音楽 に なった ハーモニー が 生まれ た おんがく|||はーもにー||うまれ|

支え てる 実感 も あった ささえ||じっかん||

その 時 から 俺 は ずっと チューバ だ |じ||おれ||||

なんで それ を 加藤 ちゃん に 言わ なかった の |||かとう|||いわ||

少し 照れくさく て すこし|てれくさく|

葉月 ちゃん 合奏 した こと な いか も はづき||がっそう|||||

この 前 の サン フェス は … |ぜん||||

ポンポン 持って 歩 い て まし た ぽんぽん|もって|ふ||||

その 前 の 合奏 練習 は |ぜん||がっそう|れんしゅう|

初心 者 だ から 練習 せ ず に 座って まし た しょしん|もの|||れんしゅう||||すわって||

それ だ

葉月 ちゃん 基礎 練 し て ばっかり だった ね はづき||きそ|ね|||||

合奏 の 楽し さ がっそう||たのし|

ある

葉月 ちゃん が できる 曲 はづき||||きょく

唇 痛い くちびる|いたい

ただいま 戻り まし た |もどり||

あれ 先輩 たち は |せんぱい||

葉月 ちゃん これ 合奏 し て み たい ん だ けど はづき|||がっそう|||||||

私 曲 と か まだ でき ない よ わたくし|きょく||||||

って これ さっき の

どう だった

なん だ ろ う

すごく 音楽 だった |おんがく|

そ っか こういう こと か

や っぱ いい ね チューバ

め っちゃ 楽しい ||たのしい

そして また 持って 帰る っと ||もって|かえる|

うん 離れ たら いけない 気 が し て さ |はなれ|||き||||

そういう 久美子 だって 持って 帰って る じゃ ん |くみこ||もって|かえって|||

感化 さ れ ちゃ った かんか||||

いい じゃ ん 久美子 も 頑張り な |||くみこ||がんばり|

上 から 来る ね うえ||くる|

おっと 降り なきゃ |ふり|

あり が と ね

痛 … く ない で す つう||||

っ ぶ ね ー |||-

大丈夫 ？ だいじょうぶ

すげ ー な チューバ 持って 帰る ん だ |-|||もって|かえる||

家 でも 練習 し たく て いえ||れんしゅう|||

そ っか オーディション 頑張 ろ う な |||がんば|||

うん

こうして コンクール に 向け それぞれ が 目標 へ と 歩き 出し |こんくーる||むけ|||もくひょう|||あるき|だし

いい な 久美子 ちゃん は ||くみこ||

葵 ちゃん あおい|

それぞれ の 思い を 胸 に ||おもい||むね|

オーディション 頑張り な よ |がんばり||

次 の 曲 が 始まる の です つぎ||きょく||はじまる||

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう

マウスピース と 今日 の リード を 選び ながら ||きょう||||えらび|

汚れ た クロス が 匂う けがれ||くろす||におう

書き込 ん だ スコア たち が 試し てる の かきこ|||すこあ|||ためし||

青春 の 価値 せいしゅん||かち

奏でる 教室 の 窓 から かなでる|きょうしつ||まど|

繋げ る フレーズ から フレーズ へ つなげ|||||

ひとり でも 欠け たら ダメ な ん だ ||かけ||だめ|||

音 に 伝わる 感動 みんな で 響け ! おと||つたわる|かんどう|||ひびけ

体 が 歌って る 煌 め き の パッ セージ からだ||うたって||こう|||||

チューナー の 揺らぎ は きっと 舞い上がる 高揚 感 ちゅーなー||ゆらぎ|||まいあがる|こうよう|かん

想い を 乗せ て ゆく 楽器 って 赤い 糸 おもい||のせ|||がっき||あかい|いと

息 を 合わせ て … いき||あわせ|

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう