Robotics ; Notes Episode 10

やっぱり チート だ よ

全 １ の タカノ アイ も ぜん||||

愛 理 ちゃん あい|り|

はい 八 汐 さん |やっ|しお|

ゲジ 姉 な の か 何 やって た の |あね||||なん|||

実証 実験 経過 を 確認 中 です じっしょう|じっけん|けいか||かくにん|なか|

本日 日本 標準 時 西暦 ２０１９ 年 ８ 月 １１ 日 ほんじつ|にっぽん|ひょうじゅん|じ|せいれき|とし|つき|ひ

実証 実験 ナンバー ２９４６ と なり ます じっしょう|じっけん|なんばー|||

実験 ？ じっけん

ＥＧＩ システム を 用い た 実験 です |しすてむ||もちい||じっけん|

ああ あの ピー ガー 音 を 空 に 向け て 飛ばし て た の か ||||おと||から||むけ||とばし||||

それ で 何 か 成果 は 得 られ た の ||なん||せいか||とく|||

はい 今 まさに |いま|

石 ？ いし

何 だ これ なん||

あぁ モノ ポール |もの|ぽーる

モノ ポール です もの|ぽーる|

… って 何 だ っけ |なん||

すれ違う 言葉 の 裏 に すれちがう|ことば||うら|

閉ざさ れ た 心 の 鍵 とざさ|||こころ||かぎ

君 と いう フラグ 解除 が きみ||||かいじょ|

笑顔 救え る の なら えがお|すくえ|||

夏 の 風 いざ なう 白昼 の スコール なつ||かぜ|||はくちゅう||

波長 シンクロ はちょう|

ロマンチック みたい に 気 の 利 い た 言葉 も ろまんちっく|||き||り|||ことば|

見つから ない けど 青空 を 目指す から みつから|||あおぞら||めざす|

僕たち は 一 つ に なれる ぼくたち||ひと|||

戸惑い の 涙 も 夢 も とまどい||なみだ||ゆめ|

真実 に 引き寄せ られる もの しんじつ||ひきよせ||

それ は 愛し すぎる ||あいし|

魔法 の キーワード まほう||きーわーど

オーバー ホール は サービス して やる おーばー|ほーる||さーびす||

ただし 粗悪 品 を ろくに 整備 せ ず に 載せ た の は お前 だ |そあく|しな|||せいび||||のせ||||おまえ|

その こと を 忘れる な |||わすれる|

まだ ガン つく １ に こだわる つもり です か |がん||||||

当たり前 でしょ 何度 も 言った よ あたりまえ||なんど||いった|

諦める わけ に は いか ない の あきらめる||||||

何 ？ これ なん|

ガン つく １ が 起動 し た 場合 の シミュレーション 結果 です がん|||きどう|||ばあい||しみゅれーしょん|けっか|

どうにか 方法 が ない か と 色々 探って み まし た |ほうほう|||||いろいろ|さぐって|||

残念 ながら 根本 的 な ところ から 考え 直す しか 手 は あり ませ ん ざんねん||こんぽん|てき||||かんがえ|なおす||て||||

この 前 の よう な こと を 繰り返す だけ です |ぜん||||||くりかえす||

八 汐 先輩 ？ やっ|しお|せんぱい

モノ ポール もの|ぽーる

笑う ところ です か わらう|||

じゃあ 触って みな よ |さわって||

ねっ こんな 石 見 た こと ない でしょ ||いし|み||||

確かに 鉱物 が こんな 放電 する なんて 聞い た こと が あり ませ ん たしかに|こうぶつ|||ほうでん|||ききい||||||

でも どうして モノ ポール と ？ ||もの|ぽーる|

いや それ は …

って いう か モノ ポール って 何 ？ |||もの|ぽーる||なん

分から ない ん です か わから||||

一応 説明 は 聞い た ん だ けど いちおう|せつめい||ききい||||

愛 理 たん と か いう 変 な アプリ です か あい|り|||||へん||||

愛 理 たん … ？ あい|り|

あっ フラウ か

ええ うさんくさい です よ

あまり 信じ ない 方 が いい か と 思い ます が |しんじ||かた|||||おもい||

いや 俺 も 信じ てる わけ じゃ ない ん だ けど |おれ||しんじ|||||||

通常 磁石 は たとえ 折って も ２ つ の 磁石 に なる だけ で つうじょう|じしゃく|||おって||||じしゃく||||

片方 の 極 だけ が 存在 する こと は あり 得 ませ ん かたほう||ごく|||そんざい|||||とく||

Ｎ 極 か Ｓ 極 が 単独 で 存在 し て いる それ が モノ ポール です |ごく|||ごく||たんどく||そんざい||||||もの|ぽーる|

理論 上 存在 する と さ れ て い ます が りろん|うえ|そんざい||||||||

実在 し た もの は まだ 見つかって い ませ ん じつざい||||||みつかって|||

ここ に 落ち て た ん です か ||おち|||||

いや 正確 に は 落ち て き た 空 から |せいかく|||おち||||から|

愛 理 の 話 に よる と また 落ち て くる 可能 性 が ある って いう ん だ けど あい|り||はなし|||||おち|||かのう|せい|||||||

嘘 昴 君 が 呼 ん だ わけ ？ うそ|すばる|きみ||よ||| よく ない なぁ 俺 は ２ 人 きり で って 言った のに |||おれ||じん||||いった|

仲間 に なり た そう な 目 で 見 て ます よ なかま||||||め||み|||

仲間 に する ん です か なかま|||||

いいえ

寂し そう に 去って いき ます ね さびし|||さって|||

しょうがない な アキ ちゃん しょうが ない||あき|

何 ？ 何 ？ なん|なん

もし かして 全部 聞い て た ？ ||ぜんぶ|ききい||

それ モノポ …

そんな 大声 で しゃべら ない |おおごえ|||

何 す ん の よ なん||||

だって 本物 だったら 大 発見 だ よ |ほんもの||だい|はっけん||

売ったら 数 百 … いや 数 千万 うったら|すう|ひゃく||すう|せんまん

借金 返し て ロボ の 部品 も 全部 … しゃっきん|かえし||||ぶひん||ぜんぶ

そんな 次元 の 問題 じゃ ない です よ |じげん||もんだい||||

世紀 の 発見 です せいき||はっけん|

もっとも 本物 だったら の 話 です けど |ほんもの|||はなし||

そんなに すごい もの な の

ＳＦ など で 出 て き た こと が あり ます |||だ|||||||

すごい エネルギー を 発生 さ せる 可能 性 が ある と いわ れ て いる ん です |えねるぎー||はっせい|||かのう|せい|||||||||

エネルギー か えねるぎー|

モノ ポール って 磁石 でしょ もの|ぽーる||じしゃく|

だったら モーター に 使え ない か な |もーたー||つかえ|||

まあ 可能 性 と して ゼロ で は ない ん です が |かのう|せい|||||||||

１ 個 で は 話 に なり ませ ん こ|||はなし||||

ねえ カイ

何 ？ なん

モノ ポール 降らせ て もの|ぽーる|ふらせ|

できる わけない でしょ

雨乞い の 祈とう 師 じゃ ない ん だ から あまごい||きとう|し|||||

やっと 起き まし た ね |おき|||

もう ほっとか ない で よ |ほっと か|||

寝 て て もらった 方 が ゲーム に 集中 できる し ね||||かた||げーむ||しゅうちゅう||

部長 の 相手 は 面倒 な の で ぶちょう||あいて||めんどう|||

２ 人 と も 正直 過ぎる じん|||しょうじき|すぎる

それ で モノ ポール は ？ 幾 つ 落ち て き た ？ ||もの|ぽーる||いく||おち|||

まったく

また 落ち て くる って 愛 理 は 言った ん でしょ |おち||||あい|り||いった||

ねえ カイ

ごめん 今 タジ リン 相手 な ん だ |いま||りん|あいて|||

邪魔 し たら たとえ アキ ちゃん でも 許さ ない よ じゃま||||あき|||ゆるさ||

アキ ちゃん あき|

ミサ 姉 って さ 攻撃 の 後 いつも 右回り で 逃げ て た よ ね |あね|||こうげき||あと||みぎまわり||にげ||||

知ら ない しら|

そんな こと より モノ ポール |||もの|ぽーる

って もう こんな 時間 ？ |||じかん

昴 お 父さん 平気 な の すばる||とうさん|へいき||

別に ホビー ロボット 造って いる わけ じゃ あり ませ ん ので べつに||ろぼっと|つくって|||||||

それ より ガン つく １ の 件 真面目 に 考え て もらえ ませ ん か ||がん|||けん|まじめ||かんがえ|||||

実現 の 見込み の ない 機体 に こだわる メリット は まったく あり ませ ん じつげん||みこみ|||きたい|||めりっと|||||

でも エンジン も ドク が 直し て くれる って いう し |えんじん||||なおし|||||

直し た から って どうにか なる ん です か なおし||||||||

あの 重量 の 機体 を ２ 本 の 脚 で 何とか 支え て 動く |じゅうりょう||きたい||ほん||あし||なんとか|ささえ||うごく

それ に 何 の 意味 が ある ん です ？ ||なん||いみ||||

でも ガン つく １ は |がん||

天 王寺 さん の 提案 どおり 新た な 機体 を 造る べき です てん|おおじ|||ていあん||あらた||きたい||つくる||

そう すれ ば ＪＡＸＡ の 支援 だって 得 られる ん です よ |||||しえん||とく||||

で っ …

じゃあ

それ 何 ？ |なん

昴 が 作って き た ガン つく １ の シミュレーション すばる||つくって|||がん|||しみゅれーしょん

今 の まま じゃ どう 改造 し て も いま|||||かいぞう|||

うち ら が 想像 し て い た ロボ に は なら ない って |||そうぞう||||||||||

どう する の

そう だ ねぇ 取りあえず 今日 は 解散 |||とりあえず|きょう||かいさん

鬱 だ うつ|

いっそ 殺せ 太陽 マジ 殺人 光線 |ころせ|たいよう||さつじん|こうせん

神代 さん せめて 少し は 歩 こ う と して くましろ|||すこし||ふ||||

空手 先輩 テラ いい 匂い クンカ クンカ からて|せんぱい|てら||におい||

ちょ っ ちょっと やめ て よ

この 香り バニラ です な 色気 出し おって この ビッチ が 爆発 しろ |かおり||||いろけ|だし|||||ばくはつ|

よ ー し |-|

今日 は お前 たち の ディベート 力 を 養う ため に 先生 は ノー タッチ を 貫く きょう||おまえ|||でぃべーと|ちから||やしなう|||せんせい||のー|たっち||つらぬく

いい な

それ って 責任 放棄 ？ ||せきにん|ほうき

先生 は 昼寝 し て いる から 瀬 乃 宮 妹 会合 の 結果 を 報告 する よう に せんせい||ひるね|||||せ|の|みや|いもうと|かいごう||けっか||ほうこく|||

何て 無責任 な なんて|むせきにん|

いい よ 最初 から 期待 し て なかった し うち ら だけ で 行 こ う ||さいしょ||きたい|||||||||ぎょう||

そう です か

やはり １ 号 機 を 何とか 完成 さ せ たい と いう こと です ね |ごう|き||なんとか|かんせい||||||||

はい あれ は うち ら だけ の ロボット じゃ ない ん です |||||||ろぼっと||||

ロボ 部 の 思い が こもった ロボット です から |ぶ||おもい|||ろぼっと||

分かり まし た そこ まで 言う なら わかり|||||いう|

今日 は あの ロボット を どうにか する 方法 を もう 少し 模索 し て み ま しょ う きょう|||ろぼっと||||ほうほう|||すこし|もさく||||||

ちょっと いい です か

今日 の 会議 用 に レジュメ を 作って き まし た きょう||かいぎ|よう||||つくって|||

配って も いい です か くばって||||

助かり ます ぜひ ぜひ たすかり|||

１ 号 機 の 失敗 の 原因 と 今後 に つい て の 提案 ごう|き||しっぱい||げんいん||こんご|||||ていあん

見づらく て 申し訳ない ん です が みづらく||もうし わけない|||

そんな こと ない です これ は とって も いい 仕事 だ と 思い ます よ |||||||||しごと|||おもい||

昴 君 照れ て ない で 進め て すばる|きみ|てれ||||すすめ|

に ゃ っ て … 照れ て ませ ん ||||てれ|||

意外 だ な 日高 君 で も 緊張 する ん だ いがい|||ひだか|きみ|||きんちょう|||

童 貞 乙 わらべ|さだ|おつ

だ かりゃ 僕 は … ||ぼく|

アキ ちゃん が 読 ん で あげ たら ？ あき|||よ||||

分から ない 所 は 昴 君 に フォロー し て もらって わから||しょ||すばる|きみ||ふぉろー|||

じゃあ え ー と … ||-|

１ 号 機 の 失敗 に つい て … ごう|き||しっぱい|||

って 失敗 は し て ない けど ね |しっぱい||||||

アキ ちゃん あき|

分かって る え ー と … わかって|||-|

一 番 大きな 要因 は 技術 力 不足 と ひと|ばん|おおきな|よういん||ぎじゅつ|ちから|ふそく|

いい 素材 を 用意 でき なかった こと で ある か |そざい||ようい||||||

はい 設計 図 の 出来 は 決して 悪く は なかった |せっけい|ず||でき||けっして|わるく||

ですが 実際 に 造る ため の 資金 が 足り ず |じっさい||つくる|||しきん||たり|

設計 段階 で は 想定 し て なかった 素材 を あてがい せっけい|だんかい|||そうてい||||そざい||

出力 の 足り ない 動力 で 補 お う と し 結果 失敗 作 と なった しゅつりょく||たり||どうりょく||ほ|||||けっか|しっぱい|さく||

だから 失敗 作 じゃ ない って ちゃんと 歩 い た し |しっぱい|さく|||||ふ|||

失敗 作 です よ 動 いただけ 奇跡 です しっぱい|さく|||どう||きせき|

でも あの 重 さ で 動 い た と も 言え ます ||おも|||どう|||||いえ|

はい それ は 設計 の コンセプト が 間違って い なかった と いう 証明 で も あり ます |||せっけい||こんせぷと||まちがって|||||しょうめい||||

ですから この 経験 を 生かし て 僕 は 新た な 機体 を 造る べき だ と 思い ます ||けいけん||いかし||ぼく||あらた||きたい||つくる||||おもい|

そう なん です か

昴 僕 の 考え は 先日 きちんと 話し た はず です すばる|ぼく||かんがえ||せんじつ||はなし||| では レジュメ の 次 の ページ から 読 ん で いき ます |||つぎ||ぺーじ||よ||||

まず ロボット を 制作 する に 当た っち ゅ … |ろぼっと||せいさく|||あた||

ロボット を 制作 する に 当たって 必要 な 項目 ろぼっと||せいさく|||あたって|ひつよう||こうもく

基本 構造 素材 電源 モーター 操縦 方法 プログラム きほん|こうぞう|そざい|でんげん|もーたー|そうじゅう|ほうほう|ぷろぐらむ

まず 基本 構造 は |きほん|こうぞう|

１ 号 機 より パフォーマンス が 上回って いる こと が 最低 条件 と なり ます ごう|き||ぱふぉーまんす||うわまわって||||さいてい|じょうけん|||

それ は 当然 です ね ||とうぜん||

私 と して は 可能 なら ば 腕 と か 腰 も 動 い て ほしい です わたくし||||かのう|||うで|||こし||どう||||

ほら Ｍ ４５ み たい に

Ｍ ４５ ？

あの 伝説 の チャンプ ミスター ・ プレアデス の パートナー |でんせつ|||みすたー|||ぱーとなー

私 ファン な ん です よ ね わたくし|ふぁん|||||

あれ を 大きく し た よう な 巨大 ロボ が でき れ ば 一 番 な ん です が ||おおきく|||||きょだい||||||ひと|ばん||||

この ホビー ロボット で サーボ モーター は 幾 つ 使って ます ？ ||ろぼっと|||もーたー||いく||つかって|

２４ 個 こ

それ が まず 問題 です |||もんだい|

このまま 大きく する と なる と モーター を 関節 ごと に 入れ なくて は なら ない |おおきく|||||もーたー||かんせつ|||いれ||||

重量 だけ で 相当 な もの です じゅうりょう|||そうとう|||

単純 に 高 さ を １０ 倍 に する と 重 さ は １，０００ 倍 に なる わけ です から ね たんじゅん||たか|||ばい||||おも|||ばい||||||

そう な の

体積 が ３ 乗 に なり ます から たいせき||じょう||||

これ は ホビー ロボット の おおよそ ５ 倍 の 大き さ の ロボット です |||ろぼっと|||ばい||おおき|||ろぼっと|

素材 を アルミ に し て 限界 まで 軽量 化 し て そざい||あるみ||||げんかい||けいりょう|か||

この よう に 歩行 する こと が 可能 に なり ます |||ほこう||||かのう|||

もし これ だけ の 関節 を 稼働 さ せよ う と 思え ば ||||かんせつ||かどう|||||おもえ|

素材 に ダイヤモンド 被膜 と カーボン ファイバー の 複合 素材 を 使う など し て そざい||だいやもんど|ひまく|||ふぁいばー||ふくごう|そざい||つかう|||

軽量 化 を 図る 必要 が あり ます けいりょう|か||はかる|ひつよう|||

それ は ちょっと 現実 味 が ない です ね お 値段 的 に |||げんじつ|あじ||||||ねだん|てき|

そう なる と 必然 的 に 外観 は こう なり ます |||ひつぜん|てき||がいかん||||

カッコ悪い かっこわるい

１ 号 機 だって 似 た よう な もん じゃ ない です か ごう|き||に||||||||

あれ は 結果 的 に ああ なっちゃ っ た だけ だ もん ||けっか|てき||||||||

結果 が 同じ なら 同じ でしょ う けっか||おなじ||おなじ||

同じ じゃ ない よ おなじ|||

あの ２ 人 なかなか うまく いか ない ね |じん|||||

これ は 良い 萌 え で つね ||よい|ほう|||

こ な ちゃん 近い |||ちかい

では 部長 は なぜ 軽量 化 と か 現実 に 稼働 さ せる プラン を … |ぶちょう|||けいりょう|か|||げんじつ||かどう|||ぷらん|

これ み たい に すれ ば ガンヴァレル の 外観 に できる ん じゃ ない か な ||||||||がいかん|||||||

ジュン どういう こと

今 八 汐 君 の ポケコン の 中 で いま|やっ|しお|きみ||||なか|

あき 穂 ちゃん が 猫 耳 メイド に 変わって いる ん だ けど |ほ|||ねこ|みみ|||かわって||||

カイ また ？

いや …

ポケコン の 中 … ||なか

つまり ＡＲ と いう こと か

それ は 確かに 可能 かも しれ ない ||たしかに|かのう|||

つまり 万博 で ポケコン 越し に 見 た とき |ばんぱく|||こし||み||

ＡＲ で これ が ガンヴァレル に 見える よう に すれ ば いい ||||||みえる|||||

それ なら 外観 は 無視 でき ます ||がいかん||むし||

なるほど それ で 動き回れ ば ポケコン の 中 で は |||うごきまわれ||||なか||

ガンヴァレル が 動 い て いる よう に 見える ||どう||||||みえる

面白い かも しれ ませ ん ね おもしろい|||||

つまり 元気 一 発 … |げんき|ひと|はつ

だ と する と 後 は 操縦 形態 と … ||||あと||そうじゅう|けいたい|

そ … それ は 『 キル バラ 』 システム で いい ん じゃ ね ？ ||||ばら|しすてむ|||||

確かに それ なら 早い たしかに|||はやい

と いう こと は 自動 的 に オペレーター は ||||じどう|てき|||

待って よ 俺 は … まって||おれ|

２ 号 機 は 遠隔 操作 電源 も 外部 電源 を 使い ます ごう|き||えんかく|そうさ|でんげん||がいぶ|でんげん||つかい|

それ なら 問題 ない でしょ う ||もんだい|||

乗ら ない の のら||

当たり前 です 最大 の 問題 は 重量 な ん です から あたりまえ||さいだい||もんだい||じゅうりょう||||

でも

それ で 造れ る かも しれ ない ん です よ ||つくれ|||||||

万博 に 持っていって も 恥ずかしく ない ロボット が ばんぱく||もっていって||はずかしく||ろぼっと|

それ で 会議 は どう だった ||かいぎ|||

面白かった です よ おもしろかった||

まあ まだまだ 前途 は 多難 です けど ||ぜんと||たなん||

だ ろ う ね

個性 的 な 子 ばかり です けど バランス は いい ん です あの チーム こせい|てき||こ||||ばらんす||||||ちーむ

きっと うまく いき ます よ

お 姉ちゃん |ねえちゃん

うち ロボ 部 に 入る そして お 姉ちゃん の 夢 を かなえる ||ぶ||はいる|||ねえちゃん||ゆめ||

アキ は 何 を やって も 平凡 止まり な の よ あき||なん||||へいぼん|とまり|||

アキ ちゃん あき|

カイ

寝不足 は 駄目 だって 言った はず だ よ ねぶそく||だめ||いった|||

うち ね ガン つく １ で 万博 に 行き たい の ||がん|||ばんぱく||いき||

でも ね 昴 の 言う とおり それ は きっと 無理 ||すばる||いう|||||むり

そう な の

この 前 の 実験 見 たら うち で も 分かる よ |ぜん||じっけん|み|||||わかる|

新しい もの を 造ら なきゃ 駄目 だって あたらしい|||つくら||だめ|

だから 昴 も 一生懸命 考え て き て くれ た のに |すばる||いっしょうけんめい|かんがえ||||||

ねえ カイ

カイ なら どう する ？

アキ ちゃん の 夢 は 万博 に 行く こと ？ ガン つく を 完成 さ せる こと ？ あき|||ゆめ||ばんぱく||いく||がん|||かんせい|||

そう だ よ ね

うち が 選ぶ しか な いよ ね ||えらぶ||||

お 姉ちゃん の 言う とおり だ けど |ねえちゃん||いう|||

でも お 姉ちゃん の 夢 は きっと うち が かなえる から ||ねえちゃん||ゆめ||||||

それ まで 東京 で 待って て ||とうきょう||まって|

神代 さん 独り占め ずるい よ くましろ||ひとりじめ||

ガン つく ２ ？ がん|

「 ガンヴァレル を 造 ろ う プロジェクト 試作 ２ 号 機 」 略し て ガン つく ２ ||つく|||ぷろじぇくと|しさく|ごう|き|りゃくし||がん|

天 王寺 さん と 昴 の 提案 に 乗って みよ うか と 思って てん|おおじ|||すばる||ていあん||のって||||おもって

つまり ガン つく １ は 諦める と |がん|||あきらめる|

う うん 諦め ない ||あきらめ|

ガン つく １ も 後 で ちゃんと 造る がん|||あと|||つくる

でも 万博 に は ガン つく ２ を 造って 持っていく |ばんぱく|||がん|||つくって|もっていく

うち ら ５ 人 で ||じん|

５ 人 ？ じん

うん うち でしょ カイ ジュン フラウ 坊 ||||||ぼう

それ に 昴 も ||すばる|

別に いい です よ べつに|||

顔色 一 つ 変え ない なんて うち に とって は 一 大 決心 だった のに かおいろ|ひと||かえ|||||||ひと|だい|けっしん||

フラウ 坊 も ジュン も 聞い て |ぼう||||ききい|

今日 から ロボ 部 は ガン つく ２ の 制作 に 入り ます きょう|||ぶ||がん|||せいさく||はいり|

コンセプト は 「 うち ら だ から こそ 造れ る ロボ を 」 です こんせぷと|||||||つくれ||||

今回 は ジュン だ から こそ できる こと と か こんかい|||||||||

フラウ 坊 だ から こそ と か そういう の を きちんと 取り込 ん で いき たい |ぼう||||||||||とりこ||||

昴 の アイデア カイ の 操縦 技術 全て を 結集 し た ロボット を 造り上げ たい すばる||あいであ|||そうじゅう|ぎじゅつ|すべて||けっしゅう|||ろぼっと||つくりあげ|

だから 全員 で ガン つく ２ を 造 ろ う |ぜんいん||がん|||つく||

よ ー し いく ぞ |-|||

何 ？ それ は なん||

見 れ ば 分かる でしょ み|||わかる|

みんな 手 を 出し て |て||だし|

チュウタネロボ 部 元気 一 発 よい ら ～ いき |ぶ|げんき|ひと|はつ|||

って … みんな 言って よ ||いって|

こんにち は 天気 の 話 聞き たい です か ||てんき||はなし|きき|||

変わって ない ね かわって||

あまり に 変わって なく て ぞっと し ちゃ う よ ||かわって|||||||

あした の 鹿児島 県 種子島 屋 久島 地方 は 東 の 風 が やや 強く 晴れ でしょ う ||かごしま|けん|たねがしま|や|ひさしま|ちほう||ひがし||かぜ|||つよく|はれ||

あんた さ ９ 年間 ずっと ここ に 縛ら れ てる の かい ||ねんかん||||しばら||||

しば ？ 愛 理 に は よく 分から ない です |あい|り||||わから||

ねえ 愛 理 |あい|り

消え て くん ない ？ きえ|||

幼い 思い出 眩 しい 波 光 に おさない|おもいで|くら||なみ|ひかり|

夢 に 見 た 景色 は ゆめ||み||けしき|

置き忘れ た まま おきわすれ||

モノクロ に なって

瞳 から 消える ひとみ||きえる

だけど いつ でも 君 は |||きみ|

まっすぐ 明日 を 見つめ た |あした||みつめ|

どれ くらい の 涙 と 引き換え に |||なみだ||ひきかえ|

だから 僕ら の 迷い も |ぼくら||まよい|

強 さ に 変え て くれる つよ|||かえ||

繋がった 心 が 解き放つ つながった|こころ||ときはなつ

不意 に 溢れ 出す 思い ふい||あふれ|だす|おもい

同じ に 誰 か の ため に おなじ||だれ||||

この 小さな 勇気 で |ちいさな|ゆうき|

風 が 吹き荒れ て も かぜ||ふきあれ||

君 を 守り たく て きみ||まもり||