Saenai Heroine No Sodatekata Episode 9 saenai|heroine|no|sodatekata|episode Saenai Heroine No Sodatekata Episode 9 新内女主角的Sodatekata第9集

何も 答え て ない なにも|こたえ||

倫也 さっき から 何にも 答え て くれ ない りんや|||なんにも|こたえ|||

おはよう 倫理 君 |りんり|きみ

落ち着き なさい もう 大丈夫 よ おちつき|||だいじょうぶ|

いや まさに 今 この 状況 が 大丈夫 じゃ ない ん です が ||いま||じょうきょう||だいじょうぶ|||||

何で 詩 羽 先輩 が ここ に なんで|し|はね|せんぱい|||

そんな の 前回 まったく 出番 が なかった から に 決まって る でしょ う ||ぜんかい||でばん|||||きまって|||

それ 全然 理由 に なって な いよ ね |ぜんぜん|りゆう|||||

てい うか 前回 って 何 出番 って 何 ||ぜんかい||なん|でばん||なん

あっ 起き た ん だ 安芸 君 |おき||||あき|きみ

あっ ちょっと 先輩 何 を ||せんぱい|なん|

う っ う わ 見 て ない で 止め て 加藤 ||||み||||とどめ||かとう

ああ うん

放課後 二 人 で 過ごし た 教室 ほうかご|ふた|じん||すごし||きょうしつ

机 の 上 夢中 で はずむ 君 の 声 つくえ||うえ|むちゅう|||きみ||こえ

鈍感 な 君 の その 態度 が どんかん||きみ|||たいど|

いつも 私 を 意地悪 に さ せる の |わたくし||いじわる||||

ひとりぼっち だ と 思う 時 も ある |||おもう|じ||

涙 止め られ ない 日 も ある なみだ|とどめ|||ひ||

本当 の 私 を 見つめ て ほしい の ほんとう||わたくし||みつめ|||

きっと 伝わる と 信じ て いる よ |つたわる||しんじ|||

君 は いつ だって いつ だって 変わら ない から きみ||||||かわら||

私 が 何 回 も 何 回 も シグナル 送って あげる わたくし||なん|かい||なん|かい||しぐなる|おくって|

夢見 た あの 丘 目指し て ゆめみ|||おか|まなざし|

くじけ そう な 時 も 頑張れ そう だ よ |||じ||がんばれ|||

君 が いる から きみ|||

そ っか 加藤 が 詩 羽 先輩 を 呼 ん だ の か ||かとう||し|はね|せんぱい||よ||||

それ は ともかく

なぜ あなた が 当然 の よう に 上がり 込 ん で い た の か は |||とうぜん||||あがり|こみ|||||||

議論 の 余地 が ある けど ね 加藤 さん ぎろん||よち|||||かとう|

霞 ヶ 丘 先輩 こそ かすみ||おか|せんぱい|

「 安芸 君 が 大変 」 って 言った だけ で あき|きみ||たいへん||いった||

たった １５ 分 で 駆け付け て き た こと に |ぶん||かけつけ|||||

議論 の 余地 は ない です か ぎろん||よち||||

それ で 何 が あった の ||なん|||

何 って なん|

実際 に あった こと は だいたい 加藤 さん から 聞い た けど じっさい||||||かとう|||ききい||

あなた と 澤村 さん が どうして そういう 状況 に なった の か は ||さわむら|||||じょうきょう|||||

あなた の 口 から 聞か ない と 分から ない ||くち||きか|||わから|

さあ 話し て ごらん なさい |はなし|||

そして みんな で 解決 策 を 考え て いき ま しょ う |||かいけつ|さく||かんがえ|||||

けど これ は 英 梨 々 と 俺 の 問題 だ し |||えい|なし|||おれ||もんだい||

詩 羽 先輩 まで 巻き込む わけ に は … し|はね|せんぱい||まきこむ|||

いい 加藤 さん |かとう|

これ が ギャルゲー 世界 に よく いる ヘタレ 主人公 と いう やつ よ |||せかい|||||しゅじんこう||||

ちょっと トラブル が ある と |とらぶる|||

あからさま に うじうじ 悩 ん で 見せ て |||なや|||みせ|

周り も 巻き込 ん で イライラ さ せる の まわり||まきこ|||いらいら|||

あなた も メイン ヒロイン に なる の なら |||ひろいん||||

こういう や から と これ から も 付き合って いか なく ちゃ なら ない から |||||||つきあって||||||

よく 観察 し て おき なさい |かんさつ||||

それ は めん どくさい かも

あの すいません 俺 真剣 に 悩 ん でる ん です けど ||おれ|しんけん||なや|||||

なるほど つまり あなた が 波 島 さん の 本 を 絶賛 し たら ||||なみ|しま|||ほん||ぜっさん||

どういう わけ か 澤村 さん が キレ て |||さわむら|||きれ|

彼女 を 散々 罵って 本 を ビリビリ に 引き裂 い た あげく かのじょ||さんざん|ののしって|ほん||びりびり||ひきさ|||

泥 の 水たまり に 突き飛ばし て どろ||みずたまり||つきとばし|

取り巻き と 一緒 に 高 笑い し て い た と とりまき||いっしょ||たか|わらい|||||

途中 から 完全 に 誰 か さん の 創作 です けど とちゅう||かんぜん||だれ||||そうさく||

序盤 は まあ その とおり です じょばん|||||

大人げない わ ね それ は おとなげない||||

ええ 本当 に |ほんとう|

あいつ 自分 が 大物 同人 作家 だって 自覚 が ない ん です よ |じぶん||おおもの|どうじん|さっか||じかく|||||

大人げない の は あなた でしょ おとなげない||||

お 俺 |おれ

何も わざわざ なにも|

澤村 さん の 目の前 で 他人 の 本 を 褒める 必要 なんて あった の かしら さわむら|||めのまえ||たにん||ほん||ほめる|ひつよう||||

彼女 に 何 を 聞か れ て も 適当 に 言葉 を 濁し て かのじょ||なん||きか||||てきとう||ことば||にごし|

本当 の 気持ち は あなた の 中 に しまって おけ ば よかった ん じゃ ない かしら ほんとう||きもち||||なか|||||||||

それ は … でき ませ ん

俺 は 面白かった もの を 面白く ない と は 言え ない おれ||おもしろかった|||おもしろく||||いえ|

出 海 ちゃん の 同人 誌 や 詩 羽 先輩 の 小説 を だ|うみ|||どうじん|し||し|はね|せんぱい||しょうせつ|

つま ん ない って 言う くらい なら オタク なんか やめ た 方 が マシ だ ||||いう|||おたく||||かた|||

ん けっ けっ けっ けっ けっ けっ けど

けど 澤村 さん に とって は あなた の その 言葉 は 致命 的 だった |さわむら||||||||ことば||ちめい|てき|

俺 が 何 を 言った ところ で おれ||なん||いった||

英 梨 々 の 人気 や 実力 は 揺ら い だ り なんか し ない よ えい|なし|||にんき||じつりょく||ゆら|||||||

でも 彼女 の 心 は 揺ら い だ |かのじょ||こころ||ゆら||

もしかしたら これ が きっかけ で 描け なく なる かも しれ ない |||||えがけ|||||

まさか そんな

きっと 澤村 さん は 何もかも 奪わ れ た って 思った の ね |さわむら|||なにもかも|うばわ||||おもった||

何もかも って ？ なにもかも|

クリエーター と して の 尊厳 も 幼なじみ と いう ポジション も ||||そんげん||おさななじみ|||ぽじしょん|

だって 波 島 さん 倫理 君 に あんなに 懐 い て て |なみ|しま||りんり|きみ|||ふところ|||

まるで 途中 から 登場 する くせ に |とちゅう||とうじょう|||

初期 好感 度 が ものすごく 高く て しょき|こうかん|たび|||たかく|

狙った 女の子 の 攻略 に 失敗 し て も ねらった|おんなのこ||こうりゃく||しっぱい|||

必ず 告白 し て くる よう な かならず|こくはく|||||

何 それ ムカ つく なん|||

隠し 救済 ヒロイン なんて 最後 まで 隠れ て れ ば いい のに かくし|きゅうさい|ひろいん||さいご||かくれ|||||

先輩 あ ち っ あ ち ち っ か はっ せんぱい|||||||||

まあ そんな わけ で

この サークル 崩壊 の 危機 を 乗り越える に は |さーくる|ほうかい||きき||のりこえる||

倫理 君 が 頑張る しか ない わ りんり|きみ||がんばる|||

俺 どう すれ ば いい の か な おれ|||||||

幼なじみ ヒロイン を 攻略 する の よ ヘタレ 主人公 君 いえ 倫理 君 おさななじみ|ひろいん||こうりゃく|||||しゅじんこう|きみ||りんり|きみ

今 の 本当 なら いい シーン だった の に 台無し です ね いま||ほんとう|||しーん||||だいなし||

遠い 記憶 と か 懐かしい 思い出 と か 子供 の ころ の 約束 と か とおい|きおく|||なつかしい|おもいで|||こども||||やくそく||

そういう 幼なじみ の アドバンテージ を 全部 使って |おさななじみ||||ぜんぶ|つかって

澤村 さん の フラグ を 立て なさい さわむら|||||たて|

そんな 見え見え の 手 に 引っ掛かる かな あいつ |みえみえ||て||ひっかかる||

大丈夫 だ と 思う よ だいじょうぶ|||おもう|

安芸 君 が 主人公 じゃ なく て ヒロイン に なれ ば いい ん だ よ あき|きみ||しゅじんこう||||ひろいん|||||||

英 梨 々 それ じゃ 私 と パパ は 行って くる わ ね えい|なし||||わたくし||ぱぱ||おこなって|||

夏 コミ ３ 日 目 最終 日 なつ|こみ|ひ|め|さいしゅう|ひ

聖なる 戦い の 日 せいなる|たたかい||ひ

そう 灼熱 の 男性 向け 創作 ジャンル へ と |しゃくねつ||だんせい|むけ|そうさく|じゃんる||

いって らっしゃい

ああ そう そう それ で 今夜 の パーティー は |||||こんや||ぱーてぃー|

分かって る わかって|

パパ の 顔 つぶす わけ に は いか ない もん ね ぱぱ||かお||||||||

もう 出掛ける の |でかける|

ああ 行く よ |いく|

夏 コミ 3 日 目 なつ|こみ|ひ|め

東 A 2 7 B ｢ egoisthic - lily ｣ に ひがし|a|b|||

澤村 さん 会場 に 来る か なあ さわむら||かいじょう||くる||

たぶん 来 ない よ けれど 行か なく ちゃ なら ない ん だ |らい||||いか||||||

うん 頑張って ね |がんばって|

加藤 あり が と な かとう||||

えっ 私 何も し て ない けど |わたくし|なにも||||

ゆうべ 頑張った の は 霞 ヶ 丘 先輩 だ し |がんばった|||かすみ||おか|せんぱい||

それ でも あり が と な

そう いえ ば さ サークル の 名前 そろそろ 考え ない と ね ||||さーくる||なまえ||かんがえ|||

そう だ な

それ じゃ 行って くる ||おこなって|

うん いって らっしゃい

伊 織 い|お

あれ 倫也 君 来 て た ん だ |りんや|きみ|らい||||

いや お前 さっき から ずっと こっち 見 て た だ ろ |おまえ|||||み||||

君 が うち の スペース を 訪れる なんて どういう 風 の 吹き 回し だい きみ||||すぺーす||おとずれる|||かぜ||ふき|まわし|

言って おく けど 柏木 エリ の 件 なら 手加減 し ない よ いって|||かしわぎ|||けん||てかげん|||

手加減 なんて 望 ん じゃ い ない よ てかげん||のぞみ|||||

ただ 協力 し て もらい たい だけ だ |きょうりょく||||||

協力 ？ 何 の だい きょうりょく|なん||

決まって る だ ろ きまって|||

俺 の サークル に 英 梨 々 を 連れ戻す ため だ おれ||さーくる||えい|なし|||つれもどす||

こっち だ 英 梨 々 ||えい|なし|

何 やって ん の よ 倫也 なん|||||りんや

ちょっと 抜け出さ ない か 英 梨 々 |ぬけで さ|||えい|なし|

は あ あんた 何 を |||なん|

久しぶり に 俺 と 街 に 出よ う ひさしぶり||おれ||がい||でよ|

さあ 行 こ う 英 梨 々 |ぎょう|||えい|なし|

やって て 恥ずかしく ない ||はずかしく|

恥ずかしい けど はずかしい|

やって て 死に たく なる けど ||しに|||

それ でも 今 は まだ 死ぬ わけ に は いか ない ||いま|||しぬ|||||

だって 俺 は お前 と 仲直り する まで は 死ね ない から だ |おれ||おまえ||なかなおり||||しね|||

じゃあ 決行 は 明日 の 夜 |けっこう||あした||よ

目的 地 は 澤村 さん の 家 の バルコニー と いう こと で いい の ね もくてき|ち||さわむら|||いえ||ばるこにー|||||||

あいつ ん ち 毎年 花火 大会 の 夜 に パーティー を 開く ん だ よ |||まいとし|はなび|たいかい||よ||ぱーてぃー||あく|||

だから 説得 する なら その とき しか ない |せっとく||||||

分かった シチュエーション は わかった||

「 リトル ラブ ラプソディ 」 の 花火 イベント を ベース に する りとる|らぶ|||はなび|いべんと||べーす||

加藤 さん その シーン 今 すぐ プレー できる かしら かとう|||しーん|いま||ぷれー||

は ー い |-|

彼女 の 昔 の 記憶 を ノスタルジー を 刺激 し て かのじょ||むかし||きおく||||しげき||

仲直り さ せる 作戦 よ なかなおり|||さくせん|

うまく いく かな

大丈夫 なぜなら 澤村 ・ スペンサー ・ 英 梨 々 の 本質 は だいじょうぶ||さわむら||えい|なし|||ほんしつ|

そう 乙女 |おとめ

いつか オタク の 王子 様 が 白い 痛 車 に 乗って 迎え に 来 て くれる の を 待って いる |おたく||おうじ|さま||しろい|つう|くるま||のって|むかえ||らい|||||まって|

痛い 女の子 な の よ いたい|おんなのこ|||

何 それ なん|

エロ 同人 作家 の くせ に 夢見 過ぎ な ん じゃ ない |どうじん|さっか||||ゆめみ|すぎ||||

そう かな エロ 同人 作家 だ から こそ 夢見 がち な ん じゃ ない か な |||どうじん|さっか||||ゆめみ|||||||

詩 羽 先輩 だけ じゃ なく 加藤 まで ひどい よ し|はね|せんぱい||||かとう|||

校舎 こうしゃ

いつの間にか 新しく なって た の ね いつのまにか|あたらしく||||

一昨年 だった かな 建て替え た の いっさくねん|||たてかえ||

そう

なあ 英 梨 々 |えい|なし|

何 が 仲直り よ いまさら なん||なかなおり||

「 リトラプ 」 は あたし が あんた に 初めて 布教 し た ゲーム じゃ ない ||||||はじめて|ふきょう|||げーむ||

そう だった な

俺 それ まで 乙女 ゲーム なんて 知ら なく て おれ|||おとめ|げーむ||しら||

けど やって み たら す っ げ ー 面白く て |||||||-|おもしろく|

それ を 他の 女の子 に 布教 する なんて さ ||たの|おんなのこ||ふきょう|||

そんな の 裏切り じゃ ない ||うらぎり||

英 梨 々 えい|なし|

いい 本 に 出会え て よかった ね |ほん||であえ|||

しかも その 本 を 作った の が ||ほん||つくった||

幼なじみ で しか も 一 番 弟子 だった なんて おさななじみ||||ひと|ばん|でし||

最高 だ よ ね さいこう|||

もう あたし なんて いら ない ね

あの 子 を サークル に 入れ ちゃ え ば いい ん だ もん ね |こ||さーくる||いれ||||||||

だから もう ほっと い て

ごめん 詩 羽 先輩 |し|はね|せんぱい

ごめん 加藤 |かとう

英 梨 々 聞い て くれ えい|なし||ききい||

今 まで 言え なかった こと が ある ん だ いま||いえ||||||

いまさら 謝って も もう 遅い よ |あやまって|||おそい|

俺 さ ずっと 前 から お前 の こと おれ|||ぜん||おまえ||

あっ この タイミング で 言う なんて ひきょう ||たいみんぐ||いう||

お前 の こと す っげ え 恨 ん で た おまえ||||||うら|||

何 が 仲直り だ よ できる わけない だ ろ なん||なかなおり||||||

俺 が いまさら お前 を 許せ る わけな い だ ろ おれ|||おまえ||ゆるせ|||||

何 よ それ なん||

何 よ それ なん||

ひどい こと さ れ た の あたし じゃ ない

あんた 何 めちゃくちゃ 言って ん の よ |なん||いって|||

先 に 俺 を 見限った の は 英 梨 々 の 方 じゃ ない か さき||おれ||みかぎった|||えい|なし|||かた|||

８ 年 前 とし|ぜん

脱 オタ し た ふり し て 新しい 友達 つくって 俺 を 見捨て た の は だつ|||||||あたらしい|ともだち||おれ||みすて|||

お前 の 方 じゃ ない か おまえ||かた|||

あんた …

まだ そんな こと 根 に 持って ん の |||ね||もって||

そんな こと って 何 だ よ そんな こと って |||なん|||||

だって 仕方ない じゃ ない |しかたない||

あの 時 は ああ する より 仕方なかった ん じゃ ない |じ|||||しかたなかった|||

仕方 ない で 済む か しかた|||すむ|

新しい 友達 と 遊ぶ の が そんなに 大事 だった の か よ あたらしい|ともだち||あそぶ||||だいじ||||

俺 と アニメ の 話 を する より も 大事 だった の か よ おれ||あにめ||はなし|||||だいじ||||

倫也 りんや

あの とき の 俺 に とって |||おれ||

お前 が どれ だけ 大切 だった か 分かって ん の か よ おまえ||||たいせつ|||わかって||||

ほとんど の 男子 を 敵 に 回し た ん だ ぞ ||だんし||てき||まわし||||

そこ まで し て お前 と の 居場所 を 守 ろ う と し た ん だ ぞ ||||おまえ|||いばしょ||しゅ||||||||

あの 時 の 俺 に は お前 しか い なかった ん だ ぞ |じ||おれ|||おまえ||||||

何 年 も かかって やっと 普通 に しゃべれ る よう に なった けど なん|とし||||ふつう|||||||

それ でも 俺 は あの とき の お前 の 仕打ち を 絶対 に 忘れ ない ||おれ|||||おまえ||しうち||ぜったい||わすれ|

そんな の

そんな の １ 人 で 暴走 し た あんた の 勝手 じゃ ない ||じん||ぼうそう|||||かって||

謝れ よ あやまれ|

謝ら ない あやまら|

絶対 に あたし 何 が あって も 謝ら ない ぜったい|||なん||||あやまら|

だって 倫也 あたし が どれ だけ 泣 い た か 分かって ない |りんや|||||なき||||わかって|

英 梨 々 えい|なし|

倫也 と 絶交 し ちゃ って りんや||ぜっこう|||

学校 でも 話せ なく なって 無視 し なく ちゃ なら なく て がっこう||はなせ|||むし||||||

悲しく て 悔しく て つらく て どれ だけ 泣 い た か かなしく||くやしく||||||なき|||

あたし は あんた 以上 に 報い を 受け た |||いじょう||むくい||うけ|

ずっと 心 の 中 に ブーメラン が 突き刺さって る |こころ||なか||ぶーめらん||つきささって|

だから 謝る 理由 な ん か ない |あやまる|りゆう||||

お前 が 悪い のに か よ おまえ||わるい|||

そう よ 悪い ||わるい

だから 悪い よ |わるい|

そんな の 知ら ない それ より あんた が 謝り なさい よ ||しら||||||あやまり||

何で だ よ なんで||

何で あたし の 本 より あの 子 の 本 を 取る の よ なんで|||ほん|||こ||ほん||とる||

人気 も 実力 も 倫也 と 知り合って から の 時間 も にんき||じつりょく||りんや||しりあって|||じかん|

あたし の 方 が はるか に 上 じゃ ない ||かた||||うえ||

どうして あたし を 選ば ない の よ |||えらば|||

好き な もの は 好き な ん だ よ すき||||すき||||

キャリア な ん か 知る か きゃりあ||||しる|

出 海 ちゃん の 本 の 方 が ワクワク する ん だ よ だ|うみ|||ほん||かた||わくわく||||

私 が あの 子 より 劣る って いう の わたくし|||こ||おとる|||

そう だ よ お前 の 方 が 下 だ よ 劣る よ 駄目 だ よ |||おまえ||かた||した|||おとる||だめ||

こんなに 努力 し てる のに |どりょく|||

死に物狂い で 頑張って る のに しにものぐるい||がんばって||

才能 も 努力 も 知った こと か さいのう||どりょく||しった||

今日 夏 コミ で 出し た 本 が 負け てん だ よ お前 きょう|なつ|こみ||だし||ほん||まけ||||おまえ

今 まさに 足り ない ん だ よ すごく ない ん だ よ いま||たり|||||||||

あたし 一生懸命 頑張った |いっしょうけんめい|がんばった

外 で は 仮面 かぶって 家 で 死に物狂い で 描 い た がい|||かめん||いえ||しにものぐるい||えが||

あたし たち を 引き裂 い た あの 連中 を 見返し たく て |||ひきさ||||れんちゅう||みかえし||

昔 みたい に 戻り たく て やっと ここ まで 来 た のに むかし|||もどり||||||らい||

そう だ よ お 前 ここ まで 来 た ん だ よ ||||ぜん|||らい||||

速く て うまく て 安定 し て き た ん だ よ はやく||||あんてい|||||||

なら 次 は すごく なれ よ |つぎ||||

速く て うまく て 安定 し た まま すごく なって みせろ よ はやく||||あんてい|||||||

どう やって ？

努力 だって 才能 だって もう 限界 よ どりょく||さいのう|||げんかい|

知る か そんな の お前 の 絵 だ ろ 自分 で 考えろ しる||||おまえ||え|||じぶん||かんがえろ

そんな の むちゃくちゃ よ

そう だ よ 無 茶 だ よ |||む|ちゃ||

だから その 気 が ない なら なれ なく て も いい よ ||き|||||||||

俺 の 一 番 なんか どう だって いい だ ろ おれ||ひと|ばん||||||

なる

あたし あんた の 一 番 に なって やる |||ひと|ばん|||

それ まで は 絶対 に 謝ら ない |||ぜったい||あやまら|

本当 は 抱き あげて ほしい ほんとう||いだき||

わかって くれる 一 番 の 人 に ||ひと|ばん||じん|

勝手 に しろ かって||

あの 日 どうして |ひ|

手 を 離し た て||はなし|

遠い 秘密 基地 とおい|ひみつ|きち

もう 一 度 すべて を |ひと|たび||

やり 直し たい |なおし|

な っ なあ 英 梨 々 |||えい|なし|

だけど 許し て あげ ない |ゆるし|||

うん

お前 足 く じい たって の 嘘 だ ろ おまえ|あし|||||うそ||

失 くし かけ た ん だ うしな|||||

本当 は 歩け る ん だ ろ ほんとう||あるけ||||

二 人 に しか 描け な そう な 未来 図 ふた|じん|||えがけ||||みらい|ず

王女 様 を 強引 に 連れ出し た 騎士 様 が 何 弱音 吐 い てん の よ おうじょ|さま||ごういん||つれだし||きし|さま||なん|よわね|は||||

居場所 に なって って 言わ ない いばしょ||||いわ|

けど 俺 たち 仲直り も し て ない よ な |おれ||なかなおり||||||

弱 さ 見せ そう だ じゃく||みせ||

そう だ ね

Lily の 花 は 気高く Blooming lily||か||けだかく|blooming

仲 悪い まん ま だ ね あたし たち なか|わるい||||||

でき た ー ||-

サークル カット 完成 さーくる|かっと|かんせい

お っ 見せろ 見せろ ||みせろ|みせろ

へえ あなた に し て は いい 感じ ね 澤村 さん |||||||かんじ||さわむら|

って ちょっと 待って その 女の子 も しか して 服 着 て なく ない ||まって||おんなのこ||||ふく|ちゃく|||

大丈夫 よ 加藤 さん だいじょうぶ||かとう|

ちゃんと モデル の あなた の 体形 を 完璧 に 再現 し た つもり だ から |もでる||||たいけい||かんぺき||さいげん|||||

それ って 完璧 に 大丈夫 じゃ ない よ ||かんぺき||だいじょうぶ|||

何 を 言って る の なん||いって||

脱げ と 言わ れ れ ば 脱ぎ あえげ と 言わ れ れ ば あえぐ の が ぬげ||いわ||||ぬぎ|||いわ||||||

本物 の ヒロイン と いう もの でしょ う ほんもの||ひろいん|||||

そ っ そういう もの な ん だ

いや これ 一般 ゲー だ から ||いっぱん|||

それ より 倫也 ||りんや

最後 は ちゃんと 締め なさい よ プロデューサー さいご|||しめ|||ぷろでゅーさー

「 Blessing software 」 か blessing||

いい 名前 だ ろ |なまえ||

まっ あんた に し て は ね

意訳 する と 「 めぐみ ソフト 」 だ けど ね いやく||||そふと|||

な っ …

え いや あの いや あの その

バイバイ の あと 冷め ない 微熱 |||さめ||びねつ

夜風 に 吹か れ 考える よかぜ||ふか||かんがえる

好き 嫌い 嫌い 好き 繰り返す すき|きらい|きらい|すき|くりかえす

その 瞳 に うつって いる の は |ひとみ|||||

現実 （ リアル ） ？ それとも 虚像 （ 二 次元 ） ？ げんじつ|りある||きょぞう|ふた|じげん

容易 く 可愛い だ なんて 言わ ない で よ ね ようい||かわいい|||いわ||||

明日 も 目 を こす って 「 おはよう 」 を 言って あした||め||||||いって

他 愛 も ない こと たくさん 教え て た|あい|||||おしえ|

少しずつ 近づ い て く 距離 に どう しよ う すこしずつ|ちかづ||||きょり||||

自分 じゃ ない みたい だ じぶん||||

メリーゴーランド が 止まら なく て ||とまら||

廻る 廻る 景色 が 変わって く まわる|まわる|けしき||かわって|

カラフル な 夢 を 見る からふる||ゆめ||みる

ど くどく し て 身体 中 を ||||からだ|なか|

巡る 巡る 気持ち まだ 言葉 に 出来 なく て めぐる|めぐる|きもち||ことば||でき||

ひとこと それ で 十 分 な のに |||じゅう|ぶん||

お 兄ちゃん 柏木 エリ 先生 と 知り合い な の |にいちゃん|かしわぎ||せんせい||しりあい||

出 海 も 知ら ない うち に 知り合い な ん だ けど ね だ|うみ||しら||||しりあい|||||

ちょっと 待って よ |まって|

そんな 有名 サークル の 作家 さん が 何で 私 なんか に |ゆうめい|さーくる||さっか|||なんで|わたくし||

実は 昔 から の 「 リトラプ 」 ファン で じつは|むかし||||ふぁん|

お前 の 同人 誌 に 感動 し た ん だって さ おまえ||どうじん|し||かんどう|||||

お 兄ちゃん まさか 柏木 エリ 先生 に 私 の 本渡 し た の |にいちゃん||かしわぎ||せんせい||わたくし||ほんど|||

いや 自分 で 並 ん で 買って っ た みたい だ よ |じぶん||なみ|||かって|||||

何で 挨拶 し て くれ れ ば いい のに ー なんで|あいさつ||||||||-

う わ す っご い