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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター), Hunter x Hunter (2011) Episode 119

Hunter x Hunter (2011) Episode 119

あいつ は

さっき 階段 で 会った

こい つ か

悪い けど これ から あんた に する こと

全部 ただ の 八つ当たり だ から

消え た

「 カン ムル 」

咆 える 間 も

変形 の 隙 も 与える こと なく

ユピー の 自由 を 奪う 圧倒 的 な 初動 の 差

キルア の 「 カン ムル 」 は

自身 の 肉体 に 電気 の 負荷 を かけ

潜在 能力 の 限界 すら 超越 する 動き を

強制 する 技 で ある

キルア は これ を 性質 上 大きく 2 つ に 分け た

自分 の 意思 で 肉体 を 操作 する 電光石火 と

相手 の 動き に 感応 し て 自動 的 に 肉体 が 働く 疾風 迅雷

先 の 戦い で 敵 の ダーツ を 止め た 動き が

まさに 後者 で ある

あらかじめ プログラム し た 攻撃 が

敵 の 害 意 を 示す オーラ の 「 揺らぎ 」 に 反応 する

脳 の 命令 を 省き

反射 のみ で 繰り出さ れる 限界 を 超越 し た 攻撃 は

容易 に 敵 の 肉体 の 動き を 追い越し た

一体 こりゃ あ どういう こと だ

総合 的 な 力 で いえ ば

ど いつ も こいつ も 確実 に 俺 の 10 分 の 1 以下

なのに 分から ねえ

手 も 足 も 出 ねえ

「 疾風 迅雷 」

深い な

オーラ って やつ は ヤベェ な

ちょっと 面白く なって 来 た ぜ

苦戦 を 楽しむ な ん ざ

爆発 前 の 俺 なら 考え られ ねえ な

ここ で の 心境 の 変化 が

信じ 難い 選択 へ と ユピー を いざ なう が

まだ 後 の こと で ある

あっ ヤベ っ

もう 全部 使い切 っち っ た

待て て め ぇ は 逃がさ ねえ

とことん 付き合って もらう ぜ

死ぬ まで な

消え た これ だ

まるで 存在 が なかった み て ぇ に この 場 から 消え や がった

いる

奴 ら の 中 に 少なくとも 1 匹

自由 に 出 た り 消え た り できる 奴 が

あれ

暗証 番号 を 入力 し て ください

しまった 俺 番号 聞い て ねえ や

番号 と 照合 データ が 合い ませ ん

もう 一 度 入力 し て ください

2 度 目 の 入力 ミス は 拘束 の 対象 と なり ます

あいつ 暗証 番号 を 知ら ず に 降り て 来 た の か

チッ しょうがない

取りあえず 出る か

扉 は ロック さ れ て い ます

暗証 番号 を 入力 し て ください

チャンス 選択 は 2 つ

やがて エレベーター 内 に 催眠 ガス が 送り込ま れる

選択 は 奴 が 眠った 後

1 つ ブロヴーダ を そのまま エレベーター に 放置 し

俺 は 車両 専用 扉 から 地上 に 向かう

これ だ と 奴 が 目覚め て も

エレベーター に 閉じ込め て おける が

上 の 誰 か が エレベーター の 異常 に 気付く 危険 が 大きい

2 つ 眠った ブロヴーダ を 別 の 場所 に 移す

車 は 車庫 に 山ほど ある し

倉庫 も 内側 から は 暗証 番号 の 入力 が 必要 で

目覚め て も ブロヴーダ に は 開け られ ない

さらに 俺 が 車両 専用 扉 から 上 に 戻れ ば

地上 で 敵 と 出くわす 危険 も

宮殿 内 の エレベーター より ずっと 低く なる

違う それ じゃ ダメ だ

眠って いる ブロヴーダ を 始末 する

それ が 一 番 確実 な ん だ

そして でき れ ば ブロヴーダ の 死体 を 操って

他の 師 団長 を 倒し て 行く

それ ぐらい じゃ なきゃ

甲 殻 の 隙間 から 銃口 を 差し込み

弾 を ぶち 込め ば いい

死体 を 操る 能力 を 持つ イカ ルゴ だ が

自ら の 手 を 汚し た 経験 は まだ なかった

速やか に 暗証 番号 を 入力 し て ください

30 秒 以内 に 入力 が 完了 し ない 場合

拘束 措置 を 開始 し ます

警備 兵 エリア の モニター 室

そこ に エレベーター を 監視 し てる モニター と

開閉 ボタン が ある

さて 出 た は いい けど

エレベーター ぶ っ 壊し ち まった な

他 に 出口 は

甘かった 扉 を 撃ち 破る なんて

どう する

奴 の 隙 を 見 て 車両 専用 扉 から 出る か

奴 が い なく なる まで 様子 を 見る か

どっち に しろ

奴 が 上 に 戻って くれ れ ば

それ じゃ ダメ な ん だ って

甘い って

奴 が 上 に 戻って 「 フラッタ を 始末 し た 」 と

他の 連中 に 言って くれ れ ば 俺 は 自由 に 動け る

バカ か

むざむざ 敵 を 1 匹 地上 に 戻し たら

仲間 の 危険 が 増す って こと だ ろ う が

こいつ は 分厚い な

絶対 に 奴 は 地下 から 出さ ない

それ が でき なきゃ 仲間 の 意味 が ない

そう だ 来い

完全 に 閉じ込め て やる

もう 少し

もう 少し 離れ て から

今 だ

フラッタ の 他 に もう 1 匹 い た の ね

どうやら 俺 を あの 道 へ 誘い込み たかった よう だ が

残念 だった な

1 か所 だけ 道 が 残って る なんて 好都合

疑う の が 当然 だ ぜ

まっ おかげ で お前 の 存在 に 気付け た よ

どうせ モニター 室 か ど っか で こそ こそ 見 て ん だ ろ

チキン 野郎 が

クソ

あの 路地 なら 完全 に 閉じ込め られ た のに

でも 元 の 場所 も 密室 だ

閉じ込め て いる こと に 変わり は ない

いずれ 催眠 ガス が 充満 し て 奴 は

ヤバ い 密室 じゃ ない 逃げ道 が ある

何と か こっか ら 出 ねえ と な

恐らく これ 眠り ガス だ ろ う し

何とか し ない と 奴 が 気付く 前 に

そう だ 車庫 の 装甲 車

あれ で 閉じ込める だけ なら

でも それ じゃ 俺 も 地下 から 出 られ ない

考えろ ここ に ある 物 を 使って 何 か

最善 の 策 を 急げ

この シャッター を ぶち壊す しか ねえ かな

ムカ つく

やる しか ない

クソ っ こん だけ 撃って 表面 焦げ た 程度 か

他の て 考え た ほう が いい かも な

そう だ

シャッター 操作 は モニター 室 だ から

そこ まで 行け ば シャッター が 開け られる

ナイス アイデア って

モニター 室 に 行く まで の シャッター は どう す ん だ よ

クソ っ どうして も シャッター 破ら ねえ と

地上 へ の 道 は 開け ない の か

待て よ

ある かも

シャッター なんか 破ら なく たって

シャッター が 開く

装甲 車

チキン 野郎 の 考え そう な こった

だが 後ろ の シャッター は 閉まって る

モニター 室 の 扉 は あの シャッター の 奥 だ

って こと は つまり 奴 は

まず 前 の シャッター を 閉め て 先 に 装甲 車 を あそこ に 置き

モニター 室 に 戻って

前方 の シャッター を 上げ つつ 後方 の シャッター を 下げ て

急 い で 装甲 車 まで 戻った って こと

それ じゃ 奴 も こっか ら 出 られ ねえ じゃ ん

俺 と 決着 を つける ため あえて 退路 を 断った か

なんて なん な わけ ねえ の

まだ 他 に 仲間 が い た か

もう 1 匹 が モニター 室 で 見 て や がる ん だ な

ムカ つく

見 て て や がれ 出 歯 亀 野郎

て め ぇ の 仲間 装甲 車 から 引きずり出し て

細切れ に して やっ から よ

俺 しか い ない

ここ は 俺 が 何とか する ん だ

俺 一 人 で

クッ 硬 ぇ

やった

しまった エレベーター を ふさが れ た

あの 天井 を 破って

ワイヤ 伝い に 上 へ 上れ た かも しれ ない のに

逃げ道 は ふさい だ 第 1 関門 クリア

自ら 出 て 来る と は いい 度胸 だ

蜂 の 巣 に して やる ぜ

煙 自殺 逃げ 遅れ た これ じゃ 何 に せよ もう こいつ は 動かせ ん

隙間 は 数 cm

完全 に 入口 が ふさが れ ち まった

仲間 が 焼け 死ぬ ぞ

今 なら 許す

シャッター を 開け や がれ

聞い て ん の か

タコ の 俺 は 数 cm あれ ば 通れ る の さ

第 2 関門 クリア

早く シャッター を

あと は 催眠 ガス が 満ちる の を 待つ だけ

息 は 持つ けど もたもた し て られ ない

うまく タイミング を 見極め て

第 3 関門 クリア

焦る な

ゆっくり だ

これ が 最後 の 関門

引き金 を 引く だけ で クリア だ

引け それ が ベスト だ ろ

こいつ を 操って 地上 に 戻る ほう が ずっと 安全

その ため に は 殺 ら なくっちゃ

ここ に は 俺 しか い ない

誰 も 手 を 貸し て くれ ない

俺 が

殺 る

でき ない 俺 に は

俺 は

卑怯 者 だ

イカ ルゴ が 自ら の 心 の 弱 さ を 嘆 い て い た 頃

吹き飛ばさ れ た 中央 塔 の 中 で

プフ の さなぎ と 対峙 し 続ける モラウ も また

己 の 心 に 生じ た 迷い と 戦って い た

待て よ もしも

ピトー プフ

い ねえ の か おい

もしも こいつ が ユピー の 問い掛け に

「 応え なかった 」 の じゃ なく て

「 応え られ なかった 」 の だ と し たら

さなぎ の 中身 は ドロドロ で 生物 の 体 を 成し て い ない はず

奴 が 今 形態 を 変える ため に 全く 無防備 の 状態 なら ば

叩く の は 今

する か この 場面 で

そんな 文字通り 致命 的 な ミス を

あり 得 ねえ これ は 何 か の 罠

100 % 罠 だ

しかし 問題 は

俺 が 攻撃 し て 発動 する 罠 か

俺 が 攻撃 し ない 状態 これ が すでに 罠 か

どっち だ

迷う の は あなた が 優秀 だ から です

しかし

それ だけ の こと

攻撃 す べき か 否 か

どっち だ

朝 を むさぼり

夜 を 吐き出し

いかん と する 我 が 性

湧き出す この 感情 は

白 か 黒 か

目指す 未来 と

置いて け ぼ り に し て き た 過去

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て

不思議 な 夢 から

身 を 乗り出し た

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う

僕 は いったい どっち の 結末 願う

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ

ならば どこ へ と 向かって ゆく

重なった 二 つ の 未来

次回 「 ニセ モノ × ト × ホン モノ 」

ねえ 今 やら ない で いつ やる の

まだ でしょ

偽物 だ キルア じゃ ない

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Hunter x Hunter (2011) Episode 119 hunter||hunter|episode Hunter x Hunter (2011) Episode 119

あいつ は

さっき 階段 で 会った |かいだん||あった

こい つ か

悪い けど これ から あんた に する こと わるい|||||||

全部 ただ の 八つ当たり だ から ぜんぶ|||やつあたり||

消え た きえ| He disappeared?

「 カン ムル 」 かん| Godspeed.

咆 える 間 も ほう||あいだ| The difference in initial action speed was so overwhelming

変形 の 隙 も 与える こと なく へんけい||すき||あたえる||

ユピー の 自由 を 奪う 圧倒 的 な 初動 の 差 ||じゆう||うばう|あっとう|てき||しょどう||さ that Youpi had no time to make a sound or transform.

キルア の 「 カン ムル 」 は ||かん|| Killua's Godspeed placed an electrical burden upon his own body,

自身 の 肉体 に 電気 の 負荷 を かけ じしん||にくたい||でんき||ふか||

潜在 能力 の 限界 すら 超越 する 動き を せんざい|のうりょく||げんかい||ちょうえつ||うごき| making it possible for his body to perform at a level far beyond

強制 する 技 で ある きょうせい||わざ|| what should have been possible.

キルア は これ を 性質 上 大きく 2 つ に 分け た ||||せいしつ|うえ|おおきく|||わけ| Killua had divided this power into two different abilities:

自分 の 意思 で 肉体 を 操作 する 電光石火 と じぶん||いし||にくたい||そうさ||でんこうせっか| Speed of Lightning, which allowed him to control his body at will,

相手 の 動き に 感応 し て 自動 的 に 肉体 が 働く 疾風 迅雷 あいて||うごき||かんのう|||じどう|てき||にくたい||はたらく|しっぷう|じんかみなり and Whirlwind, which allowed his body to react automatically to his opponent.

先 の 戦い で 敵 の ダーツ を 止め た 動き が さき||たたかい||てき||||とどめ||うごき| In a previous fight, he'd used the latter to stop his opponent's dart.

まさに 後者 で ある |こうしゃ||

あらかじめ プログラム し た 攻撃 が |ぷろぐらむ|||こうげき| A preprogrammed attack is triggered in response

敵 の 害 意 を 示す オーラ の 「 揺らぎ 」 に 反応 する てき||がい|い||しめす|||ゆらぎ||はんのう| to vibrations in aura that indicate the opponent's hostility.

脳 の 命令 を 省き のう||めいれい||はぶき The attack bypasses commands from his brain,

反射 のみ で 繰り出さ れる 限界 を 超越 し た 攻撃 は はんしゃ|||くりださ||げんかい||ちょうえつ|||こうげき| unleashing attacks that transcend his own limits by relying on reflexes alone,

容易 に 敵 の 肉体 の 動き を 追い越し た ようい||てき||にくたい||うごき||おいこし| allowing him to easily surpass his opponent's physical speed.

一体 こりゃ あ どういう こと だ いったい||||| What's going on here?

総合 的 な 力 で いえ ば そうごう|てき||ちから||| All of these guys have less than ten percent of my raw power.

ど いつ も こいつ も 確実 に 俺 の 10 分 の 1 以下 |||||かくじつ||おれ||ぶん||いか

なのに 分から ねえ |わから| This makes no sense...

手 も 足 も 出 ねえ て||あし||だ| I can't do a thing against him.

「 疾風 迅雷 」 しっぷう|じんかみなり Whirlwind!

深い な ふかい| Profound...

オーラ って やつ は ヤベェ な This "aura" stuff is intense...

ちょっと 面白く なって 来 た ぜ |おもしろく||らい|| This is getting interesting.

苦戦 を 楽しむ な ん ざ くせん||たのしむ||| Before my explosion, I never would have enjoyed fighting an uphill battle.

爆発 前 の 俺 なら 考え られ ねえ な ばくはつ|ぜん||おれ||かんがえ|||

ここ で の 心境 の 変化 が |||しんきょう||へんか| Youpi's change in heart would lead him to make an unbelievable choice,

信じ 難い 選択 へ と ユピー を いざ なう が しんじ|かたい|せんたく|||||||

まだ 後 の こと で ある |あと|||| but this would not happen until later.

あっ ヤベ っ

もう 全部 使い切 っち っ た |ぜんぶ|つかいき|||

待て て め ぇ は 逃がさ ねえ まて|||||にがさ| Hold it!

とことん 付き合って もらう ぜ |つきあって||

死ぬ まで な しぬ|| Until you die!

消え た これ だ きえ||| He disappeared?

まるで 存在 が なかった み て ぇ に この 場 から 消え や がった |そんざい||||||||じょう||きえ|| He vanished, as though he were never here to begin with.

いる That's it...

奴 ら の 中 に 少なくとも 1 匹 やつ|||なか||すくなくとも|ひき At least one of them must have the ability

自由 に 出 た り 消え た り できる 奴 が じゆう||だ|||きえ||||やつ| to make people appear and disappear at will.

あれ Huh?

暗証 番号 を 入力 し て ください あんしょう|ばんごう||にゅうりょく||| Please enter your passcode.

しまった 俺 番号 聞い て ねえ や |おれ|ばんごう|ききい||| Damn, I didn't get a code.

番号 と 照合 データ が 合い ませ ん ばんごう||しょうごう|でーた||あい|| Your passcode and name do not match.

もう 一 度 入力 し て ください |ひと|たび|にゅうりょく||| Please reenter your passcode.

2 度 目 の 入力 ミス は 拘束 の 対象 と なり ます たび|め||にゅうりょく|みす||こうそく||たいしょう||| A second input error will result in your restraint.

あいつ 暗証 番号 を 知ら ず に 降り て 来 た の か |あんしょう|ばんごう||しら|||ふり||らい||| He came down here without a passcode?

チッ しょうがない Okay... Guess I'll have to step out.

取りあえず 出る か とりあえず|でる|

扉 は ロック さ れ て い ます とびら||ろっく||||| The door has been locked.

暗証 番号 を 入力 し て ください あんしょう|ばんごう||にゅうりょく||| Please enter your passcode.

チャンス 選択 は 2 つ ちゃんす|せんたく|| This is my chance!

やがて エレベーター 内 に 催眠 ガス が 送り込ま れる |えれべーたー|うち||さいみん|がす||おくりこま|

選択 は 奴 が 眠った 後 せんたく||やつ||ねむった|あと Once he's asleep, I have to decide.

1 つ ブロヴーダ を そのまま エレベーター に 放置 し ||||えれべーたー||ほうち| One, I leave Brovada in the elevator,

俺 は 車両 専用 扉 から 地上 に 向かう おれ||しゃりょう|せんよう|とびら||ちじょう||むかう Monitor Room

これ だ と 奴 が 目覚め て も |||やつ||めざめ||

エレベーター に 閉じ込め て おける が えれべーたー||とじこめ|||

上 の 誰 か が エレベーター の 異常 に 気付く 危険 が 大きい うえ||だれ|||えれべーたー||いじょう||きづく|きけん||おおきい But there's a high risk that someone above will notice that the elevator isn't coming up.

2 つ 眠った ブロヴーダ を 別 の 場所 に 移す |ねむった|||べつ||ばしょ||うつす Two, I move Brovada somewhere else while he's asleep.

車 は 車庫 に 山ほど ある し くるま||しゃこ||やまほど||

倉庫 も 内側 から は 暗証 番号 の 入力 が 必要 で そうこ||うちがわ|||あんしょう|ばんごう||にゅうりょく||ひつよう| And the warehouse doors require a passcode to open from the inside.

目覚め て も ブロヴーダ に は 開け られ ない めざめ||||||あけ|| When he wakes up, Brovada won't be able to open them.

さらに 俺 が 車両 専用 扉 から 上 に 戻れ ば |おれ||しゃりょう|せんよう|とびら||うえ||もどれ| And if I use the cargo entrance to return to the surface,

地上 で 敵 と 出くわす 危険 も ちじょう||てき||でくわす|きけん| the risk that I'll encounter enemies will be much lower than if I take the elevator.

宮殿 内 の エレベーター より ずっと 低く なる きゅうでん|うち||えれべーたー|||ひくく|

違う それ じゃ ダメ だ ちがう|||だめ| No! That won't work!

眠って いる ブロヴーダ を 始末 する ねむって||||しまつ| I have to kill Brovada while he's asleep!

それ が 一 番 確実 な ん だ ||ひと|ばん|かくじつ||| That's the safest option!

そして でき れ ば ブロヴーダ の 死体 を 操って ||||||したい||あやつって Then, I have to take control of Brovada's corpse, and use it to take out other Squadron Leaders.

他の 師 団長 を 倒し て 行く たの|し|だんちょう||たおし||いく

それ ぐらい じゃ なきゃ

甲 殻 の 隙間 から 銃口 を 差し込み こう|から||すきま||じゅうこう||さしこみ I'll stick the barrel of my gun through the gap in his armor and open fire.

弾 を ぶち 込め ば いい たま|||こめ||

死体 を 操る 能力 を 持つ イカ ルゴ だ が したい||あやつる|のうりょく||もつ|いか||| Ikalgo had the ability to control dead bodies,

自ら の 手 を 汚し た 経験 は まだ なかった おのずから||て||きたなし||けいけん||| but he had never killed anyone with his own hands before.

速やか に 暗証 番号 を 入力 し て ください すみやか||あんしょう|ばんごう||にゅうりょく||| Enter your passcode at once.

30 秒 以内 に 入力 が 完了 し ない 場合 びょう|いない||にゅうりょく||かんりょう|||ばあい If a passcode is not entered within thirty seconds,

拘束 措置 を 開始 し ます こうそく|そち||かいし|| the restraining process will begin.

警備 兵 エリア の モニター 室 けいび|つわもの|えりあ||もにたー|しつ The monitor room in the border guard area...

そこ に エレベーター を 監視 し てる モニター と ||えれべーたー||かんし|||もにたー| There should be a monitor for the elevator camera,

開閉 ボタン が ある かいへい|ぼたん||

さて 出 た は いい けど |だ|||| Well, I'm outside now,

エレベーター ぶ っ 壊し ち まった な えれべーたー|||こわし||| but I had to destroy the elevator...

他 に 出口 は た||でぐち| Is there another exit?

甘かった 扉 を 撃ち 破る なんて あまかった|とびら||うち|やぶる| I was naïve...

どう する What now?

奴 の 隙 を 見 て 車両 専用 扉 から 出る か やつ||すき||み||しゃりょう|せんよう|とびら||でる| Do I wait for him to lower his guard, then sneak out the cargo entrance?

奴 が い なく なる まで 様子 を 見る か やつ||||||ようす||みる| Or do I wait for him to leave?

どっち に しろ Either way, if he goes back to the surface...

奴 が 上 に 戻って くれ れ ば やつ||うえ||もどって|||

それ じゃ ダメ な ん だ って ||だめ|||| That's not good enough!

甘い って あまい| I'm being naïve!

奴 が 上 に 戻って 「 フラッタ を 始末 し た 」 と やつ||うえ||もどって|||しまつ||| If he returns to the surface,

他の 連中 に 言って くれ れ ば 俺 は 自由 に 動け る たの|れんちゅう||いって||||おれ||じゆう||うごけ|

バカ か ばか| Am I an idiot?

むざむざ 敵 を 1 匹 地上 に 戻し たら |てき||ひき|ちじょう||もどし|

仲間 の 危険 が 増す って こと だ ろ う が なかま||きけん||ます||||||

こいつ は 分厚い な ||ぶあつい| This one's tough.

絶対 に 奴 は 地下 から 出さ ない ぜったい||やつ||ちか||ださ| I can't let him go back up...

それ が でき なきゃ 仲間 の 意味 が ない ||||なかま||いみ|| If I can't stop him, I've failed my friends!

そう だ 来い ||こい Yes, this way!

完全 に 閉じ込め て やる かんぜん||とじこめ|| I'm gonna trap you.

もう 少し |すこし A little farther...

もう 少し 離れ て から |すこし|はなれ|| Wait until he's a little farther from it...

今 だ いま| Now!

フラッタ の 他 に もう 1 匹 い た の ね ||た|||ひき|||| So there was someone besides Flutter...

どうやら 俺 を あの 道 へ 誘い込み たかった よう だ が |おれ|||どう||さそいこみ|||| Looks like you were trying to lure me in there...

残念 だった な ざんねん|| Too bad for you.

1 か所 だけ 道 が 残って る なんて 好都合 かしょ||どう||のこって|||こうつごう

疑う の が 当然 だ ぜ うたがう|||とうぜん||

まっ おかげ で お前 の 存在 に 気付け た よ |||おまえ||そんざい||きづけ||

どうせ モニター 室 か ど っか で こそ こそ 見 て ん だ ろ |もにたー|しつ|||||||み||||

チキン 野郎 が |やろう|

クソ くそ Damn...

あの 路地 なら 完全 に 閉じ込め られ た のに |ろじ||かんぜん||とじこめ||| I could have completely trapped him in that hallway...

でも 元 の 場所 も 密室 だ |もと||ばしょ||みっしつ|

閉じ込め て いる こと に 変わり は ない とじこめ|||||かわり|| He's still trapped.

いずれ 催眠 ガス が 充満 し て 奴 は |さいみん|がす||じゅうまん|||やつ| Sleeping gas will eventually fill the room, and he'll...

ヤバ い 密室 じゃ ない 逃げ道 が ある ||みっしつ|||にげみち|| Crap! He isn't trapped!

何と か こっか ら 出 ねえ と な なんと||||だ||| I should get out of here...

恐らく これ 眠り ガス だ ろ う し おそらく||ねむり|がす|||| That's probably sleeping gas.

何とか し ない と 奴 が 気付く 前 に なんとか||||やつ||きづく|ぜん|

そう だ 車庫 の 装甲 車 ||しゃこ||そうこう|くるま I know...

あれ で 閉じ込める だけ なら ||とじこめる|| With those, I could at least lock him in.

でも それ じゃ 俺 も 地下 から 出 られ ない |||おれ||ちか||だ||

考えろ ここ に ある 物 を 使って 何 か かんがえろ||||ぶつ||つかって|なん| Think...

最善 の 策 を 急げ さいぜん||さく||いそげ

この シャッター を ぶち壊す しか ねえ かな |しゃったー||ぶちこわす||| I guess I have to blow through this shutter...

ムカ つく How annoying!

やる しか ない I have to do this!

クソ っ こん だけ 撃って 表面 焦げ た 程度 か くそ||||うって|ひょうめん|こげ||ていど| Damn! All that firing, and I barely scorched the surface?

他の て 考え た ほう が いい かも な たの||かんがえ|||||| Guess I'll need to think of something else...

そう だ I know!

シャッター 操作 は モニター 室 だ から しゃったー|そうさ||もにたー|しつ||

そこ まで 行け ば シャッター が 開け られる ||いけ||しゃったー||あけ| so I can go there to open the shutters.

ナイス アイデア って |あいであ|

モニター 室 に 行く まで の シャッター は どう す ん だ よ もにたー|しつ||いく|||しゃったー|||||| I have to go through the shutters to reach the monitor room.

クソ っ どうして も シャッター 破ら ねえ と くそ||||しゃったー|やぶら||

地上 へ の 道 は 開け ない の か ちじょう|||どう||あけ|||

待て よ まて| Wait...

ある かも There might be a way

シャッター なんか 破ら なく たって しゃったー||やぶら|| to escape without busting down the shutters.

シャッター が 開く しゃったー||あく The shutter's opening?

装甲 車 そうこう|くるま An armored vehicle?

チキン 野郎 の 考え そう な こった |やろう||かんがえ|||

だが 後ろ の シャッター は 閉まって る |うしろ||しゃったー||しまって| But the shutter behind it is still shut.

モニター 室 の 扉 は あの シャッター の 奥 だ もにたー|しつ||とびら|||しゃったー||おく| The door to the monitor room is beyond that shutter.

って こと は つまり 奴 は ||||やつ| Which means that...

まず 前 の シャッター を 閉め て 先 に 装甲 車 を あそこ に 置き |ぜん||しゃったー||しめ||さき||そうこう|くるま||||おき he closed the front shutter and parked the vehicle there.

モニター 室 に 戻って もにたー|しつ||もどって Then he returned to the monitor room,

前方 の シャッター を 上げ つつ 後方 の シャッター を 下げ て ぜんぽう||しゃったー||あげ||こうほう||しゃったー||さげ| and started raising the front shutter

急 い で 装甲 車 まで 戻った って こと きゅう|||そうこう|くるま||もどった||

それ じゃ 奴 も こっか ら 出 られ ねえ じゃ ん ||やつ||||だ|||| Doesn't that mean he's also trapped?

俺 と 決着 を つける ため あえて 退路 を 断った か おれ||けっちゃく|||||たいろ||たった| He closed off his only escape route, just to finish me off?

なんて なん な わけ ねえ の Heh... Yeah, right.

まだ 他 に 仲間 が い た か |た||なかま|||| So there's more than one...

もう 1 匹 が モニター 室 で 見 て や がる ん だ な |ひき||もにたー|しつ||み|||||| The other's watching in the monitor room.

ムカ つく Pisses me off!

見 て て や がれ 出 歯 亀 野郎 み|||||だ|は|かめ|やろう

て め ぇ の 仲間 装甲 車 から 引きずり出し て ||||なかま|そうこう|くるま||ひきずりだし|

細切れ に して やっ から よ こまぎれ||||| and rip him to shreds!

俺 しか い ない おれ|||

ここ は 俺 が 何とか する ん だ ||おれ||なんとか||| I have to do something...

俺 一 人 で おれ|ひと|じん| By myself!

クッ 硬 ぇ |かた| That's tough armor!

やった I did it!

しまった エレベーター を ふさが れ た |えれべーたー||ふさ が|| Crap! He blocked the elevator!

あの 天井 を 破って |てんじょう||やぶって I could have blown a hole in the ceiling, and climbed up the wire!

ワイヤ 伝い に 上 へ 上れ た かも しれ ない のに わいや|つたい||うえ||のぼれ|||||

逃げ道 は ふさい だ 第 1 関門 クリア にげみち||||だい|かんもん|くりあ I've blocked his escape route.

自ら 出 て 来る と は いい 度胸 だ おのずから|だ||くる||||どきょう|

蜂 の 巣 に して やる ぜ はち||す|||| I'm gonna riddle you with bullets!

煙 自殺 逃げ 遅れ た けむり|じさつ|にげ|おくれ| Did he kill himself? これ じゃ 何 に せよ もう こいつ は 動かせ ん ||なん||||||うごかせ| Either way, there's no way to move this thing!

隙間 は 数 cm すきま||すう| There's only a few centimeters of space.

完全 に 入口 が ふさが れ ち まった かんぜん||いりぐち||ふさ が||| The elevator's completely blocked!

仲間 が 焼け 死ぬ ぞ なかま||やけ|しぬ|

今 なら 許す いま||ゆるす If you act now, I'm willing to spare you!

シャッター を 開け や がれ しゃったー||あけ|| Open the damned shutter!

聞い て ん の か ききい|||| You hear me?

タコ の 俺 は 数 cm あれ ば 通れ る の さ たこ||おれ||すう||||とおれ|||

第 2 関門 クリア だい|かんもん|くりあ Second hurdle cleared.

早く シャッター を はやく|しゃったー|

あと は 催眠 ガス が 満ちる の を 待つ だけ ||さいみん|がす||みちる|||まつ|

息 は 持つ けど もたもた し て られ ない いき||もつ||||||

うまく タイミング を 見極め て |たいみんぐ||みきわめ| Wait for the right timing!

第 3 関門 クリア だい|かんもん|くりあ Third hurdle cleared.

焦る な あせる| Be patient.

ゆっくり だ Nice and slow.

これ が 最後 の 関門 ||さいご||かんもん This is the final hurdle.

引き金 を 引く だけ で クリア だ ひきがね||ひく|||くりあ| I just have to pull the trigger, and I'm done.

引け それ が ベスト だ ろ ひけ|||べすと||

こいつ を 操って 地上 に 戻る ほう が ずっと 安全 ||あやつって|ちじょう||もどる||||あんぜん

その ため に は 殺 ら なくっちゃ ||||ころ|| Which means I have to kill him...

ここ に は 俺 しか い ない |||おれ||| I'm the only one here.

誰 も 手 を 貸し て くれ ない だれ||て||かし||| There's no one else to help me!

俺 が おれ|

殺 る ころ| kill him!

でき ない 俺 に は ||おれ|| I can't do it!

俺 は おれ|

卑怯 者 だ ひきょう|もの| just a coward!

イカ ルゴ が 自ら の 心 の 弱 さ を 嘆 い て い た 頃 いか|||おのずから||こころ||じゃく|||なげ|||||ころ While Ikalgo was lamenting his weakness...

吹き飛ばさ れ た 中央 塔 の 中 で ふきとばさ|||ちゅうおう|とう||なか| Within the shifted central tower, as Morel faced off against Pouf's cocoon,

プフ の さなぎ と 対峙 し 続ける モラウ も また ||||たいじ||つづける|||

己 の 心 に 生じ た 迷い と 戦って い た おのれ||こころ||しょうじ||まよい||たたかって|| he was battling doubts of his own, as well.

待て よ もしも まて||

ピトー プフ Pitou! Pouf!

い ねえ の か おい Are you there?

もしも こいつ が ユピー の 問い掛け に |||||といかけ|

「 応え なかった 」 の じゃ なく て こたえ|||||

「 応え られ なかった 」 の だ と し たら こたえ||||||| but that he wasn't able to respond?

さなぎ の 中身 は ドロドロ で 生物 の 体 を 成し て い ない はず ||なかみ||||せいぶつ||からだ||なし|||| Within the cocoon should be nothing but a goopy mess.

奴 が 今 形態 を 変える ため に 全く 無防備 の 状態 なら ば やつ||いま|けいたい||かえる|||まったく|むぼうび||じょうたい|| If he's utterly defenseless while he changes forms,

叩く の は 今 たたく|||いま

する か この 場面 で |||ばめん|

そんな 文字通り 致命 的 な ミス を |もじどおり|ちめい|てき||みす|

あり 得 ねえ これ は 何 か の 罠 |とく||||なん|||わな It's not possible!

100 % 罠 だ わな|

しかし 問題 は |もんだい| But the question is whether the trap activates when I attack,

俺 が 攻撃 し て 発動 する 罠 か おれ||こうげき|||はつどう||わな|

俺 が 攻撃 し ない 状態 これ が すでに 罠 か おれ||こうげき|||じょうたい||||わな| or if it's already been activated, before I've even attacked.

どっち だ Which is it?

迷う の は あなた が 優秀 だ から です まよう|||||ゆうしゅう|||

しかし However, that is all there is to it.

それ だけ の こと

攻撃 す べき か 否 か こうげき||||いな| Attack? Don't attack?

どっち だ What do I do?

朝 を むさぼり あさ||

夜 を 吐き出し よ||はきだし

いかん と する 我 が 性 |||われ||せい

湧き出す この 感情 は わきだす||かんじょう|

白 か 黒 か しろ||くろ|

目指す 未来 と めざす|みらい|

置いて け ぼ り に し て き た 過去 おいて|||||||||かこ

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる ||||つながって|

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て すぎ||らせん||め||ほそめ|

不思議 な 夢 から ふしぎ||ゆめ|

身 を 乗り出し た み||のりだし|

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う ひょうり|いったい|ゆび||はじく|||から||まう

僕 は いったい どっち の 結末 願う ぼく|||||けつまつ|ねがう

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ ひょうり|いったい|ひかり|かがやく||ぼく|||

ならば どこ へ と 向かって ゆく ||||むかって|

重なった 二 つ の 未来 かさなった|ふた|||みらい

次回 「 ニセ モノ × ト × ホン モノ 」 じかい|にせ|もの||ほん|もの Next time: Fake x And x Real.

ねえ 今 やら ない で いつ やる の |いま|||||| Hey... If not now, when?

まだ でしょ Not yet!

偽物 だ キルア じゃ ない にせもの|||| You're a fake. You aren't Killua.