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Digimon (デジモンアドベンチャー), Digimon 07

Digimon 07

そこ に は デジモン と 呼ば れる 未知の 生命 体 が 息づいて いる

( ナレーション ) 東京 を 救う 鍵 聖なる デジモン の 存在 を 知った 太一 たち

森 を さまよう 一行 は —

タネモン たち と 小さな 王国 を 営む 人間 の 少女 —

太刀川 ミミ と その 友人 パルモン と 出会う

農園 を 荒らす タスクモン と の 戦い の 陰 に 潜む —

巧妙な 敵意 に 襲わ れる ミミ

その とき ミミ の デジヴァイス が 輝く

パルモン は トゲモン に 進化 した

ミミ を 新たな 仲間 に 加え —

大陸 へ 渡る べく 太一 たち は 海 を 目指す

( ミミ ) 腕 を 上げた わ ね パルモン

本場 の ゴールデンティッピー に も 劣ら ぬ 味わい だ わ

( パルモン ) エヘ フフ

( 太一 ) フフ 確かに おいしい お茶 だ な

( アグモン ) お 菓子 もう まいよ

( ピヨモン ) うん うん

( 空 ) ほん と 優雅な ひととき 〜

って のんびり お茶 して て いい の かしら

お 爺ちゃん が 言って たわ

慌てる トレーダー は 稼ぎ が 少ない って

(2 人 ) ん ?

パルモン 海 まで あと どの くらい な の ?

すぐ そこ よ

(2 人 ) え ? あ …

( 太一 ) あ … お 〜 ( 空 ) うわ 〜

( アグモン ) 海 だ 〜 ( ピヨモン ) うわ 〜

( ミミ ) フフフ ( パルモン ) ウフフ

( アグモン ) 大陸 見えた 〜?

( 太一 ) まだ 何も 見え ない な 〜

バードラモン 重く ない ?

( バードラモン ) 大丈夫

私 の 力 で 飛んで いける 距離 だ と いい んだ けど

ふわ 〜

なんだ ? あれ

どうした の ?

( 太一 ) あれ ( アグモン ・ 空 ) ん ?

え ?

( 太一 ) うわ あ … ( 空 ) よけて !

あっ … ああ …

あっ わ 〜!

( バードラモン ) はっ ( 太一 ) 空 !

( バードラモン ) うわ 〜!

ああ … 空 ! アグモン !

ブハ 太一

( 空 ) 太一 ! アグモン !

空 無事 で よかった

バードラモン ?

ピヨモン …

逃げろ 〜!

ああ …

( ゴマモン ) マーチングフィッシーズ !

( 太一 ) あ …

魚 が …

( ゴマモン ) プハッ ついてきて !

ハア 助かった 〜

あ …

あ … ピヨモン 大丈夫 ?

うん 空 も 無事で よかった

何 が あった の !?

よく 分から ない

渦巻き から ウネウネ した 物 が 伸びて きて

( ゴマモン ) あれ は ゲソモン だ よ

ゲソモン ?

海 の 底 に 住む 凶暴な デジモン さ

海峡 を 渡ろう と する 者 が いる と ああ やって 襲う んだ

あなた は ?

おい ら は ゴマモン

君 が 助けて くれた の か

ありがとう スゴ い 力 を 持って る の ね

マーチングフィッシーズ おい ら の 得意 技 さ

君 たち は 選ば れ し 子供 たち だ ね ?

知って る の ? 私 たち の こと

ああ おい ら に も パートナー が いる から

パートナー … え … 人間 か !?

聖なる デジモン を 探す 仲間 って こと よ ね

まあ そう な んだ けど …

( 太一 ) ん ん ? ( ピヨモン ) ん ん ?

( 空 ) ん ん ?

( アナウンサー ) 都 内 各所 の 停電 は 復旧 の 目 処 が 立って い ませ ん

停電 は 神奈川 県 —

千葉 県 埼玉 県 の 一部 に も 広がって おり —

川口 市 さ いた ま 市 浦安 市 など で —

今朝 7 時 から 送電 が 停止 して い ます

( 太一 の 母 ) あ … ああ 電子 レンジ 止まっちゃ った わ

う 〜 ん 困る わ ね 〜

( アナウンサー ) 専門 家 から は このまま 復旧 が 遅れれば —

数 日 中 に 東京 の 都市 機能 が マヒ する と いう 懸念 も 示さ れて おり …

( カブテリモン ) ああ ますます えらい こと に なって ます な

( 光子 郎 ) ん … 早く 太一 さん たち と 合流 し ない と

(3 人 ) あ 〜

あの 人 何 して る の ?

( 空 ) 勉強 ? ( 太一 ) え ? ここ で ?

丈 選ば れ し 子供 たち の 仲間 を 連れて きた よ

( 丈 ) うん ん ?

あ … ああ あ … 人間 !?

俺 八神 太一

私 は 武 ノ 内 空

太刀川 ミミ 4 年生 よ

( アグモン ) 僕 アグモン ( ピヨモン ) ピヨモン

パルモン よ

( 丈 ) ハア ( 太一 たち ) ん ?

大人 は い ない の か …

え ?

教えて くれ どう したら 元 の 世界 に 戻れる んだ ?

え … どう したら って 言わ れて も

ハア

それ より 力 を 貸して ほしい の

え ?

( 空 ) このまま だ と 東京 は 大変な こと に なる

その 原因 が この デジタルワールド に ある の

( ミミ ) で 私 たち は それ を 止め なきゃ いけない んだ って

私 たち ?

一緒に 聖なる デジモン を 探そう

君 と ゴマモン の 力 が 必要な んだ

う 〜 ん

ああ 僕 は 城戸 丈 ムサコ 小 の 6 年生 だ

ん … あ … てこ と は 先輩 か

あっ そう いえば この 前 の キャンプ で 見かけた かも

やっぱり 信じ られ ない よ そんな 話

東京 を 危機 から 救う ? どうして 僕 な んだ よ

僕 に は 来年 大事な 受験 が あって 時間 が ない んだ よ !

(3 人 ) ああ …

夏 を 制する 者 は 受験 を 制す な のに 僕 だけ こんな ところ で …

こう して る あいだ に も ライバル たち に —

どんどん 差 を 付け られて る んだ 〜!

( 太一 ) う う … ( ミミ ) ああ …

うち は 代々 医者 の 家系 で —

僕 も 将来 は 医者 に なら なきゃ いけない んだ

世の中 の 役 に 立て って いう なら 大人 に なって から いくら で も やる よ

でも 今 は 勉強 し なきゃ いけない んだ 〜!

ああ … あ …

( 一同 ) うわ あ !

あぐ ぐ … ああ …

この 人 連れて く の ?

エヘヘ

( ゴマモン ) 行こう よ 丈 は 大切な 役割 が あって —

この 世界 に 来て おい ら と 出会った んだ

おい ら たち は パートナー で …

( 丈 ) 君 に は 世話に なって る ( ゴマモン ) う … あ …

感謝 も して いる

けど そんな もの に なった 覚え は ない よ

う … う う …

( アグモン たち ) う う …

なあ 先輩 危険な こと だ し 無理に 頼める こと じゃ ない

けど 俺 たち が やる しか ない んだ

( 丈 ) この ヘンテコ で 物騒な 世界 を —

僕ら みたいな 子供 だけ で 旅 して 周 って —

苦労 して その 目的 と やら を 果たして —

それ で 元 の 世界 に 戻れる って 保証 は ある の かい ?

丈 …

ゴマモン も 彼ら と 一緒に 行けば いい

僕 は ここ に 残って 勉強 する

ん …

ゲソモン が いる 限り この 海峡 は 渡れ ない

なんとか あいつ を 追い払わ ない と

でも どう やって ?

え ? う う …

( ゴマモン ) 本当に いい の かい ? みんな と 一緒に 行か なくて

( 丈 ) 行った ところ で 僕 に できる こと なんか ない よ

だったら ここ で 自分 の やる べき こと を やる

あ …

( 太一 ) ピヨモン は しばらく 休んで いた ほう が よ さ そうだ

アグモン と パルモン で 力 を 合わせよう

海 の 中 じゃ まず 勝ち目 は ない でも 陸上 なら …

ゲソモン を こっち に 引き寄せる

よし それ なら こっち の もん だ ね

ピヨモン の 分 まで 頑張る よ

私 たち に 任せ といて

アグモン パルモン

そういう こと なら —

その 引き寄せる 役目 おい ら に 任せて よ

( 太一 ) あ … ( ミミ ) ゴマモン

おい ら の マーチング フィッシーズ で —

ゲソモン の ヤツ を けしかけて —

ここ まで 連れて 来る んだ

ゴマモン 丈 先輩 は ?

丈 は —

自分 が やら なくちゃ いけない こと で 頭 が いっぱいで —

まったく と 言って いい ほど 余裕 が なく って …

そこ へ 別の やら なきゃ いけない こと が —

飛び込んで きた もん だ から 戸惑って 苦しんで る

勉強 に 没頭 して る ふうに 見えて も ね

でも いつか は きっと みんな の 役 に 立つ —

スゴ い 人間 に なる ヤツ さ

だから 今 は おい ら が 丈 の 分 まで みんな の 力 に なって やる んだ !

いくよ 〜 マーチングフィッシーズ !

来た な

来い ゲソモン ! こっち だ !

う … ほ 〜 ら こっち こっち 〜 悔しかったら 捕まえて みな

プハッ

( 太一 ) 渦 が 見えた

よし こっち に 近づいて くる

ゴマモ 〜 ン 頑張れ 〜!

ゴマモン …

( ゴマモン ) あと 少し …

う … うわ 〜!

ゴマモン !

だっ う う …

あっ あ … ゴマモン !

ぐう … 大丈夫 か ! しっかり しろ !

う … 丈 …

丈 先輩 ! 早く そこ から 離れる んだ !

ゴマモン を 頼む !

( ゲソモン の 鳴き声 ) う …

( 咆哮 )

( 丈 ) う … う … うわ 〜!

( ミミ ) あれ が ゲソモン !?

( ピヨモン ) さっき は 足 しか 見え なかった けど …

( 空 ) ようやく 本体 の お出まし ね

( 太一 ) アグモン ! ( ミミ ) 出番 よ パルモン !

( アグモン ・ パルモン ) うん !

( アグモン ) アグモン 進化 〜!

( グレイモン ) グレイモン

( パルモン ) パルモン 進化 〜!

( トゲモン ) トゲモン !

( グレイモン ) ウア 〜…

ゴマモン なんで こんな ムチャ を …

ずっと 待って た んだ

え ?

う お 〜!

チクチクバンバ 〜 ン !

( トゲモン ) ああ 〜 ( ミミ ) トゲモン !

う お あっ … う う …

楽しみだった んだ

おい ら の パートナー は どんな 人間 な の か なって

だから 丈 に 会えた とき ほんとに うれしかった

がっかり した ろ

ずっと 待って た の が 僕 みたいな 人間 で

( ゴマモン ) そんな こと ない ! ( 丈 ) ゴマモン …

そんな こと な い さ

ほか の 誰 で も ない おい ら は 丈 を 待って いた んだ

この おい ら 自身 が そう 思って る んだ

間違い ない さ

う お 〜!

( 丈 ) うわ ! ( ゴマモン ) う っ …

ゴマモン 大丈夫 か

この 世界 で やる べき こと —

それ は 丈 一 人 だけ で やら なきゃ いけない んじゃ ない

太一 たち 仲間 が … それ に おい ら が いる

一緒に やる んだ ! だ から 大丈夫 !

そう だ よ な ゴマモン

君 が いた から 僕 は この 世界 で 独りぼっち じゃ なかった

僕 一 人 だけ だったら きっと 勉強 だって 手 に つか なかった

( ゴマモン ) あ … ( 丈 ) ゴマモン

君 は 僕 の … う うん

僕 が 君 の パートナー だ !

あ … ああ …

( ゴマモン ) ゴマモン 進化 〜!

あれ は …

( イッカクモン ) イッカクモン !

イッカクモン …

う … う … う う …

イッカクモン !

う う 〜…

逃がさ ない ! ハープーンバルカン !

( ゲソモン の うめき声 )

トゲモン !

ココナッツパ 〜 ンチ !

グレイモン !

トドメ だ ! ハープーンバルカン !

( うめき声 )

( 空 ) 丈 先輩 ! ( ミミ ) 強い ね あの 子 !

ああ 僕 の パートナー だ から ね

( イッカクモン の 咆哮 )

( 丈 ) よし こう なった からに は —

一刻 も 早く 聖なる デジモン と やら を 見つけ出そう

先輩 急に やる 気 に なった な

僕 に は 時間 が ない んだ

夏 を 制する 者 は 受験 を 制する !

これ から は 上級 生 である 僕 に 従って くれた ま …

え … え … ええ え … え 〜!

( ミミ ) 落ちた ! ( アグモン ) 落ちちゃ った

先輩 が 落ちた わ

落ちた な

ブハ ! 落ちた って 言う な ! 僕 は 受験 生 だ ぞ !

( 太一 たち ) アハハハハハハハ

( ナレーション ) 再び ヤマト が 登場

ついに 集結 した 6 人 の 選ば れ し 子供 たち の —

驚き の 作戦 が 始まる

( 太一 ) 次回 「 デジモンアドベンチャー 」 “ 子供 たち の 攻 城 戦 ”

( ナレーション ) 冒険 は 新たな 世界 へ


Digimon 07 Digimon 07

そこ に は デジモン と 呼ば れる 未知の 生命 体 が 息づいて いる |||||よば||みちの|せいめい|からだ||いきづいて|

( ナレーション ) 東京 を 救う 鍵 聖なる デジモン の 存在 を 知った 太一 たち なれーしょん|とうきょう||すくう|かぎ|せいなる|||そんざい||しった|たいち|

森 を さまよう 一行 は — しげる|||いっこう|

タネモン たち と 小さな 王国 を 営む 人間 の 少女 — |||ちいさな|おうこく||いとなむ|にんげん||しょうじょ

太刀川 ミミ と その 友人 パルモン と 出会う たちかわ||||ゆうじん|||であう

農園 を 荒らす タスクモン と の 戦い の 陰 に 潜む — のうえん||あらす||||たたかい||かげ||ひそむ

巧妙な 敵意 に 襲わ れる ミミ こうみょうな|てきい||おそわ||

その とき ミミ の デジヴァイス が 輝く ||||||かがやく

パルモン は トゲモン に 進化 した ||||しんか|

ミミ を 新たな 仲間 に 加え — ||あらたな|なかま||くわえ

大陸 へ 渡る べく 太一 たち は 海 を 目指す たいりく||わたる||たいち|||うみ||めざす

( ミミ ) 腕 を 上げた わ ね パルモン |うで||あげた|||

本場 の ゴールデンティッピー に も 劣ら ぬ 味わい だ わ ほんば|||||おとら||あじわい||

( パルモン ) エヘ フフ

( 太一 ) フフ 確かに おいしい お茶 だ な たいち||たしかに||おちゃ||

( アグモン ) お 菓子 もう まいよ ||かし||

( ピヨモン ) うん うん

( 空 ) ほん と 優雅な ひととき 〜 から|||ゆうがな|

って のんびり お茶 して て いい の かしら ||おちゃ|||||

お 爺ちゃん が 言って たわ |じいちゃん||いって|

慌てる トレーダー は 稼ぎ が 少ない って あわてる|とれーだー||かせぎ||すくない|

(2 人 ) ん ? じん|

パルモン 海 まで あと どの くらい な の ? |うみ||||||

すぐ そこ よ

(2 人 ) え ?  あ … じん||

( 太一 ) あ … お 〜 ( 空 ) うわ 〜 たいち|||から|

( アグモン ) 海 だ 〜 ( ピヨモン ) うわ 〜 |うみ|||

( ミミ ) フフフ ( パルモン ) ウフフ

( アグモン ) 大陸 見えた 〜? |たいりく|みえた

( 太一 ) まだ 何も 見え ない な 〜 たいち||なにも|みえ||

バードラモン 重く ない ? |おもく|

( バードラモン ) 大丈夫 |だいじょうぶ

私 の 力 で 飛んで いける 距離 だ と いい んだ けど わたくし||ちから||とんで||きょり|||||

ふわ 〜

なんだ ?  あれ

どうした の ?

( 太一 ) あれ ( アグモン ・ 空 ) ん ? たいち|||から|

え ?

( 太一 ) うわ あ … ( 空 ) よけて ! たいち|||から|

あっ … ああ …

あっ わ 〜!

( バードラモン ) はっ ( 太一 ) 空 ! ||たいち|から

( バードラモン ) うわ 〜!

ああ … 空 !  アグモン ! |から|

ブハ 太一 |たいち

( 空 ) 太一 !  アグモン ! から|たいち|

空 無事 で よかった から|ぶじ||

バードラモン ?

ピヨモン …

逃げろ 〜! にげろ

ああ …

( ゴマモン ) マーチングフィッシーズ !

( 太一 ) あ … たいち|

魚 が … ぎょ|

( ゴマモン ) プハッ ついてきて !

ハア 助かった 〜 |たすかった

あ …

あ … ピヨモン 大丈夫 ? ||だいじょうぶ

うん 空 も 無事で よかった |から||ぶじで|

何 が あった の !? なん|||

よく 分から ない |わから|

渦巻き から ウネウネ した 物 が 伸びて きて うずまき||うねうね||ぶつ||のびて|

( ゴマモン ) あれ は ゲソモン だ よ

ゲソモン ?

海 の 底 に 住む 凶暴な デジモン さ うみ||そこ||すむ|きょうぼうな||

海峡 を 渡ろう と する 者 が いる と ああ やって 襲う んだ かいきょう||わたろう|||もの||||||おそう|

あなた は ?

おい ら は ゴマモン

君 が 助けて くれた の か きみ||たすけて|||

ありがとう スゴ い 力 を 持って る の ね |||ちから||もって|||

マーチングフィッシーズ おい ら の 得意 技 さ ||||とくい|わざ|

君 たち は 選ば れ し 子供 たち だ ね ? きみ|||えらば|||こども|||

知って る の ?  私 たち の こと しって|||わたくし|||

ああ おい ら に も パートナー が いる から |||||ぱーとなー|||

パートナー … え … 人間 か !? ぱーとなー||にんげん|

聖なる デジモン を 探す 仲間 って こと よ ね せいなる|||さがす|なかま||||

まあ そう な んだ けど …

( 太一 ) ん ん ? ( ピヨモン ) ん ん ? たいち|||||

( 空 ) ん ん ? から||

( アナウンサー ) 都 内 各所 の 停電 は 復旧 の 目 処 が 立って い ませ ん あなうんさー|と|うち|かくしょ||ていでん||ふっきゅう||め|しょ||たって|||

停電 は 神奈川 県 — ていでん||かながわ|けん

千葉 県 埼玉 県 の 一部 に も 広がって おり — ちば|けん|さいたま|けん||いちぶ|||ひろがって|

川口 市 さ いた ま 市 浦安 市 など で — かわぐち|し||||し|うらやす|し||

今朝 7 時 から 送電 が 停止 して い ます けさ|じ||そうでん||ていし|||

( 太一 の 母 ) あ … ああ 電子 レンジ 止まっちゃ った わ たいち||はは|||でんし|れんじ|とまっちゃ||

う 〜 ん 困る わ ね 〜 ||こまる||

( アナウンサー ) 専門 家 から は このまま 復旧 が 遅れれば — あなうんさー|せんもん|いえ||||ふっきゅう||おくれれば

数 日 中 に 東京 の 都市 機能 が マヒ する と いう 懸念 も 示さ れて おり … すう|ひ|なか||とうきょう||とし|きのう||まひ||||けねん||しめさ||

( カブテリモン ) ああ ますます えらい こと に なって ます な

( 光子 郎 ) ん … 早く 太一 さん たち と 合流 し ない と てるこ|ろう||はやく|たいち||||ごうりゅう|||

(3 人 ) あ 〜 じん|

あの 人 何 して る の ? |じん|なん|||

( 空 ) 勉強 ? ( 太一 ) え ?  ここ で ? から|べんきょう|たいち|||

丈 選ば れ し 子供 たち の 仲間 を 連れて きた よ たけ|えらば|||こども|||なかま||つれて||

( 丈 ) うん ん ? たけ||

あ … ああ あ … 人間 !? |||にんげん

俺 八神 太一 おれ|やがみ|たいち

私 は 武 ノ 内 空 わたくし||ぶ||うち|から

太刀川 ミミ 4 年生 よ たちかわ||ねんせい|

( アグモン ) 僕 アグモン ( ピヨモン ) ピヨモン |ぼく|||

パルモン よ

( 丈 ) ハア ( 太一 たち ) ん ? たけ||たいち||

大人 は い ない の か … おとな|||||

え ?

教えて くれ どう したら 元 の 世界 に 戻れる んだ ? おしえて||||もと||せかい||もどれる|

え … どう したら って 言わ れて も ||||いわ||

ハア

それ より 力 を 貸して ほしい の ||ちから||かして||

え ?

( 空 ) このまま だ と 東京 は 大変な こと に なる から||||とうきょう||たいへんな|||

その 原因 が この デジタルワールド に ある の |げんいん||||||

( ミミ ) で 私 たち は それ を 止め なきゃ いけない んだ って ||わたくし|||||とどめ||||

私 たち ? わたくし|

一緒に 聖なる デジモン を 探そう いっしょに|せいなる|||さがそう

君 と ゴマモン の 力 が 必要な んだ きみ||||ちから||ひつような|

う 〜 ん

ああ 僕 は 城戸 丈 ムサコ 小 の 6 年生 だ |ぼく||きど|たけ||しょう||ねんせい|

ん … あ … てこ と は 先輩 か |||||せんぱい|

あっ そう いえば この 前 の キャンプ で 見かけた かも ||||ぜん||きゃんぷ||みかけた|

やっぱり 信じ られ ない よ そんな 話 |しんじ|||||はなし

東京 を 危機 から 救う ? どうして 僕 な んだ よ とうきょう||きき||すくう||ぼく|||

僕 に は 来年 大事な 受験 が あって 時間 が ない んだ よ ! ぼく|||らいねん|だいじな|じゅけん|||じかん||||

(3 人 ) ああ … じん|

夏 を 制する 者 は 受験 を 制す な のに 僕 だけ こんな ところ で … なつ||せいする|もの||じゅけん||せいす|||ぼく||||

こう して る あいだ に も ライバル たち に — ||||||らいばる||

どんどん 差 を 付け られて る んだ 〜! |さ||つけ|||

( 太一 ) う う … ( ミミ ) ああ … たいち||||

うち は 代々 医者 の 家系 で — ||だいだい|いしゃ||かけい|

僕 も 将来 は 医者 に なら なきゃ いけない んだ ぼく||しょうらい||いしゃ|||||

世の中 の 役 に 立て って いう なら 大人 に なって から いくら で も やる よ よのなか||やく||たて||||おとな||||||||

でも 今 は 勉強 し なきゃ いけない んだ 〜! |いま||べんきょう||||

ああ … あ …

( 一同 ) うわ あ ! いちどう||

あぐ ぐ … ああ …

この 人 連れて く の ? |じん|つれて||

エヘヘ

( ゴマモン ) 行こう よ   丈 は 大切な 役割 が あって — |いこう||たけ||たいせつな|やくわり||

この 世界 に 来て おい ら と 出会った んだ |せかい||きて||||であった|

おい ら たち は パートナー で … ||||ぱーとなー|

( 丈 ) 君 に は 世話に なって る ( ゴマモン ) う … あ … たけ|きみ|||せわに|||||

感謝 も して いる かんしゃ|||

けど そんな もの に なった 覚え は ない よ |||||おぼえ|||

う … う う …

( アグモン たち ) う う …

なあ 先輩 危険な こと だ し 無理に 頼める こと じゃ ない |せんぱい|きけんな||||むりに|たのめる|||

けど 俺 たち が やる しか ない んだ |おれ||||||

( 丈 ) この ヘンテコ で 物騒な 世界 を — たけ||||ぶっそうな|せかい|

僕ら みたいな 子供 だけ で 旅 して 周 って — ぼくら||こども|||たび||しゅう|

苦労 して その 目的 と やら を 果たして — くろう|||もくてき||||はたして

それ で 元 の 世界 に 戻れる って 保証 は ある の かい ? ||もと||せかい||もどれる||ほしょう||||

丈 … たけ

ゴマモン も 彼ら と 一緒に 行けば いい ||かれら||いっしょに|いけば|

僕 は ここ に 残って 勉強 する ぼく||||のこって|べんきょう|

ん …

ゲソモン が いる 限り この 海峡 は 渡れ ない |||かぎり||かいきょう||わたれ|

なんとか あいつ を 追い払わ ない と |||おいはらわ||

でも どう やって ?

え ?  う う …

( ゴマモン ) 本当に いい の かい ? みんな と 一緒に 行か なくて |ほんとうに||||||いっしょに|いか|

( 丈 ) 行った ところ で 僕 に できる こと なんか ない よ たけ|おこなった|||ぼく||||||

だったら ここ で 自分 の やる べき こと を やる |||じぶん||||||

あ …

( 太一 ) ピヨモン は しばらく 休んで いた ほう が よ さ そうだ たいち||||やすんで||||||そう だ

アグモン と パルモン で 力 を 合わせよう ||||ちから||あわせよう

海 の 中 じゃ まず 勝ち目 は ない でも 陸上 なら … うみ||なか|||かちめ||||りくじょう|

ゲソモン を こっち に 引き寄せる ||||ひきよせる

よし それ なら こっち の もん だ ね

ピヨモン の 分 まで 頑張る よ ||ぶん||がんばる|

私 たち に 任せ といて わたくし|||まかせ|

アグモン パルモン

そういう こと なら —

その 引き寄せる 役目 おい ら に 任せて よ |ひきよせる|やくめ||||まかせて|

( 太一 ) あ … ( ミミ ) ゴマモン たいち|||

おい ら の マーチング フィッシーズ で —

ゲソモン の ヤツ を けしかけて — ||やつ||

ここ まで 連れて 来る んだ ||つれて|くる|

ゴマモン 丈 先輩 は ? |たけ|せんぱい|

丈 は — たけ|

自分 が やら なくちゃ いけない こと で 頭 が いっぱいで — じぶん|||||||あたま||

まったく と 言って いい ほど 余裕 が なく って … ||いって|||よゆう|||

そこ へ 別の やら なきゃ いけない こと が — ||べつの|||||

飛び込んで きた もん だ から 戸惑って 苦しんで る とびこんで|||||とまどって|くるしんで|

勉強 に 没頭 して る ふうに 見えて も ね べんきょう||ぼっとう||||みえて||

でも いつか は きっと みんな の 役 に 立つ — ||||||やく||たつ

スゴ い 人間 に なる ヤツ さ ||にんげん|||やつ|

だから 今 は おい ら が 丈 の 分 まで みんな の 力 に なって やる んだ ! |いま|||||たけ||ぶん||||ちから||||

いくよ 〜 マーチングフィッシーズ !

来た な きた|

来い ゲソモン !  こっち だ ! こい|||

う … ほ 〜 ら こっち こっち 〜 悔しかったら 捕まえて みな |||||くやしかったら|つかまえて|

プハッ

( 太一 ) 渦 が 見えた たいち|うず||みえた

よし こっち に 近づいて くる |||ちかづいて|

ゴマモ 〜 ン 頑張れ 〜! ||がんばれ

ゴマモン …

( ゴマモン ) あと 少し … ||すこし

う … うわ 〜!

ゴマモン !

だっ う う …

あっ あ … ゴマモン !

ぐう … 大丈夫 か ! しっかり しろ ! |だいじょうぶ|||

う … 丈 … |たけ

丈 先輩 ! 早く そこ から 離れる んだ ! たけ|せんぱい|はやく|||はなれる|

ゴマモン を 頼む ! ||たのむ

( ゲソモン の 鳴き声 ) う … ||なきごえ|

( 咆哮 ) ほうこう

( 丈 ) う … う … うわ 〜! たけ|||

( ミミ ) あれ が ゲソモン !?

( ピヨモン ) さっき は 足 しか 見え なかった けど … |||あし||みえ||

( 空 ) ようやく 本体 の お出まし ね から||ほんたい||おでまし|

( 太一 ) アグモン ! ( ミミ ) 出番 よ パルモン ! たいち|||でばん||

( アグモン ・ パルモン ) うん !

( アグモン ) アグモン 進化 〜! ||しんか

( グレイモン ) グレイモン

( パルモン ) パルモン 進化 〜! ||しんか

( トゲモン ) トゲモン !

( グレイモン ) ウア 〜…

ゴマモン なんで こんな ムチャ を …

ずっと 待って た んだ |まって||

え ?

う お 〜!

チクチクバンバ 〜 ン !

( トゲモン ) ああ 〜 ( ミミ ) トゲモン !

う お あっ … う う …

楽しみだった んだ たのしみだった|

おい ら の パートナー は どんな 人間 な の か なって |||ぱーとなー|||にんげん||||

だから 丈 に 会えた とき ほんとに うれしかった |たけ||あえた|||

がっかり した ろ

ずっと 待って た の が 僕 みたいな 人間 で |まって||||ぼく||にんげん|

( ゴマモン ) そんな こと ない ! ( 丈 ) ゴマモン … ||||たけ|

そんな こと な い さ

ほか の 誰 で も ない おい ら は 丈 を 待って いた んだ ||だれ|||||||たけ||まって||

この おい ら 自身 が そう 思って る んだ |||じしん|||おもって||

間違い ない さ まちがい||

う お 〜!

( 丈 ) うわ ! ( ゴマモン ) う っ … たけ||||

ゴマモン 大丈夫 か |だいじょうぶ|

この 世界 で やる べき こと — |せかい||||

それ は 丈 一 人 だけ で やら なきゃ いけない んじゃ ない ||たけ|ひと|じん|||||||

太一 たち 仲間 が … それ に おい ら が いる たいち||なかま|||||||

一緒に やる んだ ! だ から 大丈夫 ! いっしょに|||||だいじょうぶ

そう だ よ な ゴマモン

君 が いた から 僕 は この 世界 で 独りぼっち じゃ なかった きみ||||ぼく|||せかい||ひとりぼっち||

僕 一 人 だけ だったら きっと 勉強 だって 手 に つか なかった ぼく|ひと|じん||||べんきょう||て|||

( ゴマモン ) あ … ( 丈 ) ゴマモン ||たけ|

君 は 僕 の … う うん きみ||ぼく|||

僕 が 君 の パートナー だ ! ぼく||きみ||ぱーとなー|

あ … ああ …

( ゴマモン ) ゴマモン 進化 〜! ||しんか

あれ は …

( イッカクモン ) イッカクモン !

イッカクモン …

う … う … う う …

イッカクモン !

う う 〜…

逃がさ ない ! ハープーンバルカン ! にがさ||

( ゲソモン の うめき声 ) ||うめきごえ

トゲモン !

ココナッツパ 〜 ンチ !

グレイモン !

トドメ だ !  ハープーンバルカン !

( うめき声 ) うめきごえ

( 空 ) 丈 先輩 ! ( ミミ ) 強い ね あの 子 ! から|たけ|せんぱい||つよい|||こ

ああ 僕 の パートナー だ から ね |ぼく||ぱーとなー|||

( イッカクモン の 咆哮 ) ||ほうこう

( 丈 ) よし こう なった からに は — たけ|||||

一刻 も 早く 聖なる デジモン と やら を 見つけ出そう いっこく||はやく|せいなる|||||みつけだそう

先輩 急に やる 気 に なった な せんぱい|きゅうに||き|||

僕 に は 時間 が ない んだ ぼく|||じかん|||

夏 を 制する 者 は 受験 を 制する ! なつ||せいする|もの||じゅけん||せいする

これ から は 上級 生 である 僕 に 従って くれた ま … |||じょうきゅう|せい||ぼく||したがって||

え … え … ええ え … え 〜!

( ミミ ) 落ちた ! ( アグモン ) 落ちちゃ った |おちた||おちちゃ|

先輩 が 落ちた わ せんぱい||おちた|

落ちた な おちた|

ブハ !  落ちた って 言う な ! 僕 は 受験 生 だ ぞ ! |おちた||いう||ぼく||じゅけん|せい||

( 太一 たち ) アハハハハハハハ たいち||

( ナレーション ) 再び ヤマト が 登場 なれーしょん|ふたたび|やまと||とうじょう

ついに 集結 した 6 人 の 選ば れ し 子供 たち の — |しゅうけつ||じん||えらば|||こども||

驚き の 作戦 が 始まる おどろき||さくせん||はじまる

( 太一 ) 次回 「 デジモンアドベンチャー 」 “ 子供 たち の 攻 城 戦 ” たいち|じかい||こども|||おさむ|しろ|いくさ

( ナレーション ) 冒険 は 新たな 世界 へ なれーしょん|ぼうけん||あらたな|せかい|