Tales of the Abyss Episode 15 Tales of the Abyss Episode 15

ヴァンデスデルカ

今 すぐ バカ な まね は やめる ん だ いま||ばか||||||

それ が 聞け ない なら 剣 を 返す ||きけ|||けん||かえす

聞け ませ ん ガイ ラル ディア 様 きけ||||||さま

ならば もう お前 と こうして 会う こと は ない ||おまえ|||あう|||

思い … 出し た … おもい|だし|

お 兄さん ！ |にいさん

や あ ノエル

無事 帰って 来た ん だ ね ぶじ|かえって|きた|||

紹介 し ます 兄 の ギンジ です しょうかい|||あに|||

妹 が いつも お 世話 に なって ます いもうと||||せわ|||

それ から こちら が 祖父 の 助手 を ||||そふ||じょしゅ|

務め て くれ て いる め 組 の タマラ さん つとめ||||||くみ|||

は はじめ まして

この度 は 皆さん に ご 協力 いただき まし て … このたび||みなさん|||きょうりょく|||

そんなに 硬く なら なく て も 大丈夫 です よ |かたく|||||だいじょうぶ||

ねっ ？ タマラ さん

話 は い 組 から 聞い てる よ はなし|||くみ||ききい||

よろしく ね

よろしく

その 様子 じゃ 計測 は うまく いった みたい だ ねぇ |ようす||けいそく||||||

ばっ ちり さ

ところで お 兄さん ||にいさん

こんな 所 で 何 し てる の ？ |しょ||なん|||

いつも の あれ だ …

もう …

お じいちゃん たち また ケンカ ？ ||||けんか

入れ ば 分かる よ いれ||わかる|

そんな ふう に 心 が 狭い から |||こころ||せまい|

あの とき 単位 を 落とし た ん だ ！ ||たんい||おとし|||

うるさい わ い ！

文句 を 言う なら 出 て いけ ！ もんく||いう||だ||

ご 主人 様 取 っ 組み 合い です の ！ |あるじ|さま|と||くみ|あい||

あんた たち は ？

祖父 です … そふ|

お 恥ずかしい ところ を お 見せ し まし た のう |はずかしい||||みせ||||

わし が め 組 の リーダー イエモン です じゃ |||くみ||りーだー|||

その 相棒 の アストン じゃ |あいぼう|||

やはり な

計測 さ れ た 地核 の 震動 は 相当 な もん だ けいそく||||ちかく||しんどう||そうとう|||

それ に これ は …

心配 し て い た とおり の こと が 起こって おる のう しんぱい|||||||||おこって||

地核 の 震動 以外 に も 何 か ？ ちかく||しんどう|いがい|||なん|

セフィロトツリー 全体 が 弱って おる ん じゃ |ぜんたい||よわって|||

このまま だ と そう 遠く ない うち に ||||とおく|||

すべて の 外 殻 大地 が 崩落 する ||がい|から|だいち||ほうらく|

ヴァン の 仕業 か … ||しわざ|

そんな …

なんとか なり ませ ん の ？

手 が ない こと は ない て|||||

外 殻 大地 の 降下 を 緩やか に すれ ば いい ん じゃ がい|から|だいち||こうか||ゆるやか||||||

そんな こと できる の か ？

セフィロト が 完全 に 消え て しまう 前 に ||かんぜん||きえ|||ぜん|

こちら で コントロール でき れ ば 可能 でしょ う ||こんとろーる||||かのう||

でも たとえ 無事 に 魔 界 に 降り られ た と して も ||ぶじ||ま|かい||ふり|||||

あそこ に は 障 気 が 噴き出し て いる ん でしょ ？ |||さわ|き||ふきだし||||

ユリア シティ の よう な シールド が なけ れ ば … |してぃ||||||||

すべて を 解決 する 手 が あり ます ||かいけつ||て|||

まず 地核 の 震動 を 止め |ちかく||しんどう||とどめ

魔 界 の 地表 の 液状 化 を 止め ます ま|かい||ちひょう||えきじょう|か||とどめ|

この 装置 は あなた たち に 造って いただき たい |そうち|||||つくって||

装置 を 造る の は いい が そうち||つくる||||

それ を どう やって 地核 に 沈める ？ ||||ちかく||しずめる

タルタロス に 搭載 し ま しょ う ||とうさい||||

タルタロス に ？

魔 界 に 落ち て も 壊れ なかった ほど 丈夫 な 艦 です ま|かい||おち|||こぼれ|||じょうぶ||かん|

地核 に 沈める に は 持って来い だ と 思い ます が ちかく||しずめる|||もってこい|||おもい||

なるほど 確かに な |たしかに|

グランコクマ から こちら に 運び込む よう ||||はこびこむ|

軍 に 手配 し て おき ま しょ う ぐん||てはい||||||

そして 液状 化 の 止まった 魔 界 に |えきじょう|か||とまった|ま|かい|

外 殻 大地 を 降下 さ せる がい|から|だいち||こうか||

障 気 の 上 に ？ さわ|き||うえ|

そう か ！ ふた を する ん だ な ？

さ っす が 大佐 ！ 頭 いい ～ ！ |||たいさ|あたま|

それ で みんな 助かる ん だ な |||たすかる|||

理論 上 は あと は 実際 に やって み なけ れ ば … りろん|うえ||||じっさい||||||

どれ … で は 早速 準備 に 掛かる と し よっ か |||さっそく|じゅんび||かかる||||

さて と … 準備 が 出来る まで 宿 で 休み ます か ||じゅんび||できる||やど||やすみ||

なあ ちょっと いい か ？

どう し た の ？

考え た ん だ けど … 大陸 の こと かんがえ|||||たいりく||

オレ たち だけ で 進め て いい の か な ？ おれ||||すすめ|||||

どういう こと ？

世界 の 仕組み が 変わる 重要 な こと だ ろ ？ せかい||しくみ||かわる|じゅうよう||||

やっぱり 伯父 上 と か ピオニー 陛下 に |おじ|うえ||||へいか|

ちゃんと 事情 を 説明 し て |じじょう||せつめい||

協力 し 合う べき な ん じゃ な いか って … きょうりょく||あう|||||||

ルーク …

大丈夫 ？ 熱 ない ？ だいじょうぶ|ねつ|

だ ぁ ～ ！ まじめ に 聞 けっ つ ～ の ！ ||||き|||

この際 ちゃん と 伯父 上 を 説得 し て このさい|||おじ|うえ||せっとく||

うやむや に な っち まっ た 平和 条約 を ||||||へいわ|じょうやく|

結ぶ べき だ と 思う ん だ むすぶ||||おもう||

その とおり だ わ

ご 主人 様 偉い です の ！ |あるじ|さま|えらい||

あの ルーク が ねぇ …

まあ 彼 なり に いろいろ と 考え て い た と いう こと です か |かれ|||||かんがえ||||||||

ですが … その ため に は バチカル へ

行か なく て は なり ませ ん わ いか|||||||

行く べき な ん だ ！ いく||||

ルーク …

ナタリア だって 分かって る ん だ ろ ？ ||わかって||||

このまま じゃ ダメ だって … ||だめ|

少し だけ … すこし|

少し だけ 考え させ て ください すこし||かんがえ|さ せ||

ナタリア ！

それ が いちばん な の は 分かって い ます ||||||わかって||

でも …

ナタリア ！

まだ 怖い … |こわい

お 父 様 が 私 を 拒絶 なさった こと … |ちち|さま||わたくし||きょぜつ||

ごめんなさい … 私 臆病 です わ ね |わたくし|おくびょう|||

どうやら 彼女 が 決心 し て くれる まで |かのじょ||けっしん||||

待つ しか ない よう です ね まつ|||||

ナタリア …

こんな 時間 に どこ へ 行く ん だ ？ |じかん||||いく||

誰 や べ ぇ ！ バレ た ！ だれ||||| アッシュ ！

どうして ここ に ？

ちょっと な …

お前 こそ こんな 所 で 何 を し て いる ？ おまえ|||しょ||なん||||

私 は … わたくし|

バチカル へ 行く ん じゃ ない の か ？ ||いく|||||

知って い まし た の ？ しって||||

おびえ てる なんて お前 らしく ない な |||おまえ|||

わ … 私 だって ！ |わたくし|

私 だって 怖い と 思う こと ぐらい あり ます わ … わたくし||こわい||おもう|||||

そう か … お前 に は キム ラスカ の 国民 と いう 味方 が ||おまえ|||きむ|||こくみん|||みかた|

付い て いる のに ？ つけい|||

分かって い ます そんな こと … わかって||||

いつか オレ たち が 大人 に なったら |おれ|||おとな||

この 国 を 変えよ う |くに||かえよ|

貴族 以外 の 人間 も 貧しい 思い を し ない よう に きぞく|いがい||にんげん||まずしい|おもい|||||

戦争 が 起こら ない よう に せんそう||おこら|||

死ぬ まで 一緒 に い て この 国 を 変えよ う しぬ||いっしょ|||||くに||かえよ|

あの とき お前 に 言った 言葉 … ||おまえ||いった|ことば

あれ は お前 が 王女 だ から 言った わけ じゃ ない ||おまえ||おうじょ|||いった|||

生まれ なんて どう で も いい うまれ|||||

お前 が できる こと を すれ ば いい おまえ|||||||

アッシュ …

立ち聞き は よく ない わ たちぎき||||

聞こえ ち まった ん だ よ それ に … きこえ|||||||

どう し た の ？

もし オレ が 生まれて なかったら って … |おれ||うまれて||

ルーク …

そし たら ナタリア は アッシュ と …

あなた が 生まれ なかったら ||うまれ|

アッシュ は ルーク と して

アクゼリュス で 死 ん で い た わ ね ||し||||||

ティア …

ねえ ルーク

あなた は あなた だけ の 人生 を 生き てる の |||||じんせい||いき||

あなた しか 知ら ない 記憶 ||しら||きおく

あなた しか 知ら ない 思い出 ||しら||おもいで

それ を 否定 し ない で ||ひてい|||

あなた は ここ に いる の よ

では バチカル へ 行く の です ね ？ |||いく|||

王女 と して … おうじょ||

いいえ キム ラスカ の 人間 と して |きむ|||にんげん||

できる こと を やり ます わ

そう こ ない と な ！

み ゅう

お 父 様 … 私 |ちち|さま|わたくし

きっと お 父 様 を 説得 し て みせ ます わ ||ちち|さま||せっとく|||||

ナ … ナタリア 殿下 ！ ||でんか

お … お 戻り に なる と は … ||もどり||||

覚悟 は よろしい の でしょ う な かくご||||||

待ち なさい まち|

私 は ローレライ 教団 導 師 イオン わたくし|||きょうだん|みちび|し|いおん

インゴベルト 六 世 陛下 に 謁見 を 申し入れる |むっ|よ|へいか||えっけん||もうしいれる

はっ ！ し しかし …

連れ の 者 は 等しく 私 の 友人 で あり つれ||もの||ひとしく|わたくし||ゆうじん||

ダアト が その 身柄 を 保障 する 方々 |||みがら||ほしょう||ほうぼう

無礼 な 振る舞い を すれ ば ぶれい||ふるまい|||

ダアト は キム ラスカ に 対 し ||きむ|||たい|

今後 一切 の 預言 を 詠ま ない だ ろ う こんご|いっさい||よげん||よま||||

イオン 様 の ご 命令 です いおん|さま|||めいれい|

道 を 開け なさい ！ どう||あけ|

はっ …

行き ま しょ う いき|||

まずは 国王 を 戦乱 へ と 唆す 者 たち に |こくおう||せんらん|||そそのかす|もの||

厳しい 処分 を 与え なけ れ ば きびしい|しょぶん||あたえ|||

よろしい です な ？

国 の ため です くに|||

お 父 様 ！ |ちち|さま

ナタリア ！

ざ … 罪人 が なぜ ここ に |ざいにん||||

へ … 兵士 たち は 何 を … |へいし|||なん|

伯父 上 ここ に 兵 は 必要 ない はず です ！ おじ|うえ|||つわもの||ひつよう|||

ナタリア は あなた の 娘 だ ！ ||||むすめ|

わ … 私 の 娘 は とうに 亡くなった |わたくし||むすめ|||なくなった

違う ！ ここ に いる ナタリア が あなた の 娘 だ ！ ちがう||||||||むすめ|

あなた の 中 の １８ 年 の 記憶 が ||なか||とし||きおく|

それ を 否定 できる はず が ない ！ ||ひてい||||

ルーク …

お前 の 受け売り だ けど な おまえ||うけうり|||

突然 誰 か に 本当 の 娘 じゃ ない って 言わ れ て も とつぜん|だれ|||ほんとう||むすめ||||いわ|||

それ まで の 記憶 は 変わら ない |||きおく||かわら|

親子 の 思い出 は 二 人 だけ の もの だ おやこ||おもいで||ふた|じん||||

そんな こと は 分かって いる |||わかって|

分かって いる の だ ！ わかって|||

だったら …

いい の です ルーク

お 父 様 … いえ 陛下 |ちち|さま||へいか

私 を 罪人 と おっしゃる なら わたくし||ざいにん|||

それ も いい でしょ う

ですが どう か これ 以上 ||||いじょう

マルクト と 争う の は お やめ ください ||あらそう|||||

ナタリア …

あなた 方 が どの よう な 思惑 で |かた|||||おもわく|

アクゼリュス へ 使者 を 送った の か ||ししゃ||おくった||

私 は 聞き ませ ん 知り たく も ない わたくし||きき|||しり|||

ですが 私 は マルクト の ピオニー 皇帝 陛下 から |わたくし|||||こうてい|へいか|

和平 の 使者 を 任さ れ まし た わへい||ししゃ||まかさ|||

私 に 対 する その 信頼 を あなた 方 の ため に わたくし||たい|||しんらい|||かた|||

損なう つもり は あり ませ ん そこなう|||||

話 は 分かった はなし||わかった

だが それ で は 第 六 譜 石 に 詠ま れ た ||||だい|むっ|ふ|いし||よま||

預言 は どう なる ？ よげん|||

預言 は もう 役 に 立ち ませ ん よげん|||やく||たち||

オレ … 私 が 生まれ た こと で おれ|わたくし||うまれ|||

預言 は 狂い 始め まし た よげん||くるい|はじめ||

レプリカ … か

陛下 もはや 預言 に すがって も へいか||よげん|||

繁栄 は 得 られ ませ ん はんえい||とく|||

今 こそ 国 を 治める 者 の 手腕 が 問わ れる とき です いま||くに||おさめる|もの||しゅわん||とわ|||

この とき の ため に 私 たち 王族 が |||||わたくし||おうぞく|

いる の で は あり ませ ん か

何 を ほ ざ く か ！ なん|||||

王女 の 名 を かたる 売 国 奴 め が ！ おうじょ||な|||う|くに|やつ||

黙り なさい だまり|

血統 だけ に こだわる 愚か 者 ！ けっとう||||おろか|もの

生まれながら の 王女 な ど い ませ ん よ うまれながら||おうじょ||||||

そう あ ろ う と 努力 し た 者 だけ が |||||どりょく|||もの||

王女 と 呼ば れる に 足る 品格 を 得 られる の です おうじょ||よば|||たる|ひんかく||とく|||

ジェイド の 言う よう な 品格 が ||いう|||ひんかく|

私 に ある の か は 分かり ませ ん わたくし||||||わかり||

でも 私 は 陛下 の お そば で |わたくし||へいか||||

１８ 年間 育て られ まし た ねんかん|そだて|||

その 年月 に 懸けて |ねんげつ||かけて

私 は 誇り 持って ここ に 宣言 いたし ます わたくし||ほこり|もって|||せんげん||

私 は この 国 を 愛 する が ゆえ に わたくし|||くに||あい||||

マルクト と の 和平 を 望 ん で いる の です ！ |||わへい||のぞみ|||||

それ で 私 に 何 を しろ と いう の だ ||わたくし||なん||||||

マルクト と 平和 条約 を 結び ||へいわ|じょうやく||むすび

外 殻 を 魔 界 へ 下ろす こと を がい|から||ま|かい||おろす||

許し て いただき たい ん です ゆるし|||||

な … なんという こと を ！

よか ろ う

へ … 陛下 |へいか

伯父 上 ！ 本当 です か おじ|うえ|ほんとう||

なり ませ ん 陛下 ！ |||へいか

マルクト は 長年 の 敵国 です ぞ ||ながねん||てきこく||

こや つ ら の 戯言 など … ||||たわごと|

黙れ ！ だまれ

我が 娘 の 言葉 を 戯言 など と 愚 弄 する な ！ わが|むすめ||ことば||たわごと|||ぐ|もてあそ||

陛下 … へいか

お 父 … 様 … |ちち|さま

ナタリア お前 は 私 が 忘れ て い た |おまえ||わたくし||わすれ|||

国 を 憂 う 気持ち を 思い出さ せ て くれ た くに||ゆう||きもち||おもいださ||||

お 父 様 私 は 王女 で なかった こと より |ちち|さま|わたくし||おうじょ||||

お 父 様 の 娘 で ない こと の 方 が … |ちち|さま||むすめ|||||かた|

つらかった …

確かに お前 は 私 の 血 を 引 い て は い ない かも しれ ぬ たしかに|おまえ||わたくし||ち||ひ||||||||

だが お前 と 過ごし た 時間 は … |おまえ||すごし||じかん|

お前 が 私 を 父 と 呼 ん で くれ た とき の こと は おまえ||わたくし||ちち||よ||||||||

忘れ られ ぬ わすれ||

お 父 様 ！ |ちち|さま

そう か

ようやく キムラ スカ が 交渉 する 気 に なった か ||||こうしょう||き|||

で どこ で 会談 する ？ |||かいだん|

本来 なら ダアト な の でしょ う が … ほんらい|||||||

今 は まずい です ね いま||||

モース の 息 の 掛かって い ない 場所 が ||いき||かかって|||ばしょ|

望ましい です のぞましい|

ユリア シティ は どう かな ？ |してぃ|||

ティア

でも 魔 界 よ いい の ？ |ま|かい|||

その 魔 界 に 外 殻 大地 を 下ろ そ う と し てる ん だ ぜ |ま|かい||がい|から|だいち||おろ||||||||

障 気 の こと も ある し さわ|き|||||

むしろ この際 伯父 上 たち に も |このさい|おじ|うえ|||

魔 界 の 状況 を 知って もらった 方 が いい と 思う ん だ ま|かい||じょうきょう||しって||かた||||おもう||

悪く ない です ね わるく|||

では 陛下 魔 界 の 町 へ ご 足 労 いただき ます よ |へいか|ま|かい||まち|||あし|ろう|||

どこ だって 行く さ ||いく|

ケテルブルク に 軟禁 さ れ て た こと を 考えりゃ ||なんきん|||||||かんがえりゃ

どこ でも 天国 だ ぜ ||てんごく||

なあ ？ ジェイド

では この 書類 に お 二 人 の 署名 を ||しょるい|||ふた|じん||しょめい|

結構 です けっこう|

それでは これ を もち まし て

平和 条約 の 締結 と さ せ て いただき ます へいわ|じょうやく||ていけつ||||||

ちょっと 待った ！ |まった

ガイ ！

悪い な ルーク わるい||

大事 な こと な ん だ だいじ|||||

少し 黙って ろ すこし|だまって|

同じ よう な 取り決め が おなじ|||とりきめ|

ホド 戦争 の 直後 に も あった よ な |せんそう||ちょくご|||||

今度 は 守れ る の か ？ こんど||まもれ|||

ホド の とき と は 違う |||||ちがう

あれ は 預言 に よる 繁栄 を 我が国 に もたらす ため に … ||よげん|||はんえい||わがくに||||

そんな こと の ため に ホド を 消滅 さ せ た の か |||||||しょうめつ|||||

あそこ に は キムラ スカ 人 も いたん だ ぞ ！ |||||じん||||

オレ の 母親 み たい に な ！ おれ||ははおや||||

ガイ ！ 何 を する の です |なん||||

お前 の 母親 ？ おまえ||ははおや

ユー ジェニー * セシル … ゆー||

あんた が 和平 の 証し と して ||わへい||しょうし||

ホド の ガルディオス 家 に 嫁が せ た 人 だ ！ |||いえ||よめ が|||じん|

忘れ た と は 言わ せ ない ぜ ！ わすれ||||いわ|||

なんと ！ で は お前 は … |||おまえ|

ガイ 復讐 の ため に 来 た の なら 私 を 刺し なさい |ふくしゅう||||らい||||わたくし||さし|

ガルディオス 伯爵 夫人 を 手 に 掛け た の は 私 だ ！ |はくしゃく|ふじん||て||かけ||||わたくし|

父上 ！ ちちうえ

剣 を 向ける なら こっち かも しれ ない ぞ けん||むける||||||

ガイ ラル ディア * ガラン

陛下 ？ へいか

どうせ いずれ 分かる こと だ ||わかる||

ホド は キム ラスカ が 消滅 さ せ た わけ で は ない ||きむ|||しょうめつ|||||||

我々 が 消し た の だ われわれ||けし|||

な … なん だ と ？

どういう こと

ホド で は フォミクリー の 研究 が 行わ れ て い た |||||けんきゅう||おこなわ||||

そう だ な ？ ジェイド

戦争 が 始まる と いう こと で せんそう||はじまる||||

ホド で 行わ れ て い た 譜 術 実験 は ||おこなわ|||||ふ|じゅつ|じっけん|

すべて 引き揚げ まし た |ひきあげ||

しかし フォミクリー に 関して は 時間 が なかった |||かんして||じかん||

当時 の フォミクリー 被験者 を 装置 に つなぎ とうじ|||ひけんしゃ||そうち||

被験者 と の 間 で ひけんしゃ|||あいだ|

人為 的 な 超 振動 を 起こし た と 聞い て い ます じんい|てき||ちょう|しんどう||おこし|||ききい|||

それ で … ホド は 消滅 し た の か … ||||しょうめつ||||

機密 を 守る ため だった … きみつ||まもる||

だが 前 皇帝 … オレ の 父 は |ぜん|こうてい|おれ||ちち|

これ を キムラ スカ の 仕業 と して |||||しわざ||

国 内 の 反戦 論 を もみ消し た ん だ くに|うち||はんせん|ろん||もみけし|||

ひどい … 被験者 の 人 が かわいそう |ひけんしゃ||じん||

フォミクリー の 被験者 は ||ひけんしゃ|

当時 11 歳 の 子供 だった そう です とうじ|さい||こども|||

ガイ あなた も 顔 を 合わせ て いる 人物 です よ |||かお||あわせ|||じんぶつ||

オレ が ？ おれ|

ガルディオス 伯爵 家 に 仕える |はくしゃく|いえ||つかえる

騎士 の 息子 だった そう です きし||むすこ|||

確か … フェンデ 家 で し た か たしか||いえ||||

フェンデ 家 です って まさか … |いえ|||

ティア 知って る の か ？ |しって|||

知って る も 何 も しって|||なん|

フェンデ 家 の 息子 なら |いえ||むすこ|

お前 だって 知って る だ ろ ？ おまえ||しって|||

ヴァンデスデルカ * ムスト * フェンデ

また の 名 を … ||な|

ヴァン * グランツ

ヴァンデスデルカ は 古代 イスパニア 語 で ||こだい||ご|

「 栄光 を つかむ 者 」 と いう 意味 です えいこう|||もの|||いみ|

覚え て い ます か ？ おぼえ||||

「 ＮＤ ２００２ 栄光 を つかむ 者 |えいこう|||もの

自ら の 生まれ た 島 を 滅ぼす おのずから||うまれ||しま||ほろぼす

名 を ホド と 称す 」 な||||そやす

じゃあ あの 預言 に 詠ま れ て い た の は ||よげん||よま||||||

師匠 の こと だった の か よ ！ ししょう||||||

そう です 我々 が 封印 し た フォミクリー を ||われわれ||ふういん||||

ヴァン が 知って い た の も 当然 の こと だった ん です よ ||しって|||||とうぜん||||||

そんな …

ガイ ひとまず 剣 を 収め て は いかが です か ？ ||けん||おさめ|||||

この 調子 で は ここ に いる |ちょうし|||||

ほとんど の 人間 を 殺さ なく て は ||にんげん||ころさ|||

あなた の 復讐 は 終わら ない ||ふくしゅう||おわら|

そんな 気 は もう と っく の 昔 に う せ ち まった よ |き||||||むかし||||||

ガイ …

その … 本当 に もう 伯父 上 たち に 復讐 する 気 は ない の か ？ |ほんとう|||おじ|うえ|||ふくしゅう||き||||

なん だ ？

信じ て くれる ん じゃ なかった の か ？ しんじ|||||||

信じ てる さ ！ けど しんじ|||

何も あんな こと し なく たって … なにも|||||

オレ は ただ事 の 真相 が 知り たかった だけ だ おれ||ただごと||しんそう||しり|||

自分 の 故郷 や 家族 が なぜ 滅ぼさ れ なく ちゃ じぶん||こきょう||かぞく|||ほろぼさ|||

いけなかった の か …

ガイ …

でも 兄さん は まだ … |にいさん||

分かって る よ わかって||

どんな 事情 が あれ ヴァン の やり 方 は 間違って る |じじょう||||||かた||まちがって|

止め なく ちゃ いけない ん だ とどめ|||||

オレ たち の 手 で おれ|||て|

その 言葉 に ウソ は あり ませ ん ね ？ |ことば||うそ|||||

ガイ ラル ディア * ガラン

今 まで も これ から も いま|||||

オレ に ウソ は ない はず だ ぜ ？ おれ||うそ|||||

ジェイド

いい でしょ う

で 会議 は どう なった ん だ ？ |かいぎ|||||

外 殻 降下 作戦 が 両 国 で 正式 に 承認 さ れ まし た がい|から|こうか|さくせん||りょう|くに||せいしき||しょうにん||||

障 気 の 影響 に つい て は さわ|き||えいきょう||||

今後 共同 研究 する こと が こんご|きょうどう|けんきゅう|||

条約 に 盛り込ま れ て い ます じょうやく||もりこま||||

キム ラスカ と マルクト が いよいよ 本気 で きむ||||||ほんき|

手 を 取り合う って わけ だ て||とりあう|||

よかった な ナタリア ！

ありがとう ルーク

けど これ から が 忙しく なる よ ぉ ～ ||||いそがしく|||

我々 の 任務 は まず われわれ||にんむ||

地核 の 震動 を 止める こと です ちかく||しんどう||とどめる||

よし ！ 行 こ う みんな ！ |ぎょう|||