InuYasha Episode 28 inuyasha|episode InuYasha Episode 28 犬夜叉 第28集

- おう 何 だ 何 だ 火事 か ？ - ピピピーピピピー |なん||なん||かじ||

妖怪 退治 を やって る そうだ ようかい|たいじ||||そう だ

くっせ え なあ

何 だ この 煙 は なん|||けむり|

いい ？　 こっち に 追い出す んだ よ |||おいだす||

何 か 害虫 駆除 みたい なん||がいちゅう|くじょ|

珊瑚 ちゃ ー ん まだ ー ？ さんご||-|||-

退治 さ れた 妖怪 です かのう たいじ|||ようかい||

犬 夜叉 は 匂い に 弱い から のう いぬ|やしゃ||におい||よわい||

ん ？

コッケコッコー

これ は 美しい ||うつくしい

おい 弥勒 どこ へ 行く んじゃ |みろく|||いく|

来る よ 皆 下がって くる||みな|さがって

おう

グウー ガアガアッ

ギャア クウーン

かご め ちゃ ー ん もう いい よ |||-||||

「 過酷な 罠 に かかった 弥勒 」 かこくな|わな|||みろく

- 犬 夜叉 まだ 辛い の ？ - くう ー くう ー いぬ|やしゃ||からい|||-||-

あれ 弥勒 様 は ？ |みろく|さま|

知ら ない 女 に 付いていった ぞ ？ しら||おんな||ついていった|

ま 何 それ 　 人 が 働いて た 時 に ？ |なん||じん||はたらいて||じ| その お な ご 美人 じゃ った ||||びじん||

きっと 子供 を 産んで くれる よう |こども||うんで||

頼み に 行った んじゃ たのみ||おこなった|

ん ぐ

え ？　 こ 子供 ？ ||こども

左 様 です か 　 さる 名家 の 姫君 で あら れる と ひだり|さま||||めいか||ひめぎみ||||

なれ ど 家 は 戦 で 攻め 滅ぼさ れ ||いえ||いくさ||せめ|ほろぼさ|

私 は 一族 最後 の 生き残り わたくし||いちぞく|さいご||いきのこり

再び 家 を 興す 為 に 強い 殿 方 の 子 を 産み たい と ふたたび|いえ||おこす|ため||つよい|しんがり|かた||こ||うみ||

それ で 私 を ||わたくし|

お 目 が 高い |め||たかい

願い を 叶えて いただけ ます か ？ ねがい||かなえて|||

グウウ

ま 話 が うま 過ぎる と 思って ました が ねえ |はなし|||すぎる||おもって|||

ぐ っ

ウウ 　 シュウウ

お おっと

大 蟷螂 お なご の 顔 を かぶって いた の か だい|かまきり||||かお|||||

中身 は 食 ろう て やった なかみ||しょく|||

ふ っ

ほっ

はっ

て いっ

狙った 相手 が 悪かった な ねらった|あいて||わるかった|

風穴 かざあな

フワハハハ

はっ

は あ 　 ち っ 　 風穴 を 斬ら れた ||||かざあな||きら|

カーカーカー

気のせい でしょう か きのせい||

さっき から お な ご たち の 視線 が 妙に 冷たい のだ が |||||||しせん||みょうに|つめたい||

お め え 女 引っ掛け に 行ったろう |||おんな|ひっかけ||おこなったろう

え ？

だから 思いきり |おもいきり

汚い 物 見る ような 目 で 見 られて んじゃ ねえ か きたない|ぶつ|みる||め||み||||

ふ っ …　 とんだ 誤解 です なあ |||ごかい||

信じて もらえ ない かも しれ ませ ん が しんじて|||||||

信じ られ ない しんじ||

嘘 だ ね うそ||

一応 弁解 ぐらい さ せて もらえ ませ ぬ か いちおう|べんかい|||||||

- ぬ - ピイイー

- は あ 　 参った なあ 　 やっぱり 痛 え - ピーピーピー ||まいった|||つう||

- あの 蟷螂 風穴 を 広げ や が って - ピーピーピーピー |かまきり|かざあな||ひろげ||||

父上 ー ちちうえ|-

行って は いか ん 弥勒 ー おこなって||||みろく|-

父上 父上 ー ちちうえ|ちちうえ|-

- む む う - あっ

離して 和尚 様 はなして|おしょう|さま

お前 まで 親父 殿 の 風穴 に 吸い込ま れて しまう ぞ おまえ||おやじ|しんがり||かざあな||すいこま|||

は あっ

父上 ー ちちうえ|-

夜明け前 に 出て った だ と ？ よあけまえ||でて|||

ええ しばらく 旅 に 出る ので よろしく と ||たび||でる|||

法師 様 は 仰 られて おり ました ほうし|さま||あお|||

ええ い 弥勒 の 野郎 勝手な こと ばっかり しや が って ||みろく||やろう|かってな|||||

親父 は 自分 の 手 の 風穴 に 吸い込ま れて おやじ||じぶん||て||かざあな||すいこま|

骨 も 残さ ず 消えた こつ||のこさ||きえた

俺 も いずれ あんなふうに 死んで いく の かも なあ おれ||||しんで||||

弥勒 の 旦那 見えて き ました ぜ みろく||だんな|みえて|||

ん ？

う は あ

ぐ っ

え 何 です ？　 この 大 穴 |なん|||だい|あな

ふ これ か ？　 俺 の 親父 の 墓 だ |||おれ||おやじ||はか| 夢 心 様 おら れ ます か ゆめ|こころ|さま||||

弥勒 で ございます みろく||

は あ 全く 　 また 飲んだ くれて や がる ||まったく||のんだ|||

グウ ぐう

起きろ この 生臭 坊主 おきろ||なまぐさ|ぼうず

う う う 何 だ 弥勒 か 　 まだ 生き とった の か ？ |||なん||みろく|||いき|||

は あ

夢 心 様 こそ お 酒 が 過ぎる と 長生き し ませ ん よ ？ ゆめ|こころ|さま|||さけ||すぎる||ながいき||||

お前 説教 し に 来た ん か おまえ|せっきょう|||きた||

いえ 妖怪 に 風穴 を 斬ら れ ました |ようかい||かざあな||きら||

治して いただけ ます か なおして|||

は あ どれ

うん ？

お前 今夜 辺り 死ぬ ぞ おまえ|こんや|あたり|しぬ|

はっ

いや なんて な 　 エヘヘ 冗談 冗談 　 ひ っく ||||じょうだん|じょうだん||

うーん

吸い 殺す ぞ て め え すい|ころす||||

いや あ 待て 　 分かった ||まて|わかった

治して は やる が 一 つ だけ 言って おく なおして||||ひと|||いって|

治療 の 後 傷 が ちゃんと くっつく まで ちりょう||あと|きず||||

風穴 を 開いて は いかん ぞ かざあな||あいて|||

開く と どう なる あく|||

傷口 の 裂け目 から 風穴 が 広がり 死期 が 早まる きずぐち||さけめ||かざあな||ひろがり|しき||はやまる

そう なったら わし でも もう 助けて やれ ん わ |||||たすけて|||

さて と 　 わし は 薬草 の 用意 を せ に ゃ なら ん ||||やくそう||ようい||||||

とっとと その 汚れ きった 身 を 清めて こい ||けがれ||み||きよめて|

へえ あの 夢 心 様 って いう の が ||ゆめ|こころ|さま||||

弥勒 の 旦那 の 育て の 親 なんで ？ みろく||だんな||そだて||おや|

ああ 　 悪い こと は 全部 あいつ から 教わった |わるい|||ぜんぶ|||おそわった

す っと ぼけて ます が

何 か 人 の 良 さ そうな お方 です ね なん||じん||よ||そう な|おかた||

フフ 　 まあ な

弥勒 の 奴 あれ ぐらい の 傷 で 弱気に なり おって みろく||やつ||||きず||よわきに||

無理 も 無い か 　 あまりに も 過酷な 身の上 だ から なあ むり||ない||||かこくな|みのうえ|||

弥勒 様 みろく|さま

どうして あたし たち に 黙って 行っちゃ った の かな ||||だまって|おこなっちゃ|||

昨日 かご め たち が 冷たく した から で は ない か ？ きのう|||||つめたく||||||

え はっ あいつ が そんな 可愛らしい 神経 して る 訳 ねえ だ ろ |||かわいらしい|しんけい|||やく|||

あの ー 犬 夜叉 様 |-|いぬ|やしゃ|さま

冥加 じじ い いた の か めいか|||||

はい 　 実は 昨夜 舞い戻った のです が |じつは|さくや|まいもどった||

法師 殿 の 様子 が おかしゅう ございました ほうし|しんがり||ようす|||

どういう こと だ

右手 の 風穴 を 見 ながら みぎて||かざあな||み|

何やら 深刻に 考え込んで おり まして 　 ふう なにやら|しんこくに|かんがえこんで|||

何 を 考えて いた か まで は 到底 分かり ませ ん が なん||かんがえて|||||とうてい|わかり|||

はっ

ねえ 犬 夜叉 弥勒 様 を 探そう ？ |いぬ|やしゃ|みろく|さま||さがそう

え 　 やはり 何 か あり ました か ||なん||||

うん 　 まだ よく 分か ん ない けど |||わか|||

は あ 　 探す った って どう やって 探す んだ よ ||さがす|||||さがす||

それ は

ほっとけ 　 俺 たち に は 四 魂 の かけら 探し の 方 が 先だ |おれ||||よっ|たましい|||さがし||かた||さきだ

弥勒 様 どうして みろく|さま|

カーカーカーカー

- う ー む 　 まだ 昼 じゃ と いう に - カーカーカーカーカー |-|||ひる|||||

やけに 暗い のう |くらい|

うん ？

な 何者 じゃ |なにもの|

う っ おお ー |||-

か ー か ー |-||-

薬 は 飲んだ か ？ くすり||のんだ|

ん ああ 　 何 か ぼ ー っと して いる ||なん|||-|||

うむ 眠れ 　 すぐ 済む から の |ねむれ||すむ||

頼んだ ぜ 　 まだ 正直 死に たく ふう たのんだ|||しょうじき|しに||

フフ 他 愛 無い 　 すぐ 楽に して やる から な |た|あい|ない||らくに||||

ピピイイ ピピイイ

何 だろう ね なん||

嫌な 感じ いやな|かんじ

ねえ 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

グルル

な 奈落 の 毒虫 |ならく||どくむし

飛来 骨 ひらい|こつ

今度 は 仕留める こんど||しとめる

待て 　 あいつ が 俺 たち を 監視 して る って こと は まて|||おれ|||かんし|||||

弥勒 に 何 か あった に 違い ねえ みろく||なん||||ちがい|

は あ つける ぞ

あ ねえ 待って ったら ||まって|

はっ

はっ 　 は あ

はっ 　 は あ

ほう まだ 起き とった の か ||おき|||

お お前 は 誰 だ |おまえ||だれ|

フフ 　 奈落 から 四 魂 の かけら を 貰う 代わり に |ならく||よっ|たましい||||もらう|かわり|

貴 様 を 殺し に 来た 蠱壺 虫 の 壺 使い 様 よ とうと|さま||ころし||きた|こつぼ|ちゅう||つぼ|つかい|さま|

奈落 だ と 　 はっ ならく|||

は は あっ

フフフフフフ 　 もう 動け まい ||うごけ|

薬 で 体 が 痺れて いる はずじゃ くすり||からだ||しびれて||

はっ

成仏 せい じょうぶつ|

う っ

ぐ あ ああ

旦那 だんな

錫 杖 を すず|つえ|

ぐ は っ 　 ひ い

えー と えー と 　 とお

ふう

逃がし は せ ぬ にがし|||

お前 １ 人 で 逃げろ 　 は あ おまえ|じん||にげろ||

え ええ 　 そ そんな 訳 に は ||||やく||

よく 見ろ 　 妖怪 が 集まって きて る |みろ|ようかい||あつまって||

え え ええ

ひえ え

俺 と 一緒に いる と 殺さ れる ぞ おれ||いっしょに|||ころさ||

だ ああ

う っ は あ

弥勒 の 旦那 みろく||だんな

逃げろ 　 薬 が 切れて 動ける ように なる まで にげろ|くすり||きれて|うごける|よう に||

俺 一 人 で しのげ る おれ|ひと|じん|||

で でも

いい から 言う とおり に しろ ||いう|||

は はい

は あ 　 は う う

あんな こと 言って た けど ||いって||

弥勒 の 旦那 一 人 じゃ 無理だ みろく||だんな|ひと|じん||むりだ

犬 夜叉 が 近く に いる はずだ いぬ|やしゃ||ちかく|||

ひ いい

痛 て て て て て て て て て つう|||||||||

は あ 　 手掛かり は これ だけ だ 　 見失う な ||てがかり|||||みうしなう|

うん

ああ 蜂 が 増えた ぞ |はち||ふえた|

何 ？ なん

うわ ああ た 助けて くれ ええ |||たすけて||

う う おわ ああ ー 　 う っ ||||-||

お前 は おまえ|

は あっ 散 魂 鉄 爪 ||ち|たましい|くろがね|つめ

女 癖 の 悪 さ で 殺さ れる なん ざ 俺 らしい ぜ おんな|くせ||あく|||ころさ||||おれ||

ここ まで か

やっぱり 弥勒 様 危ない 目 に 遭って る の ね |みろく|さま|あぶない|め||あって|||

何しろ 旦那 は 今 風穴 を 使え ない んで なにしろ|だんな||いま|かざあな||つかえ||

使え ない ？ つかえ|

風穴 を 傷付け られて しまって かざあな||きずつけ||

変に なる 前 に 和尚 様 が 言って ました へんに||ぜん||おしょう|さま||いって|

今 風穴 を 開いたら いま|かざあな||あいたら

傷口 の 裂け目 から 風穴 が 広がって きずぐち||さけめ||かざあな||ひろがって

ただ で さえ 短い 寿命 が ますます 縮ま っち まう って |||みじかい|じゅみょう|||ちぢま|||

あっ ああ あの 寺 です |||てら|

オオオ

ぎ ええ

突っ切れ タヌ 公 つっきれ||おおやけ

う ー わ あー |-||

だ あっ

や あっ

こんな 所 で |しょ|

ぐずぐず して られ っか

ワアー 　 ギャア

さあ 食い たきゃ 食い な 　 は あ |くい||くい|||

俺 は 誰 かさん と は 違って 往生 際 は いい ぜ 　 は あ 　 は あ おれ||だれ||||ちがって|おうじょう|さい|||||||

犬 夜叉 と は 違って 無 茶 は 言わ ねえ いぬ|やしゃ|||ちがって|む|ちゃ||いわ|

ギャアー 　 ギャアー 　 ヒイー

ギャアー 　 ギャアー 　 ヒイー

はっ

弥勒 ー 　 て め え こんな 所 で 腰 抜かして や がった の か みろく|-|||||しょ||こし|ぬかして||||

犬 夜叉 来て くれた の か いぬ|やしゃ|きて|||

やい 弥勒 大体 て め え なあ |みろく|だいたい||||

弥勒 ー みろく|-

弥勒 様 みろく|さま

- バカ 何で おら たち に 黙って 消えた ん じゃあ - は あ ばか|なんで||||だまって|きえた||||

水臭い じゃ ない 　 心配 した んだ から みずくさい|||しんぱい|||

無事だった んだ ね 法師 様 ぶじだった|||ほうし|さま

そう か 皆 来て くれた の か ||みな|きて|||

犬 夜叉 も 何 か 言って やって よ いぬ|やしゃ||なん||いって||

う あ う もう いい 　 俺 の 台詞 全部 先 に 言 いやがって |||||おれ||せりふ|ぜんぶ|さき||げん| 誰 じゃ だれ|

ん わし の 寺 を 騒が す 奴 ら は |||てら||さわが||やつ|| 成 敗 して くれる しげ|はい||

お前 が 夢 心 と か いう 和尚 か 　 面白 え おまえ||ゆめ|こころ||||おしょう||おもしろ|

やれる もん なら やって み や がれ

は あ 　 い 犬 夜叉 　 頼む その 人 を 殺して くれる な |||いぬ|やしゃ|たのむ||じん||ころして||

フッフッフッフッフ 　 そういう こと だ

何しろ わし は 弥勒 の 育て の 親 じゃ から の なにしろ|||みろく||そだて||おや|||

はっ そんな こと は 知った こっちゃ ねえ ||||しった||

行く ぜ 老 いぼ れ 坊主 いく||ろう|||ぼうず

ぐ あっ

ぐ お っ

な っ

鉄 砕 牙 の 変化 が 解けた くろがね|くだ|きば||へんか||とけた

う っ ぐ っ

ガオオ 　 ブルルルル

散 魂 鉄 爪 ち|たましい|くろがね|つめ

ギャアー

おお 元気な こと よ の |げんきな|||

グワアアー

くそ お 　 何 だ こりゃ ||なん||

我が 法 力 の 術 に 縛ら れ ながら まだ 動ける か わが|ほう|ちから||じゅつ||しばら||||うごける|

だが いつまで 持つ かな ||もつ|

ぐう う

な 何 あれ 　 和尚 さん の 口 から |なん||おしょう|||くち|

蠱壺 虫 じゃ こつぼ|ちゅう|

冥加 じいちゃん めいか|

和尚 は あれ に 心 を 操ら れて おる おしょう||||こころ||あやつら||

助から ん の か たすから|||

近く に 蠱壺 虫 を 使う 壺 使い が いる はずじゃ ちかく||こつぼ|ちゅう||つかう|つぼ|つかい|||

そ 奴 から 壺 を 奪って 和尚 に 向ければ |やつ||つぼ||うばって|おしょう||むければ

蠱壺 虫 は 体 を 離れ 壺 に 戻る はず こつぼ|ちゅう||からだ||はなれ|つぼ||もどる|

ギャアー

で えっ

分かった 壺 使い を 探し に 行く よ 冥加 じいちゃん わかった|つぼ|つかい||さがし||いく||めいか|

- ええ わし も ？ - はっ はっ

は あ 　 かご め ちゃん どう なって ん の ？

妖怪 の 数 が なかなか 減ら ない んだ ようかい||すう|||へら||

うん 　 犬 夜叉 も ピンチ な の |いぬ|やしゃ||ぴんち||

珊瑚 よう 来て くれた さんご||きて|

冥加 じい めいか|

そっち の 方 が 安全 って こと ？ ||かた||あんぜん||

いや あ ハハ まあ その

はっ かご め あれ じゃあ

グルルル

間違い 無い あ 奴 じゃ まちがい|ない||やつ|

ん はっ

逃げた にげた

追い掛ける よ おいかける|

は あ は あ は あ 　 この 数珠 俺 の 力 を 吸い取って や がる |||||||じゅず|おれ||ちから||すいとって||

ちくしょう は あ 力 が 入ら なく なって きや がった |||ちから||はいら||||

はっ

もはや 貴 様 に あの 大群 と 戦う 力 は 残って おら ん |とうと|さま|||たいぐん||たたかう|ちから||のこって||

生きた まま 食わ れ たい か ？　 せめても の 情け いきた||くわ||||||なさけ

今 首 を ねじ 切って やろう いま|くび|||きって|

あ 奴 ら は 味 など 分から ん クズ 妖怪 |やつ|||あじ||わから||くず|ようかい

クズ に 食わ れる も クズ 妖怪 くず||くわ|||くず|ようかい

調子 に 乗 んな クソ 坊主 ちょうし||じょう||くそ|ぼうず

は あ 死ね えー ||しね|

わし に しか 治 せんぞ |||ち|

弥勒 の 風穴 の 傷 を 治 せる の は わし しか おら ん みろく||かざあな||きず||ち|||||||

あの まま で は 明日 に でも ||||あした||

己 の 風穴 に 引き込ま れ かね ん わ おのれ||かざあな||ひきこま||||

はっ

うわ ああ ー 　 あ あ ぐ ||-|||

諦める んだ な 　 この 寺 に いる 者 は 間もなく 皆 死ぬ あきらめる||||てら|||もの||まもなく|みな|しぬ

弥勒 の 旦那 　 動ける ように なった んで ？ みろく||だんな|うごける|よう に||

ええ え 風穴 を ||かざあな|

八 覚悟 は いい な 　 多分 俺 も お前 も 吸い込ま れる ぜ やっ|かくご||||たぶん|おれ||おまえ||すいこま||

グオオオ

あんな 連中 に 食わ れる ぐらい なら |れんちゅう||くわ|||

その方 が ましだろう そのほう||

え えっ

へい 付いていき ます ぜ 弥勒 の 旦那 |ついていき|||みろく||だんな

行く ぜ 風穴 ー いく||かざあな|-

ギャアアー

八 支えろ やっ|ささえろ

へ いっ

う 弥勒 |みろく

あの バカ 　 あれ で は 四 魂 の かけら も 吸い込ま れて |ばか||||よっ|たましい||||すいこま|

無くなる で は ない か なくなる||||

はっ 奴 の 力 が 弱まった |やつ||ちから||よわまった

で えっ

て め え は 寝て ろ ||||ねて|

ぐう あっ ぐ

は あ 踏ん張り が きか ねぇ 　 う お っ ||ふんばり||||||

うわ ああ ー ||-

ああ あ

はっ

手 が ー て||-

はっ

い 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

は は あ

この 野郎 もう 一 度 風穴 開 きや が ったら |やろう||ひと|たび|かざあな|ひらき|||

この 腕 へし折る ぞ |うで|へしおる|

ウワアアー

て め え が 死ぬ の は 勝手だ が ||||しぬ|||かってだ|

俺 と つるんで いる 時 に 簡単に くたば んな おれ||||じ||かんたんに||

俺 が 見捨てた みて え で 明日 の 寝覚め が おれ||みすてた||||あした||ねざめ|

悪い だろう が あ わるい|||

で や ああ ー |||-

な 何 ？ |なん

よ 妖怪 が 全部 |ようかい||ぜんぶ

消し飛んだ けしとんだ

う あ い 今 どう なった んだ いま|||

うえ え ？

鉄 砕 牙 の 本当の 力 を 初めて 出せた んだ くろがね|くだ|きば||ほんとうの|ちから||はじめて|だせた|

逃がす か あ にがす||

ああ あ 　 う っ

は あ

ん え えっ お ？

おお

ん これ で 大丈夫 ね |||だいじょうぶ| ピピピピピ ピチュピチュピチュ

遅い のう おそい|

傷 を 縫う って 言って た から 時間 かかる の よ きず||ぬう||いって|||じかん|||

全く 無 茶 し おって まったく|む|ちゃ||

和尚 さん 弥勒 様 は ？ おしょう||みろく|さま|

寝 とる ね|

は あ

犬 夜叉 と か いう たな いぬ|やしゃ||||

ちょっと 来い |こい

おい 坊主 　 風穴 の 傷 ちゃん と 治した んだろう な |ぼうず|かざあな||きず|||なおした||

は あ 　 出来る だけ の 手当て は した が な ||できる|||てあて||||

既に 風穴 は 広 が っと った すでに|かざあな||ひろ|||

な っ 寿命 が 縮まった って ことか ||じゅみょう||ちぢまった||

あと どの くらい 生き られる ？ |||いき|

分から ん 　 とにかく 弥勒 の 手 の 風穴 は わから|||みろく||て||かざあな|

妖怪 奈落 の 呪い で 穿た れた もの ようかい|ならく||まじない||うがた||

すなわち 奈落 さえ 倒せば |ならく||たおせば

呪い は 解けて 弥勒 も 命 は 助かる まじない||とけて|みろく||いのち||たすかる

一刻 も 早く 倒す こと だ 　 それ しか 手 は 無い いっこく||はやく|たおす|||||て||ない

ん 心 が 強い 人 な んだ ね |こころ||つよい|じん||| 何で いつも あんなに 明るく して い られる んだろう なんで|||あかるく||||

うん 　 でも 本当 は きっと ||ほんとう||

毎日 不安 で たまらない んだ と 思う まいにち|ふあん|||||おもう

は あ

あ 気 が 付いた |き||ついた 弥勒 みろく

もう 大丈夫 よ 　 和尚 様 が 風穴 を 治して くれた わ |だいじょうぶ||おしょう|さま||かざあな||なおして||

ああ っ

ああ っ

手 が どうかした ？ て||

う っ

え ？

- ああ あ - う っ

弥勒 の 旦那 みろく||だんな

こんな 時 まで セクハラ を |じ||せくはら|

ありゃ しばらく 死な ねえ ぞ ||しな||

うーん 　 恐 る べし 弥勒 一族 |こわ|||みろく|いちぞく

珊瑚 ちゃん に は 琥珀 って いう 名前 の 弟 が いた さんご||||こはく|||なまえ||おとうと||

奈落 の 罠 に 巻き込ま れて 亡くなった らしい ならく||わな||まきこま||なくなった|

背中 の 傷 が 弟 の 思い出 だ なんて かわ いそ 過ぎる せなか||きず||おとうと||おもいで|||||すぎる

犬 夜叉 に 迫る 鎖 鎌 いぬ|やしゃ||せまる|くさり|かま

珊瑚 ちゃん の 表情 が 険しく なった さんご|||ひょうじょう||けわしく|

鎖 鎌 を 投げた 少年 も しか して あの 子 が ？ くさり|かま||なげた|しょうねん|||||こ|

でも でも

次回 犬 夜叉 「 珊瑚 の 苦悩 と 琥珀 の 命 」 じかい|いぬ|やしゃ|さんご||くのう||こはく||いのち

お楽しみ に おたのしみ|

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ