InuYasha Episode 80 inuyasha|episode

宿敵 奈落 しゅくてき|ならく

四 魂 の かけら を 集める こと で ますます パワー アップ して いる よっ|たましい||||あつめる||||ぱわー|あっぷ||

犬 夜叉 と の 因縁 だけ じゃ ない いぬ|やしゃ|||いんねん|||

どんな 時 でも 直接 手 を 下す こと なく |じ||ちょくせつ|て||くだす||

周り を 操る 卑劣な やり 方 まわり||あやつる|ひれつな||かた

弥勒 様 に かけ られた 風穴 の 呪い を 解き みろく|さま||||かざあな||まじない||とき

珊瑚 ちゃん の 弟 捕らわれた 琥珀 くん を 取り戻す ため に さんご|||おとうと|とらわれた|こはく|||とりもどす||

一刻 も 早く 奈落 を 探し出して 倒さ ない と いっこく||はやく|ならく||さがしだして|たおさ||

「 殺生 丸 と さらわ れたり ん 」 せっしょう|まる||||

くう

くう

くう くう

くん くん は

ん ん くん くん くん ん どうした の 犬 夜叉 ||いぬ|やしゃ

奴 の に おい が する やつ|||||

え ？

奈落 だ ならく|

え 風 の に おい が 変わった |かぜ|||||かわった せ 殺生 丸 様 |せっしょう|まる|さま

は あ は あ 　 りん が 連れ 去ら れ ました ||||||つれ|さら||

奈落 の 分身 の 神楽 と いう 女 が 現れて ならく||ぶんしん||かぐら|||おんな||あらわれて

いきなり

- ご 安心 ください 殺生 丸 様 - ん ？ |あんしん||せっしょう|まる|さま|

願い を 聞いて いただき さえ すれば ねがい||きいて|||

りんと いう 娘 は 無事に お返し いたし ます ||むすめ||ぶじに|おかえし||

き 貴 様 は 奈落 |とうと|さま||ならく

奈落 か 今度 は 何 を 企んで いる ならく||こんど||なん||たくらんで|

特別な こと で は ございませ ん とくべつな|||||

ただ 犬 夜叉 を 殺して くだされば いい |いぬ|やしゃ||ころして||

は そんな こと の ため に 持って回った こと を ||||||もってまわった||

ああ ここ これ は

く 傀儡 |かいらい

この 殺生 丸 が |せっしょう|まる|

たかが 人間 の 小 娘 １ 匹 の ため に |にんげん||しょう|むすめ|ひき|||

言いなり に なる と 思って いる の か いいなり||||おもって|||

では 殺生 丸 様 りん を お 見捨て に |せっしょう|まる|さま||||みすて|

て 殺生 丸 様 どちら へ |せっしょう|まる|さま||

あの どちら へ 行か れる のです か 　 あの もしや |||いか|||||

乗って きた な 殺生 丸 のって|||せっしょう|まる

フ 本当に 奈落 の におい な の ？ |ほんとうに|ならく|||| ああ 間違い ねえ |まちがい|

奈落 の 野郎 今度 こそ 探し出して ならく||やろう|こんど||さがしだして

たた っ 斬って やる ||きって|

今 まで 姿 を 現さ なかった 奈落 が なぜ 今に なって いま||すがた||あらわさ||ならく|||いまに|

ああ 気 に なり ます |き|||

ん あ

そう だ 私 ||わたくし

神楽 って 人 に かぐら||じん|

お お前 は |おまえ|

フン ふん

が あ ちょ ん

さらわ れて

ここ は ？　 ん

誰 ？ だれ

外 に 出ちゃ 駄目だ がい||でちゃ|だめだ

帰ら なくちゃ かえら|

あ ガウウウウ … ガウ … グウ ウウウ ぐう|

あ あ あ

分かった だ ろ 外 に 出たら 八 つ 裂き に さ れる わかった|||がい||でたら|やっ||さき|||

あの も しか して あんた も さらわ れて きた の ？

だったら 一緒に 逃げよう |いっしょに|にげよう

俺 は お前 の 見張り だ おれ||おまえ||みはり|

は あ 何 だ ||なん|

ねえ あんた 名前 は ？ ||なまえ|

あたし りん って 言う んだ よ |||いう||

いく つ ？　 何で こんな こと して ん の ？ ||なんで|||||

妖怪 の 仲間 な の ？　 食べ物 何 が 好き ？ ようかい||なかま|||たべもの|なん||すき

瓜 好き ？ うり|すき

お前 よく 喋る な おまえ||しゃべる|

え は あ だって 黙って る と 怖い んだ もん |だまって|||こわい||

殺生 丸 様 助け に 来て くれる の か な せっしょう|まる|さま|たすけ||きて||||

殺生 丸 様 一体 どう なさる お つもり で せっしょう|まる|さま|いったい|||||

あの どう なされた のです か

奈落 の 城 だ ならく||しろ|

は あ ？　 はて ええ

城 など 見え ませ ぬ が しろ||みえ|||

で え

は 結 界 が 開いた |けつ|かい||あいた あ 殺生 丸 様 |せっしょう|まる|さま

う う ああ あ 待って ||||まって

わざと に おい を 漏らし 城 の 場所 を 教え ||||もらし|しろ||ばしょ||おしえ

この 殺生 丸 を 招き入れる と は な |せっしょう|まる||まねきいれる|||

ただ お 招き した だけ で は ||まねき||||

来て いただけ そうに なかった ので きて||そう に||

う 出た |でた

もっとも お 探し の 小 娘 は ここ に はおり ませ ん が な ||さがし||しょう|むすめ||||||||

なにしろ この 城 の 瘴気 の 中 で は ||しろ||しょうき||なか||

一瞬 たり と も 息 が 出来 ませ ん いっしゅん||||いき||でき||

あの 小 娘 は 城 の 外 で お 預かり して おり ます |しょう|むすめ||しろ||がい|||あずかり|||

今 の ところ は ご 安心 を いま|||||あんしん|

奈落 貴 様 ならく|とうと|さま

私 が りん を 助け に 来た ので は ない こと くらい 分かって いる だろう わたくし||||たすけ||きた||||||わかって||

え はい 殺生 丸 様 は 人 に 指図 さ れる の が 嫌いな ご 様子 せっしょう|まる|さま||じん||さしず|||||きらいな||ようす

言いなり に 犬 夜叉 を 殺す で なく いいなり||いぬ|やしゃ||ころす||

小 娘 を 探す でも なく しょう|むすめ||さがす||

まず この 奈落 を 殺し に 来る と 分かって おり ました ||ならく||ころし||くる||わかって||

フン まんまと 私 を おびき出した と 言い た げ だ な ふん||わたくし||おびきだした||いい||||

要件 は 後 で ゆっくり 聞いて やろう ようけん||あと|||きいて|

貴 様 が 生きて いたら の 話 だ が な とうと|さま||いきて|||はなし|||

フフフ 殺生 丸 |せっしょう|まる

嫌で も この 奈落 に 力 を 貸して もらう ぞ いやで|||ならく||ちから||かして||

たく もう 待って よ ||まって|

待つ んじゃ 皆 まつ||みな

何 だ よ 一体 なん|||いったい

は あ 四 魂 の かけら の 気配 が する の ||よっ|たましい||||けはい|||

え あ あの 山 の 方 から |||やま||かた| あの 山 に 四 魂 の かけら が |やま||よっ|たましい|||

どう する ？

四 魂 の かけら は 我々 が 追い ましょう よっ|たましい||||われわれ||おい|

犬 夜叉 お前 は 奈落 の 城 を 探せ いぬ|やしゃ|おまえ||ならく||しろ||さがせ

ああ そっち は 頼んだ ぜ |||たのんだ|

気 を 付けて 犬 夜叉 き||つけて|いぬ|やしゃ

お もう どういう こと だ 奈落 の に おい が 消え かかって る |||ならく|||||きえ||

城 の 結 界 を 閉じた って ことか しろ||けつ|かい||とじた||

急が ねえ と また 見失う いそが||||みうしなう

結 界 けつ|かい

フフフ

て め え の 結 界 なん ざ ||||けつ|かい||

風 の 傷 かぜ||きず

- く - ぐ う

- 風 の 傷 が 効か ん - く かぜ||きず||きか||

今度 こそ 絶対 逃がさ ねえ こんど||ぜったい|にがさ|

ハハハ 殺生 丸 様 |せっしょう|まる|さま

せっかく ご 足 労 いただいた のだ ||あし|ろう||

この 奈落 たっぷり と おもて なし いたし ましょう |ならく||||||

うわ 何 じゃ こりゃ |なん||

は くず 妖怪 の 寄せ集め ||ようかい||よせあつめ

奈落 それ が 貴 様 の 正体 か ならく|||とうと|さま||しょうたい|

正体 いいえ しょうたい|

この 姿 は まだ 途中 で ございます |すがた|||とちゅう||

ああ

お あ あ ほ

いち ょっ う っ

フン 目的 は この 殺生 丸 の 命 か ふん|もくてき|||せっしょう|まる||いのち|

分から ない 殺生 丸 を 殺して わから||せっしょう|まる||ころして

奈落 に 何の 得 が ある ならく||なんの|とく||

は まさか 奈落 の 奴 ||ならく||やつ

近い わ 四 魂 の かけら ちかい||よっ|たましい||

く 気 に なり ます な |き||||

奈落 の 城 の 側 と いう こと が ならく||しろ||がわ||||

ええ それ に

かけら は 一 つ だ と 思う ||ひと||||おもう

あ そう いえば 珊瑚 ちゃん の 弟 |||さんご|||おとうと 琥珀 くん の 体 に は かけら が 一 つ こはく|||からだ|||||ひと|

ん 琥珀 な の か |こはく||| はぐ 　 ん ん ん

甘い な これ あまい||

エ へ もう 一 つ 食べる ？ |||ひと||たべる

ん ああ

はい

気 に 入ったら あたし また 盗んで くる よ き||はいったら|||ぬすんで||

はぐ ん

琥珀 は 何も 覚えて ない の ？ こはく||なにも|おぼえて||

ん ああ

お 父 や お っ 母 の こと も ？ |ちち||||はは|||

忘れた わすれた

ふ ー ん |-|

そんな こと って ある の か な

そう じゃ ない んだ

何 か 恐ろしい こと を 思い出し そうで なん||おそろしい|||おもいだし|そう で

思い出し たく ない こと って ある よ ね おもいだし|||||||

え りん も さ お 父 や お っ 母 や 兄ちゃん たち |||||ちち||||はは||にいちゃん| 野 盗 に 襲わ れて 皆 の|ぬす||おそわ||みな

今 でも その 時 の こと 夢 に 見る よ いま|||じ|||ゆめ||みる|

参っちゃ うよ ね まいっちゃ||

うるさい ？　 よく 黙って ろ って 怒ら れる んだ けど ||だまって|||いから|||

いい よ

こんなに 人 と 話す の 久しぶりだ から |じん||はなす||ひさしぶりだ|

ブォワ … グウウウ …

グアア

は ふ っ どうした の ？

黙って ろ だまって|

195 あ あの 人 は ||じん|

あの 人 の 顔 だけ が |じん||かお||

心 の 中 から 消え なかった こころ||なか||きえ|

- う ああ - あ

う ええ い く 待て 神楽 まて|かぐら

自分 が 何 やった か 思い出したら この ガキ じぶん||なん|||おもいだしたら||がき

本当に ぶ っ 壊れ ち まう ぜ ほんとうに|||こぼれ|||

何もかも 忘れた まま 死な せて やる の が 親切 って もん さ なにもかも|わすれた||しな|||||しんせつ|||

琥珀 中 に いる の 琥珀 ？ こはく|なか||||こはく

フン ふん

奈落 貴 様 ごとき 下等 妖怪 ならく|とうと|さま||かとう|ようかい

この 殺生 丸 に 指 一 本 触れる こと は 出来 ん |せっしょう|まる||ゆび|ひと|ほん|ふれる|||でき|

フフフ

あ ん とう フン ふん

は いつまで こんな 甘い 攻 め を 続ける つもりだ |||あまい|おさむ|||つづける|

フフフ

切り 刻んだ 分 だけ きり|きざんだ|ぶん|

貴 様 は わし の 肉 片 に 包ま れて いく そして とうと|さま||||にく|かた||つつま|||

は 間違い 無い |まちがい|ない

奈落 は 殺生 丸 の 体 を ならく||せっしょう|まる||からだ|

自分 の 中 に 取り込もう と して いる じぶん||なか||とりこもう|||

ふう

ふう ふう

ふう 　 どういう こと だ

殺生 丸 の におい それ が ここ で せっしょう|まる||||||

かき消した みたいに 途切れて る かきけした||とぎれて|

ん っ

もしかすると ここ が 奈落 の 城 か |||ならく||しろ|

ぐう

この 毒気 と 瘴気 間違い ねえ |どっけ||しょうき|まちがい|

これ は 奈落 の 結 界 ||ならく||けつ|かい

いけ

鉄 砕 牙 くろがね|くだ|きば

見えた 奈落 の 城 みえた|ならく||しろ

ん 誰 だ |だれ| 城 の 外 に わし の 結 界 を 傷付ける 者 が しろ||がい||||けつ|かい||きずつける|もの|

神楽 行け かぐら|いけ

あ フン |ふん

来客 か 奈落 らいきゃく||ならく

その者 は 気の毒だ な そのもの||きのどくだ|

せっかく 訪ねて きた と いう のに |たずねて||||

生きた 貴 様 に 会う こと は 叶わ ん いきた|とうと|さま||あう|||かなわ|

フフフ もう 少し だ ||すこし|

貴 様 は 間もなく この 奈落 の 肉 塊 に 食わ れ とうと|さま||まもなく||ならく||にく|かたまり||くわ|

わし の 体 の 一部 に なる ||からだ||いちぶ||

は 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

鉄 砕 牙 の 刃 が 赤い くろがね|くだ|きば||は||あかい

く 神楽 |かぐら

結 界 を 斬った の は て め え か ？　 犬 夜叉 けつ|かい||きった|||||||いぬ|やしゃ

見りゃ 分かる だろう みりゃ|わかる|

神楽 もう お前 は 俺 の 相手 に は 力 不足 だ かぐら||おまえ||おれ||あいて|||ちから|ふそく|

えっ

分かったら どき な さ も ねえ と たた っ 斬る ぞ わかったら|||||||||きる|

う う っ あ

ブブブブブブ …

ち 最 猛 勝 |さい|もう|か

退け ねえ な あたし も 見張ら れて る んで ね しりぞけ|||||みはら||||

ん ？

ここ は 一応 戦った ふり を し と か なきゃ ね ||いちおう|たたかった|||||||

ち ん が

ん 何 だ 神楽 の 風 |なん||かぐら||かぜ

全然 殺気 が ねえ ぜんぜん|さっき||

て め え やる 気 あん の かよ ||||き|||

は フン 全然 効か ねえ な |ふん|ぜんぜん|きか|| ブブブブブブ …

ち 戦う 気 が 無い の を 見破ら れた みたいだ な |たたかう|き||ない|||みやぶら|||

ここ は もう 少し やる しか ない か |||すこし||||

あ グアォォ … グアア

ふ ちょうど いい 後 は あいつ ら に 任せる か |||あと|||||まかせる| グウ ぐう

け 雑魚 ども が |ざこ||

風 の 傷 かぜ||きず

グウウ ガア

この

グアア

フフフ

ハハハ

ハハハ

おら 　 う おお

な 殺生 丸 の こと いささか 買い被り 過ぎて いた か |せっしょう|まる||||かいかぶり|すぎて|| けっ どけ

この

風 の 傷 かぜ||きず

ギャアア

どけ どけ どけ

邪魔だ じゃまだ

しかし 今 の 犬 夜叉 なら 奈落 を 倒 せる かも |いま||いぬ|やしゃ||ならく||たお||

そう なれば あたし は 自由だ ||||じゆうだ

誤算 だった 犬 夜叉 が ここ まで 攻め込んで くる と は ごさん||いぬ|やしゃ||||せめこんで|||

見つけた ぜ 奈落 きょう こそ て め え を ぶ っ 倒す みつけた||ならく|||||||||たおす

フン 愚かな ふん|おろかな

殺生 丸 の 完全なる 妖怪 の 力 を 取り込んだ この 奈落 に せっしょう|まる||かんぜんなる|ようかい||ちから||とりこんだ||ならく|

本気で 勝てる と 思って いる の か ほんきで|かてる||おもって|||

殺生 丸 だ と せっしょう|まる||

どれほど の 足し に なる か 知ら ぬ が ||たし||||しら||

貴 様 も 我が 肉体 の 一部 と して やる とうと|さま||わが|にくたい||いちぶ|||

次回 犬 夜叉 「 断ち切れる 奈落 の 行方 」 じかい|いぬ|やしゃ|たちきれる|ならく||ゆくえ

琥珀 よ りん を 殺せ こはく||||ころせ

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ