地獄 少女 三 鼎 - 01
山河 三 差 路 分かれ 道
守り たい の は 己 か 人 か
常 世 の 闇 か …
非だ の 乱れ は 貢が ない
終わる 事 ない 阿 鼻 の 芸
時に 分け入れ 扉 が 開く
晴らせ ぬ 恨み 晴らし ます
何 時 だ っけ 何時か 終わり って
決して 見 られ ない
空 の 鳥 へ …
冷たい
お前 …
誰 ?
おい 禿 ん
っお お前 …
元気だった か 禿 ん
何 やって んだ 何 時 戻った
呼んで る から 追 たい で
呼んで る ん って 誰 か
おい まさか …
やっと 大人 に なった けど
悪い 男 と 知り ながら
私 は 抱か れて 見た から だ っか
いらっしゃい
何 だ 悪戯 かい
何で なんだ
お 嬢
何 だ
お前 が 描いた の か
御 景 高杉 授業 中 に 悪戯 が 書き
内申書 に 書き添え 加えて いく から な
中 三 な んだ から もう 少し 緊張 しろ
取り返し の つか ない 事 の なる ぞ
先生
何 だ 平石
私 です 私 が 書き ましだ
お前 が ? そう か
柚木 と 秋 恵 関係 が あり ませ ん
今 書いた の は 消して ください
高校 浪人 に なり たく なかったら
ちゃんと 授業 を 受けろ
脅し じゃ ない ぞ
訴える ?
丹下 先生 を ?
あいつ 前 から 気 に なら な っ かた の よ
何 か ある と すぐ メモ 帳 に つけて さ
秋 恵 貴方 の お 父さん 校長 先生 と 知り合い だった よね
っえ ? 校長 先生 に 言う の
丹下 見 たい な 陰険 教師
追い出して もらう の よ
お 父さん に 話して
でも …
このまま で いい の ?
あんな の が 担任 だ と
本当に 高校 浪人 に さ れちゃ うよ
大袈裟だ よ 逸子
今 まで 三 人 いる んだ って 高校 浪人 した 人
あの メモ の せい よ 間違え ない
三 人 も
うん 先輩 から 聞いた の
だから 秋 恵 お 願い よ
あたし 達 の 将来 が 掛かって る の
生徒 の 話 を 盗み 聴き です か 曽根 先生
いい ご 趣味 で
はしゃぎ 過ぎ です わ よ 石元 先生
イデェェェ
お 嬢 は 何故 消えて きた んだ
さあ ねえ
この 学校 に 居れば 分かる んじゃ ない よ
菊 裏 を ?
知ら ねい と さ
戻った さ 禿
ご 苦労 だった な 山 童
いえ
厄介 者 の 相手 を 頼んで 悪かった な
厄介 者 ? 何 だ と
もう 一 回 言って 見ろ う
切れた
切れた ?
何 が
山 童 巻いて
はい 姫
発 条 が 切れ たって こと かい
実体 が ね い から 玩具 に 憑依 した らしい
って 言う か 姫 って 呼んで る の か 山 童
え そう 呼び よう に 言わ れた んで
菊 裏 姫 だ 姫 って 呼べ この エロ 目玉
しば く ぞ しま に ゃ
でき ました よ 姫
わ ろ わ ろ は いい 子だから 家来 に して あげる
それ じゃ 秋 恵 頼んだ わ よ
うん 分かった
じゃ ね
バイバイー
じゃ ね
また 明日
秋 恵 本当に 話す の か な
冷たい
開いて
夢 駄目だった ? 話す に は 話した んだ けど 証拠 が ない と 無理 だって
そんな
大丈夫だ よ 丹下 先生 本当に 内申書 に 書いたり し ない よ
秋 恵
私 は そう 思う お 父さん も そう 言って だし
だから 私 は もう … ご免 ね
秋 恵
柚木 は 逃げたり し ない よ ね
丹下 を 信じたり して ない よ ね
あいつ を 追い出し たい よ ね
私 は …
協力 して 証拠 手 に 入れて 校長 先生 に 提出 すう の
証拠 って あの メモ 帳 ?
あんな の より ずっと いい 証拠 を 作って やる の よ
作る ?
ね やっぱり やめよう よ
な に 言って る の よ もう 手紙 は あいつ の 靴 箱 に 入れちゃ た んだ から
悪戯 だって ことにすれば …
そんな 事 したら 又 あいつ に チェック さ れちゃ う じゃ ない
高校 浪人 に 決定 よ
でも …
御免なさい 本当 は 先生 の 気 が 引き たくて やった 悪戯です
あって 叱って ください
あいつ 喜んで 来る わ よ
見るからに 経験 無 さ そうだ の
いい あいつ が 来たら 抱きつく から
ホテル の 看板 が 一緒に つる ように 取る の よ
騙す の は 良く ない よ
私 の 顔 は 絶対 に 取ら ない ように ね
来た 柚木 隠れて
お 父さん
逸子 ちゃん 貴方
お 母さん
子供 の くせ に こんな 何 処 で 何 やって る
今 の は 何の マナー だ
何で どうして
先生 が 丹下 先生 が 教えて くれた の よ
逸子
許さ ない
あいつ 許さ ない
許さ ない
あいつ 許さ ない
地獄 少女
山 童
はい お 嬢
下 取りなさ い
貴方 の 本当に 恨み を 晴らし たい と 思う なら
この 赤 糸 解けば いい
糸 を 解けば 私 と 正式に 契約 交わした こと に なる
恨み の 相手 は 速やかに 地獄 へ 流さ れる わ
地獄 へ
ただし 怨み を 晴らしたら あなた 自身 に も 代償 を 支払って もらう
人 を 呪わ ば 穴 二 つ
契約 を 交わしたら あなた の 魂 は 地獄 へ 落ちる
私 も 地獄 へ ?
死んだ 後 の 話した けど ね
極楽 浄土 に も 行け ず
あなた の 魂 は 痛み と 苦し み を 味わい ながら
永遠に 彷徨う こと に なる わ
ふざけ ないで よ !
何で あんな やつ の ため に
私 まで 地獄 へ 落ち な キャ 行け ない の よ ?
後 は あなた が 決める こと よ
待って 地獄 少女 !
なん な の 今 の ?
見た 通り よ
私 は あなた の 中 に いる
私 の ?
平石 何の 真似 だ
おい
何 だ ? その 目 は
拾って よ
壊れて たら 弁償 して もらう から ね
何の つもり ?
没収 する
返して !
平石 逸子 と
逸子
ほうっておけ 御 景
また ね
今日 も 疲れ だ 腹 減った ぞ
ず っど こんな 頃 何 って だ よ
私 も
逸子
ない ない
どこ に 隠した の よ
何 やって る ?
没収 した あれ か ?
返して !
もう 捨てた
捨てた ?
家 でも あれ を 聞き ながら 勉強 して る の か
だから 授業 の 集中 でき ない んだ
何 やって る の よ
何 書いて る の か って 聞いて る の よ
書か れ たく なかったら もっと ちゃん と しろ
お前 は 三 年生 な んだ ぞ
内申書 に 書く の ?
親 に ま たち くれ ん でしょう ?
生徒 を 虐めて 楽しい ?
虐め ? 悪い の お前 の 方 だろう !
私 に 高校 浪人 に し たい んでしょう
なに ?
知って る の よ
先生 今 まで 三 人 浪人 さ せた ん だって ね
馬鹿な こと を 言う な
先生 は そう やって 気 に 入ら ない 生徒 に 権力 を 見せ付け
ストレス 解消 して きた んでしょう ?
最低 教師
高校 浪人 なんか して たまる か
逸子
あなた の 魂 も 地獄 へ 落ちる
駄目
何の 真似 だ ? 平石
俺 を 呪う と でも 言う の か ?
アニメ を 見 すぎた
そんな もの くだらない 中学 三 年 に も なって
大嫌い !
恨み 聞き届けたり
逸子
ここ は ?
ああ 何 だ これ は
そい つ は 2 だ よ 先生
ちょっと 生きて る みたいだ けど ね
アラビア 数字 で アラビア 語 で は 印度 数字 で 言う そうです よ !
ああ なるほど それ で ?
何でも いい から 助け って くれ !
だって よ お 嬢
お 嬢 何 だ そりゃ
蜂 の 一 刺し
一体 どう する つもりだ ?
地獄 へ 落ち って もらう のだ
恨み を 駆 っち まったん だ よ 先生 !
そんな 俺 は いつも 生徒 の ため を 思って
少し だ …
不安な んだ よ !
あの 年頃 は な
闇 に 惑い し 哀れな 影 よ
人 を 傷つけ 貶めて
罪 に 溺れ し ごう の 魂
一 遍 死んで みる ?
円周 率
3.1415926…
この 怨み 地獄 へ 流し ます
逸子
皆 の ためよ
逸子 やっと みつけた
秋 恵
これ 丹下 先生 が 返して 置いて くれ って
今度 学校 に 持ってきたら 捨てちゃ う ぞ って 笑って た
丹下 先生 は やっぱり 悪い 先生 なんか じゃ ない よ
は 何 これ ?
丹下 先生 のじゃ ん
丹下 先生 の メモ 帳 に は 名前 どころ か 文字 すら 書か れて い なかった
その 翌日 逸子 は 転校 した
あなた の 怨み 晴らし ます
名前 は
北山 明
気持ち は 分かる が
あの 人 は 苦しんで る だん
出 たく でも 出 られ ない
俺 は もう 見て い られ ない
少し 頭 を 冷やして 見たら どだい
あの 人 を 救う だ
お 願い 地獄 へ 流して
怨み 聞き届けたり
次回 「 籠 な 鳥 」