山河 三 差 路 分かれ 道
守り たい の は 己 か 人 か
常 世 の 闇 か …
非だ の 乱れ は 貢が ない
終わる 事 ない 阿 鼻 の 芸
時に 分け入れ 扉 が 開く
晴らせ ぬ 恨み 晴らし ます
来た よ
書き込んじゃ った ね
上げる
あ ~ なた ~ が な ~ め た ~ め ~ だま ~ が か ~ ゆい ~ め ~ だま ~ が か ~
あ ~ D 組み 上手い
クラス 対抗 や ば くない
や ばいか も かなり …
リズム に 合わせて しなやかに
一目 連 が 怨 ま れた ?
書き込んだ の は 芹沢 夕 菜
3 年 D 組 の 生徒 だ
あっ でも 大丈夫 お 嬢 は エラー で 返し ました から
ただ …
や ~ い 怨 ま れた ~ 怨 ま れた ~
お だまり
一目 連 あんた いったい 何 し たんだい ?
何も
何も って
あえて 言う なら
この 美貌 が 悪い の か な ?
いや ほん と 参った よ
芹沢 って 子 に 記憶 は 無い けど
どうせ 俺 の 隠れ ファン だ ろ
叶わ ぬ 恋 が 怨み に 変わった か
俺 って 罪 作り な 奴
なんか 喜んで なかった ?
つくづく お めでて ぇ 奴 だ ぜ
一 遍 流す か
タンタン そこ で トス
オーケー 今日 は 此処 まで
発表 会 まで 後 少し よ 皆 頑張って
はい ありがとう ございました
はい 落し物
芹沢 さん ちょっと 体育 は 苦手 か な ?
すいません 次 は 気 を 付け ます から
虫 も 殺さ ぬ 顔 して きょう 日 の 娘 は 怖い ねぇ
鶴 亀 鶴 亀
曽根 先生
お 疲れ 様 でした はい
ありがとう 何時も 悪い わ ねぇ
全然 あたし 先生 の ファン です から
あれ ?
これ ? 料理 して て ちょっと ね
いや ぁ その 絆創膏 かわいい ~
そう ?
出た よ いつも の ゴマ すり
D 組 の 諸星 さん
そう 曽根 先生 の 腰 ぎん ちゃく
ああ やって おべっか 使って さ
あいつが いる んだ もん 優勝 は D 組 で 決まり ね
秋 恵 さては 妬 いて る な
って 私 は ただ …
前 から 曽根 先生 の ファン だった もん ね ~
何 よ 違う わ ちょっと …
いい なぁ アンナ ちゃん
好きだ ねぇ 綺羅 も
相手 女 だ よ
そう な の 関係ない から
アンナ ちゃん って きれいだ し
クール で 大人 の 女性 って 感じ
憧れる ぅ ~
ごめんなさい
ねぇ さっき ドジ った っよ ね
え ど ごめんなさい
あたし の アンナ ちゃん に 二度と 迷惑 かけ ないで
今度 やったら シメ る から
うん 分かった
たく トロイ んだ から
一目 連 あんた 本当に このまま で いい の かい ?
うん ?
だから 生徒 に 怨 まれ たま まで さ
俺 に 如何 しろ って な
怨み を 消す ため に 付き合って やれ と でも ?
そう 言わ ない けど
せめて 優しい 言葉 の ひと つ でも さ
嫌だ ね
何で ?
女 って の は 優しく する と つけ上がる の
言葉 の 次 は 電話 電話 の 次 は デート
変な 期待 さ れる の は 御免 だ ね
たいした 言い 草 じゃ ない か
本当の 事 だ ろ
とにかく 怨 む ほど 惚れて くれた 生徒 の 顔 くらい 拝んで みたら どう な の さ
パス 全然 興味 ない ね
まったく
一体 如何 し たんだい ?
見 ち まった らしい
見た って ない よ ?
怨 ま れた 本当の わけ を さ
芹沢 夕 菜 この 子 か ?
先生 ~
あたし !
惚れ られた なぁ 骨 女 で
一目 連 は 恋 敵 と して 邪魔だった わけだ
二 人 で よく 一緒に い ます から ね
恋人 同士 だ と 勘違い さ れた んでしょう
ちょ っ 勘弁 して よ
あたし と 一目 連 は …
ごめん な 骨 女 俺 み たい イケ て ない 男 と 噂 に な っち まって
山 童 いい 仕事 し と くれよ
が 頑張り ます
今 だ よ
痛い
大丈夫 ?
曽根 先生 !
すみません 送って もらって
う うん こっち こそ 怪我 を さ せて 悪かった わ ね
そんな 先生 の せい じゃ ない のに
そう か … そう よね
あの いつも 持って る んです か ?
絆創膏
は あ うん ま ~ ねぇ
授業 中 に 誰 か 怪我 を したら 困る から
そう な んだ
ねぇ ところで 芹沢 さん って 好きな 男子 と か いる ?
いや ねぇ 今どき の 若い 子 の 恋愛 事情 は どう な の か なって
いま せ ん そんな の
そう
憧れて る 人 なら い ます けど
告白 と かし ない の ?
無理です あたし なんか ブス だ し 性格 も 暗い し
そんな こと 無い と 思う けど
それ に その 人 恋人 が い ます から
そう な の
相手 の 人 ルックス は いい けど ナルシスト で
なんて 言う か 女の子 に 好か れて 当然 って 感じ で
ホント 大嫌い !
一目 連 も かなり の 言わ れ ようだ ねぇ
あー っと それ って 恋人 じゃ 無い かも よ
だから そういう の って 時々 誤解 だったり する じゃ ない
ドラマ と か で …
だから ちゃんと 確かめて 見たら
確かめる ?
うん そう
やっぱり いい です
本当の こと 知る の も 怖い から
そう
じゃ お 大事 ねぇ
っあ あの さっき の ホントです か ?
さっき の ?
あたし の こと そんなに 悪く ない って
うん もちろん
先生 芹沢 さん は もっと 自分 に 自信 持って いい と 思う な
今日 は ありがとう ございました
先生 の 髪 いい 匂い が し ました
どんな 悪 ガキ か と 思ったら
案外 素直な 子 じゃ ない か
この 分 なら 怨み の こと も すぐに 忘れ そうだ なあ
へ へ ぇ もらっちゃ った ~
よく やる ねぇ 瘡蓋 まで 剥いで
「 先生 血 が 出 ました 」 と って
いい でしょ これ で アンナ ちゃん と お そろ ~
綺羅 どうかした ?
う うん なんでもない
あの 話して 何 ?
あの さ ぁ その 首 どうかした の ?
いえ 違う の 昨夜 虫 に 刺さ れちゃ って
その 絆創膏 は ?
これ これ は
如何 した の ?
うち に あった もの だ よ
そう な んだ 分かった
じゃあ 私 行く ねぇ
な なに ?
やっぱり
ねえ この こと 誰 に も 言わ ないで
諸星 さん お 願い
来た よ
わたし は 閻魔 あい
地獄 少女
輪 入 道
あい よ お 嬢
受け取り なさい
あなた が 本当に 怨み を 晴らし たい と 思う なら
その 赤い 糸 を 解けば いい
糸 を 解けば 私 と 正式に 契約 交わした こと に なる
恨み の 相手 は 速やかに 地獄 へ 流さ れる わ
ただし 怨み を 晴らしたら あなた 自身 に も 代償 を 支払って もらう
人 を 呪わ ば 穴 二 つ
契約 を 交わしたら あなた の 魂 は 地獄 へ 落ちる
死んだ 後 の 話した けど ね
そんな
極楽 浄土 に も 行け ず
あなた の 魂 は 痛み と 苦し み を 味わい ながら
永遠に 彷徨う こと に なる わ
後 は あなた が 決める こと よ
あれ ? ない ない
どうして
や だ いけない 運動靴 入れ 忘れちゃ った
もう トロイ なぁ
先行 って て
もう 何 処 いっちゃ たの よ
なに いったい 誰 が
誰 ? あんた 此処 で 何 して ん の ?
何も ちょっと 忘れ物
ウソ ! 分かって る ん の よ これ やった の あんた のでしょ ?
ふざけ ん じゃ ない よ
謝 ん なさい よ 早く
ごめんなさい
やっぱり あんた な の ねぇ
でも …
何 よ いい 訳 と かする キー
曽根 先生 が 望んだ から
先生 言って た 迷惑 だって
あなた に まとわり 付か れて ウザイ って
嘘 よ
嘘 じゃ ない よ 曽根 先生 わたし に 何でも 話して くれる もの
だって あたし
先生 の お気に入り だ から
じゃ いく ねぇ
お前 なんか 地獄 へ 落ちろ !
怨み 聞き届けたり
どうも 一 週間 の ご無沙汰 です
やってき ました この 時間
今日 の ジュリエット は
賽 河原 四 中 体育 教師 曽根 アンナ さん ~
曽根 先生
皆さん ジュリエット の 愛 が 欲しい か ぁ ~
欲しい か ぁ ?
よしゃ 挑戦 者 は 位置 に ついて
よ ~ い
い っけ ~ わ ろ わ ろ
姫 暴れる と 落ち ます
わたし だって
だめ このまま じゃ
よし
お 先 に
次 は 愛 が 欲しく ば 大 福 食らえ ゲーム
よ ~ い
ネジ 切り わ ろ わ ろ
はい
待て ぇ ー 卑怯 者 !
さ ぁ いよいよ 二 人 の ガチ 対決 だ
愛 を 勝ち取る の は どっち だ ー !
負ける もんか 絶対 に
邪魔 よ
地獄 へ 落ちろ
やった ー あたし 勝った !
愛 を 勝ち取った んだ わ
ジュリエット ~
闇 に 惑い し 哀れな 影 よ 人 を 傷つけ 貶めて
罪 に 溺れ し 業 の 魂
一 遍 死んで みる ?
なんで あたし が こんな 目 に
人 を 呪わ ば 穴 二 つ
あなた に は まだ 言って なかった けど ね
この 怨み 地獄 へ 流し ます
ねぇ ねぇ あたし カッコいい 人 見つけちゃ った
又 ? あんた 懲り ない ねぇ
ちょっと 齢 いって る んだ けど ねぇ
渋い んだ ぁ 校 務 員 の 不破 さん
気 に する こと 無い で すよ
あの 人 たち は 誰 で も いい んです
自分 を 特別 扱い して くれる 大人 なら ね
あなた の 怨み 晴らし ます
名前 は ?
犬 尾 篤志
ずいぶん と 苦労 して る ようだ ねぇ
母さん は 辛い 思い を して きた
だから あんな 風 に 振舞って しまう んだ
俺 は 母さん を 責め られ ない
かわいそうな 人 な んだ
だから
本当に いい んだ ね
あぁ 地獄 へ 流して
怨み 聞き届けたり
次回
骗子