NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン10 - 205 - 宣戦布告
( サイ ) 鉄 の 国 に 入ったら ナルト 君 の 探索 お 願い し ます よ 。
キバ 。 ( キバ ) わかって ん よ !
は ぁ …。 ( リー ) どうした ん です ?
いの は 泣いて る だけ だった って のに →
サクラ は この 覚悟 だ 。
ナルト に なんて 切り出す の か 知ら ねえ が →
気まずい 雰囲気 に なる の は 間違い ねえ から よ 。
サクラ さん も いろいろ 考え が ある んだ と 思い ます 。
しかし フォーマンセル が 基本 だ から って →
探索 任務 は 俺 だ もん よ 。
それ に 秘密裏 に って の が サイ の 注文 。
ダンゾウ 直轄 の 暗部 …。
根 の 尾行 確認 まで 俺 の 鼻 まかせ だ ぜ 。
まったく 鼻 使い の 荒い やつ だ ぜ 。 なぁ 赤 丸 。
なんて こと を して くれ や がった んだ コラ !
これ だ から 忍 は ! ( ヤマト ) す すみません 。
私 が ちゃんと 直して おき ます から 。
(( マダラ : サスケ は うち は の 憎しみ を すべて 背負い →
その 憎しみ の 呪い を 世界 へ ぶつける つもりだ 。
最も 強い 武器 であり 友 であり 力 である 憎しみ 。
それ が サスケ の 忍 道 だ 。
サスケ 自身 が そう 選択 した の さ ))
( ナルト ) もう 直接 会って みる しか ねえ んだ 。
( エー ) シー の 見た とおり 火影 は やはり 逃げた ようだ な 。
( オオノキ ) ああ サスケ の せい で な 。
暁 の 計画 など どうせ ろくな もん で は ない !
理解 でき ん ! 《 香 燐 : サスケ が !》
サスケ を 戻せ ! だったら 俺 の 説明 を 聞け 。
その 返答 次第 だ 。
少し 落ち着け 雷 影 。
聞く だけ 聞いて それ から じゃ ぜ 。
サスケ を 回復 さ せて おけ 。 キャ ~!
( カンクロウ ) あれ が マダラ の 能力 って やつ か 。
( テマリ ) 時空 間 忍術 だ な 。
ここ は ?
さて そろそろ 聞く 気 に なって くれた かな ? 諸君 。
( 我 愛 羅 ) なぜ お前 が サスケ を 手なずけよう と する ?
須佐 能 乎 まで 開眼 する 写 輪 眼 は 稀だ 。
いい 眼 を ストック して おき たく なって な 。
五 影 と の 実戦 で 更に 瞳 力 を 鍛え させて おき たかった 。
ここ に サスケ を 送り込んだ の は 俺 だ 。
五 影 を 弱ら せて 人質 に 取ろう と 思って いた 。
そこ まで は まだ 無理だった ようだ が 。
( メイ ) 人質 ? 何の ため に ?
さっき 言った 月 の 眼 計画 を 円滑に 運ぶ ため だ 。
本当に あの うち は マダラ が 生きて いた と は 驚き じゃ が 。
お前 ほど の 男 が なぜ こんな 回りくどい やり 方 を する ?
お前 の 力 なら どんな 計画 でも 思いどおりの はずじゃ ぜ 。
初代 火影 柱 間 と の 戦い の 傷 が 深 すぎた のだ 。
今 の 俺 に は 力 は 無い 。
いわば ただ の 形骸 化 した 存在 に 過ぎ ない 。
( シー ) お前 が 本来 の 自分 に 戻る ため の 計画 って やつ か 。
うむ そう と も 言える が …。
ただ それ だけ で は ない 。
( ミフネ ) 何 を たくらむ ? 月 の 眼 計画 と は いったい 何 だ !
ゆっくり 話し たい 。 腰 を 下ろさ せて もらう 。
どんな 計画 か って 聞いて んだろう が !
すべて が 俺 と ひと つ に なる 。
すべて の 統一 を なす 完全 体 だ 。
ひと つ に なる … すべて の 統一 じゃ と ?
どういう こと じゃ !
うち は に は 代々 伝わる 石碑 が ある 。
今 も 木 ノ 葉 の 地下 に 存在 する 。
そこ に は かつて の 六 道 仙人 が 書きつけた 秘密 が 記して ある 。
瞳 力 が なければ 読む こと が でき ず →
写 輪 眼 万華鏡 写 輪 眼 輪廻 眼 の 順に →
解読 できる 内容 が 増える 。
話 が 眉唾もの に なって きた な 。
六 道 仙人 など 。
これ は 事実 だ 。 彼 は 存在 した 。
そして 石碑 を 残した 。
話 が それた 。
お前 の 計画 と その 六 道 仙人 と 何の 関係 が ある ?
なぜ 彼 が 伝説 と なり →
忍 の 神 の ように 崇め られる ように なった の か 知っている か ?
そこ に 俺 の 目的 と この 男 と の つながり が ある 。
うち は マダラ … あなた は 万華鏡 写 輪 眼 を もち →
暁 に は 輪廻 眼 の や から も いた 。
あなた も すべて を 知っている の ね 。
聞こう 。
彼 は かつて 世界 を 救った 。 ある 化け物 から 。
化け物 ?
我 愛 羅 お前 も その 化け物 の 一部 が 封印 さ れて いた に すぎ ない 。
そい つ は 尾 獣 すべて の 集 合体 。 最強の チャクラ を もつ 存在 。
十 尾 だ 。
そい つ は 尾 獣 すべて の 集 合体 。 最強の チャクラ を もつ 存在 。 十 尾 だ 。
尾 獣 は 九 尾 まで じゃ ない の か !?
言った はずだ 。 そい つ は 尾 獣 すべて の 集合 体 だ と 。
守 鶴 … 我 愛 羅 の 尾 獣 の …。
一 尾 。
炎 の 怪 猫 雲隠れ の 二 位 ユギト の …。
二 尾 。
先代 水 影 の …。
三尾 。
熔遁 の 老 紫 が 四 尾 。
岩 隠れ の ハン の 五 尾 。
抜け 忍 ウタカタ の 六 尾 。
滝 隠れ フウ の 七尾 。
雷 影 の 弟 キラービー の 八尾 。
そして 木 ノ 葉 の 妖狐 九 尾 。
一 尾 から 九 尾 の 尾 獣 は →
その 十 尾 の チャクラ を 分散 した もの に すぎ ない 。
六 道 仙人 の 手 に よって な 。
嫌な 話 の 流れ じゃ ん 。
だから 暁 は 尾 獣 を 集め たって こと か 。
六 道 仙人 は 十 尾 から 世界 を 守る ため →
ある 忍術 を 開発 した 。
今 も その 忍術 は 密かに 受け継が れて いる 。
人 柱 力 の 封印 術 システム …。
そう 。 六 道 仙人 は 十 尾 の 人 柱 力 だった 。
十 尾 を おさえ こむ ため に その 体 に 十 尾 を 封印 した のだ 。
人々 を 苦しめて いた 十 尾 から 世界 を 救った 仙人 は →
神 の ように 崇め 奉ら れた 。
しかし あまりに 強大に して 邪悪な 十 尾 の チャクラ は →
己 が 死ねば 封印 が 解け また 表 へ 出て しまう 。
それ を 恐れた 六 道 仙人 は →
死に際 に 最後 の 力 を 使い →
十 尾 の チャクラ を 九 つ に 分散 し 各地 へ と バラまいた 。
そして 十 尾 の チャクラ を 抜か れた 本体 は 封印 さ れ →
力 の 及ば ない 空 へ と 飛ばさ れた 。
それ が 月 と なった 。
( ダルイ ) 話 が で か すぎる 。
人間 に そんな こと が 本当に できる の か ?
十 尾 の 人 柱 力 と なった 六 道 仙人 は すでに 人 外 の 輩 に なって いた 。
お前 が その 分散 して あった 九 つ の チャクラ …。
つまり すべて の 尾 獣 を 集めて →
その 人 外 の 力 を 手 に する つもりな の は わかった 。
が … そんな 力 手 に 入れて 何 を する ?
十 尾 復活 。
そして 俺 は 十 尾 の 人 柱 力 と なる 。
その 力 を 利用 し 己 の 瞳 力 を 強化 さ せ →
そして ある 術 を 発動 さ せる 。
ある 術 じゃ と ?
なん じゃ それ は 。 何 を する つもりじゃ !
月 に 己 の 眼 を 投影 する 大 幻 術 。
無限 月 読 。
地上 に 存在 する すべて の 人間 に 幻 術 を かける 。
俺 が すべて の 人間 を その 幻 術 の なか で コントロール し →
世界 を ひと つ に する のだ 。
わだかまり も 争い も ない 世界 だ 。
すべて が 俺 と ひと つ に なる 。
すべて の 統一 。
それ が 俺 の 月 の 眼 計画 。
ふざける な ! お前 など に 世界 は 渡さ ん !
幻 の 平和 など ごまかし だ 。
現実 の 世界 で なし えて こそ 意味 が ある 。
そんな もの の なか に 何 が ある って いう の ?
希望 も 夢 も ない ! 逃げて いる だけ よ !
世界 を ひと つ に する か …。
たしか ダンゾウ も 同じ ような こと を 言 っと った が →
お前 の は 世界 を ひと つ に する と いう より →
世界 を 自分 ひと り の もの に し たい と しか 聞こえ ん 。
フフフ …。
そういう お前たち 五 影 に 何 が できた と いう のだ ?
お前たち なら 本当 は 理解 して いる はずだ 。
希望 など ない こと を 。
希望 と は あきらめ に 等しい もの だ 。
それ こそ ごまかし の セリフ で しか ない 。
残り の 八尾 と 九 尾 を 差し出し →
俺 の 計画 に もろもろ 協力 しろ 。
でなければ 戦争 に なる 。
戦争 だ と ? 八尾 ?
どういう こと だ !? ビー は お前たち が …。
八尾 の 捕獲 に は 失敗 し 逃げ られた 。
あれ こそ 人 柱 力 と して 完璧な 忍 だ 。
お前 の 弟 だけ ある 。
は ぁっ !?
あぁ … やっぱり そんな 気 も して たんす よ ね 。
は ぁ …。
あの アホーン め !
これ を 機 に 里 の 外 へ 出て 遊 ん ど る の か !
許さ ~ ん ! アイアンクロー じゃ !
うずまき ナルト は 渡さ ない 。
私 も 同じく 。
雷 影 お前 は ?
もちろん 弟 は 渡さ ん !
俺 に は 力 は ない が 今 まで に 集めた 尾 獣 の 力 が ある 。
お前たち に 勝ち目 は ない ぞ 。
希望 は 捨て ない 。
いい だろう 。
第 四 次 忍 界 大戦 。 ここ に 宣戦 を 布告 する 。
第 四 次 忍 界 大戦 じゃ と ? 正気 か ?
今度 は 戦場 で 会おう 。
さて どうした もん かのう 。
忍 連合 軍 を 作る しか ない 。
七 体 も の 尾 獣 の 力 に 対抗 する に は な 。
雷 影 様 は 反対 して ました が ?
弟 は 無事だった ようだ が →
これ 以上 暁 に だらだら と 振り回さ れる わけに は いか ん 。
連合 軍 を 作り 一気に ケリ を つける 。
木 ノ 葉 は どう する んじゃ ?
火影 が 逃げた まま じゃ ぜ 。
ダンゾウ は 黒い 噂 が 絶えん 。
今回 の 会談 の 件 で わし ら の 信用 を 失った 。
それ に これ が 木 ノ 葉 の 忍 たち に 知ら れれば →
木 ノ 葉 で の ダンゾウ の 立場 も 危うい 。 いずれ 失脚 だ 。
忍 連合 軍 の 話 は 俺 が 信用 できる 木 ノ 葉 の 忍 に 伝えて おく 。
誰 だ ? 写 輪 眼 の はたけ カカシ だ 。
あの 白い 牙 の 息子 か ?
(( カカシ : 今 ここ で 若い 忍 が 不器用 なり に 雲 と 木 ノ 葉 …。
互い の 国 里 を 思い 頭 を 下げて いる 。
雷 影 様 あなた は 五 影 の ひと り と して →
これ を どう とらえ どう 思わ れる ?))
いい だろう 。 ダンゾウ より は 信用 でき そうだ 。
だ な 。
雷 影 様 すぐに でも キラービー を 捜す 手配 を つけ ましょう 。
暁 が 八尾 と 九 尾 を 狙って いる なら →
やつ ら も まだ ビー を 執拗に 追って いる はずです 。
うむ 。 シー すぐに 捜索 隊 を 編成 して →
ビー を 捜さ せる よう 里 に 連絡 して おけ 。
はっ 。
サムイ 小 隊 に も すぐに 知らせて や ん なきゃ な 。
オモイ も カルイ も 落ち込んで たから さ 。
マダラ の 月 の 眼 計画 と やら を 阻止 する ため に →
絶対 に 八尾 と 九 尾 を 渡して は 駄目です 。
だから 八尾 と 九 尾 を こちら の 連合 軍 で →
先 に 見つけ出して 隠して おく の が ベストだ と 思わ れ ます が 。
( 長 十郎 ) そ … その とおり です !
もし 十 尾 と か が 復活 なんか した 日 に は …。
いや マダラ の 持つ 七 体 の 尾 獣 が 集まった 力 は →
想像 も でき ん 。
それ に 尾 獣 を 使った 術 や 隠し 球 を 持 っと る や も し れ ん ぜ 。
( 赤 ツチ ) で なきゃ あんな 強気に は 出て こんだ に 。
わし ら 忍 連合 軍 側 に も 八尾 と 九 尾 の 尾 獣 は →
戦力 と して 計算 した ほう が いい ので は ない か ?
それ は 駄目だ 。
これ は 2 人 を 守る 戦争 で も ある 。
マダラ が 集めた 七 体 の 尾 獣 で 戦争 を 仕掛ける 理由 …。
おそらく 弱って いる 今 の マダラ や 暁 メンバー だけ で は →
八尾 と 九 尾 を 捕らえる こと が 難しい から だ 。
できた と して も リスク が 大き すぎる と 考えた 。
それ に 戦争 で 2 人 を 誘い出す ため かも しれ ない 。
いずれ に せよ 八尾 と 九 尾 を 戦争 に 駆り出す の は →
得策 と は いえ ない 。
私 も それ が いい と 考え ます 。
わし も 風 影 の 意 に 同意 だ 。
もしも の こと を 考えれば 敵 の 前 に 八尾 と 九 尾 を →
おいそれと 出す わけに は いか ん 。
そもそも 八尾 である わし の 弟 は →
作戦 など と いう 言葉 に は 縁遠い やつ だ 。
何 を しでかす か わから ん 。
イェ ~ イ !
逆に 戦場 が 混乱 する かも しれ ん しな 。
九 尾 の ナルト も 同じだ 。
言えて る じゃ ん 。 だ な 。
わかり ました 。 では 八尾 と 九 尾 は →
保護 拘束 と いう こと で どう です ? 土 影 様 。
うむ 。 岩 霧 砂 木 ノ 葉 に は →
キラービー 情報 を 提供 する 。
それ を もと に 捜索 チーム を 編成 し すぐに 動け !
八尾 は 見つけ 次第 →
わし の ところ へ 連絡 が くる ように しろ 。
弟 は わし の 言う こと ぐらい しか 聞か ん !
それ と 風 影 …。 さっき の カカシ へ の 件 頼む ぞ 。
ああ 。
ここ に 来る 道中 で はたけ カカシ と →
九 尾 の 人 柱 力 の ガキ に 会った 。
まだ この 鉄 の 国 に いる かも しれ ん 。
まずは この 国 から 捜して みろ 。
了解 した 。
あ … あの … ちょっと いい です か ?
なんだ ? あ … はい 。
あの … その …。 さっさと 話せ !
あ … 暁 に は まだ 僕 と 同じ 忍 刀 七 人 衆 の →
干柿 鬼 鮫 が い ます 。
その 人 は … 人 柱 力 並み の チャクラ 量 と →
七 人 衆 の 刀 の なか でも →
最悪な 鮫 肌 を 持って いて …。
刀 と 融合 する と 人間 で あり ながら →
人 柱 力 に 近い 力 を 発揮 する 尾 を 持た ない 尾 獣 だって …。
先輩 たち から そう 聞き ました 。
あいつ は 特別 だって …。 決して なめ ない ほう が 。
そんな こと は わか っと る 。
それ より … 本当に それ で ええ の か ?
マダラ の 操る であろう 七 体 の 尾 獣 の 力 は 未知じゃ ぜ 。
もし 八尾 と 九 尾 を 拘束 して →
わし ら 忍 連合 軍 が 2 人 を 守った ところ で …。
その 連合 軍 が 全滅 して は 意味 が ない 。
だったら じゃ ぜ … 端 から 2 人 を 参戦 さ せ →
連合 軍 と 協力 戦 を 仕掛けた ほう が →
有利だ と 思う が の ぅ 。
それ は どうか な ?
今 ここ に 世界 初 の 忍 連合 軍 が でき つつ ある 。
その 力 も また 未知 数 …。
マダラ が 七 体 の 尾 獣 の 力 を 使用 する に も →
リスク が ある はずだ 。 でなければ ここ へ 来て →
わざわざ 交渉 を 持ちかけたり は し ない 。
むこうに も 不利な 条件 が ある ので ござ ろう 。
それ に … この 戦争 我々 侍 も 参戦 する !
土 影 殿 … これ でも まだ 心配事 が お ありか ?
フン !
( 水 月 ) 雷 影 や 風 影 も 上 に 行った ようだ し さ 。
や っぱ 先 に 行った んだ よ 。 サスケ も 香 燐 も 。
俺 たち も 上 に 行って みる ?
( 重 吾 ) だ が 警戒 さ れて いる …。 すぐ に 見つかる 。
なら さ いい 方法 が ある んだ けど …。
( 黒 ツチ ) な んだった んだ こいつ …。
キモイ なぁ もう !
《 今 まで どおり やって たら →
サスケ 捜して も 見つかり っこ ねえ 。
仙人 モード 使う しか ねえ って ば よ 。
まずは 持続 時間 上げ ねえ と !》
ナルト そろそろ 入って こい !
やっと 見つけた ぜ !
サクラ ちゃん 。 サイ に キバ … ゲジマユ まで 。
なんで お前たち ここ へ 来た の ?
ナルト …。
あんた に 話 が ある の 。
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