NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 206 - サクラ の 想い
♪( キン ちゃん ) 「 忍 ぃ ~! 忍んで ぇ ~!」
♪「 忍 泣き ぃ ~!」
ただ 歌う んじゃ ない 。 演歌 と は 情 を 込めた 魂 だ から よ !
ホイ ! ここ まで やって みな よ !
( キラービー ) ヤア !
♪「 忍 ぃ ~! 忍んで ~ イェイ !」
♪「 死期 延びた ぁ ~!」
ウイ ~!
情念 が ない の よ 。 情念 が よっ !
歌 を なめて ない かい ? って ことに →
なっちゃ わ ない かい ? それ じゃあ よっ !
情念 …。 そう 情念 よ !
演歌 と は 読んで 字 の ごとく →
情念 で 歌 の 世界 を 演じる こと が 大切だ から よ !
あと 小節 な !
もっと こう … 腹 で かまえて →
鼻 で 回す 感じ だ から よっ !
どうした ? ポン 太 。
暁 って やつ ら だ 。 キン ちゃん 師匠 。
♪「 私用 で 少々 時間 が かかる が しようがない 」
♪「 すぐに 消滅 さ せよう か 」
( 鬼 鮫 ) ずいぶん と 捜し ました よ 八尾 。
私 の 大 刀 鮫 肌 は 強い チャクラ が 大好きでして ね 。
おいし そうな チャクラ の に おい を やっと 嗅ぎつけた みたいで …。
悪い のです が この 鮫 肌 の エサ に なって もらい ます よ 。
なに 殺しゃ し ませ ん が ね 。
俺 は お前 殺す よ 。
格段の 差 って の を 教えて やる 。
♪「 覚悟 しろ 。 バカ 野郎 コノ 野郎 ! 俺 の ライム は …」
ポン 太 !
やたら と 口数 の 多い 人 柱 力 です ね 。
珍 獣 の クマ に 先 を 越さ れて ます よ 。
( オオノキ ) お前 イチ 押し の ダンゾウ は この ざま 。
忍 連合 軍 の 大権 を 誰 に 任せる か が →
また 問題 と なる じゃ ろう 。
今 の 影 に 適任 は おる の か ?
わし を 含め 五 影 を ボロクソ 言った の は →
お前 じゃ ぜ ミフネ 。
( ミフネ ) エー 殿 に やって もらう の が いちばん よい と 思う が 。
感情 任せ で 力 に 頼る エー は 不適任じゃ なかった の か ?
八尾 は 生きて いる と みて 間違い ない 。
それ に さきほど から 皆 を うまく まとめて いる し →
対応 策 を 出す の も 早かった 。
そして … キー と なる 尾 獣 八尾 を →
コントロール できる の は エー 殿 だけ で ご ざる 。
水 影 風 影 は それ で ええ の か ?
( メイ ) 今 は ここ で もめて いる 場合 で は あり ませ ん 。
私 は 雷 影 様 を 信じ ます 。
( 我 愛 羅 ) 雷 影 に 任せよう 。
わかった 。 連合 軍 は 俺 が 指揮 する 。
両 天秤 の オオノキ 。 うち は マダラ と →
唯一 戦った 戦 歴 を 持つ あんた の 情報 が 必要だ 。
協力 しろ 。 あいかわらず 命令 口調 で →
上 から もの を 言う やつ じゃ ぜ 。
俺 を 信用 し なくて も いい 。
だが このまま で は 忍 の 世界 自体 が なくなる 。
今 は 私情 を 抜き に して 協力 せ ざる を 得 ない ぞ !
この 戦争 に 負ける より は マシ じゃ な 。
忍 の 世 が なくなれば →
お前 と 喧嘩 どころ で は ない から のう 。
協力 して やる !
忍 連合 結成 !
まずは 大名 ども に 話 を とおさ ねば な 。
( ナルト ) え ?
い 今 サクラ ちゃん 何て 言った の ?
聞き 間違えた かも しん ねえ から もう 一 度 …。
( サクラ ) だ から ナルト … あんた の こと が →
好き だって 言った の よ 。
サスケ 君 なんて 私 に とって もう なんでもない って 言った の 。
あんな 人 を 好きで いた 私 が どうかして たって 。
人 が 告白 して んだ から ちゃんと 聞いて よ ね !
でも なんで ? どうして ?
こんな とこ で 冗談 言って も →
おもしろく も なんとも ねえ よ サクラ ちゃん 。
いったい 何 が あった んだ って ば よ 。
別に 何も 。
ただ もう 目 が 覚めた だけ 。
抜け 忍 で 犯罪 者 である 人 を 好きで いる 必要 ない でしょ 。
私 だって いつまでも 子供 じゃ ない 。
現実 は 見えて る つもり よ 。
だから ナルト あんた と の 約束 は もう いい の 。
ナルト も サスケ 君 を 追いかける の は もう やめ に し ない ?
( ヤマト ) どういう こと に …。
(( キバ : 俺 たち の 決定 を あいつ が … ナルト が 素直に 聞く かね ?
( リー ) けど それ が 僕たち の 総意 です から →
なんと して も わかって もらわ ない と 。
ナルト に は すべて 私 から 話す 。
サクラ さん が ? なんか 名案 でも あん の か ?
とにかく 私 に 任せて 。
だから ナルト に は 何も 言わ ないで ほしい の 。
絶対 に これ だけ は 守って 。 みんな …。
それ から …))
《 った く こういう こと か よ 》
サクラ ちゃん なんか あった の か ? なんで 急に 俺 なんか の こと …。
だから 何も ない わ よ !
あんた を 好きに なった 理由 なら はっきり して る 。
(( 私 は ただ サスケ 君 ただ ひと り に 認めて もらい たい だけ 。
私 必死だ もん 。
サスケ 君 ! サスケ 君 サスケ 君 …。
ナルト … 私 の 一生 の お 願い 。
サスケ 君 を … サスケ 君 を 連れ戻して 。
今度 は 私 も 一緒に 。
サスケ 君 …))
《 カカシ : サクラ お前 は …》
サスケ 君 は どんどん 離れて いく だけ 。
でも ナルト 。 あんた は いつも 私 の そば に いて くれた 。
私 を 励まして くれた 。
私 気づいた の 。
ナルト あんた の 本当の 姿 に 。
ペイン の とき だって 私 が 必要 と して る とき に →
あんた は 戻って きて くれた 。
里 を 守った 英雄 。
今 は 里 の みんな が あんた を 好きで いる 。
私 は ただ その ひと り に なった だけ 。
あの イタズラ 好き の 落ちこぼれ だった あんた が →
すてきで 立派に なって いく の を 私 は 身近で 見て いた 。
でも サスケ 君 は 罪 を 重ね 私 の 心 を 砕く だけ 。
どんどん 別の 遠い 人 に なって いく 。
でも ナルト 。 あんた の こと は こうして 触れて い られる 。
安らぎ を くれる 。 今 は あんた の こと が 心 の 底 …。
いいかげんに しろ サクラ ちゃん 。
そんな 冗談 は 笑え ねえ って 言って んだ よ !
何 キレ てる の ?
私 は ただ サスケ 君 から あんた に のりかえた だけ の こと じゃ ない 。
女心 と 秋 の 空 って いう でしょ 。
俺 は 自分 に ウソ を つく ような ヤツ は 嫌いだ 。
私 が 自分 に ウソ を ついて いる って ?
自分 の 本心 は 自分 が 決める 。
私 が 嫌い なら 正直に 言えば いい じゃ ない 。
勝手な 言い訳 を 作る ぐらい なら …。 だって おかしい だ ろ 。
そんな こと を 言う ため に わざわざ こんな ところ まで 。
そんな こと ?
そんな こと って !
女の子 が 告白 する こと が そんな 軽い こと だ と 思って ん の !?
わざわざ こんな とこ まで って !?
こんな ところ まで 来る わ よ ! あんた は サスケ 君 サスケ 君 って →
いつも サスケ 君 追いかけて 危ない 目 に 遭う ばっかり !
九 尾 の 人 柱 力 で 暁 に 狙わ れて ん の よ !?
少し は 自分 の 心配 を したら どう な の ?
私 は ね そんな 危ない 目 に 遭って まで →
サスケ 君 なんか 追っかけ なくて いい って 言って ん の 。
今 すぐ 里 へ 帰って きて ほしい から あんた を 追って ここ へ 来た 。
それ だけ よ !
苦しい 言い訳 に しか 聞こえ ねえ って ば よ 。
サクラ ちゃん の こと は 俺 も わかって る つもりだ 。
だから なんで わかん ない の ?
私 は もう 犯罪 者 に なった サスケ 君 なんて なんとも 思って ない 。
だから 私 と の 約束 も もう 関係ない !
約束 の 問題 じゃ ねえ んだ 。
サスケ の ヤツ が →
なんで 復讐 に 取り 憑 かれて 暴れて ん の か …。
俺 に も 少し わかる 気 が する んだ 。
サスケ は 家族 や 自分 の 一族 が 大好きだった 。
愛情 が 深 え ヤツ だ から よけいに 許せ ねえ んだ と 思う 。
だったら なんで その 許せ ねえ イタチ を 倒した あと →
暁 に 加担 する ?
そう じゃ なかった … 本当 は …。
ナルト !
(( いい か マダラ の 言った こと は →
とりあえず 俺 たち だけ に とどめて おく 。 極秘 事項 だ 。
復興 に 向かう 今 よけいな 混乱 は 避け たい 。
それ に 話 の 裏付け が 取れる まで 信用 も でき ない 。
うち は 一族 殺し が →
イタチ を 利用 した 木 ノ 葉 上層 部 の 仕業 だった など →
俺 たち の 知ら ない こと が 多 すぎる 。
特に ナルト 。 わかって いる な ?))
サクラ ちゃん と の 約束 が なくなって も 関係 ねえ よ 。
俺 は 俺 自身 で サスケ を 助け たい と 思って る 。
おい どう すんだ よ サクラ 。
もう 本当の こと 言 っち まった ほう が いい …。
あが ~ っ !
痛 え …。 もう いい ! 私 は 帰る 。
行 くわ よ キバ 。 リー さん 。 サイ 。
サクラ さん …。 行こう ぜ 。
《 ナルト … ごめん ね !》
これ で よかった の か ? サクラ 。
キバ お 願い が ある の 。 なんだ ?
これ から すぐに サスケ 君 を 捜す !
協力 して !
( 黒 ツチ ) この 機 に 八尾 と 九 尾 を 処理 しち まえば →
マダラ の その 計画 って の も 駄目に できる し →
雲 と 木 ノ 葉 の 戦力 を 削 ぐ こと が できて →
一石二鳥 じゃ ね ?
今回 は そういう の は なし に した んじゃ !
なんで ? 頑固 じじ い らしく ねえ な 。
(( 我 愛 羅 : なら ひと つ だけ 問う 。
ああ なんでも 答えて やる ぞ 若 造 。
あんた たち は いつ 己 を 捨てた ?
ん ?))
思い出した から じゃ !
何 を ?
頑固に なる 前 の 自分 を な 。
ポン 太 …。
でか いく せ に 削り がい の ない クマ です ねぇ 。
ポン 太 は アライグマ だ よっ !
俺 の 情念 を 思い知り な よ !
《 情念 … こういう とき に 使う の か 。
よし オッケー 》
ようするに …。
邪魔 を する って こと です ね !
《 雷 遁 で 高 周波 振動 を 起こし 貫通 力 を 上げた エンピツ です か 。
風 遁 以上 の 貫通 力 と は たいした 超 振動 。
まともに 食らえば 私 でも 穴 が あき ます ねぇ 》
与作 切り !
《 中 距離 から の 雷 遁 飛び 忍 具 で 私 の 出方 を 見 つつ …》
《 しかも それ が 陽動 であり 私 を 挟む と は ね 》
♪「 これ で 穴 2 つ 侮る な 」
どういう こと だ よ ?
ビー の 超 ビブラート 雷 遁刀 が 貫通 せんと は !
ならば …。
ウィ ~!!
八尾 の 衣 。
ヘッドバット !
《 よし ! これ で 頭 が 飛んだ よ !》
お前 俺 の チャクラ を …。
ビー 見えた よ ! その 刀 だ な !
刀 が チャクラ を 吸い取った よ !
おそらく さっき の 超 ビブラート 雷 遁刀 の チャクラ も →
体 に 当たる 前 に チャクラ を 吸い取った んだ よ !
だから 貫通 し なかった !
あなた の チャクラ の タコ 味 が 相当 気 に 入った ようです ね 。
ここ まで 鮫 肌 が 騒ぐ の も 珍しい 。
削り がい が あり ます ね 。
意外に かわいい 目 を して る 。
すぐに 遺骸 の 魚 の 目 に して やる ぜ !
お前 を … えっ と …。
干柿 鬼 鮫 。 以後 お 見 知り おき を 。