NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 215 - 宿命 の ふた り
( サスケ ) ハハハハハッ !
どう だ こいつ が →
お前 の 借り物 の 写 輪 眼 で 消せる か !?
本物 と 借り物 の 差 って やつ を 見せつけて やる ぜ !
クソッ !
《 し … 視界 が !》
《 カカシ : サクラ 何で 出て きた !?》
よせ !
《 サクラ : カカシ 先生 に 重荷 は 背負わ せ ない !》
(( 俺 は お前たち と は 違う 。
お前たち と は 相容れない 道 に いる 。
4 人 で やってきた 。
確かに それ を 自分 の 道 と 思おう と した こと も ある 。
4 人 で やってきた が 俺 の 心 は 結局 復讐 を 決めた 。
俺 は その ため に 生きて きた !
俺 は お前 や ナルト の ように は なれ ない !
私 サスケ 君 の ため なら なん だって する !
だから お 願い だ から ここ に いて !
復讐 だって 手伝う !
絶対 私 が なんとか して み せる から !
だから ここ に →
私 と 一緒に …。
それ が ダメ なら 私 も 一緒に 連れて って 。
やっぱり お前 う ざい よ 。
行か ないで !
行く なら 私 大声 出して でも …。
サクラ …。
ありがとう ))
サクラ !
よせ ! サスケ !
俺 以上 に いい タイミング だ よ ナルト 。
お前 まで 来ちゃ う と は 思わ なかった けど 。
とにかく 助かった よ 。
ありがとう ナルト 。
《 サスケ 君 本当に 私 を 殺そう と した 。
ナルト が い なければ 今頃 私 は 殺さ れて いた 。
サスケ 君 の 手 で …》
( ナルト ) サスケ サクラ ちゃん は 同じ 第 七 班 の メンバー だ ぞ 。
元 第 七 班 だ 俺 は な …。
今 の で わかった だ ろ 。
ナルト サクラ ヤツ に 宿って いた の は 本当の 殺気 だ 。
サスケ は もう 昔 の サスケ じゃ なく なって る 。
サスケ 。 何 だ ?
イタチ の 真 実って の を →
トビ って ヤツ から 聞いた 。
《 イタチ の 真実 ?》
俺 に は アイツ の 言った こと が 嘘 か 本当 か は よく わから ねえ 。
けど どっち に して も お前 の やって る こと は →
わかる って ば よ 。
ナルト 前 に 言った はずだ 。
親 も 兄弟 も い ねえ テメエ に →
俺 の 何 が わかる って な …。
他人 は 黙って ろ !
ナルト が どんな 思い で サスケ 君 を …。
どんな 悪い 噂 を 耳 に して も →
ずっと 仲間 だ と 思って た 。
みんな が サスケ 君 を 狙って も →
ナルト だけ は ずっと サスケ 君 を 助けよう と 思って る 。
今 だって …。
俺 を 助ける だ と ?
何 から ? それ は …。
復讐 だって ば よ 。
俺 は ぜ って ぇ お前 を →
復讐 の 泥沼 から 助け出して やる 。
フッ そんな 必要 は ない 。
俺 の 復讐 の 幕 は すでに 上がった 。
さっき だ 。
さっき やっと 1 人 だけ イタチ の 仇 を 討て た 。
(( その 右腕 を 手 に 入れる ため に →
何 人 の うち は を 手 に かけた !
( ダンゾウ ) その 手 を 下した の は イタチ だ 。
お前 が そう さ せた !
《 これ は 裏 四 象 封印 術 》
サスケ ! ダンゾウ から 離れろ ))
木 ノ 葉 の 上役 を この 場 で 殺した 。
ダンゾウ って ヤツ だ 。
《 あの ダンゾウ を →
サスケ が たった 一 人 で 倒した と いう の か ?》
今 まで に ない 感覚 だ 。
汚さ れた うち は が 浄化 さ れて いく 感覚 。
腐れ きった 忍 世界 から うち は を 決別 さ せる 感覚 。
お前たち に は わかる はず も ない 。
俺 の やって いる こと は →
ある 意味 お前たち 木 ノ 葉 が ずっと 望んで きた こと だ 。
昔 から うち は を 否定 し 続けた お前たち の 望み どおり →
お前たち の 記憶 から うち は を 消して やる 。
お前たち を …。
木 ノ 葉 の すべて を →
殺す こと で な !
木 ノ 葉 と の 繋がり を すべて 断ち切る こと こそ が 浄化 。
それ こそ が 本当の うち は 再興 だ !
サスケ 君 …。
《 憎しみ … その 積み重ね の 歴史 が →
今 の サスケ を 作って しまった 。
サスケ も その 時代 の 被害 者 な のだ と →
ナルト も サクラ も →
はっきり で は ない が 肌 で 感じて いる 。
だからこそ …》
これ は 俺 の 役目 だ 。
ナルト サクラ お前たち は ここ から 消えろ 。
カカシ 先生 でも …。
ここ に いれば 見 たく ない もの を 見る こと に なる 。
今 の うち に 行け 。 私 は …。
サクラ シズネ に 教わった 毒 つき の クナイ 程度 じゃ →
サスケ は 死な ない 。
大 蛇 丸 に 耐性 を 埋め込ま れて る 。
それ に もう 自分 の 気持 が わかった ろ 。
( 香 燐 ) サスケ !
うち が 回復 さ せた と は いえ アンタ の 体 は …。
これ 以上 戦う の は あか ん …。
サスケ …。
(( 動く な 香 燐 。
えっ !?
う っ ! 急所 を 人質 ごと 。
( マダラ ) フッ そう こ なくて は 。
兄さん まずは 1 人 目 だ ))
《 いや もう いい んだ サスケ の こと は …》
カカシ 先生 見 たく ない もの を 見る って →
サスケ を 殺す って こと か ?
いけ 2 人 と も …。
隙 を 生んだ な 容赦 は し ない !
待て ナルト !
ナルト !
♪~
《 もしかしたら サスケ 。
俺 と お前 が →
逆だった かも しれ ねえ 》
(( イタチ : 逃げて 逃げて 生 に しがみつく が いい 。
そして いつか 俺 と 同じ 眼 を 持って →
俺 の 前 に 来い ))
千鳥 ! 螺旋 丸 !
サスケ お前 も 知って んだ ろ 。
俺 が 昔 里 の みんな に 嫌わ れて た こと 。
その 理由 って の が 俺 の 中 の 九 尾 だ 。
俺 も 昔 は 里 の みんな を 恨んで いた 。
復讐 して やろう と 思った こと も ある し 。
(( 落書き が 消える まで きれいに 拭きとる んだ ぞ !
ほら あの 子 例 の あれ よ 。
なんで あんな 子 を 里 に 置 いとく の かしら ?
三 代 目 も 考えて くれたら いい のに ね 。
う っせ え !
は ぁ !
この 野郎 あっ ち 行け !
いきなり 何 す ん だって ば よ !
こんな もの !
テメエ に くれて やる から とっとと 失せ ろ !
何 だ よ 何で な んだ よ ?
そう やって みんな 俺 の こと を !
担任 の 先こう まで が そんな 目 で 見る んだ !
俺 は 迷惑 でも ばい菌 でも ねえ って ば よ !
俺 は … 俺 は うずまき ナルト だ !))
一 歩 間違えば お前 みたいに →
恐ろしい こと まで 考えた かも しれ ねえ 。
俺 に は 誰 と も つながり なんて ない と 思って た 。
お前 や イルカ 先生 に 会う まで は 。
(( コウジ 帰る よ !
ダイチ 夕飯 だ ぞ ! ハーイ !
みんな 帰る わ よ ! 母ちゃん !
何 やって ん の ! あの 子 と 遊んじゃ ダメ だって 言って んだ ろ !
さあ 行 くわ よ ))
(( ナルト … 本当の こと を 教えて やる よ 。
12 年 前 化け 狐 を 封印 した 事件 は 知っている な ?
それ 以来 里 に は ある 掟 が 作ら れた 。
ある 掟 ?
それ は お前 だけ に は →
決して 知ら さ れる こと の ない 掟 だった 。
俺 に だけ ? 何 な んだ その 掟 って ?
ナルト の 正体 が 化け 狐 だ と 口 に し ない 掟 だ 。
つまり お前 が イルカ の 両親 を 殺し →
里 を 壊滅 さ せた 九 尾 の 妖狐 な んだ よ 。
お前 は 憧れ の 4 代 目 火影 に 九 尾 を 封印 さ れた あげく →
里 の みんな に ずっと 騙さ れて いた んだ よ !
お前 なんか 誰 も 認め やしない !
死ね ナルト ! わ あ !
( イルカ ) ナルト 伏せろ !))
だけど …。
(( そうだ よ な ナルト さみしかった んだ よ な 。
苦しかった んだ よ な 。
ごめん な ナルト 。
俺 が もっと しっかり し てり ゃあ →
こんな 思い させ ず に すんだ のに ))
ヤケ に なり そうだった 俺 を →
オメエ や イルカ 先生 が 助けて くれた んだ 。
俺 だって いつも お前 が 1 人 な の は 知って た 。
お前 の 姿 を 見て →
同じ ような ヤツ が いる って 安心 して た 。
俺 も お前 も まだ ガキ で →
今に なって 思えば 俺 は 九 尾 お前 は うち は の 宿命 。
似た ような モン 背負って た なんて 皮肉だ よ な 。
お前 を 見かけて た とき だって よ 。
本当 は すぐに でも 話しかけ たかった 。
なんか 嬉しく って よ 。
お前 なら 俺 の こと を わかって くれる んじゃ ねえ かって 。
けど それ は やめた 。
どうして か って いう とよ →
何でも できる お前 が 羨ま し くって →
俺 は 勝手に お前 を 俺 の ライバル に 決めた 。
あの とき から お前 は 俺 の 目標 に なった んだ 。
( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。
たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?
今回 わし ら が 飛ぶ の は 東急 田園 都市 線 じゃ 。
( くも み ) 田園 都市 線 ?
たま プラーザ や あざみ野 など →
オシャレ な 街 が 多い 奥様 に 人気 の エリア じゃ な 。
すごい !
もちろん 住宅 地 の 中 に も 不思議な もの が いっぱいじゃ 。