NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 218 - 動き出す 大国
( キバ ) あぁ まだ 体 痛 ぇ 。
った く 不用意に 地面 で なんか 寝る もん じゃ ねえ な 。
( 赤 丸 ) ワン ! ( サクラ ) ごめん ごめん 。
まあ いい けど よ 。
今日 中 に は 里 に 戻れ そうだ し 。
( ナルト ) ん ? カカシ 先生 は ?
( サクラ ) それ なら …。
( カカシ ) じゃ 頼んだ よ 。
カカシ 先生 あれ …。
各 隠れ里 に 伝令 を 送った 。
共同 戦線 を 張る んだ 。
重要 情報 は 早 めに 共有 して おか ない と 。
暁 は 尾 獣 を 持って いる 。
これ 以上 手 を こまねいて いる 場合 で は ない 。
それ に ヤツ ら を 率いて いる の は あの うち は マダラ 。
打てる 手 は すべて 打って おか ねば 。
わかって いる 。
なら さっさと 承認 せい 。
お ぬし は この 戦 に 負けて も いい と 申す か ?
だが 忍 連合 軍 … 忍 に 力 を 持た せ すぎて →
後々 厄介な こと に なったら どう する ?
お ぬし は そんなに 自国 の 忍 が 信用 でき ぬ の か ?
まずは …。
( 天 画 ) あの … そろそろ 決断 して いた だ か ない と 。
蓄電池 が なくなり そうで 。
なん せ 遠距離 な もん で 。
オホン ! 結論 を 出そう 。
雷 は 承認 する 。
土 も だ 。 前 に 同じ 。
風 も 同じく 承認 する 。
いい んで ない かい 。 うん 火 も 承認 。
わかった 。 水 も 承認 。
( 天 画 ) で は これ を もって 忍 連合 軍 の 結成 が 承認 さ れ ました 。
モニター を 録画 。
私 天 画 が これ ら の 証人 と なり ます 。
お 疲れ さ まで ございます 。
通信 終了 いたし ました 。
ふ ぅ やっと 終わった え 。
では すぐ 木 ノ 葉 に 連絡 する と よい ぞ 。
( い の ) サクラ 今頃 どの へんに いる の か な ?
ちゃんと ナルト を 説得 できた の かしら 。
( チョウジ ) キバ や リー だって いる んだ 。 きっと 大丈夫だ よ 。
でも …。 ( シカマル ) まあ ここ で 俺 ら が →
やきもき して も し かた ねえ って こった 。
ん ?
何 か あった か ?
( シカク ) おい シカマル 。
ちょっと いい か 。
親父 !
風 影 様 が 帰って きた ぞ !
( テマリ ) 飛 丸 の 文 は 受け取った な ? はい !
( カンクロウ ) 大名 たち から 報告 は あった か ?
ええ つい 先ほど 。
全員 一致 で 無事 承認 さ れた そうです 。
思った より 早かった な 。
事 が 事 だ から な 。
いつも は 腰 の 重い 大名 たち も 動か ざる を ねえ って わけだ 。
忙しく なる ぜ 。
( 我 愛 羅 ) すぐに 会議 を 開く 。 上役 たち に 招集 を かけろ 。
お 帰り なさい ませ 水 影 様 。
先ほど 大名 から 報告 が あり ました 。
( 青 ) 聞こう 。 この 場 で 話せ 。
ハッ 。 五 大国 大名 は 忍 連合 軍 を 承認 する と 。
( 水 影 ) そうです か 。 いよいよ です ね 。
我々 も 急ぎ 態勢 を 整え なければ 。
それにしても 敵 の 手 に 落ちる 前 に →
無事 八尾 を 確保 できた の は よかった です な 。
その とき の 戦闘 に より →
暁 構成 員 の 干柿 鬼 鮫 を 倒した と の こと 。
開戦 前 に 敵 の 戦力 を 削 ぐ ことに 成功 した のです から →
結構な こと です 。 さすが 雷 影 様 だ 。
《 長 十郎 : 干柿 鬼 鮫 … 本当に ?
あの 尾 の ない 尾 獣 と いわ れた 人 が …》
どうした 長 十郎 。 いえ その … なんでも 。
元気 が ない な 。 腹 でも 減って いる の か ?
よし 俺 が 後 で 飯 を おごって やろう 。
えっ ? もちろん メニュー は トンカツ だ !
戦 に 備えた ゲン 担ぎ って な 。
僕 油 っぽい の は ちょっと …。
何 を 情けない こと を !
そんな 調子 じゃ 肝心な とき に 失敗 する ぞ !
こういう とき は 素直に 先輩 の 言う こと を …。
黙れ 殺す ぞ 。
えっ !?
( 黒 ツチ ) 早い な 。 もうか よ 。
( 赤 ツチ ) 大名 たち も 尾 獣 や マダラ の 名前 が 出た から →
決める の が 早かった んだ に 。
( 黒 ツチ ) 尾 獣 は ともかく マダラ って いったら 大昔 の ヤツ だ ろ ?
相当な ジジイ な んじゃ ねえ の ?
見た 感じ そう は 見え なかった だに 。
なぁ うち の ジジイ と どっち が ヨイヨイ ?
( 土 影 ) まったく もの を 知ら ん ヤツ は の ん 気 で い いわ い 。
だって 戦争 と か いまいち 実感 ない んだ よ な 。
先 が 思いやら れる のう 。
今 の 忍 ども は 大戦 を 知ら ぬ ガキ ばっ か じゃ ぜ 。
誰 かさん は その ガキ に 言い 負かさ れて た けど ね 。
(( アンタ たち は いつ 己 を 捨てた ?))
ま 若い ヤツ ら の お 手並み 拝見 じゃ ぜ 。
報告 に よる と ずいぶん 荒れた 会談 だった ようだ な 。
六 代 目 火影 が 事 を 有利に 運ぼう と した こと も →
異例の 事態 だ が 。
( バキ ) 開催 場所 を 極秘 と し 厳重な 警備 を しいて いた 会場 が →
そう も たやすく 襲撃 さ れる と は 考え られ ん 。
しかし それ こそ が 暁 だ 。
ヤツ ら は いとも 簡単に 議場 に 入り込み →
我々 を かく乱 して みせた 。
詳しく 聞こう 。
会談 の 開始 直後 。
もっとも 予想 だに し ない 場所 から ヤツ ら は 突然 現れた 。
(( ゼツ : ハロー !
( 雷 影 ) 次 から 次 へ と なんだ !
暁 か 。 じゃ な 。
うち は サスケ が 侵入 して る よ 。
さて … どこ に 隠れて いる んでしょう か ?
( サスケ ) 俺 は 今 いらだって いる 。
来る なら 手加減 は でき そうに ない 。
それ は こちら とて 同じ !
重 流 暴 !
( ダルイ ) 嵐 遁 励 挫 鎖 苛素 !
《 香 燐 : サスケ !》
《 香 燐 : こ これ って …》
我 愛 羅 お前 以上 の 絶対 防御 だ ))
そんな ! 風 影 以上 の 絶対 防御 だ と ?
ヤツ は そう 言って いた 。
万華鏡 写 輪 丸 の 瞳 術 の 一種 だろう 。
そして ヤツ は …。
我々 を まき 会談 場 へ と 向かった 。
きた か 。
( フー ) 上 か !
(( このまま いい 男 が 溶けて 崩れて いく の は →
いつ 見て も 心 が 痛む けど 。
死んで もらう 。
こんな ガキ が デイダラ を のう 。
お前 に 恨み は ない が →
忍 の 皆 が 死 を 望 ん ど る 。
じゃあ のう 。
塵 遁 原 界 剥離 の 術 !
( マダラ ) 俺 の 名 は うち は マダラ 。
サスケ !
( マダラ ) お前たち に ある 説明 を する 。
それ を 理解 して もらった 上 で 聞き たい こと が ある 。
影 たち が 4 人 がかり で うち は サスケ 1 人 しとめ きれ ぬ と は 。
これ が 暁 の 力 。
ヤツ ら は なぜ 五 影 会談 を 襲撃 して きた ?
自分 たち の 力 を 見せつける ため か ?
それぞれ の 行動 を 見る かぎり →
うち は サスケ と マダラ の 目的 が 一致 して いる か は 定かで は ない 。
しかし マダラ の ほう は 自ら の 計画 を 有利に 進める ため →
あわよくば 五 影 を 人質 に とろう と 考えて いた ようだ 。
五 影 を !? なんと 不遜 な !
その マダラ の 計画 と は ?
ヤツ は 月 の 眼 計画 と 呼んで いた 。
俺 の 一 尾 を はじめ →
七尾 まで の 尾 獣 が すでに ヤツ の 手 の 中 に ある 。
マダラ は 残り 2 体 の 尾 獣 を 集め →
尾 獣 の 集合 体 である 十 尾 を 復活 さ せ →
自ら を 十 尾 の 人 柱 力 に する つもり らしい 。
そして その 力 を 持って 世界 を 無限 月 読 に かけ →
すべて の 人間 を 支配 下 に 置き コントロール する 。
わだかまり も 争い も ない 世界 。 ヤツ は そう 言って た が な 。
バカな ! そんな もの は 世界 の 終焉 だ !
その とおり だ !
だからこそ 全力 で 阻止 せ ねば なら ない 。
その ため の 忍 連合 軍 だ 。
しかし そう なる と 志村 ダンゾウ の 行方 が 気 に なり ます な …。
ヤツ は 長い 間 木 ノ 葉 を 陰 で 牛耳って いた 男 だ と 聞き ます 。
我々 が 一枚岩 に なろう と して いる とき に →
後ろ から 撃た れ でも したら たまり ませ ん から な 。
その 件 に ついて は →
現在 各 里 が 行方 を 追って いる はずだ 。
一 度 水 影 の 配下 が 接触 した らしい が …。
( 足音 )
なにごと だ ? 会議 中 だ ぞ 。
恐れ入り ます 。 緊急の 報告 です 。
入れ 。
木 ノ 葉 の はたけ カカシ より 伝令 が あり ました 。
はたけ カカシ 以下 2 名 の 忍 が →
うち は サスケ マダラ と 接触 および 交戦 。
志村 ダンゾウ の 死 を 確認 した そうです 。
ダンゾウ が 死んだ !? なんと !
一 度 は 火影 と なった ほど の 実力 者 が ?
マダラ と サスケ は ? ハッ !
時空 間 忍術 で 行方 を くらました も ようです 。
確かに 暁 は 強い 。
その 戦力 は 未知 数 だ 。
しかし 史上 初 と なる →
我々 忍 連合 軍 の 実力 も また 未知 数 。
土 水 火 風 雷 。
すべて の 忍 の 力 を 結集 すれば →
俺 は 十分 対抗 できる と 考える 。
何より この 戦い に 勝た ねば 世界 は 終わる 。
今 すぐ 忍 具 と 食料 の 備蓄 を 開始 しろ 。
戦い に 備え すべて の 任務 は 一 時 凍結 。
里 に 所属 する すべて の 忍 の リスト を 提出 し →
同時に 各 部隊 ごと に 戦術 プラン の 検討 に 入れ 。
そんな ! サスケ 君 が 五 影 会談 を 襲撃 した なんて !
じき 正式に 発表 さ れる そうだ 。
今 上 の ヤツ ら は てんやわんや らしい 。
ホントに サスケ は 木 ノ 葉 を 潰した 暁 の 一員 な んだ ね 。
面倒 くせ ぇこ と に なり そうだ ぜ 。
水 影 様 の ご 指示 だ 。
至急 忍 具 の 在庫 を 確認 。
不足 分 の リスト を 作成 しろ !
忍 連合 だ か 何だか 知ら ない が →
岩 の ヤツ ら と 組む なんて ごめん だ ぜ 。
ああ 。 暁 は 四 代 目 水 影 の 悪夢 を この 国 に 招いた →
憎む べき 連中 だ 。
岩 隠れ は 今 まで さんざん →
暁 の ヤツ ら を 利用 して きた じゃ ない か 。
いくら 上 の 決定 でも →
こんな こと ガンリュウ さん が 許す わけない 。
念入りだ な 。
伝説 の 傀儡 使い の 残した 最高 傑作だ 。
歴代 の 操 演者 たち に →
引け を 取る わけに は いか ねえ から よ 。
そっち は ?
現在 遠方 任務 に ついて いる 忍 たち に 伝令 を 送った ところ だ 。
しかし ついに 火影 殺し と は な 。
うち は サスケ の こと か 。
わかって は いた が 堕 ちる ところ まで 堕 ちや がった な 。
だが …。
(( ナルト お前 は 俺 に →
自分 は 火影 に なる 男 だ と 言った な 。
俺 は 風 影 に なった 。
影 の 名 を 背負う 覚悟 を 決めた なら →
サスケ の 友 と して お前 が 本当に やる べき こと を やれ ))
アイツ は 納得 して ねえ みて え だった じゃ ん 。
あきらめ ない ヤツ だ から な 。
私 たち で さえ 近づけ なかった 昔 の 我 愛 羅 を 変えた 男 だ 。
相手 が どんな 闇 の 中 に いよう と 最後 まで 手 を 差しのべる 。
救おう と する 。
そういう ヤツ だ 。 我 愛 羅 …。
しかし 闇 を 望んで いる の は サスケ 自身 だ 。
今回 ばかり は 。
その先 は ナルト の 決断 だ 。
友 と して 何 を する の か 。
俺 は ただ 俺 の すべて を かけて →
俺 の 友 と 世界 を 守る 。
( 木 ノ 葉 丸 ) あれ ? また トンビ が 飛んで る ぞ これ 。
いったい 何 羽 目 だ ?
( モエギ ) もう 木 ノ 葉 丸 ちゃん そんな こと どうでも いい でしょ 。
それ より どこ 行っちゃ った の よ ナルト 兄ちゃん は 。
せっかく の 木 ノ 葉 の 英雄 新聞 な のに 。
肝心の インタビュー が 埋まら ない じゃ ない 。
ん ~ 俺 と エロ 忍術 勝負 した とき は →
すぐ 帰って くる ような こと 言って た けど 。
何 よ エロ 忍術 って !
木 ノ 葉 丸 ちゃん 不潔 !
不潔 って … 俺 の 必殺 技 だ ぞ これ !
( ウドン ) 木 ノ 葉 丸 君 ! ナルト の 兄ちゃん 帰って きた って 。
サクラ …。
( サクラ ) ただいま 。
親父 から 聞いた ぜ 。 サスケ の ヤツ が …。
ああ 。
それ に アイツ と は 直接 やりあって きた 。
やりあった って お前 …。
サスケ と か ?
あと で 詳しく 話す 。
悪い けど みんな を 集め といて くん ねえ か ?
言って おきて え こと も ある し な 。
わかった 。
ナルト 兄ちゃん ! 待って た ぞ これ 。
おう お前 ら 。
あと は 兄ちゃん の インタビュー が 取れれば →
英雄 新聞 が 完成 する んだ 。
ナルト 兄ちゃん 取材 取材 !
ああ そう いや そう だった な 。
でも 報告 が ある から また 今度 な 。
( モエギ ) え ~! また 今度 って そんな !
( ウドン ) 約束 した のに !
もう じらす んだ から ! ナルト 兄ちゃん の いけ ず !
ねぇ ねぇ 今度 って いつ ? そう よ !
私 たち ずっと 待って た の よ !
ねぇ ナルト 兄ちゃん !
ちょっと 木 ノ 葉 丸 ちゃん も なんとか 言ったら ?
何 か あった の か な ? え ?
ナルト 兄ちゃん ちょっと 雰囲気 変わった ような 。
は ぁ ? 何 言って る の 木 ノ 葉 丸 ちゃん 。
どう 見て も いつも どおり の ナルト 兄ちゃん じゃ ない 。
そう な んだ けど …。
( ウドン ) ねぇ ! いつ な の ?
( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。
たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる →
と いう の は どう じゃ ろう ?
今回 は 東京 の 離島 伊豆 諸島 と →
東京 の 人 混 み 行列 地帯 の →
豪華 2 本 立て スペシャルじゃ 。 ( くも み ) すごい !
伊豆 諸島 で は 離島 ならでは の お 仕事 を 次々 と 発見 。