NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 197 - 六 代 目 火影 ダンゾウ
( サイ ) 間違い あり ませ ん 。
大 蛇 丸 が 使って いた アジト の ひと つ です 。
( アンコ ) カブト の やつ め 古巣 を 利用 して いる と いう こと か 。
待て 。 味方 だ 。
( トクマ ) みた らし 隊長 。 里 より の 指令 を お 伝え し ます 。
サイ は 里 に 帰還 。 隊長 は このまま カブト の 追跡 を 続行 。
新たに 我々 が 配下 に 加わり ます 。
任務 の 途中 で ヤマト が 慌てて 里 に 戻って いった が →
何 か あった の か ?
木 ノ 葉 の 里 は 暁 の 襲撃 を 受け 町 は 壊滅 。
人員 に も 多大な 被害 が あり 綱 手 様 は 意識 不明 の 状態 です 。
なん だって ?
その ため 火影 の 六 代 目 に ダンゾウ 様 が つき ました 。
にわかに は 信じ られ ない 話 だ 。
隊長 に は 後 ほど 詳しく 経過 報告 を 。 サイ 。
では 。
ここ まで ずっと 一緒だった って のに →
最後 まで 愛想 の ない やつ 。
《 ダンゾウ 様 が 火影 に ?》
( ダンゾウ ) 忍者 と は 裏 で 動く こと が その 極意 。
だが 裏 の 者 も ときに は 表 に 出 ねば なら ぬ とき が ある 。
時 は 今 わし が 表 に 出 ねば なる まい 。
お前たち の 更 なる 忠誠に 期待 する 。 ( みんな ) はっ 。
( オモイ ) は ぁ ~ どう しよう 。 ( カルイ ) あ ?
いや さ 木 ノ 葉 の 里 に →
むちゃくちゃ かわいい 子 が いっぱい いて さ →
その 子 たち が 俺 に むちゃくちゃ 告白 して きたら →
いったい どう しよう か と 思って さ 。 あ ~ あ ~ そうです ね 。
だったら 付き合ったら よろしい んじゃ ない です か ?
手当たり次第 に 。
でも な 木 ノ 葉 を 去る 別れ の とき →
その 子 が 俺 の こと 愛し すぎて →
離れ たく ない って 言わ れたら 俺 どう したら いい か なって 。
心中 しよう と か 言わ れて も 怖い し 。
て め え は それ が 嬉しい の か 嫌な の か →
どっち の ベクトル で 話 進めて い きて え んだ よ 。
まだ 木 ノ 葉 に 着いて も い ねえ のに どこ まで いってん だ 。 キモイ わ !
でも カルイ だって →
むちゃくちゃ イケ てる 面 を して る 男 が →
告白 して くる かも しん ない んだ ぞ 。 そこ イケメン で いい だ ろ !
ま ぁ しか し そう 言わ れて みれば →
イケメン で 金持ち で 背 の 高い セレブ 忍者 が →
告白 して こ ない と も かぎら ない わけだ が 。
いや それ は 考え すぎ だ から 。 ないない 。 絶対 ない 。
て め え に …。
言わ れた か ねえ んだ よ !
どう すんだ よ 。 もし あの 石 が 岩 に 当たって 岩 が 崩れて →
その 崩れた 岩 が 更に 大きな 岩 を 崩して →
すごい 岩 崩れ を 起こし →
その 下 に あった 木 ノ 葉 の 里 が 飲み込ま れ 壊滅 。
考え すぎ はて め え の ほう だ ボケ !
ま まさか そんな ! うち わざと じゃ ないし 。
まさか あんな 石ころ で 。
カルイ お前 なんて こと を 。
( サムイ ) んな わけ ない でしょ 。 とにかく 人 を 探す わ よ 。
お前たち 何者 だ ?
雲隠れ の サムイ と 言い ます 。
雲隠れ の 長 雷 影 の 使い で来 ました 。
え !? 雷 影 様 の …。
先ほど は 失礼 いたし ました 。 最近 皆 気 が 立って まして 。
木 ノ 葉 の 監視 役 も い ない し 里 は こんなに なって る し で →
何 が あった の か と 驚き ました 。
暁 の 仕業 です 。
すぐに 木 ノ 葉 も 警戒 態勢 を 敷き 監視 を 強化 し ます 。
とにかく 火影 様 に お 目 通り を お 願い する 。
雷 影 から 火影 様 宛て の 手紙 を 預かって い ます ので 。
しかし それ は …。 何 か ?
イテテテ … この 頭 の コブ が もし かして …。
( カルイ ) もう いい !
なんて こった … タイミング の 悪い 。
封印 筒 の 情報 で ろくな もん なんて ひと つ も ねえ よ 。
緊急の 五 影 会議 を 要請 する 手紙 だ 。
ほら な … 五 影 会議 !?
火影 様 の 意識 が ない !?
( シズネ ) です から その 手紙 は →
火影 側近 である 私 が 預かって おき ます 。
いつ 目覚める かも わから ない のであれば →
火影 の 代理 の 方 で いい 。
手紙 を すぐに でも 見て 返事 を いただき たい 。
雷 影 は 急いで い ます 。 しかし …。
その者 は もう 火影 で は ない 。
わし が 新たな 六 代 目 火影 だ 。
その 手紙 は わし が 拝見 いたそう 。
《 まさか … そんな ダンゾウ が !?>
( ダンゾウ ) どうした ? 雷 影 殿 へ の 返事 が いる のだろう 。
サスケ か …。
やはり こう なった か 。
で お 答え は ?
( キバ ) いた いた おい !
キバ どうした の ?
いい か 落ち着いて 聞けよ 。
綱 手 様 が 火影 を 解任 さ れた 。
え !? な っ …。
六 代 目 は ダンゾウ って 人 に 決まった みて えだ 。
俺 は よく 知ら ねえ んだ けど 裏 の 人間 らしい 。
ダンゾウ で すって !? 《 ダンゾウ って …》
《 カカシ : 嫌な 予感 が する な 》
驚く の は これ だけ じゃ ねえ 。
その 六 代 目 は 抜け 忍 と して →
サスケ を 始末 する 許可 を 出し や がった 。
どういう こと だって ば よ ! 俺 だって よく わかん ねえ よ 。
綱 手 様 が 回復 する まで 待て ない って こと だ 。
それ も 一理 ある 。 カカシ 先生 。
それ に サスケ は 抜け 忍 だ 。 普通 は 抹殺 する の が セオリー 。
綱 手 様 だった から こそ 穏便に はからって くれた だけ だ 。
私 ダンゾウ に 会って くる ! サクラ 待て 。
いきなり どなり 込んで も 何の 解決 に も なら ない よ 。
綱 手 様 が 目 を 覚まして も い ない のに →
こんな の …。 それ に サスケ 君 の こと だって …。
このまま 黙って る わけに は いか ない でしょ !
俺 も 行く って ば よ 。
2 人 と も 少し 落ち着け 。
こんな 時 こそ 冷静に なら なきゃ うまく 事 は 運ば ん ぞ 。
冷静に なんか な れっか よ ! サスケ に 手 なんか 出さ せ ねえ !!
待て って 言って る でしょ 。
ダンゾウ は お前たち が そう 行動 に 出る と 考え 済み だ 。
会って どう する つもりな の ? 乱暴 なんか し ねえ よ 。
ただ サスケ の 件 は 変えて もらう よう 話 を つける だけ だ 。
こと サスケ に 関して →
お前 が それ で 済む と は 到底 思え ない よ まったく …。
まだ 大名 の 任命 だけ で →
上 忍 衆 から の 信任 投票 は 受けて い ない が →
ダンゾウ は 火影 だ 。
へた を すれば 牢 に ブチ 込ま れる こと に なる 。
それ でも いい !
俺 は 行く 。 私 も !
お おい … お前 ら …。
ナルト ! お前 は 九 尾 を 持って いる 。
それ が 何 だって ば よ !?
だから ダンゾウ は お前 を この 里 に 拘束 して おき たい と 思って る んだ 。
牢 に ぶち 込ま れて も いい ? それ じゃ 相手 の 思う ツボ だ ぞ 。
それ じゃ サスケ を 捜す こと も でき なく なる 。
今 は あまり はしゃぐ な 。
( サイ ) 何 でしょう ?
ナルト を 見張り 何 か 変わった こと が あれば →
逐一 わし に 報告 しろ 。
はい 。
あの … 1 つ 質問 して も よろしい でしょう か ?
何 だ ?
ナルト を どう なさる お つもりです か ?
心配 する な 。 今や ナルト は 里 の 英雄 だ 。
里 の 皆 も ナルト を 信頼 しきって いる 。
この わし 六 代 目 火影 より も な 。
わし が ナルト に 何 か すれば 火影 と して の 体裁 に 障る 。
信任 投票 を 控える 大切な 時期 だ から な 。
だが ナルト は 人 柱 力 だ 。
火影 と して 人 柱 力 は 監視 して おか なくて は なる まい 。
綱 手 の ように 甘く は でき ん 。
わかり ました 。
では 行け !
《 安心 して いい のだろう か …》
サイ ! ちょうど あんた を 捜して た とこ 。
少し 話 が ある んだ 。 何 です ?
ダンゾウ に ついて 詳しく 教えて ほしい の 。
サイ ! それ は 無理だ よ 。
なんで だ よ ? あんた まさか また あいつ の 側 に 。
いや そういう こと じゃ ない 。
僕 は ダンゾウ 様 の こと を 一切 話せ ない ように なって る んだ 。
これ の せい で …。
何 だって ば よ ? それ 。 それ って … 呪 印 ?
そう 呪 印 さ 。 ダンゾウ 様 に かけ られた 術 。
ダンゾウ 様 に 関する こと を 話そう と すれば 全身 が しびれて →
話す こと も 体 を 動かす こと も でき なく なる んだ 。
根 の 者 は 全員 ね 。
用心深い 人 ね 。
ダンゾウ 様 や 根 の 組織 は 隠密 だ から →
里 を 守る ため に 裏 の 汚い 仕事 を いく つ も やってきた 。
だから 情報 が もれる ような こと が あって は なら ない んだ 。
たとえ 捕虜 に なった と して も ひと言 も 話さ ない ように 。
でも そんな やり 方 …。
自分 の 部下 に 呪 印 まで 施す なんて 納得 でき ない 。
そう やって まで 木 ノ 葉 の 里 を 下 から 守って きた んだ 。
やり 方 は 強引 かも しれ ない けど →
里 を 大切に 思って いる こと に 変わり は ない 。
だったら 綱 手 様 が 認めて くれた サスケ 君 の 件 は →
どうして 撤回 なんて した の !?
また 追 忍 を 放って サスケ 君 を 追い詰める つもりじゃ ない !
そう だった の ? 僕 は サスケ 君 に ついて は 何も 聞いて …。
サスケ って の について いろいろ 教えて もらおう か 。
どうやら お 友達 らしい な て め えら 。
影 分身 の 術 !
斬る な よ ! わかって る !
ほ ぅ !
う ぅっ ! サクラ ちゃん !
大丈夫 か ? サクラ ちゃん 。
あの 額 当て は 雲隠れ の 忍 …。
《 なんで こんな 所 に …》
何 だって ば よ お め えら !
お前たち さっき サスケ の 話 を して ただ ろ !?
そい つ の 話 を 聞か せろ !
あんた たち 雲隠れ の 忍 に 何の 関係 が あん の よ !?
大 あり だ ! お前 ら 木 ノ 葉 の うち は サスケ が →
俺 たち の 里 を 襲った !
て め えら の と この 抜け 忍 うち は が →
うち ら の 師匠 を 連れ 去り や がった !
師匠 は 生死 不明だ バカ 野郎 !
そんな … ウソ …。 なんで サスケ 君 が そんな こと を !?
暁 の やつ ら の 目的 なんて 知る か よ !
暁 って どういう こと だ ?
あぁ ? て め え ふざけて ん の か !?
サスケ は 暁 の 一員 だろう が !
お前 ら が 抜け 忍 を 野放し に して おく から →
雷 影 様 が 俺 たち を 遣わした んだ !
うち は の 始末 の 許可 も すでに 火影 から もらった !
《 サスケ が … こいつ ら の 師匠 を …》
復讐 は さ せて もらう 。
うち は は うち ら が 倒す 。
《 サスケ …》
《 お前 どう な っち まったん だ ?》
( マダラ ) よう サスケ 。
《 香 燐 : こいつ の チャクラ 突然 感じた 。 どういう こと ?》
( 水 月 ) あちゃ ~ バッドタイミング 。
( サスケ ) どうして 俺 の 居場所 が わかった ?
( マダラ ) 俺 を ナメ る な 。 こっち に は それなり の 能力 が ある 。
今更 何の 用 だ ?
俺 たち 鷹 は 暁 を 抜けた 。 お前 ら に もう 用 は ない 。
お前たち は 俺 と の 約束 を 裏切った こと に なって いる 。
何の こと だ ? ( マダラ ) 尾 獣 狩り の 件 だ 。
( 香 燐 ) それ なら もう あんた たち に 八尾 を 狩って 渡した はずだ ろ ?
あれ は 変わり 身 だった 。
つまり お前たち は 失敗 した んだ 。
お前 ら は 八尾 に 一 杯 食わさ れた の さ 。
《 写 輪 眼 で 見切って いた 。
分身 の 隙 など あり え なかった はず …》
《 体 を 唯一 分断 した あれ か !》
正直 お前 ら に は がっかり した ぞ 。
( 水 月 ) だ から って じゃあ どう する んだ よ ?
僕ら に は もう 関係ない だ ろ ?
( マダラ ) いや 暁 と して やった 仕事 は 最後 まで やって もらう 。
と は いって も 八尾 は もう いい 。
今 は 別の 用 を やって もらう こと に した 。
断る … と 言ったら ?
ここ で お前 ら と やりあう こと に なる 。
木 ノ 葉 へ は 行け ない と いう こと だ 。
押し 通る !
今更 木 ノ 葉 へ 行って も 少し 遅い 。
《 俺 ごと すり抜けた …。 前 と 同じだ こいつ の 能力 か !?》
お前 の 目的 は 今や 空しく 聞こえて くる 。
残念だ 。 どういう こと だ ?
木 ノ 葉 隠れ の 里 は もう ない 。
どういう こと !?
( ゼツ ) それ は 俺 が 説明 して やる 。
なに こいつ ! 安心 しろ 俺 の 仲間 だ 。
で 火影 は 誰 に なった ?
ダンゾウ って やつ だ よ 。 大方 予想 どおり に なった な 。
ダンゾウ … 火影 だ と ?
そう だ 。 お前 の 兄 を 追い詰めた 木 ノ 葉 の 上層 部 の 1 人 だ 。
そい つ が 新たな 火影 に なった 。
いったい 木 ノ 葉 で 何 が あった ?
俺 の 部下 ペイン が 木 ノ 葉 を 潰した 。
お前 も ペイン も 派手に やり すぎた せい で →
ついに 五 影 も 動き出した ようだ 。
五 影 たち が …。
五 影 会談 が 開か れる 。
そこ から は 僕 が 説明 する 。
サスケ に ついて 知って る こと は すべて 話して もらう 。
忍術 の スタイル や 能力 に ついて は もちろん →
お前 ら が 集めた 暁 の 情報 と サスケ の 仲間 に 関する 情報 も →
行動 履歴 も すべて だ 。
そんな ! ウソ よ ! サスケ 君 が 暁 に 入った なんて !
それ って たしかな の か ? ああ うち は の 家紋 を 確認 した 。
リスト の 容姿 も 一致 して る 。
そんな … そんな こと って …。
な に 泣いて んだ こら !
泣 きて え の は こっち な んだ よ !
て め え が 泣いて も キラービー 様 も ユギト 様 も 帰って こ ねえ !
泣く 暇 が あったら さっさと サスケ に ついて 話せ !
待って よ 君 たち 。 あぁ ?
おそらく この サスケ 抹殺 の 承諾 が なされた 時点 で →
木 ノ 葉 に ある サスケ の 情報 は 君 ら の 側 に 渡さ れる はずだ 。
ここ で この 人 たち に そこ まで 詰め寄ら なくて も 。
あぁ 確かに そうだ 。
うち ら の 隊長 が 今 それ を 受け取る の を 待って る 。
んで うち ら は うち ら で 少し でも 情報 を 持って る やつ に →
聞き込み を しよう と して た だけ だ 。
じっと なんか して られる かよ !
俺 たち の 師匠 が どう なって る か わかん ねえ って のに !
(( エロ 仙人 の 敵 は 俺 が 討つ 。
じっと なんて して らん ねえ んだ よ ))
関係ない お前 ら に は 俺 ら の 気持 は わから ねえ だろう が な !
その 師匠 って の は 人 柱 力 か ?
なんで それ を !?