NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 224 - 紅 州 の 商 忍
( ガイ ) う お ~ っ ! 降ろして くれ ! 降ろせ !
出る ぞ … 出ちゃ う ぞ 。
( ナルト ) しっかり して くれよ ゲキマユ 先生 !
( アオバ ) ガイ さん が 船 に 弱い と して も →
この 波 は さすが に くる なぁ 。
( ヤマト ) ああ 僕ら も 少々 …。 ( アオバ ) どう する ?
今 すぐ 船 を … おっと 揺らす な 。
ああ もう 船酔い ぐれ え で だ らし ねえ ぞ !
とはいえ この 揺れ は さすが に …。
ガイ さん と 天候 の 回復 を 兼ねて どこ か で 休もう 。
そう です ね 。
予定 して いた 航路 から は 少し 外れ ます が →
東 に 島 が あった はずです 。
そう いえば あった な 。 中立 海域 の 無人 島 。
え ~ と ああ これ だ !
そこ だ そこ に 寄ろう な っ な っ !
うわ っ 間に合わ ねえ ! 急ぐ って ば よ !
( アオバ ) 方位 変更 ! 北 北東 に 針路 を とれ !
( ガイ ) 出る ~!
もう しっかり して くれ って ば よ 。
( サクラ ) ナルト じゃ な ~ い !
お ~ い こっち こっち !
こんな ところ で 何 やって ん の よ !
サクラ ちゃん !?
( サクラ ) まあ 確かに すごい 波だった けど 。
ひどかった ぜ ! みんな 吐き そうで さ 。
で ガイ 先生 に 休んで もらう ため に ここ へ ?
ところで そっち は どんな 任務 な んだ ?
うん 実は 綱 手 様 の 指示 で ね 。
(( サクラ : 私 たち も 東 の 海 へ ?
( 綱 手 ) じきに 第 四 次 忍 界 大戦 が 始まる 。
その 前 に 秘 薬 や 兵糧 丸 の 材料 を 集めて おき たい 。
うん これ だ 。
七草 島 ここ は 言わば 薬草 の 宝庫 だ 。
地図 に 植生 を 記して おいた 。
マンドラ 草 活力 人参 紅 イモリ 大 マトウ 。
ホント いろいろ あり ます ね 。 あの ここ は ?
そこ は 余裕 が あれば で いい 。
無理 は する な 。 はい …))
そんで サクラ ちゃん を 隊長 に ? うん 。
( い の ) ガイ 先生 寝ちゃ った わ 。
( チョウジ ) 準備 は 万事 オッケー ! いつでも 出発 できる よ 。
おお シカマル の い ない 十 班 の 残りもの 。
残りもの じゃ ない わ よ !
あまり もの って 言って ほしい ね !
そう 言う 七 班 だって ナルト が 抜けて る から →
バラバラ に 任務 やって る わけでしょ 。
サイ も 違う 任務 やって る はず よ 。
そう か そうだ よ な 。
みんな いろいろ やって んだ よ な 。
俺 も 何 か し なくて いい の か な ?
ナルト に は この先 で 大きな 任務 が 待って いる 。
この 旅 は そもそも その ため の もの だ し 。
そう だ けど よ 。
そう だ ナルト どうせ ガイ 先生 が もち 直す まで は →
出航 し ない んでしょ ?
私 たち を 手伝って くれ ない ?
え ぇ !? だって 草 とり だ ろ ?
そう よ たかが 草 とり 簡単でしょ ?
( い の ) 違う ! 何 回 目 よ !
あれ ? じゃあ これ !
何 見て ん の よ 全然 違う じゃ ない !
ええ ~ もう さっぱり わかん ねえ !
ちっとも 簡単じゃ ねえ じゃ ねえ かよ !
った く 2 人 と 一緒に →
ガイ 先生 の おもり し てり ゃあ よかった って ば よ !
(( ガイ さん の 調子 が 戻ったら →
航海 スケジュール の 相談 を しよう と 思って ね ))
まあ 残って て も やる こと な しか …。
ほら これ を 参考 に して 。
戦争 が 始まれば どうした って 負傷 者 が 出る 。
何 百 人 何 千 人 …。
その 人 たち を 治療 する ため に は →
絶対 やって おか なきゃ いけない 任務 よ 。
うん 。
綱 手 様 は 薬草 の 宝庫 って 言って た けど →
思った より 見つから ない わ ね 。
場所 を 変えて みる ?
もっと 上 の ほう に 行って みよう よ 。
兵糧 丸 の 材料 も 探さ なくちゃ 。 そう ね 。
いくら あって も 足りない くらい だ もん ね 。
ああ ! ちょっと 待って よ !
うわ っ にげ え !
よし 味 は 覚えた 。
よっ しゃ ~! やる って ば よ ! ナルト ?
これ か ? 違う ! これ か ? 違う !
これ か ? 違う !
お っ これ な んじゃ ねえ ?
う ~ ん 味 が 違う ような 。 違わ ない ような 。
変 ね こういう 場所 なら マンドラ 草 なんて →
ふんだんに 生えて い そうな のに …。
気候 が 変だった の か な ?
あっ ! 活力 人参 だ !
なんだ やっぱり あった の ね 。
まとまって 生えて る !
いい 兵糧 丸 が できる ぞ 。
( バンドウ ) お 待ち ください 。 誰 だ !?
失礼 ながら そちら の 活力 人参 は →
私 たち が 先 に 見つけて おり ました 。
その 額 当て 木 ノ 葉 の 方々 と お 見受け し ました が 。
あなた たち は ?
大国 の 方 は 我々 小国 の 存在 など →
気 に もとめて は い ない のです ね 。
私 ども は 南 に ある 紅 州 島 の 忍 です 。
私 は 上 忍 の バンドウ 。
下 忍 の サダ です 。 キジ です 。
戦争 が 近い と いう 噂 を 聞き →
この 島 に 薬草 を 集め に 来て おり ました 。
なんだ よ どうりで どん だけ 探して も ねえ はずだ よ 。
お前 ら が とっくに 集めて たって わけ か 。
はい すでに 大方 の ところ は 。
ですが それでは あなた 方 も お 困り でしょう 。 おい 。
はっ !
これ は ! ありがとう ございます 。
忍 連合 と して も 助かり ます 。
ご 満足 いただけ ました か 。
それでは … は いっ !
え ~ パチパチ の パチ っと 。
ひと 束 あたり この お 値段 で いかがでしょう ?
えっ あの …。
か ぁ ~! 木 ノ 葉 の 方 は 厳しい です ね 。
では 精一杯 勉強 さ せて いただいて …。
これ で どう だ !
アンタ 金 とる 気 !? くださる んじゃ ない んです か ?
は あ ? 勘弁 して ください 。
そんな こと を して たら 私 ども の ような 小国 は →
生き延び られ ませ ん 。
まっ 木 ノ 葉 で お 買い いただけ ない んであれば →
他の 里 の 大名 殿 たち に でも 買って いただき ます か な 。
戦 で 傷つく の は 忍 ばかりじゃ ご ざん せんし 。
アンタ ! それ が わかって い ながら 商売 しよう って の !
あなた 方 だって 任務 は 金 で うける のでしょ 。
ランク 分け して 金額 つけて 。
失礼 … が どう か ご 理解 ください 。
私 ども も 自己 防衛 の 資金 が 必要な んです よ 。
おい さ ! おい さ !
(2 人 )1 つ 抜いて は 金 の ため ! ほ い さ !
(2 人 )2 つ 抜いて は 金 の ため ! よい しょ !
(2 人 )3 つ 抜いて は 金 の ため ! ほ い さ !
(2 人 )4 つ 抜いて は 金 の ため ! よい しょ !
どう しよう …。 これ じゃ 任務 でき ない わ ね 。
かといって アイツ ら の を 横取り する わけに も いか ない し 。
あたりまえでしょ ! 忍 連合 結成 して る って いう のに →
よそ の 忍 と いざこざ 起こす わけに は いか ない わ よ 。
そ ~ んな 悩む こと なんか ねえ よ ! サクラ ちゃん 。
この 島 は 薬草 の 宝庫 なんだ ろ ?
この あたり の が よそ に とら れた から って →
どう って こと は ねえ って ば よ 。
おっしゃる とおり !
希少 性 の 高い もの は これ から です 。
ですが 簡単に とれる と は 思わ ない こと です ね 。
確かに やっかいな 場所 が ほとんど よ ね …。
俺 に 任せろ !
ナルト ? どうした の ?
では お 先 に 。
せいぜい お 気 を つけて 。
あっ ! ちょっと ! 行っちゃ った わ よ 。
どう しちゃ った の よ ? ナルト !
腹 が 痛 て ぇ …。 え ?
薬草 食って どうして 腹 イタ に なる んだ って ば よ …。
薬草 って アンタ 間違えて 毒 草 食べちゃ った んじゃ ない の ?
え ぇ …。
ああ ~ っ !
ナルト 急いで !
そう は 言った って よ …。
この あたり に は 大 マトウ が 生えて る はずな のに 。
もう とら れちゃ った の か な 。
そう 思い たく は ない けど 。 よい しょ っと 。
あっ ! え ?
急ぎ ましょう 。 この 調子 じゃ きっと 他 も よ 。
あぁ ~ 大 マトウ の 花 が 。
あっ でも 少し 残って んじゃ ん 。
なんだ アイツ ら 俺 たち に 残して くれた んだ な 。
そんじゃ あ 早速 っと 。 ダメ よ ナルト !
なんで ? 残して る の は 種 を 残す ため 。
根こそぎ とら ない の は 採取 の 原則 よ 。
なんだ よ 俺 たち の ため じゃ ねえ の か よ 。
次 行き ましょう 次 。
川 の 上流 紅 イモリ を 探す の 。
急いで ! だ な 。
(2 人 ) うん 。
お 先 に ! アイツ ら やっぱり !
待て ! 待って 何 か 書いて ある 。
「 この 橋 渡る なかれ 紅 州 専用 」
ヘッ 渡る なった って 渡って やら ぁ !
ちょっと ナルト ! 罠 な んじゃ ない の ?
ハッ 平気 平気 ! やっと 腹 も 落ち着いて きたし よ 。
か 体 が …。
体 が 痺れて 動け ねえ って ば よ 。
え ? ねぇ 見て 。
この 巻きつけ られて る の って 痺れ 草 じゃ ない ?
やっぱり 罠 だった んじゃ ない 。 ホント 。
いや ちょっと …。
それ より た 助けて …。
あ ? ああ ~ っ !
ナルト !
そっち の ほう は どう ?
ちょっと 見つから ない 。
お っ 紅 イモリ 見 っけ !
見つけた よ 紅 イモリ !
と いって も この 1 匹 だけ だ けど ね 。
それ に この サイズ じゃ 子供 だ よ 。
逃がす しか ない ね 。
また やられた 。
余計な 時間 食っちゃ った から 。
そう だ よ 何 のんびり して んだ ?
あぁ ~ 冷えた 。
さっさと 次 いく って ば よ !
誰 の せい で のんびり して る と 思って ん の よ !
ハァ ~。 で どう する ?
ここ は もう 無理 。 そう ね 。
こう なったら ここ 行く か 地獄 谷 。
地獄 谷 ? 地 の 底 から 湧き出る 泥 。
打ち身 切り傷 捻挫 など 何 に でも 効く 万能 泥 。
ただ 綱 手 様 は …。
(( そこ は 余裕 が あれば で いい 。
無理 は する な ))
たぶん かなり 危険な ところ ね 。 ええ 。
よし 決まった !
そん なら 地獄 谷 に 行く って ば よ 。
さて どうした もん か 。
( い の ) あっ アンタ たち !
お前 ら ケチ な 罠 張って んじゃ ねえ って ば よ !
いえいえ とんでもない 。
木 ノ 葉 の 方々 に そんな こと 。
薬草 採取 の ため の 用意 を 備えて いた だけ です よ 。
アンタ たち なんか もう 相手 に し ない わ 。
万能 泥 を 手 に 入れて 帰る 。
お 待ち ください 。
何 ? また 足止め ?
これ は 無料 サービス です 。 ご覧 ください 。
時折 ガス が 噴き出して い ます よ ね 。
あれ は 毒 な んです よ 。
長 時間 浴びれば …。
しかも どうやら 規則 性 は ない 。
さて どう やって 奥 に ある 万能 泥 を →
とり に 行けば よい の やら 。
多重 影 分身 の 術 !
いけ ~!
くっ 苦しい !
あっ ち ~! ぐ わ っ !
あっ ち ~! ぐ お っ !
ほう …。
よっ しゃ 万能 泥 。
いただき だ ぜ 。
あっ ち ~!
これ は 何 か 道具 が ない と とれ ねえ って ば よ 。
こいつ は 結構な 大 博打 だ な 。
一 か 八 か だ ね 。
てい うか ムリ でしょう 。
おかげ さま で ルート の 確認 が でき ました 。
行く 気 な の ?
遊び で 商売 を やって いる わけで は あり ませ ん 。
小国 が 生き延びる ため に 我々 も 必死な んです 。
次 ガス が 消えたら 行き ます よ 。
(2 人 ) は っ !
今 です !
おい !
すごい 。 危ない !
風 遁 大 突破 !
風 遁 の 術 。 やる って ば よ 。
はっ !
(2 人 ) とった !
でか した ! 撤収 だ 。
えっ ? 何 あれ ?
風 遁 大 突破 !
急げ !
走れ 走れ ! (2 人 ) は っ !
や べ え ぞ 。 ちょっと 走って ちゃ ムリ でしょ 。
風 遁 大 …。 続けろ って ば よ !
そりゃ あ ! なぜ ?
手助け など 無用です 。 大国 に 借り を 作ったら →
あと で どれ だけ ふっかけ られる か わかり ませ ん 。
金 なんか とら ねえ って ば よ !
信じ ませ ん よ あなた が た は いつも 我々 小国 に …。
ところが こいつ は 無料 サービス だ 。
大玉 螺旋 丸 !
あの なんと 申して よい やら 。 その …。
助けて いただき まことに ありがとう ございました 。
それ で あの 本当に →
お 金 を お 支払い せ ず と も よい のでしょう か ?
だから サービス って 言った ろ 。
他国 の 忍 だ から って 敵対 する ばかりじゃ ない わ よ 。
ですが …。
ときに は 利害 を 超えて 手 を 結ぶ 。
今 の 忍 連合 が そう よ ね 。
しかし それでは … なあ 。
うん 。 サダ キジ 。
サービス だ そうだ ありがたく 受ける と しよう 。
(2 人 ) は ぁ …。
これ は 私 たち から の サービス です 。
どうか この 万能 泥 を お 持ち ください 。
いい の か ? すま ねえ な 。
はい 。 そして もし よろしければ すでに 積み込み 済み の →
あちら の 薬草 も すべて お 持ち帰り ください 。
忍 連合 へ の 私 ども から の サービス です 。
やった ! 任務 達成 ね 。
助かる !
ありがとう ございます 。 すげ え な お前 。
ああ いえいえ こちら こそ です 。
いい 勉強 に なり ました 。
お ~ い あり が と な !
そっち も 頑張れよ !
でも いい んです か バンドウ さん 。 タダ で やっちゃ って 。
な ~ に 今 の うち に 忍 連合 に 恩 を 売った まで です よ 。
損して 得 とれ って ね 。 (2 人 ) ああ !
おお さらば 陸 よ 。
しばし の お 別れ だ 。
おかげ で 俺 の 体 も すっかり 船 に 慣れた ぜ !
本当 そう 願い ます よ 。 アハハハハ 。
( サクラ ) ナルト !
しっかり ね ! 特別 任務 頑張って !
おう !
( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。
たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?
今回 は 群馬 県 の 2 大 都市 →
前橋 市 と 高崎 市 の 対決 じゃ 。
( くも み ) 対決 ? そう この 2 つ の 町 は →
発展 から 雄大な 自然 まで バチバチ に 争 っち ょる →
ライバル 都市 な んじゃ ぞ 。