NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 228 - 闘え ロック ・ リー !
( リー ) 師匠 ! 師匠 ~!
師匠 ~!
師匠 ! あぁ っ !
師匠 ! 誰 が こんな こと を !?
( ガイ ) ゲロ …。
ゲロ ? ( カイ ) ゲロ !
ゲロ ? 逃げろ って 言って んだ ~!
( マダラ ) ハッハッハッハッ !
( マダラ ) 逃がす もの か ! お前 は 暁 の リーダー マダラ !
その とおり 。 木 ノ 葉 の 最終 兵器 ロック ・ リー !
その 男 は お前 を おびき寄せる ため の →
エサ と いう わけだ ! おのれ ! 許さ ない ぞ !
今 こそ 先生 秘伝 の お 薬 を 使う とき だ !
ん ~?
ヒック …。
なんだ その 動き は !
まるで 酔っ払い だ な 。 これ で は 勝負 に は なら ん ぞ !
と ぉっ ! アチャチャチャチャ !
アチャッ !
《 フフフッ 時空 間 忍術 を 操る この 俺 に 触れる こと など …》
アイタ ~!
飲めば 飲む ほど 強く なる 。 それ が この 酔 拳 な のです !
あなた に 僕 の こぶし は 見切れ ませ ん 。
なに を !? う ぉっ !
は ~ っ ! ひ ょっ ! なんと ! 甘い わ !
アイテ ~! まだまだ これ から !
先生 おかわり は ?
それ が … 最後 だ ~!
ふ ~ ん … ヒック !
と いう わけです 。 お 薬 の おかわり が 来る まで →
休戦 と し ましょう 。 あぁ そうだ な …。
って そんな わけ に いく か ~!
うわ ぁっ !
なんだ 夢 でした か …。
修業 中 に 寝て しまう と は 気 が 緩んで る 証拠 です !
戦争 も 近づいて る んです !
ナルト 君 の ように もっとも っと 強く なら なければ !
努力 ! 努力 です !
努力 ! あっ …。
でも … もしも お 薬 なし で →
夢 の ように 強く なる こと が できたら …。
ガイ 先生 ! もしかしたら あの 修業 を →
再び 試す とき が 来た の かも しれ ませ ん !
( ガイ ) う ぉ … う ぇ ~ っ !
( ナルト ) だ から おとなしく 寝て りゃ いい のに よ 。
バカな こと を 言う ぼ な ~!
うわ っ !
船酔い 程度 努力 と 根性 で 克服 でき なくて →
なに が 木 ノ 葉 の 気高き 碧 き 猛獣 だ ば らっしゃ ~!
わかった ! わかった って ば よ !
そう いえば あの とき も …。
( ガイ ) あれ は リー が 裏 蓮華 を 習得 し その 祝い を した 翌日 の こと だ 。
( いびき )
ん ~ っ !
( トイレ の 水 を 流す 音 )
う ぅ まいった …。 昨日 さすが に 飲み すぎた の か な ?
ん ?
( いびき )
えっ と … なんで リー が 俺 の 部屋 に いる んだ ?
それ が 思い出せ ない のです 。
僕 も 先生 と 食事 に 行った こと は 覚えて い ます が →
途中 から 記憶 が …。
ふ ~ む 実は 俺 も だ 。
何 か 大変な こと が あった ような 気 が する のだ が 。
先生 すみません ! どうした と いう のだ リー 。
先生 に ごちそう に なって おき ながら →
それ を 忘れて しまう なんて 。
たくさん 修業 の ヒント を 聞いた ような 気 も する のに 。
僕 は 弟子 失格 です ! いや 待て リー よ 。 ん ?
《 なんだ 今 の は ? 待てよ そう いえば …》
あの … 申し訳 あり ませ ん 。 すべて は この マイト ・ ガイ の 責任 です 。
先生 ? 先生 どう さ れた んでしょう か ?
へ ? あ いや なんでもない 。
《 どうやら やって しまった ようだ 》
あっ もし かして 何 か を 思い出さ れた んです ね 。
何 を 思い出さ れた んです か ? いやいや たいした こと で は ない 。
それにしても リー よ 。 なん だって こんな もの を 持ってきた のだ ?
お 店 の 方 に は 申し訳ない と 思った のです が →
この メニュー に は 先生 から 伺った 修業 の ヒント が 書か れて いる のです 。
修業 の ヒント だ と ? はい 。 これ を 見て ください 。
焼き鳥 だ が … それ が どうした ?
先生 は おっしゃった んです 。
修業 は いつ いかなる とき でも できる 。
例えば この メニュー から でも できる のだ と →
焼き鳥 に 印 を つけた んです 。
イメージ しろ と 。
焼き鳥 から イメージ だ と ? そう いえば …。
カカシ ! カカシ 青春 ライバル 対決 だ 。 やろう 。 やら ねば なら ん 。 な っ !
( カカシ ) 俺 今 修業 中 だ から ダメ 。
修業 中 だ ぁ ?
そんな いかがわしい もの を 読んで 何 が 修業 だ 。
これ は 俺 なり の 修業 な の 。
イメージ トレーニング って やつ ?
戦闘 でも 修業 でも イメージ が あって する の と →
そう で ない の と じゃ 全然 違う から ね 。
お前 も 本 でも 読んで イメージ を 養う と いい よ 。
じゃあ ね ~。
イメージ を 養う ? なん のこっちゃ 。 新 術 の 開発 か ?
ふ ~ む … それ は イメージ トレーニング って やつ だ な 。
イメージ トレーニング です か 。 それ は いったい どんな 修業 な のです ?
そ それ は とても 重要な 修業 だ ぞ 。 たぶん な 。
先生 それ です ! 昨日 の 話 は →
きっと その イメージ トレーニング の こと だった んです 。
その 修業 を すれば →
昨日 の こと を 思い出す 手がかり が つかめる ので は あり ませ ん か !?
うむ …。 やり ましょう 先生 !
修業 も できて 昨日 の こと を 思い出せる なら 一石二鳥 !
いえ 先生 も 思い出せれば 一石 三 鳥 です !
《 ま … まずい 。 そんな こと で 昨日 の こと を 思い出さ れて は →
かなわ ん ぞ 。
あのような 惨めな 姿 を 思い出さ れて は →
師匠 の メンツ 丸つぶれ だ 。
仮にも 木 ノ 葉 の 碧 き 猛獣 マイト ・ ガイ 。
思い出さ せ は し ない 。 俺 の 全力 を もって 阻止 する !》
先生 これ は いったい 何の 修業 な のでしょう か ?
わから ん の か リー よ 。 これ ぞ イメージ トレーニング と いう もの だ 。
これ が イメージ トレーニング です か ?
そう だ 。
焼き鳥 から 連想 する の は ズバリ 鳥 !
鳥 の 拳法 と いえば 白 鶴 拳 !
お ~ っ ! 見え ます 師匠 ! まさに 鶴 そのもの です !
お前 は 鶴 に なりきる こと で 白 鶴 拳 の 極意 に 近づいて いる のだ 。
これ こそ 白 鶴 拳 の イメージ トレーニング !
い … 言わ れて みれば →
泥 の 中 で 片足 バランス は 意外に 難しい 。
そう か ! これ は 足腰 の 鍛錬 も 兼ねた 修業 な んです ね 。
おっと ! リー よ イメージ が 足り ん ぞ !
イメージ !
焼き鳥 に 突き刺さる 1 本 の 串 の ごとく →
大地 を 貫く イメージ が 足ら ん のだ 。
いわば これ は 焼き鳥 の 技 。 やっ !
なるほど 焼き鳥 の イメージ です か 。 奥 が 深い 。
焼き鳥 ! 僕 は 焼き鳥 に なる !
そう だ 焼き鳥 だ ! 焼き鳥 を …。
ん ?
先生 なにやら 鳥 さん たち が 怒って いる ようです が …。
その ようだ な 。
( 鳴き声 )
( ガイ / リー ) ギャ ~ ッ !
おっと ! いや ぁ 鳥 を 前 に 焼き鳥 は 失敗 だった な 。 ハハハ !
だが 今度 は 問題 ない ぞ 。
うなぎ の かば焼き ?
そんな 拳法 が ある んでしょう か ?
イメージ が 足り ん なぁ 。
うなぎ の 動き は ヘビ に 通じる 。 ヘビ と いえば …。
蛇 拳 だ 。 お っ 蛇 拳 です か !
とう っ ! リー よ 続け !
はい !
音 も なく 地 を 這い 静かに 獲物 を 狩る ヘビ を イメージ 。
ん !? お っ …。
先生 これ は ? これ は な んです か !?
ん ~ これ は あれ だ 。 流 砂 と いう やつ だ 。
(2 人 ) うわ ぁ ~ っ !
お わ っと !
あ 危なかった です ね 。
逆だ 。 俺 だ から こそ 持ちこたえ られた 。
はい 。 しかし 先生 どこ に 向かって いる んです か ?
次の メニュー は 麻 婆 豆腐 だった な 。
はい 。 しかし …。
麻 婆 豆腐 に は 鷹 の 爪 が 入って いる 。
鷹 の 爪 と いえば …。
ハッ 鷹 爪 拳 ! それでは …。
虎 穴 に 入ら ずんば 虎 児 を 得 ず 。 鷹 の イメージ を 得る に は 鷹の巣 だ !
ジャ ~ ンプ !
あ いや すま ん すま ん 。
その なんだ 友達 … トモダーチ !
遅い ぞ リー 。
先生 鷹 爪 拳 の 極意 が ここ に ある んです ね 。
(2 人 ) ギャ ~ ッ !
ごめん な さ ~ い !
先生 何 か 思い出せ ました か ?
い いや … お前 は どう だ ?
僕 も これ と いって 。 そ そう か 。
《 よし デタラメ な イメージ トレーニング で なんとか ごまかせ そうだ 》
あぁ ! 生き返る な 。
《 はて ? 何 か 思い当たる ような 》
《 や … やはり リー は 俺 の 無 様 な 姿 を 見て いる 。
なんと して も 昨日 の イメージ から 遠ざけ なければ !》
先生 チェック して ある メニュー は あと ひと つ です 。
そ … そう か 最後 か !
これ で 思い出せ なければ しかたがない な 。
それ で なんだ ? これ なら 僕 に も わかり ます 。
なんといっても お 酒 に 丸 が ついて い ます から ね 。
ブ ~! これ から イメージ さ れる 拳法 は 酔 …。
水夫 の 拳 だ な !
え ? 水夫 の 拳 だ !
海 だ よ ~!
そ … そのような 拳法 が あった のです か ? あった のだ !
《 危なかった …。
酒 を イメージ する こと は 絶対 に 避け ねば …。
酔 拳 など もってのほか 》
では 先生 早速 修業 を !
リー 何 を して いる のだ ?
はい 。 水夫 の 拳 と いう からに は →
舟 の 上 で の 修業 だ と 思い ました ので 。
お ぉ そう だった 。 なかなか 鋭く なって きた な 。
イメージ トレーニング の 成果 が 出て いる な 。
《 まいった なぁ 舟 か …》
先生 始め ましょう か !
この 修業 は ただ イメージ する だけ で は ない ぞ 。
まずは 揺れる 舟 の 上 で バランス を とる こと が でき なければ →
話 に なら ん から な 。 はい 先生 !
しかし この 程度 なら どう って こと あり ませ ん よ !
や … やめ ん か 。 やめ ん か !
水面 に あって 揺れる こと なく ! これ が 水夫 の 拳 の 極意 …。
って わ ぁ ~! そんなに 舟 を 揺らす な !
で … です が これ は 僕 が 揺らして る わけで は !
うわ っ !
た … 確かに これ は 厳しい 修業 です 。
ん っ !
う ぅ … 先生 なんだか 気分 が …。
あっ !
《 まずい ! あの 動き は まるで 酔 拳 。
なんとか やめ させ なければ ! う っ !》
リー よ ! そんな 動き で は 水夫 の 拳 は マスター でき ん ぞ 。
もっと ふんばる のだ ! う っ !
こ … こう でしょう か ?
ど わ っ !
ふんばって は いる んです が …。
お … おい なんて 動き を して る んだ ! う っ !
はい …。 でも バランス を とろう と する と …。
う っ ! 自然 と …。
《 こいつ まるで 天性 の 酔 拳 の 使い 手 …。
そう いえば …》
(( て め え ~! う っ !
なんだ この 野郎 !
ヒック …。
アチョ ~!
速い ! いい 動き だ 。 だが なぜ ?
粕 漬け ? 粕漬 けってい や 酒 粕 で 漬けた …。
そう か それ で か ! お前 は 天性 の 酔 拳 使い だ !
いい ぞ リー ! やれ ! やって しまえ !
酔っ払い の 食い 逃げ な ん ぞ 許す 必要 は ない !
気 の 流れ の 命じる まま 存分に やって しまえ !
ハハハハ ! あ ?
そう だった の か 。 あれ は お前 が …))
ガイ 先生 すみません でした 。
あ ? 何 を 謝って いる のだ ? リー は 。
昨日 僕 は 何 か 大変な こと を した ので は ?
先生 は そんな 僕 を かばって →
土下座 まで さ れた ので は ない でしょう か ?
お前 あれ を 覚えて いた の か ?
何 が あった の か は 思い出せ ませ ん 。
しかし 気 が つけば 店 は メチャクチャ 。
そして 先生 が 謝って おら れ ました 。
お前 あれ を 見て 俺 の こと を ぶざまだ と は 思わ なかった の か ?
そんな ! あの とき 先生 は おっしゃって ください ました 。
今日 は 弟子 の 努力 が 叶った 記念日 。
確かに あいつ は 努力 しか でき ない バカな 弟子 。
しかし 並 の 人間 で はなし え ぬ 努力 を 経て →
これ から も 努力 を 続ける 努力 の 天才 。
木 ノ 葉 の 未来 を 担う 立派な 忍 に なる →
俺 の 命 を 懸けた 宝 な のだ !
責任 ならば 師 である 俺 が 受ける ! だ から …。
これ まで の そして これ から の 努力 に 免じて →
今日 この 日 を とがめ ないで やって ほしい と →
おっしゃって くれ ました 。
僕 が 覚えて いる の は これ だけ です が →
先生 の 思い は 伝わって き ました !
だから 先生 に 昨日 の こと を 思い出して いただき →
何 を しでかした の か 叱って もらおう と 思って い ました 。
しかし 昨日 の 記憶 を たどる ヒント と なる 修業 も これ が 最後 。
僕 は どう すれば …。
顔 を 上げろ リー 。
先生 …。 リー よ 。 お前 は 何も 悪く ない 。
お前 は 酔 拳 を 学ぼう と した だけ な のだ !
先生 … 昨日 の 記憶 が ? そんな こと は どうでも いい 。
今 から お前 に 酔 拳 の 奥義 を 授ける !
し しかし 酔 拳 に は お 酒 が 必要な ので は ? う っ …。
酔えば 酔う ほど 強く なる 。 それ が 酔 拳 の 極意 。
だが お前 に は 天性 の 酔 拳 の 素質 が 備わって いる !
酔え ! 酔う のだ !
この 船酔い に よって お前 だけ の 酔 拳 を 完成 さ せる のだ !
本当です か !? あと は 実戦 ある のみ 。
いく ぞ ~! は いっ !
アチョ ~!
お ~ っ !
甘い ぞ リー ! 木 ノ 葉 強力 旋風 !
ならば 木 ノ 葉 烈風 !
どんどん 気持 悪く なって き ます …。
お ぉ だが 船酔い 酔 拳 の キレ は 増して る ぞ ! う っ …。
なるほど 。 これ が 僕 だけ の 酔 拳 …。 船酔い 酔 拳 !
そう だ ! 船酔い 酔 拳 だ !
いく ぞ ~! 消えた !?
気持 悪い です ~!
ガイ 先生 ! ガイ 先生 ! 先生 大丈夫です か ?
ハッハッハ ! 見事に やられた ぞ 。
できた な 船酔い 酔 拳 。 見事な 一撃 だった 。
先生 …。 あ ありがとう ござ いま …。
(2 人 ) おえ ~ っ !
そう 。 こうして 船酔い と いう 大いなる 試練 を 経て →
リー の 船酔い 酔 拳 は 完成 した のであった 。
それ 使え ねえ じゃ ん か 。 ん ?
ま ぁ 確かに 船酔い を 克服 し なければ →
実戦 で は 使え ない 。 だから リー は …。
(( 努力 と 根性 で 船酔い を 克服 し →
真 の 船酔い 酔 拳 を 手 に 入れて みせ ます !))
そう じゃ ねえ って ば よ 。 え ?
船酔い の まま なら 気持 悪くて ダメだ し →
船酔い が 治 っち まったら 全然 酔え ねえ じゃ ん 。
そ したら 酔 拳 に なら ねえ だ ろ ?
あ あぁ …。 な んじゃ ~ って か ! な は ~!
( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。
たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?
今回 は 空 から 気 に なる モノ の 値段 を 大 調査 じゃ 。
( くも み ) 値段 ? そうじゃ 。 誰 も が 知って る →
あの 建物 から 誰 も が 乗って る あの 乗り物 まで →
ありとあらゆる モノ の 値段 と その 秘密 を 見て いく ぞ 。
気 に なり ます ! えっ これ の お 値段 も ?