NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 230 - 影 の 逆襲
< ナルト : 航海 日誌 補足 。
これ で 5 日 連続 の 嵐 だ 。
船 を 転覆 さ せ ない ため 乗員 総出 の 大忙し >
( ガイ ) う ぅ … う っ !
< でも 俺 に は 頼れる 仲間 たち が いた のであった >
い っけ ~ 分身 ども !
♪~
これ で 最後 だ 。
しゃ ~! 終わった ぜ 。
ご 苦労 さん 今 術 を 解く から な 。
フゥ ~ やっと 休める って ば よ ぉ 。
( ヤマト ) ナルト ! マスト が 風 で 持って かれ そうだ 。
分身 たち と ロープ を 支えて くれ ! 了解 ! すぐ 向かう って ば よ 。
え ~ っ ! まだ 働かせ ん の か よ ~。
今 は 猫 の 手 も … いや 分身 の 手 も 借り たい 時 な んだ 。
さ ぁ 働いた 働いた !
頑張れ ~ 俺 !
いくら 分身 だ から って あんまり だって ば よ ぉ ~!
あぁ ~ っ !
なんか 危ない って ば よ 。
誰 か 上 に 上がって 調べて こい よ 。
おい 。 お前 が 行け って ば 。
俺 は 疲れて んだ よ 。
みんな 疲れて る って ば よ 。
分身 と 本体 は 疲れ 方 が 違う だ ろ 。
んな 話 初耳 だ 。
リーダー と して の 重み が 違う んだ よ 。
誰 が リーダー って 決めた ?
何 だ と !? だいたい 何 だ よ !
徹夜 徹夜 で 俺 たち を コキ 使って !
そんで ようやく 嵐 が 去った って のに →
多重 影 分身 の 術 を 解か ない なんて よ !
どういう つもり だ !? また 嵐 に なったら →
お前たち に 働いて もらわ なきゃ なら ねえ んだ から よ ぉ 。
待て … こら もう …。
ふざけ ん な ! 俺 たち を 何 だ と 思って んだ !?
俺 の 分身 だ !
お前たち は 俺 の 言う とおり に 動いて れば いい んだ よ 。
な っ 何 だ と !? やめろ !
分身 に も 信頼 さ れ ねえ 本体 なんか 放っておけ 。
こっち だって 分身 相手 に ムキ に なる ほど →
バカじゃ ねえ って んだ !
まったく 本体 風情 が 偉 そうに しや が って 。
いい か ? 分身 あって の お前 じゃ ねえ か 。
風 遁 を 覚えた の も 俺 たち の おかげ だ 。
ふざける な ! あれ は 俺 の 実力 だ !
なんだ と ?
なんか お前 ら さっき まで と 雰囲気 違 くない か ?
フン お前 が 今 まで 俺 たち 分身 一人ひとり と →
いかに 向き合って こ なかった か って こと だ 。
つまり 分身 と は いえ ムラ と いう か 偏り が できちゃ うんだ なぁ 。
偏り って いう か →
俺 の 中 に 存在 する と は 思え ない やつ も いる って ば よ 。
あら や だ 自己 否定 ?
お前 みたいな な よっ ち ~ いの と か →
こんな 湿っぽい の 俺 ん 中 に は い ねえ って の !
分身 して も 自分 って 見え ない もん な の ね 。
そっち の 気 が なかったら →
お 色気 の 術 とか さま に なん ねえ し →
あんな 術 ほんと は 恥ずかしかった けど →
寂しかった から 誰 か に かまって ほしくて …。
泣く なって ! 昔 の こと だって ば よ !
今 じゃ 里 の みんな に チ ~ ヤホヤ さ れて →
ハッピー ハッピー ! やめろ !
お前 ら う ざい ! お 望み どおり 術 を 解いて やる って ば よ 。
冗談 じゃ ねえ 。
どうせ また コキ 使わ れ ん だ 。 こう なりゃ 居座って やる 。
しばらく 反省 して ろ ! 解 !
ポーン ! わ ぁ ~ 消えた ~。
な … なんで 消え ない って ば …。
解 !
解 !
解 ! 解 解 … 解 ! か ~ い !
解け ねえ 。
知ら なかった の か よ 。 分身 を 出す の も 解く の も →
俺 たち の 同意 あって の こと な んだ よ 。
お お前 ら …。 と っつ かまえろ !
わ っ やめろ ! こら 放せ ~!
殴ら れて 消滅 する の は 勘弁 だ から な 。
縛り 上げる ぞ ! お ~ っ !
何 やって る んだ ? ナルト 。
お っ いい ぞ ! 熱き 血潮 を たぎら せ →
ぶつかり合う 男 たち 。 嫌い じゃ ない 。
( アオバ ) そんな 雰囲気 じゃ な さ そうです けど …。
た … 助けて くれ ヤマト 隊長 。
この 船 は 俺 たち ナルト 組 が 占拠 した !
こいつ は 人質 だ !
ナルト の 命 を 助け たければ 俺 たち の 要求 に 無 条件 で 従え !
え ? ど … どういう こと だい ?
ねぇ みんな … 1 時 の 方向 に 島影 が 見える って ば ~。
どれ どれ ?
ふむ 我々 の 画策 を 実行 に 移す に は もってこいだ 。
よ ~ し あの 島 へ 舵 を 取れ !
どう し ます か ?
分身 たち が ナルト の 命 を 本当に とる と は 思え ん 。
しかし 俺 も 陸地 で 休み たい し な 。
は ? ようそ ろ ~!
( ヤマト / アオバ ) ようそ ろ ~。
[ スピ ー カ ] あ ~ あ ~。
我々 の 分身 環境 の 向上 !
ならびに 危険 手当 や 補償 など の 要求 を 聞き入れる まで →
我ら 分身 労働 者 の 当然の 権利 と して →
ストライキ を 決行 する !
食事 の メニュー 改善 も よろしく ね 。
ラーメン 食わせろ ~ バカ 野郎 !
と ん こつ 味噌 チャーシュー ね ~! さすが 本体 。
わかって んじゃ ねえ か よ 。 フン !
我々 の 満足の いく 回答 を 得 られる まで →
お前たち に は その 島 で 待機 して もらう 。
やっかいな こと に なって しまい ました ね 。
万一 スト が 長引いて これ 以上 スケジュール が 遅れて しまったら →
火影 様 に 大 目玉 を くらう ぞ 。
そう そう ! お 肉 を たっぷり 頼む ぞ !
おい 2 人 と も しっかり 食って おけよ !
腹 が 減って は 戦 は で きんぜよ 。
こいつ ら の 要求 なんか 聞く こ た ぁ ねえ ぞ ~!
早く やっつけ ち まって くれ って ば ~!
みんな のんきに カレー 食べて る わ よ 。
ヤマト 隊長 たち 本体 を 救出 する つもり ある の かしら ?
ある に 決まって んだ ろ !
上 忍 の 高等 忍術 に かかりゃ →
単 細胞 の 俺 の 更に 分身 なん ざ 簡単に やられ ち まう って ば よ !
いったい どんな 作戦 で 来る か …。
誰 か が 飛び込んだ の か ?
あれ は …。
な なんで 泳いで んだ !?
忍 なんだ から 海 の 上 走って 来れば いい のに 。
お も しれ え ! ガイ 先生 だって 上 忍 だ 何 か ある んだ って ば よ !
よう ! ナルト の 諸君 。
気 を つけろ よ 。 死角 から 何 か 出て くる かも 。
わから ん の か ? 裸 一貫 の 俺 様 の メッセージ を 。
武器 も 小細工 も ない わ !
ノープラン で やって 来た の か よ !? この 人 …。
俺 たち の 要求 は 聞き入れて くれる んだろう な ?
そんな もの は こざかしい !
と ぉっ !
肉体 と 肉体 が ぶつかり合い →
その 骨 伝導 に よって 互い の 心 を 知る の が いちばん 。
お前たち の 思い を この 俺 に ぶつけて みろ !
なんで こんな 人 を よこす んだ よ …。
さっ 来い !
わっしょい ! ナイス ! ゲキマユ 先生 !
早く ロープ ほどいて くれ !
ど っせ ~ い ! え ~ っ !?
一 発 でも 食らったら 消滅 しちゃ う 。
しまった !
はっ ! は は ~ い !
う ぉっ ! 待て ~ い !
そりゃ そりゃ そりゃ そりゃ ~!
ん ?
う ぉ ~ っ !
や っほ ~ っ !
(2 人 ) ハイ ハイ ハイ ! し ゃっ !
《 いい ぞ そう こな くって は 》
本気で いく ぞ ~!
え ~ っ !
と ぉ ~ っ !
あい や ~ そりゃ ~!
や ばい ! や ばい ! 死ぬ か と 思った って ば !
は ぁ ~…。
ほう 無事だった か 。
船 に 戻った の は 正解 だ 。
俺 とて 船 の 上 で 本気で 戦う わけに はいかん から な 。
フンッ 俺 たち が ただ 漠然と 海 の 上 を 逃げて いた と 思って ん の か ?
ん ? 海 の 上 で ガイ 先生 が →
大技 を 出す ように 仕向け 船 に 戻れば …。
当然 ガイ 先生 も 追って 来る !
ちょうど その頃 ガイ 先生 の 大技 の 余波 が …。
ぬ お っ 。 う ぉっ …。
この 揺れ 止めて くれ 。
俺 の 三半規管 が …。 ウプッ 。
せっかく いただいた カレー が 。 ウグッ 。
ウモモ …。
さんざん 大 暴れ した あげく 状況 は 不利 。
あの 人 作戦 の 意図 わかって ん の か 。
( ヤマト ) 船上 生活 の ストレス を 発散 し たかった んじゃ ない です か 。
あっ 捕まった 。
こりゃ 一 本 とら れた 。 人質 が 増えた だけ じゃ ねえ か 。
ガイ 先生 ヤマト 隊長 たち が →
どんな 作戦 で くる の か 話して もらおう か 。
ウム 勝手に 飛び出して きちゃ った から な 。
作戦 の 内容 は な ~ ん も 知ら ん 。
フフッ 。 何 し に 来た んだ って ば よ !
よっ 。 すごい すごい 。
大漁 大漁 。
塩焼き かな ? フライ に して も おいし そう 。
ほ い 。 煮つけ も いい か な 。
そっち ちゃんと 見張れ よ 。 見張って る わ よ 。
( カモメ の 鳴き声 )
うわ ぁ なんだ こりゃ !
グッ 見え ない 。
うわ ぁ ~。
あっ 忍法 着 ぐるみ の 術 。 な ~ ん て な 。
もう ちょっと 真剣に 作戦 考えて くれ って ば よ 。
と っつ かまえろ 。
ヤマト 隊長 。 今 の うち に ロープ を 。
《 チッ 鳥 の 群れ は ヤマト 隊長 が 船 に 乗り込み →
術 を 発動 する まで の 目 くらまし だった の か 》
シャ ~ ッ ! やっと 自由 の 身 だって ば よ 。
でも なんか 今ひとつ 開放 感 に 欠ける ような 。
全員 人質 と いう 状況 に 変わり ねえ じゃ ねえ か 。 バ ~ カ 。
本体 に 向かって バカ と は な んだ 。 お前 ら バカ の 分身 じゃ ねえ か バカ 。
たぶん バカ だけ 本体 に 残った んじゃ ねえ の 。
な っ なんだ と ? まあ 待て ナルト 。
あいつ ら の 要求 を な のんで やって も いい んじゃ ない の か ?
何 言って んだ よ ゲキマユ 先生 。
あいつ ら の 気持 も わから ん で は ない 。
今 まで 無償 で お前 の ため に 働いて きた んだ 。
だったら 少し くらい 願い を 聞いて やって も いい だろう なぁ 。
あ … 俺 ら 少し でも わかって もらえたら →
要求 なんか 別に …。 ふざけ ん な 。
なんで 俺 が こい つら の 要求 を のま なきゃ なら ねえ んだ よ 。
俺 が 本体 だ ぞ 。 本体 は 親 も 同然 。
子供 が 親 の 言う こと を 聞く の は 当たり前だろう が 。
そんな もん いつ 決めた ? こう なったら 我々 は →
本体 を 持ち回り に して 平等に その リーダー と して の 権利 を 要求 する 。
分身 は 分身 だ 。 本体 に なんか なれる か よ 。
コピー の 分 際 で 何 言 いやがる 。
ナルト お前 言いすぎ だ ぞ 。
ゲキマユ 先生 って ば どっち の 味方 だ よ !
俺 は ナルト の 味方 だ 。
もう 一 度 あいつ ら を … お前 自身 を よく 見て みろ 。
ほれ !
♪~
俺 は あんなに メソメソ して ねえ し うぬぼれて も い ねえ 。
ニヤニヤ 舞い上がって も いね えし →
まして や ぜ って え オネエ じゃ ねえ !
ナルト !
ヤマト 隊長 せっかく 俺 の ため に 作戦 立てて くれた のに →
悪い や っぱ 俺 の やり 方 で いかせて もらう って ば よ 。
まだ 分身 頼り か よ 。
だって 分身 い なきゃ 螺旋 丸 も うて ない し 。
言って ろ 。 4 人 ぽっ ち 。
100 人 も 出せば あっという間 に 終わり だ 。
多重 影 分身 の 術 !
いく ぞ 分身 ども !
あぁ … あぁ … うわ ぁ !
ぐ は っ !
いつまでも お前 が お前 だって いう 保証 は ない んだ よ 。
いつ 自分 が 取って代わら れた って 不思議 は ない だろう 。
俺 たち は この チャンス を ずっと 待って いた んだ 。
だから お前 の 無 茶 な 要求 に も 耐えて きた 。
これ から は 俺 たち が お前 だ !
( 笑い声 )
バ … バカ ! 本体 の 俺 が やられたら →
分身 の お前たち だって 。
果たして 本当に お前 が 本体 な の か な ?
試して み ようじゃ ない か どっち が 本体 か 。
うわ ぁ ~ っ !
イテテ …。
うわ ぁ ~!
いや なにも そこ まで 驚か なく たって 。
え !? あれ 武器 は ?
お前たち ストライキ して →
俺 から 本体 を 奪おう と して た んじゃ …。
なに 訳 わかん ねえ こ と 言って ん だって ば よ 。
それ に 確か 分身 は 4 人 いた はず 。
だから ~ さっき マスト の 滑車 が 落ちて きて →
分身 の 1 体 が お前 を かばって 消え ち まった 。
俺 を かばった ?
覚えて ねえ の かよ ?
(( お前 ら … 俺 と 本体 …。
我々 は 本体 の 権利 を も 要求 する ))
あれ は 分身 が 見て た 夢 。
分身 が 解けて その 情報 が 俺 の 中 に 入って →
それ が 現実 と ゴチャゴチャ に なった の か 。
お ! ようやく 術 を 解いて くれる の か ?
あぁ ご 苦労 さん 。
解 !
♪~
< 季節 の ご飯 が 大好きな 豆 助 >
≪ は ~ い お 待た せ できた わ よ
< それ は 秋 の 到来 を しみじみ と →
しみじみ ~ と 実感 できる 炊き込み ご飯 >
< その 名 は …>