NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 235 - 撫子 のく ノ 一
( カモメ の 鳴き声 )
( ナルト ) ごちそう さ ~ ん 。
あ ~ 食った 食った ~。
ま ぁ でも や っぱ 一 楽 の ラーメン に ゃ かなわ ねえ な ~。
何 だ !? ( 爆発 音 )
( みんな ) うわ ぁ ~!
( トキワ ) また お前 か !? どこまでも 懲り ない 男 だ !
( コクヨウ ) 見届け 人 に 用 は ない !
お 隣 に いる お 姫 さん と 勝負 を さ せろ って んだ よ !
無駄だ ! お前 の 相手 など せ ん !
このような 者 シズカ 様 の お手 を 煩わ せる まで も 。
( シズカ ) 私 の 宿命 です 。 下がって いて ください 。
ん ?
相変わらず いい 女 じゃ ねえ か 。 とっとと 俺 の 嫁 に なり や がれ !
お ? ん ?
撫子 流 轟 派 旋回 蹴り !
ハ ~ ッ !
あ ~ れ ~ 覚えて ろ ~!
お 見事です シズカ 様 。 どうか 宿 で お 待ち ください 。
私 は 引き続き 船便 を 調べて まいり ます 。
お 願い し ます 。
あの 姉ちゃん たいした 忍 だ ぜ 。 まっ 関係 ねえ か 。
お 待ち ください そこ の お方 ! え ?
その 額 あて 木 ノ 葉 の 忍 と お 見受け する 。
え ? そう だ けど 。
尋ね たい こと が ある 。 伝説 の 三 忍 自 来 也様 を …。
いや その 弟子 に あたる 方 を 知ら ない か ?
驚いた な … こんな 所 で 捜し 人 に 会える なんて 。
我々 は あなた を 捜し →
木 ノ 葉 行き の 船 に 乗る ところ だった のだ 。
こっち だって びっくり した って ば よ 。
急に エロ 仙人 の 名前 出さ れて … って か なんで 俺 の こと を ?
自 来 也様 から 聞いて い ない の か ? 何 を ?
では 語ろう 。 あなた の 師匠 自 来 也様 と 我が 里 の 因縁 は →
数 十 年 前 に さかのぼる 。
(( 見失う な ! 我が 里 に 潜入 した 罪 を 思い知ら せる のだ !
( 自 来 也 ) った く ! わし は ただ →
次回 作 の 取材 に 来た だけ だって え の 。
ハァ …。 かわいい 顔 して 物騒な 連中 だ 。
お 覚悟 なされ ませ !
悪い が そういう わけ に は いかんの ぉ 。
ガマケン さん ! 秘 技 三十六 計 の 術 !
( ガマケン ) 自分 不器用です から 。
逃がす な ! (2 人 ) ハッ !
お ぉ 冷たい 。
ふ ぅ 生き返る 。
まさか こんな 所 まで 追いかけて くる と は の ぉ 。
ゆうべ の あなた 様 の 手際 お 見事でした 。
まさか そんな こと を 言い に きた んじゃ ねえ だ ろ 。
その 腕 を 見込んで お 願い が ございます 。
お 願い ?
木 ノ 葉 上 忍 自 来 也殿 。
結婚 を 賭け 私 と 勝負 して ください ))
スト ~ ップ ! なんで そう なる んだ !?
我が 撫子 の 里 は 完全 女 系 。 つまり 女 しか 生まれ ない 。
え ~! 女 だけ ?
ゆえに 里 長 候補 は 外界 の 腕 の 立つ 者 に 勝負 を 挑み →
己 を 打ち 負かした 実力 者 を →
婿 と して 里 に 連れ帰る と いう さだ め が ある のだ 。
両者 は 忍術 を 尽くし 激突 した 。
しかし 結局 勝負 は つか なかった のだ 。
♪~
( トキワ ) そこ で 2 人 は 約束 した 。
ひとまず 勝負 は 延期 。
もし お互い の 再戦 が 叶わ ぬ その とき は →
互い の 弟子 に 勝負 を 引き継ぐ こと に しよう と 。
それ って ば つまり …。
あなた に は シズカ 様 と 結婚 を 賭けた →
真剣 勝負 を して いただき たい 。 け … 結婚 !?
そんな こと いきなり 言わ れて も よ …。
いきなり で は ない 。 師匠 の 代 から 決まって いた こと だ 。
だって 俺 って ば 今 聞いた し 。 それ は そちら の 問題 だ ろ 。
とにかく 約束 は 約束 。 受けて もらわ ねば こちら が 困る 。
受けたら 俺 が 困る じゃ ねえ か !
とにかく この 話 は なかった って こと で !
待て !
この 勝負 何と して も …。
( ガイ ) ガハハハ ! いきなり 求婚 と は 大 モテ だ な ナルト 。
うらやましい ぞ 。 そんな ん じゃ ね えっ つう の 。
エロ 仙人 が 勝手な 約束 した せい で →
もう いい 迷惑 だって ば よ 。 ( ヤマト ) は ぁ … 確かに 。
我々 は 極秘 任務 に 向かって いる 身 です から ね 。
下手な 騒ぎ に 巻き込ま れる の は 困り ます 。
( アオバ ) 出発 を 早め ます か ? あぁ そう だ な 。
幸い 物資 の 補給 は 終わって いる し →
今夜 は 早く 休んで 朝一 で 港 を 出る か 。
茶 飲み すぎた か な 。
え ぇっ !? あぁ でも ちょっと タンマ 。 ちょっと ね 。
しつこい って ば よ 。
こんな 所 まで 追いかけて くる なんて 。
逃がす もの か 。 あなた は 大切な 花婿 候補 だ から な 。
あの なぁ その 話 なら 断った ろ 。
里 の 決まり だ か 何だか 知ら ねえ が →
そんな おかしな 勝負 なんか に は →
俺 は つきあえ ねえ って ば よ 。 しかし !
どうしても 戦 いて えっ つう ん なら →
そのへん の やつ 捕まえて 適当に …。 そんな 言い 方 は やめて くれ !
シズカ 様 とて 好きで こんな こと を して いる ので は ない 。
あの 方 は 本当 は 心 の 優しい 方 。
しかし …。
♪~
(( ずっと こうして いたい 。
( サギリ ) だったら そう しよう 。 でも …。
君 の 立場 は 知っている 。 けど →
戦い で しか 婿 を 選べ ない なんて そんな の おかしい 。
サギリ さん …。
( サギリ ) 僕 は この 里 に 出入り を 許さ れた 行商 人 。 強く も ない 。
でも 誰 より も 君 の こと を 思って いる 。
君 に 幸せで いて ほし いって …。
だから 僕 なり の 力 で 里 の 掟 を 変えて み せる 。
いつか 必ず ))
定かで は ない が それ は 里 の 行く末 を 案じる →
一部 の 者 の 企て で は ない か と 言わ れて いる 。
襲わ れて 死ぬ なら それ まで 。
撫子 の 里 に 相応しく ない … と 。
そんな …。 その 日 から シズカ 様 は →
お 心 を 閉ざさ れて しまわ れた 。
( トキワ ) もう 二度と 愛する 者 を 失わ ぬ ように …。
誰 に も 心 を 寄せる こと なく 己 の 役目 を 果たす ため →
強い 者 を 求めて ただ 戦う 。
その 姿 は まるで ご 自身 を 痛めつけて いる ようだった 。
だから 俺 に 戦え って の か ?
あなた は 先代 様 と 引き分けた ほど の 腕 を 持つ →
自 来 也様 の 弟子 。
あの 方 の 戦い を 終わら せる こと が できる かも しれ ない 。
勝手な 願い な の は 重々 承知 だ !
だが どうか シズカ 様 と 戦って もらえ ない だろう か ?
見張ら れて る 様子 は な さ そうだ な 。
港 さえ 出て しまえば 問題 は ない でしょう 。
花嫁 候補 を ふ っち まった な ナルト 。
これ で ち っと は 時間 が 稼げる だ ろ 。
ナルト 殿 勝負 を 受けて いただけた こと →
深く 感謝 する 。 いや 悪い が →
俺 は やりあい に 来た んじゃ ねえ →
話 を し に 来た んだ 。 なに !?
お前 の 事情 は 聞いた 。 でも こんな の →
や っぱ おかしい って ば よ 。
私 は あなた と 戦い に 来 ました 。
その 力 を 見せて いただく ため に 。
この 辺り で いい だろう 。
土 遁 鉄 堅 牢 !
♪~
俺 は やら ねえ ぞ 。
これ は 宿命 な のです 始め させて いただき ます 。
撫子 流 轟 波 烈風 拳 !
撫子 流 真空 演舞 !
キリ が ねえ 。
《 トキワ : ナルト 殿 やはり できる 。 だが 逃げて ばかり で は …》
円 舞 二 の 段 。
埒 が あか ねえ 。
烈 扇 風 。
うわ っ 。
ここ まで の ようです ね 。 ああ そう だ な 。
ここ まで だ 。
二 段 の 陽動 と は 。
今 まで 後ろ を とら れた こと は あり ませ ん でした 。
決着 を お つけ ください ませ 。
言った ろ 。 俺 は やりあい に 来た んじゃ ねえ 。
勝負 を する つもり も ねえ と 。
( コクヨウ ) だったら その 女 は 俺 が もらう ぜ 。
アハハッ 。 捕まえた ぜ 。
貴 様 卑怯 な 。
この 程度 の カラ クリ など 造作 も ない 。
あ ~ っ !
百 傀儡 魂 縛 。
この 術 は 俺 の 百 体 の 傀儡 を 倒す こと に よって →
ターゲット の 体 に 楔 を 打ち込む 術 。
これ で あんた は 俺 の 操り 人形 さ 。
まさか 今 まで の 傀儡 たち は この ため に …。
卑怯 な 。 やった ぜ 。
これ で シズカ も 撫子 の 里 も 俺 の もの だ 。
離せよ 。 あん ?
話 の 途中 だ 。 そい つ を 離せ 。
うるさい 。 関係ない やつ は 引っ込んで ろ 。
これ から 俺 は こいつ を 使って … うん ?
螺旋 丸 。
あ ~ れ ~。
なぜ 助けた ? もう たくさんだ って ば よ 。
ど いつも こいつ も 。 そう で は ない !
お前 は 私 を 倒 せた はずだ 。
お前 の 気持 は それ で いい の か !
宿命 と か の ため に 自分 の 心 を 閉じて まで →
結婚 相手 を 見つけ なきゃ な ん ねえ なんて おかしい だ ろ 。
そもそも 結婚 と か よく わかん ねえ けど 。
それ って 互いに 好きだったり 惹 かれ 合ったり する 相手 と →
する もん じゃ ねえ の ? それ は …。
俺 に も サクラ ちゃん って いう 好きな 子 が いる 。
と 言って も 俺 の 勝手な 片思い だ けど よ 。
でも サクラ ちゃん は サスケ って やつ の こと が 大好きで →
サスケ を 追いかけて 認め られよう と 一生懸命で さ 。
そん とき の サクラ ちゃん の 笑顔 す っげ え かわいく って 。
理屈 じゃ ねえ 。 気 が ついたら 好きに なって た 。
俺 は そんな サクラ ちゃん の 気持 を →
強引に 自分 の もの に しよう と は 思わ ねえ 。
それ じゃ さっき の やつ と 変わ ん ねえ から な 。
フン … だ から 俺 は 決めた んだ 。
サクラ ちゃん が サスケ に 認め られよう と 一生懸命な ように →
俺 も サクラ ちゃん に 認め られる ように 努力 しよう って 。
でも 私 に は 宿命 が …。
そんな の 宿命 でも 何でも ねえ ! 里 が 勝手に 決めた ルール って だけ だ 。
え ぇ です が …。
ヘッ そんな もん お前 が 力ずく で ねじ伏せて やれ 。
うまく 言えた か わかん ねえ けど →
これ が 俺 の 話し たかった こと だって ば よ 。
ナルト ! ゲッ ! ヤマト 隊長 。
君 って やつ は また 勝手な こと して 。
影 分身 で 僕 を 騙す の 2 回 目 だ よ 。
どう なる か 覚悟 は できて る んだろう ね ?
あ … あ … ナハ ~ イ !!
そろそろ 出発 する よ 。
すぐ 行く って ば よ 。
じゃあ 元気で な 。
この 任務 が 終わったら …。 え ?
里 に 戻ったら その方 に 思い を 伝える お つもりです か ?
え !? いや … 俺 に は まだ そんな 資格 は ねえ よ 。
だから まあ 当分 は 見守る だけ だろう な 。
よい のです か ? それ で 。
(( そりゃ あ いつか 俺 を 選んで もらえたら 嬉しい けど →
でも まあ いい んだ 。
サクラ ちゃん が 幸せで いて くれりゃ あ それ で いいん だって ば よ ))
(( 君 に 幸せで いて ほし いって …))
(( 自 来 也 : 悪い が 戦い は ここ まで だ 。
残念 ながら この 自 来 也 すでに 心 に 決めた 女子 が おる 。
もっとも わし の 片思い だ が の 。
片思い ? あなた ほど の 方 が 。
そい つ は 愛する 者 を 次々 と なくして な 。
今 は 人 を 好きに なる こと 自体 を 拒絶 しち まって おる 。
わし は そい つ の 行く末 を 見届けて やら ねば なら ん 。
報われる と は 限り ませ ん のに 。 ウッハッハッハッ !
そんな ち っ さいこ と は 気 に せ ん の ぉ 。
ドーンと で っ かい 愛で 包み込んで あいつ の 幸せ を 願って やる の よ 。
わかり ました 。 ひとまず この 勝負 引き分け と いたし ましょう 。
( シズカ ) 私 は その方 の 弟子 と 戦えば よい のです ね 。
シズカ 。
あなた は 確かに 宿命 を 背負って い ます 。
でも ね …。
心 まで 縛ら れる こと は ない のです よ ))
( トキワ ) シズカ 様 。
行き ましょう トキワ 。 は ?
私 は もっと もっと 強く なり ます 。
そして いつ の 日 か …。 はい !
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お 楽しみ ください 。
( 拍手 )
『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。