NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 238 - サイ の 休息
( サクラ ) へ ぇ ~ 絵 なんか 描く んだ 。
( サクラ ) こんな ところ で 描いて る から 風景 画 だ と 思って たら …。
これ 抽象 画 ね 。
この 絵 タイトル は 何て いう の ?
( サイ ) さ ぁ …。 まだ 決めて ない ?
( サイ ) そんな もの ない よ …。
正確に は タイトル を つけよう と して も つけ られ ない んだ 。
何も 思い浮かば ない … 何も 感じ ない んだ よ 。
( ナルト ) フンッ ! そんな 絵 … たいした こと ねえ って ば よ 。
そう です ね 。 君 の お チンチン と 同じです よ 。
くっ … 正直に はっきり 言う 。
俺 は て め え が 嫌いだ !
文句 が あん なら 作り 笑い なんか し ねえ で →
正直に はっきり 言 いやがれ !
喧嘩 なら いつでも 買って やる !
そんな もの ない よ 。
君 の こと なんて ほんとに なんとも 思って ない 。
《 中心 部 は 順調に 作業 が 進んで いる ようだ な …》
《 サイ : 里 の 周辺 部 は まだまだ 人手 が 足りて い ない か …》
≪ ようし ! お 宝 探し 始め ~!
≪ お ~ っ !
もしも ~ し ? 迷子 に なった お 人形 さん と かい ませ ん か ?
私 が 連れて 帰って あげ ます よ 。
( サイ ) こんな ところ で 遊んで ちゃ 危ない よ 。
えっ !?
がれき が 崩れて きたら 大変だ 。
《 別に おど かす つもり は なかった のに な …》
どうした ん だ ?
あの お 兄ちゃん が …。
うわ ぁ ~ 上手 !
《 子供 … さっき の ?》
お 兄さん 漫画 家 ? お 絵描き 屋 さん ?
もし かして さすらい の 旅人 ?
( サイ ) いや … 違う よ 。
じゃあ なんで こんな ところ で 絵 を 描いて た の ?
僕 は 今日 お 休み を もらった から →
里 の 様子 を 見 に ここ まで 足 を 延ばして 来て みた んだ けど 。
ねぇ ねぇ 他の 絵 も 見せて 。
別に 人 に 見せる ため に 描いた もの じゃ ない から …。
《 まずい ! この パターン は …》
わ ぁ ~ っ 。
フゥ なんとか ごまかせた 。
待て 。 あ ~ っ 。 捕まえた 。
そのまま そのまま 。 動く な よ 。
あっ ! オケツ 破れちゃ った 。
あんた 昨日 も 洋服 破いて 帰った でしょ 。
ヘッ お 父ちゃん は 子供 は それ くらい 元気 が あった ほう が いい って さ 。
毎日 毎日 洋服 を 縫わ なきゃ なら ない →
お 母さん の 苦労 も 考え なさい よ 。
あ ~ あ 始まった 。 う っせ んだ よ ブス !
誰 が ブス です って 。
間違い 間違い 。 待て こら !
フフッ 。
しゃ んな ろ ~! イッテ ~。
《 サイ : なんか ナルト と サクラ を 見て いる ようだ な 》
この アンポンタン 。 イテ ~ ッ 頭 破けた 。
《 そう いえば 僕 も サクラ に 殴ら れた こと が あった な 》
ごめんなさい 。 ナルト の こと は 許して あげて 。
別に なんとも 思って ない よ 。
そう よかった 。
私 の こと は 許さ なくて いい から 。
騙さ れた な 。 君 の さっき の 作り 笑い 。
《 あれ は 冗談 で すまさ れ ない レベル だった けど 》
これ って お 兄ちゃん の お 友達 ?
え ? いや お 友達 と いう より 仲間 か な 。
仲間 って お 友達 じゃ ない の ?
う ~ ん 。
《 サイ : 難しい 問題 だ な 》
《 サイ : ナルト が 感じて いる サスケ 君 と の つながり 。
その 強 さ の 訳 を 僕 は 本当に 実感 して い ない の かも しれ ない 》
サイ お前 は す っこ ん でろ 。
ナルト 君 が サスケ なんか の ため に 殴ら れて やる 必要 は ない 。
サスケ は 君 を 傷つける ばかりじゃ ない か 。
僕 なら …。
《 でも カカシ 班 の 仲間 と して 何 か し なければ と 思った 。
けれど その せい で ナルト と サクラ を →
かえって 苦しめる 結果 に なった の かも しれ ない 》
ウッ …。
ナルト は 君 と の 約束 を ずっと 背負って る ようだった 。
一生 背負う 気 で いる みたいだった 。
君 が ナルト に 何 を 言った の か は 知ら ない 。
でも それ は まるで 僕 の さ れて いる もの と 同じ 呪 印 の ように 感じた 。
ナルト を 苦しめて る の は サスケ だ けど 君 も な んじゃ ない の かい ?
サスケ 君 は どんどん 離れて いく だけ 。
でも ナルト 。 あんた は いつも 私 の そば に いて くれた 。
私 を 励まして くれた 。 私 気づいた の 。
ナルト あんた の 本当の 姿 に 。
でも サスケ 君 は 罪 を 重ね 私 の 心 を 砕く だけ 。
どんどん 別の 遠い 人 に なって いく 。
でも ナルト あんた の こと は こうして 触れて い られる 。
安らぎ を くれる 。
今 は あんた の こと が 心 の 底 から …。
いいかげんに しろ サクラ ちゃん 。
そんな 冗談 は 笑え ねえ って 言って んだ よ 。
俺 は 自分 に 嘘 を つく ような やつ は 嫌いだ 。
《 僕 の せい で サクラ は ひと り で →
サスケ と 決着 を つけよう と 行動 を 起こし →
ナルト に は サクラ の 本心 を 伝えた せい で →
意識 を 失って 倒れる ほど の ショック を 与えて しまった 。
これ が 本当の 友達 だった なら 違う やり 方 が あった の か …》
ここ ら へん は 来た こと が ない な 。
明日 は もっと 人手 を 集め ねえ と な 。
起爆 札 で 吹っ飛ば しち まった ほう が →
早い んじゃ ねえ か ? バ ~ カ そんな こと したら →
全部 吹っ飛ば しち まう だろう が 。 駄目だ 。
あぁ そう か 。 おう すま ねえ な 兄ちゃん 。
《 こんな ところ に まで 被害 が …》
《 ひどい な 》
あの …。
もしや この 家 の お 身内 の 方 で ?
いえ 。 たまたま 通り が かった だけ で 。
あぁ すみません 。
いえ 私 は 隣 の もん で ございます が →
お 身内 の 方 なら ご 家族 は 安全な 場所 に おら れる と →
お 伝え しよう と は ぁ 思い まして 。
よかった です ね ご 無事で 。
え ぇ 。 でも お 屋敷 は この ありさま で →
明日 に も 解体 作業 が 行わ れる と 聞き ました 。
そう です か 。
もの 皆 すべて いずれ 朽ちる と は いえ →
お さみしい もの です 。
《 家主 を 失った 家 … 寂しく 感じる 》
こんばん は 。
何 やって ん の よ ?
誰 も 住んで ない こと は 一目瞭然じゃ ない 。
いや なに ね …。
別の 何 か が 住み着いて る んじゃ ない の か な ~ って 。
それ って 幽霊 の 類 の こと ? いる わけない よ 。
て め え は 口 挟む んじゃ ねえ !
( ヤマト ) は いはい 。 今夜 は ここ で 1 泊 ね 。
( サクラ ) ほんと バカな んだ から 。
サイ 。
ちょっと 話 が ある って ば よ 。
今 から 俺 と 本気で 戦え 。
そんな こと して 何の 意味 が ある んです ?
やって みりゃ わかる って ば よ 。
そこ まで し なくて も 君 の 実力 は もう わかって ます から 。
なら かわして みろ ! 影 分身 の 術 !
まったく …。
《 なるほど 超 獣 戯画 を 使わ せ ない つもり か 》
《 悪い が これ で 退散 さ せて …。
しつこい …》
《 決着 を つける しか ない か 》
て や ~ っ !
( ヤマト ) ナルト ! サイ !
( ヤマト ) 姿 が 見え ない と 思ったら こんな こと か 。
まったく … 何度 も 同じ こと を 言わ せる んじゃ ない よ 。
仕掛けた の は ナルト の ほう だ ろ ?
サイ も 軽々しく 挑発 に 乗る んじゃ ない よ 。
まっ しかし →
この 勝負 ナルト の 勝ち だ な 。
う ぉ ~ っ !
ハァ ハァ ハァ …。
ハァ ハァ ハァ …。
見直した よ ヤマト 隊長 に 化ける と は …。
君 が こんな だまし 討ち みたいな 手 を 使う なんて ねぇ 。
すっかり 騙さ れた よ 。
もっと 直接 的で バカ正直な 戦い 方 しか →
君 は でき ない と ばかり 思って いた から 。
だからといって こんな 勝ち負け だけ で →
僕 より 強い ん だって 言い たい の なら →
それ は ただ の 自己 満足 だ よ 。
そんな ん じゃ ねえ って ば よ 。
ヤマト 隊長 が 言った ろ 俺 と お前 は チーム だって 。
1 人 が 動く とき は 相棒 が それ を 援護 する →
バディシステム で 行動 する って 。
この先 もし サスケ を 連れ戻そう と する の を →
邪魔 する 敵 が 現れた とき →
お互い の 戦い 方 知って たほう が より 動き やすい だ ろ 。
俺 より いつも 冷静な お前 なら →
俺 の 力 を 利用 した うまい 戦い 方 を 思いつく かも しれ ねえ し な 。
そういう こと も ある んじゃ ねえ か と 思って よ 。
それ で サスケ 君 が 戻って くれば →
僕 も 早く カカシ 班 から 抜け られ ます し ね 。
あぁ ! せいせい すら ぁ !
《 ナルト は 必ず サスケ 君 を 連れ 戻せる と 信じて いた 。
その 思い の 強 さ は 一緒に 行動 する ように なって →
徐々に 感じる こと が できた 。 でも サスケ 君 の ほう は …》
(( はじめ まして 。 僕 は サイ と 言い ます 。
君 が うち は サスケ 君 …。 ( サスケ ) 失せ ろ !))
サスケ 君 !
《 冷たく 恐ろしい 目 …。
でも その 奥 で 冷た さ は まるで 炎 の ように 揺らめいて いた 》
《 ナルト も あの 目 を 見た はず 》
(( 俺 を 追い回す 暇 が あったら 修業 でも し てり ゃあ よかった のに 。
なぁ ? ナルト 。
だから 今度 は 俺 の 気まぐれで →
お前 は 命 を 落とす んだ ぜ ))
《 あの 目 を 見た 時 →
サスケ 君 に は 何の 呼びかけ も 届か ない と 思った 。
けれど ナルト は … ナルト の 気持 は 今 も 少しも 変わって い ない 》
(( 昔 俺 は サスケ の こと が 大嫌いだった 。
でも 一緒に いて ほんと は すごく 楽しかった ん だって ば よ 。
あいつ は 誰 より も 俺 の こと を 認めて くれた 一 人 だ 。
サスケ は 俺 の 友達 だ から 。
やっと できた 大切な つながり だ から 。
だから って 大 蛇 丸 相手 に …。
腕 が もが れりゃ 蹴り 倒す 。
足 が もが れりゃ 噛み 倒す 。
首 が もが れりゃ にらみ 倒す 。
目 が もが れりゃ 呪い 倒す 。
たとえ バラバラ に さ れよう が →
俺 は 大 蛇 丸 から サスケ を 奪い 返して やる んだ って ば よ ))
《 サイ : それ まで 嘘 や 裏切り の 世界 で 生きて きた 僕 に →
ナルト は 人 を 信頼 する こと の 大切 さ を 思い出さ せて くれた 。
その つながり の 強 さ を 確かめ たくて →
僕 は 任務 に 反して サスケ 君 を 連れ戻す 決断 を した 》
《 そして 今 も カカシ 班 の 一員 と して ここ に いる 》
(( カカシ : 火影 の 連絡 に は →
ナルト の 行動 は 一切 伏せて おいて くれ 。
( カカシ ) 何も 動き は ない と 。
僕 は まだ あなた に は 信用 さ れて い ない みたいです ね 。
ダンゾウ の 部下 で ナルト の 見張り 役 の 君 だ 。
だが お前 は 俺 たち カカシ 第 七 班 の 一員 で も ある 。
信じ てるよ ))
《 何 だろう ? この 感じ 》
《 ナルト サスケ サクラ …。
この先 どう なる の か わから ない けど →
3 人 は 誰 に も 断ち切れ ない ほど の 強い 絆 で 結ばれて いる 気 が する 。
そして 僕 も いつか …》
(( まったく … 君 は よく 似て いる 。
え ? 兄さん に だ よ 。
口やかましく 慌て ん ぼう で 品 が なくて →
それ に お チ … ま ぁ それ は いい や 。
だけど そう 何 を する に も 必死だった 。
君 を 見て いる と なんだか 兄さん の こと を …。
♪~
それ って …。
思い出した … 思い出した んだ …。
兄さん に 見せ たかった 。
2 人 の … 夢 の 絵 を …))
♪~
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お 楽しみ ください 。