NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 244 - キラービー と モトイ
( ナルト ) あんな ヤツ に どう やって 勝つ んだ !?
( モトイ ) さ ぁな 。 俺 は そこ まで 知ら ない 。
タコ の お っ さん って ば ここ で 修業 した んだった よ な 。
タコ の お っ さん に 聞き ゃあ …。
いや … 教えて くれ やし ねえ か 。 あの 態度 だ もん な 。
だろう な 。
《 タコ の お っ さん に も 闇 の 部分 が あった の か な ?》
モトイ の おっちゃん …。
タコ の お っ さん の こと もっと 詳しく 教えて くん ねえ か な 。
生い立ち と か どんな 性格 だ と か いろいろ …。
そんな かに なんか ヒント が ある かも しん ねえ 。
タコ の お っ さん と 俺 と の 違い …。
もしかしたら 気づく かも しれ ねえ 。
(( モトイ : テメエ も 人 柱 力 なら その 存在 が →
どういう 生き様 を 歩いて きた か だいたい 想像 でき ん だ ろ !
ああ できる って ば よ 。 だったら 俺 の こと だって →
想像 できる はずだ ろ あの お っ さん !))
他人 の こと を ペラペラ しゃべる の は 好きじゃ ない んだ が …。
ナルト … お前 は ビー さん と 同じ 人 柱 力 だ し な 。
九 尾 を 安定 さ せる の も 世界 平和 に 繋がる 。
いい だろう 。 サンキュー だって ば よ !
さっき お前 に 言った な 。
同じ 人 柱 力 なら どういう 生き様 を 歩いて きた か →
想像 できる だろう と 。
想像 どおり だ 。
大きな 力 は 恐れ を 生み わだかまり を 生んで きた 。
ビー さん は 里 の 者 たち に →
ずっと 煙たがら れ 嫌がら れて きた 。
だが ビー さん は 落ちこむ こと も グチ を 言う こと も なかった 。
ただ ひたすら に 明るく いつも 周り を なごま せて いた 。
何より 人 柱 力 と して の 自分 を 恥じる どころ か 自ら を アピール し …。
俺 が 思う に 誇り を 持って 己 を 表現 して きた ように 見えた 。
なぜ 人 柱 力 である 己 に そこ まで 誇り を 持てた か …。
それ は おそらく 兄 … 雷 影 様 の ため だ 。
人 柱 力 と いう の は 裏切り が ない よう →
昔 から 五 影 の 兄弟 や 妻 など →
近い 血縁 関係 に ある 人物 が 選ば れる の が 常だ 。
人 柱 力 は 里 長 である 影 を 守る 力 であり →
影 の 力 を 誇示 する 存在 で も ある 。
ビー さん は 雷 影 様 の ため に →
立派な 人 柱 力 であろう と した んだろう 。
この 真実の 滝 で の 修業 すら あっという間 に 成し遂げた そうだ 。
俺 は そんな ビー さん を 心 の 底 から 尊敬 して いる 。
雲隠れ の 英雄 と して 見て いる 。
( ヤマト ) そこ まで 慕わ れる 人 柱 力 …。
すばらしい 人 です ね ビー さん は 。 そして あなた も 。
そう だ ! そんだったら モトイ の おっちゃん が →
俺 の 代わり に タコ の お っ さん に 頼んで くれ って ば よ 。
修業 の コツ を さ 。 それ は … でき ない 。
な … なんで だ よ !
俺 に そんな 資格 は ない 。
俺 は … ビー さん を 殺そう と した 人間 だ 。
なんで !? タコ の お っ さん を →
尊敬 して る って 言った じゃ ん … さっき 。
何 か わけ あり の ようです ね 。
なん なん だって ば よ !
これ は 懺悔 だ な 。
ビー さん と 同じ 人 柱 力 の お前 なら あの 出来事 に ついて 話せ そうだ 。
あの 出来事 って ?
あれ は 30 年 前 の こと だ 。
( モトイ ) あの 当時 人 柱 力 の 力 は まだ 八尾 の 力 を →
完璧に コントロール できる ような もの で は なかった 。
八尾 は 何度 も 暴走 し 雲隠れ を 破壊 して いた 。
先代 の 三 代 目 雷 影 たち エリート は →
その つど 八尾 の 暴走 を 止めて いた 。
(( いい か 。 お前たち で 八尾 の 動き を 止めろ 。
その 間 に 俺 が ヤツ を 封印 の 壺 に 閉じ込める 。
( エー ) わかった 。
よし かかれ !
うわ ~ っ !!
うわ っ !
うわ っ ! クソッ 封印 術 で 錬金 した 鎖 が …。
諦める な ! 我々 が 諦めれば 雲隠れ は 滅びる 。
よし これ で …。
今 だ ! 抑え 込め !
( 八尾 ) ナメ る な ! 人間 風情 が !
ハーッ !!
ハア … ハア … ハア …))
( モトイ ) どうにか 暴れる の を 抑え →
八尾 を いつも の 封印 の 壺 に 押し込んで いた が →
その たび に 多く の 死者 が 出て いた 。
だが リスク は あって も →
他国 と の パワー バランス を 有利に 保つ に は →
八尾 の 力 を コントロール する 必要 が ある 。
人 柱 力 の 実験 は 続け られて いた 。
そして 多く の 死傷 者 の うち の 1 人 に …。
俺 の 父親 が いた 。
あなた は ビー さん に 父親 を … だ から 。
いや 違う 。
ビー さん と 俺 は 友達 だった 。
父 が 亡くなった とき 俺 たち は まだ 5 歳 だった 。
(( ビー やった ね ))
父 を 殺した 人 柱 力 は →
八尾 を 抜き取ら れ 封印 した とき に 死んだ 。
先代 の 人 柱 力 だ 。
そして その後 すぐに ビー さん が 八尾 の 人 柱 力 と して 選ば れた 。
なら なぜ あなた は ビー さん を 殺そう と …。
八尾 を コントロール する こと など でき は し ない 。
また 多く の 犠牲 者 が 出る 。
そう 思って いた 。
そして だんだん 八尾 へ の 憎しみ が 増し →
子供 ながら に どうにか して 復讐 して やり たい と →
思う ように なって いた 。
(( アーイェー オーイェー ヨーヨーヨー チェケラッチョ 。
ヨー ヘイ チェケラッチョ チェケ !))
ビー さん は いつも 笑って いた 。
何も 知ら ず に いつも 笑って いる ビー さん が →
だんだん 憎く なった 。
八尾 へ の 憎しみ が →
人 柱 力 の ビー さん へ と すり 替わって いった んだ 。
俺 は ビー さん を 殺せば 八尾 も 死ぬ と 思って いた 。
俺 は ビー さん を 後ろ から 襲った 。
… が 失敗 し 恐ろしく なって その 場 から 逃げた 。
その とき 顔 は 隠して いた が →
ビー さん は 俺 だ と 気づいた の かも しれ ない 。
それ 以後 俺 から ビー さん に 話しかけ なく なった 。
そんな こと が あって →
なんで そこ まで ビー さん を 尊敬 する ように …。
憎しみ は すぐに 消えた わけじゃ ない 。
その後 も 俺 は ずっと ビー さん の 後 を つける ように 監視 し 続けて いた 。
でも 俺 だけ じゃ なかった 。
ビー さん は 何度 も 里 の 者 たち から 疎 まれ 嫌わ れて きた 。
ずっと な …。
(( ど っか 行け ! 目障りな んだ よ !))
( モトイ ) 政治 の ため に 勝手に 人 柱 力 に さ れ →
里 を 守る ため に 存在 して いる に も かかわら ず →
里 の 者 たち から 阻害 さ れ 続ける 。
(( オーイエー ! ヨーヨーヨー チェケラッチョ !
ヘイ ! ヨーヨー ヘイ カモン ヨーヨー チェケラッチョ !
ヨー ヘイ ヨーヨー !))
( モトイ ) 常 人 で は 耐え難い 生き様 だ 。
その とき 初めて 俺 以上 に 苦しんで いる の は →
ビー さん だ と 気づいた 。
なぜ 我々 に ?
本当 は ビー さん に 聞いて ほしかった の かも しれ ん 。
ビー さん の 代わり に ナルト に 話して しまった の は →
同じ 人 柱 力 だ から だろう 。
だが いつか は 本当の こと を →
ビー さん に も 話さ なければ と 思って いる 。
でなければ 懺悔 に は なら ない 。
ハハハ … 都合 が いい ヤツ だ ぜ 。
フフッ 。
ナルト どこ 行く の ?
少し ひと り に して くれ って ば よ 。
(( ほら あの 子 よ 。
いい か 近づく んじゃ ない ぞ 。
あっ ち 行け !
信じて た ぞ ! お前 は 英雄 だ ! ナルト !
アハハハッ ありがとう ナルト !
( 我 愛 羅 ) 俺 は 里 の 危ない 道具 。
ヤツ ら に とって 消し去り たい 過去 の 遺物 だ 。
( テマリ ) 我 愛 羅 は 風 影 な んだ ぞ !
フン 生意気な 口 きいて んな ! この 下っ端 ども !
( マツリ ) 我 愛 羅 様 は 無口で クール で 強くて かっこよくて エリート で !
《 タコ の お っ さん は あんなに 信頼 さ れる ように なった 。
我 愛 羅 も 風 影 に なって →
里 の みんな の ため に 頑張って 認め られる ように なった 。
俺 だって イルカ 先生 や 同期 の みんな それ に …》
どうして 一 楽 で サイン を 書か なかった ?
アイツ ら 急に 手 の 平 かえした ように →
お前 に なれなれしく して きた もん な 。
うっとうしい ヤツ ら だった もん な 。
《 誰 だ お前 は ?》
里 の ヤツ ら 今 まで さんざん 俺 たち の こと を →
のけ者 に して きた くせ に よ 。
俺 は お前 自身 。 お前 の 心 の 底 に ある お前 自身 だ 。
《 俺 自身 … そんな こと 思って も み なかった 。
でも 心 の どこ か で まだ …》
《 確かに 里 の みんな に 信じて もらえる なんて →
自信 が ねえ よ …》
ナルト の ヤツ どこ に ?
まさか 何 か …。
この 島 は 極秘 の 場所 だ 。 敵 など いる わけ が …。
( モトイ ) うわ ~ っ ! 今 の は …。
モトイ の おっちゃん !
う ぅ … クソ !
モトイ の おっちゃん !
ナルト ! フォーメーション C で やる よ 。
なんで … なんで だ よ !?
ナルト ! 何 して る !?
やめろ ! タコ の お っ さん !
モトイ の おっちゃん は 本当に →
タコ の お っ さん の こと を 信頼 して んだ !
イカ だ ! これ は タコ じゃ なくて イカ !!
イカ … えっ !? タコ じゃ ない の ?
1 2 3 4 5…。
数え なくて いい !! 丸い の が タコ で 三角 が イカ !
なんだ …。
てっきり タコ の お っ さん に 本当の こと 話して →
モトイ の おっちゃん が 怒ら れた の か と 思った 。
心配に なって キミ を 追って きた とたん →
こいつ に 襲わ れた んだ 。
さては こいつ 前 に やられた イカ だ な 。
う ぅ … うわ ぁ !
ナルト ! 話 は あと 。 すぐに やる よ ! わかった !
木 遁 黙殺 縛り の 術 !
モトイ の おっちゃん 今 助け っ から な !
♪「 気持ち を あずける 命 を たすける 」
♪「 その 役 俺 様 俺 の ヤク 」
♪「 俺 様 八尾 は 再度 登場 」
♪「 イカ した イカ は サイド アウト 以下 省略 」
タコ の お っ さん !
ビー …。 なぜ 俺 を 助けた ?
ん ?
ビー さん 気づいて た んだ ろ ? 俺 は アンタ を …。
( モトイ ) アンタ を 殺そう と した …。
それなのに !
う ~ ん … そんな こと あった っけ ?
俺 が 覚えて る の は …。
♪「 俺 と モトイ 俺 と モトイ モトイ と いた 俺 元 いた 時間 」
♪「2 人 で 一緒に 修業 失敗 して も 楽勝 爆笑 」
♪「 笑い 合って 友情 を 実感 」
♪「 モトイ と いた 俺 元 いた 時間 」
イェイ !
( 開演 ブザー )
( 美 空 ) 皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり →
お 楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。