NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 260 - 離別
( 左 近 ) お 待ち して おり ました サスケ さん 。
里 を 抜け られた とき を もって あなた は →
私 ども の 頭 に なる こと が 決まって おり ました 。
( 左 近 ) 今 まで の ご 無礼 を お 許し ください 。
( サスケ ) そんな こと は どう だって いい 。
いく ぞ 。
始まり だ !
( シカマル ) ナルト ! おい ナルト ! ( ノック )
( ナルト ) シカマル ?
( シカマル ) サスケ が 里 を 抜けた 。 大 蛇 丸 の ところ へ 向かって る 。
なに !? ウソ だ ろ ?
大 蛇 丸 の 手 の 者 が サスケ を 手引き して いる 可能 性 が 高い 。
連れ戻す の が 任務 だ 。
ちょっと 待って ろ ! すぐ 着替え っ から 。
( シカマル ) とりあえず 5 人 と 1 匹 揃った な 。
しゃ ~! 早速 行く って ば よ 。
その 前 に いちばん 大切な こと 言 っと く 。
サスケ は 俺 に とっちゃ →
深い ダチ って わけ でも ねえ し 別に 好きな ヤツ でも ねえ 。
けど サスケ は 同じ 木 ノ 葉 隠れ の 忍 だ 。 仲間 だ 。
だから 命がけ で 助ける 。 これ が 木 ノ 葉 流 だ 。
サスケ は 俺 に とって 大事な 友達 だ 。
同じ 第 7 班 に いた から じゃ ない 。
もっと 前 から … ずっと 前 から 俺 は …。
( チョウジ ) サスケ は ずっと 前 から 僕たち の 仲間 だ よ 。
( キバ ) おう … ま ぁ 同期 だ し な 。
( ネジ ) サスケ の 力 は 俺 も 認めて いる 。 敵 の 手 に 渡す つもり など ない 。
みんな !
よっ しゃ ! ぜ って ぇ 連れ戻す って ば よ 。
よし じゃあ フォーメーション の 説明 に 入る 。
待って ろ よ サスケ ! 俺 たち で お前 を 助けて やる 。
( 左 近 ) サスケ 様 … 実は 大 蛇 丸 様 から おおせつかった →
大切な こと が ひと つ あり ます 。
あなた に 一 度 死んで もらわ なきゃ なり ませ ん 。
一 度 死ぬ だ と ?
醒心 丸 これ を 飲んで もらい ます 。
死んで その あと は どう なる ?
心配 いり ませ ん よ 。 その ため に 我々 が いる のです 。
我々 の 結 界 忍術 で 副 作用 を 抑え こみ →
永久 の 死 から 仮死 状態 へ と 段階 を 和らげる 。
《 俺 は まだ どう あって も 死ぬ わけに は いか ない 》
頼む ぞ 。
う ぅ …。
( 左 近 たち ) 四 黒 霧 陣 !
封 黒 法 印 !
よし ひと 段落 だ ぜ 。
う … う ぅ …。
(( イタチ : お前 は 弱い ))
クソ …。
サスケーッ !
俺 から 逃げ ん の か !
よう … ウスラトンカチ 。
もう 俺 に かまう な 。
サスケ …。
クックック … なんだ その ツラ は 。
なんで … なんで だ よ サスケ !
なんで そんなふうに な っち まったん だ よ お前 は !
俺 が どう なろう が お前 に なんの 関係 が ある !?
俺 に は 俺 の 道 が ある 。
たとえ 誰 であろう と 指図 さ れる 義理 は ねえ 。
義理 は … ねえ ?
はっきり 言って やら ぁ お前 ら 木 ノ 葉 の 連中 と →
じゃれ あう の は もう 終わり だ 。 帰れ !
チョウジ ネジ キバ シカマル ゲジマユ … みんな 命がけ で お前 を 追って きた んだ ぞ 。
ご 苦労な こった な 。
みんな … みんな お前 の ため に 戦って …。
《 チョウジ !》
(( 僕 だ ! コイツ は 僕 が やる 。
チョウジ … お前 まさか !
シカマル みんな を 連れて 早く 行って 。
何 言って んだ ! お前 が 一 人 で やれる 相手 じゃ ねえ って ば よ !
僕たち は なんの ため に 集まった んだ ?
もし このまま サスケ を 見失えば 僕たち は アイツ の 言う とおり →
バカな 隊長 と ただ の カス ども に なっちゃ う ぞ !
チョウジ 絶対 あと から 追いつけよ ! うん 。
みんな 行く ぞ !
( 次郎 坊 ) フン ! お前 を さっさと 片づけて →
アイツ ら も 片づける !
チョウジ !
みんな 行け ~ っ !))
《 ネジ !》
(( 行け ! 俺 が やる 。
( 赤 丸 ) クゥーン …。
どうやら アイツ は さっき の デブ より 強い らしい ぜ 。
それ も かなり な 。 一 人 一 殺 の 覚悟 で いか ない と →
計算 が 合わ ない 。 そう 話した な ? あぁ その とおり だ 。
それ に こんな ところ で 止まって いて は →
サスケ に 追いつけ なく なる 。
ナルト … お前 は 俺 より いい 眼 を 持って いる 。
サスケ は 今 闇 の 中 に いる 。
行け ! 俺 も あと で 追いつく 。 うん !
よし 行く ぜ !
チョウジ と 一緒に 必ず 追いつけよ ! ワン !
( 鬼 童 丸 ) 逃がす か !
はっ !))
《 キバ ! シカマル !》
(( そら よ ! ナイス だって ば よ キバ シカマル !
計算 どおり だ 。
( 多 由也 ) 野郎 …! カス ども が ナメ た 真似 を !
ナルト シカマル ! さっさと ずら かる ぜ 。
逃がす か !
思った より 速 ぇ ! 赤 丸 ! ワン ワン !
仕掛けたら 早く 来い !
ワン じゃ ねえ ぞ 犬 っこ ろ が !
赤 丸 !
うわ ~ っ !
キバ ! 赤 丸 ! チクショウ !
クソ ども ~ っ !
しかた ねえ … 俺 が どうにか す っ から →
ナルト お前 は 棺桶 持って 先 行け 。
シカマル …。 早く 行け !
( 多 由也 ) 君 麻 呂 !?
( 君 麻 呂 ) 遅 すぎる よ 多 由也 。
どうして お前 が …。
今 なら 少し わかる 。
肉体 と いう 牢獄 から 抜け出した 情報 生命 と して の 感覚 。
大 蛇 丸 様 の 夢 の 一端 に 触れて いる 感覚 。
《 大 蛇 丸 !?》
( 君 麻 呂 ) この 器 は 大切な 夢 の 器 。
なに 訳 わかん ねえ こ と 言って んだ ! サスケ を 返せ !!
うわ っ !
あそこ の ゴミ 2 匹 頼み ました よ 。
ナルト お前 は あの 君 麻 呂 って ヤツ を 追え 。
シカマル …。
ここ は 俺 が 何とか する ))
《 ゲジマユ …》
(( そろそろ だ 。
待ちわびた … 大 蛇 丸 様 の 野望 。
その 第 一 歩 だ 。
サスケ …。
サスケ ! こんな ヤツ ら と 何 やって んだ よ !
おら ! さっさと 帰 ん ぜ !
ククククク …。
ハハハハハハ …。
サスケ ! なあ 俺 の 声 聞こえて んだろう が よ !
待てよ サスケ !
ムダ … 死ね 。
( リー ) 木 ノ 葉 旋風 !
誰 だ ?
蘇り し は 木 ノ 葉 の 美しき 青き 野獣 ロック ・ リー だ !
ゲジマユ ? お前 … なんで …。
( リー ) そんな こと より ナルト 君 は サスケ 君 を 。
この 人 の 相手 は 僕 に 任せて ください ))
みんな … みんな お前 を 仲間 だ と 言って …。
サスケ !!
サスケ !!
お前 は 仲間 を 何 だ と 思って んだ !!
ち っと は 目 が 覚めた かよ ?
ああ … 目 なら とっくに 覚めて いる 。
仲間 と つるんで 平和 ボケ した お前 ら と の 未来 を 夢見る →
バカな 俺 から な 。
その 仲間 と やら と 一緒に いて 俺 は 強く なれた の か よ ?
だから 里 を 出た 。
俺 は 大 蛇 丸 の ところ へ 行く 。
アイツ は お前 の 体 を 入れ物 と して 欲しがって る んだ ぞ !
う っ …。
そんな こと は どうでも いい 。
俺 の 夢 は 未来 に なんか ない 。
俺 の 夢 は 過去 … そこ に しか ない 。
ナルト … お前 に は わかる はず も ない 。
俺 の 夢 は 肉親 へ の 復讐 だ 。
(( イタチ : お前 は 俺 と 同じ 万華鏡 写 輪 眼 を 開眼 し うる もの だ 。
ただし それ に は 条件 が ある 。
最も 親しい 友 を 殺す こと だ ))
《 イタチ アンタ を 殺す ため なら →
この先 が どんな 闇 だろう と 俺 は 突き進む 。
どんな こと が あって も 力 を 手 に 入れる 》
《 ネジ お前 の 言った とおり だ 。
アイツ は 今 闇 ん 中 に いる みて えだ 》
本気で くれ や が って チクショウ !
ああ 本気だ 殺す つもりで やった 。
もう 俺 って ば お前 に とって 仲間 でも なんでも ねえ の か よ 。
俺 たち 第 7 班 で やってきた こと は 全部 →
何の 意味 も なかった の か よ !
いや 無意味じゃ ない 。
俺 に とって お前 は 最も 親しい 友 に なった 。
だったら 何で !
だからこそ お前 に は 殺す 価値 が ある 。
何だか わかん ねえ けど →
俺 を 殺そう って の は 本気 みて えだ な サスケ よ 。
♪~
千鳥 !
影 分身 の 術 。
螺旋 丸 !
《 あの サスケ が 友 と 言った この 俺 に 。
だから この 螺旋 丸 で 確かめ たい んだ 》
《 チクショウ 俺 の フル パワー の 千鳥 を …。
あの 落ちこぼれ が 》
《 もう 間違い ねえ じゃ ねえ か 。
お前 は 本気で 俺 を …》
《 平気で 殺せ ち まう の か よ サスケ 》
《 俺 たち は 友達 じゃ ない の か よ 》
《 友達 と 思って た の は 俺 の ほう だけ かもし ん ねえ 。
でも しよう が ねえ だ ろ 》
《 万華鏡 写 輪 眼 … 最も 親しい 友 を 殺す こと 》
何 だ この 赤い チャクラ は 。
サスケ お前 は 大 蛇 丸 なんか に ゃ やら ねえ って ば よ 。
俺 が お前 の 手足 の 骨 全部 折って でも 止めて やら ぁ !
お前 は いったい 何 な んだ !
友達 だ !
いいかげん 目 覚ませ 。
まだ 覚め ねえ って ん なら ホントに バキバキ に して →
動け ねえ ように して 連れて く ぞ !
うる せ え んだ よ 。 親 も 兄弟 も い ねえ テメエ に →
俺 の 何 が わかる って んだ よ 。
初め から 独り っきり だった テメエ に →
俺 の 何 が わかる って んだ あっ !
つながり が ある から こそ 苦しい んだ !
それ を 失う こと が どんな もんか お前 なんか に わかって たまる か !
ホントの 親子 や 兄弟 なんて 確かに 俺 に は わかん ねえ 。
けど お前 と いる とき 兄弟 って こんな 感じ かなって よ 。
何で だ 何で そこ まで して 俺 に …。
俺 に とっちゃ やっと できた つながり なんだ 。
だから 俺 は お前 を 止める んだ って ば よ 。
つながり か …。
《 そう だ な ナルト … 俺 も 最初 から 感じて いた 》
こい ナルト !
だったら その つながり を 俺 は 断ち切る まで だ !
断ち切る か …。
だったら なんで 今更 額 当て を 。
認めて やる よ 。 お前 は 強い 。
なぜなら お前 も 俺 と 同じ 孤独 の 痛 み を 知る 者 だ 。
そして その 痛 み が 人 を 強く する 。
だからこそ この つながり を 断つ こと で →
俺 は 更 なる 強 さ を 手 に 入れる 。
今 から は 対等に 戦って やる 。
だが お前 は 俺 の 額 に 傷 ひと つ つける こと すら でき やしない 。
その こと に 変わり は ない が な 。
もう 何 言って も 無駄 みて ぇだ な サスケ 。
おしゃべり は もう 終わり だ 。
ここ から は ただ 戦い だ 。
こい !
う ぉ ~!
急げ !
て や ぁ ~!
これ は まずい ぞ !
医療 班 か ! まずは コイツ から 頼む 。
大丈夫 か ? 俺 は 平気だ 。
他の ヤツ を 診て やって くれ 。
ナルト 君 は 追いついた でしょう か ?
( カカシ ) 間に合って くれよ 。
なぁ ナルト そろそろ 終い に しよう ぜ この 戦い を !
螺旋 丸 ! 千鳥 !
♪~
ナルト 俺 は …。
《 復讐 者 な んだ …》
カカシ 先生 …。
気づいた か ?
サスケ は …。
行 っち まった の か …。
サクラ ちゃん ごめん …。
( 大 蛇 丸 ) 待って いた わ よ サスケ 君 。
よく 来て くれた わ ね 。
俺 に 力 を !
いい わ よ ついてき なさい 。
《 イタチ … 俺 は 俺 の やり 方 で 力 を 手 に 入れる 。
俺 の やり 方 で アンタ を 超える !》
俺 は ぜ って ぇ 諦め ねえ サスケ 。
俺 と お前 は 友達 だ 。
これ から も ずっと … ずっと 。
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり →
お 楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
( 松丸 ) 今回 は ご覧 の 豪華 歌手 の 皆さん に よる →