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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン12 - 249 - 「ありがとう」

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 249 - 「ありがとう」

(( イルカ 大丈夫 ?

( イルカ ) 母ちゃん !

父ちゃん 母ちゃん が !

なぜ 避難 所 で おとなしく して い なかった 。

母さん の こと は 父さん に 任せて お前 は 早く 逃げろ !

嫌だ 父ちゃん と 母ちゃん を 置いて 1 人 だけ 逃げ たく なんか ない !

僕 が 母ちゃん を 守る !

ガキ が 図 に のる な ! 子供 を 守る の が 親 の 役目 だ !

里 の 被害 を 防げ ! 九 尾 を 城壁 から 外 へ 追い出す のじゃ !

わし が 術 を 成す まで 時 を 稼げ ! 攻撃 の 手 を 緩める な !

はっ ! 行く ぞ !

忍法 口 寄せ !

出 で よ 猿 候 王 猿 魔 !

( 猿 摩 ) 九 尾 か 封印 が 解けた の か ?

里 から 押し出す 。

金剛 如意 じゃ !

わかった 変化 !

いく ぞ ! 猿 魔 。 おう !

伸びよ !

里 の 外 へ は 追いやった 。

手 を ゆるめ ず 次々 に 仕掛ける のじゃ 。

《 ミナト どこ に おる ?》

さすが 四 代 目 火影 。

この 俺 に 手 傷 を くれ 九 尾 を 引き離す と は な 。

だが 九 尾 は いずれ 俺 の もの に なる 。

俺 は この世 を 統べる もの 。

やり よう は いくら で も ある 。

《 あの 感じ ウソ で 言って いる んじゃ ない 》

四 代 目 が 来る まで 足止め を かけろ !

イルカ …。

離せ !

父ちゃん と 母ちゃん が まだ 戦って んだ !

いい か お前 ら 若い 世代 は 九 尾 に 近づく な 。

( 紅 ) どういう こと ?

これ は 他 里 と の 戦争 で は なく 里 内 の ゴタゴタ だ 。

お前たち が 命 を かける もの で は ない 。

勝手な こと を 言う な !

落ち着け 紅 。

お前 だって 忍 だ 。

いつまでも 生きて い られる わけじゃ ない 。

だが 娘 よ 。

お前 は せめて わし の 孫 と なる 子 に →

火 の 意思 を 託せ 。

それ を 父 と の 約束 に して くれ 。

お前 を 信頼 して る ぞ 。

ひどい …。

くっ また あれ を やる 気 か 。

三 代 目 様 。

口 寄せ の 術 !

これ は …。 四 代 目 だ !

(( 俺 は この世 を 統べる 者 ))

《 クシナ すまない 》

少し の 間 九 尾 を 押さえて いて くれ 。

( ガマ 文 太 ) いくら ワシ でも コイツ は そう 押さえて おけ んで 。

これほど 大きな もの を 飛ばす の は →

それなり の チャクラ が いる 。

ミナト 。

九 尾 ごと 飛んだ の か ?

あっ ちか !

すぐに 結 界 を 張ら ない と 。

《 チャクラ が もう …》

私 は まだ やれる わ ミナト 。

ハァ ハァ ハァ …。 クシナ !

( 泣き声 )

起こしちゃ った わ ね 。

ごめん ね ナルト 。 クシナ 。

このまま 九 尾 を 引きずり込んで 死ぬ わ 。

そう すれば この先 九 尾 の 復活 時期 を →

延ばす こと が できる 。

残り 少ない 私 の チャクラ で あなた たち を 助ける に は →

それ しか ない 。

今 まで いろいろ ありがとう 。

クシナ … キミ が 俺 を 四 代 目 火影 に して くれた 。

キミ の 男 に して くれた 。

そして この 子 の 父親 に して くれた 。

それなのに …。

ミナト … そんな 顔 し ないで 。

私 は 嬉しい の 。 あなた に 愛さ れて いる 。

それ に 今日 は この 子 の 誕生日 なんだ から 。

なにより もし 私 が 生きて て →

家族 3 人 で 暮らして る 未来 を 想像 したら →

幸せ だって こと 以外 想像 でき ない んだ もん 。

ただ 心残り が ある と すれば →

大きく なった ナルト を →

見て み たかった な …。

クシナ … キミ が 九 尾 と 一緒に 心中 する 必要 は ない よ 。

その 残り 少ない チャクラ は ナルト と の 再会 の ため に 使う んだ 。

え ?

キミ の 残り の チャクラ を すべて ナルト に 封印 する 。

八 卦 封印 に 組み込んで ね 。

そして 九 尾 は 俺 が 道連れ に する 。

人 柱 力 で ない 俺 が できる 封印 術 は 屍 鬼 封 尽 だ 。

でも あの 術 は 術 者 が 。

それ に もう 一 つ 俺 に 封印 する 九 尾 は 半分 だけ 。

これ だけ の 力 は 物理 的に 封印 し きれ ない 。

そして 戦略 的に も でき ない 。

キミ を 道連れ に した 九 尾 の 封印 は →

復活 まで 人 柱 力 が 不在 と なって →

尾 獣 バランス が 崩れて ダメだ 。

屍 鬼 封 尽 なら 俺 と 一緒に 九 尾 を 半分 だけ 永久 に 封印 できる 。

だから 九 尾 の もう 半分 は …))

(( 自 来 也 : もしかしたら お前 が 予言 の 子 な の かも しれ ん のう 。

え ? 何 が です ?

この先 忍 の 世界 は おそらく 大変な こと に なる 。

その とき の 救世 主 が その 予言 の 子 だ ))

(( ナルト に 封印 する 。 八 卦 封印 で ね 。

キミ の 言い たい こと も わかる 。

でも 自 来 也 先生 が 言って いた 世界 の 変革 の こと …。

そして それ に 伴って 起きる 災い の こと 。

今日 確信 した こと が 二 つ ある 。

キミ を 襲った 面 の 男 … ヤツ は 必ず 災い を もたらす 。

そして それ を 止める の は … この 子 だ 。

自 来 也 先生 が 名付け親 の この 子 は →

人 柱 力 と して 未来 を 切り 拓 いて くれる 。

なぜ か そう 確信 した んだ 。

ミナト でも …。

屍 鬼 封 尽 !

( ミナト ) この 子 を 信じよう 。

なん たって 俺 たち の 息子 なんだ から 。

( 猿 魔 ) あの 印 … まさか もう …。 ( ヒルゼン ) あぁ 屍 鬼 封 尽 だ 。

この 屍 鬼 封 尽 の あと キミ の チャクラ を ナルト に 封印 する 。

九 尾 の 人 柱 力 と して 力 を コントロール しよう と した とき →

キミ が 助けて あげて ほしい んだ 。

私 たち の 息子 …。

だからこそ そんな 重荷 を ナルト に は 背負わ せ たく ない !

それ に なんで 屍 鬼 封 尽 なんか !

私 が 大きく なった ナルト に 会う ため …。

それ も ほんの わずかな 時間 の ため に →

あなた が 死ぬ こと なんて ない じゃ ない !

ナルト の そば に いて 成長 を →

見守って いて ほしかった の に なんで …。

尾 獣 バランス の ため … 国 の ため … 里 の ため に →

ナルト が 犠牲 に なる こと ない じゃ ない !

私 なんか の ため に あなた が 犠牲 に なる こと ない じゃ ない !

国 を 捨てる こと 里 を 捨てる こと …。

それ は 子供 を 捨てる の と 同じ こと だ よ 。

国 が 崩壊 した キミ なら その こと が よく わかる だろう 。

国 を 持た ない 人 たち が →

どれほど 過酷な 人生 を 強い られる か …。

それ に 俺 たち 家族 は … 忍 だ 。

それ と 俺 が 生きて いた ところ で キミ に は 勝て ない 。

ほんの 少し の 間 であって も →

母 である キミ が ナルト へ 伝え られる もの に →

俺 なんか が 太刀打ち でき ない 。

それ は 母親 の 役目 だ よ 。

これ は キミ の ため だけ じゃ ない … ナルト の ため に やる んだ 。

息子 の ため なら 死んだ って いい … それ は 父親 でも できる 役目 だ 。

三 代 目 様 どう なった んです ?

ダメじゃ 。 ここ より 先 は →

九 尾 を 外 へ 出さ ぬ よう に 張った 結 界 の せい で 入れ ぬ !

あやつら 自分 たち だけ で 九 尾 を どうにか する つもりじゃ !

《 おのれ … 四 代 目 火影 !》

封印 !

《 体 が しびれる …。

ここ まで 重い チャクラ だ と は …》

《 おのれ !》

やはり 屍 鬼 封 尽 の ようじゃ 。 本当に 使う と は …。

しかし まだ 九 尾 が !

封印 し きれ なかった の か ? 小さく は なった が …。

よし あと は 八 卦 封印 だ 。

九 尾 を ナルト に 封印 する 。

《 儀式 用 の 台座 ? わし を また 封印 する 気 か !

しかも あんな ガキ に !》

( 咳き込む 声 )

クシナ ! 大丈夫 ?))

《 ここ だ ~ っ !》

(( ミナト : これ は … 父親 でも できる 役目 だって 言った のに …。

じゃあ 母親 なら なおさら でしょ 。

子供 が いる の か !? かばった んだ 。

《 キサマ ら ~ っ !》

夫婦 ゲンカ で 私 が 負けた の は … 初めて ね 。

わかった わ 。 それ だけ あなた が 本気だ って こと …。

ありがとう クシナ 。

口 寄せ の 術 。

( ゲロ 寅 ) ぐ は っ 九 尾 !

って 四 代 目 ! お前 も な んじゃ こりゃ !?

ゲロ 寅 お前 に 封印 式 の 鍵 を 渡す 。

その あと すぐに 自 来 也 先生 へ 蔵 入り して くれ 。

そう か … ミナト の ヤツ 自分 の 子 を 人 柱 力 に して →

里 を 救う つもりじゃ 。

たしかに 鍵 は 預かった 。 なら 行く けん の 。

これ で 安心だ 。

クシナ … もう 命 が もち そうに ない 。

そろそろ 八 卦 封印 を やる よ 。

俺 の チャクラ も ナルト へ 少し 組み込み たい んだ 。

当分 は 会え ない …。 今 ナルト に 言い たい こと を 言って おこう 。

ナルト … 好き嫌い し ないで →

いっぱい 食べて 大きく なり なさい 。

お 風呂 に は 毎日 ちゃん と 入って あたたまる こと 。

それ と … 夜更かし し ないで いっぱい 寝る こと 。

それ から … お 友達 を 作り なさい 。

たくさんじゃ なくて いい から … 本当に 信頼 できる お 友達 を 。

数 人 で いい の …。

お 母さん は 苦手だった けど … 勉強 や 忍術 を しっかり やり なさい 。

ただし 得意 不得意 が 誰しも ある もの だ から →

あまり うまく いか なくて も 落ち込ま ないで いい から ね 。

アカデミー で は 先生 や 先輩 の こと を 敬い なさい 。

あ … それ と 大切な こと 。 忍 の 三 禁 に ついて …。

特に お 金 の 貸し借り に は 気 を つける こと 。

任務 金 は ちゃんと 貯金 する こと 。

お 酒 は … 二十 歳 に なって から 。

飲み すぎて は 体 に さわる から ほどほどに する こと 。

それ と 三 禁 で 問題 な の が 女 。

母さん は 女 だ から よく は わから ない けど →

とにかく この世 は 男 と 女 しか い ない から …。

女 の 人 に 興味 を 持つ こと に なっちゃ う けど →

変な 女 に 引っかから ない ように ね 。

母さん の ような 人 を 見つけ なさい 。

それ と … 三 禁 と いえば もう 一 つ 。

自 来 也 先生 に は 気 を つけ なさい って ばね 。

ハァ … ハァ …。

ナルト … これ から つらい こと 苦しい こと … いっぱい ある 。

自分 を ちゃんと 持って … そして 夢 を 持って 。

そして 夢 を 叶えよう と する 自信 を 持って …。

もっと もっと … もっと もっと …。

本当に いろいろな こと を 一緒に 教えて あげ たい …。

もっと 一緒に いたい …。

愛し てるよ …。

ミナト ごめん … 私 ばっかり 。

う うん いい んだ 。

ナルト … 父さん の 言葉 は →

口うるさい 母さん と 同じ か な 。

八 卦 封印 ))

ごめん ね 。

あなた を 九 尾 の 器 に して しまった 。

私 たち の 重荷 を 背負わ せて しまった 。

あなた と 一緒に 生きて あげ られ なかった 。

愛情 を 注いで あげ られ なかった 。

( ナルト ) 謝ら ねえ で くれよ 。

俺 は 人 柱 力 だ から 昔 は つらい とき も あった けど →

父ちゃん も 母ちゃん も 別に 恨んだ こと なんて ねえ 。

そりゃ あ 親 の 愛情 って の は 正直 よく わかん なかった 。

父ちゃん も 母ちゃん も ずっと い なかった から よ 。

なんとなく しか …。

でも 今 は わかる 。

自分 の 命 を 俺 の ため に くれた 父ちゃん と 母ちゃん …。

俺 の 器 に も 九 尾 より 先 に 愛情 が 入って る って わかった から 。

だから 俺 も 幸せだ !

父ちゃん と 母ちゃん の 子 で よかった 。

《 ミナト … 聞いて る ?

私 たち の 思い … ちゃんと この 子 に 届いて た よ 》

ナルト ! 私 を 母 に して くれて ありがとう 。

ミナト を 父 に して くれて ありがとう 。

私 たち の もと に … 生まれて きて くれて →

本当に … ありがとう 。

( 開演 ブザー )

( 美 空 ) 皆様 お 変わり ございませ ん か ?

美 空 ひばり です 。

では 最後 まで ご ゆっくり →

お 楽しみ ください 。

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』 2 時間 スペシャル 。

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 249 - 「ありがとう」 naruto||しっぷう|つたい|しーずん| Naruto Shippuden - Season 12 - 249 - "Thank You" Naruto Shippuden Phần 12 - 249 - "Cảm ơn"

(( イルカ   大丈夫 ? いるか|だいじょうぶ

( イルカ ) 母ちゃん ! いるか|かあちゃん

父ちゃん   母ちゃん が ! とうちゃん|かあちゃん|

なぜ 避難 所 で おとなしく して い なかった 。 |ひなん|しょ|||||

母さん の こと は 父さん に 任せて お前 は 早く 逃げろ ! かあさん||||とうさん||まかせて|おまえ||はやく|にげろ

嫌だ   父ちゃん と 母ちゃん を 置いて 1 人 だけ 逃げ たく なんか ない ! いやだ|とうちゃん||かあちゃん||おいて|じん||にげ|||

僕 が 母ちゃん を 守る ! ぼく||かあちゃん||まもる

ガキ が 図 に のる な ! 子供 を 守る の が 親 の 役目 だ ! がき||ず||||こども||まもる|||おや||やくめ|

里 の 被害 を 防げ !  九 尾 を 城壁 から 外 へ 追い出す のじゃ ! さと||ひがい||ふせげ|ここの|お||じょうへき||がい||おいだす|

わし が 術 を 成す まで 時 を 稼げ ! 攻撃 の 手 を 緩める な ! ||じゅつ||なす||じ||かせげ|こうげき||て||ゆるめる|

はっ !  行く ぞ ! |いく|

忍法 口 寄せ ! にんぽう|くち|よせ

出 で よ   猿 候 王   猿 魔 ! だ|||さる|こう|おう|さる|ま

( 猿 摩 ) 九 尾 か 封印 が 解けた の か ? さる|さす|ここの|お||ふういん||とけた||

里 から 押し出す 。 さと||おしだす

金剛 如意 じゃ ! こんごう|にょい|

わかった   変化 ! |へんか

いく ぞ !  猿 魔 。 おう ! ||さる|ま|

伸びよ ! のびよ

里 の 外 へ は 追いやった 。 さと||がい|||おいやった

手 を ゆるめ ず 次々 に 仕掛ける のじゃ 。 て||||つぎつぎ||しかける|

《 ミナト   どこ に おる ?》 みなと|||

さすが   四 代 目 火影 。 |よっ|だい|め|ほかげ

この 俺 に 手 傷 を くれ 九 尾 を 引き離す と は な 。 |おれ||て|きず|||ここの|お||ひきはなす|||

だが   九 尾 は いずれ 俺 の もの に なる 。 |ここの|お|||おれ||||

俺 は   この世 を 統べる もの 。 おれ||このよ||すべる|

やり よう は   いくら で も ある 。

《 あの 感じ ウソ で 言って いる んじゃ ない 》 |かんじ|うそ||いって|||

四 代 目 が 来る まで 足止め を かけろ ! よっ|だい|め||くる||あしどめ||

イルカ …。 いるか

離せ ! はなせ

父ちゃん と 母ちゃん が まだ 戦って んだ ! とうちゃん||かあちゃん|||たたかって|

いい か   お前 ら 若い 世代 は 九 尾 に 近づく な 。 ||おまえ||わかい|せだい||ここの|お||ちかづく|

( 紅 ) どういう こと ? くれない||

これ は   他 里 と の 戦争 で は なく 里 内 の ゴタゴタ だ 。 ||た|さと|||せんそう||||さと|うち||ごたごた|

お前たち が 命 を かける もの で は ない 。 おまえたち||いのち||||||

勝手な こと を 言う な ! かってな|||いう|

落ち着け   紅 。 おちつけ|くれない

お前 だって 忍 だ 。 おまえ||おし|

いつまでも 生きて い られる わけじゃ ない 。 |いきて||||

だが   娘 よ 。 |むすめ|

お前 は   せめて わし の 孫 と なる 子 に → おまえ|||||まご|||こ|

火 の 意思 を 託せ 。 ひ||いし||たくせ

それ を 父 と の 約束 に して くれ 。 ||ちち|||やくそく|||

お前 を 信頼 して る ぞ 。 おまえ||しんらい|||

ひどい …。

くっ   また   あれ を やる 気 か 。 |||||き|

三 代 目 様 。 みっ|だい|め|さま

口 寄せ の 術 ! くち|よせ||じゅつ

これ は …。 四 代 目 だ ! ||よっ|だい|め|

(( 俺 は   この世 を 統べる 者 )) おれ||このよ||すべる|もの

《 クシナ   すまない 》

少し の 間 九 尾 を 押さえて いて くれ 。 すこし||あいだ|ここの|お||おさえて||

( ガマ 文 太 ) いくら ワシ でも コイツ は   そう 押さえて おけ んで 。 がま|ぶん|ふと||わし|||||おさえて||

これほど 大きな もの を 飛ばす の は → |おおきな|||とばす||

それなり の チャクラ が いる 。

ミナト 。 みなと

九 尾 ごと 飛んだ の か ? ここの|お||とんだ||

あっ ちか !

すぐに 結 界 を 張ら ない と 。 |けつ|かい||はら||

《 チャクラ が   もう …》

私 は   まだ やれる わ   ミナト 。 わたくし|||||みなと

ハァ   ハァ   ハァ …。 クシナ !

( 泣き声 ) なきごえ

起こしちゃ った わ ね 。 おこしちゃ|||

ごめん ね   ナルト 。 クシナ 。

このまま 九 尾 を 引きずり込んで 死ぬ わ 。 |ここの|お||ひきずりこんで|しぬ|

そう すれば   この先 九 尾 の 復活 時期 を → ||このさき|ここの|お||ふっかつ|じき|

延ばす こと が できる 。 のばす|||

残り 少ない   私 の チャクラ で あなた たち を 助ける に は → のこり|すくない|わたくし|||||||たすける||

それ しか ない 。

今 まで   いろいろ ありがとう 。 いま|||

クシナ …  キミ が 俺 を 四 代 目 火影 に して くれた 。 |きみ||おれ||よっ|だい|め|ほかげ|||

キミ の 男 に して くれた 。 きみ||おとこ|||

そして この 子 の 父親 に して くれた 。 ||こ||ちちおや|||

それなのに …。

ミナト …  そんな 顔 し ないで 。 みなと||かお||

私 は 嬉しい の 。 あなた に 愛さ れて いる 。 わたくし||うれしい||||あいさ||

それ に   今日 は この 子 の 誕生日 なんだ から 。 ||きょう|||こ||たんじょうび||

なにより   もし 私 が 生きて て → ||わたくし||いきて|

家族 3 人 で 暮らして る 未来 を 想像 したら → かぞく|じん||くらして||みらい||そうぞう|

幸せ だって こと 以外 想像 でき ない んだ もん 。 しあわせ|||いがい|そうぞう||||

ただ   心残り が ある と すれば → |こころのこり||||

大きく なった ナルト を → おおきく|||

見て み たかった な …。 みて|||

クシナ …  キミ が 九 尾 と 一緒に 心中 する 必要 は ない よ 。 |きみ||ここの|お||いっしょに|しんじゅう||ひつよう|||

その 残り 少ない チャクラ は ナルト と の 再会 の ため に 使う んだ 。 |のこり|すくない||||||さいかい||||つかう|

え ?

キミ の 残り の チャクラ を すべて   ナルト に 封印 する 。 きみ||のこり|||||||ふういん|

八 卦 封印 に 組み込んで ね 。 やっ|け|ふういん||くみこんで|

そして   九 尾 は   俺 が 道連れ に する 。 |ここの|お||おれ||みちづれ||

人 柱 力 で ない 俺 が できる 封印 術 は   屍 鬼 封 尽 だ 。 じん|ちゅう|ちから|||おれ|||ふういん|じゅつ||しかばね|おに|ふう|つく|

でも   あの 術 は 術 者 が 。 ||じゅつ||じゅつ|もの|

それ に   もう 一 つ 俺 に 封印 する 九 尾 は 半分 だけ 。 |||ひと||おれ||ふういん||ここの|お||はんぶん|

これ だけ の 力 は 物理 的に 封印 し きれ ない 。 |||ちから||ぶつり|てきに|ふういん|||

そして   戦略 的に も でき ない 。 |せんりゃく|てきに|||

キミ を 道連れ に した 九 尾 の 封印 は → きみ||みちづれ|||ここの|お||ふういん|

復活 まで   人 柱 力 が 不在 と なって → ふっかつ||じん|ちゅう|ちから||ふざい||

尾 獣 バランス が 崩れて ダメだ 。 お|けだもの|ばらんす||くずれて|だめだ

屍 鬼 封 尽 なら   俺 と 一緒に   九 尾 を 半分 だけ 永久 に 封印 できる 。 しかばね|おに|ふう|つく||おれ||いっしょに|ここの|お||はんぶん||えいきゅう||ふういん|

だから   九 尾 の もう 半分 は …)) |ここの|お|||はんぶん|

(( 自 来 也 : もしかしたら   お前 が 予言 の 子 な の かも しれ ん のう 。 じ|らい|や||おまえ||よげん||こ||||||

え ?  何 が です ? |なん||

この先   忍 の 世界 は おそらく   大変な こと に なる 。 このさき|おし||せかい|||たいへんな|||

その とき の 救世 主 が その   予言 の 子 だ )) |||きゅうせい|おも|||よげん||こ|

(( ナルト に 封印 する 。  八 卦 封印 で ね 。 ||ふういん||やっ|け|ふういん||

キミ の 言い たい こと も わかる 。 きみ||いい||||

でも   自 来 也 先生 が 言って いた 世界 の 変革 の こと …。 |じ|らい|や|せんせい||いって||せかい||へんかく||

そして それ に 伴って 起きる 災い の こと 。 |||ともなって|おきる|わざわい||

今日   確信 した こと が 二 つ ある 。 きょう|かくしん||||ふた||

キミ を 襲った 面 の 男 … ヤツ は 必ず   災い を もたらす 。 きみ||おそった|おもて||おとこ|やつ||かならず|わざわい||

そして   それ を 止める の は … この 子 だ 。 |||とどめる||||こ|

自 来 也 先生 が 名付け親 の この 子 は → じ|らい|や|せんせい||なづけおや|||こ|

人 柱 力 と して 未来 を 切り 拓 いて くれる 。 じん|ちゅう|ちから|||みらい||きり|たく||

なぜ か   そう 確信 した んだ 。 |||かくしん||

ミナト   でも …。 みなと|

屍 鬼 封 尽 ! しかばね|おに|ふう|つく

( ミナト ) この 子 を 信じよう 。 みなと||こ||しんじよう

なん たって 俺 たち の 息子 なんだ から 。 ||おれ|||むすこ||

( 猿 魔 ) あの 印 …  まさか もう …。 ( ヒルゼン ) あぁ   屍 鬼 封 尽 だ 。 さる|ま||いん|||||しかばね|おに|ふう|つく|

この 屍 鬼 封 尽 の あと キミ の チャクラ を ナルト に 封印 する 。 |しかばね|おに|ふう|つく|||きみ||||||ふういん|

九 尾 の 人 柱 力 と して 力 を コントロール しよう と した とき → ここの|お||じん|ちゅう|ちから|||ちから||こんとろーる||||

キミ が 助けて あげて ほしい んだ 。 きみ||たすけて|||

私 たち の 息子 …。 わたくし|||むすこ

だからこそ   そんな 重荷 を ナルト に は 背負わ せ たく ない ! ||おもに|||||せおわ|||

それ に   なんで   屍 鬼 封 尽 なんか ! |||しかばね|おに|ふう|つく|

私 が 大きく なった ナルト に 会う ため …。 わたくし||おおきく||||あう|

それ も ほんの わずかな 時間 の ため に → ||||じかん|||

あなた が 死ぬ こと なんて ない じゃ ない ! ||しぬ|||||

ナルト の そば に いて   成長 を → |||||せいちょう|

見守って いて ほしかった の に なんで …。 みまもって|||||

尾 獣 バランス の ため … 国 の ため …  里 の ため に → お|けだもの|ばらんす|||くに|||さと|||

ナルト が 犠牲 に なる こと ない じゃ ない ! ||ぎせい||||||

私 なんか の ため に   あなた が 犠牲 に なる こと ない じゃ ない ! わたくし|||||||ぎせい||||||

国 を 捨てる こと 里 を 捨てる こと …。 くに||すてる||さと||すてる|

それ は 子供 を 捨てる の と 同じ こと だ よ 。 ||こども||すてる|||おなじ|||

国 が 崩壊 した キミ なら その こと が   よく わかる だろう 。 くに||ほうかい||きみ|||||||

国 を 持た ない 人 たち が → くに||もた||じん||

どれほど 過酷な 人生 を 強い られる か …。 |かこくな|じんせい||つよい||

それ に   俺 たち 家族 は …  忍 だ 。 ||おれ||かぞく||おし|

それ と   俺 が 生きて いた ところ で キミ に は 勝て ない 。 ||おれ||いきて||||きみ|||かて|

ほんの 少し の 間 であって も → |すこし||あいだ||

母 である キミ が ナルト へ 伝え られる もの に → はは||きみ||||つたえ|||

俺 なんか が 太刀打ち でき ない 。 おれ|||たちうち||

それ は   母親 の 役目 だ よ 。 ||ははおや||やくめ||

これ は   キミ の ため だけ じゃ ない … ナルト の ため に やる んだ 。 ||きみ|||||||||||

息子 の ため なら 死んだ って いい … それ は   父親 でも できる 役目 だ 。 むすこ||||しんだ|||||ちちおや|||やくめ|

三 代 目 様   どう なった んです ? みっ|だい|め|さま|||ん です

ダメじゃ 。  ここ より 先 は → だめじゃ|||さき|

九 尾 を 外 へ 出さ ぬ よう に 張った 結 界 の せい で 入れ ぬ ! ここの|お||がい||ださ||||はった|けつ|かい||||いれ|

あやつら   自分 たち だけ で 九 尾 を どうにか する つもりじゃ ! |じぶん||||ここの|お||||

《 おのれ …  四 代 目 火影 !》 |よっ|だい|め|ほかげ

封印 ! ふういん

《 体 が しびれる …。 からだ||

ここ まで 重い チャクラ だ と は …》 ||おもい||||

《 おのれ !》

やはり   屍 鬼 封 尽 の ようじゃ 。 本当に 使う と は …。 |しかばね|おに|ふう|つく|||ほんとうに|つかう||

しかし   まだ   九 尾 が ! ||ここの|お|

封印 し きれ なかった の か ? 小さく は なった が …。 ふういん||||||ちいさく|||

よし   あと は 八 卦 封印 だ 。 |||やっ|け|ふういん|

九 尾 を   ナルト に 封印 する 。 ここの|お||||ふういん|

《 儀式 用 の 台座 ? わし を また 封印 する 気 か ! ぎしき|よう||だいざ||||ふういん||き|

しかも   あんな ガキ に !》 ||がき|

( 咳き込む 声 ) せきこむ|こえ

クシナ !  大丈夫 ?)) |だいじょうぶ

《 ここ だ ~ っ !》

(( ミナト : これ は …  父親 でも できる 役目 だって 言った のに …。 みなと|||ちちおや|||やくめ||いった|

じゃあ   母親 なら   なおさら でしょ 。 |ははおや|||

子供 が いる の か !? かばった んだ 。 こども||||||

《 キサマ ら ~ っ !》

夫婦 ゲンカ で 私 が 負けた の は … 初めて ね 。 ふうふ|げんか||わたくし||まけた|||はじめて|

わかった わ 。  それ だけ あなた が 本気だ って こと …。 ||||||ほんきだ||

ありがとう   クシナ 。

口 寄せ の 術 。 くち|よせ||じゅつ

( ゲロ 寅 ) ぐ は っ   九 尾 ! |とら||||ここの|お

って   四 代 目 ! お前 も   な んじゃ こりゃ !? |よっ|だい|め|おまえ||||

ゲロ 寅   お前 に 封印 式 の 鍵 を 渡す 。 |とら|おまえ||ふういん|しき||かぎ||わたす

その あと すぐに 自 来 也 先生 へ 蔵 入り して くれ 。 |||じ|らい|や|せんせい||くら|はいり||

そう か …  ミナト の ヤツ 自分 の 子 を 人 柱 力 に して → ||みなと||やつ|じぶん||こ||じん|ちゅう|ちから||

里 を 救う つもりじゃ 。 さと||すくう|

たしかに   鍵 は 預かった 。 なら   行く けん の 。 |かぎ||あずかった||いく||

これ で   安心だ 。 ||あんしんだ

クシナ …  もう   命 が もち そうに ない 。 ||いのち|||そう に|

そろそろ   八 卦 封印 を やる よ 。 |やっ|け|ふういん|||

俺 の チャクラ も ナルト へ 少し 組み込み たい んだ 。 おれ||||||すこし|くみこみ||

当分 は 会え ない …。  今   ナルト に 言い たい こと を 言って おこう 。 とうぶん||あえ||いま|||いい||||いって|

ナルト …  好き嫌い し ないで → |すききらい||

いっぱい 食べて 大きく なり なさい 。 |たべて|おおきく||

お 風呂 に は   毎日 ちゃん と 入って あたたまる こと 。 |ふろ|||まいにち|||はいって||

それ と …  夜更かし し ないで いっぱい 寝る こと 。 ||よふかし||||ねる|

それ から …  お 友達 を 作り なさい 。 |||ともだち||つくり|

たくさんじゃ なくて いい から … 本当に 信頼 できる お 友達 を 。 ||||ほんとうに|しんらい|||ともだち|

数 人 で いい の …。 すう|じん|||

お 母さん は 苦手だった けど … 勉強 や 忍術 を しっかり やり なさい 。 |かあさん||にがてだった||べんきょう||にんじゅつ||||

ただし   得意 不得意 が 誰しも ある もの だ から → |とくい|ふとくい||だれしも||||

あまり うまく いか なくて も 落ち込ま ないで いい から ね 。 |||||おちこま||||

アカデミー で は 先生 や 先輩 の こと を 敬い なさい 。 あかでみー|||せんせい||せんぱい||||うやまい|

あ …  それ と   大切な こと 。 忍 の 三 禁 に ついて …。 |||たいせつな||おし||みっ|きん||

特に   お 金 の 貸し借り に は 気 を つける こと 。 とくに||きむ||かしかり|||き|||

任務 金 は   ちゃんと 貯金 する こと 。 にんむ|きむ|||ちょきん||

お 酒 は …  二十 歳 に なって から 。 |さけ||にじゅう|さい|||

飲み すぎて は 体 に さわる から ほどほどに する こと 。 のみ|||からだ||||||

それ と   三 禁 で 問題 な の が   女 。 ||みっ|きん||もんだい||||おんな

母さん は 女 だ から よく は わから ない けど → かあさん||おんな|||||||

とにかく   この世 は 男 と 女 しか い ない から …。 |このよ||おとこ||おんな||||

女 の 人 に 興味 を 持つ こと に なっちゃ う けど → おんな||じん||きょうみ||もつ|||||

変な 女 に 引っかから ない ように ね 。 へんな|おんな||ひっかから||よう に|

母さん の ような 人 を 見つけ なさい 。 かあさん|||じん||みつけ|

それ と …  三 禁 と いえば もう 一 つ 。 ||みっ|きん||||ひと|

自 来 也 先生 に は 気 を つけ なさい って ばね 。 じ|らい|や|せんせい|||き|||||

ハァ …  ハァ …。

ナルト …  これ から   つらい こと 苦しい こと …  いっぱい ある 。 |||||くるしい|||

自分 を ちゃんと 持って … そして   夢 を 持って 。 じぶん|||もって||ゆめ||もって

そして   夢 を 叶えよう と する 自信 を 持って …。 |ゆめ||かなえよう|||じしん||もって

もっと   もっと … もっと   もっと …。

本当に いろいろな こと を 一緒に 教えて あげ たい …。 ほんとうに||||いっしょに|おしえて||

もっと 一緒に いたい …。 |いっしょに|

愛し てるよ …。 あいし|

ミナト   ごめん …  私 ばっかり 。 みなと||わたくし|

う うん   いい んだ 。

ナルト …  父さん の 言葉 は → |とうさん||ことば|

口うるさい 母さん と 同じ か な 。 くちうるさい|かあさん||おなじ||

八 卦 封印 )) やっ|け|ふういん

ごめん ね 。

あなた を 九 尾 の 器 に して しまった 。 ||ここの|お||うつわ|||

私 たち の 重荷 を 背負わ せて しまった 。 わたくし|||おもに||せおわ||

あなた と 一緒に 生きて あげ られ なかった 。 ||いっしょに|いきて|||

愛情 を 注いで あげ られ なかった 。 あいじょう||そそいで|||

( ナルト ) 謝ら ねえ で くれよ 。 |あやまら|||

俺 は 人 柱 力 だ から 昔 は   つらい とき も あった けど → おれ||じん|ちゅう|ちから|||むかし||||||

父ちゃん も 母ちゃん も 別に 恨んだ こと なんて ねえ 。 とうちゃん||かあちゃん||べつに|うらんだ|||

そりゃ あ   親 の 愛情 って の は 正直   よく わかん なかった 。 ||おや||あいじょう||||しょうじき|||

父ちゃん も 母ちゃん も ずっと い なかった から よ 。 とうちゃん||かあちゃん||||||

なんとなく しか …。

でも   今 は わかる 。 |いま||

自分 の 命 を 俺 の ため に くれた 父ちゃん と 母ちゃん …。 じぶん||いのち||おれ|||||とうちゃん||かあちゃん

俺 の 器 に も   九 尾 より 先 に 愛情 が 入って る って わかった から 。 おれ||うつわ|||ここの|お||さき||あいじょう||はいって||||

だから   俺 も 幸せだ ! |おれ||しあわせだ

父ちゃん と 母ちゃん の 子 で よかった 。 とうちゃん||かあちゃん||こ||

《 ミナト …  聞いて る ? みなと|きいて|

私 たち の 思い … ちゃんと   この 子 に 届いて た よ 》 わたくし|||おもい|||こ||とどいて||

ナルト ! 私 を 母 に して くれて   ありがとう 。 |わたくし||はは||||

ミナト を 父 に して くれて   ありがとう 。 みなと||ちち||||

私 たち の もと に … 生まれて きて くれて → わたくし|||||うまれて||

本当に …  ありがとう 。 ほんとうに|

( 開演 ブザー ) かいえん|ぶざー

( 美 空 ) 皆様   お 変わり ございませ ん か ? び|から|みなさま||かわり|||

美 空 ひばり です 。 び|から||

では   最後 まで   ご ゆっくり → |さいご|||

お 楽しみ ください 。 |たのしみ|

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート   名曲 ! に っぽ ん の 歌 』 2 時間 スペシャル 。 みやもと|もくよう|じ||こんさーと|めいきょく|||||うた|じかん|すぺしゃる