NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 273 - 本当 の 優し さ
( 角 都 ) 久しぶりだ な 。 猪 鹿 蝶 の ガキ ども 。
( シカマル ) 角 都 と いった っけ か あんた 。
金 は 取った 。
角 の あんた の 動き も 手の内 も 知って る 。
こっか ら は こっち が 攻め 倒す 。
( 角 都 ) 影 を 使う ガキ 。
お前 が ここ に いる と いう こと は 飛 段 は 止めた のだ な 。
( 角 都 ) また 祈り の 最中 に 首 でも はね られた の か …。
それとも あいつ が ここ に い ない の は →
まだ 死んで ない と いう こと か 。
( い の ) あいつ の 腐れ 期限 なんて 知る か !
フン … 飛車 も なく 金銀 取ら れて 防戦 一方 と は な …。
ぐ わ っ !
これ で 5 つ 目 。
( い の ) そう いえば あいつ →
5 つ の 心臓 が あって 5 回 分 倒さ ない と …。
ああ そう だった な 。
( 角 都 ) さて そろそろ 角 成 と いく か …。
う お ~ っ !
で だ …。
こちら も 金銀 の 手 ゴマ を 取って て な 。
そい つら は どんな やつ か 気 に なら ない か ?
( 角 都 ) 加藤 ダン 。 綱 手 姫 の 相方 …。
そして …。
うわ っ !
( 角 都 ) 猿 飛 アスマ 。
三 代 目 火影 の 子 で お前 ら の 師 だ 。
( チョウジ ) アスマ 先生 …。
何も 相手 の 手 ゴマ を 取った の は お前たち ばかり で は ない ようだ 。
他 に も まだ 何 人 も いる 。
皮肉だ な 。
野郎 …。
( ダン ) チョウザ ! 四 紫 炎 陣 の 準備 は まだ か !?
早く 俺 を 結 界 の 中 へ 閉じ込めろ !
( ダン ) 俺 が 霊 化 の 術 を 使う 前 に !
( チョウザ ) そう 簡単に は いきま せ ん よ 。 相手 が あなた で は !
あっ ! 何 か 変な 黒い の が 出て きた ぞ !
気 を つけろ !
クク … 反撃 開始 と 行こう か 。
( コテツ ) て め え に は 借り が ある 。 忘れて ねえ よ な ヒジキ 野郎 !
悪い が カネ に なら ん 相手 は 覚えて ない な …。
( イズモ ) 地獄 の 沙汰 も カネ 次第 って いう が →
死んで みて それ が 役 に 立った か 聞いて い いか ?
先輩 ! イズモ さん コテツ さん !
( イズモ ) シカマル チョウジ いの ! 協力 して こいつ を 封印 する ぞ !
よ ~ し ! うん !
《 シカク : イズモ コテツ 角 都 は お前たち と ダルイ に 任せる 。
( シカク ) そい つ は 土 遁 を 使う 。 雷 遁 の ダルイ を 軸 に 戦え 。
シカマル たち は アスマ と やら せる 》
し しかし それ じゃ あまりに も …。
アスマ 先輩 は 彼ら の 師 です よ ! そんな 酷な こと を !
《 あいつ ら は アスマ の 部下 元 十 班 だ 。
アスマ の こと なら 誰 より も 知っている や つら だ 。
いちばん 勝機 が ある 》
でも …。
《 泣き言 は 言う な お前たち !
これ は 戦争 だ ! 必ず 勝た なきゃ いけ ねえ !》
そんな … 僕 …。
♪~
(( 危ない !
ちょっと チョウジ !
これ じゃ シカマル と 戦って ばっ か じゃ ない !
だって … きっと 痛い よ 。
僕 力 ある し 2 人 が 痛 がる の 見 たく ない よ 。
って なんで 上 から 目線 な の よ !
だったら 痛 がら せて みせ なさい よ ~!
おら おら ~! 泣け ! わめけ ~!
やめて ! 僕 が 痛い よ …。
まったく … めん どくせ え な …。
( アスマ ) チョウジ その 優し さ は 仲間 を 思って の こと か ?
アスマ 先生 …。
だ と したら 思い違い も はなはだしい ぞ 。
より 強い 相手 と 練習 できる って こと は →
こいつ ら も 更に 強く なれる って こと だ から な 。
ピンと こ ない か ?
じゃあ わかり やすく して やろう 。
今 から 俺 と 組み手 だ 。
一 発 でも パンチ を 当てる こと が できたら 合格 。
ただし 1 時間 以内 に →
殴り 返す こと も でき ない よう なら チョウジ お前 だけ じゃ ない 。
いの シカマル 3 人 で アカデミー に 戻って もらう 。
え ぇ !? そんな ~!
こいつ ら の ため に も →
俺 を 敵 だ と 思って かかって きて みろ !
お前 の 優し さ を 力 に 変える んだ !))
( い の ) チョウジ ! 大丈夫 ?
う … うん …。
《 どうした ? お前たち 。
急ぎ アスマ の 所 へ 向かえ !》
(( 本当に 仲間 を 大切に 思う なら な 逃げる こと を 考える 前 に →
仲間 の ため に て め え が →
より 優秀に なる こと を 考え や がれ 。
それ が 本当の 仲間 って もんだ ろ ? この 腰抜け が !
頼んだ ぞ … シカマル …))
俺 は 行く ぞ ! シカマル !
いの は … どう す ん の ?
チョウジ !
周り の 仲間 を ちゃんと 見ろ !
♪~
( テンテン ) かかって こい って え の !
チョウザ さん !
わか っと る !
♪~
チョウジ … アスマ 先生 の 最期 の 言葉 覚えて る ?
(( チョウジ … お前 は 仲間 思い の 優しい 男 だ …。
だからこそ 誰 より も 強い 忍 に なる 。
自分 に もっと 自信 を 持て ))
♪~
(( お前 は 気 が 強い が 面倒 見 の いい 子 だ 。
チョウジ も シカマル も …。
こいつ ら 不器用だ から な … 頼む ))
( い の ) 行く よ 2 人 と も 。
( シカマル ) おう 。 ( チョウジ ) う … うん 。
《 頼む ぞ お前たち 》
《 よしっ 》
《 クナイ は 気 を そら せる ため … これ を 狙って いた か 》
やった か ?
まだ だ !
アスマ さん 止め させて もらい ます 。
急ごしらえの 連携 に して は いい 動き だ 。
そのまま 追い詰めて くれ !
はい !
もう 一 度 だ ! 今度 は 破壊 で なく →
拘束 出来る ように 動く ! わかった !
ええ い 封印 班 は どこ で 油 を 売って や がる !
くっ 強い …。 く っそ 。
♪~
《 火 遁 灰 積 焼 !》
くっ 。 これ は …。
目 くらまし か !?
( 悲鳴 )
お前 ら …。
( ゼツ ) あぁ ~!
《 ダルイ : 大事な 刀 を 探しだす の に 手間取った …。
さて … 角 都 と やら は …》
《 さっき 拾った これ …》
え ~ い !
《 あれ ? 意外 と 使える …》
逃がす か ぁ !
よし 雷 を 出す やつ は やっつけた !
《 いい 物 拾っちゃ った けど 誰 の 落とし物 だろう …》
《 なんか … 猛烈に チャクラ の 消費 が 激しい 気 が する けど …》
今 は そんな の 気 に して らん ない よ ね !
( イズモ / コテツ ) うわ っ !
このまま おとなしく して いる と でも 思った か 。
ダルイ 隊長 !
本部 から の 指示 は 聞いた … でも !
うら ぁ ~!
隊長 … あそこ は 雷 遁 で 一気に …。
すみません …。
実は さっき の 戦闘 で 張り切り すぎちゃ って …。
(( 黒 斑 差 !
レイザーサーカス !
ダブル 黒 斑 差 !))
ちょっと チャクラ が 足りない っす …。
少し 待って もらって いい っす か ?
追う ぞ コテツ 。 おう !
ほんと … すみません 。
俺 たち は 覚悟 できて ます 。
だから … 先生 も 覚悟 して もらわ ねえ と 。
チョウジ … シカマル … いの …。
本当に 立派に なった な 。
あんた の おかげ だ …。
見せて もらう ぞ 猪 鹿 蝶 。
一気に 縮める ぞ !
変わり 身 の 術 … 逃げろ !
うわ っ ! 動き が 鈍い ぞ チョウジ !
しっかり しろ ! 来た よ !
シカマル ! 影 真似 の 網 を 張って →
チョウジ の ほう へ 俺 を 誘い込め !
その つもり だ よ !
《 影 真似 の 術 !
もう 一 手 !
たとえ ハッタリ でも →
心 転身 の 術 を 知っていれば よける しか ねえ !
影 真似 を よけて 逃げる と したら い の の 死角 !
狙い どおり ! そして そこ に …》
( チョウジ ) 部分 倍 化 の 術 !
《 詰み だせ アスマ !》
今 だ チョウジ !
《 よし !》
何 して る チョウジ !
しっかり しろ ! 覚悟 決めた んじゃ ねえ の か !
チョウジ !
や っぱ … や っぱ 僕 に は 無理だ !
先生 を 殴り 倒す なんて こと で き っこ ない よ !
チョウジ ! ぐ あっ ! よけろ !
《 あれ は !》
《 風 遁 風 塵 の 術 !》
《 クソ ! かわさ れた !》
大丈夫 か !? どうにか ギリ ね 。
なんで …。
なんで こんな こと に なっちゃ った んだ よ !
今さら 泣 きご と 言う な !
俺 たち で アスマ を 止める って 覚悟 を 決めた ろ !
なんて 顔 して や がる チョウジ !
今 の 俺 は 敵 で しか ない !
死んで いる 人間 だ ! 容赦 はいらん !
わかって る … わかって る けど …。
でも あの とき だって 先生 は …。
(( どうした ? チョウジ 。
このまま 3 人 で アカデミー に 戻り たい の か ?
大丈夫 かしら ?
チョウジ 戦え 。 この 臆病 者 。
ダメだ な ありゃ 。 逆 効果 だ 。 え ?
チョウジ は ビビ って 手 が 出 ない んじゃ ねえ 。
今 受けて いる 痛み と 同じ 痛み を アスマ 先生 に 与え たく ない んだ 。
あいつ は 根っから 優しい やつ な んだ よ 。
でも このまま じゃ …。 仕方 ねえ な 。
おい チョウジ いいかげんに しろ この デブ 。
シカマル 今 デブ って 言った よ ね ?
ああ デブ って 言った ぜ 。 アスマ 先生 が な 。
ほんと ? アスマ 先生 。
あ … ああ 。
そう よ 。 あんな デブ 野郎 の パンチ なんか →
1 発 も 俺 に 当たりゃ し ない って 言った の よ 。
そりゃ 言いすぎ だ いの 。
いくら 先生 でも 僕 を デブ 呼ばわり する やつ は 許さ ない 。
ごめんなさい 。 僕 やっぱり 先生 を 殴る なんて ムリ です 。
でも でも アカデミー に 戻る の は 僕 だけ で →
シカマル と いの は 勘弁 して ください 。
チョウジ わかった よ 。 俺 の 負け だ 。
お前 は 怒り に とらわれて いて も それ を 抑え →
相手 の こと を 考える こと が できる 本当の 優し さ を 持って いる 。
今 は その 優し さ を 育んで いけ 。
いつか その 優し さ が 力 に 変わる 日 が 来る 。
ただ な 組手 の とき は な 。
それ なら 大丈夫 。 アスマ 先生 や シカマル や いの や →
里 の 仲間 と やる の は 嫌だ けど →
みんな を 傷つけたり する ような や つら を 相手 に する とき は →
きっと 戦って み せる から 。 たとえ シカマル とい の が →
これ から も 僕 の こと を デブ デブ と 言い 続けた と して も ね 。
そう だ ぞ シカマル いの 。 チョウジ は デブ なんか じゃ ない 。
ポッチャリ 系 だ ))
アスマ 先生 が それ で い いって 言った んじゃ ない か 。
今 な んだ チョウジ 。 お前 の 優し さ は わかって いる 。
だが 今 は 俺 を 倒す こと が 優し さ だ 。
お前 の 優し さ を 力 に 変える とき は 今 な んだ 。
今 な んだ よ チョウジ 。 頼む 。 俺 を 止める んだ 。
いいかげんに しろ デブ 。 俺 を やって みろ !
デブ って 言った 。
今 デブ って 言った よ ね ?