NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 13 - 277 - 和解 の 印
( キラービー ) 九 尾 チャクラモード 。
夜道 を 照らす に ゃ 便利 。
命 を 削る リスク も あれば いい こと も ある 表裏 。
( 八尾 ) ナルト も 九 尾 チャクラモード を 使える ように なった と は いえ →
九 尾 と 仲よく なった わけじゃ ねえ から な 。
ナルト の チャクラ は 九 尾 に 取ら れ 続けて いる …。
チャクラ が ゼロ に なりゃ ナルト は 死ぬ …。
ハーイ ! だが 今 の ナルト は ハイテンション !
止める に ゃ もったいない あの パッション !
九 尾 チャクラ を 懐中 電灯 代わり に する の は いい が …。
離さ れ ず ちゃんと ついて いけよ ビー !
ヤー !
( 九 尾 ) ナルト …。
( 九 尾 ) わし の チャクラ を ぞんざいに 扱い よる …。
お前 の 中 に ずっと いて →
お前 を ずっと 見て きた が …。
ナルト …。
お前 は いつも 甘い …。
(( ナルト : この 戦争 は →
全部 俺 一 人 で ケリ を つける !
憎しみ も 痛み も 全部 俺 が まとめて 引き受ける !
俺 の 役目 だ !))
俺 の チャクラ の おかげ で →
激 ヤセ から 少し は 元 に 戻った みて えだ な 。
しかし 珍しい じゃ ねえ か よ 九 尾 。
お前 の ほう から 話しかけて くる なんて よ 。
いよいよ 寂しくて →
話し相手 が ほしく なった の は わか っけ ど →
今 は 忙しい んだ 。 あと に して くれ !
戦争 を 本当に 1 人 で 片づけ られる と →
思って いる の か ?
そりゃ 無理 って もんだ 。
お前 も 敵 の 規模 の 大き さ は うすうす 感じ取った だろう …。
それ に あの マダラ の こと だ …。
何 を 仕掛けて くる か わから ん ぞ 。
なんなら わし の 力 を …。
フン … もう その 手 に ゃ のら ねえ よ !
フフフフ … 少し は 頭 が 回る ように なった か 。
った く … みえみえ だって え の !
話 は 戦争 の あと だ じゃあ な 。
( 九 尾 ) 仲間 が 殺さ れれば それ に 伴う 憎しみ が 生まれる …。
そう なる 前 に 相手 を すべて 倒す つもり か ?
どのみち 相手 を 倒せば 敵 から の 憎しみ を 受ける …。
それ を すべて 自分 で 受け止め られる と →
本気で そう 思って いる の か ?
いつまでも … 俺 を ナメ てん じゃ ねえ ぞ !
いつまでも … 俺 を ナメ てん じゃ ねえ ぞ !
お前 は わかって い ない ! 甘い のだ !
お前 は 本当に 皆 の 憎しみ を 消し →
受け止める こと が できる の か !?
もう 戦争 は 始まって いる 。
戦死 者 も 多く 出て いる はずだ 。
♪~
その分 憎しみ も な 。
そもそも だ 。
お前 の そば に いた サスケ は ずっと 憎しみ に 囚 われて いた 。
だが その サスケ も お前 が どうにか できた こと が あった の か ?
あの 日 だ そうだ 。
あの 日 から お前 は 気づいて いた はずだ 。
♪~
《 俺 って ば 誰 と やりあう んだ ?
どこ のど いつ だって ば よ 。
犬 帽子 か フードグラサン か ?
それとも 》
(( チョウジ : あの 先生 …。 ( イルカ ) なんだ ?
あんまり 友達 を 殴ったり は し たく ない んです けど 。
いや そういう ん じゃ なくて だ な 。
これ は 伝統 的な 忍 組手 だ 。
かつて の 火影 たち も この 忍 組手 で 鍛錬 し →
力 を つけて だ な 。
( シカマル ) あの 先生 。
俺 場 外 って こと で 負け で いい っす から →
次の やつ に 進めて ください 。 お おい !
訓練 だろう が 何 だろう が 勝敗 を つける 以上 勝負 は 勝負 。
なら さっさと 白黒 つ けち まった ほう が →
めん ど くさく なく って い いっしょ 。 ハァ …。
( キバ ) やる 気 ねえ な あいつ 。 一生 中 忍 に は なれ ねえ な 。
( シノ ) いや そう と は かぎら ない 。
なぜなら 一生 は 長い 。
その 間 に いろいろ 。
なんだ お前 細 け えよ !
( い の ) まったく シカマル の やつ →
あんた が 一 番 め ん どくさい って の !
チョウジ も いくじなし だし !
( サクラ ) いの ちゃん あの 子 たち 知り合い な の ?
まあ 親 が ね 。
もう いい 。 シカマル チョウジ 和解 の 印 を 。
あ 忘れて た 。
ごめん よ シカマル 。 いい よ 。
お前 こういう の 苦手だ しな 。
俺 もめん どくせ えし 。
うん 和解 の 印 は できた な 。
え ~ 次 。 うずまき ナルト 。
ヨッシャ !
あの 子 って …。
うち の 親 が 話しちゃ ダメ だって 。
私 あいつ の 相手 だけ は し たく ない 。
そして うち は サスケ だ 。 2 人 と も 出て こい 。
キャー サスケ 君 ! サスケ 君 !
私 が サスケ 君 と 和解 の 印 を 結び たかった !
サスケ 君 頑張って !
相手 なんて ボッコボコ よ !
《 なんだ あいつ クール ぶり や がって よ 。
チクショウ … モテモテ の こいつ 倒して →
俺 が モテモテ だって ば よ !》
ヨッシャ ぜ って え 負け ねえ って ば よ !
( ヒナタ ) が … 頑張って ナルト …。
サスケ く ~ ん !
では これ より うずまき ナルト 対 うち は サスケ の …。
きや がれ ! う すら トンカチ !
こら ナルト ! ちゃんと 利き 手 で 組手 前 の 対立 の 印 を しろ !
それ が 礼儀 だ 。
んな こと は どうでも いい から さ →
さっさと こいつ 倒さ せて くれ って ば よ !
今 から 俺 って ば モテモテ に なる んだ から !
( サスケ ) くだら ねえ 。 望み どおり ソッコー で …。
待て お前 ら ! った く …。
この 忍 組手 は 昔 から 守ら れて きた →
伝統 的な 訓練 方式 だ 。 形式 的 すぎる 作法 も ある が →
アカデミー で は 基礎 から 教える 。 これ も 大切な こと だ 。
まずは 組手 前 に 必ず 片手 印 を 相手 に 向ける 行為 だ が →
両手 印 で 術 を 発動 する 所作 の 半分 を 意味 し →
これ から 戦う 意志 を 示す 。
これ が 対立 の 印 だ 。
組手 が 終わり 決着 の あと →
お互い 対立 の 印 を 前 に 出し →
重ね合わせ 結び 和解 の 印 と して →
仲間 である こと の 意志 を 示す 。
ここ まで が 忍 組手 の 作法 一式 だ 。
聞いて ん の か ? ナルト ! 説明 2 回 目 だ ぞ !
は いはい 。 「 はい 」 は 1 回 で いい んだ よ !
バカモノ ! わかった って ば よ 。
ぶ っ 倒しちゃ って ~ サスケ く ~ ん !
はじめ !
イエ ~ イ ! すげ え かっけ ~!
サスケ 君 すご ~ い !
すげ …。
《 こいつ …。
この 目 …。
いつも 俺 を 見る みんな の 目 。
いや それ より も もっと 強 え …。
けど … 俺 を 見て ねえ 》
サスケ の 勝利 ! で は 互いに 和解 の 印 を 。
次 いく ぞ !
待てよ !
俺 は 眼中 に も ねえ って か ? クソ 野郎 !
いや むしろ ウンコ だ ウンコ !
カチカチ の ビチビチヤロー が ! バーカ バーカ !
あ ~ ぁ 頭 悪い な 。
文句 すら まともに 言えて ねえ よ あいつ 。
便秘 な の か 下痢 な の か ?
どっち か はっきり して ほしい な 。 なぜなら …。
だから さっき から 細 け えよ 。
フン …。 何 か 言え って んだ !
この ガチガチウンコ ビチビチヤロー !!
忍 組手 は 神聖な 伝統 だ と 言って いる !
さっさと 和解 の 印 を しろ !
サスケ お前 も だ !
った く …。
フン ! や ん の か ? 落ちこぼれ が 。
こら いいかげんに しろ お前 ら !
最低 ! ナルト ! 何 だ ? あいつ 。
ベェ ~!!
思い出した ようだ な 。
そして だ … あれ から サスケ は どう なった ?
お前 は 憎しみ を 消して やれた の か ?
いや 違う 。 その 逆だ 。
(( いいかげんに 目 が 覚めた かよ !
親 も 兄弟 も い ねえ て め え に 俺 の 何 が わかる って んだ よ !
はじめ から 独り っきり だった て め え に →
俺 の 何 が わかる って んだ !))
♪~
(( ナルト … お前 が 今さら 何 を 言おう と →
俺 は 変わら ねえ 。
俺 は お前 も 里 の やつ ら も 1 人 残ら ず 全員 を 殺す !
なぁ ほんとに そんな 道 しか ねえ の か ?
そう だ 。
行きつく ところ お前 の 選択 は →
俺 を 殺して 里 を 守った 英雄 に なる か →
俺 に 殺さ れて た だの 負け 犬 に なる か だ !))
ますます やつ の 憎しみ は 大きく なった 。
最も 身近に いた 仲間 で すら そう な のだ 。
つまり お前 は 誰 であろう と →
憎しみ を 消して やる こと も 受け止める こと も でき やしない !
で …。
話 は 終わり か ?
なんだ と !?
だから って 俺 が 怖気づいて 何も し ねえ と でも ?
そう なりゃ お前 の 思う ツボ だ もん な 九 尾 。
おい 。 ん っ !?
お前 こそ 甘い んだ よ 。
お前 は サスケ 1 人 救え ない のに →
なんで そんな 強気で いら れる !?
自分 が 決めた こと に 疑問 持ったら 終わり だ 。
サスケ は なんとか して みせる し 戦争 だって どうにか して みせる 。
《 わし を また 封印 する 気 か !?
しかも あんな ガキ に !》
(( こら アホギツネ !
俺 の 体 に 泊めて やって んだ から →
家賃 と して お前 の チャクラ を 貸し や がれ !
仙法 。
超 大玉 !
螺旋 多 連 丸 !
♪~
もう ひと 押し ~!
《 なんだ この 力 は !?》
♪~
これ は …。
これ が 九 尾 の …。
ナルト …。 わし を …。
わし を 怒ら せた な !
ナルト !
まだ … こん だけ の 力 が 。
や っぱ すげ ぇや … お め え は 。
♪~
こりゃ あ 六 道 の …。
♪~
覚えて いろ … ナルト …))
フンッ 。
あの チンチクリン が 随分 と 盾突く ように なった じゃ ねえ か 。
なぁ 九 尾 …。 俺 は な …。
いつか お め え の 中 の 憎しみ も →
どうにか して やりて ぇ と 思って る 。
俺 を さんざん 苦しめた お前 だ けど …。
憎しみ に 振り回さ れ ん の は →
いい気 が し ねえ って の は 俺 も 知って っ から 。
キッ ! お前 は バカ か !
わし は 九 尾 だ ぞ !
チンチクリン に どうこう さ れる ほど →
落ちぶれちゃ いね えし →
わし は 憎しみ の かたまり だ 。
なら オーケー だ !
俺 は チンチクリン じゃ ねえ し そっち の ほう が やりがい が ある !
じゃあ な !
♪~
《 九 尾 。 確かに 俺 は 大甘 かも しん ねえ 。
でも 俺 の 中 に 父ちゃん も 母ちゃん も いて くれた ように →
お前 は ずっと 俺 と 一緒に いて くれた 。
俺 の 気持 も 成長 も 全部 お前 は 知って る んだ もん な 。
ほんと は 嫌だった の かも しん ねえ けど →
お め え は 俺 の こと を 見つめ 続けて いて くれた んだ 。
だから よ … もう ちょっと そこ で 俺 の こと 見て いて くれ 》
《 サスケ … お め え の こと も そう だ 。
お め え は 俺 なんて は な っ から 眼中 に なかった んだろう けど →
俺 は … お前 の こと ずっと 見て た んだ ぜ 》
そう さ サスケ も 戦争 も 俺 が なんとか する !
ヨウ ! ピッカピカライト な ナルト !
満月 の ナイト に 深刻な 表情 。
もっと ライト に い こうぜ ぇ ! ヤー !
ああ ん ? お め え また 九 尾 と ケンカ でも した か ?
尾 獣 モード は 九 尾 と チャクラ の 綱引き 。
チャクラ が 無くなりゃ 命 は 幕 引き 。
無 茶 は やめ と けって ば よ !
無 茶 な の は わかって る 。
だけど よ … 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ !
それ が 俺 の 忍 道 だって ば よ !
飛ばす ぜ !
待て って ば よ !
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。