NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 13 - 284 - 兜 割 ! 通 草野 餌 人
カカシ 隊長 !
( カカシ ) 敵 の 様子 は どう だ ?
敵 どころ か 生き物 の 気配 ひと つ あり ませ ん よ 。
完全に 沈黙 して い ます 。
( ガイ ) どういう こと だ ? ヤツ ら が あきらめる と も 思え ん が な 。
忍 の 戦い の 極意 は 心理 戦って ね 。
わざわざ 敵 に 同調 する の も シャク だ けど →
休める チャンス だ と 思う と しよう 。
各自 休息 を とって チャクラ の 回復 に つとめて くれ 。
ただし 見張り は 厳重に 。
半 と きご と の 偵察 も 引き続き 行う 。
いつ 戦闘 が 再開 さ れて も いい ように →
準備 は 忘れ ない ように 。 以上 解散 !
ガイ お前 も 少し 休め 。
この 俺 様 が この 状況 で →
のんびり 寝て い られる と 思って る の か ! えっ ?
気持 は わかる けど ね …。
カカシ 隊長 。 本部 から 例 の もの が 届き ました 。
うむ 。
(( 穢土 転生 … この 術 は 許せ ない 。
サイ ! 次 は お前 の 根 の 封印 術 を 使う !
俺 に 続け !
( サイ ) でも あの 術 は 僕 に は まだ !
ダンゾウ が お前 を かって いた の は 確かだ ろ 。
もう 感情 を 抑える 必要 は ない ))
や あ サイ 。 休んで いる ところ を すまない 。
いえ 。
本部 から これ が 届いた 。
キミ の 封印 術 に 必要な もの だ ろ ?
リー !
( リー ) あっ !
敵 で あり ます か ?
まだまだ やれ そうだ ね 。
は はい ! 碧 い 野獣 ロック ・ リー の 辞書 に は →
疲労 困憊 の 4 文字 は あり ませ ん !
キミ に は サイ の ボディー ガード を 頼み たい 。
封印 術 の 準備 中 は どうしても ガード が 甘く なる から ね 。
お 任せ ください !
この 命 に かけて も ハッ ! ハッ ! ハッ !
じゃ 頼む よ サイ 。
は はい 。
サイ 君 よろしく お 願い し ます 。
安心 して ください 。 どんな 敵 が やってこよう と →
サイ 君 に は 指 一 本 触れ させ は し ませ ん !
リー さん …。 サイ 君 !
僕 も ナルト 君 や サクラ さん を 相手 に する とき の ように →
呼び捨て か あだ名 で かまわ ないで す よ 。
しばらく 1 人 に して ほしい んです が 。
わかり ました 。 何 か あったら すぐに 呼んで ください 。
あの … 少し よろしい でしょう か ?
あぁ 何 だい ?
サイ 君 の 封印 術 に 関して →
もう 少し 詳しく お伺い して おき たい のです が 。
そう だ ね 。
どこ から 説明 しよう か な 。
彼 が 根 の 忍 だった の は キミ も 知っている だ ろ ?
恐らく きっかけ は キミ たち の 中 忍 試験 の とき に 起こった →
大 蛇 丸 の 襲撃 って と こか な 。
(( ダンゾウ : お前 に は この 封印 術 を →
習得 して もらわ ねば なら ん 。 はい 。
三 代 目 火影 は 希 代 の 術 者 だった 。
しかし 大 蛇 丸 が 穢土 転生 に より 復活 さ せた →
初代 と 二 代 目 の 火影 を →
屍 鬼 封 尽 で 封印 する しか なかった 。
自ら を 犠牲 に して な 。
事 を 有利に 運ぶ ため に も →
我ら 根 も 強力な 封印 術 を 手 に 入れる 必要 が ある 。
しかし 大 蛇 丸 ほど の 術 者 を 封印 する 術 を →
僕 が 会得 できる でしょう か ?
お前 なら な 。
忍 に は 感情 は 無用の もの と →
教え込んで きた な 。 はい 。
押さえ 込ま れた 感情 は 膨大な エネルギー と して →
心 の 底 に 溜め込ま れて いる 。
その 感情 エネルギー を 解放 する こと で →
封印 術 は 強大な もの へ と 姿 を 変える 。
心せよ 。
感情 の 解放 は お前 自身 が 負 の 感情 の 虜 に なって しまう →
危険 を ともなって いる こと を ))
交代 だ 。 ああ 。
どんな 様子 だ ? 変化 なし 。
ヤツ ら 現れ ない まま 朝 に な っち まった 。
静かな もん だ 。
嵐 の 前 って やつ か な 。
祭り の あと って ことに な ん ねえ かな ?
て … 敵 襲 だ !
来た か 。
( 爆発 音 )
こっち だ !
逃げた ?
( 悲鳴 )
くそ っ こっち か 。
おい … みんな どこ に ?
ぐ あっ !
ぐ あ ~!
いた ぞ こっち だ !
アイツ ら 追い詰めて も 戦う そぶり すら 見せ やしない 。
( カカシ ) この 戦場 で 敵 は 寡 兵 。
木々 に 紛れて ゲリラ 戦 を 主体 と して いる ようだ 。
目標 を 追って 勇んで 散り 散り に なった →
忍 連合 を 各 個 撃破 。
悔しい が 再 不 斬 を 破り →
勝ち気 が 出 すぎた ところ を 狙わ れた 。
どう する ? このまま だ と ジリ 貧 だ ぞ 。
一 度 態勢 を 立て直す 。
各 班 に 最低 3 班 以上 の 集団 行動 を 厳守 する ように →
伝令 を 頼む 。
ああ わかった 。 で お前 は ?
後方 の 部隊 が 心配だ 。
敵 が 俺 なら この 混乱 に 乗じて 支援 部隊 を 断つ 。
足止め や 封印 の 中核 を なす 後方 部隊 は →
穢土 転生 に 対抗 できる 肝 の 部隊 だ から な 。
ああ よく わから ん が そっち は 任せた 。
話 は 聞いた な ?
各 班 に 伝令 を 飛ばせ 。
敵 を 見つけて も 深追い は する な 。
なるべく 固まって こっち も 各 個 撃破 を 狙って いく 。
はい ! ( リー ) ガイ 先生 ! 遅く なり ました 。
おう ! ( カカシ ) サイ ! リー !
ちょうど いい 俺 に 続け 。 封印 の 準備 だ 。
はい 。 お 任せ ください !
これ 以上 ヤツ ら の 好きに は させ ない 。
サイ 君 キミ の 封印 術 の 準備 に は 時間 が かかる んです よ ね ?
なぜ それ を ?
実は あの あと カカシ さん から →
感情 エネルギー を 使う に は →
集中 に 時間 が かかる と 伺い ました 。
その 間 必ず 僕 が 守り ます 。
土 遁 土 流 壁 !
エンスイ さん 今 の うち に 影 縛り の 準備 を 。
( エンスイ ) わかった 。
( みんな ) うわ あ !
見つけた 。
もう 一 度 。
この 鈍 刀 ・ 兜 割 の 前 に →
防御 なんて 意味 ねえ んだ よ !
ぼ 防御 ライン を …。
どんな ガード も 俺 の 前 で は 無意味 。
まだ わか ん ねえ ようだ な ?
次 で 終わり だ 。
( カカシ ) まだ だ !
あれ は …。
カカシ 隊長 !
まだ 終わり と 思って もらっちゃ 困る な 。
サイ 君 始めて ください 。 ああ 。
サイ 君 の 封印 術 の お 手並み 拝見 さ せて いただき ます 。
(( ダンゾウ : 心せよ 感情 の 解放 は お前 自身 が →
負 の 感情 の 虜 に なって しまう 危険 を ともなって いる こと を ))
《 覚悟 は 決めた 。
しかし 小さい とき から →
感情 を 殺す ように と 育て られて きた 僕 に →
この 封印 術 の 会得 など 本当に 可能な のだろう か ?
なにより 感情 を 解放 する とき の この 恐怖 に →
打ち勝つ こと が できる のだろう か ?》
(( 己 が 負 の 感情 の 虜 に なった か 。
戻った か 。 ダンゾウ 様 これ は …。
お前 の 中 に 溜まり に 溜まった 負 の 感情 の 大き さ を 知り →
心して 修業 せよ 。
幼き 頃 より お前たち を 育てて きた の も →
この 術 の ため で も ある 。
己 の 感情 を 完全に コントロール して みせよ 。
負 の 感情 を 解放 した うえ で 制止 して みせる のだ ))
《 あの とき の 僕 は 感情 を 殺し きれ なかった 。
今 の 僕 が あの とき 以上 に 感情 を 殺す こと が できる の か ?
むしろ あの とき より ずっと …》
《 でも 僕 が やる しか ない んだ !》
まだ この 世にも 少し は 手ごたえ の ある ヤツ が いた ようだ な 。
いくら 忍 刀 七 人 衆 相手 と いって も →
簡単に 勝ち を 譲る 気 は ない んで ね 。
フッ … ほ ざ け !
《 やっかいな 目 を 持って や がる … だが !》
つば ぜ り 合い に 持ち込む だけ で こちら の 勝ち よ !
兜 割 を ガード する 方法 なんて ねえ の さ !
誰 が 守る って 言った ?
ガード が 甘い よ !
1 人 目 。
( 歓声 )
エンスイ ! はっ !
封印 の 準備 が 整う まで 影 縛り で コイツ を おさえて くれ 。
わかり ました 。
他の 者 は 前方 の 部隊 と 合流 だ 。 俺 に ついてこい !
行く ぞ !
影 縫い の 術 !
なるほど シカマル 君 と 同じ 秘伝 忍術 です ね 。
一時しのぎ さ 。 印 が 解ける だけ で 自由に しち まう 。
早い とこ ちゃん と した 封印 を 頼む ぜ 。
(( そんな …。
( シン ) 逃げろ 弟 よ 。 こんな 体 だ お前 に 勝ち目 は ない 。
シン 兄さん …。
兄さん しっかり して !))
(( カンクロウ : 黒 秘 技 山椒 魚 !
兄さん !))
サイ 君 。
《 大変だ と は 聞いて い ました が 本当に 苦し そうです ね 》
大丈夫です か ?
リー 来る ぞ !
爆遁 使い !
《 まずい !》
( エンスイ ) サイ !
封印 を 急いで くれ ! リー 1 人 で は 厳しい !
俺 も 援護 に まわり たい !
( リー ) 心配 ご 無用です !
暁 の ヤツ ら 許せ ませ ん !
死者 を 穢土 転生 で いたずらに 操って !
僕 は 本気で 怒って る んです 。
そんな 僕 が 負ける 理由 が ある でしょう か !?
いや あり ませ ん !
う お ~ っ !
《 なぜ だ リー の 怒り の 感情 から は 負 の 感情 が 伝わって こ ない 。
なぜ だ あの 怒り は 負 の 感情 から きて る もの じゃ ない の か ?》
( エンスイ ) ぐ わ っ !
《 まずい !》
よくも よくも 僕 の 仲間 を 傷つけて くれ ました ね !
(( 敵 が 動き出した ようです 。
僕たち も そろそろ 本隊 に 合流 し ましょう 。
サイ 君 僕 に できる こと なら なんでも 言って ください 。
精一杯 頑張ら せて もらい ます 。
友達 です から ))
《 そう か 。
リー の 怒り の 源 と なる 感情 は 仲間 を 思う 心 から 。
しかし そんな こと が この 僕 に いや 。
あの とき の 自分 と は 違う 。
今 の 僕 に は 仲間 たち が いる 。
そして 今 その 仲間 たち に 対して さまざまな 感情 が 生まれて いる 》
《 感情 を 解放 する こと で パワー が 上がる 封印 術 。
しかし その 感情 は 怒り や 悲しみ の →
負 の 感情 じゃ なくて も よかった んだ 》
ホワァチャー !
サイ 君 。
リー まだ キミ に は あだ名 を つけて なかった ね 。
この 戦争 が 終わる まで に 考えて おく よ 。
サイ 君 やって ください !
封印 術 虎 視 眈弾 !
《 よし 捕らえた 戻れ 》
《 どんな ガード も …》
あ ! 待て 深追い は する な 。
( リー ) サイ 君 。
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』 2 時間 スペシャル 。
( 松丸 ) 今回 は ご覧 の 豪華 歌手 →