NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 14 - 309 - A 級 任務 ・ 御 膳 試合
( ナルト ) これ は 。
さ あて なりすまし 野郎 は ど いつ だ ?
ん ? グハッ !
この !
グハッ !
( カルイ ) な に やって る ! そい つ の 間合い に うかつに 飛び込む な !
ん ? あいつ ど っか で …。
( みんな ) うわ ~ っ !
なに ! 侍 の くせ に 技 使う の か 。
離れろ 。 もっと 間合い を とる んだ 。
何 やって んだ 。 封印 班 は い ねえ の か よ ?
ああ なりきり 野郎 の おかげ で 本体 と 離れ ち まった 。
今 は 援軍 待ち だ … って 誰 だ て め え !
ヘッ 誰 だ は ねえ だろう 。
お前 気 の 済む まで 俺 の こと ボコボコ に した だろう が よ 。
忘れて んじゃ ねえ よ !
お前 ナルト か 。 おう 。
ずいぶん と 違 っち まって て わから ねえ だ ろ 。
ところで あいつ は ? ああ 穢土 転生 さ れた 侍 の ようだ が →
すげ え 強 ぇ 。 侍 ?
( タテワキ ) さがれ 忍 ども 。 貴 様 ら に は 何の 恨み も ない 。
だが この 体 操ら れて いて は しかたがない のだ 。
それ に それ が し 侍 など で は …。
鉄 の 国 を とうに 捨てた 身 。 いわゆる 浪人 …。
いや 違う 。 それ がし は …。
おっちゃん ? まさか タテワキ の おっちゃん か ?
いかにも 。 それ がし の 名 は タテワキ 。
そういう お ぬし は ? あいつ を 知って ん の か ナルト 。
ナルト ? ナルト だ と ?
そう だ タテワキ の おっちゃん 。
お前 は 生きて いた のだ な 。
教えて くれ 2 人 の 行方 を 。 あれ から どう なった の か を 。
( 綱 手 ) 今回 の 任務 は 火 の 国 大名 から じきじき の 依頼 だ 。
いわば 国 の 政 に かかわる 任務 だ と 肝 に 銘じて おけ 。
( シカマル ) めん どくさ そうだ な 。 ( い の ) そんな こと 言わ ない 。
( チョウジ ) ウナ 肝 なら 好きだ けど 。
お前 って ば また 食 いもん の 話 か よ 。
なんだ よ 。 だいたい なんで ナルト が いる んだ よ ?
ナルト は 今回 シカマル の 班 に 加わって もらう 。
へ ? それ で ナルト を 加えた 俺 たち に →
やら せよう って いう 任務 は 何 な んです ?
ま ぁ 簡単に いえば 人さらい だ 。
( みんな ) え ~ っ !
此の 国 の 城 に 彼 の 国 の 若 殿 が 人質 と して 預け られて いる 。
その 若 殿 を 木 ノ 葉 隠れ の 仕業 と バレ ない ように →
さらって くる こと が 任務 。
でも さ 若 殿 さらって どう すんだ ?
身代金 と か 取る と か 。 それ だ と 政 と 関係 ねえ だ ろ 。
彼 の 国 は 此の 国 と 同盟 を 結んで いる が →
それ を 破棄 して 新たに 火 の 国 と 同盟 を 結ぶ つもりだ 。
そこ で 此の 国 に 人質 と して 預け られて いる 若 殿 を →
ひそかに 彼 の 国 へ 連れ戻そう と いう わけだ 。
ばあちゃん ランク で 言ったら どの くらい ?
基本 は B ランク だ が 城 の 守り に よって は →
A に はね上がる かも な 。
よっ しゃ ! その ほう が やりがい ある って ば よ 。
いや 俺 たち は そういう の いい から 。
と あいつ ら に は 言った が 此の 国 の 周囲 に は →
現在 きな臭い 動き が ある 。
( ヤマト ) 彼 の 国 が 同盟 を 解消 する の も →
それ が 関係 して いる と いう わけです ね 。
事 が ねじれたら ランク は A に も S に も はね上がる 。
よって バックアップ 要員 と して →
暗部 の お前 に 背後 に 控えて いて もらい たい 。
表 に 出る タイミング は ?
きな臭い 動き と やら の 情報 を 集める 必要 も ある 。
現場 で の 判断 に 任せる 。 わかり ました 。
( デイダラ ) なぁ サソリ の 旦那 →
最近 任務 が セコ く なって んじゃ ねえ か な うん 。
今 は 依頼 さ れたら なんでも 引き受けて いる から な 。
金儲け と か 雇わ れ 戦争 ばっ か じゃ 芸術 性 の カケラ も 感じ られ ねえ よ 。
うん 。 そこ ん とこ は 同感 だ が →
組織 の 方針 に は 従う しか ねえ だ ろ 。
世界 征服 へ の 道のり は 遠い な 。
( 飛 段 ) おい 。
( デイダラ ) おう 遅かった な 。
( 角 都 ) 新しい 任務 を 持ってきた 。 1 つ は 金儲け で 1 つ は 戦争 だ 。
金儲け は そそら れ ねえ 。 あぁ 。
( 角 都 ) で は 俺 と 飛 段 で 金儲け の ほう に 行く 。
おい ! おいおい ! 何 勝手に 決めて んだ !
俺 だって カネ に は 興味 が ねえ んだ よ !
誰 か が やる しか ねえ んだ 。
サソリ も デイダラ も 戦争 の ほう が い いって んだ 。
こんな こと で 揉める こと は ない 。
て め えら ! あと で 覚え とけよ !
で 戦争 の 相手 は ?
( 角 都 ) 国 ひと つ だ 小国 だ が な 。
( デイダラ ) その 小国 が 何 だって んだ ?
( 角 都 ) 小国 って の は 身軽に 立ち 位置 を 変える から な 。
むしろ 自分 の 領地 に しち まおう って 考えた 大国 の 依頼 だ 。
お も しれ え 。
( い の ) あれ ね 此の 国 の 城 って 。
若 殿 の 誘拐 か … バレ ない ように って の が 問題 だ ね 。
シカマル の 影 真似 とか い の の 心 転身 の 術 で →
ま ぁ なんとか しろ って こったろう ?
いい や 任務 の 要 は チョウジ と ナルト だ 。
僕たち が ? あぁ 。
チョウジ に は 御 膳 試合 に 出て もらう 。
普通 なら 城 に 余所者 なんか 入れ ない が →
御 膳 試合 の 参加 者 なら 別だ 。
《 御 膳 試合 って いう と …》
(( わ ぁ ~!))
なんで 僕 が そんな 役 を …。
チョウジ じゃ 簡単に 負け ち まう って ば よ !
いや 御 膳 試合 じゃ なくて お 膳 試合 な んだ よ 。
何 よ お 膳 試合 って !?
喜べ チョウジ 簡単に 言えば 大 食い 選手 権 だ 。
本当 ? シカマル !
任務 で 大 食い 選手 権 に 出 られる なんて 僕 は 幸せだ よ 。
じゃあ 俺 は 何 を すれば いいん だって ば よ !?
あぁ ナルト に は チョウジ の 手引き で 城 内 に 潜入 し →
お 得意の 変化 の 術 で 若 殿 と 入れ替わって →
本物 が 脱出 する 時間 稼ぎ を して もらう 。
ナルト の 若 殿 で 大丈夫な の ?
どういう 意味 だって ば よ !? そういう 意味 よ !
そう だ ね … 若 殿 に 変化 する んだ から →
昼 ご飯 に ラーメン 食べ たい なんて 言ったら すぐ バレ ちゃ うよ 。
うむ …。 お前 ら なぁ !
だって ば よ と か 言っちゃ ダメな の よ 。
そんな こと ぐらい わかって る って ば よ !
( い の ) 本当 わかって ん の ? わかって る って ば よ !
( 太鼓 の 音 )
参加 者 は 前 へ !
じゃあ 行く か ! うん !
此の 国 の 繁栄 五穀 豊穣 を 願い これ より 御 膳 試合 を 行う 。
優勝 者 に は 殿 より 過分なる 栄誉 と 褒美 が 賜ら れる ゆえ →
皆 日ごろ の 実力 を 発揮 し 見苦しき 行為 の なき ように 食せよ 。
ま ぁ チョウジ だったら 予選 は 軽い わ ね 。
でも なんで ナルト まで 出た の ?
( シカマル ) 種目 に ラーメン が ある らしい んだ と 。
ラーメン 以外 は 人並みでしょ ? あいつ 。 まあ な 。
予選 1 回 戦 は … 饅頭 対決 である !
ラーメン じゃ ない の !?
城下町 の 名店 アマアマ 庵 の 品 である !
それでは … 心して 食せよ ~!
やっぱり ナルト じゃ ダメ ね 。 あ … いの あそこ 。
あの 人 たち が …。
ああ あれ が 件 の 若 殿 だ 。
そんな こと より あいつ だ 。 え ?
( い の ) あの 大きな 人 ? ( シカマル ) ああ 。
此の 国 は 元 侍 を 警護 に 雇って いる 。 その 隊長 だ 。
俺 たち の 任務 の 最大 の 難関 は あいつ だ な 。
それ まで じゃ ! ( 太鼓 の 音 )
大丈夫 ? ナルト 。 大丈夫じゃ ない かも …。
食べ きれ なかった 者 は 去る のじゃ !
は ぁ … 何とか 予選 突破 か …。
引き続き 予選 2 回 戦 を 行う ! すぐ 2 回 戦 !?
予選 2 回 戦 は ラーメン 対決 じゃ !
ラーメン !? この タイミング で … ゲッ !
城下町 の 名店 ギトギト 亭 の ひと 品 で あ ~ る !
何 だ … この 大き さ 。
心して 食せよ !
う うまい … だけど →
背 脂 ギトギト 系 は 今 …。
う うまい … だけど →
ボリューム 感 ある 太 麺 は 今 …。
チャーシュー も すごく おいし いよ 肉 汁 たっぷり で 。
《 無理だ こんな うまい ラーメン な のに 》
ダメだ ~ これ 以上 は 食え ねえ 。
食い たい … でも 食え ねえ 。
食ったら 大変な こと に なる 。
でも 食い たい … でも 食え ねえ !
皆 やる のう うん 。
( 千 代 ) 父上 千 代 も 見て いたら →
お腹 が 空いて まいり ました 。
うむ 先ほど の まんじゅう を 持ってこ させよう 。 これ 。
シュウ 様 は ?
( シュウ ) 私 は あの ラーメン と やら に 興味 が あり ます 。
あぁ ラーメン は いかん 。 なぜ です ?
ぬるくて 麺 が ブヨ ブヨ で いかん 。
大名 様 に は お 毒見 の あと に 出し ます ゆえ →
どうしても 麺 が のび ます 。
うむ まんじゅう は よい のう 。 のび ぬ 。
そう です か 残念です 。
シュウ 様 そろそろ お 時間 です 。
え ? 今日 は 御 膳 試合 な のに ?
関係 あり ませ ん 。 では まいり ましょう 。 はい …。
アハハハハ 皆 すごい のう 。
残り 30 秒 !
( シカマル ) チョウジ の やつ ライバル の 目星 を つけた みたいだ な 。
あと 5 秒 ! 4 3 2 1 0!
それ まで ! 夕刻 より 決勝 戦 を 行う 。
見事 完食 した 者 のみ 城 内 に 入る のじゃ 。
よし ! う ぅ チョウジ …。
頑張れよ …。 任せて 。
仕込み は 終わった 。 俺 たち も 昼 飯 に 行く か 。
ハァ ハァ …。
だ ぁ ~!
脇 が あまい !
動き を 止め ない !
そう しっかり 相手 を 見て 。
まっすぐ 下がら ない !
あっ !
う っ う ぅ …。
拾って 。 もう 動け ない 。 まだ です 。
こんな こと して 何 に なる んだ ! 僕 は 人質 だ 。
おとなしく して いる だけ で いい んだ 。
人 の 運命 など わから ぬ もの です 。
僕 は このまま だ …。
は ~ っ ! や ぁ ~!
タテワキ !
動け ました な 。
修業 が 厳し すぎ ます 。
今日 は これ まで 。
大丈夫 ? シュウ 様 。
タテワキ は 僕 が 嫌いな んだ 。
職務 に 忠実な だけ よ 。 侍 だ もの 。
元 侍 だ よ 。
( 太鼓 の 音 )
選ば れ し 者 たち よ よくぞ 勝ち上がって きた 。
遠慮 は 要らん おおいに 食せ 。
( みんな ) は っ !
( 太鼓 の 音 )
よ ~ し チョウジ 優勝 しち まえ !
ダメだ 。 えっ なんで ?
狙い は 2 番 。 それ が 若 殿 脱出 の 作戦 だ 。
ふ ~ ん 。
なるほど ね 。
決勝 戦 ! 第 一 の 儀 は 早 食い 勝負 。
寿司 100 貫 じゃ !
上位 3 名 のみ が 最終 決戦 に 進める 。
城下町 の 名店 ネタネタ 寿司 の 品 である !
心して 食せよ !
よし いく ぞ ナルト 。 おう !
いの 。 わかって る 。
忍法 心 転身 の 術 。
すごい ! シュウ 様 ?
厠 へ まいる 。
お ぉ 今年 は 精鋭 揃い よ のう 。
へ ぇ これ が 若 殿 ねぇ 。
早く して ! 変化 の 術 !
じゃあ いって くら ぁ 。
シュウ 様 本国 の 父上 様 より 書状 です 。
お前 は ?
彼 の 国 より 依頼 を 受けた 忍 です 。
完食 !
完食 !
なに ? チョウジ まだ 食べて る の !?
完食 ! それ まで じゃ !
しばし 休憩 の あと この 3 名 で 最終 決戦 じゃ 。
あ ~ うまかった 。
チョウジ ったら ちゃんと 段取り わかって ん の !?
寿司 も よい な 。 のび ぬ 。
あっ シュウ 様 お 寿司 よ 。
俺 … いや 僕 は まだ 食欲 が なくて 。
そんな 大変 。
( タテワキ ) どうかし ました か ?
なんでもない 。 みんな の 食い っぷり に 圧倒 さ れて 。
最終 決戦 は 焼き肉 じゃ 。
《 焼き肉 !》
城下町 の 名店 ケムケム 苑 の 品 である 。
心して 食せよ !
上手く いった ? ま ぁ 今 ん とこ は な 。
お っ 焼き肉 だったら チョウジ の 楽勝 だ な 。
それ が そう で も ない の よ 。 あ ?
♪♪~
お ぉ すごい のう 。
( タマオ ) こう なったら … 二 刀 流 !
すごい ! 両手 で 食べて る 。
ほ っほ ! 必殺 技 を 出して きた ようだ の う 。
( イソノ ) ならば 必殺 ! ジャグラー !
あっ ! あの 人 も 両手 で 。
いや あれ は 左手 で 皿 から 肉 を 網 に のせ →
右手 で 焼けた 肉 を 食べて おる 。
左右 違う 動き を して おる うえ 無駄 が ない 。
しかし …。 ( 千 代 ) お 箸 が 見え ない !
( タマオ ) はやい …。
あれ じゃ チョウジ 優勝 しちゃ うわ よ !
チッ ! 2 番 じゃ なきゃ ダメな ん だって のに 。
《 これ が … これ が 最後 の …。
最後 の … ひと 口 !》
《 う っ 動け ない !》
完食 !
影 真似 の 術 成功 。
それ まで じゃ ! 本 年度 御 膳 試合 の 優勝 者 は イソノ じゃ !
やった ~!
ハァ ~。 やれやれ 。
うむ あっぱれ 見事であった 。 負けちゃ った 。
しようがない よ ね 。
最後に 動き が 止まった な 。
どれ 褒美 を つかわす 。
優勝 した イソノ に は 家 1 軒 を 賜る 。
は はっ !
2 位 の チョウジ に は 大きな つづら を つかわす 。
は はっ !
3 位 の タマオ に は 小さな つづら を つかわす 。
は はっ !
では これ にて 御 膳 試合 終了 じゃ !
楽しかった わ ね シュウ 様 。 う うん 。
( お腹 が 鳴る 音 )
《 今ごろ 腹 減って きた って ば よ 》
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』2 時間 スペシャル 。