NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 14 - 310 - 落城
( イソノ ) いい 勝負 だった な 。 ( タマオ ) また いつか →
どこ か で 戦い ましょう 。 ( チョウジ ) んじゃ また ね 。
( シカマル ) お前 段取り 忘れて た ろ ? ( チョウジ ) えっ ?
( い の ) あの まま なら 優勝 しちゃ った かも 。
エッヘヘヘ 。 ヘヘヘ じゃ ない わ よ ! った く !
その 中 か ? うん 段取り どおり なら ね 。
あんた が 段取り を 語る な !
ま ぁま ぁ 遠い ところ から よく 来 な すった さ 。
いい よ 。 ( シカマル ) よし 。
( シュウ ) 出て いい の か ?
( い の ) もう 大丈夫です よ 。
( シュウ ) ここ は ? 城 下 の 旅 籠 です 。
旅 の 者 が 泊まる 宿 か 。
お 城 に 比べる と 狭い けど 一晩 だけ だ から 我慢 して ね 。
明日 出立 する の か ?
夜 の 移動 は 危険な ので 夜 が 明けて から 出発 し ます 。
そう か …。
町 の 様子 を 見て も いい かな ? えっ ? ええ …。
( シュウ ) こんな 町 なか まで 出て きた の 初めて だ !
( チョウジ ) あの お 城 に 住んで た のに ?
城 の 中 だって 自由に 歩き 回れ なかった んだ 。
城下町 まで 来 られる わけない さ 。
だって 僕 は 人質 の 身 だ から 。
ねぇ 出発 前 に 町 を 見物 でき ない か な 。
見物 ? それ は まず いっす よ 。
此の 国 に 住んで いた のに ここ の こと は 何も 知ら ない 。
せめて 最後に 城下町 の 様子 を 見て おき たい んだ 。
お 願い !
( ナルト ) どこ だ ? ここ 。
ん … あっ まずい ! ( 千 代 ) シュウ 様 →
そろそろ 朝食 の お 時間 です よ 。
あっ あぁ 今 行 くって … です 。
目 が 覚め ました ? 朝食 を 食べたら →
すぐに 出発 し ます 。 うわ っ !
その 格好 なら 大丈夫です よ 。
あなた が この 国 を よく 知ら ない の と 同じで →
この 国 の 人 も 若 殿 様 が こんな ところ に いる と は →
思わ ない っす よ 。 まっ 城 に いる 仲間 が →
上手く やって る うち は ね 。
( 千 代 ) シュウ 様 … 今朝 は なかなか の 食欲 です ね 。
えっ ? き 昨日 の 御 膳 試合 の 影響 か な 。
これ は ? メザシ だ よ 。
これ は ? ( チョウジ ) お から 。
ふ ~ ん 初めて 食べる もの ばかり だ 。
眺めて ないで 早く 食べて ください 。
ここ に い られる の は せいぜい お 昼 くらい まで です から ね 。
( シュウ ) じゃあ 最初 は アマアマ 庵 !
お ぉ ! 御 膳 試合 の 興奮 が よみがえる !
( い の ) なんで あんた が 張り切って ん の よ !
いつ から グルメ 店 巡り に なった んだ ?
それ じゃあ 出発 !
( デイダラ ) 改めて 見る と ちっぽけな 国 だ な 。
なんだか 拍子抜け だ ぜ うん 。
( デイダラ ) なぁ 旦那 今回 は おい ら の 芸術 で →
さっさと 片づける って こと で どう だい ?
かまわ ねえ だ ろ ? いい だろう 。
へ ぇ 。
城 の ナルト に 絶対 ボロ を 出す なって →
念 押し し と いた ほう が いい かな ? は ぁ めん どくせ 。
段取り 狂っちゃ った ね 。
嬉し そうに 言って んじゃ ない わ よ 。 ( シュウ ) あっ あった 。 ここ ここ 。
( チョウジ ) たのもう !
おばちゃん まんじゅう 大盛り で 。
( チョウジ ) 今度 は 手加減 なし だ ! まったく →
誰 の ため の 町 巡り だ よ 。 ごめん ね 。
あなた も お まんじゅう 食べる ?
(( はい お まんじゅう 。 シュウ 様 の 分 ))
次に 続く 文章 に は 書 に 学ぶ 時間 の 大切 さ を →
身をもって 表現 して おる 。
書 を 読み て 眠ら ん と 欲すれば →
錐 を 引き て みずから その モモ を 刺し …。
痛い って ば よ ! 血 流れて … ムッ 。
書 を 読み て 眠ら ん と 欲すれば →
錐 を 引き て みずから その モモ を 刺し 血 流れて 足 に 至る 。
てば よ ?
( シュウ ) 次 は ここ 。 ( イソノ ) お ~ ここ の ラーメン は →
ぜひ もう 一 度 食べて み たかった 。 ( タマオ ) あの ギトギト は クセ に なる 。
って なんで お前 ら 一緒に いんだ よ ?
まあまあ シカマル 。 彼ら が 一緒だ と いい カモフラージュ に なる でしょ ?
どう ? 僕 の この 段取り 。
段取り って 言い たい だけ じゃ ない 。 ( チョウジ ) さあ 食う ぞ 。
カロリー 控えめ の メニュー ある かな ? は ぁ …。
おいしい 。 でしょ ?
これ 食べたら 次 は ケムケム 苑 の 焼き肉 ね 。
その 前 に まずは この ラーメン を じっくり 味わわ なくちゃ 。
なんといっても この スープ コッテリ と した 味わい な のに →
あと 味 すっきり 。 だ から …。 ( シュウ ) 僕 ちょっと トイレ へ 。
大将 おかわり 。 おい 若 様 。
一 人 で こっそり 城 に 戻ろう って 魂胆 なら やめ とき な 。
戻って 何 を しよう と する の か 知ら ん が …。
なに なに ? もし かして お姫様 に 会い に 行く んじゃ ない ?
お姫様 って 千 代 姫 ?
(2 人 ) 親父 おかわり ! ムッ !
チョウジ もう 段取り 必要 ねえ から →
さっさと あの 2 人 どうにか しろ 。 うん 。
《 剣 の 修業 なんて どう すりゃ いいん だって ば よ 》
( タテワキ ) さあ シュウ 様 いつでも どうぞ 。
で ぁ ~!
この ~!
《 つい 本気で よ けち まった 》
ぐ っ 。 うわ っ !
タテワキ 。 いっ !
( タテワキ ) 誰 だ 貴 様 !
何 を 言って る の か な ? タテワキ 。
本物 の シュウ 様 は どこ だ ?
僕 が シュウ だって ば よ !
ちょっと 落ち着け って ば よ 。
ぐ っ !
やっぱり 偽者 。 シュウ 様 に →
姿形 を 似せた だけ で は 私 たち は 騙せ ませ ん わ 。
やっぱり 急に 若 殿 に なりすます って 作戦 が さ 。
本物 の シュウ 様 は どこ ? 正直に おっしゃい 。
姫 様 ! 殺して は なり ませ ぬ ぞ 。
わかって い ます 。 でも 手足 の 2~3 本 くらい は 。
物騒な 雰囲気 に なって きた な 。
じゃあ な ! キャ ~!
もの ども であえ ! 曲者 だ !
曲者 だ ! 急げ 急げ !
あっ ! もう 見つか っち まった か 。
でも … 望む ところ だ !
捕ま ん ねえ よ !
鬼 さん こちら !
う っ …。
《 分身 の 術 身 が わり か 》
本体 は まだ どこ か に 隠れて いる 。 捜す のだ !
( みんな ) お ~ っ !
《 正門 に 向かって いる 》
ならば こっち か 。
曲者 は 正門 の ほう に 向かって いる 。
よし 行こう ! おう !
ヒヒヒ … 大 成功 。
よっ と 。 (2 人 ) あ ~!
なんで こんな 所 で ウロウロ して んだ !? 曲者 は 正門 の ほう だ ろ !
だって さっき 転んだ とき に お 尻 が 痛くて …。
あっ … 黙れ 曲者 ! シュウ 様 は どこ ?
勝負 が まだ …。 ミソチャーシュー …。
もう 恥ずかし がら なくて いい から とりあえず 出て らっしゃい 。
シュウ 様 ?
さっき から ずっと 何の 物音 も し ない んだ けど 。
あ … あの ガキ !?
ハァ ハァ ハァ ハァ …。
だから 若 殿 なら 無事 だって 。
ここ で 人質 で いる より ずっと 安全だ 。
信じ られ ませ ん ! 俺 が ここ に いる の も →
こっそり 安全に 逃げ出す ため の 時間 稼ぎ を して いる わけで 。
( タテワキ ) シュウ 様 を 逃がした の か ?
タテワキ ! おっちゃん まで なんで ここ に …。
分身 たち が 派手に 動き すぎる 。
あれ で は 本物 は 反対 方向 に いる と 言って いる ような もの だ 。
それ より さっき の 話 だ 。
城 から シュウ 様 を 連れ出した と して も →
まだ それほど 遠く へ は 行って い ない な 。
いや ぁ ~ 今頃 とっくに 彼 の 国 に 着いて る んじゃ ねえ か 。
ウソ だ 。 なら なぜ お前 は まだ ここ に いる 。
昨夜 の うち に とっとと 逃げ 出せた もの を 。
彼 の 国 は シュウ 様 の 生まれ故郷 。
彼 の 国 も 承知 と いう こと か …。
シュウ 様 は ふるさと に 戻る のだ な 。
そう か それ は よかった 。
え ? 人質 を とる ような 同盟 は 脆い 。
シュウ 様 の 心 に も 影 を 落とす 。
おっちゃん 此の 国 に 雇わ れた 侍 だ ろ ?
侍 が 忠 を 尽くす の は 和 だ 。
此の 国 と 彼 の 国 が 和睦 を 結び 直す の が 理想 だ 。
そんじゃ 若 殿 は 逃がして いい んだ な 。
問題 は 貴 様 だ 。 和睦 の ため に は →
貴 様 ら を 雇った 者 が われて は なら ぬ 。
お おう … わかって る って ば よ 。
もし 捕まったり した とき は →
俺 が 貴 様 を ためらわ ず 斬る ! よい な !
その こと を 肝 に 銘じて おけ !
ま … 任せろ って ば よ 。
《 シュウ 様 …》
( 爆発 音 )
何事 じゃ ? とりあえず 城 へ 避難 を !
若 様 ! シュウ 様 !
( デイダラ ) プロローグ は 終わり だ 。 いく ぜ 本番 !
デイダラ お前 の 役目 は ここ まで だ 。
は ぁ !? あと は 俺 が やる 。
そりゃ ない ぜ 旦那 ! さっき は おい ら に やら せる って …。
俺 たち の 目的 は 国 の 壊滅 じゃ ない 乗っ取り だ 。
大名 本人 と 取り巻き 連中 だけ 始末 すれば 事 は 済む 。
今ごろ は 揃って 城 内 に いる はずだ 。
お前 の 爆発 に 恐れ を なして な 。
まっ まあ な … うん 。
さ ぁ 城 の 上空 まで やって くれ 。 その あと は 高み の 見物 で いい ぞ 。
なんで ぇ 俺 だけ 楽 さ せて もらって すま ねえ な 旦那 。
健闘 を 祈る ぜ 。
あの 爆発 は お前たち と は 関係ない のだ な 。
あぁ 違う って ば よ 。
この 混乱 に 乗じて 貴 様 は 一刻 も 早く 城 を 出ろ 。
で おっちゃん は ?
姫 様 と ともに 城 に 入り 守り を かためる 。
わかった !
シュウ 様 の こと … くれぐれも 頼んだ ぞ 。
俺 は ナルト を 捜し に 行く 。 チョウジ と いの は →
若 殿 を 国 外 へ 連れ出せ ! ( い の ) わかった 。
《 千 代 姫 …》
( い の ) あっ シュウ 様 !
( みんな ) ぐ わ っ ! ぐ わ っ !
何 だ こいつ ら …。
《 傀儡 … どこ の 手 の 者 だ ?》
キャ ~!
《 しまった !》
螺旋 丸 !
何 だ こりゃ …。
ハァ ハァ …。 お前 どうして ここ に !?
千代 姫 は ? お 願い 千 代 姫 を 捜して ! 姫 を 助けて !
わかった よ 。 だから 勝手な 行動 は する な 。
お前 ら …。 (2 人 ) すみ ませ ~ ん 。
大名 様 は 家老 の 方々 と 城 に …。
わかった 。 もう よい 。
おっちゃん どう する って ば よ 。
お前 に 頼み たい こと が ある 。
姫 様 を 城 から 脱出 さ せて もらえ ない か ?
でも おっちゃん は ?
私 は 大名 様 を お 助け に 城 に 戻る 。
タテワキ …。
お 父上 は この タテワキ が 必ず お守り し ます 。
姫 様 は シュウ 様 と 一緒に お 待ち ください 。
必ず お迎え に まいり ます 。
おっちゃん 1 人 で 大丈夫 か ?
心配な の は お前 の ほう だ 。 本当に 姫 様 を 守れる のだろう な ?
何 だ よ ! 人 が せっかく 心配 して やって ん のに よ !
そう いえば まだ 貴 様 の 名 も 聞いて い なかった な 。 何という ?
ナルト ! うずまき ナルト だって ば よ !
ナルト か … 覚えて おこう 。
では ナルト くれぐれも 頼んだ ぞ 。
お ぅ !
《 死ぬ な よ … おっちゃん 》
邪魔だ て する な !
誰 か ! 誰 かおら ぬ か !
大名 様 タテワキ で ございます !
俺 の 傀儡 を ずいぶん と 壊して くれた な …。
貴 様 何者 だ ? 暁 と だけ 言って おこう 。
なぜ この 城 を 襲う ?
知った ところ で もう 遅い 。 用事 は 済んだ 。
ならば 貴 様 を このまま 帰す わけに は いか ぬ 。
罪 を 償って もらう !
もう 褒めて くれる 主人 も い ない と いう のに …。
今 まで 受けた 恩義 は 永遠に 消え ぬ !
う お ~ っ !
雑魚 で は 相手 に なら ん 。
俺 は 十 分 働いた んで な 。
ならば そこ で おとなしく して ろ 。
♪♪~
それ で うまく かわした つもり か ?
筒 は 見せかけ 中 に 仕込んだ 針 が 本命 だ 。
どう だ ? そろそろ 針 に ついて いた 毒薬 が 効いて きた だ ろ 。
もう すぐ 体 の 自由 が 効か なく なる 。
これ で 終わり だ な 。
《 せめて もう ひと 太刀 …》
で や ~ っ !
( シュウ ) 千 代 姫 ! ( 千 代 ) シュウ 様 ! ( シカマル ) ナルト !
( チョウジ ) あれ ? なんで 千 代 姫 と 一緒な の ?
タテワキ の おっちゃん から 頼ま れて な 。 ( い の ) え ? タテワキ ?
ああ ものすごく 強 ぇ 侍 の おっちゃん だ 。
余計な 邪魔 が 入った が 無事に 任務 は 終え られ そうだ な 。
( 綱 手 ) 此の 国 は 大国 の 手 に 落ちた か 。
これ で 暁 の 力 を 利用 しよう と する 輩 が →
また 増える な 。 それ で ナルト たち は ?
念のため 国境 の 峠 を 越える まで 見届けて き ました 。
♪♪~
2 人 と も 無事に 彼 の 国 へ 連れて いった 。
お姫様 も ちゃんと 迎え入れ られた よ 。
今 は 他の 大名 たち と 一緒に 移動 して る 。
やられた 様子 なんか ない 。
そう か … それ が 知り たかった …。
( カルイ ) 今 だ ! 一斉に 取り押さえろ !
待つ って ば よ !
叶う の なら 成長 した お 二 人 に お 会い し たい が …。
今 の おっちゃん の 姿 見たら 2 人 が 悲しむ んじゃ ねえ か 。
そう だ な 。
もはや 何の 未練 も ない 。
♪♪~
自分 で 決着 を つけた の か 。
ああ 最後 は 自分 の 意思 で 。
侍 の おっちゃん らしい って ば よ 。
《 俺 も 自分 の 信念 を 貫き通す 。
約束 だ おっちゃん 》
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
今回 は ご覧 の 豪華な 歌手 10 組 の 皆さん に よる →