NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 15 - 327 - 九 尾
( 四 尾 ) で お前 俺 に 食わ れて っけ ど どう すんだ ?
( ナルト ) な … そう だった って ば よ 。 どう しよう ?
俺 を 止める 方法 なら ある ぜ 。
代わり に 鎖 を 解いて くれる って ん なら →
教えて やら ん で も ない 。 孫 !
じゃあ その 止める 方法 って の を 教えて くれ 。
その 前 に ひと つ 言 っと く が 。
俺 は 基本 人 柱 力 の 人間 を 信用 し ない こと に して る 。
尾 獣 と お 友達 に なり たい なんて バカ は →
なおさら な こと 。
つまり 俺 様 を お前 が 助けた と して も →
お前 の 味方 に なる なんて 思う な よ 。
( 九 尾 ) あぁ 当然の 反応 だ な 。
(( マダラ : 九 尾 … 今 の お前 は 一 時 に 結 節 した 仮 の 姿 に 過ぎ ん 。
分散 した 力 の 一部 で しか ない 。
黙れ !
知 の 足ら ぬ ただ の 不安定な 力 で しか ない 。
黙れ !
お前 に 導き を 与える 者 それ が うち は だ 。
お前 ら 尾 獣 は 瞳 力 者 の しも べ で しか ない 。
黙れ !
( マダラ ) 従え !
( 柱 間 ) 九 尾 … お前 の 力 は 強大 すぎる 。
悪い が 野放し に は して おけ ん 。
( ミト ) あなた が 力 を ふるえば 憎しみ を 引き寄せる 。
私 の 中 で じっと して いて ください 。
( クシナ ) あなた も 私 も →
つい てる ほう じゃ ない の は 確か ね 。
あなた は 世界 の 抑止 。
そして 私 は あなた の 抑止 。
大した 力 も ない くせ に 勝手な 理屈 を 押しつけ →
一方的に 縛りつける 。
( ミナト ) よし あと は 八 卦 封印 だ 。
九 尾 を ナルト に 封印 する 。
わし を また 封印 する 気 か ?
しかも あんな ガキ に !
クシナ ! 大丈夫 ?
よせ !
八 卦 封印 !))
( 九 尾 )16 年 前 の あの とき も そう だった 。
(( ここ は …。
( 泣き声 )
《 あの ガキ の 中 の ようだ が …。
これ は … 八 卦 封印 ?
なるほど 四 代 目 火影 の ヤツ →
わし の 力 を この ガキ に 使わ せよう と いう 魂胆 か 。
存在 の 半分 を 封印 さ れた と は いえ ナメ られた もの だ 。
人 柱 力 ども が ! あれほど の 拘束 を かけ ねば →
とめ られ なかった この わし を …。
これ しき の 封印 で !
とはいえ さすが に 今 すぐに 破れる ような →
代物 で は ない か 。
だが すき間 から チャクラ を 流し 続ければ →
いずれ 緩んで いく の は 必定 。
いい だろう おもしろく ない が ここ から 出て いく ため だ 。
せいぜい ガキ に 力 を くれて やる 》
今日 の 体 術 の 授業 ひどかった な 。
ドベ は 学校 来る な よ ! 目障りだ し !
100 年 経って も 忍者 に なんか なれ ねえ って 。
う っせ ぇ ! 痛い 目 見せ っぞ !
やって みろ よ ! ほうら !
後悔 す んな よ ! や ぁっ !
えっ !?
イタッ …。
(3 人 ) アハハ ! だせ ぇ !
《 まったく いつまで 待た せる んだ 。
お前 が 力 を 使わ なければ 封印 が 緩ま ない だろう が 》
クッ ! 今に 見返して やる かんな !
( イルカ ) アイツ は 木 ノ 葉 隠れ の 里 の →
うずまき ナルト だ !
イルカ ! お前 を 後 に する っ つった が やめ だ !
さっさと 死ね !
イルカ 先生 に 手 出す な !
殺す ぞ !
バ … バカ ! なんで 出て きた ! 逃げろ !
影 分身 の 術 !
ようやく か 。 チャクラ が 集合 して 狐 の 形 に なる 。
クソ くらえ !
今 の ところ 生命 の 危機 や 感情 の 高ぶり が →
わし の 力 を 使う カギ の ようだ な 。
だが 無意識に 使って いる くらい で は まだ 足り ん 。
わし の 存在 を 意識 し 恒常 的に 力 を 使わ せる 必要 が ある 。
( 自 来 也 ) よくぞ 聞いたり !
妙 木山 蝦蟇 の 精霊 素 道人 →
通称 ガマ 仙人 と 見 知り おけ い 。
せ 仙人 ?
コイツ は たしか 四 代 目 火影 の 師 だった 男 か 。
おおかた 弟子 の 意志 を 継いで →
小僧 に わし を 制御 さ せる 腹 だろう が →
まあ 今 は 都合 が いい 。
な ? なんだ よ ?
修業 は ここ まで だ 。
死に たく なかったら 自分 で なんとか しろ の う 。
え ?
うわ ぁ ~ っ !
ガキ が ここ まで 来た か …。
うわ っ !
この 場 で 食い 殺し たい が この 門 が 開か ぬ 。
忌 々 しい 封印 だ 。
お前 … お前 は →
九 尾 !!
貴 様 の ほう から わし に 近づいて くる と は →
なんの 用 で ここ へ 来た ?
コラッ ! アホ 狐 !
俺 の 体 に 泊めて やって んだ から →
家賃 と して お前 の チャクラ を 貸し や がれ !
ハハハ !
よかろう 。 ここ まで 来た 褒美 だ 。 くれて やる !
え ? えっ !?
うわ ぁ ~ っ !
口 寄せ の 術 !
あっ !
やった って ば よ ! 口 寄せ の 術 成功 !
( 九 尾 ) アホ な ヤツ だ わし の 力 を 我がもの顔 で 。
だが これ で ヤツ は わし と いう 存在 を 明確に 感じ →
今 まで 以上 に 力 を 使う ように なる フフッ 。
は ぁ ~!!
牙 と 爪 の ある ヤツ って えっ と えっ と …。
《 行か せる わけに は い かね えん だ 。
サスケ は 俺 が …》
( 九 尾 ) そうだ 。
ぐ わ ぁ ~!!
( 九 尾 ) どんどん 力 を 使う が いい 。
お前 が わし の 力 に 頼り チャクラ を 引き出す ほど →
この 封印 は 弱まって いく のだ から な 。
ん ? ( 足音 )
砂 隠れ の 風 影 が →
暁 と いう 組織 の 者 に 連れ 去ら れた と →
たった今 連絡 が あり ました 。
( 綱 手 ) これ より カカシ 班 に 改めて 任務 を 言い渡す 。
( 九 尾 ) たしか 一 尾 の 人 柱 力 は 小僧 の 顔見知り だった か 。
3 年 の 修業 の 旅 で 小僧 は ずいぶん 力 を つけた 。
だが それ は 以前 より →
わし の 影響 が 及び やすく なった と いう こと で も ある 。
さて …。
ぶん 殴って やる 。
《 カカシ : あれ が 自 来 也様 が 言って いた …》
( 九 尾 ) この 程度 で 暴走 しかける と は …。
だいぶ 封印 が 弱って きた な 。
だが あと 少し 。
小僧 から 更に 強い 憎しみ を 引き出せれば →
わし の 力 を 送り込み 一気に 封印 を 破壊 できる 。
あと 少し だ ))
(( 俺 の 前 で 自分 の もの みて ぇに →
サスケ の 名 を 口 に すんじゃ ねえ !
( 九 尾 ) コイツ は うってつけの 相手 の ようだ な 。
小僧 ヤツ が 憎い か ? 消して しまい たい か ?
ならば 来い わし が 力 を くれて やろう 。
( サスケ ) 千鳥 流し !
( 九 尾 ) チャンス だ ぞ ナルト 。
わし と お前 の 力 を 見せつけて やれ 。
さ ぁ 誰 を 殺し たい ?
もう テメエ は 出て くん な 。
俺 は もう お前 の 力 なんか 必要 ねえ 。
今 まで 事 ある ごと に わし を 利用 して きた の は →
どこ のど いつ だ !
( 九 尾 ) わかって いる はずだ ぞ 。
お前 は 一 人 で は 何も でき ん 。
わし の 力なく して 強大な 敵 に どう 立ち向かう ?
世界 に 痛み を 。
ヒナタ !
( 九 尾 ) 封印 を 解け 。
そう すれば お前 に すべて の 力 を 託して やる 。
すべて を 壊せ 。
苦しむ もの すべて を なくせ 。
お前 の 心 を すべて わし に 預けろ 。
そう すれば 苦しみ から お前 を 救って やる 。
こっち に 来い 。
さ ぁ この 封印 の 札 を 引きちぎって くれ 。
お前 は …。
( ミナト ) 封印 を 組み 直す 。
だが これ で 最後 だ 。
亡霊 に 封印 を 閉め 直さ れる と は な 。
だが まだ 機会 は ある 。
フフフッ !
わざわざ カギ の ほう から 飛び込んで こよう と は 。
これ で 小僧 の 意思 さえ 乗っ取れば →
いつでも 自由に なれる と いう こと か 。
何 だって ば よ 。
本当の お前 は どこ に 行った ? 感じ ない ぞ 。
ここ に いる だ ろ 。 お前 の 目の前 に よ 。
( 咆哮 )
そう か わし の 力 を コントロール する 気 だ な ?
八尾 と 組んだ か !
九 尾 の 人 柱 力 と あろう もの が 情けない !
仙法 超 大玉 螺旋 丸 !
《 速い !》
わし に 勝てる と 思って いる の か ?
じゃ ねえ と 封印 開けたり し ねえ だ ろ !
おりゃ ~ っ !
ぬ お ~ っ !
風 遁 螺旋 手 裏 剣 !
ぐ わ っ !
お前 に わし の 力 を コントロール する こと など でき ん !
お前 は わし の 憎しみ の 小さな 一部 !
ぐ わ ~ っ !
この チャクラ … クシナ か !
多重 影 分身 の 術 !
♪♪~
螺旋 超 多 連 丸 !
のぼせる な !
仙法 超 大玉 螺旋 多 連 丸 !
もう ひと 押し !
《 何 だ この 力 は !?》
う う っ … 飛んで け !
♪♪~
わし を 怒ら せた な ナルト !
♪♪~
《 こりゃ 六 道 の …》
覚えて いろ ナルト !
クソッ ! わし と した こと が なんて ざま だ !
だいぶ 持っていか れた な 。
たかが … たかが …。
アイツ は いったい 何 な んだ ?))
♪♪~